隆生の独り言日記(28年1月~6月)



平成28年1月から6月まで
 

6月30日(木)
 句友から貰った名鉄犬山ホテルでの食事割引券が今日が最終日のため、チングルマ句会メンバーで犬山吟行。目的は食事。まず師弟句碑。栗田先生の句碑は梅雨時のためか、杉苔はよく根付いていたが、梅の木は伸び放題で何ともバランスが取れていない。句碑の維持のため、N建設と句碑保全業務の契約を結んでいると聞いているが、もう少し梅の木の剪定して貰えればと思った。
 昼食後、昼鵜飼いから帰ってきた鵜匠さん達、そしてHさんの案内で丈草の産湯の井戸を見せて貰う。初めて見たが、句友の個人宅にあるとは驚き。
 一回りしてまたホテルに戻って、コーヒータイム。ということで今日は句会はなし。食事、コーヒーと随分割安で1日を過ごすことが出来た。
 写真は丈草の産湯の井戸。


6月28日(火)   今年も雷鳥の雛の人工孵化(朝日新聞2016.6.27)
 上野動物園では今年も雷鳥の卵を採取して、人工孵化させて、4羽が誕生したという。これからの飼育が課題だが、昨年も人工孵化で5羽が誕生したが、すべて2ヶ月以内に死んでしまっている。
 一方、昨年は富山ファミリーパークでも3羽が誕生して、現在も順調に生育しているという。こちらでも今年も4個の卵が人工孵化により誕生している。
 上野動物園では昨年の富山ファミリーパークの生育方法を学んでほしい。
 なお上野動物園での誕生ニュースは次のHPをクリックして下さい。(115722)
   http://digital.asahi.com/articles/ASJ6W52FZJ6WUTIL02C.html


6月27日(月)  モーツアルト・ピアノ協奏曲第21番とショスタコービッチ交響曲第7番(名フィル名曲シリーズ)
 午後から岐阜句会。同人句会から会員を参加する岐阜句会の拡大して、参加者が多くなる。
 夜は名フィル名曲シリーズで、モーツアルト・ピアノ協奏曲第21番とショスタコービッチ交響曲第7番。
 ピアノ協奏曲第21番はは第2楽章が映画『みじかくも美しく燃え』で有名だが、1967年の公開映画で、当時は入社直後であちこち転勤している最中で見ていない。映画音楽だけが一人歩きして有名になっている。さらに最近はこの映画の存在も知らない世代が多くなっているのではないか。
 2曲目のショスタコービッチ交響曲第7番はあまりの長さでレコードもCDも持っていない。この曲はショスタコービッチ自身が「私は自分の第七交響曲を我々のファシズムに対する戦いと我々の宿命的勝利、そして我が故郷レニングラードに捧げる。」とあるように「レニングラード」の副題が付けられている。曲は第1楽章が「戦争」のテーマ、第4楽章が「勝利」の名前が付けられている。内容と作曲が1941年であることから見て分かるように、当時のファシズムに対抗する体制に迎合した交響曲とも言える。
 交響曲第5番とともに、最も有名で人気のある交響曲であるが、題材や書法を巡って一部には「壮大なる愚作」との評もある。
 しかし今日のパンフレットには「近年の研究においてはこのこの曲が持つイメージは単にファシズムに対するロシア民族の勝利、というのみならず、スターニズムにも目配りをきかせ、ソ連政府の暴力をも告発しているのだ。」との評もある。
 それにしても76分の演奏時間は長かったが、退屈しなかった。長時間で激しいこのような曲を指揮するには川瀬賢太郎のような若い指揮者でないと、体力的にも耐えられなかったのではないかと思った。それほどの熱演であった。おかげで帰りのバスに1本乗り遅れてしまった。


6月26日(日)
 20数年ぶりに、東員町囲碁大会に参加した。囲碁については俳句中段中にもっぱら会社の連中と打っており、当時日本棋院段級位大会で2段を貰っていた。その後、俳句に専念することとなり、スパッと止めてしまった。仕事も忙しくなり、退職後も審査員業務で全然暇がなかった。しかし今年の3月で完全に審査員を引退したあとは、子供相手の環境講座をしているだけで、ストレスを感じる仕事はなくなった。つい今月から囲碁をまたやってみようと思い立ち、今日が初めての大会参加。段位はまさか2段の実力はないし、あまりレベルを下げてもと思っていたが、町内のサークルから初段で出なさいと言われて、初段で参加した。案の定私にとって初段では荷が重く、案の定、上席はすっかり忘れ、1局を根詰めて打っていると仕舞いにはめまいがしてきた。結局2勝2敗で、2段に戻るにはまだまだの実感。


6月20日(月)  今年もアリゲーターガーの記事
 数日前の朝日新聞に書かれていたが、今朝のTVでも報道されていたので、ここで書こうと思う。それは名古屋城のお堀にアリゲーターガーが1.3mぐらいになって泳いでいるもの。 日記を見ると昨年の今頃もこの記事を書いたことがある。その時の体長は1mぐらいで、それ以来捕獲に失敗していたこととなる。
 アリゲーターガーは北米原産の世界最大の淡水魚とのこと。「アリゲーター」の名前が付いたのは嘴がまさにワニそっくりで、肉食魚。今年は1.3mぐらいだが、最大は3mぐらいまで大きくなるという。
 このままでは在来種がどんどん減少していく。名古屋城のお堀には何がすんでいるか分からないが、今は鯉などが多く食べられているという。早く捕獲は出来ないのだろうか。外国では3mものアリゲーターガーを釣り上げたニュースも出ている。名古屋市がなんとかすれば可能だと思う。
 なお15日の朝日新聞は次の記事をクリックして下さい。(115575)
   http://digital.asahi.com/articles/DA3S12410572.html


6月19日(日)
 伊吹嶺運営委員会。ほとんどが報告事項。課題が順調に進んでいることも喜ばしい。
 今日合わせて栗田先生から「おおがき芭蕉交流句会」のパンフレットをいた大ので、伊吹嶺落書に句会案内、応募用紙を掲載した。参加されたい方は伊吹嶺落書の6月19日の日記から応募用紙をダウンロードして下さい。
 一昨年一度参加したが、昨年はパスしたので、今年は一度は参加してみたい。


6月18日(金)
 今頃はホトトギスの鳴く時期。今年は自宅で2回ほど明け方に微かに聞いたが、昨年は6月24日に山の辺で聞いたことが日記に書いてあったので、出かける。
 歩くコースも昨年と全く同じにする。昨年は穴師の里あたりでしきりに鳴いていたが、今年は聞くことが出来なく、空振りかと思ったが、最後の休憩地の桧原神社で遠くに近くにしきりに鳴いていることが出来た。これで今年の山の辺ハイキングはおしまい。今日は最高気温が34℃の予報だったので、心配したが、案の定めまいがひどく休み休みで歩く。後期高齢者にもなると、体力も限界。写真にホトトギスの声は写せないので、聞いた現場の鳥居から遠くに霞んで見えた二上山。


6月15日(水)
 しゃくやく句会。2名だけの欠席だが、少しさみしい句会。相変わらずK子さんとKさんがうまい句を作る。出発点が同じなのに最近は徐々に差が付いてくる。特にK子さんは止めたY子さんより感性がよくきっちとした写生句を作られるが、地味な写生句のため、「伊吹集」ではなかなか評価されていないのが残念。


6月13日(月)  林徹全句集
 東員町のガン検診。昨年まで町の補助の基、人間ドックを受けていたが、後期高齢者になるとたちまちつめたい仕打ちを受ける。人間ドックは受けられず、簡易の検診をばらばらに受けることとなる。今日はガン(胃、大腸、前立腺)の3種類を受ける。と言っても検便、胃のバリウム検診、前立腺は採血のみであっという間に終わる。あとは何の検診があるかどうか分からないが、何となくおざなり。

 以前は「現代俳句評」を執筆していた関係上、各結社誌を毎月読んでいたが、それも昨年で終了したので、結社誌を読むこともなくなってきた。今月の角川の『俳句』を読んでいたら、林徹先生の全句集が発刊されていたことを今頃気付く。ネット検索したが、どこも販売していないので、直接雉発行所に購入振り込みしていたところ、やっと全句集が届く。バックナンバーはごく初期の句集は持っていなかったため、これからじっくりと読むことにする。と言うより徹先生の俳句検索に使うことになろう。
 ただ付録として付いていた『続・雉山房雑記』が面白い。これは徹先生が亡くなるまでの約8年間の俳話の掲載されたものだが、私が「現代俳句評」を書き始めたのが丁度、徹先生が亡くなったときで、これらの俳話はすべて初めて読んだものばかりである。私にとって非常に興味のある内容で、一気に読み上げた。そこでは最後まで即物具象の信奉者である徹先生の言葉が一つ一つ身にしみる。「即物具象」というタイトルの俳話が7回連続で掲載されていたり、各年代の「沢木先生の選評」の発言も改めて新鮮に感じた。
 これから『架橋』時代の初期の句を読むことにより、徹先生の即物具象の変遷を見たいと思う。(115490)


6月11日(土)
 環境学習サークルみえの月例会打合せ。最近の悩みは会員の高齢化で新人が入会してこないこと。対策をどうするかあれこれを議論するが、よい案が出てこない。今の社会情勢を見ると、福祉の後退により、年金は65歳以上にならないと受給されないため、自由な時間が持てない。従ってその年齢以降に環境講座などに興味を持って、それから私達のサークルに入会することになるので、ますますメンバーが高齢化する。私自身もう身体の自由が利かない年齢になっているので、子供たちと身体を使った講座に自信がなくなっている。


6月10日(金)
 毎月の定期診察。相変わらず減量化が進まず、、肝機能が悪い。それでも前回検査より、肝機能数値が少し改ざんされる。
 その足で、名古屋句会に行く。いつものように極少人数の句会であるが、それでも名古屋句会を続けたいとの会員さんの気持ちを大事にすることが大切だ。


6月8日(水)   御在所岳のカモシカ事情
 御在所岳の俳句ingの選句。御在所ロープウエィで行っている俳句ingの選句。今回の春の句は結構投句数が多く、よい句も多かった。選句が終わってからロープウエィ会社の常務さん立ち話した。ここの常務の森さんは三重県自然環境保全センター理事長もかねており、「カモシカ資料館」の運営も務められている。
 以前、御在所岳には「ニホンカモシカセンター」というカモシカだけを学術研究していく動物園、いわゆる「単科動物園」で、日本にはモンキーセンターなど4つの動物園しかなかった。しかし年々入場客が減少して、ついに2006年に閉園となった。昔子供が小さいとき見学したこともあった。そして今は湯の山温泉の麓に「カモシカ資料館」として学術関係の資料、個体などを展示してあるという。
 つい2,3日前、三重テレビでこのカモシカ事情について放映されていた。
 カモシカ(いわゆるニホンカモシカ)は絶滅危惧種(2014年に三重県では絶滅危惧2類に変更)に指定されているとともに、国の天然記念物ともなっている。近年鈴鹿山系のカモシカの減少とともに、ニホンシカの繁殖に悩まされている。御在所岳の山頂周辺は至るところアカヤシオ、シロヤシオなどにプルスチック性の網を被せている。すべて鹿の食害である。それだけシカの繁殖力が強く、カモシカはどんどん山麓に追いやられて、個体数も減少の一途をたどっている。
 と言うような話お聞きしたが、実はカモシカは牛科でシカ科とは違っていることを初めて知った。それは蹄を見れば分かることで、蹄は全く牛と同じである。
 今日は貴重なお話を聞いた。
 ネット検索していたら、2013年のFM三重のインタビュー記事があった。次のHPを参照して下さい。(115418)
   http://genki3.net/?p=21226


