隆生の独り言日記(25年1月~6月)
|
||||||||||||||||||||||||||
平成25年1月~6月 6月29日(土)~30日(日) 今年でISO審査員をリタイアしたが、このままでは惚けてしまうので、審査員でなく、環境について仕事以外の面で少しは勉強しようと思い、2日間、ビオトープセミナーに参加。 ビオトープと言うと、よく学校などに人工的な自然を作るのがビオトープだとの誤解があるが、ビオトープとは「生き物が棲んでいる生態系があるところのエリア」を指すというのがおおざっぱな定義であるので、生き物がいるところはすべてビオトープと言ってよいだろう。また内容ではビオトープに関連する環境関連法が多いことで、覚えきれない。 6月28日(金) 最近、吟行にも出かけていないし、俳句の在庫もなくなったので、旅行会社の生駒山ハイキングツアーに出かける。最初に一気に生駒山山上駅に着くので、あとは下り坂が中心なので、体力的には大丈夫だろうと思い参加。ハイキングコースでは紫陽花が丁度見頃とともに、鶯、時鳥、小綬鶏など盛んに鳴いている。特に今年はもう時鳥は聞くことが出来ないだろうと思っていたのが、すぐ近くで鳴き渡るのを聞くことが出来たのはラッキー。 歩いた距離は下り坂が中心とは言え、約19000歩で4時間はたっぷり歩く。下り坂は結構膝にダメージを与えるので、妻はつらそうだった。梅雨で雨が降りそうなところ、谷間の天候で薄曇りだったのが助かった。 6月26日(水) ISC主催による情報交換会に出席。この交換会は主にISO認証取得されている企業の皆さんに最新のISO認証情報周知と優良企業のISO取組状況の発表を行うものである。そのうち特に私にとって重要な情報は「ISO9001(品質マネジメントシステム)の改訂状況」である。ISO規格は7~8年周期に見直しされており、小規模改訂か大規模改訂が行われるのが通例である。現在の規格は2008年に小規模改訂されたもので、次は大規模改訂されるとの情報であったが、次は2015年に全面改訂される予定で、規格の上位構造がISO14001(環境マネジメントシステム)、ISO27001(情報セキュリティマネジメントシステム)と完全に整合させて、品質部分の要求事項もまた大きく改訂される。2015年頃は私は完全にリタイアしているだろうが、規格改訂の動向は大いに気になるところで、この改定方向ぐらいは知っておかないと、今年でも受審企業に聞かれると回答しなければならない。今日聞いただけの段階でも改訂内容について膨大な勉強が必要となりそうだ。 6月23日(日)~24日(月) 4年ぶりに大学同級生の同窓会で、舘山寺温泉に出かける。同期の卒業生48名のうち、26名が出席。ただ既に9名が亡くなっていることが残念。そういう意味では出席率はよいかと思う。宴会の1次会はほとんど全員の近況報告で終わる。悠々自適の者がいれば、まだ仕事をしている者もいる。さすがフルタイムで仕事をしている者はいなかった。 例によって一部屋に集まって延々と2次会が続く。 2日目は遠州道中膝栗毛というミニツアーに参加。舘山寺温泉より大分山奥に出かける。 午後流れ解散のあと、どこかへ行こうと思い、以前訪れた新居宿に寄る。ところが新居関所などは今日は月曜休館日。何とも無駄な途中下車ですっかり疲れ切って帰る。従って撮すべき写真もなし。 6月22日(土) 長男の孫がまた勉強を見てほしいとの連絡があり、教えに出かけ、1日中つぶれる。今までなかなか勉強する気がないようであったが、最近ようやく勉強をしなければとの気持ち打出てきたようである。ただそばで見ていると、理解は出来ているのだが、根気が続かないのがもう一つ問題。 6月21日(金) 三重県環境学習情報センターは各地、各組織に要望に応じて環境の出前講座を行っている。今日、東員町の神田幼稚園において、「エコソング」を踊ることにより、園児向けの環境講座を行われると連絡があったので、見学させて頂いた。3歳児(年少組)~5歳児(年長組)とも元気溢れるエコソングで盛り上がる。園児でどこまで理解できるか分からないが、ゴミのリサクルが必要だと言うことは分かっているようだ。幼児時代にこのような経験も将来何かの役立つことだろう。私はカメラマンを担当したが、個人的なHPには園児の顔が映ってはいけないとのことで、このHPには掲載しません。 6月20日(木) 水循環基本法の衆議院通過(讀賣新聞 13.6.18) 18日夜のニュースであるが、水循環基本法案が全会一致で衆議院を通過した。望ましことである。近年中国資本などが北海道の森林地帯を根こそぎ買いあさっているニュースが大分前にあった。また最近九州でもこのような同じ例があるという。こんなことをされたら、豊かな水資源が外国資本で日本中が荒れ地になってしまう。 外国の例で言うと、豊かなメコン川流域が、上流の中国で大規模ダムを造り、下流域のカンボジア、ベトナムが渇水で農業が成り立たなくなっている。 18日のニュースでは、「外国資本による水源林の買収や乱開発で水資源に悪影響が及ぶことを防ぐよう、政府に規制などの対策を取ることを求めている。」という内容でやっと政治家も動き出した兆候である。早く法案の成立、施行が望まれる。そして日本の貴重な水源地、周辺環境が何時までも残ることを願いたい。それにより俳人も自然を詠む機会が残る。 このニュースについては次のHPを見て下さい。(92129) http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20130618-OYT1T01044.htm 6月19日(水) しゃくやく句会。公民館講座からスタートして、ほぼ1年がたつ。1年前のことを思うと皆さんずいぶん上達された。一方、個人レベルの差も目立つようになった。先月から「伊吹嶺」入会を勧めたところ、今月中旬頃とまた今日も入会したいとの方も出始める。とにかく無理をしないで自然体で入会を待ちたい。 6月17日(月) 今まで使っていたノートパソコンは7年以上になるため、超遅かった。立ち上がりに10分以上かかり、ソフトの動きも遅くていらいらしていた。ノートパソコンは主に広い部屋で書類を散らかして作業するのに便利。特にこれまでの審査資料の作成、確定申告作業に便利だった。しかしもう我慢の限界を過ぎて、今日買い直した。前のモデルと同じだが、CPUの速度、メインメモリの容量、HDD容量も格段に向上した。 夕食後、初期設定から、サインイン、インターネット環境を作るための無線LAN設定、メールのアドレスアカウント設定、アドレス帳のインポート、インターネットのお気に入りのインポートなどとりあえず動くだけの設定だけを行った。まだウイルスソフトの設定、ATOKの設定、学習辞書のインポート、その他各種アプリの設定などの作業が多く残っているが、明日以降の作業がまだまだ続く。 とにかく第一印象は驚くほどパソコン作業が早くできること。 6月16日(日) 今日は鳥の話題を2つ。1つはホトトギスの声を聞いたこと。 最近我が家の団地はどんどん周辺の開発が進んで、森が切り倒されている。以前は毎年ホトトギスの鳴き声を聞くことが出来たが、昨年はわずか1回ほど、遠くで鳴いているのを聞いただけである。ところが2,3日前の明け方に近い暗闇をホトトギスが鳴き渡っているのをはっきりと聞いた。しかも団地の上を渡っていった。夢の中でもうろうとしたところで聞いたのが奇跡のような感じであった。しかし来年はというと、期待できそうにない。それほど自然が破壊されている。 もう1つは、今日のことであるが、今年は久しぶりに我が家の庭の花水木にメジロが巣作りを行っていることに気づいた。以前、メジロは4月中旬頃巣作りを始めていたので、今年はあきらめていたところ、ずいぶん遅い巣作りである。そして今日気づいたときは既に抱卵に入っていた。しかし急作りな巣なのかずいぶんと安普請な巣である。親鳥が飛び立ったとき、写真を撮したとき、ビニールばかりのスケスケな巣である。右の写真がその巣で、中味が見えそうである。 夜、いぶきネット句会の合評会。今月のいぶきネット句会は私が当番の月。昨日、今日と2日間とも20名以上がチャットルームに入室して頂きありがたいことである。意見交換も活発で、特に会員の発言が多くなったことがうれしい。チャットルームでも改訂された伊吹嶺HPの評判がよい発言があり、これも綾乃さんのおかげである。 6月14日(金) 毎月の定期診察。主治医が病院の院長となったので、多忙のため、予約が取りづらくなり、今日は午前の診察。最近、血圧も下がってきたので、薬を減らし、新しい薬に統合して貰う。 午前の診察だとすぐ帰宅するのももったいないので、近くの白鳥転園を散歩。今頃はこれといった花が咲いていなくて、俳句になりそうなものはない。さらに今日は30℃を越えて蒸し暑い。わずかに今日見た花は半夏生草、ホタルブクロ、終わりがけの紫陽花ぐらい。ただ半夏生草は毎年半夏生の時期に白くなると言うが、半月ほど早い。半夏生草が早く白くなるようになったのは最近のことだろうか。残念ながら私の知識ではよく分からない。右の写真がその半夏生草で、丁度花も咲いていた。 6月12日(水) ようやく出来上がった「広報ひばり」の発送準備。町内世帯数の約7000件分は東員町広報誌の配付と同時に行って貰える。こちらは既に終わっているが、他に近隣市町村の文化団体、町内の文化協会加盟サークル・個人など約2千数百部の発送。団体によって発送部数が異なるので、発送名簿と宛名シールとの突合しながらの作業。広報委員4名で編集、校正、発送までするとは、大変な作業であった。次回からは皆さんと一緒に慣れるだろう。右が「広報ひばり」の表紙。 6月11日(火) 愛知支部同人句会。毎日ドタバタしていると、句会が久しぶりの感じ。私は勝代さんと葵さんの句に感心した。 句会後、俳句鍛錬会の打合せ。先週の運営委員会の結果に基づき、意識合わせを行う。その他いろいろな意見が出てとにかく協力していこうとの結論。これで「伊吹嶺」誌に鍛錬会募集を行うので、しばらくは一休み。 本来は昨日書くべきだったが、久しぶりにカメラを持って散歩。そろそろ紫陽花が終わりに近づいているのでその写真を撮る。濃紫陽花、白紫陽花、額の花などいろいろな紫陽花に出会えたが、ここに2枚ほどとトップページに1枚紹介。(91915) 6月10日(月) 伊吹嶺リニューアル このところ毎日のように綾乃さんとメールのやり取りをして、伊吹嶺HPのリニューアルについてようやく山場を迎え、昨夜遅く綾乃さんにアップして頂く。さすがプロが手がけたHPは見栄えがする。本来はもっと早く4月末頃までにはなんとかしたいと思っていたが、ネット部での打合せが手間取って、1ヶ月あまり遅れてしまった。最近になって細かいところまで検討の上、綾乃さんにお願いするという手順でようやく今日を迎えることが出来た。 まだ一部間違いがあり、依頼中であるが、公開アップに踏み切った。 また私がやらなければならない「環境コーナー」「いぶきネット俳句歳時記抄」などのリンク接続が残っている。 それにしてもがらりと変わり、素晴らしいトップページだと思う。これも綾乃さんのおかげである。 6月8日(土) 伊吹嶺運営委員会。今日は所用があるため、トップに伊吹嶺鍛錬会の計画案を説明。部分修正でほぼ了解して貰う。 説明が終わり次第、名古屋句会に出かける。本来は運営委員会に最後まで出席したかったが、近年名古屋句会はわずか数名で、一人でも欠席すると句会が成り立たないくらいになってしまった。貴重な1名であるので、句会に出席した。Nさんが毎月、歩けない身体で出席して頂いているので、欠席しては申し訳ない気持ちである。 6月5日(水) 熊野古道にオオキンケイギク(中日新聞13.6.5) 熊野古道は何度もハイキングしたところである。御浜町の横垣峠では特定外来生物に指定されているオオキンケイギクが生息しているのを確認されたという。在来種に悪影響を及ぼす可能性が高く、世界遺産の景観を損なう恐れが出ている。 オオキンケイギクはキバナコスモスに似ているが、オオキンケイギクは特定外来生物に指定され、繁殖力が強く、長野県では固有種の植物を消失に追い込んでいる。 横垣峠では特定外来生物であることを知らない住民が観賞用に蒔いたことも考えられる。問題はここは「文化的景観」の範疇で、世界遺産に指定されているものが自然環境の評価を損なうことを行っていることである。正解遺産への登録の際には、住民を巻き込んで登録活動を行ったものが,その努力を無にするような行為である。 新聞では「行政や住民は早急に影響を調べる必要がある。」と書いてあるが、まず住民活動で駆除作業を行うことが先決問題だと思う。 この新聞記事は次のHPで見ることが出来ます。 http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20130605/CK2013060502000009.html 6月4日(火) しゃくやく句会での初めての吟行。公民館講座からスタートして、1年間でずいぶん進歩した。頭で観念的に作るのでなく、実際の目の前で句を作れば、少しは写生の重要性を感じることが出来るだろう。足の不自由な人、車椅子の方もいるので、あまり歩かなくてもよい六華苑へ出かける。今日はよく晴れて、青葉がまぶしい中での吟行。 レストランで食事後、句会を行う。ここは食事を予約すれば、会議室を無料で借りることが出来る。 写真はバラ園とレストランの前での今日の参加者。 6月3日(月) 「伊吹嶺」6月号 今月は「伊吹嶺」が早く届いた。いつものように私なりの感想を述べてみたい。まず栗田主宰、河原地副主宰、 ミモザ咲き遠き母との日を想ふ やすし 卒業や手擦れの一書師に返し 英武 主宰の句、「ミモザ」は園芸種であるから、栗田先生宅に咲いているのだろうか。もしかしたらご実家に咲いていたのだろうか。「ミモザ」の花言葉は「豊かな感受性」であり、母上のことであろうか。大樹に大きな黄色がまぶしい。そのまぶしい黄色が母上に繋がるのであろう。そう言えば、私には、母に繋がる花も色の記憶はない。町育ちであり、鍵っ子であったためだろうか。 副主宰の句、同人句会で投句された句で、学生のことを詠まれたそうだ。私は教授に本を借りてまで勉強した記憶がない。怠け学生であったことを思い出す。ただ俳句を始めたとき、先輩にいろいろと句集を借りて、筆写したことを思い出した。沢木先生に『川口重美句集』を借りたり、先輩からは秋元不死男の『万座』、三橋敏雄の『まぼろしの鱶』、『定本木下夕爾句集』、『芝不器男句集』などこの句から、次々と思い出した。次は秀峰集から、 黄水仙あまた首ふる葬の寺 近藤文子 浅蜊舟後へ後へと馬鍬曳く 神尾朴水 上げ潮の川のさざ波夕桜 中川幸子 ひと束の光となれり春の滝 梅田 葵 T字路で人は左右におぼろかな 櫻井幹郎 文子さんの句、ふるさととあるから、身近な人が亡くなられたのであろうか。