隆生の独り言日記(29年1月~6月)



平成29年1月から6月まで
 

6月30日(金)
 最近、将棋界は藤井聡太君の連勝記録で話題が沸騰しているが、それに呼応して、今日将棋界の神童と言われた加藤一二三9段の引退会見があった。たまたまたまった仕事を片付けていたとき運良く生中継を見ることが出来た。会見の印象は実にさわやか。確か私より2歳ぐらい年長のはずだと思うが、現役63年というのは実にすごい。プロになったのは14歳7ヶ月で当時の史上最年少棋士・史上初の中学生棋士で藤井総太君がプロになるまで史上最年少プロ記録は破られていなかった。棋戦の歴史もすごい。公式戦通算成績が1,309勝となり、通算勝数が歴代単独2位。そしてさらにすごいのは、通算負け数の1,098敗は史上最高。負けの多いのは如何に現役が長く、公式戦に常に顔を出していたことになる。
 エピソードで特に有名なのは「ひふみんアイ」で対局者の後ろに立って、反対側から盤面を見ることだった。どちらから見ても結果的には同じだが、相手の立場になってみると、打つ手が見えてくると言う。これは囲碁でもよくあることで、記録係から棋譜を借りて、相手側の立場になって棋譜を見ることと同じである。小林光一がよくこの方法をやっていた。
 引退会見の模様は次のHPから見ることが出来ます。(120670)
   http://digital.asahi.com/articles/ASK6Z63VRK6ZUCVL01W.html


6月29日(木)  ヒアリ騒動
 中国の南沙港から運ばれてきたヒアリが神戸港を初め、名古屋港でも発見された。日本での3例目である。ヒアリは猛毒を持った南米原産で、刺されると火傷のような激しい痛みがあるばかりでなくアナフィラキシーショックを起こし、時に死に至るため殺人アリの異名を持っている。
 そのアリが名古屋港の鍋田埠頭にも発見されたことは人ごとではない。今までヒアリは日本で発見されていなかったが、日本では、2005年に外来生物法に基づく特定外来生物に指定されている。これが現実の特定外来生物になってしまったことになる。まだどこまで拡散しているか不明だが、特に要注意と言うこと。
 名古屋港で発見された記事は次のHPを見て下さい。
   http://digital.asahi.com/articles/ASK6Y63QMK6YOIPE02L.html


6月27日(火)  東員町歴史よもやま話(公民館講座)
 地元の文化協会で広報委員を担当しているが、3年前に近くの猪名部神社の宮司さんを取材したことがある。それが縁で東員町の「歴史よもやま話」を3年間執筆して頂いた。その結果などを基に改めて「歴史よもやま話」の公民館講座を開講して頂くことになり、私も改めて受講することにした。特に現地に出かけて歴史を確認するとのことで期待したい。
 今日はとりあえず東員町の古地図から地名のいわれなどを勉強。


6月26日(月)  藤井聡太4段の29まで連勝新記録を達成(朝日新聞6月26日速報)
 丁度1週間ぐらい前に、句友とホームページビルダーの操作方法を電話をしながらパソコンをいじっているうちに突然ホームページへの設定方法がすべて消えてしまった。ibukinetHPはすぐ復旧したが、私のHPは設定情報が不完全で接続できない状況が続いていた。レンタルサーバーの管理会社に何度も質問した結果、やっと今夜復旧した。
 そして復旧した頃ビッグニュースが飛び込んできた。
 将棋の藤井聡太4段が公式戦連勝記録を29まで伸ばし、単独新記録を打ち立てた。まさに前人未到の偉業だ。
 私は将棋をよく知らないが、増田4段が投了したときの盤面を見ると何となく、あと数手で詰みが見えるような印象だった。
 ニュースでは聡太君のいろいろなエピソードが紹介されたが、学校帰りに将棋のことばかり考えて溝の落ちたとか、20数手もの創作詰め将棋を考えたとか、いろいろある。学校帰りの時は将棋盤を頭に描いて、詰め将棋などを考えていたのだろう。
 碁の場合でいくと、詰め碁は10数手までが限度で、普通は数手の詰め碁が多い。そして頭に碁盤を描いて詰め碁を解くのは数手まででシンプルな石しか置いていない。私の頭の中と聡太君の頭の中は大違いである。
 いずれは連勝記録は途絶えるが、将来は絶対に複数のタイトルを取るであろうことは容易に想像出来る。
 今後がますます楽しみである。
 なお29連勝したニュースの速報は朝日新聞の次のHPを見て下さい。
   http://digital.asahi.com/articles/ASK6V038WK6TUCLV00Q.html

 中断中の日記については徐々に思い出しながら書き足していきたい。(120630)


6月18日(日)
 伊吹嶺運営委員会。行事的には栗田主宰の第2句碑除幕式も無事終わって、その模様を丹羽同人会長から報告された。
 あとは11月に行われる20周年記念大会の準備にかかる。皆さんそれぞれ持ち場の分担で順調に行われることになると思う。

 丁度今頃は今月のibukinet原稿が集まっている最中で、その中の1つを紹介したい。
 ネット部の野島さんからの「環境と俳句」の中で、名古屋市内にある桑山美術館で現在、「自然を映す 心を映す~日本画から1句~」という企画展が行われています。いわば日本画と俳句のコラボです。以下にその一部を紹介します。

  上村敦之の「秋汀」  「木曽川の今こそ光れ渡り鳥  虚子」 
 
  酒井三良の「春浅し」  「春浅き人の会釈や山畑  蛇笏」  

  菱田春草の「暁霧」  「朝霧や船頭うたふ最上川  子規」   

  横山大観の「杜鵑」  「時鳥われより上に山もなし 子規」  


などいろいろある。最近このような美しい風景画なくなりつつあるが、美しい自然は絵画でしか見られないのか。そんな日本になるのはかなしいことだ。
 なお桑山美術館の企画展については次のHPから該当の企画展をクリックして下さい。
 ただこの企画展は7月2日までしか開催されていないので、名古屋周辺の方は急いでお出かけ下さい。アクセスは地下鉄「川名」駅から徒歩7分とあります。
(120532)

  http://www.kuwayama-museum.jp/


6月17日(土)  藤井聡太君27連勝   
 このところ藤井聡太4段の活躍に目が離せない。今日はまたまた第11回朝日杯将棋オープン戦で東大生の学生名人の藤岡隼太さんに勝つことが出来た。これで神谷広志八段の最多連勝記録まであと1勝となった。次は21日の王将戦1次予選で澤田真吾六段との2回目の対戦となる。こうなったら最多連勝記録を塗り替えてほしいものだ。
 なお今回は朝日杯戦であったので、棋譜がHPに掲載されている。私は将棋をよく知らないが、一通り並べてみたがどこが戦いのポイントがよく分からない。ただ投了した106手目を見ると素人でも藤井4段が優勢であるのは一目見て分かる。投了後はあと8手で詰みとなるそうだ。
 この対局の棋譜は次のHPを見てほしい。初手から投了までの106手まで並べることが出来る。

   http://www.asahi.com/shougi/asahicup_live/fujii_souta/?iref=pc_extlink


6月16日(金)  藤井聡太君26連勝
 政治の世界では共謀罪強行採決、加計学園ではあるはずのメール記録がなかったことにするという政治の劣化が甚だしいが、一方、将棋の世界では明るいニュースである。またまた将棋の藤井4段の快挙である。第76期名人戦の順位戦で瀬川五段に勝って、これで26連勝となった。本当にすごい中学生だ。
 今回は持ち時間が各6時間で1日がかりである。名人戦のタイトル戦が2日制の持ち時間が9時間であるためだ。
 これならこのまま28連勝を目指してほしい。
 今日の新聞内容のHPは次をクリックして下さい。(120500)
   http://digital.asahi.com/articles/ASK6G44XWK6GPTFC00B.html


6月15日(木)
 チングルマ句会では、今年も名鉄犬山ホテルで食事会。若干の昼食割引と飲み物の無料券の6月末の期限ぎりぎりの今日となる。
 吟行ではホテル周辺と有楽苑。
 夜は定例のいぶきネット句会の合評会。最近新入会員が急に増えたが、感想としてはレベルの高い会員とまだ俳句になっていない会員の差が大きすぎるので、合評会を進めるのに問題句ばかり発言が続くと、合評会が時間内に終わらないのが悩み。


6月14日(水)
 これまで度々この日記が中断ばかりしていたため、俳句のことをあまり書くタイミングがなかった。一寸遅いが今月の角川の『俳句』6月号は創刊65周年記念号とか。65名の俳人の皆さんに、5句と「俳句の未来」というミニエッセイが企画されている。興味のあるのは、65名の「俳句の未来」で何を発言していたかだ。ほとんどがご自分の体験から、俳句は今後どうなるかの発言だ。
 その中で関心のあったのは、2つでその1つは、若者への手渡しが必要というもので、わずか2名しか書いていない。1名は鷹羽狩行で「ジュニアに期待している」こと、そしてもう1名は栗田先生で「俳句を後世に正しく伝えるためには若者の力が必要だ」というもの。
 次の関心事は俳句で環境のことを考えていく必要性を述べられていることで、3名しかいなかった。そのうち稲畑汀子は「温暖化の進展が心配で、自然から学ぶ重要性の心」を述べ、次は鍵和田秞子で「俳句は季語が大切で、自然保護こそ地球が穏やかに生きていく道」と述べ、3人目は茨木和生で「外来種が桜を絶滅に追い込もうとしていること、棚田、山畑の放棄などを憂い、損なわれていない自然を次世代につないでゆく任務の必要性」を力説されている。
 いずれも私自身共感するもので、俳句を若者に伝えることと環境保全を次世代に繋いでいくことの2点を述べられている俳人がわずか5名しかいないことに心配している。(120483)