6月7日(火)  しゃくやく句会吟行
 しゃくやく句会では年2回、吟行会を行っている。ただ足の悪い方もいるのであまり遠出は出来ない。ということで桑名の六華苑を巡る。吟行時間は1時間半程度なので、句会も3句までとする。今頃は丁度見頃の植物、特には名はあまりなかったが、皆さんそれぞれ句材を探しに熱心に回る。
 昼食は苑内にあるレストラン。メインの目的であるランチを食べながら、食後に句会を行う。しゃくやく句会が発足してから4年目に入るが、皆さん随分と上達されたように思える。
 写真は六華苑前での集合写真。


6月4日(土)
 チングルマ句会。今日は先日、白子海岸に出かけたときの句か多く、何もない海岸であっても句材はいつでも見つかられることが分かる。それが一人で出かけるときは何も見つけられることがなく、お互いに刺激し合うことが大事と分かる。
 句会の帰りに櫻井真理さんが出展している日彫展に寄る。今まで何度も日展などで櫻井さんの作品を見てきたが、ご本人に会うの始めて。作品は日展と違い、娘さんの彫刻。なごみのある作品だ。その娘さんは長女でいつも「伊吹嶺ジュニア俳句」に投句して貰っている。(115373)


6月3日(金)   ブンブンゴマと風車作り(星見ヶ丘小学校)
 星見ヶ丘小学校で3年生約30名を対象に、課外の環境学習教室。テーマは牛乳パックの再利用で、ブンブンゴマと風力発電風の風車作り。
 放課後の一時間で行うものだったが、子供たちの集合が遅く、正味40分ぐらいしか時間をかける今年が出来なかったため、後半の風車作りの準備不足のまま、子供たちにさせたため、なかなか出来ない子が多く、少し混乱。やはり予定の時間が必要だ。ただ子供たちは何の遊びであっても楽しくやっている。今は何も環境ことが分からなくても将来これが環境に関係していることを理解して貰えれば、私達としても満足。
 ブンブンゴマの写真をいつも撮しているので、今日は出来上がった風車の満足そうな女の子の写真。


5月31日(火)
 私もいよいよ後期高齢者の仲間入り。それが一番身にしみて感じるのが運転免許証の更新。既に4月に高齢者講習を受け、今日更新手続に行く。新しい免許証は1ヶ月後になるが、有効期間は3年、そして免許証の色は無事故であってもブルー、決してゴールドは貰えない。よく認知症とか高速道路の逆走などのニュースがあるが、私は全く関係のないことと思っているが、ある日突然、それが自分自身の経験となりかねない。
 今まで以上にゆっくりとした運転に心がけたいものである。(115307)


5月25日(水)ー27日(金)  今年もまた東北へ
 毎年のことだが、私達夫婦は東日本大震災を忘れないため、東北へ出かけることにしている。今、熊本地震の被害が甚大なことが気にかかるが、かと言ってもう東日本大震災を忘れる訳にはいかない。
 震災の翌年はあまりにも悲惨さが予想されて、東北へ行くのがはばかられた。以降、毎年出かけているが、今年は石巻と七ヶ浜町へ出かけた。案内はどちらもタクシー運転手さんにお願いした。
 まず石卷での最初の感想だが、震災から「もう5年」でなく、「まだ5年」の印象。確かに外見上は震災後の瓦礫、廃棄物はなくなっているが、復興が一向に進んでいない、。ただ高台造成や海の見えない高い防潮堤ばかりが目につく。復興工事も何となくのろのろの感じ。今は東京オリンピックに建設ゼネコンが集中しており、ここでは人手が足りないという。
 一番悲惨だったのが大川小学校で講者、校庭の瓦礫、廃棄物はなくなっていたが、校舎はそのままになっており、当時の悲惨さが思い起こされる。この大川小学校は津波が押し寄せたときの教師の避難指示がまずかったということで、「なぜ大川小学校だけが大惨事となったのか」などと新聞記事での調査記事も見られたところだ。
 その他あちこち見たが今回は女川町の奥の方まで見せて貰ったが、いまだに仮設住宅だけの大きな街が残っていたことに愕然とする。以前仙台市内の仮設住宅を見たが、それでもびっくりしたが、女川では5年過ぎてもまだこんなに大きな仮設街がある実態を知っておく必要があると思った。
 2番目に見た七ヶ浜町の菖蒲田海岸は私がまだ独身時代や結婚直後によく海水浴に出かけたところで穏やかな海岸で思い出深いところ。また妻の母校の研修センターもあるところで、ともに青春を過ごしたところ。研修センターはまだ健在で震災直後は全国からのボランティアの宿泊所としたところ。
 ここはとてつもなく高い防潮堤工事が進んでおり、街からは全く海を見ることが出来ない。タクシーで防潮堤の上まで行って見ると、もう海水浴は出来ないし、近くの小さな漁港も閉鎖されていた。それでも地元の漁師さんは自然発生的に漁船と停泊しており、石蓴、布海苔等の海藻類を採って細々と続けていた。そして海岸にはサーファーだけの姿があるだけであった。
 今年も東北へ出かけて実感したことはこれで終わりではなく、まだまだ震災禍は続くということであった。
 以下に少しばかりの写真を貼り付けます。最後の写真は仙台市野草園で見つけた花筏。

 
石卷日和山より北上川の河口
 
荒れ地となったところの鯉のぼりと
後ろは建設中の復興住宅
 
大川小学校(左側にも続いている)
 
石巻駅前の小さな仮設商店街
 
妻の母校の研修センター
 
仙台市野草園で見た花筏


5月24日(火)
 愛知同人句会。私はどうしても詠みたいみや子さんの句を出した。他の句はといえば、残念ながら、清記用紙の同じ番号に3句とも書かれてしまい、がっかりする。いくら何でも同じ清記番号からは、3句も採られるはずはない。しかしみや子さんの句はそこそこ採って貰う。しかし句会後、「蒲郡に・・・」の句は一体なんですかと編集部メンバーから聞かれたときはさらにがっくりする。
 明日から小旅行に出かけるので、家に帰ってから、大急ぎでibukinet原稿を仕上げて編集長に送る。(115162)


5月23日(月)
 岐阜句会。今日は先日の伊根・丹波吟行会に参加者が多く、その吟行句が結構多かった。明日はそれ以上にその吟行句が予想される。


5月22日(日)
 長い間、ISO審査員として働いてきたが、今年の3月に審査員契約解除を行って、やっとストレスから解放される。しかしまだまだいろいろとストレスが溜まっている。このあたりで少しはリラックスしたいと思い、東員町文化協会の中の1団体に囲碁同好会に参加することとした。メンバーが30名以上の大所帯で、近くのコミュニティセンターに始めて参加した。棋力は20数年ブランクがあるため、もう少し楽な段級位にしてほしかったが、初段と2段の間に据えられる。久しぶりの囲碁でだったが、午前中だけにして午後から他の要件をこなす。いずれ落ち着くべき段級位となるが、しばらくはこの状態で楽しみたい。


5月20日(金)
 『広報ひばり』の3校。いつもは2校で終わるが今回は執筆者の原稿がころころ変わったので、今日の3校で終わることにした。(115097)


5月19日(木)
 今日の天候はよさそうなので、新緑を見に、御在所岳に出かける。ところが思わぬことにシロヤシオが満開に近かった。例年見たいアカヤシオは今年は連休に引っかかって、昨年のあまりの渋滞に懲りて、出かけるのを躊躇した。今日は予想通り途中の道路、ゴンドラともガラガラ。そして思わず、シロヤシオに感謝。
 季語は多く、鳥も鴬の他、シジュウカラまでは分かるが鳥の名前はよく分からない。グループに来ていた男性陣がコガラも鳴いているとのことを聞いた。花も多くの季語があるが結局は俳句が出来なければ出かけた甲斐がない。
 帰りはいつものようにホテルで温泉に浸かりたいと思ったが、今は時間制限で駄目。伊勢志摩サミットで多数の警備隊が宿泊で、はじき飛ばされる。サミットの影響がこんなところにもあるのを知った。
 写真はシロヤシオ。


5月18日(水)
 しゃくやく句会。今日は新メンバーが1名参加。今までしゃくやく句会ではあまり歴史仮名遣いについて説明してこなかったが、会員から教えてほしいとの声が上がったので、基本的な注意事項のみ教えたが、やはり難しいと言う。少しずつ実作で教えるしかない。


5月17日(火)
 チングルマ句会のメンバーから白子海岸に行きたいというので、数名で出かける。目的は妻が桜貝が取れると宣伝したため。
 まず子安観音をはじめ、誓子句碑を見て回ったが、今まで知らなかった寺で句碑を見る。真宗高田派の正因寺に「本堂のみ仏の燈も雛の宵 誓子」で平成7年に個人寄贈となっていた。これで白子の鼓が浦だけで5基あることになる。これでいくと三重県に一体いくつの句碑があるのだろうか。
 海岸へ出てから見ると、昨日の大雨で多くの貝が打ち上げられたのだろうか。思ったより桜貝が多かったとのこと。
 写真は半分ぐらいの桜貝はあげるために小分けにした残りの桜貝。
 帰りは伝統産業会館を少し見る。ここでまたみや子さんを思い出す。名古屋句会であちこちに吟行に出かけたが、白子海岸へも出かけたが、ここでみや子さんは次の句を詠んでいる。

  蛤で墨を磨けり涅槃西風   みや子

 ここで伊勢型紙の彫りや鈴鹿墨の実演を行っており、句はそのままの写生であるが、「涅槃西風」の取り合わせが何ともうまい取り合わせである。
  最後は白子駅の近くの喫茶店で小句会。


5月15日(日)  ムネアカハラビロカマキリ
 最近我が家では昨年の冬にかまきりの卵を庭に挿して置いたところ、いつの間にか生まれたようで、庭の木に実に小さいかまきりの姿を見た。
 そして以前から書こうと思っていたが、皆さんはハラビロカマキリ(以下ハラビロ)とムネアカハラビロカマキリ(以下ムネアカ)をご存じだろうか。ハラビロについては数年前に虫好きの孫に教えて貰ったが、その名のとおりかまきりの腹が平たく広いことから見ればすぐ分かる。このカマキリはは全国的に繁殖している。ところがムネアカについては初めて聞く虫の名前で、まだ詳しいことが分かっていない。ただムネアカはその名のとおり胸が赤く、ハラビロより体長が大きい。
 ネットで検索すると、2009年に始めて福井県で発見され、現在は愛知県でも多く見られるようになったという。どうも外来生物で中国、東南アジアから持ち込まれたらしい。(ペット用?、木材に付着?)そしてムネアカが増えて、ハラビロがいなくなった場所もあるという。ハラビロの生息地がムネアカに置き換わっているという。このムネアカが特定外来生物に指定されるかどうかは今後のムネアカの実態調査とハラビロの減少状況を調査する必要があるだろう。
 ムネアカを見つけたら、知らせて欲しいと言われている。右の写真はハラビロとムネアカの違いを書いたパンフレットです。念のため、別ページに大きく掲載します。右の写真をクリックして下さい。
 また豊田市でのムネアカの生息状況について、次のHPに掲載されているので、興味のある方は読んでみて下さい。(114993)
   http://www.yahagigawa.jp/archives/004/201509/bcfa785e0380cc0a39b2c31e300644dd.pdf