「あまた首ふる」がなんとなく哀しみを誘う黄水仙である。 朴水さんの句、私も見たが、竹島での浅蜊掻きであろうか。「後へ後へと」の写生が「馬鍬」の実態を的確に表現している。 幸子さんは足が不自由で、自宅周辺しか歩けない。近くの堀川であろうか。堀川の表情を丹念に写生している。静かな抒情が漂ってくる。 葵さんの句、「ひと束の光」と言うからそんなに幅広い滝ではないだろう。しかし高いところから落ちてくる滝は次第に束のように捩れてくる。それが春の陽光に照らされて、光に包まれている。那智の滝を連想した。 幹郎さんの句、こういう朧の状態を詠む句もあるのだろうかと感心した。複数の人数で歩いていたが、T字路で左右に分かれるともうその先はおぼろでなにも見えないというまぼろしを見たような印象の句である。 遠峰集からは印象に残った句のみ掲出する。(91708) 涅槃図へマスクの顔を寄せ合へり 関根切子 古雛つつむ萌黄の草木染 中野一灯 病窓にさくら満開友癒ゆる 佐藤とみお 蛸足の大樹の浮き根地虫出づ 坂本操子 一人づつ抱きしめられて卒園す 河村惠光 新聞紙拡げふたりの花見席 岸本典子 鴨帰る水の匂ひの風にのり 栗田せつ子 渡し舟下りて十歩や青き踏む 熊澤和代 母と子の日永の影を重ね合ふ 下里美恵子 遠山に浮き雲一つ啄木忌 矢野孝子 6月2日(日) 仙台の土産を届けるついでに、今日も長男の家に出かけ、孫の勉強を見てやる。 6月1日(土) チングルマ句会。今日は平均して皆さんの良い句に会えることが出来た。 5月28日(火)~30日(木) 再び震災地へ(仙台、石巻、女川) 1年半前に、妻の住んでいた仙台へ出かけて、菖蒲田海岸などの被災地を見てきたが、その時はまだ瓦礫がうずたかく残っており、津波の爪痕がなまなましく残っていた。その時、石巻まで出かけようと思ったが、あまりにも悲惨だろうと思いやめた。 震災から2年半がたち、大分復興したのではないかと思い、今回は、今回は石巻、女川まで足を伸ばした。 1日目の28日は名取市の閖上(ゆりあげ)、仙台市若林区の荒浜に出かけた。見かけ上は瓦礫もなくなり、痛ましい爪痕は見えないようだったが、単に瓦礫の上に雑草がはびこっていただけで、復興はまだまだという感じ。ましてや仮設住宅から本格的に自宅再建までたどり着いていない状況であった。またイグネ(居久根)という防風林であり、屋敷林で有名な荒浜は至るところ、イグネで主に植えられている杉などがすっかり潮枯れしており、海岸線もすっかりまだら模様になっていた。 以前NHKで放映されたイグネの生活に歴史的文化遺産の匂いがしたものだが、震災半年後のNHKで放映されたイグネは痛ましいものであった。今日見たところも見かけ上は問題ないところを案内して貰ったが、もっとひどいところは残っているのだろう。 2日目の29日は石巻まで高速バスで出かける。JRの仙石線はまだ2個所が津波ですっかり道路がなくなっている。今のところ新しく山側に仙石線を作るという。全線開通するにはまだ相当年月がかかるだろう。 石巻も見かけ上は、瓦礫がすっかり撤去されて、高台に移転のための土地造成が行われていた。ただ市内を見晴らすことが出来る日和山からは一面真っ平らな街と化したままであった。 女川は港から内陸に上るにつれ、街幅が狭くなっていたため、宮城県では津波が最も高くなり、火事で街の大半を焼き尽くしたところである。街を一巡りしたあとで高さが20mもありそうな高台に立ったところ、とてもここまで津波は届かないと思ったところまで津波が押し寄せて、多数の死者が出たところである。 行く先々に仮設住宅の一部が復興のための市場があり、少しでも現地で土産などを買うことが義務感のように思い、少しずつ買ってはあちこちを回った。また2日間とも案内していただいたタクシーの運転手さんには、親切にして頂いた。 3日目の30日は仙台市内をゆっくり回り、妻の母校も外から見る。3日間、鎮魂の旅とするつもりが十分に消化出来なかったような気がする。また来年訪れても、新たなところで復興がまだまだというところがあるのではないかと思いつつ、帰ってきた。 なお少しばかり写真を以下に示します。
5月28日(火) 県史跡にアライグマ被害(中日新聞13.05.28) アライグマは以前にも書いた覚えがあるが、特定外来生物に指定され、駆逐対象となっている。アニメの影響でペットとして飼っていたものが、どう猛なため、結局飼うことが出来なくて放置されたものが野生化している。アライグマは北米原産で、日本には天敵がいないため、すごい勢いで増えて、農産物、動物に影響を与えている。最近では、春日井、春日井市、瀬戸市などから名古屋市あたりの市街地まで棲息しており、獣害で深刻化している。特に最近春日井、瀬戸にいるオオサンショウウオに被害が及んでいるという。 今日、お知らせしたいのは、中日新聞三重版で、アライグマにより、伊賀市にある県史跡「西蓮寺真誠廟」の檜皮葺屋根が引き剥がされていたというものである。アライグマは民家の屋根裏を好んで棲息する習性があり、歴史的文化財が被害を受けている。また農業被害も毎年更新されており、11年度は560万円に上っている。捕獲おりを貸し出して、伊賀市では12年度に278匹が駆除されている。しかしアライグマは1回の出産で4~6匹が生まれて、とても駆除が追いつかないのが現状である。 なお中日新聞の記事は、次のHPに掲載されています。 http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20130528/CK2013052802000021.html 5月27日(月) 岐阜同人句会。これまでただ自分が選んだ句の感想を述べるだけでは、時間が足りなくなり、無駄な時間になってしまうので、今月から、選んだ句の感想は最小限にして、問題句をなるべく議論することにした。耳の痛いことだが、結局は自分の勉強となると思う。 5月26日(日) 長男の孫の勉強を見に行く。孫は毎日、サッカーの部活で忙しくしており、なかなか勉強に身が入らない。昨日丁度、試合があったので、今日はフリーなので、みっちりと教えたいところだが、まず自分でやる気を出すこと。 夜は上の娘の誕生祝いで食事に出かける。高校に入ったばかりでのびのびしているようだが、授業の進度が思った以上早いので、大変らしい。中華バイキングに出かけたので、みんなにつられてつい食べ過ぎて、メタボの悪化。 5月23日(木) 「広報ひばり」の最後の校正。私は初めての経験だが、毎回こんな調子で続けているのだろうか。しかし最初はまだおとなしく。 伊吹嶺原稿も全部集まり、編集長に送って一段落。この日記も久しぶりに書き溜め。しばらく家に閉じ籠もりきりであったので、明日から運動を行い、時には吟行にも出かけたい。(91431) 5月22日(水) 今年の秋に予定している伊吹嶺俳句鍛錬会の幹事打合会。全員の幹事が集まる最初の会合。皆さん前向きに意見を出して頂き、ありがたいことである。まだ時間的にも大分余裕があるが、今から準備しておけばなんとかなると思う。鍛錬会は愛知支部が当番になってから、2年間ブランクになっており、皆さんの期待度が高いと思うと少し慎重にやる必要がある。 5月21日(火) 毎日によい天気が続いているが、東員町はもう麦秋の時期に入っている。ここは小麦が大半だが、大麦もあるため、麦秋の色も若干違う。大麦はやや白っぽく熟れるが、小麦は本来の黄金色で、麦秋という感じが強い。しばらくはこの麦秋を見ながら、梅雨入りを待つことになる。 1日中、家に閉じ籠もって、今月の伊吹嶺原稿と明日の鍛錬会原稿にかかりきり。運動もしないで、こういう生活をしていると健康にも悪いし、メタボを促進することになる。 5月19日(日) 「広報ひばり」のゲラが印刷所から届いたので、全員で校正作業。この段になって原稿の中味までの読み合わせを行うため、1日中かかってしまう。「伊吹嶺」編集、校正とずいぶんやり方が違う。今まで広報委員長だった方がすべて取り仕切っていたところの状態で引退したため、残ったメンバーが自己流で、手探り状態に戻ってやっているらしい。 5月18日(土) やらなければならないことが山積みなので、とりあえず締切日が迫っているものから手をつける。先日の審査員研修の研修レポートを書きながら、TVのプロ野球を見ていたが、中日が大差で勝っているので、ついついそちらに気を取られて、研修レポートの上書きしないで消してしまった。それまで2時間以上かかって書いたものがすべて無駄な作業となりがっくり。それからまた書き始めて、最後まで書き上げるのに、5時間かかってしまった。環境分野の詳細な論文を見ながら、書いていたため、もう一度読み直して、書き直す。普通仕事関係のレポートなどは下書きしないで、直接書き込むので、自分の記憶が頼り。こういう時、下書きがないのは困る。書いたレポートは約4400字で、原稿用紙11枚相当にあたる。 5月16日(木) いつも月半ば頃には、雑用が多い。今月のibukinet記事の確認、依頼者への確認、HP句会の選句、いぶきネット句会の添削といろいろ重なる。また今年の伊吹嶺俳句鍛錬会の担当に任命されたため、今後この仕事も増えてくる。11月まで気が抜けない。(91256) 5月15日(水) しゃくやく句会。今日から仲間が2人増えて、我々を入れて、11名の句会になった。とにかく初心者ばかりであるので、楽しむことを優先に続けていきたい。それでもこの1年間ずいぶん上達して、写生に忠実な句を作るようになり、句会を立ち上げた甲斐があったものである。さらに親睦を深めるため、来月の句会までの間に吟行に出かけることを決めた。ただ足の悪い方が2名ほどいるので、階段がなく、歩く距離が少ないところで行うことにして、近くの六華苑へ吟行に出かけることにした。 5月14日(火) 愛知支部同人句会。新同人も増えて毎月50名を超える大所帯。そこからわずか3句投句であるので、採られること自体が大変。最近、詩心が枯渇してきて、自信がなくなっている。それでもそこここ採られてホットする。句会後、N子さんのパソコンが故障し、やっと直ったので、ホームページビルダーのスタート方法についてレクチャー。私もそうだが、パソコンが故障すると、最初から設定などすべてやり直しなので、面倒になる。根気のいる再構築である。 夜は明日のしゃくやく句会の準備。 5月13日(月) ISCの審査員研修。一応、審査の仕事は辞めることにしたが、審査員資格だけは保持しておきたいので、審査員研修の参加と年1,2回の審査だけはお願いすることにした。 今日の研修では、聞くだけには問題ないが、今日の膨大な資料から、7分野の環境の技術仕様書に基づく分野別知識の概要と審査情報を読みこなし、来週中に理解したことと自分の審査に役立てる項目の審査反映内容を書かなければならない。これが大変である。 5月12日(日) 今日は午後、長男の家に出かけ、夜は我が家に二男一家が来る。一寸見ないうちに、孫は誰も大きくなりつつある。その分我々夫婦はしぼんでくる。全員元気な様子で幸い。 5月11日(土) 「伊吹嶺」5月号 今日は2つの句会の掛け持ち。午前は鳥居松句会。午後は名古屋句会。 鳥居松句会の目的はネット部の環境グループの補強のため、日頃から自然観察会に積極的なMさんとの顔合わせも兼ねる。句会が違うと句の傾向も違うことがよく分かり、これも伊吹嶺の多様性かなと思う。 午後は名古屋句会でいつもと同じ雰囲気で参加。今日もNさんの俳句に惹かれる。特に最近は自分を客観的に見つめながら、ご自分の心境がしみじみと伝わってくる句に感心する。 最近、「伊吹嶺」誌の感想を述べる余裕がないうちに、時間が過ぎてタイミングが遅くなってしまうことが多かったので、久しぶりに感想を述べたい。まず栗田主宰と河原地副主宰、 まんさくの花苗古稀の妻に植う やすし ふらここに立つ子坐る子漕ぎ出せり 英武 栗田先生の句、せつ子さんと私は同じ誕生日。誕生日前であるが、花苗を植えられたところに、栗田先生の優しさが見えてくる。私の場合は、一体どうなるのだろうか。 英武さんの句、この句はタイトルにもなっているから、自信作であろう。実はこの句は動詞が3つ入っている。よく動詞は2つまで、3つは問題外と発言されることがあるが、私はいつも思っていることだが、即物具象にも物を動詞で写生することがあると思う。沢木先生の発言の中で、動詞が3つも入れてはいけないとの発言はあったのだろうか。『俳句の基本』では、特に最初は1句1章の俳句から入り、深く写生することが大事であるとの発言はなさっている。1句1章の句を作るには1つの物について深く写生するためには、当然動詞で写生することがあると思う。 英武さんの句は「立つ子坐る子」のリフレインと、「漕ぎ出せり」という動詞の写生が心地よい。動詞が3つ入ることによる間延びした印象は全然ない。次は秀峰集から、 小流れを跨ぎ春耕の鍬洗ふ 丹羽康碩 追悼の鐘高く打つ三・一一忌 近藤文子 いのちあるやうに弾みて春の水 中川幸子 不器用に生きて米寿や豆を撒く 山下智子 きさらぎの空のどこかで春の鳥 梅田葵 竹林の舌打ちつよき夕笹子 清水弓月 丹羽さんの句、「小流れを跨ぎ」の写生に感心した。この小流れはコンクリートで固められた水路でなく、日本の本来にある里山の自然に満ちた小流れを感じる。「春耕の鍬洗ふ」でさらに里山の生活が見えてくる。 近藤さんの句、東北の人にとっては、3.11は今後も続く永遠の忌日であろう。名古屋にいては作れない。追悼の鐘は音高く打たねばならない衝動感があるのだろう。 中川さんの句、今月の名古屋句会でも書いたように、最近特に、物を写生しながら、ご自身の内面に通じるような句に心打たれる。「いのちあるやうに」の比喩が水の本質を突いている。 山下さんの句、「不器用に生きて」が山下さんの本音であろう。人とは争わないで生きてきたことに後悔はないのだろう。山下さんにはめずらしい主観の入った句で、共感する。私などこれを読むと恥ずかしくなる。 梅田さんの句、「きさらぎの空のどこかで」と実体の見えない季節感でありながら、心情的に共感する表現である。そう言えば、綾子先生に「きさらぎが眉のあたりに来る如し」の句があり、この句も実体は見えないが、季節感がよく伝わってくる句である。ともに同様な印象を受けた。 清水さんの句、笹鳴きを「舌打ちつよき」と感じたところに清水さんの鋭い感覚が見えてくる。類型のない句である。次に同人の遠峰集からは、共鳴句のみ抜き書きする。 潮目聞くだけの挨拶春北風 関根切子 朝靄に影絵のごとき蜆舟 鈴木みすず 薄氷の下ひとすぢの濁り水 磯田なつえ 法然忌くるぶしに来る寒さかな 内田陽子 波音に遠き師の声辺戸寒し 栗田せつ子 鍵盤の指の先より春立てり 熊澤和代 雛納めまづ薄紙で目を覆ひ 伊藤旅遊 水音に尖りのゆるぶ葦の角 福田邦子 師に会はむ芽吹きの岬小走りに 都合ナルミ 海昏れてうすむらさきの甘蔗の花 下里美恵子 師の句碑へしぐれと紛ふ潮しぶき 矢野孝子 こうして抜き書きしてみると、ほとんどが事柄俳句でなく、物そのものを写生した句であることに気づく。