6月13日(火)
 名古屋句会。岡野さんが以前から進められていた句集『松の芯』が完成された。栗田先生からお許しを得てから案外早いペースから今回の出版となった。岡野さんは今年9月で傘寿を迎えられることとなるが、それに間に合ったことになり、めでたいことと思う。これまでたびびこれまで度々校正をさせて頂いたので、おおよその内容は分かっていたが、改めて1冊の句集として読むと、充実した句集となっている。
 いずれじっくりと読みたいと思うし、句集紹介を伊吹嶺HPの落書で紹介したい。


6月10日(土)
 環境学習サークルみえの定例会。今月も話題になったのは、四日市の奥(四日市市足見川と四日市市桜地区)にメガソーラーの設置計画問題。再生可能エネルギーを作り出す観点からは火力、原発よりも安全で、温暖化に効果はある。
 しかし自然破壊の問題をはらむこととなると、簡単に済まない。ここだけで東京ドーム35個分の山林がつぶされる。そしてここには生態系の頂点に位置するオオタカ、サシバが棲んでおり、ともに絶滅危惧種である。ということは生態系を作る食物連鎖の小動物、植物などが繁殖していることになる。その他、ホトケドジョウ、シデコブシなども絶滅する恐れがある。
 従ってメガソーラーによりこれらの自然が破壊され、山林伐採により大雨被害も発生する。仙台市などでその実例がある。
 結局ここらあたりは住民もいないことから、計画通り進められそうである。
 愛知万博の時、海上の森に瀬戸会場を作ろうとしたとき、オオタカ生息地があったため、会場変更と大幅縮小されたことを忘れてはならない。万博のため、対策は行ったが、四日市市の山奥では何もしなくてもよいことにはならない。

 定例会のあと、東員町文化協会の広報『ひばり』に特別寄稿を書いて頂いたお礼のため、煌星の石井さん宅に寄る。現在、俳人協会の三重県支部長となって活躍されている。結社内では毎月すべての支部に顔を出して指導されているとか。1ヶ月に作る俳句は300句ぐらいだとかでびっくりしてしまう。(120467)


6月9日(金)
 2ヶ月に1回、黄斑変性のため、眼科に通っているが、久しぶりに瞳孔を開いた状態で検査される。こんな時は外ではまぶしく目が開けられないし、それが4~5時間続く。これ以上目は悪くなりたくないのでやむ得ない。ただ加齢のため少しずつ見える物がゆがんでくる。


6月8日(木)
 先月から始まった津島カルチャーセンターの俳句講座の2回目。今日も体験見学会が1名増えて、来月から入会してもらえるとのことで一安心。
 これまで東員町で行ってきた公民館講座ではまるっきり初めての方ばかりで、最初からの教え方に苦労したが、今回の受講生の中にはもう「に」「の」「を」などの助詞の使い方、歴史かな遣いなどを教えてほしいなどがあって、びっくりした。
 助詞の使い方は入門書通りの教え方でなく、悪い使い方も教えないと本当の使い方が分からないので、これから悪い例を探すのも大変と思った。(120417)


6月7日(水)  藤井聡太君23連勝
 御在所岳の俳句ingの選句。御在所岳の麓に近づくに従い、土砂降りの雨。おまけに寒い。
 今日は3月~5月の投句。春になるとやはり投句が多くなるし、よい句も多い。

 スマホで夕方のニュース速報を見ていると、将棋の藤井4段が上州YAMADAチャレンジ杯トーナメントの早指し将棋で1日3局の早指し将棋で3連勝して、とうとうデビュー以来23連勝を重ねる。これで連勝記録は歴代単独3位となり、羽生3冠も抜いてしまった。まさに恐るべき14歳だ。今瀬戸市では子供たちに将棋ブームが来ているという。こういうブームは大いに結構だ。いずれタイトルも取ることだろう。(120404)


6月6日(火)
 しゃくやく句会では毎年、春と秋に吟行に出かけているが、今日は栗田先生の寒月句碑を見に行くついでに、山下鵜匠さんの喫茶店に出かけ、鵜小屋を見学する。しゃくやく句会の皆さんはいずれも初めての見学と言うことで、喜んでもらえた。
 そのあと誓子・多佳子師弟句碑も見に行く。火事にあってから初めて見に行ったが、句碑がある四阿は何とか健在であった。
 最後は川原町の蔵の茶房で雰囲気を味わいながら、ミニ句会。
 吟行も吟行句会もあまり経験がなく、少しでも勉強のためで今後とも続けたい。
 写真は山下鵜匠さんの鵜小屋の前でのメンバー。忙しい人や、歩けない人がいないので少しさみしいメンバー。


6月5日(月)
 いつもの定期診察。診察は午前中で終わるので、そのまま帰るのももったいないので、どこかぶらぶらしたいが、名古屋市の施設はどこも月曜日は休みなので、病院の近くの鶴舞公園をぶらぶら。
 鶴舞公園は名古屋市に住んでいたときはいつものジョギングコースの一つ。今はただうろうつくだけ。今頃は薔薇、花菖蒲、紫陽花が同時に咲く。それぞれは少しずつ微妙に花の盛りは違うが、あまり気にしないで歩く。
 日盛りは暑いが木蔭は薫風ですがすがしい。下の写真は今日の3つの花。(120377)

     


6月4日(日)
 小学校の6年だけのクラス同窓会。確かクラスは40数名だったと思うが、そのうち14名というわずかな出席。1クラスだから、このくらいで仕方ないか。4年ほど前に行ったというが、私はここ10年ぐらい出席していない。それまでは結構仕事と重なって出席出来なかった。昨年からは完全にリタイヤしたので、曜日に関係なく、俳句に関係ないときは出席出来る。
 今年は喜寿の歳と言うことでたぶん最後となるかも知れないとのことで、あわてて出席した。
 このクラスは結構団結力があり、よくまとまっていたし、過去何回かはよく出席していた。
 男は年齢相当に年取っているのが分かるが、女性はよく分からない。名前を聞いても旧姓で聞かないと分からない。
 久しぶりに利害関係なく、フランクな気持ちで話し合うことが出来た。(120365)


6月3日(土)  アメリカ・トランプ パリ協定離脱表明
 今朝の新聞はどこもトップで、アメリカのパリ協定離脱のニュースばかりだ。
 以前から予想されていたことだが、トランプのやりそうなことだ。
 パリ協定とは地球温暖化対策の国際ルールで、2015年12月にCOP21で採択されたもの。そして今後各国で批准されるスケジュールであったが、トランプの離脱生命で、また地球が温暖化地獄に陥る可能性が出てきた。
 ニュースの内容は次のHPに譲るとして、ここは二人の首脳の発言を紹介したい。
 ドイツ、メルケル首相:私たちが他の人(国)に頼り切る時代は過ぎ去りつつある。自分たちの将来のために自分自身で闘わなくてはならないことを私たちは知るべきだ。(今年のG7の後での演説)
 アメリカ、オバマ元大統領:「世界を低炭素社会にするため、そして私たちが子どもたちに残す地球を守るための国際的な合意に沿って、1年半前に世界はパリで一つになった。」そして、「たとえアメリカのリーダーシップがなかろうと、現政権が未来を拒否する一握りの国に加わろうとも、アメリカの州や都市、産業界が率先して未来の世代のために、一つしかない地球を守るものだと私は確信している」
 実際にアメリカ国内の企業では、将来の温暖化対策技術の継承と国際的にも温暖化対策技術の競争力維持のため、パリ協定離脱反対姿勢も多い。
 
 私自身は三重県温暖化対策推進委員に任命されており、トランプのような大統領は要らない。(120352)
  http://digital.asahi.com/articles/ASK617VQPK61UHBI038.html


6月2日(金)  藤井聡太君20連勝
 今、将棋界で藤井4段の連勝がいつまで続くかが関心の的である。今日はその20連勝を賭けた棋王戦予選決勝が行われた。午前中から行われていたが、千日手により指し直しとなるハプニングもあった。そして午後からの差し直しでは藤井4段の大逆転で勝利し、20連勝を達成した。驚くべき14歳である。これで連勝記録も6位タイとなり、棋王戦とともに竜王戦も決勝トーナメントに入ることが出来た。
 私は将棋のことはあまりよく知らないが、千日手という名前ぐらいは知っていたが、内容はよく知らなかった。調べてみたら、千日手とは、「両対局者の持ち駒の種類や数、手番が全く同じ状態が1局中に4回現れると千日手になる。千日手になった場合はその勝負をなかったことにする。」とのこと。結局今日は午後から差し直しなった。
 囲碁ではこれに似たものに「3コウ」がある。これは盤面でコウが3つ出来ると互いにコウを繰り返すことになるので、無勝負になる。と言うことは再対局となるので、将棋の千日手と同じになる。
 それにしても20連勝にきわめてまれな千日手のおまけもついた。
 明日の新聞ではデカデカと書かれることになるだろう。(120334)