5月14日(土)
 『広報ひばり』の2校。1校の時は伊根丹波の吟行に出かけていたので、1回パスしているので申し訳なかったと思う。今日でほぼすべての原稿の校正、写真の割付が終わったので、最終稿は各自チェックしてまとめを行うことにして、あとは納入を待つだけとなった。


5月13日(金)
 名古屋句会。Nさんが鈴木みや子さんを悼んで心しみる俳句を詠まれていた。改めてみや子さんと一緒に吟行に出かけたことが互いに思い出す。


5月12日(木)
 明日が父の忌日のため、今日岐阜でお経を上げて貰う。
 丁度今頃は茅花が咲き出す頃で、長良川の堤防を走っているときらきら輝いている。しかしその同じ時期にオオキンケイギクも咲き出している。オオキンケイギクについては昨年の今頃書いた覚えがあるが、オオキンケイギクは特定外来生物で駆逐が推奨されている。詳しいことは昨年の日記(H28.5.23)に書いてあります。ただオオキンケイギクを完全駆除するには根から抜いてビニール袋に入れて枯らすしかないという。
 ただ今日岐阜までの往復で見たオオキンケイギクの状況は悲しいものだった。1つは父の墓に行ったとき、すぐ傍の家庭菜園でわざわざオオキンケイギクを束ねてしかりと観賞用に育てていた。オオキンケイギク自身はきれいなため、これはその人が無知なためと思うしかない。もう1つは車を走らせた長良川の土手で草刈り工事を行っていたが、草刈りあとを見ると、美しいということで、わざわざオオキンケイギクだけを残していた。これは無知ですまされない。草刈り工事は土木工事、あるいは造園工事の範疇に入るが、国交省から受注している建設会社であれば、環境保全義務は国交省から出されている「建設工事共通仕様書(土木編)」にも書いてあるので分かる。これは工事発注の自治体も受注した建設会社とも責任は免れない。私がこの工事を審査すれば、一発で不適合で指摘して、是正処置をさせるところだ。しかしもうISO審査員を引退した身にとって、ゴマメの歯ぎしりとしか言えない。
 写真は昨年掲載したオオキンケイギクです。この日記を読んでいる皆さんもオオキンケイギクを見たら、せめて俳人としてキバナコスモスと同様に俳句には詠んでほしくない。


5月10日(火)-11日(水)  栗田主宰と行く伊吹嶺伊根丹波吟行会
 2日間にわたって「栗田主宰と行く伊吹嶺伊根丹波吟行会」に参加。今回は63名の参加で盛況。雨の予報で心配していたが、伊根の舟屋でわずかに降られただけで、2日間とも傘を差さずに吟行できた。特に伊根と綾子先生の生家の吟行が有意義であった。俳句の収穫はこれからだが、1日目の句会では皆さん本当によい句が並んでいた。
 特に感銘を受けたのは綾子先生の生家で見た「丹波新聞」。2015年12月10日付の記事で、沢木くみ子さんが生家保存のため、丹波市に生家とともに1億円の寄付をされたことを知った。沢木太郎さんも亡くなられた今、くみ子さんの決断に敬意を表したい。
 右はその新聞記事。HPに掲載する関係上、詳しい記事は読めないが、元の写真でははっきりと読める。
 なお詳しい吟行記は伊藤範子さんに書いて貰い、次のHPに載せました。下のHPをクリックして下さい。
   http://www.ibukinet.jp/topix/28inetanba/28inetanba.html


5月9日(月)
 以前からISO審査員を卒業しようと思っていたが、従来の優柔不断から、引き留められると、ずるずると続けてきたが、今年はいよいよ後期高齢者となることと昨年規格の大改訂が行われてきたことにより、品質マネジメントシステムも環境マネジメントシステム審査ではよりきめ細かい審査準備と審査実施における聞き取り、実地審査に万全体制で臨む必要が出て来ている。
 高齢化による体力の衰え、気力の衰えから今年の3月末で審査員を辞することを伝えていた。
 今日は審査機関としてお世話になってきたISCに赴いて、契約解除の手続を行う。これで完全に引退となった。(114915)


5月7日(土)
 チングルマ句会。指導者の山下さんは最近、頬の手術を行ったが、意欲は満々。今年秋の恒例のチングルマ句会吟行にも必ず出かけるという。
 

5月6日(金)
 連休中はどこへ出かけても混雑しているので、それを避けて今日あたり御在所岳のアカヤシオの花を見にいくつもりだったが、雨のため出かけるtのを止める。丁度今頃はアカヤシオが見頃の時期で、見ることが出来ず残念。明日以降はまた毎日日程が詰まっているため、今年も見逃すこととなった。


5月4日(水)
 今もなお鈴木みや子さんのことが忘れられない。2日の伊吹嶺落書にみや子さんの句を抜き書きしているとき、特にみや子さんらしいはんなりとした句をアップしたが、この句の中で気付いた一句に牡丹の句がある。というのは2,3日前に徳川園に最後の牡丹を見に行ったときの記憶から、みや子さんの牡丹の句の鋭い写生句を思い出したからである。
  
  金の蕊たたみきれずに夕牡丹
 
 この句の「たたみきれずに」の措辞が実に真実を突いている。これこそ「風」伝統の即物具象に外ならない。牡丹の蕊が目に見えるようだ。ここには事柄俳句の面白さはなく、牡丹だけを写生している一句一章の句である。こういう句を見る度に沢木先生の「先ず俳句は一句一章から初めよ。」という言葉が思い出される。一句一章の句が出来なければ、調子のよい取り合わせの句は薄っぺらく見える。しかもよく最高だと言われている動詞のない取り合わせは単なる言葉の切れ端のつなぎにしか見えない。一句一章の句を詠むにはどうしても季語の真実を動詞で写生するしかない。
 こうして牡丹の句を読んだ後で思い出したのは、みや子さんの純粋の写生でないが、感性の句にも優れているのに気づいた。その句は牡丹と言っても「寒牡丹」の句であるが、

  寒牡丹あまた見し冷えむらぎもに
 
である。ここには具体的な物でなく、〈むらぎも〉という見えないものを詠んでいる。しかしこの句は細見綾子先生の〈むらぎもの牡丹を七日見つづけて〉などを踏まえたもので、それを寒牡丹として詠まれたものである。常にみや子さんの心の中には綾子先生を尊敬して、少しでも綾子先生に近づきたいとの気持ちを続けられていたのではなかったかと思う。

 西行庵綾子の摘みし蓬つむ

の句も綾子先生の〈西行庵十歩離れずよもぎ摘む〉を踏まえたものであることからも分かる。

 なお伊吹嶺5月号に掲載した「俳句を考える・再度即物具象(4)」は【こちら】をクリックして下さい。(114840)


5月2日(月)
 名古屋句会で指導を受け、一貫して感性のある句を作られていた鈴木みや子さんが亡くなられた。最近はあまり近況も聞かない日々で、心配していた矢先での訃報である。みや子さんに対しては実に様々お世話になっていた。今日はその葬儀で静かな葬儀で思わず涙が出そうになる。いろいろみや子さんの思い出や俳句については、伊吹嶺落書に詳しく書いたので、ここではその落書をそのままコピーしたい。

 悲しいお知らせです。元伊吹嶺同人の鈴木みや子さんが亡くなられました。今日はその葬儀でした。遺族のご意向で家族葬的にささやかに行いたいということで、蒲郡勢以外は、栗田主宰ご夫妻と下里編集長のみとご一緒しました。
 みや子さんの臈たけて、はんなりとしたたたずまいが今も目に浮かび、憧れもありました。私にとって、みや子さんは名古屋で俳句を再開したときの直接の指導者で、最後までご一緒でした。その名古屋句会では、毎月どこかへ吟行するのが常で、しかも歴史のある気づきにくいところへも出かけました。また「風」全国大会や「風」同人総会などにもご一緒させて頂き、必ず吟行も一緒でした。
 時には二人だけで当時鉄道入院されていた沢木先生のお見舞いや、みや子さんが句集『蒲郡』を上梓されたときに沢木先生宅の御霊前に供えて報告にご一緒したことも思い出されます。
 俳句にも気品があり、みや子さんの感性には勉強させられました。しかし句会では結構厳しく、「あなたたちいつまでこんな俳句を作っているの。もうベテランでしょう。」とよく言われました。その厳しさに発憤したこともあり、おかげで「風」同人の末席に並ぶことが出来ました。
 みや子さんの句は句集『蒲郡』に感性の高い佳句が並んでいます。


  
石蕗咲いて身になじみたる黄八丈
  硝子器のくもり冷たきさくらんぼ
  袂より数珠の出できし春著かな
  親鸞忌一汁なれど実沢山
  金の蕊たたみきれずに夕牡丹
  水口に鯉のかたまる白露かな
  春愁や匂ひ袋の形見分け
  種浸す姫街道の橋の下
  水鶏塚冬木に吊す竹箒
  かきつばた紺とも紫ともいへず
  刈りしもの青きまま焚く寒露かな
  新豆腐天竜川の水もらひ
  躙り口頭を打つて年忘
  佛壇を閉め忘れたる良夜かな
  草餅に雪の匂ひや宇陀郡
  かげろふを踏み夢殿のきざはしに
  まほろばは水の匂へり田植どき
  白蛇棲む弁天橋のおぼろかな
  この松に育てられしと松手入
  竹生島詣でや魚は氷にのぼり
  終戦日黙禱すべく家にあり
  西行庵綾子の摘みし蓬つむ
  なつかしき声にふりむくかきつばた
  綾子の忌明日は白露とのみ記す
  後の月杜国の岬より出でし

 
と書き出すと切りがありません。そして「伊吹嶺」最後の投句は次の句でした。

  
秋日和糸が笑ふと糸繰り女   伊吹嶺2011年12月号

 
この句に対しては旧友の原田しずえさんは「〈糸が笑ふ〉とはどのような状態を言うのか疑問が生まれた。・・・〈糸が笑ふ〉言葉自体は面白く、糸繰り女の人物像が描かれる鍵ともなろう。と鑑賞されていたが、〈糸が笑ふ〉と表現する感性は最後まで衰えなかった。  合掌

 以上長々と貴重な落書欄を借りて、思い出話をしました。
 写真は句集『蒲郡』出版記念お祝い会での記念写真です。



5月1日(日)
 NHK俳句が新年度になって選者が大幅に変更された。4月17日に夏井いつきのことを書いたが、今日の選者の正木ゆう子の今日の選句結果には多いに共感し、正木ゆう子の資質が高いことを実感させられた。選句された中から共感した句で、

  少しづつ母は遠くへ余花の雨
  どこまでも大地を恃み麦青む


など選句された句は感性が効いており、「母は遠くへ」「大地を恃み」などややもすれば、観念的と言われかねない表現にも心がこもった句であり、TVを見ているときも共感しきりであった。
 特に前者の句の「少しづつ母は遠くへ」には共感せざるを得ない説得力を持っている。子たる者、誰もが母親がこのような状態になっていることを認識しているが、認知症を「母は遠くへ」としたことにより、詩情も高まっている。
 これで今年のNHK俳句を見る1つの楽しみが増えた。