しかもこれらの写生には類型的な言葉遣いが一切ないことに気づく。(91141) 5月10日(金) 毎月の定期診察。最近、中性脂肪やLDLの数値が悪くて、先月からコレステロールの薬を飲んだところ、確実によくなった。本当は食事や運動でコレステロールを減らしたいのだが、薬で効果が見えたので、しばらくこの薬を続けるしかない。 病院が午前中で終わったので、明日の句会のため、東山植物園に出かける。かといって一人ではなかなか出来ない。雨も降りだしたので、四阿で休憩しようとしたら、伊吹嶺のT句会の皆さんとばったり。皆さんは丁度吟行が終わったので、これから句会をやるから参加したらとの勧めにより、まだろくに吟行していないうちに句会に参加。それでも一人で作るよりは刺激があり、よい出会いとなった。 5月8日(水) 広報ひばりの編集会議。今日は最終の作業で、印刷屋さんに入稿する日。その土壇場になってもすべての原稿が完成しなくて、印刷や泣かせ。結局、朝から夕方までかかってなんとか終える。今までの広報委員長がすべて取り仕切っていたらしく、残ったメンバーでは右往左往する。 夜、句友と話をしているとき、今年の3月にネット部のオフ句会で宿泊した西浦温泉のホテルで南風荘「海花」が火災で全焼したという。原因は休日作業で、暖炉で廃材を燃やしていたのが延焼したという。 このホテルは私の大学の同級生が支配人していたが、数年前に亡くなり、今は息子さんが社長となっていた。以前は数年ごとにこのホテルで大学の同窓会で集まったり、2年前には、伊吹嶺編集会議で宿泊したこともあった。また泊まりたいと思っていたのだが、残念だ。(91062) 5月5日(日) 琵琶湖脅かす外来水草オオバナミズキンバイ(中日新聞 2013.5.4) 昨日の新聞であるが、中日新聞に琵琶湖に外来水草であるオオバナミズキンバイが大繁殖しているとのこと。見た目にはいわゆる金梅が水中にあり、華やかな感じがする花である。ただ中日新聞によれば「このオオバナミズキンバイ南米、北米南部原産で、観賞用に輸入されたのが野生化したと見られている。琵琶湖では2009年に始めて確認され、爆発的に増殖して、湖の環境を脅かしている。日本では、新顔であるため、国の規制が追いつかず輸入を規制出来ない。現在では、2009年に確認された生育面積に対して、130倍に広がっている。滋賀県は国に特定外来生物に指定するよう、要望しているが、環境省では、環境への悪影響の証明を経て指定すると言っており、まだまだ時間がかかる。」と報告している。 しかし下手をすると、琵琶湖から、淀川水系に流れ出るのは時間の問題で、そうなると完全駆除は不可能となる。滋賀県では各地のボランティア団体が駆除活動をしているが、もうボランティア活動では限界に来ている。 もともと日本にはミズキンバイという水生植物があったが、オオバナミズキンバイの方が見栄えがよいと輸入されたとか。おかげでミズキンバイは今や環境省レッドリスト絶滅危惧Ⅱ類に指定されている。こういうニュースを読む度に人間の浅はかさを感じる。 なおオオバナミズキンバイ駆除活動をしている環境団体は多いが、彦根市民の飲み水を守る会の駆除活動状況のブログを以下に紹介します。 http://blog.goo.ne.jp/nomimizu_2010/e/eae3ef47a47358f2243bf2d574d65426 5月4日(土) 今日は忙しい1日であった。今月は父の忌日が来るので、早めにお経を上げて貰うため、午前中に岐阜へ出かける。 午後はチングルマ句会。祝日にもかかわらず、全員集合。この年代になると、連休は関係なく、どこへ出かけても混雑ばかりなので、全員出席が出来たのか。今月もR子さんの成績がよかった。素直な写生で、勉強を怠らない。この態度は見習わなければならない。 夜は、我々二人は40うん年の結婚記念日。栄へ帰る途中の豆腐料理屋でささやかに祝う。よくぞこれだけ続いたものだ。後はどれだけ二人でいられるかが問題。 5月2日(木) 「伊吹嶺」5月号には、2つの文章を載せて頂いた。1つは定例の「現代俳句評」。早速「T」誌のM氏から電話がかかってきて、掲載句の現地の説明をして頂き、貴方も是非出かけなさい、と言われ、句集まで送って頂いた。 また「いぶきネットの四季」には綾子先生の〈西行庵十歩離れずによもぎ摘む 綾子〉を書かせて頂いたが、これは10年ほど前、みや子さん等とご一緒して、吉野の桜を見に行ったときの思い出から繋がったもので、〈西行庵綾子の摘みし蓬つむ みや子〉に懐かしさを感じて書かせて頂いた。つい先日、みや子さんにお目にかかったばかりで、何時までもお元気でいてほしい。 この2つの文章はトップページの案内をクリックして下さい。 5月1日(水) 5月に入ってからも時々寒い日が続く。ただ毎年、今頃は石楠花、牡丹が盛りなので、まだ早いかもしれないと思いつつ、室生寺、長谷寺に出かける。毎年、今頃が結婚記念日のため、これが1つの石楠花、牡丹の開花情報とリンクしている。連休の谷間であったが、結構人出があり、当初室生寺だけのつもりが、長谷寺への臨時バスが出ていたため、両方の寺を見る。花は律儀にどちらも満開で見頃であった。室生寺と長谷寺の花を紹介します。
4月30日(火) 広報誌「ひばり」の編集会議。そろそろ原稿が全部集まっていないと駄目な時期になっているが、追加で原稿依頼するものの洗い出し。皆さん主婦のため、いつも短い時間でちょこちょこと集まる。今日は午前だけで時間切れ。 4月29日(月) 東員町の文化協会の広報委員を担当するようになってから、ちょこちょこと雑用が出てくる。今日は年1回の東員町文化協会の総会。今まで一度も出席したことがなかったが、例によってここでもカメラマンを担当することになり、出席する。 4月27日(土)ー28日(日) 春のキッズエコフェア(三重県環境学習情報センター) ISO審査員をリタイアした後、暇になったので、環境のボランティア活動でもしようかと思い、以前、三重県環境学習情報センターの環境学習指導者のサポーターとして登録しておいたが、27日、28日の2日間「春のエコキッズフェア」の手伝いに出かけた。このイベントは近くにあるふれあい牧場の「春のふれあい牧場まつり」などと同時開催して、家族が参加しやすくしている。 私の担当は、1日目は三重県内に組織されている「こどもエコクラブ」の日頃の環境活動発表会、体験会などを行うお手伝い。対象が小中学生なので、孫の面倒を見ているようなもの。各クラブの活動紹介や環境壁新聞の展示など。その後、センター敷地内の自然観察を通して、気づいたことをマップにして発表することの2つのイベントを参加クラブ(今日は3クラブ)の交流会を行うもの。自然観察からマップ作りはそばで見ていて心許ない感じだったが、結構リーダーの子がしっかりしていて立派なマップを作り、よく発表していた。 2日目は、新たに「こどもエコクラブ」入会勧誘のためのコーナーを設けて、子供には塗り絵をさせながら、その間に父親や母親に「こどもエコクラブ」入会のための勧誘を行うお手伝い。予定以上の入会者が出て成功。 入場者は1日目は7000人ぐらい、2日目は14000人近くの倍増。以下は2日間の主な写真。(90812)
4月26日(金) 数日前にノートパソコンが遅いため、不要レジストリ削除のつもりが大事なファイルを削除したようで、多くの実行ファイルが動作しないソフトが多くなり、いろいろ試行錯誤をしたが、基本ソフトはようやく動くようになったが、重要な確定申告用のソフトも削除したようで、初期データをすべて再入力しなければならないようである。いずれいずれこのパソコンはWindows XPのため、来年からアップデート情報がなくなるので、いずれ買い替えなければならない。 4月25日(木) 今日はよく晴れて気温も高そうなので、毎年恒例の蕨取りに出かける。毎年出かけるといっても次第に体力が衰えて、もう年一回出かけるのが限度である。場所は秘密であるが、恵那の西行の森の近くである。時期的にまだ少し早かったので、少し伸びが悪かったが、まだあまり蕨取りが来ていなかったので、まずまずで今年はこれでおしまい。 写真は昼食を取った丘から見た中央アルプスの遠景。三重県では黄砂?で近くの鈴鹿嶺がよく見えなかったが、こちらではまずまず遠くまで見ることが出来た。 4月23日(火) 3月に行ったネット部主催のオフ句会では蒲郡の皆さんに大変お世話になった。またその縁で、蒲郡の皆さんとネット部とのつながりが出来たので、栗田主宰のおっしゃっている句会交流の一環として、蒲郡で吟行会を行った。参加者18名である。貯木場近くの鷺の営巣地、蒲郡緑地などを回り、句会を行う。 たまたま句会場が鈴木みや子さん宅の近くのお寺で行ったため、句会後、みや子さんが顔を出して頂いた。昨年も一度お目にかかったが、今日もお元気そうであった。私が名古屋で始めて俳句を始めた指導者で、今でもみや子さんの俳句がすぐに思い出す。今はもう作られないのが残念である。ただいつまでもお元気でいてほしい。 写真は句会後、みや子さんを囲んでの全員写真。 4月22日(月) 岐阜同人句会。この頃ほとんど全員出席で、他の同人句を読ませて貰うことは勉強になる。今日話題になったことは栗田先生が日頃おっしゃっている「類句、類想」のことが話題になる。また岐阜近郊に住んでいる愛知県の同人も参加したらとの提案に、来月から参加したいとの意向があり、ますます賑やかな同人句会になる。これは栗田主宰がおっしゃっている句会の交流に繋がるのではないか。(90666) 4月21日(日) 俳人協会愛知支部総会 俳人協会愛知支部総会。総会内容はあまり興味がないが、講演の榎本好宏氏の「季語の風景」については興味があった。榎本氏は森澄雄主宰の「杉」の編集長を18年務められて、澄雄の精神をすっかり身につけていらっしゃるようである。ただ講演は季語として、「七夕」「盆」「夏安吾」の3つの季語をテーマとして季語の意味するもの、歴史、中国からの伝達された事情、事項などをお聞きしたが、内容を系統的に書くことは難しいので、興味のあるキーワードのみ書いてみる。 ・七夕は中国から伝わってきたものであるが、日本の宮中、武家社会での行事から、江戸時代に大衆のものとなった。 ・こういう伝搬は「菠薐草」がよい例で、ネパール→中国→日本へ伝えられたが、もともと「菠薐」はネパールという国の意味であった。 ・季語は得て勝手を知っていれば、60~70もあればよい。(澄雄) ・めずらしい季語として、「花の兄」は「梅」のこと、「春告魚」は「鰊」のこと。 ・季語は日本人としての文化史として発達してきた。例えば風の名前は実に3000もある。 ・ただ季語には、結構死語になった季語が多い。昭和15年の虚子の「季寄せ」には「雁瘡」「絵踏」などが収録されているが、今は完全に死語になっている。 ・七夕は「乞巧奠」と言って、裁縫が上達するように祈る祭が中国から伝わってきたものである。 ・七夕つめは「棚機っ女」のことで機織女のみそぎのことを言う。 ・その他、中国から伝わってきた季語として、「鵲の橋」「洗車雨」「酒涙雨」などはみな七夕に関連する季語である。 ・盆は7月1日~15日の間の行事である。例えば、 ・7月1日は地獄の釜蓋の開く日で、「釜蓋朔日」、7月7日は棚機っ女のみそぎの日、7月12日は吉原遊女が髪を洗う日、7月15日は夏安吾の懺悔の日などである。 ・夏安吾とは、インドではその頃、大雨の降る時期で、僧侶を寺に閉じ込めて修行をさせることから始まった。 ・佃島は佃煮で有名だが、家康が佃島の漁師に白魚の漁業権を与えたことから始まった。 ・この白魚を煮つめたものを佃煮という。 ・佃島の盆踊り唄は川施餓鬼の供養としての盆唄である。 ・盆踊りの「舞踊」とは、先祖を迎える「舞」、先祖を送り返す「踊」のことである。 等々、書き出すと切りがない。それでもたったの1時間で結構勉強になった。私は環境関係で榎本氏の「風のなまえ」をかって、読み始めたところであるが、期待に外れて、今日の講演のような歴史的な解説本でこれも役立ちそうである。 俳句大会では今年も伊吹嶺の皆さんが好成績を上げられる。受賞者の方の俳句は伊吹嶺HPに掲載したが、【こちら】をクリックすれば、4月21日のの落書に飛びます。受賞の皆さん、おめでとうございます。なお私はひと鳴きしただけ。 4月20日(土) パソコンを新しくしたが、古いノートパソコンも使い勝手がよいし、過去のメールも入っているので、まだまだ使いたいが、立ち上がり時間、作業レスポンスなど超遅いため、パソコン雑誌にパソコンを軽くする記事があったので、手順に従って軽くする作業を進めて一段落したので、状況を見ようとしたら、重要なファイルも削除したようである。どうも不要レジストリ削除のステップで、削除してはいけないファイルも削除したようである。 HPの一部が見えなくなったり、MSのPicture Managerが削除されたりしたので、システム復元をしたところ、肝心のライセンス認証も消えてしまった。これ以上やっても時間がかかるばかりであるので、あきらめて寝てしまう。 4月19日(金) 土手の菜の花は堤防決壊の一因?(朝日新聞13.4.19) そろそろ菜の花の時期は終わりに近づくのだろうか。 菜の花がしあはせさうに黄色して 細見綾子 家々や菜の花いろの燈をともし 木下夕爾 これらの俳句を読むと春は黄色から始まり、心も明るくなる。自宅から岐阜の実家に出かける途中の長良川の土手に一面の菜の花が明るく咲いている。しかしそんな楽しげな菜の花も川の土手に植えると、土手の堤防の決壊の一因になっているという。朝日新聞によると、 菜の花が咲くと、菜の花の根にミミズが集まり、モグラがそのミミズを狙って穴を掘って、堤防の決壊の原因になるという。言わば菜の花は土手の天敵だと言うことである。そして九州では既に土手の菜の花を撤去して、芝生に植え替えているという。そして毎春開いてきたウオーキングイベント「吉野ケ里菜の花マーチ」を10年に中止したという。 俳句を作る者にとっては何ともやりきれない心情である。 水ぎはまで埋む菜の花長良川 細見綾子 のように長良川にも、菜の花を見ることが出来ない時期が間近いことだろう。 なおこの朝日新聞の記事は次のHPから見て下さい。 http://www.asahi.com/eco/articles/SEB201304180001.html 4月18日(木) 東員町の広報「ひばり」に「ひばり訪問記」という記事があり、東員町周辺のいろいろな記念館などを訪問する記事だが、今日はその記事を書く下見。訪問したのは四日市市の「秤乃館」という個人が秤ばかりを集めた記念館。館長の小林さん曰く、日本で秤だけを集めた記念館はここが最初という。