6月1日(木)  愛知にジブリパーク(中日新聞2017.6.1)
 今日の中日新聞によると愛・地球博記念公園をジブリパークに生まれかわらせるという。ジブリというと万博ではサツキとメイの家を思い出す。
 新聞記事ではよく分からないが、このサツキとメイを中心に周辺を整備するのかと思ったが、どうもそうではないらしい。「生まれかわせる」というのは万博記念公園を全面的に生まれかわせるように読み取れる。他に朝日新聞では「地球博記念公園にジブリパークを」とあり、微妙にニュアンスが違う。まだ確定的なことは分からないが、以前の青少年公園が名前も中身も変わってしまうのだろうか。
 そして木々の伐採など新たな開発はしないとあるが、本当だろうか。国内外からの観光客の呼び込み、東部丘陵線「リニモ」の経営再建のてこ入れが透けて見える。観光化とリニモのために自然破壊があってはいけないと思うが、これからの成り行きを見るしかない。
 なお中日新聞は次のHPをクリックして下さい。(120324)
   http://chuplus.jp/paper/article/detail.php?comment_id=462557&comment_sub_id=0&category_id=112&ref=rank


5月29日(月)  東京都、白熱電球、ただでLEDと交換(朝日新聞2017.5.28)
 70何回目の誕生日。だんだん体力の衰えを感じる毎日。
 昨日の新聞だが、東京都では白熱電球2個とLED電球1個と交換するという。都が交換用に用意するのはLED電球100万個で事業費は18億円。これにより電気料金を年約23億4千万円、CO2排出量を年約4・4万トン減らせるという。
 目的は小池都知事お得意の環境対策だが、都議選対策も透けて見えるのが正直な感想。(120287)


5月28日(日)  アルファ碁が3連勝
 毎年、春と秋に桑名の豪商の諸戸邸を解放しているので見に行く。ただ現在、屋敷全体を修復中なので、庭園のみの開放。今頃は花菖蒲がきれいで時々出かける。しかし今年は何でも季節が遅く、まだちらほら。ただ途中休憩した茶室の縁側に座っていると、藤棚の隙間から差している日の光がレンズ効果で、どれも太陽の日の斑がちりばめているようで、思わぬ現象に疲れを癒やしてくれた。
 それにしても今日は車を止めたスーパーから九華公園、諸戸邸を散策した約10000歩歩いただけで疲れる。ずいぶんとしとった実感がする。
 写真は茶室に光が差し込んでいる様子。

 24日の日記に書いたが、囲碁AIの進化はとまらない。結局アルファ碁と中国の柯九段との対戦はアルファ碁の3連勝で終わった。今後の展開も目が外せないところだが、関係者の間では、人間の棋士と人工知能の対局に一定の決着がついたという見方が出ていて、アルファ碁を開発したディープマインド社は、「これを最後に人間との対局は終える。」と発言しており、今後はアルファ碁で培った技術の医療やエネルギー分野への応用に軸足を移す、という。


5月25日(木)ー27日(土)
 いつも利用している旅行会社の企画で、誕生月のミステリーツアーに参加。応募の段階から行き先は一切分からないというもので、全体的に割安とのことで参加した。ただ2日間とも温泉宿泊で、乗車が新幹線の乗車時間だけが分かっているので、そこから類推すると、伊豆方面のツアーだろうと分かるがその通りだった。1日目は伊豆熱川温泉、2日目が堂ヶ島温泉の宿泊。伊豆方面は何回か出かけているので、行ったことのある観光地であった。それでも比較的のんびりとした行程で、老人向きであらかじめ募集のはがきも一定年齢以上を対象であろう。
 観光地は修善寺、熱川温泉、伊豆急リゾートに乗車、、下田(了仙寺、ペーリーロード、お吉の墓のある宝福寺)、石廊崎、堂ヶ島湾内巡り、韮山、日本一の吊り橋という三島スカイウォークなど。
 3日間食べてばかりで、おかげで2kg体重増。
 写真は今まで行ったことのないペリーロード、石廊崎、三島スカイウォークからの富士山など。



5月24日(水)  アルファ碁人類最強に完勝(中日新聞2017.05.24)
 今日の中日新聞に上記のようなタイトルで今世界最強と言われている中国の柯九段に囲碁AIのアルファ碁が勝ったという。ここ数ヶ月、囲碁界は囲碁AI の話で持ちきりだ。そんなところでのアルファ碁の勝利である。
 以前の囲碁ソフトは単なる囲碁の打ち方だけを知っているソフトがあったが、2000年代に入って、モンテカルロ法を用いた囲碁ソフトが開発された。しかしこれは一種のシミュレーションによる終局までのシミュレーションで最善手を読むものなので、全体的に優位性を評価する物なので膨大なメモリとCPUが必要だった。しかしこれでもアマ高段者程度の実力しかなかった。
 それがgoogleソフトによるディープマインド社がディープ・ラーニング(深層学習)法によるソフト開発により一気にプロ高段者に互先で勝つようになってしまった。
 深層学習とはニューラルネットワークの多層化という定義だそうだが、囲碁AI では「プロの3000万種類の打ち手を見せて学習させ、対戦する人間の動きを57%の確率で予測できるようにした。」とあり、また「過去の膨大な棋譜を覚えさせ、さらにAIの自己対戦を数百万回繰り返し、勝ち負けの経験を重ねる中で徐々に勝ち方を身につけていった。」というものである。
 そして今日のニュースである。柯九段とはあと二局の対戦があるが、いずれにしてもビッグニュースである。
 日本では加藤英樹が開発したZenも強く、井山六冠にも勝ったことがある。そして今更に強い「マスター」が登場している。まだ詳しいことは分からないが、google社のアルファ碁の後継機種だと言われている。こちらは今のところ負けなしの強さである。
 私も最近興味を持って時々、囲碁雑誌を買って読んでいるが、最近はマスターの棋譜が掲載されているが、私にはよく分からない。棋譜の説明をなぞっているだけである。
 いずれにしても囲碁AI が人間に勝つようになっても、囲碁界の話題は日本人の棋力の動向であり、井山六冠の強さを実感することが人間の囲碁を大事にすることである。

 一方、将棋界では藤井聡太四段の連勝記録が明るい話題である。地元の瀬戸でも大いに盛り上がっていることであろう。
(120243)


5月23日(火) 1ヶ月以上のご無沙汰
 またまた日記を書かないまま1ヶ月以上の空白が出来てしまった。
 5月も終わり近くなり、今までのことを書きためても仕方ないので、改めて今日からスタート。ついでに壁紙が冬バージョンだったものを夏バージョンに切り替える。
 このところ毎日ドタバタしており、俳句では中川さんの第2句集の句稿を角川に送って、これでやっと中川さんに仕事は戻す。また栗田先生の句碑除幕式の模様をフォトブックにして、4名の方だけに送る。これでこの仕事も終わる。
 一方東員町文化協会の方の仕事は仕事は完全にボランティアの仕事だがやむ得ない。先月からつい先日の校了まで、編集、校正などで忙しいが、特にこの広報は写真が多く、つい昨日も「春の文協まつり」の写真が特定の団体の写真がダブって掲載され、まず日1日のことで時間切れになってしまう。私自身の責任ではないが、同じ広報委員として肩身の狭い思い。

 昨日は久しぶりに岐阜句会に出席する。しかし最近俳句の方もすっかり離れていて、全然出来ない。仕方ないのでこれまでの句を練り直す。案の定事柄俳句をまぶしたところ、この句だけが採られる。

今日から日記の再スタートをしたいが、これまで日記を少し書き足す。(120222)


5月21日(日)
 このところストレス解消のため、町の囲碁大会に出ているが、今日は初めていなべ市の囲碁大会に参加。参加人数だけでも100数十名。その中で一番ランクの低い初段の部で出る。
 珍しく快調に勝ち進み、最後の4回戦。序盤で早々、大石を仕留めてこれで優勝かと思ったら、最後のダメ詰めで余計なヨセを打って、最後は攻め合いとなってしまい、仕留めたはずの大石がコウになってしまう。相手は当然コウに相手をせずに、試合は終わってしまう。後味の悪い負けであった。まだまだ囲碁の勘が戻らず、詰めが甘い。それにしても釣り上げた魚はあまりにも大きかった。最後の福引きでいろいろな醤油セットを貰って良しとするしかない。


5月20日(土)
 久しぶりに環境学習サークルみえの例会に出席。今年の環境ボランティア活動がいよいよ始まる。この例会でいつも勉強会を行っているが、今日は最近の森友学園騒動であるメンバーが『古事記』の登場する神々の系図を黒板いっぱいに及ぶ模造紙に神々を調べ上げて、およそ100ぐらいの神が登場するのだろうか。イザナギ、イザナミから延々と神が生まれる。面白いことに二人からの子供以外にイザナギ、イザナミのそれぞれにも神が生まれたという。つまり男のイザナギからも神が生まれているという。神々には私達もよく知っている神が登場するが、聞けば聞くほど面白いがますます分からなくなってくる。