4月29日(金)
 毎年、今日が東員町文化協会の年次総会。広報委員をやっているため、欠席する訳にはいかず、出席する。しかしやはり田舎の総会、すべては台本通り読んで、すべてはシャンシャンで終わる。これでも東員町は近隣市町より文化発信力は一寸はまし。


4月27日(水)
 『広報ひばり』の編集。まだ依頼原稿が届いていない分もあるが、とりあえず広報委員の書いた原稿、届いた原稿、写真の割付等が終わったので、明日入稿することとした。
 今月はある水彩画を描く団体のクラブ訪問記事を書いたが、昨夜いつまでもだらだらとTVを見ていたため、夜の10時になってから原稿起こしから始まって書いたので、今日は家に帰ってから眠い。(114756)


4月25日(月)
 岐阜句会。最近同人だけでは出席者が少なく、一般会員までに門戸を開いて行うようになった。それでもまだ少なく、これからもっと会員さんの出席を多くする方法が必要だ。


4月24日(日)   ネット部オフ句会(藤前干潟)
 久しぶりにネット部主催のオフ句会を行う。吟行地は藤前干潟。ここはかって名古屋市が廃棄物の最終処分場として計画していた曰く因縁のついていたところ。市民の反対運動のおかげで貴重な干潟が守られ、いまは日本最大の野鳥飛来地として親しまれている。以前は野鳥観察館しかなかったが、今は稲永ビジターセンターが併設されて、ここで野鳥の勉強も出来るし、研修室も整っている。
 ここを吟行地として選んだのは次回の「自然と親しむ吟行会」の候補地としたいのが本音で、今日は言わばその下見的にネット部独自で吟行を計画した。ここを予約したのは大潮の日に近いこと、野鳥の飛来が多いこと(丁度今頃は鴫、千鳥が多いとのこと)などから3ヶ月前に今日を予約した。果たして天候はどうか心配だったが、31名参加の絶好の吟行日和で、皆さんに喜んで頂けた。
 ただ日によって野鳥の多い少ないのは常で、今日は比較的少ない日であった。それでも干潟に下りて子供たちが遊んでいるのを見たり、直接泥の干潟に下りて歩いてみたりして、思い思いの散策を楽しんだ。そしてコンクリートの岩場の割れ目に浜昼顔が咲いているのを見つける。蕾が多くつけていたので、夏になるともっと咲くことと思う。
 句会は稲永ビジターセンターで行う。部屋がやや狭いことが難点で、自然と親しむ吟行会では果たして何人収容できるかが問題点。句会の結果は多くのネット仲間が名乗りを上げることが出来て、初めての参加者にも喜んで貰えたと思う。
 なお詳しい吟行記は内田さんに書いて頂いたので、【こちら】をクリックして下さい。
 写真は遠くにいた鴫を拡大して撮したものとわずか一輪だったが、見つけた浜昼顔。
   


4月23日(土) 春のエコキッズフェア
 毎年春の連休前の土、日に三重県環境学習情報センターの春のエコキッズフェア。今日と明日の2日間、開催されるが、明日はネット部のオフ句会吟行があるので、今日だけの支援。
 今日はセンターの常設展示コーナーから2種類のクイズを解いて貰う趣向。当然ささやかな景品をつけて行う。今日はセンターブースだけで他団体の展示コーナーはなく、静かな訪問者のみ。明日は他団体のイベント、飲食店も出店するので、賑やかになると思う。
 右は今回のフェアのチラシ。



4月21日(木)
 今年の運転免許証の更新は後期高齢者になる年なので、高齢者講習が義務づけられている。
 運転の実習はもちろんのこと、視力、動体視力、視野検査、反射神経テストなどが行われるが、始めて経験したのが認知症検査。今日の日付を書くことから、時間を知っているか時計の長針、短針を課かされること、そして記憶力で16枚のイラストから少し他の作業を行った後、見たイラストを書き出すこと、これが結構難しい。記憶力が衰えたことを実感する。もちろん自動車学校としては全員が認知症でないことを証明したいため、見たイラストのカテゴリー(動物、車、果物、野菜、楽器など)を教えて貰ってから思い出して書き出すことはすべて出来る。改めて自分は認知症と言うより、記憶力の衰えを感じた1日であった。


4月20日(水)
 午前は『広報ひばり』のクラブ訪問。訪問団体は主に水彩画を描く「楽絵筆」。今日は男女8名ほどが集まって静物画を描いているところにいろいろ質問しながらのインタビュー。今回は私が訪問記事を書く番だが、目先にいろいろ雑用があり、書き上げるのは次の打合せの前日になりそう。
 午後はしゃくやく句会。今日は入院中の方を含めて、2名の欠席。但し新しく1名の入会。来月はもう1名入会予定。メンバーは一進一退の状況。
 今日、ビッグニュースが入った。以前から期待されていた囲碁の井山裕太が本因坊、棋聖、名人、王座、天元、碁聖のタイトルに加えて、今日は十段戦の第四局で伊田篤史十段からタイトルを奪還した。これで囲碁界初めての7冠となった。元々私は30代の頃から囲碁を始めたが、私の経験で、一人の棋士による7冠独占はすごいことだと思う。次の「囲碁ワールド」を買って、7冠となった対局を並べてみたい。しかし最近の私にはその勝利のポイントとなる一手が分かるかどうか自信がない。
(114654)


4月19日(火)
 愛知同人句会。句会場を移して2ヶ月目。出席同人が64名で、一寸した結社の大会規模。その中で採られるのが大変なこと。先月に引き続き、京都からTさんが参加される。いつも参加するときは高速バスで2時間かけ、しかも句会前には名古屋のあちこちを吟行されるという。このような熱心さを見習わなければならない。やはり若さというものか。


4月18日(月)
 文化協会の『ひばり』校正。遅々と進まないでこれから何度も打ち合わせすることになるだろう。原稿の受領確認と届いた原稿の校正。これから写真を割付と広報委員によるクラブ訪問記を書かなければならない。


4月17日(日)
 NHKTV俳句が年度が替わることによる大幅に選者交代がある。今日はTVのプレバトで人気沸騰の夏井いつき。兼題は「陽炎、逃げ水」。しかしこの季語の説明がおかしいと思った。「陽炎は万葉時代からあり、逃げ水の季語は新しく、大正時代から」と言う。しかし「陽炎」の言葉は万葉時代であっても和歌として使われていたと同様に、「逃げ水」も鎌倉時代からある季節の言葉で、夫木和歌抄に「東路にありといふなる逃げ水の逃げ隠れても世を過すかな」とあり、季語の位置付けは江戸時代の俳諧や明寺の子規以降である。従って「逃げ水」だけが大正時代にいきなり出来た季語ではない。またこれは選者の好みかもしれないが、五・七・五のリズムに乗らない言葉の切れ端が入選しているのも気になった。しかしプレバトで飛ぶ鳥を落とす勢いというものには、理屈を言っても負けてしまう。


4月15日(金)
 いつものことだが、俳句に困ると、明日香に出かけて作る。今日は一寸気温が低いが、よく晴れているので、急遽明日香に出かける。俳句は出来なかったが、久しぶりの明日香で晴れ晴れとした気分を味わうことが出来た。
  写真は明日香にまだ残っているレンゲ畑。

 昨日から、熊本地方に大きな地震が発生している。しかも昨日の地震が前震で、今日のが本震という。実際には断層毎に違う地震のようにも見える。と言うことは今後大分地方から、阿蘇山、四国地方などへと地震が広がっていく恐れが大きい。しかもこの機に及んで、川内原発は休止しないという。また危機的な放射能漏れが起きたら、誰が責任を取るというのか。政府は多分原子力規制委員会が決めたことだと逃げるのではないか。


4月14日(木)
 昨年夏、人間ドックで胸、胃、肝機能など再検診を言われていたが、毎年同じことを言われているので、そのままにして置いた。さすが半年間もそのままにしておく訳にいかず、先週、胸のCT、今日胃カメラ検査を受けた。その結果その場で全面異常なしで終わる。結果は予想されていたと言ってもやはり心配で、これで一安心。多分毎年、同じような指摘を受けるだろうと言うことで、これからは2年ごとの検査でよいと言われた。これも一寸心配。
 とにかく無事釈放と言うことで、夜は久しぶりに酒を飲む。(114564)


4月13日(水)
 東員町文化協会の『広報ひばり』の依頼原稿の整理。やはり締切を守らない団体が多く、半数ぐらいを電話催促。これからクラブ訪問を行うことになる。


4月9日(土)
 「環境学習サークルみえ」の年度初めの総会。昨年の中頃からこのサークルに入会したが、結構積極的に子供対象の環境学習の出前講座を行っている。私でも半年間で5回は参加しているので、他のメンバーはもっと多く活動している。
 ただここでも悩みはメンバーの高齢化である。このような活動団体としては年金の貰える65歳までフルに仕事に従事しているので、どうしても活動主体は65歳以上になる。ただここには俳句のような高齢化問題はないが、一番の問題は肉体的に身体の無理がきかないことである。ここでももっと若いメンバーを希望しているが、そのような効果的な方法がないことに限界がある。


4月8日(金)
 名古屋句会。いつものように少人数で句会。少人数だと、投句してもなかなか自分の句が評価されたのかどうか分からないのが難点。


4月6日(水)
 夜、長男一家がやって来る。孫娘がS学院大学に入学したので、その報告と言うより大学生姿を見せに来る。いつの間にかすっかりピカピカの女子大生になり、そのスーツ姿を見るともう二十になった印象。我が家夫婦も年を取るのも無理はない。


4月5日(火)
 長年続けていたISO審査員を正式に辞めることにした。今日はその審査員研修であるが、欠席してメールで失礼した。
 一寸悲しいことであるが、今年から品質、環境とも2015年版改訂で審査を進めることになるが、結構新しい規格に対する審査技法に気をつかうし、綿密な審査計画、規格に要求されていないが、確認しなければならない項目が多く、神経を使う。そろそろそのような神経を使う仕事、気力も減退してきているので、2015年版改訂が丁度引退によい時期かと思う。


4月4日(月)
 4月24日のオフ句会・藤前干潟の準備も終わり、今日は酔雪さんと2人で、当日の吟行資料の袋詰め。袋詰めはすぐに終わり、あとは当日の進め方の依頼事項の確認。まだ20日先のことだが、すぐに吟行当日は来るような気がする。


4月3日(日)
 ビオトープネットワーク中部の総会。ここでの活動参加は最近サボり気味で、昨年の5月の連休に東山植物園のビオトープで子供たちとトンボの幼虫のヤゴ観察を手伝ったのみ。今日は年1回の総会で20名近く参加。出席者はいずれも若い人が多く、皆さんの熱意が伝わってくる。
 今日のミニ講義というかお遊びで微小貝の観察を行う。石川県の海岸で砂ごと掬って、篩をかけたもので、全員で微小貝を探す。微小貝というのは一人前の貝であっても、大きさが1cm以下の貝類のことで、砂の中からルーペで貝らしきものを探す。中には絶滅危惧種の貝で、スジウネリチョウジガイ(絶滅危惧2類)、シラギク(準絶滅危惧種)などを見つけたメンバーもいて、ついのめり込む。
 私は結局普通の巻き貝を見つけただけ。それでも大きさが1cmのものばかりで、こういう貝類もあることを知った。
 写真は醤油皿に微小貝を載せたもので、スマホで撮した。大きく撮してあるが、長さは1cmにも満たない。(114420)