収集した秤は約3000点、その内1000点ほどを常時展示しているという。さらに現在は貴重なものを名古屋市の「産業技術記念館」に展示中。収集を始めて44年と根気のいる趣味である。 私はここでもカメラマン。写真は秤乃館の入口。 なお現在「産業技術記念館」で行っている特別展示は次のHPに掲載されています。 http://www.tcmit.org/event/2013/02/post-52.html 4月17日(水) この3月まで、公民館講座で行っていた俳句講座の受講生一部がそのまま引き続き、自主サークルとして句会を立ち上げる。受講生のうち7名が参加して、我々を含めて9名でスタートした。熱心な方だけが残った結果となり、さらにこの1年間でずいぶんと成長された方もおり、今後が楽しみである。今後はいわゆる普通の句会として進め、少しずつレベルを上げていきたい。 4月16日(火) 天候もよく、運動も兼ねて近くの散歩のあと、南濃町の温泉に入りに行く。温泉は山の中腹にあるため、いつもだとマイクロバスの送迎で出かけるが、今日はゆっくりと山を登る。30分ほどで展望台に着く。春は着実に進み、柿若葉などが瑞々しい。ここ一帯は公園化しているので、自然林はあまりない。通草の花、紫木蓮、石楠花、山桜、藤の花などの他、松の芯も立ち始めている。山を登っているうち、めずらしいものを見つける。通称「エビフライ」と言って、松ぼっくりをリスが食べたもので食べたあとがエビフライにそっくりになっている。その証拠写真を載せます。。 夜は、いぶきネット句会合評会の2日目。今夜も20名近くの参加。この2日間、主に「切れ」の問題がいろいろ提起があり、有意義な合評会であった。 4月15日(月) ネット合同句集「IBUKINET」のネット配信以降、皆さんから多くのお礼のメールを頂く。ただ本当の功労者はNさんなので、感謝、感謝である。 夜はいぶきネット句会の合評会。ここでも合同句集の話題が持ち上がりありがたいことである。今夜も20名近くの参加者で活発な意見が交わされ、ありがたいことである。(90473) 4月14日(日) インターネット部のいぶきネット句会100回記念に企画したネット合同句集「IBUKINET」が名古屋勢を中心としたネット部の皆さんのご協力を得て完成した句集をやっと昨日から今日にかけて、3グループに分けて全員にネット配信する。しかし今日だけでも間違い部分が見つかったりして、急遽、差し替えするなどして、深夜になってやっとすべて終わる。試しに私もA4版でハードコピー製本をしてみたが、結構よい出来映え。こういう手作りもよいものと納得する。 そしてやっと伊吹嶺HPにこのネット句集刊行を皆さんにお知らせすることが出来た。 その合間を縫って、久しぶりにカリンカ句会に出席する。今日はびっくりするくらい出席者が多く、14名の参加者となる。カリンカ句会もこのくらい出席者が多くなるとうれしくなる。 4月13日(土) 名古屋句会。ひとり欠席すると、さびしくなる。Nさんから綾子先生の生原稿を見せて頂く。この原稿は綾子先生が昭和52年に東京新聞のコラム欄に書いた「蕗」と言う随筆で、それこそお宝原稿。お借りしてコピーさせて頂く。綾子先生の筆勢は男振りの印象を受けるような力強い文字。そう言えば沢木先生が〈妻の筆ますらをぶりや花柘榴 欣一〉と詠まれたことを思い出した。そのますらをぶりを確認したことになる。また綾子先生の随筆自身は読んだ覚えがあり、『武蔵野歳時記』に掲載されている。ちなみにこの随筆で書かれた俳句は、 蕗ゆでて平常心に戻りけり 綾子 であり、句集『曼荼羅』に収められている。この年、綾子先生は70才で、『曼荼羅』には、日常生活においても綾子先生の独特の感性が随所に見られる。綾子先生の句集はすべて読んだつもりでも、何度読んでも新しい感性に気づくが、気づくのが遅すぎると言われそう。もっと綾子先生の俳句を読まなければと思う。 4月12日(金) 一昨日に引き続き、広報誌「ひばり」の編集会議。今日は原稿依頼の予定であるが、都合の悪い人もいて少人数で、行うこととしたが、原稿依頼文書を見直したため、これだけで午前中を費やしてしまった。あとはMさんに宛名書きと発送をお願いすることとした。私自身も初めてだが、メンバーも引継ぎの関係でなかなかスムーズに進まない。 4月10日(水) 東員町文化協会の広報誌「ひばり」の打合せ。編集会議とまで行かなくて、印刷業者との打合せ。前任者がほとんど窓口となっていたので、我々広報委員が印刷業者との初顔合わせで、レクチャーで終わってしまった。 4月9日(火) 新しい同人組織になっての初めての愛知同人句会。出席者も多く、盛況。選ばれたくも皆さんのどの句もよく、満遍なく採られていた。 句会後、ネット部でHP改訂の最終案について打ち合わせしたかったが、ほとんどのネット同人が欠席のため、中止。あとはメール交換で、最終案を決めたい。(90322) 4月8日(月) 桜時になると、どこでもよいから桜の名所に行きたくなる。吉野山は10数年前に出かけただけである。最近「いぶきネットの四季」で鈴木みや子さん等と、吉野山に出かけた折の鑑賞文を書いたことがあったが、急に出かけたくなり、日帰りツアーで出かけた。ツアー申込みの時は、いつが満開か分からない状態で申し込むし、天候も分からない。しかし直前の気温が高くなり、予想より早く開花が進み、今日は上千本が満開となった。また昨日、一昨日は嵐に巻き込まれたが、今日はうららかでハイキング日和。ただ日帰りツアーの関係で現地滞在時間は4時間半しかない。スタートの如意輪寺から歩き始め、上千本の水分神社までの往復が限度であり、念願の西行庵までは行くことが出来なかった。しかしところどころのビューポイントではそれぞれの満開状態を見ることが出来たので、これ以上文句を言っては駄目と自分に言い聞かせる。 俳句の方はと言うと、綾子先生の「谷へ散る花のひとひらづつ夕日」の句が頭から離れず、まさにどこを歩いてもこの情景ばかりで、どんな句を作っても綾子先生の句には脱帽という感じで、自分の句が出来なかった。 なんとか1日吉野を楽しめたが、やはり吉野は1泊してじっくりと見たいところである。綾子先生の詠んだ夕日に照らされた花びらを見るには、泊まらざるを得ない。元気なうちに次は1泊で来たい。写真は、満開状態の桜の1つです。遠くに蔵王堂が写っています。 4月6日(土) チングルマ句会。今日は旅行に出かけている会員が多く、さみしい人数の句会。最近、Rさんの成績がめざましく、今後が楽しみ。また春の大嵐が来る予想だったが、幸い句会が終わることまで、小雨程度で無事帰ることが出来た。しかし東員町に着いた夕方は嵐であった。 4月5日(金) しばらく出かけていない大宇陀の又兵衞桜を見に行く。10数年ぶりではないか。私のパソコンにはこの写真がないということは、普通のカメラの撮したのか。一寸まだ早いかなと思っていたが、今日はきっちりと満開であった。この桜は樹齢300年の通称瀧桜とも言われている枝垂れ桜の種類で、桜の周辺はすごい人だかり。デジカメで写したが、技術の方はすっかり駄目であまり写りがよくない。記憶を辿ってみると、前回来たのは平成9年頃で、10数年ぶりである。そしてこの時の思い出は、チングルマ句会のYさんとばったり会い、ご主人のカメラ撮影に献身的にお手伝いをしていた。当日は5~7分咲き程度であったが、後日頂いた写真はすごく立派であたかも満開のような出来映えであった。 実はこの時お会いしたのは、又兵衞桜の近くの天益寺で、こちらの枝垂れ桜も立派であった。今年もこちらも見ようと歩いていったが、以前と違って人通りがない。そしてこの寺について分かったことは、1999年に不審火で本堂、本尊(薬師如来像)など焼失してしまったのであった。どおりで人通りがないはずであった。現在再建の募金中であるとのことで、ささやかな小銭を募金箱に入れた。 最後にかぎろいの丘に着いたときは風もなく春うららの本番であった。 写真はその又兵衞桜の写真。 4月3日(水) 小型家電リサイクル法施行 以前から日本の技術の源に必要なレアメタルは、中国が世界一の埋蔵量、輸出国であるが、尖閣諸島問題発生以来、中国は報復手段の1つとして、日本へは輸出を極端に制限し、価格も高騰している。新しい輸出国として、南米、アフリカなどに活路を見出そうとしているが、時間的に間に合わない。 ところが日本には既に都市鉱山というレアメタルの宝庫がある。数年前、私自身の専門分野の1つとして、「携帯電化のリサイクル」という研修報告書を書いたことがある。携帯電話には金、銀を初め、レアメタルが詰まっている。当時は使用済み携帯電話の回収率が30%であり、回収された携帯電話からのレアメタル抽出率は100%に近いなどの実態を紹介したあと、回収率を上げることが課題であるというようなことを書いた覚えがある。多分今はもっと回収率が下がっているだろう。 ようやく今回、4月1日に「小型家電リサイクル法」(正式名:使用済み小型電子機器等の再資源化の促進化に関する法律)が施行された。現在の実態は、使用済み小型家電は一般廃棄物(燃えないゴミ)として、市町村によって処分されているが、レアメタルの大部分は埋立や海外流出されている。 なおレアメタルの例、リサイクル対象の小型家電の例は、この日記の一番下に書きます。 これらの現状に対してこの法令では、使用済み小型家電の再資源化促進を目的に、国、県、市町村にそれぞれ役割分担を与えている。例えば一番身近な市町村の場合、①使用済み小型家電の回収、②回収したものは認定事業者に引き渡す、③住民(使用者)に対して、再資源化促進のための普及啓発を行う、などである。 そして我々住民は市町村の分別区分に従って、分別、排出する、というものである。 ただこれら国、県、市町村、住民に対する罰則規定は一切なく、すべて啓発が中心である。はたしてこれらに対して有効な施策となるか疑問である。罰則を設けるのは時期尚早であるので、せめて回収に出した場合は、、奨励金を出すべきではなかろうか。例えば私は携帯電話を何度も買い替えているが、その度にドコモショップに処理を頼んでいる。こういう場合の奨励金制度は相当役立つのではないか。 とにかくこの法令は遅すぎたが、スタートしたばかりであるので、これからの国、県、市町村の動きを見ていきたい。 ・レアメタルの定義:①地球上に存在している埋蔵量が極めて少ない金属、②存在している地域が大きく偏っている金属、③鉱石からの抽出が経済的・物理的に困難な金属 ・レアメタルの例:金、銀以外で、リチウム、ベリリウム、チタン、白金などよく知られているものの他、ジルコニウム、ニオブ、アンチモン、パラジウム、テルル、ビスマスなど31種類が指定されている。 ・小型家電の対象:政令では96品目が指定されており、パソコン、携帯電話、デジカメ、ゲーム機、電子辞書、CD,DVDプレーや、プリンタ、等々電気で使用する小型の家電はほとんど入っている。 なおネットで検索すると、絞り込むことが出来ないくらい多くの情報がヒットされるが、分かりやすくまとめてあるものが神奈川県のHPにある。またこの法律の概要を図式で説明しているのが環境省から出ています。この情報は以下のHPアドレスから見て下さい。 http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f6804/p21382.html (神奈川県のHP) http://www.env.go.jp/recycle/recycling/raremetals/law/law_gaiyo.pdf (環境省の法令概要) 4月1日(月) 毎月の定期診察。最近、血圧は安定しているが、コレステロールが高値安定でよくないと言われる。LDLコレステロール、中性脂肪、そしてGPTがぎりぎりで基準値をオーバーしている。試しにコレステロールの薬を飲んで、1ヶ月様子を見ると言われる。とにかく体重を下げろとの忠告である。 今日は血液検査のため、午前中の診察であったので、せっかく名古屋に出かけたので、午後はどこかへ行きたいと思ったが、月曜日のため、東山植物園など、名古屋市の施設はすべて休園である。仕方ないの人混みの多い名古屋城の桜を見に行く。今日は満開で、風もなかったので、まさに〈咲き満ちてこぼるる花もなかりけり 虚子〉の句のとおりである。ただ私はベンチでソフトクリームを食べただけで、1句も出来なかった。 今日はデジカメの持っていかなかったので、ケータイで撮した写真は比較的アングルのよい桜。 3月30日(土) 一昨日、吉村昭句集の『炎天』のことを書いたが、句友のTさんからまさに偶然以上のメールを頂いた。全く同じ時にこの句集を図書館から借りて、読まれたとのことである。まるっきり同じ時に同じ句集を読んだわけである。しかも「風」「伊吹嶺」とは関係のない小説家の句集である。私はたまたま一度吉村昭とお目にかかったことがある縁であり、Tさんは吉村昭が日本芸術院賞を受賞した時の講演を聞いたから、記憶に残っていたため、この句集を見つけて、読んだとのことである。 まさに結社がつないだ同じ句集を読んだ縁であり、持つべきものは句友である。 3月29日(金) 久しぶりに春を見つけに、近くを散歩。桜は名古屋では満開と言うが、こちらではまだ2,3分咲き。あと1週間かかるか。それでも田んぼでは、雲雀、雉子の他、燕も見る。私にとっては初燕。土筆は夜の煮付けになるぐらい取れる。 3月28日(木) 吉村昭句集『炎天』 たまたま先週、久しぶりに東員町図書館でめずらしい句集を借りて読んだ。吉村昭の『炎天』である。 吉村昭というと、歴史小説作家として有名で、太宰治賞はじめ、多くの賞を受賞して、最後は日本芸術院賞まで受賞している作家である。私はあまり読んでいないが、『戦艦武蔵』など一気に読んだ覚えがある。 吉村昭を覚えているのは、昔、俳誌「れもん」に一時入会していた時、れもん俳句大会に来賓に吉村昭ご夫妻(奥さんは芥川賞作家の津村節子)が出席されたことがあったからである。それは主宰の多田裕計先生が芥川賞作家であったことからの縁である。 句集『炎天』は吉村昭の唯一の句集で、仲間で作った俳句が並んでいる。ちなみに句会メンバーは作家、雑誌社の編集員らで、その編集員の中に石寒太(現在は「俳句α」の編集長)がいて、石寒太が主に指導者であったのであろう。俳句は文人らしく自由自在の俳句を作っているが、中には私達が推奨したい句も多い。以下に好きな句をランダムに抜き書きしてみたい。 