5月14日(日)
 昨年、しゃくやく句会で大安町の両が池傍のレストランで食事会をするとともに、近くを吟行したが、ここは草競馬が行われることを思い出して、今日だけ行われる草競馬を見に行く。
 予想通り田舎らしい長閑な競馬大会であった。近くのスーパーでおにぎり、おやつそしてビニールシートを急遽買い込んで芝生で座ってみる。
 しかしすぐそばを馬が走るので、結構迫力がある。と思えばポニーで子供が走るレースもあって面白い。中には馬具をしっかりと固定していなかったため、落馬した子もいて、少し可哀相。
 写真はサラブレッドのレース。動きが速いのでうまく撮れなかった。


5月11日(木)
 今日から津島カルチャーセンターで「俳句入門」の講座を開講。若山さんの応援も借りてやっと6名が受講。これから9回シリーズで進める。最初は堅苦しい講義はやめて夏井いつきの「プレバト」からタレントの俳句から、才能あり、才能なし、凡人を当てるクイズで始める。
 これからどんな講義になるのか、東員町の公民館講座のようには行かないだろう。


5月4日(木)
今日は40何回目の結婚記念日。毎年どこかへ出かけようとのことで、春の新緑と秋の紅葉の時に解放される愛岐トンネルをハイキング。天候にも恵まれ、トンネルを4つ潜る。終点は岐阜県との県境。
 途中で篠笛の演奏やケーナ、オカリナなどで中南米の音楽演奏が待ってくれる。
 トンネルは真っ暗でペンライトでないと歩けない。
 往復数時間かけてゆっくりとした時間を過ごす。
 ここを訪れたい方は次は11月末の紅葉シーズン。「愛岐トンネル」で検索すれば分かる。
 写真はいくつかのトンネルの内の1つ。出口には青楓が待っている。


4月25日(火)  第5回自然と親しむ吟行会(藤前干潟)
 毎年ネット部主催で行っている「自然と親しむ吟行会」も5回目を迎え、今年は藤前干潟の大潮に近い干潮時の吟行。句会場が狭いため参加人員は44名。また天候にも恵まれ、さい先のよい吟行日和。
 ここ藤前干潟は以前名古屋市の廃棄物最終処分場として計画が立てられたが、市民の激しい反対運動により、名古屋市も設置をあきらめ、その代わり12分類のゴミ分別の義務づけなど、当時はずいぶん振り回されたものである。
002年に渡り鳥ラムサール条約登録地に指定されたことより、干潟保全も進んでいる。
 実はここは昨年、ネット部のオフ句会で吟行に来たことがあるが、今年は昨年より春先の寒さのせいか季節が進むのが遅れているようで、いつもならシギ、千鳥が多く見られるが、今年はまだ全然渡ってきていなかった。その代わり鴨がまだ残っていた。浜昼顔も既に見られるはずが、今年はまだ花大根が咲いている状態であった。
 吟行、句会とも順調に進めることが出来、今日の吟行会は成功であった。
 写真は干潟で蟹の穴を見ているところ。


4月22日(土)
 毎年、三重県環境学習情報センターでは年3回、子供たちのためのエコフェアが行われる。
 今日は今年度最初のエコフェア。最近は歳の衰えのため、軽い仕事にして貰っている。
 今日はセンター内のクイズの受付担当、トイレットペーパーの芯を使った鯉のぼり工作など。
 今年から四日市市の小学校ではこの日が土曜授業のある日で、主に幼児を中心に、そして午後から小学生が集まる程度でさみしい来場者数。
 写真はセンタ内敷地で植物、動物などの自然探しの様子。ここは鈴鹿山麓の麓でまだまだ自然が残っている。一方、外来種生物も少しずつ進入している。


4月11日(火)  ベートーベン交響曲第8番(名フィル名曲シリーズ)
 またまた毎日の日記を書き溜めしている。今回は10日以上書いていなかった。

 今日は名フィルのベートーベンを聴きに行く。今年の名曲シリーズはベートーベンチクルスで全公演がベートーベン。そして今日は8番。ベートーベンの交響曲でいわゆる6番の田園を除いた偶数の今日曲があまり有名でないし、小曲が多い。私にとっても聞けば分かるが、あまり思い出せない。
 しかし今日のプログラムを読むと、「この曲はベートーベンのシンフォニーの中で比較的おとなしいと言われているが、さにあらず。7番と対になるかのようにして成立したこの曲は、リズムが乱舞する自由奔放で、規模の大きい7番とは対照的に引き締まった逞しい魅力を備え、音楽的ユーモラスも漂わせている。」と評価している。これからこの曲を聴くときは、7番と比較して聴きたいものだ。そしてその魅力をもう一度確認したい。(119746)


4月9日(日)
 あるお願い事があって、始めて蟹江句会に参加。この句会は若山さんを中心に小さい句会であるが、よく勉強なさっている。毎月「伊吹嶺」誌の同人作品から好きな10句を発表している。これにより「伊吹嶺」の同人の皆さんの区を勉強することになる。よいしくみだと思う。また投句も7句でいつも在庫のない私にとっては大変で昨夜あわてて作って参加した。


4月8日(土)
 環境学習サークルみえの例会で今年度初めてなので、総会も兼ねている。1年間を振り返ってみると、随分と活動しているものと感心する。私もこの1年間、約15回もお手伝いをしていた。だんだん年を重ねることにより身体を動かす活動はつらくなってくる。
 総会が終わった後のフリートーキングでは皆さん一様に、嘆くのは自分自身もそうだが、会員の高齢化と日本全体が環境に後ろ向きな姿勢が目立つような気がすると言う。特にパリ協定が温暖化ガスの削減が各国の自主目標となったことにより、遠い将来は大風呂敷を広げるが、近未来は極めて消極的だし、、またトランプが大統領になってパリ協定を反故する方向が見えてきて、一体私たちは何をよりどころにして活動しているのかまで考えてしまう。


4月6日(木)
 今月行う予定の「自然と親しむ吟行会」の案内資料の袋詰め。最初に手順を決めて、あとは皆さんに袋詰めをして貰う。こうすることによりいきなり動くより段取りがよくて結果的に早く終わる。
 あとは当日の天候がよいことを祈るばかり。
 早く終わったのであとはお喋り。話題はネット部の悩みと病気、健康のことばかり。
 家に帰ってからヤマトに宅配便を出しに行く。ヤマトは午後7時まで持ち込めば今日の受付になるので多分早く届くと思う。


4月2日(日)  タンゴデュオコンサート
 最近とんと生のタンゴを聴かなくなってしまった。時代が変わって私のようにいつまでもタンゴばかり聴く連中はいなくなってしまったのか。
 本当に小さなホールだが、守山区のさくらホールでバイオリンの水野慎太郞とピアノの綾部美和子のデュオの演奏。お二人ともアルゼンチンで勉強されてきたのとのこと。
 曲は現在風で特にピアソラが多い。またピアノの綾部さんの作曲した「群衆」が特に気に入った。あたかも映画「天井桟敷の人々」のラストシーンを見ているようだった。そのくらい雰囲気がよく出ていた。


4月1日(土)
 チングルマ句会。栗田先生の句碑除幕式の直後なので、句碑の句が多かったし、よい句もあった。
 私も3句程出したが、そのうち2句はまずまず。


3月31日(金)  丈草を偲ぶ会・俳句大会
 以前からネット仲間の酒井さんが地元犬山の「丈草を偲ぶ会・俳句大会」の事務局を担当されており、伊吹嶺新年大会の時も宣伝されていたので、約束通り俳句大会に出席する。その前に栗田先生の句碑を訪れたが、句碑の梅が満開で1枚収めてきた。
 大会は地元犬山市の文化協会が一生懸命しているのがよく分かった。東員町の文化協会とは大違い。
 俳句大会では前宣伝もあったのか、伊吹嶺の連衆が多く参加されて、しかも皆さん、よい成績を取られていた。特に隣に座っていた櫻井さんが当日選者特選を2人から取られて好成績。栗田先生曰く、櫻井さんは本当にうまいとのひと言。
 写真は大会前に撮した栗田主宰の流燈句碑。


3月29日(水)
 かねてから話があったヨシヅヤ津島店で行われるカルチャーセンターの講師説明会が行われた。いわゆる朝日カルチャー、中日文化センターは大手だが、純粋の民間カルチャーで全国手広くやっているようだ。果たして俳句にはどのくらいの受講生が集まるかどうか。正規の講座は5月から始まり、毎週第2木曜日、13:00~15:00に行うことにしている。
 興味のある方はひと言声を掛けて下さい。


3月27日(月)
 岐阜句会。栗田先生の第2句碑除幕の余韻が残って、今日は句碑除幕の句によい句が多かった。特に私が感心したのはUさんの句。他で発表するかも知れないので、ここではお見せ出来ないのが残念。そのくらい感動が籠もったよい句。
 それにつけても我が句の情けないこと。


3月26日(日)  栗田主宰第2句碑除幕式
 今日は待ちに待った栗田先生の第2句碑建立除幕式。伊奈波神社に着いたときは既に多くの仲間が集まっており、皆さん晴れ晴れとした面々。除幕される