4月2日(土)
 チングルマ句会。毎月「伊吹嶺」の伊吹集の4句組の句から、1句鑑賞しているが、皆さん、事柄俳句には抵抗感があるようだ。
 NHKBS番組で「ニッポンの里山」の10分番組があるが、少し前に放映された番組で、我が家のすぐ近くで桑名市の嘉例川で絶滅危惧種のヒメタイコウチの生息状況を放映されていた。すぐ近くにあるが、なかなか自然観察会などに参加する機会がなく、残念に思っていたところ。合わせて検索して見ると、東員町にもヒメタイコウチが生息しているという。ただ東員町は桑名市ほど環境保護には熱心ではない。また再放送さるときがあると思う。
 写真は以前ラムサール条約に指定されたときに見に行った豊田市の東海丘陵湧水湿地群で撮したヒメタイコウチ。


4月1日(金)
 今年の桜はいつまでも見頃が続いているが、今日は久しぶりにふるさとの岐阜公園を歩いた。ここもあちこちの桜が満開となっていた。ただ雨が降っていたので、あまりゆっくりと見ることなく、川原町の蔵造りの喫茶店でゆっくりする。
 写真は鵜飼乗合船を係留しているところの満開の桜。







3月29日(火)
 今日の新聞を見たら、いなべ市の勝泉寺のしだれ桜が満開とあった。昨年初めて見に行ったときは満開を過ぎて、雨の日だったが、今年は新聞のおかげで丁度満開に行くことが出来た。新聞のせいかお寺にはすごい人が来ており、私達も堪能できた。この寺には3本のしだれ桜があり、すべて満開だった。帰る途中あちこちが花盛り。満開の桃、桃も白と赤のコントラストがよい。また山茱萸も満開、地面には菫が咲き、色とりどりとなっており、まさに田舎の桃源郷という境地の印象。
 写真はいずれも満開のしだれ桜と花桃。(114339)
   


3月28日(月)
 岐阜句会。今月から同人に限らず、岐阜支部の会員も出席できることとなったが、出席は同人だけのわずか8人でさみしい限り。そのせいではないが、私も持ち寄り句ではさんざんの成績。


3月27日(日)
 伊吹嶺新人賞の選考会。新人賞選考は久しぶり。最初からこの人と決めて出席したが、結果的には予定どおり太田滋子さんで全員一致。長年関東支部で勉強を怠らず、若くして取られた。伊吹嶺落書にも書いたが、滋子さんは、明るい人柄で、誰にも好かれている。俳句面では生活に根付いた句作の感覚がよく、家族を見つめる目が優しい句を作られる。
 今年はなるべき人がなるべくしてなられた感じ。


3月26日(土)夜
 久しぶりに二男一家が来る。理由は簡単。長男が小学校卒業のためで、卒業祝いが目的。それでも我々夫婦を夕食に誘ってくれる。ただ親馬鹿の証拠として、二人の写真をくれる。そしてその爺馬鹿が写真をスキャナーで取り込む。
 その写真が右側。


3月26日(土)  富士山8合目まで外来植物侵入(讀賣新聞16.3.17)
 一寸古いニュースだが、年々富士登山に外国人が増えるに従い、富士山8合目まで外来植物が侵入しているという。山梨県富士山科学研究所によると、「外来種は一度定着すると根絶が難しく、在来種を絶滅に追い込んだケースもある。世界各国の登山者が様々な外来種を持ち込む可能性があり、駆除するなど早めに手を打つべきだ。」ということで世界各国の登山者が持ち込んでいることが理由で、8合目付近では国外から持ち込まれた「国外外来種」のナガハグサや、富士山には本来生えていない「国内外来種」のウシノケグサが確認されたということである。今後、さらに進行すると、「溶岩や砂利の斜面が外来植物の草むらのようになり、登山道から見る景観が変わる恐れがある」という恐れが多いにありうる。
 ただこれは逆の場合もある。日本人があちこちの外国に登山するときに持ち込むことがあるのだろう。これは登山の1つの盲点ではなかろうか。日本も外国もお互いにどのように防ぐかが問われている。
 なおこの新聞記事は次をクリックして下さい。(114296)
  http://www.yomiuri.co.jp/eco/20160316-OYT1T50161.html


3月24日(木)
 今日、息子の会社へ行く用があり、ついでに近くの愛知牧場に行く。最近、あまり出歩かないので、俳句もない。少しで木材がないかと思って足を伸ばした。しかしただ何となく出かけても駄目。結局何も出来なく、おまけに風が強く、目薬をバックに入れておくことも忘れて、目が痛くて早々に車に戻ってしまう。


3月20日(日)
 4月に行われるオフ句会「藤間干潟吟行」の当日資料を貰うため、合わせて伊吹嶺句会に出席。ところが栗田先生も河原地副主宰とも欠席で、一寸残念。結局、櫻井さん、丹羽さん、私で手分けして選評を行う。
 そのあといつも行われるカリンカ句会にも出席。ここの会場のレストランロゴスキーは今月一杯で閉店とかで最後の出席。カリンカ句会はその前身のピロシキ句会が2003年にスタートして今年で13年目に入る。当初の設立目的がネット仲間で「有朋自遠方来 不亦楽 」の趣旨で始めたものだった。最近はメンバーも若返り趣旨も河原地副主宰の指導句会と変わった。そういう意味でそろそろ老兵は消え去るものかと思っている。
 写真は同じものを伊吹嶺落書に掲載したが、最後の記念にこのページにも載せます。(114212)


3月19日(土)  ジュニアサミットin三重・プレイベント
 この5月に三重県で行われるG7サミットに合わせ、4月に桑名市で「ジュニアサミットin三重」が予定されている。テーマはG7の高校生を対象として、主に環境問題について討議される。現在、桑名市ではそのためのいろいろなプレイベントは行われている。その一環として、今日は「ジュニアサミットin三重・プレイベント」が行われた。そのうち午後に「市民活動団体交流会と体験イベント」が行われ、私達環境学習サークルみえでも参加することとなり、いつものように自転車発電体験とG7の国旗のブンブン独楽の作成体験を行う。主に市民活動団体の交流会であるので、あまり参加者はないだろうとの見込みだったが、たまたま桑名市のボースカウト、ガールスカウトの2団が参加しており、自転車発電体験には結構体験する子供たちが多かった。結局午後3時間のイベントで、自転車体験もブンブン独楽ともそれぞれ80名以上の参加者で結構賑わう。
 写真は参加交流団体のパフォーマンスと桑名市長に自転車体験をして頂いたもの。
 
子供たちの交流団体パフォーマンス
 
桑名市長の自転車発電体験


3月17日(木)-18日(金)
 2年半前に黄斑円孔(黄斑部に穴が開く)で入院、手術したが、その時、ついでに白内障のためのレンズを入れた。その眼内レンズの内側(後嚢)が濁ってきたため、後発白内障手術を行う。この後発白内障は人によって違うが、白内障手術のあと、数ヶ月~数年間に発生するという。私の場合は2年半で発生したということに鳴る。
 手術は眼内レンズの後嚢の中心部にレーザーで濁りを飛ばすものだ。手術とは言えないくらいあっという間に終わる。
 そして翌日の今日、診察して貰ったが、実によく見えるようになった。というより今までの黄斑変性の歪みが後発白内障で分からなくなるくらい濁っていたものが、また見るものの歪みが実によく見えるというもの。元の黄斑変性に戻ったということになる。

夜またよく見えるようになったので、久しぶりに寿司で外食。(114184)


3月16日(水)
 しゃくやく句会。当初、1月に新年の集まりで食事会する予定だったが、大雪のため、車が動けず、句会そのものも中止した。その埋め合わせで今日、句会の前に食事会をする。仕事を持っていらっしゃる方もいたため、遅れて参加する方も。その間、おしゃべりの時間を多く取る。こういうおしゃべりも必要だろう。
 句会をいつもと同じで、最後に居少しずつ勉強会を行う。


3月15日(火)
 愛知同人句会。今日から句会場を中日ビルに戻す。但しこの会場は12:30出ないと開場しないと言うことで12:30ちょっと過ぎに句会場に入ったところ、既に全席、場所取りがされていて私の座るところがない。結局はダブル席取りからかろうじて空けて貰って座ることが出来た。このままでは私は立って句会を行うことになる事態であった。席の前取りも良し悪しである。
 なお今日は新同人の徒歩さんや京都から哲半さんが初めての出席で次第に若い同人が多くなるのだろう。二人の写真は伊吹嶺HPに掲載したので、今日の落書【こちら】を見てほしい。

 句会後はネット部で4月のオフ句会の準備打合せ。現在参加予定人身が少なく、藤前干潟に興味のある方には参加して貰いたいと思っている。各スタッフの役割分担は順調に進む。あとは明日あたり欠席幹事の皆さんに今日の役割分担を知らせることとする。


3月14日(月)
 御在所岳の俳句ingの選に出かける。今年の冬は暖冬でスキー、樹氷はわずかで氷瀑は出来なかったという。ということでこの冬の投句数も少ない。多分観光客も少なかったのではなかろうか。
 昨年は見事な氷瀑を見に行ったことが思い出されるが、これから温暖化は着実に進み、来年も樹氷も氷瀑も見えなくなるだろうか。もっと厳しい真冬の俳句も選をしてみたいと思う。


3月13日(日)
 東員町文化協会の「春の芸能祭」。本来は今日は愛知同人句会の予定だったが、同人句会が変更となったので、芸能祭のカメラマンを引き受ける。芸能祭というのは出演者がステージ一杯に広がり、カメラで全景を入れると、人物は米粒のように小さく、フラッシュも使えないので、解像度が悪く、一番移しにくい被写体だ。出演者の一部だけを撮すと、解像度は上がるが、出演者に不公平になる。
 あと思わぬ失敗をする。というのはデジカメのため、再者はバシャバシャと撮していたところ、バッテリー残量が少なくなってしまった。急遽、文化協会のデジカメを借りてバックアップ用に使い、私のカメラはその後、節約して撮したところなんとか残量で全出演種目を撮すことが出来た。家に帰って調べてみると、300数十枚も撮していた。これに懲りて余裕があると思っても予備バッテリーを持参することにしたい。
 写真は東員町伝統の「東員飛龍太鼓」の演奏。


3月12日(土)  木曽岬メガソーラー発電所
 午前は環境学習サークルみえの月例会。その足で午後には木曽岬干拓地に設置されたメガソーラー発電所を見学。
 再生可能エネルギーのうち、ソーラー発電所は全国各地に設置され、小規模も含めると非常に多くなるが、メガソーラーとなるとまだ全国で数えるほどしかない。そのうち今日は三重県側の木曽岬町のメガソーラーを見る。ここの規模は49MWで、ソーラーの枚数は78ha(ナゴヤドーム20個分)に約20万枚となる。パネルを並べると東京ー名古屋までの320kmに相当するという。ちなみにここのソーラー発電所は丸紅がデベロッパーとして開発されている。
 今年4月から電力自由化がスタートするが、新電力会社参入の障壁はまだまだ高いようである。政府が原発再稼働をもくろんでいるため、あまり新電力会社が伸びると、原発不要論につながるのではないか。再生可能エネルギー開発をもっと調べるといろいろなことが分かってくるが、ここには書き切れない。
 なお写真はソーラーパネルのほんの一部でとてもカメラに収めきれない。
 小子の目がソーラーは個人でも団体でも見学可能だが、現在発電所内の道路拡幅工事のため、年度内は不可能とのこと。今日我々は舗装途中の道路をジグザグに通って中にはいることができた。
 木曽岬メガソーラーについては次の丸紅のHPを見て下さい。(114122)
    http://www.kisozaki-megasolar.com/