今日もまた桜の中の遅刻かな (学習院高等科時代の初めての句) バス停は桜吹雪の中に立つ 桜貝拾ひもどれば昼の月 虻をしたがへ放牧の馬歩みゆく 点滴に腕をまかせて春睡し 虹鱒は色深めつつ藻に入る 舌出して蜆の群の昼寝かな 花曇つねより遅き日の動き 湯をさせば萼はなれたり桜漬け 揚る帆のたちまちはらむ白魚舟 鱵(さより)裂く包丁の刃の青光り 朝寝して弱き地震に身をゆだね 陽炎にゆらぎ駅伝近づきぬ 陽炎に狐ふりむき消えにけり 巻かれたるデモの旗ありビヤホール 孑孑のしばし動かぬものもあり 胃カメラをのんで炎天をしかと生く 飛魚や波越えられず落ちにけり 妻は開きおのれは丸のどぜう鍋 包丁の入る鰹の尾のふるへ 腹のたつこともなき日や蝦蛄を食ふ 虹をさす指の白さに虹冴える 滴りの岩から岩へ母子猿 梅雨ゆゑにハンカチの筋きつと折り 尻のみが白き裸やシャワー室 用もなきチラシをながめ枇杷をむく 日陰から出てパラソルの色燃える 雨蛙掌にのせ汽車を待つ 薫風を入れては閉ぢる自動ドアー 児の顔に色絵のゆらぐ走馬灯 炎昼や錆びて傾く座礁船 遮断機の降りて人なき油照り 学者逝き仮祭壇に登山靴 鵜飼の火手話の手ひらめく遊覧船 稿了へて街月光は惜しみなく 赤蜻蛉空の青さに気づきけり 大漁旗天一望の鰯雲 表面に勢ぞろひするむかご飯 新涼やタオル湯気湧く理髪店 廃線のレールづたひに花野往く もろこしの皮をひんむく露天商 病室の出入りせはしき稲光 亀の背の泥ひび割れし残暑かな ヘリコプター霧の台地に死者おろす 四つ手網月のかけらの雑魚はねる 稲刈られ背丈伸びたる案山子かな 髪梳いて氷をしごく雪女郎 牡蠣舟はただの舟なり昼の川 牡蠣雑炊眼鏡の曇りそのままに 喪が明けてなすこともなく障子貼る 湯豆腐の踊るものより掬ひ上げ 福寿草咲けども部屋のまくらがり 山車に似て蟻に曳かれる冬の蝶 柝が鳴つて濡れ場の屏風暗転す 鰭酒に思はぬ過去の色懺悔 家中の灯をともさせて豆を撒く 綾取の巧みな妻に少女の眼 こうして抜き書きしてみるとおびただしい共感句である。現在も私達に感動を共有する句が多いと言うことだろう。作家の趣味の集まりと言っても本格的な俳句に驚かされる。 例えば「梅雨ゆゑにハンカチの筋きつと折り」の句は、綾子先生の「暑き故ものをきちんと並べをる」の句の境地に近いのではないか。私が一度だけ会った時は、まだ俳句を作っていなかったかもしれない。そんなことを思い出しながら楽しく読んだ。 3月27日(水) ISO審査員を引退したが、審査員資格だけは残しておいてはどうかとのアドバイスにより、審査員研修には今後とも出席の予定。3月8日の審査員研修では、大量の資料を基にその知識を実際の審査に如何に活用するかの宿題が出ていたが、今月の伊吹嶺原稿の締切まで、全然手つかずだったが、今日、喫茶店で集中的に勉強して、素案を作る。家に帰って、夕食後、文章を練りながら、パソコンに打ち込んだのだが、最近はこのような根を詰めた作業には向かず、すぐ疲れる。やっと打ち込んだ時は日付が変わった午前1時だった。明日提出前にすっきりした頭で推敲したい。 3月26日(火) 東員町文化協会の広報「ひばり」の編集会議。と言っても伊吹嶺編集ほど本格的でなく、毎回定番のページ立てで、今回はこの記事に誰に執筆して貰うかの検討。そして依頼原稿が届いたものを読み合わせする程度。また自分達で書くページには、実際に現地に出かけ、紀行文的なものを書く。次回は四日市の「秤の館」の訪問記を書く予定。 3月25日(月) 岐阜同人句会。昨日の同人総会に引き続き、岐阜同人句会に出席。昨日、同人総会があったばかりであったが、全員出席で、熱意が感じられる。ただ私は詩心が枯渇したまま。(89861) 3月24日(日) 伊吹嶺同人総会 毎年行われる同人総会。午前中は新人賞、秀句賞の選考会。私は新人賞の担当。個人的にはWさんを推したが、心情は2名の新人賞が好ましいので、その方向で発言。結果的に2名が新人賞受賞となってよかったと思う。 午後からは同人総会。今回は同人会長をはじめ、大幅な役員の交代。新同人会長のNさんには地道な運営をしていただきたいと思っている。 懇親会で、私からはインターネット部で発刊した合同句集「IBUKINET」の紹介と11月に実施予定の愛知支部主催の鍛錬会の予定を紹介。いよいよ本格的に鍛錬会の準備を進めたい。 同人総会後、ネット部の名古屋勢で当面の予定などを話し合う。 なお同人総会模様は伊吹嶺HPの24日付の落書、または【こちら】から入ってください。 3月23日(土) 最近、俳句の詩心が全然出ないので、ハイキングをかねて、二上山登山に出かける。めまいが発生してから、低い山も全然登っていなかったが、このままではますます体力が衰えるので、思い切って登る。二上山はまだ「風」に投句していた時代に登ったきりなので、10数年ぶりになる。それでも最近はめまいそのものが生活の一部になっているので、ゆっくりと登る。妻も一緒なので、ちょうど釣り合う。しかし詩心はなかなか復活しない。ただ昔、當麻寺参道で買った草餅だけがおいしかった。久しぶりにハイキングの写真を以下に紹介します。
3月22日(金) 17日まで行われていた東員町の文教まつりの反省会。今年が20回目というが、まだ初歩的な反省点が出るということはこれまでどんな運営、反省を行ってきたのか疑問に思う。まあこれが東員町の文化協会の実態か。 3月21日(木) トップページの写真が古いままでしたので、先週、散歩に藤原岳の麓を歩いた時の福寿草です。この麓には以前から藤原岳自然科学館で地元の野草などの開花情報を真っ先に知ることができたが、建物は相当老朽化していたが、とうとう廃止になってしまった。この時散策していた時に初めて知った。ここは登山客の休憩所にもなっており、残念である。新しい自然科学館は藤原岳と関係ない場所で、いなべ市の藤原文化センターに吸収されてしまった。これも新しい箱物は作るが、市民に親しまれていた科学館の維持はしないということか。 3月20日(水) 孫娘がS学園高校に既に合格していたが、本人が非常にS学園が気に入ったこと、両親ともこれに賛成したため、今日我々夫婦も合流して入学祝いを行った。長男の家に着いた時、ちょうど先週の中学卒業式のDVDが届いたばかりということで、孫娘の生徒代表の答辞を見た。10分以上の答辞であったが、ほとんど自分で考えたという。先生にはちょっと手直しされた程度というが、非常によく練り上げた答辞であった。こんなことを書くと、爺バカと言われそう。 夜は一寸豪華な夕食。食事に随分と時間がかかり、家に帰ったときは10時半すぎであった。また食べ過ぎでメダボが進んだが、今日は例外。 3月19日(火) いつものことだが、伊吹嶺原稿作成が間際にならないと動かない悪い癖が直らない。今月は2つの原稿が待っており、昨夜ようやく1つが終わり、あと1つが残っている。その他、他の方からの原稿を集めて、ibukinet原稿にするのも残っている。明日は長男の家に行くことを約束しているので、あと残された時間は少ない。 今日は妻が土筆摘みに出かけ、夜は土筆煮を食べさせて貰った。いつの間にか春は確実に近づいている。ただ名古屋では今日が桜に開花日と言うことだったが、東員町の田舎はまだ大分先の話である。 3月18日(月) 昨夜、ネット部のオフ句会模様をアップしたが、ノートパソコンが超遅く、その上、写真化け現象も起こって、日付を越えた深夜にやっと終わった。 これに懲りて、先週購入したデスクトップを最低限だけの初期設定を行うこととした。しかし今回は、Windows8のため、初めての経験ばかりで、時間がかかり相当苦労した。特にメイラーであるWindows LiveメールがまたWindows7とも異なっており、結局外部HDDに待避してあった過去のメール記録をインポートすることが出来なかった。仕方ないので、後日ノートパソコンを軽くしてから、こちらにメール記録を移すことにしたい。やっと今日はメール作業とHPBのアップだけは可能にするだけで1日が終わってしまった。Windows8を使いこなすのはまだ大分先のことである。プリンタドライバ、画像加工、PDF作成、結合ソフト、などをインストールするのも大分先のことだし、Sky Driveを利用したファイルの外部アクセス機能を使いこなせるのはいつのことか分からない。 3月17日(日) 9日から行われていた東員町の文教まつりは今日が最終日で、午後4時から撤去作業ですべて終わる。初めての経験で戸惑ったが、こんな調子かなという感触がつかめた。来年度も公民館講座で受講生が集まれば、また講座の最後にこういう文教まつりができればと思っているが、まず応募の段階で受講生が集まるかどうかが問題。 昨日までのネット部オフ句会模様をアップした。現在、デスクトップを購入したばかりで、初期設定をしていないので、超遅いノートパソコンでアップしようと思ったが、これまでの落書などを一旦ダウンロードしようと思ったが、こちらのパソコンはダウンロードした写真が化けてしまい、1つ1つ写真をHP画面から貼り付けて、そこに上書きしたため、思ったより時間がかかり、アップし終わったのが、日付をはるかオーバーしてしまった。 オフ句会模様は【こちら】から入ってください。なお右の写真は伊吹嶺HPにない写真で、涅槃絵図の前の数人です。(89667) 3月15日(金)ー16日(土) ネット部オフ句会 今日までの2日間、蒲郡でオフ句会を行った。今回はほとんど蒲郡の皆さんのご尽力で成功したと思っている。詳しいことは、今日はもう夜遅く、疲れ気味であるので、明日以降にもう少し追加して書くが、伊吹嶺HPに速報版を出して、皆さんに読んで頂きたいと思っている。 3月14日(木) 東員町の文化協会から、この協会の広報誌「ひばり」の編集委員になってくれないかとの依頼があって、編集委員に参加することにした。今までほとんど専担に行っていた編集委員長が辞められたため、欠員が出たとのことである。年間わずか3回の20数ページの発行で、4名の編集員で行っているとのことである。初めは謙虚に参加して、少しでも続けられればと思っている。ほとんど定番のページ割付で、次回の発行は6月1日で今から原稿集めから始めることになる。これが今までの「伊吹嶺」編集が役に立つことと思う。 3月13日(木) ドボルザーク交響曲第9番(名フィル名曲シリーズ) デスクトップのパソコンがとうとう使えなくなり、今日買い替えた。このパソコンはWindows8となったため、他メーカーのタブレット端末を意識したものとなったため、私としては中途半端なOSとなっていると思った。今回購入したのはデスクトップであるため、従来通りの使い方しかしないのだが、Windows7にはないユーザーアカウント、マイクロソフト・アカウントが義務づけられているようである。しかしこれによりSky Driveサービスが使えることが複数パソコンを使用する場合のメリットとなりそうだ。今日はとりあえずセットアップしただけで、明日以降もろもろの初期設定を行うことにした。 夜は名フィルのドヴォルザークの交響曲第9番。今年度のドヴォルザークシリーズの掉尾の曲。「新世界より」の副題の通り、アメリカ滞在中、黒人の音楽が故郷のボヘミアの音楽に似ていることから、新世界から故郷ボヘミアへ向けて作られた作品だと言われている。私自身は、第4楽章の勇壮な旋律が好きなところであるが、今日は特に3月11日を迎えたばかりから、第2楽書の『家路』と言われている旋律が東日本大震災のことが思われてならなかった。非常にゆったりとしたラルゴが、福島県の人が故郷に帰りたくても帰れない旋律に思えてならなかった。また家に帰ってからこの第9番を聞きたい。 3月12日(火) このところ、暑い日と寒い日が交互に続き、とまどっているが、近場の春はないかと、藤原岳の裾の自然遊歩道を歩いたが、春はまだまだのようである。以前歩いた時は、三角草(雪割草)、ミヤマカタバミ、木五倍子などが咲いていたが、今日はこれらの葉や蕾をかすかに見つけることが出来た程度。まだまだ花が咲くのは相当先のようである。ただ蕗の薹が丁度盛りで、わずかであるが摘んできて、夜は蕗の薹の天ぷらを食べることが出来た。 3月11日(月) 今日で東日本大震災の丸2年が過ぎた。その間、復興どころか、普及も遅々として進まない。その原因は前政権の実行力のなさであったが、今の自民党政権はどうかというと、震災と関係ないインフラ(箱物)建設がどんどん進んでいるが、本来の復興、フクシマ原発の廃炉作業は進んでいるかと言えば、特定建設業が潤ったり、偽装請負がニュースに流れるなど、元の時代に戻った感じである。TV、マスコミでは被災者の前向きな姿を一生懸命放映しているが、本来は復興が達成された本当の笑顔が見たいところである。 東員町文教まつりは、出展講座の責任者が半日ずつ交代で会場につめ、入場者数のカウント、質問などに答えることと言われ、今日の午後は私が詰めた。丁度今日は図書館が休館のため、それぞれの入場者数は少なかった。昨日は展示の他、いろいろは演奏会もあったようなので、昨日は賑わったのではないかと思う。とにかく何もかも初めての経験で、小さな町らしい文教まつりであった。 8日の審査員研修で説明のあった環境問題の概要のCDーRを昨日、プリントアウトして勉強しようと開けようとしたが、8日に貰ったCD-Rの媒体がよくなくて、一部の概要しか入っていなかった。メールで問い合わせした結果、他の審査員も同様だったらしく、今日はISCのHPからダウンロードしてプリントアウトを行う。それにしても約400ページの膨大な資料である。ここから審査への活用方法をまとめるのは大変な作業である。審査員を引退すると言っても、契約だけは続けて貰うことになったので、宿題はやらなければならない。(89455) 3月9日(土) 東員町文教まつり 今年度の公民館講座は終わったが、毎年講座修了時に東員町では卒業記念に「文教まつり」として各講座の作品展示を行うことになっているのを初めて知った。私の担当の俳句は短冊等で展示するのが目的でなく、皆さんの俳句の初歩を教えることが目的であるが、何かの形で参加してほしいとの要望に従い、全員の作品を短冊に書いて展示することにした。ところが私自身は短冊に書くことが大の苦手であったが、受講生の皆さんは案外抵抗感なく、書いて頂き、1コーナーを借りて展示を行った。 今日が搬入日で17日までの1週間あまり展示されることとなった。右にその写真を紹介します。短冊は皆さん手作りやホームセンターで買った短冊掛けに展示した。 午後からは名古屋句会。Nさんは腰が痛くて歩けないところをいつもタクシーで来て指導して頂く。身体は十分注意してほしい。 3月8日(金) ISO審査員研修。今日が最後の研修のつもりで、皆さんに挨拶。しかしせっかくIRCA(国際審査員登録機構)の品質、環境審査員の資格があり、もったいないので審査員資格の最低限は保持しておいた方がよいとのアドバイスにより、言葉に甘えて、研修等は参加出来るようにして頂くことにした。 今日の研修は最近の審査員の力量をより客観的に判断出来るようなしくみを作る目的から、とりあえISO17021-2(環境マネジメントシステムの審査及び認証に対する力量要求事項)が制定され、その技術仕様書に従った7項目の環境カテゴリーの概要から、各審査員が今後の審査への活用についての考察レポートを作成するための環境問題の概要の説明を受ける。