 あいにくの雨模様で心配したが除幕式はなんとか持ちこたえた。
 句碑除幕のテープ引きの関係者の多いこと。半分以上は知らない方ばかり。これも間に立って奔走して頂いた方の感謝の意を表すことになろう。
 続いて直会、祝賀式と続いて栗田先生も緊張と喜びに溢れている。また河原地さんの句碑の鑑賞がとても深くてこんなに深い鑑賞も出来るのかと感心する。
 祝賀会が終わってから、栗田先生にお願いして句碑の前に立って頂き、写真のモデルになって貰う。次々と写りたい方が増えて、長時間栗田先生には小雨の中傘も差さないで立って頂いてしまった。風邪を引かないか心配。
 詳しい句碑除幕式模様と写真は【こちら】をクリックして下さい。内田さんが心も籠もった文章を書いていらっしゃいます。
 写真はトップページとは違って、カメラマンの特権で私の記念写真も残す。


3月22日(水)
 また一週間程日記の更新を怠けてしまった。
 今日は御在所ロープウエィに出かけて俳句ingの選句。今年の冬は思いの外、雪が多く、ロープウエィの運行も度々運休したり、観光客が少なく、投句も少なかった。全部で12句選ぶのであるが、子供の投句を促すために、毎回子供の句を1句は入選にしている。ところがただ冬休みがあったせいか、子供の投句が多かった。しかも感性のよい句があったので、子供の句を2句選んだ。そのうち1句を今日の最優秀句とした。その句は、
  
  ゴンドラや僕と春乗せ頂上へ

 上五の「や」が気になったが、僕と春を乗せて頂上へ行った感性がよいと思った。
 なおこの御在所岳の俳句ingの入選作品は次のHPを見て下さい。
   http://www.gozaisho.co.jp/gallery/2017-w-haiku.htm

 この御在所岳の俳句ingは投句が無料で何句でも投句可能なのでこのHPを読んでいらっしゃる方の投句をお待ちしております。(119487)


3月21日(火)
 愛知同人句会。雨の日で出席者が少なかったが、それでも60名を超える。3月から今年の「自然と親しむ吟行会」の募集を始めているが、思ったより句会場が多く収容出来ることが分かったので、改めて句会で参加を呼びかけたところ、全部で40名を超えたので、まずまず。あとは吟行の性格上天候には恵まれてほしい。


3月19日(日)
 4月25日に行う予定の「自然と親しむ吟行会」の下見。目的は吟行ルートの確認と句会場の収容人数、机の配置方法の確認。そこで机を教室形式にして、研修室にある机をさらに一つ追加してもよいとのことで、45名収容することが出来ると分かったので、追加募集することにした。


3月18日(土)
 環境学習サークルみえの今年度最後の活動。今日は桑名市の「市民活動交流会」。桑名市からは活動の助成金を貰っているので、その事業報告と牛乳パックによるリサイクル工作。元々交流団体だけの集まりなので、子供達は集まってこないだろうと思っていたが、まさにその通りで,行きずりの母子などの参加して貰う程度。それでも3名だけの世話係なので結構忙しくする。今日の工作は牛乳パックの底を利用したブンブンゴマ、4枚羽根の風車、キュービックボックスなど。一つ一つ教えながらなので、時間がかかる。
 写真は4枚羽根の風車の工作しているところ。


3月17日(金)  ブルックナー交響曲第8番(名フィル定期公演)
 最近は名フィルの定期会員の方はやめたが、好きな曲の公演だけは聴きに行っている。ブルックナーの8番とのことで好きな交響曲の一つである。ブルックナーといえば何度も書き直していることで有名で、特に他人から言われるととことん書き直すという。この8番も5種類のバージョンがあり、本来はノバーク版の予定だったのが、急遽、ハース版に変わった。これは指揮者の小泉和裕の好みか。私が持っているCDは一番人気のノバーク版でマタチッチのN響演奏のライブ版。
 今日聴いた4つの楽章のうち、第2楽章と第4楽章がお気に入り。特に第4楽章の出だしで弦楽器の主題とトランペットのファンファーレが効いていて高揚感が出てくる。全部で86分の演奏であるが、時間を感じさせなかった。


3月15日(水)  魚礁となった震災がれき(朝日新聞2017.3.14)
 しゃくやく句会。Aさんはまた体調を崩して、急遽病院に出かけて欠席。10名のメンバーで淋しいが、俳句は皆さん少しずつよくなっている。今月は3・11を迎えた月でもあるので、過去東日本大震災の俳句を鑑賞した文章をまとめて、少しでも皆さんもよく知ってほしいと、コピ-して勉強の材料とした。
 私はまた今年も東北へ出かけることになろう。

 折しも昨日の朝日新聞に「魚礁となった震災がれき」との記事があった。要約すると「東日本大震災の津波で流されたがれきが、海底で様々な生き物を集める「魚礁」のようになっている。」というものである。海洋研究開発機構によると「がれきは平らなところより、谷間のような場所に多くたまっている。硬いものに付着して暮らすことを好むゴカイ類などの生物が集まっているのを、2012年2~3月に初めて確認し、以降毎年調査する度に増えている。」という。
 このように海底に沈没船などの人工物が魚礁になっているのをよく聞くが、これはこれでよいのかも知れないが、悲しい現実である。
 新聞記事は次のHPをクリックして下さい。(119415)
   http://digital.asahi.com/articles/ASK2X6VXYK2XUNHB017.html


3月13日(月)  昔毒ガス工場いまウサギの島(朝日新聞2017.3.13)
 広島県のに大久野島という小さな島がある。ここは昔全島が旧陸軍の毒ガス工場で、戦後米軍から返還されてから、「休暇村大久野島」として、静かな島となった。かってウサギを放ち飼いしたのが野生化して、どんどん繁殖してここ10年ぐらいで2倍に増えている。2013年には約700羽になっているという。それにつれて観光客も多くなって最近はウサギに道路上でえさを与えたり抱き上げたりする行為が目立つようになった。道路周辺のウサギが車や自転車にひかれることもあって、問題視されてきた。
休暇村によると「ウサギは自転車にひかれたり、抱っこされて落ちたりするだけで骨折し、野生で生きられなくなる」と指摘。そして「島はウサギを通じて、環境問題や自然を身近に感じられる貴重な場所。ルールを守って楽しんでほしい」とあった。
 愛らしいウサギが増えすぎても困ると言うことだ。

 こんな記事を紹介したのは私は3年前に原爆被災者の野戦病院である似島とこの毒ガス工場のあった大久野島を訪れたことがあった。その大久野島ではあまりに多いウサギにビックリしたものである。
 朝日新聞の記事は次のHPをクリックして下さい。

   http://digital.asahi.com/articles/ASK384RDMK38PTIL014.html

 
 当時の写真を調べてみたが、毒ガス工場ばかり撮して、ウサギは1羽も撮っていなかったので、島内で一番大きい残骸である発電所跡を載せます。


3月12日(日)
 例年今頃、東員町文化協会の文協まつりの一環として「春の大茶会」が行われる。そのカメラマンを頼まれて、お手伝い。
 お茶の作法は何も知らないので、写真も何をどのように撮してよいか分からない。やたらと多くの写真を撮して大部分をカットして文化協会の『ひばり』に掲載するとともに、茶席の責任者を務めた方にCD-Rに焼き付けて渡す予定。
 写真はその1枚。


3月11日(土)
 環境学習サークルみえの例会。最近世の中はあまり環境活動がふるわなくなってきたのではないか。これも自民党政治の姿勢によるのではないか。一方アメリカではトランプが確実にパリ協定離脱に行きそうである。
 そんな中京都には「京都環境コミュニティ活動プロジェクト」が活発に活動しているという報告がされた。そのうち小学校への出前授業はまさに私たちが小学校への出前授業として活動している環境活動をそっくり同じであることが分かった。根気の要る活動だが、もう少し胸を張ってもよいのではないか。(119365)


3月10日(金)
 名古屋句会。Oさんの句集上梓が順調に進んでいる。元々傘寿祝いに出版したいとのことで栗田先生からお許しを得て張り切っている。2校も終わったのであと2,3ヶ月で出版出来るのではないか。


3月7日(火)
 このHPの4日の日記に三重県のコウナゴ漁が始まったと書いたが、実は28日に出漁したのは試験操業だったらしい。その結果、今日の新聞では今年も全面禁漁を決定したとある。2年連続での禁漁は漁業関係者も困っていることだろう。原因は温暖化で昨年の大平洋の水温が高くて、コウナゴが発育しなかったという。こうなると今後度々コウナゴ漁が禁漁になる年が多くなることとも思う。世界中どこもこのような事例が多いと思うが、トランプは一体何を考えているのだろう。
 なおコウナゴ禁漁の記事はつぎのHPをクリックして下さい。新聞では「イカナゴ」とありますが、コウナゴと同じです。地方によって呼び方が違うそうです。(119320)
   http://digital.asahi.com/articles/ASK36544GK36ONFB013.html?iref=sp_ecotop_feature2_list_n


3月6日(月)
 やっと今日、娘の青色申告を会計事務所に届ける。これでようやく雑事から解放されて、しばらくは俳句を作ることが出来るし、スポーツクラブに出かけることも出来る。


3月4日(土)
 チングルマ句会。先月は運営委員会のため休んだので今年初めての句会。久しぶりの外出で、身体がふらふらする。
 しかし春は確実にやってきているようで、今頃の外套には苦労する。しかし明日はもう啓蟄。例年だと初蝶を見ることが出来るし、初音も近いが今年はまだまだの感じ。やはり今年の春が一寸遅いか。
 以前は啓蟄前に我が家の庭に蜥蜴が出てきてビックリしたことがあったが、今年は暦通り啓蟄であっても虫が動き出す気配はない。
 そして今頃は毎年コウナゴ漁が解禁になる頃である。昨年は大不漁で全然コウナゴの水揚げがなかった。今日、ネットで検索すると不漁には違いないが、2月28日に解禁になったとある。ただ相変わらずの不漁で今年は三重県で白子漁港と白塚漁港しか水揚げされていないとあった。近いうちに旬のコウナゴを買いに行きたい。