3月11日(金)
 病院の定期診察で名古屋へ出かける。この1ヶ月間、風邪のためほとんど飲酒していないにもかかわらず、肝機能の数値が悪い。いつも言われることだが、体重を減らすことしかないという。最近は風邪で食欲がないのに、体重が減らないのはどうしたことか。運動不足であることは確かだが、運動量でそんなに体重に影響しないので、さらに減食することか。
 引き続き午後は名古屋句会。Yさんがのご主人を亡くなされたにもかかわらず、出席して頂く。これまで本当にご主人によくつくされたと思う。これからはご自分の人生を大切にしてほしいと思う。


3月9日(水)
 今日から13日までの5日間、東員町の「春の文協まつり」で公民館講座卒業作品展でわずかだが、俳句の出展。俳句としてはまだまだだが、とにかく10ヶ月の成果としての出展で皆さんに喜んで頂けた。
 そして今日、会場の受付等の当番と私自身会場全体の閉場当番。
 写真はささやかながらの展示俳句。


3月8日(火)
 東員町公民館講座の最終日。結局全員が皆既出席で終えることが出来た。
 引き続き、来月からしゃくやく句会に出席して貰うよう依頼した。そのうち既に2名が「伊吹嶺」入会済であるので、さらに何名が伊吹嶺に入会して貰えるかは未知数。
 また明日からの5日間が丁度公民館講座の卒業生作品が行われることになっており、全員の短冊を貰う。(114082)


3月6日(日)  マーラー交響曲第5番(名フィル名曲シリーズ)
 今日はマーラーの5番。この曲は第4楽章のアダージェットが映画にも使われ、有名な曲。
 第1楽章早々が葬送行進曲で始まる。しかもトランペットのファンファーレで始まるのは相当異色。何となく葬送行進曲に似合わないが、よほど抑えたファンファーレでないと、うまく行かない。今日はまずまずというところ。この楽章と第4楽章はテーマが分かり易いが、特に第2楽章、第3楽章の解釈が難しくて分からない。全曲72分があっという間に終わる。


3月5日(土)  トノサマガエルの生物季節観測中止の県が続出(朝日新聞2016.3.5)
 チングルマ句会。今日は生涯学習センターも女性会館も会場が取れなかったので、名古屋城の吟行と近くのレストランで昼食。特に今日はぽかぽか陽気で吟行に最適。たまには吟行句会もよい。めずらしく先日、杉原千畝館を見た句が高点句でびっくりポン。
 今日のぽかぽか陽気に合わせたような啓蟄。以前は啓蟄と言っても動物が出てくるにはまだ早く、寒いはずだが、最近は異常に早く動物が出てくる。既にてんとう虫が出たのは見た。そして近くの池ではアカガエルの卵を見た。(ちなみにアカガエルは蝌蚪の紐というより、団子状の卵)
 今日の朝日新聞では季節の変わり目を間作に最適な動物の1つとしてトノサマガエルが少なくなって、「生物季節観測」という時系列観察としてトノサマガエルが外されたという。理由はもちろん都市化への進行のため。「15年春に観測を実施したのは22県で、姿が確認できたのは栃木や三重など5県のみ。」というもの。
 よく覚えていないが我が家の近くの池ではトノサマガエルを見たような気がする。
 この朝日新聞の記事は次のHPを参照して下さい。
  http://digital.asahi.com/articles/ASJ323J2LJ32UTIL00M.html


3月4日(金)
 今日ようやく私と娘の確定申告資料を作成して、会計事務所へ持ち込む。これで2月からまるまる1ヶ月間ストレスの溜まる作業は終わる。ただこの間に丁度風邪が重なって苦労し、咳が続いて体力を相当消耗した。今は何もやる気がしない。


3月3日(木)
 今年度最後の審査員研修。いよいよ今年から2015年改訂版で審査を行うこととなるが、先進的に2015年版で審査状況の説明を聞いて、結構根気が要り、綿密な準備で審査に臨むことになりそう。最近は風邪の姓もあるが、根気がなくなっている状況で、これを機に本当に審査員を卒業するか。


3月2日(水)
 久しぶりに「とことこ恵ちゃん」を使用して、杉原千畝館、春の棚田を見に行く。俳句手帳を見ると、この1ヶ月間、風邪で家に閉じ籠もりづめで、句帳を見たら今日より前は2月3日に徳川園に出かけたきりで、1ヶ月ぶりの外出。
 今日は暖かいものの棚田はまだ何もなし。千畝館ではじっくりと見たが、俳句が出来るかどうかはこれから次第。
 写真は千畝館の全景。


2月28日(日)
 最近体調不良と確定申告作業で、家に閉じこもりばかりで、健康によくないとのことで久しぶりに妻と散歩。外は既に初音が聞こえると言うが、実際に歩いてみると本当に鴬が鳴いている。またコゲラが巣作り中でドラミングの音も聞こえる。しかし最近、俳句からも遠ざかっており、詩心も枯渇している。早く確定申告作業を終えたい。
 なお久しぶりにトップページの写真を「梅とメジロ」に更新した。この写真は時々妻の恩師から頂いている写真である。写真は少し粒子が粗いが、元の写真からうんと細かいところをトリミングしたためである。(113977)


2月27日(土)  IPCCリポートコミュニケーター研修
 この1週間、風邪の咳の後遺症と娘の確定申告作業で家に閉じ籠もり。
 久しぶりにIPCCリポートコミュニケーター研修のため、名古屋に出かける。以前新たにIPCCリポートコミュニケーターになるための登録申請した後、仮登録のためのEラーニングテストに合格したので、現在は仮登録中となっている。
 そして今日はその仮登録から本登録のための研修に参加する。10:00~17:00の長時間の研修。研修内容は今後コミュニテーターとして活動するためのプレゼンテーションが出来るように大人向けと子供向けのプレゼンテーションデモをして貰う。午後は小項目のコミュニテーターとして説明演習。
 感じたことは要はIPCCレポートの中身をよく理解していれば、あとは話し方の問題。ただIPCCレポートを間違って説明してはいけないので、そこは十分に勉強する必要がある。そしてもう1つはIPCC出典の内容と私自身の知見を混在して説明してはいけないことだ。具体的にはパワーポイントで説明する時、個々のスライドにすべて出典根拠と知見であることをはっきりさせればよいこととなる。
 今日は愛知会場であるが、静岡などの周辺の都市からも参加しているものもおり、遠くの人は大変だという印象。
 参加者は50名程度であるが、写真はその会場風景。


2月19日(金)  ドヴォルザーク交響曲第8番(名フィル定期公演)
 文化協会の文協まつりを控えて、夜の展示説明会のための準備。夜は欠席するので、せめて準備だけは参加。
 夜は名フィル定期公演でドヴォルザーク交響曲第8番を。比較的馴染みやすい曲でチェコの作曲家であるドヴォルザークらしく全交響曲の中で最もボヘミア的な旋律が有名で親しまれている。私も録画したもの以外で、2,3枚のCDを持っている。
 毎回聞いているが、少しずつ印象が違う。今日は第1楽章の低音の弦楽器の出だしの力強さ、第4楽章の出だしのトランペットのファンファーレなど誇張するほどのメリハリをつけて演奏していた。
 演奏中でめずらしい場面に出会った。よくテレビでコンサートマスターなどのバイオリンの弦が切れたらどうするか、コンサートマスターから順に最後列のバイオリニストまでバイオリンを取り替えていき、最後尾のバイオリニストは楽屋へ戻って弦を張り替え、調律してまた元に戻すという。
 まさにこの場面に出くわした面白いところを見たものだ。ただ事件が起こったのは第4楽章の中間部分だったので、最後までそのまま演奏されていた。
 丁度この日記を書いている最中、You Tubeでドヴォルザークの第8番を聞きながら書いている。(113862)


2月18日(木) 海上の森を破壊して太陽光発電のソーラパネル設置(朝日新聞16.2.16)
 2日前のニュースだが瀬戸の海上の森で、いつの間にか太陽光発電のソーラーパネルが取り付けられていたという。それまで瀬戸市が気づかなかった。私有地とは言え、かっては愛知万博の会場にされようとしていたものを自然を守った過去を忘れてしまったのか。
 工事現場の沢の水は海上の森へ流れ、下流には湿地や県の自然環境保全地域がある。そんなところで森林を伐採すれば、土石流などが発生して自然破壊が進む。
 これまで愛知県も瀬戸市も知らなかったと言うことですまされるのか。
 なおこの新聞記事は次のページを見て下さい。
   http://digital.asahi.com/articles/ASJ2H4GQVJ2HOIPE013.html


2月16日(火)
 昨日、今日といぶきネット句会の合評会。今まで投句数が110句を超えていたため、コメントする時間が足りなくて困っていたが、今年から同人の隔月投句を徹底したため、コメント時間に余裕が出来て、それぞれ深くコメントすることが出来るようになった。全体でいうと、よい句のコメントと問題句のコメントが半々に時間が取れるようになった。
 
 数日前からの風邪による咳が相変わらずひどく、丁度真面目にやらなければならない。娘の確定申告に集中することが出来ない。しかし遅くとも今月中には終わらなければならないので、ますます憂鬱になる。(113826)


2月14日(日)
 愛知同人句会。体調が悪いのが理由にならないが、句の方も絶不調。一方妻はすごい最高得点。得てしてもこういうものか。
 句会後、話すのもつらいが、ネット部で3つほどの議題について打合せを行う。


2月13日(土)
 まだ咳が治らないところ、午後から環境学習サークルみえの定例会に出席。しばらく欠席ばかりしていたので久しぶりに皆さんと会う。3月、4月とそれぞれイベントなどを打ち合わせする。
 3,4日前からネット仲間の皆さんの意見を聞きながら作業を続けていたが、伊吹嶺HPのHP句会が今月で200回目となるので、何か記念となることを考えていたが、結局は高点句者にいつもの「伊吹嶺」誌に付け加えてささやかな図書カードをつけることにした。そうしたところ沢木くみ子さんからメールが届き、沢木欣一先生の『俳句の基本』をプレゼントするとのことで感謝。そしてそのことを伊吹嶺HPに発表してもよいとのことで、先ほど伊吹嶺落書にアップした。
 この日記を読まれている方は次の伊吹嶺落書を見てほしい。
    http://www.ibukinet.jp/16rakusyo/rakugaki1600.html


2月12日(金)
 名古屋句会。このところ吟行にも出かけていないので、近所を歩いて作った句しかない。
 夜は東員町文化協会の春の文協まつりのPT会議に出席。今年は公民館講座卒業作品展を展示するが、少人数のため、気が引ける。なるべくいろいろな役を引き受けたくないが、最低限の役だけは仕方ない。


2月11日(木)
 昨日からの風邪で喉が痛く、ますます声が出ない。1日中家に閉じ籠もって、遅まきながら今年の確定申告作業に入る。とりあえず私の審査業務をの申告書を作り始める。これは2,3日中には出来上がると思う。