そして10日以内にレポートの提出の宿題が与えられる。1つのカテゴリーについてそれぞれ数10ページの講義録を説明を受けたが、自宅に帰ってからこの宿題を書くのが相当難問である。 ISCからの帰りに、今年もコウナゴ、イカナゴ漁が解禁となったので、白子漁港近くの店に寄って、小女子を買って帰る。これを買うと今年も春が来た印象が強くなる。今年は解禁がいつもより早めで、3月から買うことが出来た。しばらくは海の幸を楽しむことが出来る。 3月6日(水) 現代俳句評(「伊吹嶺」3月号) 公民館講座もあっという間に過ぎ、今日が最終講座。わずか10ヶ月間であったが、皆さん随分と上達された方も多かった。この調子でいけば、「伊吹嶺」会員としてもやっていけるほどに上達された。 以前から要望もあったので、希望者は自主サークルで続けようとの意見が合い、4月からは「しゃくやく句会」としてスタートすることとなった。希望者は7名ほど集まり、また新しい句会が楽しみである。ちなみに「芍薬」は東員町の花である。なお「伊吹嶺」3月号が既に届いているので、「現代俳句評」を【こちら】に掲載しました。(89354) 3月5日(火) インターネット部の名古屋勢の打合せ。今月は同人句会もないので、ついでの打合せがない上に、現在綾乃さんにお願いしている伊吹嶺HPのヴァージョンアップ案の細かいところまで検討したく臨時に打合会を持つ。トップページが斬新な表示でカラフルとなっており、始めてこのトップページを見たところ、驚きを持って見た。多分このHPならどこの結社のHPには負けないと思う。現在各結社のHPはほとんどが毎月の結社誌の表紙と主宰、同人俳句の一部をPDF西提唱開始得ているだけで、月1回の更新で動きもない。 現在伊吹嶺HPは既に毎日が動いている実感はあり、全国大会、新年大会、オフ句会などの行事は「伊吹嶺」誌とは別に写真付きの速報版を出している。 さらにこのHP荷動きを持たせ、カラフルなトップページとなり、多分伊吹嶺会員の皆さんには、喜んで頂けると思っている。ヴァージョンアップ版への切替は4月頃を目途としているが、皆さん楽しみに待って頂きたい。 3月3日(日) 伊吹嶺運営委員会。15周年記念行事がすべて終わり、その報告中心。 インターネット部としては1月の自然と親しむ吟行会の報告と今新しい伊吹嶺HPの大幅な改訂の進行中を報告。その他、愛知支部当番の第4回俳句鍛錬会の概要報告。現在、11月20日~21日を考えていることを報告。 一方、ネット部としても綾乃さんに提案して頂いたHPの改訂についてそろそろ結論を出さなければならないので、一度皆さんと打合せして、結論を出したいと思っている。 3月2日(土) チングルマ句会。昨日とうって変わって、出かける時も帰る時も風花が舞う冬に逆戻り。句会は山下さんが米寿を過ぎても相変わらず元気。昨日も1泊で冬の滝を見に行ったとか。 私の俳句はこの1ヵ月ほど離れていたので、詩情もすっかり枯渇しているようだ。 3月1日(金) 明日の句会を控えて、少しでも句が拾えないかと思い、桑名の赤須賀漁港に出かける。いつもだと蜆漁が中心だが、今日は蛤の漁が多かった。漁協でいつも蛤漁は今日というように決めているのだろうか。それにしても桑名産の蛤は大粒で立派だった。すぐそばの貝類の店では、500gで大体2500円という高さ。中国産もそばに置いてあったが、価格が全然違う。 そばに長良川河口堰対策の箱物政策かもしれないが、「はまぐりプラザ」があり、昼食に、今が出始めの白魚丼と蛤の焼き物を食べる。高いだけあっておいしい。年1回ぐらいはここで食べるのもよし。白魚はまだしばらくは食べられそうなので、興味のある方は一度訪れてみてはどうですか。 今日はデジカメを持って行かなかったので、荷揚げされた大粒の写真を携帯カメラで写した。 2月28日(金) ドヴォルザーク交響曲第7番(名フィル 名曲シリーズ) まだ少し課題があるが、確定申告も出したので、久しぶりに春を見つけに近くを散歩する。今日は暖かく散歩日和であったが、やはり今年の春は遅い。近くの梅はどこもまだ蕾が固い。しかしそれでも今日見つけた春は、蓬、犬ふぐり、馬酔木、榛の花、青麦、雲雀、春耕など。この時期にしてはまだまだ少ない。 午後から毎月の定期診察。この1週間、1歩も家を出なかったので、また一段とメタボが進んでいるようである。そろそろ血液検査が必要で、4月までの節制が必要。 夜は名フィルの名曲シリーズでドヴォルザークの交響曲第7番。この曲は第8番の明るさ、第9番の重厚さと違って、とにかく暗い交響曲だと思った。特に第1,2楽章が暗い。第3楽章のスケルツォでボヘミアの民族舞曲を持っているとの説明があり、若干明るい曲想。第4楽章は躍動的な楽想を広げていると言うが、やはり暗い印象を受けた。仕事が終わった後なので、ストレス解消のため、明るい交響曲がよかった。 2月27日(水) 1週間ほど、このHPをアップすることが出来なかった。その間、毎日見て頂く方などから、国枝は死んだのではないかと思われたのではなかろうか。以前から、私自身とともに、娘の確定申告に没頭されて、何もすることが出来なかったし、運動不足でまた一段と体重が増えて、メタボが進行しつつあった。 今日ようやく2人分の確定申告の資料を揃えて、会計事務所に出かける。私関係の資料は10分ぐらいで終わる。問題は娘の確定申告で、結局2時間ほどかかる。その上、いろいろ宿題を貰う。 とりあえず今日はこれで終わり、あとは来年の課題として、今夜はゆっくりと酒でも飲んで一休みしたい。(89142) 2月21日(木) 「伊吹嶺」2月号 最近、「伊吹嶺」誌の感想をあまり書かなくなった。というより書く余裕がないと言うことか。1月号の15周年記念号は文章が非常に多く、読み応えがあったが、2月号になってやっと平常の「伊吹嶺」になった印象。 今月は大変遅くなったが、いつものように順に皆さんの句を見ていきたい。先ず栗田主宰と河原地新副主宰、 海風やまだいとけなき甘蔗の花 やすし 古書店にしばし寄り道年忘れ 英武 栗田先生の句、12月に沖縄に訪れたのであろうか。サトウキビの花はまだこれから花が咲き出す前触れ。海風に揺れている甘蔗の花はまだあまり目立たない。自己主張しない甘蔗の花を「まだいとけなき」の表現がぴったり。 河原地さんの句、いつもと同じ力みのない句。日常生活そのものに詩情を見つけている。 次は秀峰集、 落葉踏む音の安けき誕生日 梅田 葵 沖に見ゆ地球のまるみ枯岬 櫻井幹郎 雪螢群れ飛ぶやすし句碑のうへ 清水弓月 母の愚痴聞くも日課や冬に入る 丹羽康碩 滝の音聞き風を聞き石蕗の花 中川幸子 十二月八日生まれし子つつがなき 山下智子 葵さんの句、誕生日ともなれば一日中心に残るものを注意深く見る気になる。葵さんは何でもない落葉を踏む音に今日は誕生日であると、肯うことであっただろうと推察した。 櫻井さんの句、大平洋側の海岸に出ると、こういう実感はよくある。この句の「枯岬」は櫻井さんらしい素材である。これが誓子となると、「太陽の出でて没るまで青岬」となり、櫻井さんは自然体、誓子は構成的になる。 丁度この句が作られた時は澤田さんの葬儀のあとにやすし句碑を見に行った時でご一緒していた。おびただしい雪螢が富んでいたのを思い出す。 丹羽さんの句、年とってから母の介護に入った時、私も同じ経験した。その時は私自身に余裕がなかったが、丹羽さんのように軽く聞き流すことが出来ればこういう句が出来るお手本だと思った。 中川さんの句、石蕗の花は海や水に近いところによく咲くが、この句の主人公は滝であると思った。「滝の音聞き風を聞き」のリズム感はもの悲しいリズム感であると思った。風の音も風の音も心を抜けていくようだ。さらに「石蕗の花」が一層その感を強くしている。 山下さんの句、息子さんであろう。思いがけない誕生日でありながら、今は親子つつがなく過ごすことが出来た感慨が「十二月八日」と対極的に感じられる。 とここまで書いてきたら、片山浮葉さんの澤田正子さんの追悼句に出会った。葬儀は11月5日であったので、亡くなられたのは文化の日であろうか。よく見ると、1月号、2月号に多くの方が澤田さんを偲んで作っていらっしゃる。前が気がなく、澤田さんの句かどうか分からない句は除いてみても多い。以下2月号、1月号の順に澤田さんのつい投句を書き出して今月の「伊吹嶺」誌の感想に変えたい。 師弟句碑守る女逝く文化の日 片山浮葉 散り急ぐ銀杏の黄葉友逝けり 磯田なつえ 蘭一花先逝く友の胸元へ 岸本典子 友逝けり河原に燃ゆる草紅葉 平松公代 逝く友の足元に置く冬の蘭 林 尉江 逝く友を送りしあとの雪螢 松永敏枝 病む友へ木犀の花文に込め 廣島幸子 突然の友の訃報や秋の闇 中村たか 虫の音に細る鵜川友逝けり 栗田せつ子 句友また鬼籍に入りし今朝の冬 田畑 龍 秋風や会ひたき人へ急かれしか 森 靖子 句帳持ち紅葉浄土へ発たれしか 福田邦子 亡き友の声を聞きたり萩の風 上杉和雄 彼の世でも木菟ききたまへ霧時雨 谷口千賀子 白菊や夫恋ふる句も供へらるる 若山智子 次々と綿虫空へ友逝けり 国枝隆生 書き出してみると、非常に多いことにびっくりする。澤田さんが、いつも師弟句碑に水をやりに出かけたこと、師弟句碑を詠まれた句が多いことに気づく。 合掌 2月20日(水) 公民館俳句講座。いよいよ3月で終わるが、その後も俳句を続けたいとの声があり、希望を聞いたところ、半数ぐらいの手が上がったので、4月から自主サークルで句会を行うことにした。 また毎年文化協会で「文協まつり」があり、個人の出展、自主サークルの出展があり、その中で公民館講座の成果としても何か出展してほしいとの要請があり、受講生全員の俳句を短冊で展示することになった。短冊を書くのが大の苦手な私だが、やむ得ない。受講生は全員前向きにとらえて、個々に短冊掛けも準備して貰うこととなった。来月の講座の時に提出して貰い、3月の文協まつりに展示することとなった。 2月18日(月) かんぽ生命が環境幸福度を調査(時事通信 2013.2.18) 環境幸福度を調査するという面白い記事を見つけた。時事通信によれば、かんぽ生命が調査を行った環境幸福度の結果は、当然と言えば当然であるが、北海道。最も低かったのは近畿で、次いで東京58.6点、沖縄59.2点の順だった。やはり都市圏は環境面で悪いと意識しているのだろう。その次に悪いのは沖縄県というのはちょっと意外だった。沖縄は自然が豊かで旅行者にとってはあこがれの観光地であるが、県民にとっては米軍基地による環境悪化、騒音などいろいろな要因があるのだろう。東海圏は全国の中位ぐらいに位置しているようだが、あまり特徴がないと言うことかもしれない。 しかし以前、ブータンが国民総幸福量(GNH)という尺度を提案したのは面白い視点だと思ったが、環境幸福度という尺度も面白い試みだと思う。 時事通信の記事とかんぽ生命が調査を行って詳細な結果を次の紹介します。特にかんぽ生命の調査結果を詳細に見ると、いろいろな面が見えてくると思う。皆さんもそれぞれ考えてみて下さい。(88929) http://www.jiji.com/jc/zc?k=201302/2013021800030&g=soc (時事通信) http://www.jp-life.japanpost.jp/aboutus/press/archives/pdf/pr130130.pdf(かんぽ生命調査結果) 2月17日(日) タンチョウ、列車への衝突相次ぐ(讀賣新聞2013.2.17) 今日は所要のため、伊吹嶺句会には出席出来なかったが、いぶきネット句会の合同句集のゲラが出来たので、栗田先生にお渡しして、序文をお願いしようと思ったが、今日も沖縄に出かけられて、欠席されたとのこと。明日はまた東京へ出かけられるとか、いつもお忙しいが、健康には留意して、いつまでも私達を指導して頂きたい。 今日の讀賣新聞にJRの北海道では、タンチョウの列車との衝突事故が相次いでいるという。タンチョウは白鳥に劣らず、貴重な渡り鳥で、日本の天然記念物に指定されているし、国内希少野生動植物種(絶滅危惧Ⅱ類(VU))に指定されている。現在タンチョウは北海道で約数百羽しかいないという。そのタンチョウがJRの北海道の列車との衝突事故が多く、理由として最近では、給餌などで数が増え、湿原での過密化も問題となっていることから衝突事故が増えているという。新聞では具体的な対策まで掲載されていないが、JRもしっかりと考えてほしい。この讀賣新聞の記事は次のHPから見て下さい。 http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20130216-OYT1T00594.htm?from=blist このタンチョウの衝突事故も、一種のバードストライクであると思うが、このバードストライクで以前この日記では書かなかったが、1月16日に「自然と親しむ吟行会」で経験したことがあった。当日はついうっかりしたが、野鳥公園の展望室からは干潟が広く望めるが、ここにバードストライク対策されていたのを思い出した。この時の対策は展望室のガラスに野鳥の天敵である鷲類を窓一面に大きくシールとして張ってあった。これにより小さな野鳥が近づかないようにされていた。当日吟行会に参加された方はこの気づいていられただろうか。むしろ私が気づいてこういうことも野鳥を守るささやかな対策であることを発言すべきであった。この時の写真をご紹介します。窓の猛禽類のシールに着目して下さい。一灯さん、モデルになって頂いてすみません。 また数年前の愛知万博の瀬戸会場の自然散策路の丘に展望台があり、展望台までの会談にガラス張りがされていたが、ここにもバードストライク対策として、猛禽類のシールが貼ってあることを思い出した。 2月16日(土) 環境学習リーダー養成講座・ファシリテーターコース(3日目) ファシリテーターコースの最後の3日目。今日は2テーマの勉強。1つ目は持続可能な社会を目指した未来都市のシナリオモデル作りのGD。2つ目はESDをテーマとしたプログラム作り。 1つ目については、例えば三重県全体についての未来志向のモデルは市街地、住宅地、自然再生エネルギー工場地帯など役割分担を考えた都市作りと思った。そこには情報ネットワークを利用したスマートシティ環境都市かなと思った。丁度現在の私の仕事は自宅は自然に恵まれた田舎、職場までは情報インフラが整備され、自宅ですべて仕事が出来、審査対象の企業へは実際に出かけて、現地現物を見て、指摘、結論、報告書作りはすべて自宅で行う。これがもっと幅広く展開出来る都市を描きたい。そして電気をはじめエネルギーは木曾岬干拓地、工場上の屋上などの太陽光発電、山間地の風力発電、杉一本やりの森林でなく、水循環を考慮した森林再生などと半ば夢のような都市作りが必要だと思った。 