 「伊吹嶺」3月号が届いたので、今月私が書いた「句集『火酒』を読んで」と「栗田主宰第2句碑界隈」について「伊吹嶺」掲載分を大幅に加筆してアップしました。その文章はトップページの案内あるいは【こちら】をクリックして下さい。(1192779


3月2日(木)
 3月に入っても寒い日が続く。毎日家に閉じこもりで、見えるものは狭い庭だけ。庭に来る鳥と言えば、いつもはヒヨドリかシロハラ(鶫の1種)ぐらい。今朝は珍しくと言うか今年初めてメジロがやってきた。メジロと言えば花蜜を吸うのが普通と思っていたが、庭に撒いたパン屑を食べているのを見た。あわてて写真を撮ったのが右の写真。4,5m離れたところから撮ったのに、合わせて拡大したので少しピンぼけ。それでも少しは春を実感した。(119250)



2月28日(火)
 毎日娘の確定申告で運動不足と気晴らしに近くの池を巡る。本当は少しでも春を見つけたかったが、初蝶も見ることが出来なかったし、オタマジャクシもまだいなかった。 やはりこちらは名古屋より春が遅いようだ。ただ喫茶店で鴨の群を見ていると、そろそろ引きが近いように見えた。子鴨が羽ばたきの練習をしているようだし、何となく家族ごとに集まって出発の相談をしているようで、本当にまもなく見えなくなる予感がする。
 ところが人間の営みである麦畑はもう晩春の青麦になっている。(119230)


2月27日(月)
 岐阜句会。いつも持ち寄り句以外に席題も出しているが、席題というのは難しい。3つの席題のうち、2つは「早春」「春ショール」。
早春というと、ほとんどのメンバーが「早春の光り・・・」と詠んでいて類型句のオンパレード。
また「春ショール」というとほとんどが事柄俳句になってしまう。私も作りようがなく、「早春の光り・・・」であったり、春ショールを買うなどの事柄俳句になってしまう。
 「ローランサンその桃色の春ショール 孝子」のような名句はできない。


2月25日(土)
 ここ1週間ぐらい娘の確定申告のため、家に閉じ籠もりきりで、運動不足もあり、小休止のつもりで、いなべ市の阿下喜地区で行われている雛巡りに出かけた。阿下喜地区のごく狭い範囲で約100個所、総勢数千体以上の雛が飾られている。
 一般商店や個人宅にも飾られている。そして一番規模が大きいのは商工会館にあり、ここだけで22段、800体以上の雛壇で、たぶん各家から集められたのであろう。
 何故阿下喜地区だけにこんなに雛を持っている家が多いか分からないが、ネットで検索したところ、阿下喜地区は昔からの商家の町とあった。江戸時代から桑名への高瀬舟による運送業が盛んだったともある。
 しかし雛を見る限り一番古くても大正時代のものしか見ることが出来なかった。
 とにかく久しぶりにゆっくりと散歩して、その後はここにある温泉で身体を休める。
 写真は商工会館にある雛の一部で全体はこの3倍の数である。カメラに入りきらなかった。(119204)


2月18日(土)  携帯端末のリサイクル(環境環境学習サークルみえの勉強会)
 このところ小池東京都知事のパフォーマンスが賑やかだ。これまで小池都知事は新年の都庁職員向けの挨拶で、東京五輪に必要な金、銀、銅のメダルを携帯電話、スマホなどの電子廃棄物で賄うと発言していたが、昨日のNHKニュースで都庁内にメダル協力ボックスを設置したと報道されていた。元々既に昨年の8月に東京五輪組織委員会では電子廃棄物からメダルを賄うとしており、既にNTTドコモなどの提案もあり、11月に組織委員会が正式に決定していたものである。
 ところがメディアを使うことに長けている小池知事のことだから一寸動けばたちまちマスコミの取り上げるところとなり、昨日の放送となった。あたかも小池知事の発案のような取り上げ方であった。
 このニュースは次のHPから見ることが出来ます。
   http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170216/k10010878851000.html?utm_int=nsearch_contents_search-items_006

 一方私は今日の環境環境学習サークルみえの定例会の勉強に「携帯端末のリサイクル」をまとめて発表した。このきっかけは今月の3日に東京五輪組織委員会でメダル制作のための携帯端末を回収を4月から始めることを書いたが、それに加えて、過去の報道経緯、小型家電リサイクル法に基づく携帯端末の回収、過去の回収実態、課題などをまとめた。
 その原稿は次のPDFに10枚程にまとめまとめてあります。興味のある方は覗いて下さい。
   携帯端末のリサイクル

 ということで私が一生懸命書いても小池知事のパフォーマンスには負ける。(119125)


2月17日(金)
 今日の天気予報は相当暖かいとのことで、久しぶりに犬山の綾子先生、栗田先生の句碑を見に行った。
 冬のこととて花は何も咲いていなかったが、梅のつぼみがびっしりとつけていた。
 その後、伊吹嶺会員のご自宅で保存している丈草の産井を見せて貰った。相当痛みがひどいとのことで遠巻きに見るだけにした。というのも一度会員の方が井戸を覗き込んで傷んでしまったとのことである。
 あと忍冬酒を売っている老舗も見たが、まだ節分の時に玄関に挿してあった鰯の頭と柊の焼嗅(やいかがし)がまだ残っていたのには驚く。最近はめまいから体力がなくなって、ゆっくりとしか歩けなくなったのが悲しい。
 写真は忍冬酒屋に挿してあったやいかがし。


2月9日(木) 沼の水位下げたらハクチョウ激増(朝日新聞2017.2.7)
 2日程前のニュースであるが、宮城県の伊豆沼で沼の水位を下げたら、蓮根が食べやすくなり、白鳥が激増したという。伊豆沼へは数年前に雁を見に行ったが、伊豆沼は野鳥の飛来に力を注いでいるラムサール条約指定地である。夏は蓮池で蓮栽培や花蓮観光の船も繰り出しているという。私が行った時は一面枯れ蓮の沼であったが、圧倒的に雁が多く、白鳥、鴨はそれほどではなかった。それが新聞によれば、
「1月12日に観察された6412羽は、前年同時期の1743羽の4倍近い。沼の水位を低くしたところ、餌にしている沼底のレンコンが食べやすくなって増えたと、沼の動植物保護を進める研究機関はみている。」また宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団の嶋田哲郎・上席主任研究員によると、昨年10月から水位を例年より約15センチ下げた。岸辺に繁茂するヨシを刈り取るためで、それまでの平均水深は78センチ。沼は遠浅で、これまで届かなかった深さにあるレンコンも食べられるようになった。
とのことである。
 新聞記事は次のHPから。
   http://digital.asahi.com/articles/ASK236S3DK23UNHB00T.html
 
 そんなに白鳥が多くなったのなら、また見に行きたくなった。
 写真は数年前に見た伊豆沼の白鳥。(119024)


2月8日(水)
 春になっても相変わらず寒い。明日から天候は荒れ模様だが、朝御在所岳を見ると曇っているものの頂上はよく見えた。そして予報では午後から晴れるとのことで、急遽御在所岳に行く。毎年今頃が樹氷、氷瀑が見頃。昨年は暖冬でどちらも出来なかったが、今年の樹氷はまずまずで、氷瀑は80%の出来と言うことで妥協。
 丁度正午に山頂駅に着いたが、気温は零下4度で風が強く、切るように痛い。頂上まではスノーシューでないと歩けないが、そこまでの体力がないので、リフトで頂上まで。その頃は空はよく晴れていて、遠望もきく。山頂はほとんど人影がなく、カメラマンばかり。写真は樹氷と未完成の氷瀑。
 帰りにいやに甲高い声でそり遊びしている観光客がいたが、案の定中国人。こんな山奥まで春節観光客が押し寄せている現状が今の日本の観光戦略か。
 
鎌ヶ岳をバックに樹氷
 
未完成ながらの氷瀑


2月5日(日)
 今日は一日中、寒い雨。外出する気も起こらないが、暇つぶしに囲碁同好会で打ちに行く。最近月1回程度しか出かけていないので、いつもでもランクが上がらない。前期よりまた3点下がって、持ち点は118点たらず。(118991)


2月4日(土)
 今日は伊吹嶺運営委員会。その後日展を見に行ったが、その模様は伊吹嶺落書に書いたのでそれをそのまま貼り付ける。
17.2.4 (4022) 今日は伊吹嶺運営委員会が開かれました。今最もホットな議題は3月26日に予定されている栗田主宰第2句碑開きです。丹羽同人会長の精力的な行動から順調に進んでいます。「伊吹嶺」1月号に募集案内にあったように、句碑開きの祝賀会までの参加は丁度定員の140名に達し、募集は締め切りました。ほかに除幕式だけの参加は40数名の参加です。除幕式の参加はまだ間に合いますので、至急1月号の申込み方法に従って申し込んで下さい。
 全体の除幕式の準備そのものは完璧と言える手順で進んでいます。今から楽しみです。
 その他の議題では,今年の新人賞、秀句賞の選考は順調に進んで、これから選考委員による一次、二次選考が予定されている段階です。
 写真は運営委員会模様です。