2月10日(水)
 サラリーマン時代を卒業して、ISO審査員になってから、いつお呼びがかかるか分からないので、いつも体調には緊張感を持っていたため、この10数年、風邪は引かなかった。ところが最近審査業務をほとんどしなくなったため、油断している。昨日の朝から、喉が痛く、公民館講座はなんとか普通に出来たが、今朝になってさらに喉が痛くなり、声が出なくなる。近所の内科で診て貰うが風邪と言うことで軽くいなされる。薬を飲んでいると、身体がだるく、眠い。「笑点の木久翁と犬は風邪を引かない。」というが、私も木久翁並みかと思っていたが、やはり風邪を引いてしまった。しかしやらなければならないことが山積しているので眠いと言ってはおられない。


2月9日(火)
 公民館講座「俳句」。今日で第9回目となり、あと来月で終わり。3月には文化協会で文協まつりの他、公民館講座の卒業作品展が行われるので、意見を聞いたところ、出展したいとの意見で少人数であるが、出展することを決めた。展示は3月の第2週の5日間。今日は皆さんのこれまでの俳句で気に入った句を見て、展示の句を決める。


2月7日(日)
 今年も東員町町会議会議員選挙が行われた。今まで名古屋名古屋通勤族としては全く興味がなかったが、文化協会の広報委員を担当するようになって、少しは関心を持たなければならないと思うようになった。あまりの地元地主の世界が強く、全く魅力のない町になっており、県内2番目の高齢化が進んでいる町という。たまたま知人から環境活動に熱心な候補者と知り合うことが出来て、この人ならなんとかしてくれるとの期待で投票した。開票速報は町選管のHPを見ていたが、最終開票の23:20の結果が真夜中になって分かる。私が投票した候補者は無事当選を果たした。これからを期待したい。(113704)


2月6日(土)
 名古屋へ出る用があり、帰りに日展と櫻井真理彫刻展も見に行った。日展の櫻井さんの作品は「泉」。櫻井さんは日展会員となっており、無審査で展示されている。数年前にモデルさんが変わって若々しい。右左が逆だが、アングルの「泉」を思わせるポーズで若いモデルにふさわしい。
 その後、松坂屋の櫻井真理彫刻展を見に行く。こちらは過去の日展のミニチュア版や娘さんの彫刻が展示されている。ジュニア俳句を見ると、小学生4年ぐらいだろうか。ポーズが何とも可愛らしい。
 写真はその娘さんの彫刻。


2月4日(木)
 昨夜ひょっとしたことから、風呂場で滑って右脇腹を強打した。今朝になって強く痛み出したので、病院の整形外科で診て貰う。レントゲンを撮って貰ったが、丁度骨の込み入ったところのため、骨にひびが入っているかどうか分からなかった。CTで撮ればよく分かるが、結果的に養生はサポーター(バストバンド)しかないという。痛み止めのロキソニンも貰ったが、それを飲まなければならないほどは痛くない。いつまで痛いのが知らないが、少しはおとなしくしているしかないという。ウオーキングぐらいは大丈夫とのこと。


2月3日(水)
 俳句の在庫もないし、今週から、来週にかけて句会が3つ重なっている。少しでも俳句に出会えないかと思って、妻と徳川園に出かける。確か以前は1月末日に出かけ、冬牡丹の盛りを見ることが出来たが、今日はもう終わりに近かった。カメラを持っていかなかったので、ここに載せる写真もない。
 あまりにも俳句が出来ないので、帰りに大須観音に出かけたが、商売気が強すぎて、俳句を作る気にもならなかった。
 帰りにマスコミの宣伝に洗脳されて、恵方巻きを買って帰る。今年の恵方は南南東という。名古屋で言うと、笠寺観音の方向になる。我が家でも南南東に向いて恵方巻きを食べる。


2月2日(火)  IPCCリポートコミュニケーター仮登録完了
 昨年の12月に書いたと思ったが、環境省のIPCCリポートコミュニケーターへ応募したが、そのままになっていた。E-ラーニングで勉強して、問題を解く必要があった。いつまでもそのままではいけないので、1週間ほど前から、IPCC第5次報告書(WG1、WG2、WG3、SYR)を勉強し始めたが、76ページのWG1報告書(気候システムと気候変動の自然科学的根拠についての評価)は真面目に読んだが、いい加減にいやになって、そのままぶっつけ本番でE-ラーニングに基づく問題集を一気に解いた。全部で選択式30問あったが、結果は2問不正解で、なんとか合格することが出来た。WG2、WG3、SYR(統合報告書)は読まなかったが、これまでのIPCC報告書のニュースで何となくおぼろげに理解していたので、解くことが出来た。
 これでやっと IPCCリポートコミュニケーター仮登録完了となったが、次に本登録となるためには1日の研修を受けてその日の理解度テストに合格して、やっと本登録となる。その研修は名古屋市で2月末にあるので、もう少し恥ずかしくない程度に勉強していきたい。
 ただ IPCCリポートコミュニケーターに本登録されてから、コミュニケーターとして普及活動を行うこととなるが、現在私が主に活動しているのは「環境学習サークルみえ」で小学生に簡単な温暖化のことを補助的に教えているだけ。そしてほとんどが子供と一緒に遊んでいるだけ。果たして IPCCリポートコミュニケーターの役目を果たすことが出来るかどうか。


1月31日(日)  海のCO2(NHKサイエンスゼロ2016.1.10)
 一寸古い話だが、環境問題で気になっていたことがある。NHKの「サイエンスゼロ」の番組で、「海の二酸化炭素(CO2)」のことを詳しく紹介していた。
 その番組の内容を簡単に紹介したい。

 最近の海の環境問題として、①海の熱吸収及びCO2吸収、②海の酸性化が上げられる。
 この個別問題に入る前に知っておきたいことは、世界の平均気温が2014年、2015年と2年連続で最高温度を記録している。そして産業革命前(1880年頃)に比べて2012年は0.85℃上昇している。(IPCCレポート2015)その主原因であるCO2濃度がこの間、1.5倍となり、現在はおよそ400ppmとなっていることを念頭に置きたい。以下は①、②について説明する。

①海の熱吸収、CO2吸収
 海はこれまで大気中のCO2濃度が1.5倍となっているにもかかわらず、平均気温上昇が0.85℃に留まっている主因は海による熱吸収が90%も寄与しているためである。それほど海という存在は大きい。また一般にCO2吸収は植物のおかげであることは間違いないが、さらに海もCO2を吸収しており、現在のCO2の分布状況は陸上吸収(植物)が29%、海の吸収が26%、そして大気中残留(これが気温上昇に結びつく)が45%となっている。
 こういう海の恩恵がここ10年以上、平均気温、気候変動を抑えてきた。ところが2年前からこの海の効果が限度に達して、大気中の平均気温が急上昇して、この2年間が最高気温記録を続けている要因である。
 このままの状態で行けば(各国がCO2削減対策を採らない場合)、21世紀末には平均気温上昇が4℃となることはよく知られている。

②海の酸性化
 これまでの海によるCO2効果が続いてきたが、これが限度となるとともに、海に吸収されたCO2が水と反応して、H(水素イオン)、HCO3-(水酸化イオン)に分解されているが、通常はこのイオンのバランスが取れているが、H濃度が高まることにより、海の酸性化が進むこととなっている。
 海pHは通常8.1であるが、これがどんどん酸性の方向に進んでいる。そして大気中にCO2が残留することになる。
 海の酸性化で一番よく知られている現象として、サンゴの白骨化が特徴的であるが、一番危惧されていることは植物プランクトンがどんどん減少していることである。海の食物連鎖でいうと、植物プランクトン→動物プランクトン→魚の連鎖が続かなくなる。その結果、食料飢饉に繋がる。

 ということで番組は終わっているが、海という1つの側面を見るだけでもCO2増加が地球温暖化の悪影響に繋がっていることが分かる。
 番組の概要は次のHPに紹介されているが、あまり詳しいことは書かれていない。(113591)
  http://www.nhk.or.jp/zero/contents/dsp531.html


1月30日(土)
 昨年から始まった「俳人協会愛知支部新年の集い」が第2回として行われたので、参加した。会場は名古屋国際ホテルで狭いところに50名ほどがぎゅうぎゅう詰めとなって、伊吹嶺メンバーでかたまって会食。身動きも取れないので、仲間だけのお喋りで終わる。


1月28日(木)  囲碁ソフトもついにプロに勝つ(中日新聞など2016.1.28)
 昨年来からの指のしびれなどが続いていたが、近くのクリニック専門の整形外科では精密検査もしないでリウマチだと言われ、薬も服用させられ、信用できないでいた。 その後、リウマチ専門の病院でレントゲン、MRI、指のエコー、血液検査などを経て、結局はどこの異常がないとのこと。ただ頸椎、腰椎が少し出ており、頸椎症などと言われた。それはもう10数年前からのことなので、結局は加齢性と言うことか。

 今日の新聞で驚くべきニュースがあった。元々私は囲碁が好きで、TVの囲碁番組を時々見る。
 グーグルのAI囲碁ソフトが囲碁の世界トップクラスの韓国の9段と対戦して、5連勝したという。囲碁の1手を打つのに、膨大な計算処理を行う。既にチェスの世界では、AI(人工知能)がプロに勝ったことは大分昔の話であるが、囲碁の世界でもAIがプロに勝ったことは、「びっくりポン」である。
 普通チェスの場合の1手は10の123乗通りから選ぶのだが、囲碁の場合は10の360乗通りから選んでいるという。従って、当分囲碁の世界ではソフトがプロに勝つことはまだ大分先のことと言われてきた。
 従来の囲碁ソフトは「先の展開を出来る限り読み、次の1手を決める」とされている。しかし今回の囲碁ソフト「アルファ碁」は膨大なデータを学習し、勝ちに繋がる1手を判断するというものである。発想の転換と言うことで達成されたことになる。
 ちなみに私も数年前に買った囲碁ソフトは結構強く、アマ有段者の実力があるというが、時々遊びでやっているが、ほとんど私が勝つ。それはソフトの思考時間を短めにしているからである。長時間考慮に設定すると、パソコンのメモリ不足で、1手を考えているうちに、フリ-ズしてしまう。いわばパソコンがギブアップした状態になってしまう。もっと容量の大きいCPUメモリ、フラッシュメモリを備えたパソコンならよい勝負になるかもしれない。でも対局ソフトでいつも私が負けるとなるとやる気がしなくなる。(113547)


1月27日(水)
 先週の大雪のため、1週間延長してのしゃくやく句会。例年、合わせて新年会の食事会を行ってきたが、今日はもうそれはなしにして、句会のみ。ただ皆さんが親睦のため、食事会をしたいとのことで、暖かくなったら、やりたい。
 投句は皆さん少しずつよくなってきた。


1月26日(火)
 今月の公民講座。本来は第2火曜日に行うのだが、荒川さんの新鋭評論賞授賞式に参加したため、2週間遅れの講座。講座生は全くの初めてなので、俳句の中味はまだまだ。


1月25日(月)
 先週に引き続き、今日も大雪。今回の積雪は15cmぐらいで今年一番の雪となった。
 車で出歩くこともままならず、今回も一日中閉じ籠もり。この大雪で1句と行きたいところだが、よい句が浮かばない。やはり詩情が枯渇している。」
 ただ家にあってもやることは一杯ある。公民館講座の勉強資料、その次の日のしゃくやく句会の勉強資料、各種添削作業、HP句会の講評などを書くことに明け暮れる。(113506)