2つ目については、中高生を対象とした「森林再生」のESDモデルを考えた。そのためには、間伐も森林に必要であることをゲームで体験させたり、森全体の再生のため、シールを森に見立てて樹木の大きさ、種類、植林感覚を考慮した森林を机上で考えさせる体験学習プログラムを作った。 とここまで書くといかにも立派に見えるが、実際にはGDでの意見の不一致、時間切れなどにより中途半端に終わってしまう。 私としては3月で完全にISO審査員を引退して、次はボランティアとして子供に対するESD活動のお手伝いが出来るとよいと希望を持っている。 夜はいぶきネット句会の合評会の2日目。今日も20名近くのメンバーに参加して頂き、意見も活発に出る。1日目に少し多く意見交換をしたので、今yはゆっくりと意見を出し合えた。 2月15日(金) いつもでもぐずぐずしているわけにはいかないので、昨日あたりから娘の確定申告資料作りに入る。以前からも少しやってきていたが、全体でまだ1/3ぐらいのところか。ただ私の確定申告もあるので、一までも関わっているわけにはいかないので、きょうから私と娘の両方の資料作り。 夜はいぶきネット句会の合評会の1日目。参加者は20名近くで活発な意見が交換される。 2月14日(木) またまた中国の大気汚染問題(毎日中国経済、産経新聞 2013.2.14) 中国のPM2.5による大気汚染は収まる気配がない。毎日、日本への影響のニュースが流れているが、なんというかびっくりしたことに中国の「毎日中国経済」によれば、「『日本の大気汚染は中国の責任』というニュースに反論している。今は日本では北風が吹いていないから、中国からの大気は日本へ吹いていない。」という噴飯ものである。さらにエスカレートして、「大気汚染は日本に元凶がある」との論調が出回り始めている。そして中国のニュースサイト(中国のネットメディア)には「日本から汚染物質が飛来した」「中国で操業している日系企業の工場排気が汚染源だ」などとする論評が掲載されている。こうなると中国の大気汚染は日本のせいであり、それと引き換えに尖閣諸島を中国に引き渡すべきだとの論調も出かねない状況とのことである。 日本の常識は中国に通用しないのは仕方ないとして、中国民がそれを信じ込んで、さらに尖閣諸島に問題点をすり替えることが恐ろしい。 前半のニュースは「毎日中国経済」をYAHOOニュースが伝えており、後半のニュースは産経新聞です。そのニュースは以下に示します。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130214-00000007-xinhua-cn(毎日中国経済) http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1302/12/news030.html(産経新聞) 2月13日(水) Yさんのパソコンの調子が悪いらしく、伊吹嶺HPのサーバーにつながらないという。伝えたいことは多いので、12日分、13日分の2日間、3件の落書を書く。そのための写真の色補正、トリミング、句集表紙のスキャナー、トリミングなど結構手間がかかる。毎日、落書を書き続けることの重要さを感じた。早くYさんのパソコンが正常に戻ってほしい。 その他、お礼状や公民館講座の受講生の添削などをしているうちに、1日が終わってしまう。 2月12日(火) 愛知同人句会。今日は沖縄吟行句でよいのが多かった。私は感覚的な句で、ピアノの音で春を感じたという句が一番好きであった。私も沖縄の句を出したが、一部主宰に直して貰い、よくなった。 句会後、いつものようにネット部での打合せ。1つは3月に行われるオフ句会の最後の詰め。今回は蒲郡の皆さんに献身的な支援を受けて、順調に進んでいる。 もう1つはいぶきネット句会の100回記念にWeb句集を出すことにしているが、その進捗と「あとがき」の文章などの推敲。Nさんのこれも献身的な編集作業で、順調に進んでいる。もういつでも出せそうだが、最後の詰めが必要なので、来月以降になりそう。(88759) 2月11日(月) 今日の天気予報は晴れで、実際に空は晴れているが、風花が舞っている。相変わらず田舎は寒い。ところが横浜はもう暖かいらしい。トップページの写真は、妻の高校の恩師が横浜に住んでいて、定期的に散歩道の写真を送って頂いている。この写真は今日届いたばかりで、横浜ではもう梅が咲いている。我が家の近くでは蕾がまだ固い。 長男の孫娘が高校受験でお嬢さん学校のS学園高校に入学出来て、本人は喜んでいた。ただこれから公立の推薦受験を控えているので、気を緩めるなと親は言っている。親は家計が厳しいので、公立に入学して貰いたいらしい。 2月10日(日) 名古屋句会。Nさんの腰はよくなく、歩くのが大変そうだが、今月も出席して頂く。Nさんが出席出来なくなると、ますます名古屋句会がさみしくなる。帰りにいろいろ雑用は済ませて帰ると食事時になってしまった。家でも雑用が溜まっているが、ついTVで無駄な時間をつぶしてしまう。特に録画していたクラシック音楽をDVDにダビングする時、余計な時間をカットしたり、CM削除するための作業に時間がかかってしまい、無駄な時間をつぶすこと、この上ない。 2月9日(土) 環境学習リーダー養成講座・ファシリテーターコース(2回目) 環境学習リーダー養成講座のファシリティーコースの2回目。今日は2国間貿易及び多国間貿易に協定にFTA(自由貿易協定)/経済連携協定(EPA)がるが、EPAを結んでいるインドネシアをモデルに2国間貿易の課題、リスク、環境問題について、GDを通して、勉強する。そして貿易ゲームを実践してそこから、リスク、環境問題を考える演習を行った。今まで環境というと、国内ばかりに目が行っていたが、貿易面においても環境問題があることに認識させられた。 ちなみに貿易ゲームは、1982年にイギリスのChristian Aidによるシミュレーションゲームと言うことだ。こういう切り口で環境問題が内在していることは当然であることが分かったが、コロンブスの卵のような印象であった。 このような講義で環境学習リーダー養成につながるかどうか疑問だが、第3回にはその結果が用意されているようだ。 2月8日(金) 天気予報では、晴れの予報が1日中雪が降ったり止んだりで、寒い日となった。 相変わらずデスクトップパソコンの調子が悪く、なかなかうまく使えない。仕方ないので、超遅いノートパソコンを使っている。立ち上がりに20分以上かかり、動作も遅い。今日のHPもだましだまし作成している。そろそろ買い替え時かと思うが、Windows8はスマートフォンやタブレット端末にも使える戦略で作っているので、こんな機能は要らないと思っているので、もう少し様子見したいのだが、全然使えなくなってからでは遅いので、決断しなければならない時に来ている。 2月7日(木) 今年の愛知支部俳句鍛錬会の吟行地、ホテルなどの下見に栗田先生、櫻井愛知支部長も交えて、6名で出かける。問題は句会場の大きさでどこを選ぶかを課題に下見を行った。鍛錬会は今のところ11月に予定している。いずれ詳しいことが決定次第、「伊吹嶺」誌に案内したい。 2月5日(火) 中国の大気汚染(その後、毎日新聞2013.2.5) これから気の重い月がやってくる。確定申告である。私自身の確定申告はささやかな収入しかないので、支出もたいしたことない。問題は娘の確定申告である。娘は忙しいから出来ないと私に丸投げしてくる。証拠書類が膨大で、しかも完全でない。これら1年分をまとめてソフトに打ち込むので、作業も膨大である。 31日、4日と中国の大気汚染について述べたが、その後の続報も毎日ある。例えば、毎日新聞では日本にも既に影響が出ており、福岡市では環境基準を超えているという。さらに新聞では「福岡市では環境基準を超える数値を測定。気象庁によると、偏西風に乗って流れ着く3月中旬ごろまで注意が必要という。大気汚染の背景には、成長優先で環境対策を先送りしてきた中国政府や業界の姿勢があるが、このまま続けば中国自体の経済発展に影響する可能性もある。」と述べているが、日本政府は相変わらず、4日以降何も発表していない。と言うことは、今でも「ただちに健康への影響が心配されるレベルではない」という立場は変わっていないと言うことだろう。 ところで中国の大気汚染で特に問題となっている汚染物質はPM2.5という微小粒子のことで、日本では「NOx・PM法」という法律がある。NOxは窒素酸化物のことで、PMは粒子状物質のことである。主にヂーゼル自動車からの排出ガスとして発生している。そしてこの法律ではNOxとPMの排出総量が規制されている。また特に東京では石原知事の時に東京独自規制に適合されていないヂーゼル自動車の都内通行禁止まで行っている。 (追記)日本におけるPMの排出基準は環境基本法の第16条第1項に環境基準が定められており、微小粒子は次のとおり規制されている。 微小粒子状物質に係る環境基準は、次のとおりとする。 1年平均値が15μg/m3以下であり、かつ、1日平均値が35μg/m3以下であること。 ここで一般に日本でPMと呼んでいる粒子はPM10などのように直径10μmぐらいの粒子の大きさを言っているが、中国では排出ガスについては野放しで、特にPM2.5というのは直径2.5μmの大きさで、花粉症用マスクでは簡単に肺まで入り込み、肺がん、ぜんそくの罹病率が高い。杉花粉粒子の大きさが30~40μmであることを考えれば、いかにPM2.5の微小粒子が小さいか分かる。 経済成長1本やりで進んできた中国国民の選択であるから、やむ得ないが、それに巻き込まれる日本西部、中国在住の日本人はたまらない。 なお今日の毎日新聞は次のHPに出ています。(88572) http://mainichi.jp/opinion/news/20130205ddm003030129000c.html 2月4日(月) 中国の大気汚染(その後と日本への影響) 31日に中国での大気汚染が申告であることを書いたが、その続々と新しいニュースが入ってくる。さしあたり今日のニュースではTBS系(名古屋ではCBC)ニュースで今年の花粉症への影響が懸念されている。 ニュースによると、「問題の汚染物質は自動車の排ガスなどに含まれるPM2.5と呼ばれる髪の毛やスギ花粉よりも、はるかに小さい汚染物質で、この微粒子が花粉症を悪化させる。」という。一般にこれまでの花粉症は重油の排気ガスなどの汚染物質と花粉がくっついて,花粉症をひどくさせることは分かっているが、今回の中国の汚染物質であるPM2.5が花粉に付着して、飛散すれば、花粉症を悪化させる。これに対して環境省では「ただちに健康への影響が心配されるレベルではない」と発言しているが、これはどこかで聞いた言葉ではないか。まさにフクシマ原発事故における政府発言ではなかったか。その言葉が信頼されないことは周知のことである。今回の発言もそれと同一視したくなる。 また2日の新聞では,仮に1日北京に滞在すると、タバコを21本吸ったと同じリスクがあるとの報道もあった。 今日のニュースと2日の新聞ニュース(讀賣新聞)を以下に紹介します。 http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20130204-00000047-jnn-soci (TBS系ニュース2月4日) http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20130202-OYT1T00272.htm?from=ylist (讀賣新聞2月2日)) 2月3日(日) 環境学習リーダー養成講座・ファシリテーターコース 今年ISO審査員を引退したが、これからどうするか、TVのお守りばかりをするわけにはいかない。三重県に環境学習情報センターがあり、そこでさしあたり「環境学習リーダー養成講座・ファシリテーターコース」を受講することにした。3日間コースの今日は1日目。目的は環境ESD(Education for Sustainable Development)(持続可能な開発のための教育)の一環として、地域、学校で参加体験型の学習をコーディネートするファシリテーターコース」が間近にあったので、受講。 今日は主に座講で、身近な問題から環境問題とのつながりを考えるもので、テーマは食から見た環境問題(環境リスク、費用対便益分析)と塩素から見る環境問題(選択の裏にあるリスクなど)を受講。環境問題の中味自身はそんなに難しいものではなかったが、今後、地域、学校でのESDにどのように役立てるか,この分野ではまるっきりの素人であるので、真面目に勉強しなければならない。次回から体験学習の実践もあるという。 2月2日(土) チングルマ句会。句会の前に今年の日展を見に行く。例年出展されている櫻井真理さんの彫刻は出展委託となっており、無鑑査である。モデルさんは2,3年前から若い人に代わり、いつもこの裸婦像を見ると、春が来たことを感じさせてくれる。 下に櫻井さんから頂いた写真を載せます。 午後から句会はいつものように行われたが、今日は指導者の山下智子さんが1月に米寿の誕生日を迎えられたので、句会後、そのお祝い会を行う。今、「伊吹嶺」同人で80歳代の方で体調を崩されているにもかかわらず、山下さんは相変わらずお元気で、昨年腰の骨を折ったが、通常の人より早く直ったという元気さである。 下の写真はお祝い会の集合写真。(88475)