 委員会後、私は栄で行われている日展を見に行きました。お目当ては彫刻の部での櫻井真理さんです。櫻井さんは何度も特選を取られており、今年は全国巡回指定作品に選ばれており、東海展だけでなく、全国で見ることが出来るそうです。既にご存じだと思いますが、櫻井真理さんは愛知支部長の櫻井幹郎さんの息子さんです。
 今年の作品の写真を左にご紹介しますが、モデルさんが4,5年前に若い女性に変わり、作品も明るい印象です。タイトルは「希望」です。


2月3日(金)  東京五輪のメダルを都市鉱山で(朝日新聞、讀賣新聞、日刊ゲンダイ等)
 今日は節分。毎年今頃、三重県環境保全事業団での審査員研修があり、帰りに四日市の海山街道神社で狐の嫁入り神事が行われ、よく立ち寄りしたものだ。今日のニュースでも全国の豆撒きの行事とともに、この狐の嫁入り神事もニュースとなっていた。俳句はあまり残っていないが、面白い神事だ。妻を誘ったが、出かけも俳句が出来ないといわれ、あきらめる。

 今までもニュースになっていたがよく読んでいなかったが、2月1日の朝日新聞に「東京五輪メダル、協力2団体を選定 携帯や家電から材料」とのニュースがあった。ここでは「東京五輪・パラリンピック大会組織委員会が2020年大会のメダルを不要な携帯電話や小型家電を集めてつくる「みんなのメダルプロジェクト」の事業協力者にNTTドコモと、日本環境衛生センターの2団体を選んだ。」とあった。そして全国約2400のドコモショップや自治体などを通じて、4月から回収を始めるという。いわゆる都市鉱山からメダルを作るという話である。
 アイデア自身は悪くない。この件は昨年、NTTドコモが金メダルを回収された携帯電話やスマートフォンから取り出した金属が使おうと提案していた。そしてパフォーマンス好きな小池東京都知事がリサイクル金属で金メダルを作ろうと、今年の仕事始めにぶち上げていたし、組織委員会も既に決めていたが、2月1日に回収の事業協力者としてドコモなどの2社に決めたとの経緯である。
 しかし課題も多い。使用済みのスマホなどの回収率が非常に悪いことである。これは今に始まったことでなく、実は私は2007年に「携帯電話のリサイクル」という報告書をまとめたことがある。この時のトレンドは2001年から2006年の間に回収率が31%から14%に急降下していた時代である。回収されない理由は①コレクション・思い出として、②個人情報が洩れるのがいやだから、③電話帳として使用のためなどとなっていた。
 話を現代に戻して、現在も回収率は芳しくない。というより毎年の回収台数の時系列はあるが、回収率の時系列はなくなってしまった。理由は分からない。かろうじてピンポイントで探したのが、平成26年(2014年)では14.6%となっており、私が調べた頃と変わっていない。ただ回収台数は年間およそ600万台前後で横ばいである。
 そして東京五輪で必要なメダルは金10kg、銀1230kg、銅736kgの合計2トン、製造時のロスを考えて合計8トンの金属を回収する必要がある。これで東京五輪に必要なメダル数が5,000枚。見かけ上は数百万台の回収台数で出来ることになっている。簡単に出来そうに見えるが、ただ事ではない。一説には 携帯端末の回収台数は2000万台必要といわれているのもある。東京五輪まであと3年。そのうちメダル作成に2年はかかるので、回収にはあと1年しかない。
 さらに別の問題もある。つまり回収された携帯端末が根こそぎメダル作成に持って行かれると言うことである。
 そして携帯端末のリサイクルにより商売している業者にとっては
「割安で、為替の影響がない“都市鉱山”は産業上、欠かせないものになっている。政策的に、リサイクル金属が五輪のメダル向けに持っていかれると、品薄になって、相場は上がる。入手できなくて泣く泣くバージン材を使う事業者も出てきかねません。特にメダル製造に多く使う銀の市場は要注意です。」という声もある。
 まだまだ前途多難である。小池東京都知事の言うようにうまく行くのか。これだけはパフォーマンスだけでは実行出来ない。

 と結論の出ない話になってしまった。(118963)
 

1月29日(日)  四日市公害の語り部
 三重県温暖化防止活動推進センターの研修。今日は2年前に四日市市に出来た環境未来館での研修。
 研修では四日市公害の語り部である野田之一さんの講演。野田さんは四日市喘息の公害裁判訴訟のの原告団9名のうちの一人。原告団の方々は既に皆さん鬼籍に入られ、最後の一人となった方。野田さんは四日市港周辺での元漁師。四日市の魚は臭いと言われて漁が出来なくなった体験から、四日市公害の訴訟に至るまで、そして裁判中の地域からの圧力、勝訴以降の公害対策の必要性など苦しみが伴った反省を淡々と語られた。今はもう85歳で歩行も困難な状態であったが、私たちわずか30数名の者に対しても誠意を込めて語っていただいた。
 今日行った講演は環境未来館の講義室で、この部屋は公害が最もひどい時期の小学校の教室を再現したもの。備品も当時から現存している物ばかり。窓の外はすぐ近くに石油コンビナートの景色が迫っている。今から思うとよくこんな環境の中で勉強したものと子供達の苦しみが伝わってくる。ただこのような環境にしたのは大人の責任であって、子供達はこのような環境に意識をすり込まれていたことである。その証拠として当時の塩浜小学校の校歌を見れば分かる。
   
   港のほとり 並びたつ
   科学の誇る 工場は
   平和をまもる 日本の  
   希望の希望の 光です


 当時このような校歌を何の疑いもなく歌っていた子供達に部外者であれ、自責の念を感じざるを得ない。

 講演のあとはこの建物の環境未来館を見学。以前から行きたいと思っていたところだが、思ったより行政も公害問題に真正面に向き合っていたことが分かった。と言っても多分公害裁判が終了してからのことと思う。蛇足であるが、当時の石油コンビナートの景色を見ていると何故か現在移転で揺れている東京の豊洲市場もこのような工場群の土地を買ったのだと思うとぞっとした。やはり豊洲に市場を作ろうとした判断が間違いであったことは誰も思うことだろう。
 写真は講演中の野田さん。(118906)


1月28日(土)
 俳人協会愛知支部の新年会。栗田先生は東京で俳人協会賞の選考委員会のため欠席。私たち8名は代理出席。


1月26日(木)
 伊吹嶺原稿の河原地さんの『火酒』鑑賞がぎりぎりになっても構想が出来ず、ずるずる流されてきたが、最後は一気に書き上げる。ただだらだら書いても仕方がないと思い、今月になってずっと句集を眺めてうなっていた。あとは1つのテーマで書き上げることにしたが、どのような評価を受けるかは3月号で皆さんの反応を見るしかない。


1月25日(水)  南極の棚氷に亀裂 巨大な氷山が海に?(英BBCニュース)
 今朝、中日新聞「中日春秋」で驚きのニューズを読んだ。南極大陸にあるラーセンCという巨大棚氷が亀裂して氷山に生まれ変わるというもの。BBCニュースを読むと、
 「南極半島の東側にある「ラーセンC棚氷」にできた割れ目が先月、急激に拡大し、接触部は20キロまで減少したという。分離すれば5000平方キロメートルの氷が漂流し始めることになる。ラーセンCは、南極の主要な棚氷で最も北に位置する。ラーセンCは厚さ約350メートルで、西南極の先端に位置し、氷河の終着点になっている。」という。
 このラーセン棚氷が氷山となると、およそ愛知県の大きさ並みという想像も出来ない大きさだ。
 原因は言わずとしれた地球温暖化。そしてラーセンCの棚氷が全面亀裂してしまうと、ラーセンCが堰き止めている氷が全て海に入ることになれば、これだけで世界的に海面が10cmも上昇する。今後温暖化のため海面が30cm上がれば、日本の砂浜の半分は消えるとのことで恐ろしいことだ。
 昨日、トランプがパリ協定離脱の可能性が高いことを述べたが、トランプはこのBBCニュースをどう読んでいるのだろうか。またこれは偽ニュースとでも言うのだろうか。(118848)


1月24日(火)
 今日も東員町は雪に埋もれている。1週間前ほどではないが、雪が積もりつつある。これで夜になるとどのくらいになるか分からないが、また今日、明日と雪籠りとなる。
 今月、依頼されている「伊吹嶺」原稿がなかなか進まない。昨日は一日中家に閉じ籠もっていたが、結局はただ白紙の原稿を睨んでいただけ。今日こそ少しでも進めたい。

 連日トランプ新大統領のニュースで世界中が振り回されているが、オバマケアの廃止、TPPの離脱に続いて、まもなく温暖化防止のパリ協定からも離脱しそうだ。せっかく中国もその気になって少しでも世界が動き出そうとしているのに、狂気の沙汰だ。日本でもようやくT大学の某教授による温暖化懐疑論が収まりつつあるのに、トランプのは温暖化懐疑論と言うより無知そのものでアメリカさえよければと言う態度か。何か時代が10年以上逆戻りした感じだ。(118822)


1月22日(日)