1月24日(日)
 東員町という町はどうなっているのだろうか。いつもの散歩道で近くの山田池に行くのだが、駐車場近くの梅の木が10本ぐらい根元からばっさりと切られてしまっていた。
 以前の団地の中心通りのトウカエデの木が根こそぎ伐られてしまったことがある。しゃくやく句会の仲間が町に聞いたところ、近くの住民が落葉が出るからとのクレームで,切ってしまったという。町の行政は説明することなく、一部のクレーマーの言いなりになっているのだろう。せっかく自然のある田舎を選んで引っ越ししたのに、自然破壊が止まらない。妻も嘆いている。


1月22日(金)
 毎月の定期診察。最近は診察期間を長くして、2ヶ月に1回診て貰っている。そして医者の言うことは決まっている。「とにかく減量せよ。」それは分かっているが、なかなか実行できない。体重記録をつけているが、この1年でまた1kg近く体重が増加している。


1月21日(木)
 昨日の大雪のため、今日に変更して、文化協会の『広報ひばり』の最終校正。今回はめずらしく、校了が早い。


1月20日(水)  CoCo壱番屋の冷凍ビーフカツ横流し事件
 朝起きたら、一面雪景色。東員町は10cm近く降ったのだろうか。今日はしゃくやく句会の新年会を行う予定だったが、私も含めて車がノーマルタイヤの方が数人いたので、急遽、新年会も句会も中止とした。おかげで一日中、家に閉じこもりで、することもない。丁度溜まっていた添削作業を2,3人こなし、HP句会の選句、カリンカ句会の選句、ibukinet原稿の送付などすべて終えた。

 ところで最近連日、CoCO壱番屋の廃棄処理した冷凍ビーフカツが産廃業者(ダイコー)で堆肥処理をされないで、食品卸業者(みのりフーズ)に横流ししていた事件が賑わしている。事件の影響はその後、マルコメ味噌、co-opのビンチョウマグロ、さらには大手のイオン、ローソン、セブン&イレブンズ廃棄食品までに飛び火して、収まるところを知らない。

 そこで私なりに環境ISOの立場から考えてみたい。
1.廃棄物排出者(CoCo壱番屋):壱番屋は排出事業者として、マニフェスト(廃棄物管理票)を発行して、産廃処理業者(ダイコー)に廃棄処理を依頼していた。しかもダイコーから堆肥処理したというマニフェストE票を受領している。ここまで全く問題ない。
 さらに廃棄物処理法では産廃処理業者の処理状況を確認することとしているが、これは努力目標である。ただ愛知県の廃棄物適正処理条例で上乗せ責務を義務づけている。それは「産業廃棄物の排出事業者は、処理業者の施設、処理能力等を実地に調査することにより委託先の確認をすることを義務づけている。」という条文内容である。これに対しても壱番屋は年に1回現地確認しているが、不正横流しまでは確認出来ないだろう。ということで壱番屋には何もやましいことはない。
 しかもこの事件の発端が壱番屋勤務の女性パートが近くのスーパー(Aマートアブヤス)で市場に出回ることのない自社の冷凍ビーフカツを発見して、すぐ本社に通報している。この女性パートさんのおかげで事件が明るみに出たきっかけとなった。
2.産廃処理業者(ダイコー):一番重い法令違反はこのダイコーであることは間違いない。産廃処理業者の義務として、①排出事業者から廃棄処理を依頼されたにもかかわらず、堆肥処理をしないで、食品として復活させてしまった。②産廃処理をしたマニフェストD票、E票を改ざんして、嘘の報告を排出事業者に報告した。これは廃棄物処理法違反である。
 他に消費期限切れの食品を横流ししたことなどは、食品衛生法に違反している。
 またコスト的にも三重の悪を働いている。1つ目は産廃処理費用を貰っている。2つ目は廃棄物を食品として復活させて横流しによる利益を得ている。3つ目は産廃処理費用を一切出さないで、利益を得ている。という三重のコスト的な悪を働いている。
3.食品卸業者(みのりフーズ):ダイコーに次いで食品関係での法違反を働いている。廃棄された食品であることを認識しているにもかかわらず、食品卸を行っている。しかも期限切れの食品を隠して、食品流通業者に売っている。これらは食品衛生法、食品表示法に違反している。ただ同然で仕入れて、食品流通させて利益を得ている。
4.末端のスーパー(Aマートアブヤスなど):いわゆる激安スーパーである。この業界で生き延びていくためにはありえない食品を仕入れて消費者に売っているのは危険きわまりない。このスーパーはありえない価格で仕入が出来たことに認識してほしい。このスーパーの法令違反は何だろうか。食品衛生法、食品表示法に違反しているのだろうか。環境ISOを飛び越えているのでよく分からない。

 とかく廃棄段階、流通段階で私なりの考えを述べたが、まだまだ私の想像を超えた事件となりそうである。
 もし私がダイコーやみのりフーズの審査に入っても、受審事業者が隠してしまえば多分見抜けないだろう。ISO14001の審査ではマネジメントシステムが有効に機能しているかどうかをかどうかを確認しているからである。

 ということで今日の日記は斜め読みどころか、縦読みもして貰えない文章になってしまったが、この日記を読んでいらっしゃる方もISO審査は、このような日常生活に密接したところがあることを知ってほしい。(113448)


1月17日(日)  岐阜支部新年俳句大会
 引き続き、今日は岐阜支部新年俳句大会。これで今週3回の、新年俳句大会に出席となる。
 今日も指導者に栗田先生に来て頂く。ここでも夢を持つことを強調される。この時メモしたが、栗田先生は

「皆さん夢を持って下さい。そして夢には目標を立て、それに向かって努力して下さい。私はさらに1冊、河東碧梧桐について書く夢を持っています。」とおっしゃいました。私達も最初から放棄するのではなく、とにかく夢を持つことから始める必要があると思いました。

とメモをした。
 今日の栗田主宰特選は、
   小寒や亡母の柱時計鳴る   丹羽康碩
でした。
 写真は会場前での全員写真。


1月16日(土) 愛知支部新年俳句大会
 今週に関東支部新年俳句大会に出席した後、今日の愛知支部新年俳句大会。
 出席者158名と言うことで今年も盛況。
 栗田主宰の挨拶で、90歳までにもう1冊碧梧桐の評論を書くという。私は最近バテ気味で、限度に来ている。本当はじっくりと俳句を作りたいのだが、あとわずかであるので、目標を持って少しは頑張りたい。
 しゃくやく句会からは私達を入れて4名のみであったが、少しは雰囲気を味わって貰ったかと思う。
 大会記については長崎眞由美さんに書いて頂きました。【こちら】をクリックして下さい。
 しゃくやく句会ではM子さんが2名の特選を採られてうれしい次第。写真はしゃくやく句会の4名。


1月14日(木)
 昨年からドタバタして、この日記コーナーをずっと怠けて更新しなかった。句友からもまた国枝は死んだのかなどと言われてしまっている。ということで今年の元旦からの日記は今日まとめて書いている。また明日から心を入れ替えたいと思っているが、いつまで続くか、とにかく毎日が忙しく、これも仕事を辞めてからの方が顕著である。
 今日は昨年来、手や足の調子が悪く、この日記に何も書いていなかったが、以前から近くの整形外科が信用できなくて、12月にセカンドオピニオンとして専門医に診て貰っていた。今日の診察の結果は要するに、老化現象の一つという結果に落ち着いた。


1月12日(火)~13日(水)  俳人協会新年の集いと関東支部新年俳句大会
 以前から予定していた俳人協会の「新年の集い」で荒川さんが第2回新鋭評論賞の授与式があると言うことで、当日予定していた私の公民館講座の日程変更して、授与式に駆けつけた。「伊吹嶺」からこのような受賞を嬉しいことで、当日は20名が参加した。
 そして夜には関東支部新年俳句大会に参加する。こちらも急遽参加であったが、投句はなんとか間に合った。今日はめずらしく句会で高点句となり、「びっくりポン」。

 翌日の吟行会では早稲田まで都電に乗って、関口芭蕉庵(但し今日は閉館)、細川邸にある和敬塾(全国の優秀な学生を集めて入寮させている学寮)、日本女子大学(朝ドラで有名な広岡浅子展が行われていた)などを吟行する。
 朝ドラの「朝」と広岡浅子との詳しい関係は伊吹嶺HP落書の1月14日を見て下さい。
 今日はその後の句会はなかったが、疲れた。やはり年のせいでスタミナ切れ。
 写真は伊吹嶺HPとダブっているかもしれない。
 
花束で受賞の荒川さん(右側)
 
荒川さんを囲んで全員集合
 
広岡浅子展が行われている成瀬記念館
 
日本女子大学の屋上庭園


1月9日(土)
 チングルマ句会。句会後、山本玲子さんの新同人のお祝い会を行う。チングルマ句会としての新同人は10年以上振りとなる。要は熱心さと集中力の違いと言うことに尽きるか。
 「伊吹嶺」1月号では新同人としての遠峰集にいきなり6句。栗田先生も期待していることが伝わってくる。
 右はそのお祝いの花束を貰っている写真。


1月8日(金)
 名古屋句会。人数は少なくなったが、今年も皆さん続けて投句するという。こういう熱心な会員さんで「伊吹嶺」は持っていると言ってもよいのではないか。


1月2日(土)~4日(月)
 昨日の電話を受けて急遽、札幌に飛び立つ。2日は丁度Uターンラッシュの谷間で、フライとは簡単に取れる。ただ飛び込みの搭乗のため、割引が効かないで高いのはやむ得ない。
 2日は通夜に間に合い、久しぶりに親戚の皆さんと会う。叔母には3人姉妹がいるが、結局は末っ子の姪が喪主を務めて、けなげに振る舞っていた。
 通夜の夜は葬儀の寺に泊まり込んで過ごし、朝になると本堂から毎日の勤行の声が聞こえてくる。それがもの悲しく聞こえてくる。
 葬儀はごくわずかの近親者で行われる。今年の札幌は雪が降っていたものの近年になく暖かいという。やはり温暖化は至るところに影響を及ぼしている。
 葬儀のあと、骨上げ、7引きの法要などにも参列したので、今から帰っても東員町にはバスがなくなっていると思い、もう1泊する。
 ただホテルに泊まってから、、4日のフライトを調べたら、帰りはUターンラッシュにぶつかり、JALの朝一番の座席が数席しかないので、あわてて予約を入れて、やっと帰ってきた。

 札幌の叔母は母と最も親しい兄弟で、数年前にまだ元気なうちに叔母に会いに行こうと思って行ったのが最後となってしまった。いつも電話で話をする時、声だけは元気だったが、高齢化するとともに、体が弱ってきたようだ。それにしても姪は結婚もしないで、叔母を介護してきたのには涙が出る。
 写真は叔母が尋常小学校5年生の時に書いた習字作品。今の私ではとても書けないうまさである。戦前はどの子も皆んな習字がうまかったのだろうか。


1月1日(金)
 新年を迎えた今日、いつになく暖かい。長期予報でもスーパーエルニーニョの影響で暖冬の予想。
 午後近くの神社へ初詣したあと、妹から札幌の叔母が亡くなったという。母より10歳年下で、満90歳になっていた。今まで一番下の姪と2人暮らしで、昨年11月に岐阜の富有柿を送ったところ、喜んでいた電話を貰ったが、何となく様子がおかしいと思っていた。後日姪から叔母の体力がなくなってきて、咀嚼力が衰えたとと言うことを聞いていた。ということで心配していた矢先である。
 早速、札幌へのフライト予約を取って、あわてて出かける用意をする。
 今年はのんびりとした正月は過ごせそうにない。