 昨年の東本願寺月刊誌『同朋』からインターネット句会の現状についてインタビューを受けたことがあったが、昨夜遅くその2月号が届く。内容が分かっていても実際に手に取ってみるとうれしい。インタビューの前提としてインターネット万歳の記事とはならないと言われていたが、結構良心的に書いて貰っている。もう1日早ければこの2月号を栗田先生にもお渡し出来たのにと残念。
 右の写真はそのインタビュー記事。右の写真あるいは下の記事名をクリックすると拡大されます。さらに拡大してお読み下さい。(118793)
   『同朋』2月号インタビュー記事





1月21日(土)  愛知支部新年俳句大会
 恒例の愛知支部新年俳句大会。163名の出席で相変わらず盛況。しゃくやく句会からは昨年入会した2名が参加。
 栗田先生のご講演、「即物具象を考える」。何度も即物具象を取り上げて頂くことに「伊吹嶺」の目指すものを見失わない意味で非常にありがたい。
 句会ではしゃくやく句会の参加者2名を含めて、3名が特選に採って貰えて指導者としてもうれしい。その句は、

  参道に射抜く矢音や秋高し    梅崎 敦子  
  蟷螂の顔より大き目をむけり   吉田かずゑ
  天上の夫に愚痴言ふ夜長かな  岡 せい子  
 

 懇親会では例によってカメラマンに徹する。
 写真はしゃくやく句会の皆さんと。

 なお伊吹嶺HPでは【こちら】に眞由美さんが大会記を書かれています。左の【こちら】をクリックして下さい。


1月20日(金)
 毎月の定期診察。いつもなら帰りにどこかへ出かけ、俳句の種でも探すが今日は寒くてすぐ帰る。もったいない1日。


1月18日(水)
 しゃくやく句会。Aさんが先月入院してやっと退院されたが、まだ身体がママにならないと言うことで欠席。一日も早く出かけられる日を待ちたい。
 句会の勉強プリントとして、昨日が阪神淡路大震災の22年目であることを思い出して、昨夜遅くまで資料を探す。
 震災の1ヶ月後に朝日俳壇に震災発生以来3週間で非常に多くの投句が寄せられたが、選者(金子兜太、飴山實、川崎展宏、稲畑汀子)4名による「朝日俳壇」入選作品とさらに各20句の入選作品をまとめた『阪神大震災を詠む』から選者評をまとめてプリントする。皆さんも当然その頃は俳句に無縁であったが、今からでも震災に向き合った俳句をして貰いたいと思う。
 私はその頃まだこのHPも開設していなかった。その頃の俳句も1句も残っていなかったが、少しでも作っておけばよかったと思う。


1月16日(月)
 14日から降りつづいた雪、昨日はいつの間にかカーポートの天井板が割れてしまう。こんな子とは三重県に引っ越しして以来初めて。玄関とカーポートの屋根、2階のベランダに落ちた屋根の雪など片付けた程度。
 ところが今朝起きてみるとまた昨日以上の雪が積もる。もう今日は何もやる気がしなくてそのままにしておく。
 結局、昨日、今日とコタツムリ。本来はこういう時にやるべき文章でも書くのが本当だが、風邪で何もやる気力がない。せめてネット句会の合評会の事前書込だけをやることにした。
 写真は今朝の我が家の2階から見た道路。ただ白一色の家並み。


1月14日(土)
 東海地方に大雪が降るとの予報に、朝から文化協会の『ひばり』の2校。窓のないところで作業をしているが、午前が終わったところでだんだん雪がひどくなりつつある。しかし路上が濡れているので、なんとかノーマルタイヤで帰ることがで切る。
 家に帰ると早速「コタツムリ」。今夜は一段と雪がひどくなるとの予報で、このまま明日の家に閉じ込められそう。
 折しも悪く、風邪を引いてしまう。私の風邪は鼻、喉にやって来るので、今年の冬はまた咳がひどくなりそうな予感。(118682)


1月13日(金)
 名古屋句会。Nさんは第2句集に向けて準備中であるが、なかなか踏ん切りが付かないようで、毎月新しい句を入れてほしいとのこと。既に1200句集まっており、これからどのくらい残るのだろうか。


1月10日(火)~11日(水)   関東新年俳句大会
 毎年参加依頼を受けているが、今年も妻と参加。
 1日目はまず妻の両親の墓参り。暖かい1日で、墓地の梅が既に満開。そのまま句会場に行くのももったいないので、駒込の六義園を散歩。今の時期は何もない庭園だが、暖かいところをのんびりすることが出来、妻はよかったと言ってくれた。この庭園は春の枝垂れ桜、秋の楓紅葉が有名だが、今は散歩するだけ。 
 夜は関東新年俳句大会で懐かしい皆さんとお会いする。いつもながら一灯さんはじめ関東の皆さんにお世話になりっぱなし。
 2日目は巣鴨界隈の吟行。巣鴨は初めてのところで、下町らしい雰囲気。とげ抜き地蔵を初め、庚申塚など、そしてなりより多いのは有名人のお墓。お岩さんのお墓から遠山の金さん、千葉周作、歴代本因坊そして芥川龍之介の墓などどれも庶民的な墓である。昨日訪れた青山霊園の場合は、乃木希典、大久保利通、後藤新平、池田勇人など明治からの政治家を初め、市川壇上売ろう、斎藤茂吉などそして異色なのは忠犬ハチ公の墓などであるが、今日訪れた墓はまたひとしお趣がある。
 そしてビックリしたのは赤いパンツ初め、オール赤づくしの下着屋で、東京にもいろいろあるものだと感心する。 
 写真は1日目新幹線から見た日本晴れの富士山、六義園、関東新年大会でも記念写真そして巣鴨名物の赤パンツ屋。
   
   


1月8日(日)
 例年、新年の最初の日曜日に囲碁同好会の新年例会を行うという。要は朝から酒を飲みながらの碁打ちとなる。昨年20年ぶり近くなって打ち始めるが、やはり半年たっても囲碁の感覚が戻らず、今日も2勝2敗のていたらく。
 最後はすっかり酔っ払っている上位の人と打つが一寸したポカで負ける。酔っ払いに負けるとはどうしょうもない。(118620)


1月7日(土)
 チングルマ句会。昨日の赤須賀漁港と4日の答志島の句を出す。そこそこ採られる。しかし「白魚」を「しらお」と読むことが分からなくて、字余りということで採らなかったと言われる。この句会では全てふりがなをつけないと採られないことが分かった。


1月6日(金)
 明日は句会があるのに俳句がないこと、赤須賀漁港で白魚の初漁があると聞いて、あわてて出かける。しかし出かけるのが早すぎたのか、白魚漁から帰るのは12時頃という。1時間も待つことになるが寒くて、しばらくはそこらを散歩するとともに、クルマの中で待つことにする。
 時間通り12時一寸前に続々と白魚船が戻ってくる。近くにいた長老に聞くと、今年は豊漁と言うことで、時間になっても戻ってこない船がいるくらい豊漁と言う。水揚げされた白魚を見ると結構大ぶりが多い。いずれおいしい白魚丼を食べに行きたい。
 競りは午後1時頃に始まるが、あまり待ちすぎたので、最初のところだけを見て帰る。果たしてどのくらい俳句が出来るかどうか。
 写真は白魚を手のひらに掬っているところ。きらきらとして大ぶりであることは確か。


1月4日(水)
 妻の誕生日。どこかへ行きたいとのことで近場で少しは暖かいところと言うことで答志島に出かける。当然のことと言え、まだどの店も開いていないし、初漁も行われていない。首塚、胴塚と歩いていると有線放送で午後3時に新年の獅子舞があると言うことで、峠越えの吟行は止めて、それまで近くの寿司屋で時間をつぶして獅子舞を見る。
 結構歴史のありそうな獅子舞で、獅子は1升瓶や鏡餅を食べる。そして子供達には獅子の口から菓子をばらまく。素朴で荒っぽい行事だ。わずか30分だったが、珍しいものを見た。これが俳句になるかどうかは私の感性では難しい。
 写真はそのうち1升瓶を呑み込んでいるもの。(118581)


1月3日(火)
 今週の句会を控えてさっぱり句がないので、赤須賀漁港に出かけてみたが、初漁はまだで5日とのこと。それでも近くをうろうろしたが、それだけで俳句が出来るほど甘くない。(118542)


1月2日(月)
 新年の恒例で長男一家が来る。一番気がかりの下の孫は成績は相変わらず低空飛行だったが、受験時期を控えていて、いつの間にかAO入試で某大学に合格してしまった。こちらが肩すかしを受けたようなものだ。今はますます勉強をしないでぶらぶらしている。


1月1日(日)
 昨年もそうだったと思うが、風もなく暖かい元旦。ゆっくりと起きて朝昼兼用の雑煮で元日が始まる。ネット仲間のメール送信や届いた年賀状のうち差さなかった方への返信。これで半日は終わり、近くの神社へ初詣。帰りは池のある公園に回り道して帰る。ただこの1週間、全然家を出ないで雑用に終われていたので、久しぶりの散歩にめまいが発生。やはり毎日少しずつ散歩するしかないようだ。
 昨年の日記を見ると丁度この日に叔母が亡くなってあわてて札幌に出かけた日であった。そのため昨年は年賀状を一切返信しなかったので、随分と無沙汰をした年であった。
 写真は数年前の桑名港から海に出たところの暁の蜆舟。(118498)