2月1日(金) 日本うなぎが絶滅危惧種に指定(環境省2013.2.1) 今日、TV、新聞で一斉に日本うなぎが絶滅危惧種に指定されたとの報道があった。今までは絶滅危惧種かどうか、情報が十分でなかったので、情報不足(DD)となっていたが、今回の見直しで「絶滅危惧種ⅠB類(EN)」となっており、絶滅の恐れが上から2番目の深刻な状態である。とくに稚魚であるシラスウナギの資源枯渇が深刻である。 その他、サカナ君が見つけたというクニマスが絶滅種から野生絶滅種に変更されている。またこれから深刻なるであろうドジョウが今までは普通の扱いであったものが、絶滅の可能性があるが今は分からないという「情報不足(DD)]に始めて指定された。こうして日本もどんどん絶滅危惧種の魚が増えている。ただ今回の見直しは汽水・淡水魚類だけであり、他の動植物となるともっと深刻な状態になっていると思われ、心配である。これから俳句では自然のドジョウを詠むことが出来なくなる時代が押し寄せつつある。 なお新聞では代表的なものとして、毎日新聞、そして環境省の今回のレッドリストの見直しの報道資料を紹介します。 http://mainichi.jp/select/news/20130201k0000e040166000c.html(毎日新聞) http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=16264 (環境省報道資料) 1月31日(木) 中国の大気汚染で深刻化(朝日新聞2013.1.31、他) 以前から各新聞で、中国での大気汚染が深刻化している。特に深刻なのは北京市で日本人学校での屋外授業を中止したともある。肺がんやぜんそくを引き起こす微小粒子物質(PM2.5)の大気中濃度が一時、世界保健機関(WHO)の環境基準の約20倍に達したとある。 また讀賣新聞ではこの汚染物質が日本でも確認され、西日本の一部では基準値を超える汚染物質が観測されているという。 いずれにしても日本での1960年代の大気汚染のニュースを聞いていうようだ。当時日本では毎日スモッグ注意報が出たり、四日市ぜんそく梗概が問題視されていた時期のことである。それが今の21世紀になって問題になっているのは、如何に中国が経済成長一本やりで、庶民のことを考えていない証拠である。 なおこの記事の朝日新聞と讀賣新聞は次のとおりです。 http://www.asahi.com/eco/news/TKY201301300457.html(朝日新聞) http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20130131-OYT1T00653.htm(讀賣新聞) 1月29日(火) 沖縄吟行3日目 3日目の午前は那覇へ帰る途中の中城址の吟行。ここは始めて訪れるところで、今帰仁城ほどの規模はないがよく修復、整備されている。特にここは城壁の石積みが複数あって亀甲乱れ積み、豆腐積み、野面積みなどそれぞれ場所に応じた適切な積み方である。城址からは太平洋、東シナ海を同時に見えるところで、天候もよかったため、素晴らしい景観であった。 午後は皆さんは平和の礎への吟行で、うらやましかったが、今回の旅行の1番の目的である伊吹嶺HPの改訂に伴うお願い事項やアドバイスを受けるため、智明さん、綾乃さんご夫妻にお忙しいところを時間を割いて打ち合わせさせて頂いた。こちらは私と矢野さんにおつきあいを願って同席して貰った。お願い事項そのものはご夫妻にとって、全然問題なく進められることだそうで、安心したが、今後の伊吹嶺HPを考えるにあたって、いろいろアドバイスを頂くと、如何に私達のHPデザイン知識がないか、思い知らされた。しかしインターネット部の10年後を目指して、少しでも私達の時に進めていきたいと思った。そういう意味で、有意義な打合せの時間であった。また打合せの時間、栗田先生ご夫妻にはホテルにとどまって、ご一緒頂いたことは大変恐縮した。 写真は栗田先生ご夫妻と綾乃さん親子。 打合せ後私達はタクシーで琉球かすり会館まで走らせ、吟行組と合流した。 最後は句会する余裕がなく、那覇空港出発前までに5句投句して、それぞれ栗田先生に見て頂き、飛行中に回答を頂く。栗田先生には、この3日間のおつきあいとともに、最後は言わば私達の打合せのため時間的な余裕がなく、ご自身で全投句者の選句を頂き落ち着く暇もなく、申し訳ない気持ちである。 3日目の吟行模様は矢野さんに書いて頂いたが、【こちら】から入って下さい。 1月28日(月) 沖縄吟行2日目 今日は「伊吹嶺」「風」聖地でもある辺戸岬を目指す。沢木先生のみやらび句碑は地元「風」関係の皆さんのおかげで、句碑表面も句碑台地など周辺もきれいに修復されていた。もうこれで何回みやらび句碑に訪れたか分からないが、訪れるたびに感動を新たにする。この気持ちが俳句に表現出来ないのは私の非力である。 その後沖縄北部から首里城へ続く昔の街道(宿道(ちゅくみち)というそうだ)を案内して頂く。この街道案内のため、地元のイッペー句会の皆さんの下調べ、資料作りなどずいぶんとお世話になった。吟行もご一緒されて、旧交を温める。 2日目の吟行模様も伊吹嶺HPにアップした。心もこもった佳句が多く、その作品をHPに掲載したいところだが、皆さんがいずれ発表なさるので、今日は控えて、栗田先生の特選、入選句と高得点句者のみHPに掲載した。 写真はみやらび句碑の沢木先生に酒とバレンタインチョコを捧げているところ。 また今日の吟行模様も【こちら】に書きましたので、興味ある方は入って下さい。 1月27日(日) 沖縄吟行1日目 伊吹嶺有志による沖縄吟行の1日目。一部の方は到着後すぐ吟行に出かけられた方もいたが、私は俳人協会沖縄支部俳句大会に参加。ご講演は栗田先生の「読むと詠む」で一部は伊吹嶺HPに書いたが、今回は分かり易く、俳句を「詠む」立場と「読む」立場の違い、関連性を図式で表現され、図解は言葉の説明よりも役立つことが分かった。 俳句大会会場では、元「風」同人の方ともお会い出来て、懐かしい思いであった。 まためずらしく、当日句での点盛で、めずらしく私が人賞を頂き、びっくりした。 夜は参加者一同合流して、琉球料理を楽しむ。写真はその料理屋での沖縄民謡で、座ったままで、琉球踊りを全員で行った時のものです。 今回はモバイルノートを持参し、新たにHPBもインストールしたので、今日の俳句大会の結果を早速アップするため、夜遅くまで伊吹嶺落書を書く。日頃使い慣れていないモバイルノートは文字が小さく、容量の関係で動作も重く、深夜までかかる。なお今日の模様は【こちら】に書きましたので、興味のある方は入って下さい。 1月26日(土) 明日から、沖縄吟行に出かける予定であるが、出発前に滞っていたお礼状などの手紙書き、沖縄で打合せ予定の今後の伊吹嶺HPの改善点などの質問事項の整理、俳人協会沖縄支部での投句のため、あわてて当日句を作るなど準備、残務整理に1日つぶれる。 また明日の集合時間が早く、明日の出発では間に合わないため、中部空港前のホテルに前泊。 1月25日(金) ヤンバルクイナの交通事故 過去最多(讀賣新聞 2013.1.24) 丁度沖縄に出かける前にこんな新聞記事を見た。ヤンバルクイナは沖縄本島の北部に棲息しており、辺戸岬へ行く途中の山の中に棲んでいる。そのクイナが最近、交通事故の被害が過去最多になったという。90年代は年に1件あるかないかぐらいだったのが、12年では44件に増えているという。原因は人に慣れたクイナが人間の生活圏に侵入するようになったことや保護意識の高まりから届け出が多くなったという。いずれにしろ天然記念物の保護策を考えなければならないだろう。 一方、日本本土のシカやイノシシの獣害は深刻で、三重県や長野県では橅などの自然林が危機に瀕していると言うし、長崎県対馬固有種の「ツシマヒメボタル」の生息地がイノシシ被害にあって、ツシマヒメボタル激減しており、地元では生息地に金網を張ってイノシシの害から防ごうとしている。(同讀賣新聞13.1.21)現在は全国あちこちで獣害が進んでおり、原因は山の荒廃であり、森林行政の失敗が招いており、里山の放棄による荒廃も原因の一部であろう。 なおヤンバルクイナの交通事故の記事は次のHPを読んで下さい。 http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20130124-OYT1T00872.htm 1月24日(木) いつものように毎月の定期診察。最近はメタボは治っていないが、血圧は昼間が一番調子がよいようだ。もともと血圧は午前中が高く、いわゆる仮面性高血圧という。さらに医者が言うには、60歳代まで血圧は高くなりがちだが、70歳代になると、血圧は少しずつ下がり始めるという。それは要するに、老化による心臓のポンプが衰えたと言うことかとひがみたくなる。 今日までに、同人作品評、伊吹嶺の原稿、HP句会の講評などすべて書き終える。これでやっと沖縄に出かけられる。そして沖縄での打合せ資料を明日作ることが最後の仕事になる。 「伊吹嶺」誌の1月号は読み応えがある。ほぼ全部読み通したが、文章ではやはり下里さんの「欣一・綾子の戦時下の青春」が抜群である。欣一、綾子の手紙のやり取りから綾子先生の心のうつろいが生き生きと見え、次第に沢木先生と結婚なさるくだりがせつなくも共感する。やはり下里さんは綾子先生を愛していらっしゃることがよく分かる。 俳句についてはまた後日、感想を述べてみたい。 1月22日(火) 「K」誌の「同人俳句評」も書かなくてはならないが、最近飲む機会が多くなり、またメタボに逆戻りしている。少しは運動しようとスポーツクラブに出かけたが、その帰りに喫茶店に寄ってしまうと、つい原稿書きが後回しになってしまう。目先の伊吹嶺原稿の作成やHP句会の選句、講評、いぶきネット句会の添削などをこなして、1日が終わったような気がして結局何もやっていないことに気づく。 1月21日(月) 25年の「俳句についての独り言」の更新 いよいよ尻に火がついて、今日、なんとか「現代俳句評」を書き上げる。次は「K」誌の「同人俳句評」の原稿が待っている。これも今週中に仕上げなければ、沖縄に行けない。そして沖縄での打合せ資料も作成しなければならない。結局今日もウォーキングなどの運動も出来なかった。 遅くなりましたが、25年に入り、「俳句についての独り言」も新しいページに更新しました。【こちら】からお入り下さい。(88120) 1月20日(日) 先週は関東支部新年俳句大会、自然と親しむ吟行会、愛知支部新年俳句大会と行事が続き、その合間に伊吹嶺HPの2つのトピックスのアップ、オフ句会案内のHPアップなど家に閉じこもりの生活ばかりで、健康上悪いことこの上ない。実はこの日記もまとめ書きしている状態である。 1月19日(土) 愛知支部新年俳句大会 今日は愛知支部新年俳句大会。大会ではいつものように全没。「伊吹嶺」も15周年記念行事はすべて終わり、いよいよ20周年記念に向けた第1歩を踏みだした。栗田先生は講演の中で「私は碧梧桐の生まれ変わりではないかといわれるが、自分は病気を克服し、90歳までは生きる」との力強い言葉に私達も老いてはいけない覚悟を決める必要がある。私自身も今年は仕事を辞めた第1歩として、何をやるか考えなければならない。俳句はもちろんだが、環境面について、何か貢献出来る道はないかとこれから考えたい。 詳しい大会模様は内田陽子さんに書いて頂いたので、【こちら】から入って下さい。なお写真は懇親会が終わったあとの4ショット。 大会後、栗田先生を囲んで、今年の愛知支部の行事について話し合う。今日で大体の方向が決まったので、あとは手順を踏んで進めることにした。 そのうち合わせも早々に、次はネット部の今年の行事の打合せに合流する。ネット部としても15周年記念の昨年の行事に続き、今年から10年後を見据えた5年後までに何をやるかが課題である。さしあたり今年は①第2回自然と親しむ吟行会、②ネット部合同句集の発刊、③オフ句会を3月に豊橋・蒲郡で行うこと、④HPのレイアウト、内容の見直し、⑤HP上にMさんのHPにリンクして、「いぶきネット歳時記抄」を作成することなど数多くの行事を行おうと進めている段階である。既に①の自然と親しむ吟行会は終了したので、次は現在進行形である②と③をやることである。 1月18日(金) ご神木、不審な枯れ死(共同通信 2012.12.26) 毎年岐阜の実家の町内で新年会(通称おひまち)に出かける。岐阜には現在娘が住んでいるが、今は二人でタイに出かけているので、家の中は寒々としていた。 料理屋でおひまちを行ったが古い町内でますます住んでいる人が少なくなり、高齢化している。たまたま最近、この町内に岐阜県議が事務所を構えたことを知って、しばらく彼と県政のことを聞く。彼は森林委員会にも所属しており、岐阜県も同様に林業が成り立たなくなっていることを聞く。 この時丁度話題になったのは、最近神社のご神木が次々と枯れ死している実態について、話し合った。このニュースは昨年末のことで私は書く暇がなかったが、その内容は最近、何者かにより、神社のご神木が次々と枯れ死しているというものである。犯人はご神木の表面から数cmのところに穴を開けて、除草剤を注入する手口である。ここには水分を枝や葉に送るための導管が走っており、こんなところに除す剤を注入するとたちまち、枯れ死してしまう。しかしご神木の本体は太くて頑丈なため、枯れ死したご神木を易く買いたたき、高級住宅業者に売りつけているという。神社のご神木を枯れ死させるとは本当に罰当たりだ。 このニュースは一寸古いのですが、次の共同通信をお読み下さい。 http://www.47news.jp/CN/201212/CN2012122601000850.html 1月17日(木) 2日間東京へ出かけ、あちこち歩いてやや疲れ気味。ただ滞りがちの「伊吹嶺」原稿を半分ぐらい書く。 1月16日(水) 第2回自然と親しむ吟行会 昨日に引き続き、今日は東京都野鳥公園で、第2回自然と親しむ吟行会。本来はすべてインターネット部で行うべきだが、今回は東京大森で行ったため、すっかり関東支部の皆さんにお膳立てして頂き、感謝。参加者36名がめいめい野鳥公園を自由散策して、作句。ネイチャーセンターの学芸員さんによれば、今年は寒さのため、渡り鳥が少ないとのことであったが、それでも鴨(マガモ、キンクロハジロ、ハシビロガモなど)、イソシギ、ジョウビタキ、ツグミ、カワセミ、アオサギ、ダイサギ、メジロ、シジュウカラ、カイツブリ、バン、カワウ、ハクセキレイ等々多くの野鳥を見ることが出来た。吟行会模様、句会結果などは【こちら】に詳しく書いてありますので、ここから入って下さい。 これで第2回も成功したので、次はしばらく間を置くが、何かの工夫を考えて、もっと伊吹嶺会員の皆さんに環境保全の重要性を知って貰うことを考えたい。 1月15日(火) 関東支部新年俳句大会 今日は始めて、関東支部新年俳句大会に参加させて頂いた。その前に俳句作りのため、上野の不忍池に立ち寄る。ここは言わば沢木先生の聖地とも言える場所で、晩年、小句会として不忍句会を指導なさっており、毎月この上野に来て、昼食はいつも精養軒のカレーライスだと聞いていた。以前桜の時期に訪れてきたことがあり、その時の桜並木、不忍池の柳の芽吹きがきれいだったことを思い出す。 ここを早々に立ち退いて、京王プラザホテルで行われた俳人協会新年賀詞交換会に始めて出席した。思ったより参加者が少なく、こじんまりとした新年会であった。ここで今年の干支の巳年生まれの出席者は壇上に上がれとの司会者の言葉でつい上がったら、わずか10人ほどの会員しか登壇しなかった。ここでそれぞれの自己紹介と今年の抱負を述べろとの司会者の言葉でパニックになってしまった。しかし覚悟を決めて、「伊吹嶺」としての環境活動を宣伝し、丁度明日は野鳥観察を兼ねた吟行会のために上京したことなどをしゃべった。 俳人協会新年賀詞交換会のあと、関東支部新年俳句大会に出席。初めての参加で、関東支部の結束力を見た感じ。名古屋からも数人参加して、盛り上がる。栗田先生の特選はみすずさんの「すずしろは小指の丈よ若菜粥」で栗田先生は「小指の丈」の写生がよいとほめられていた。 以下の写真は俳人協会新年賀詞交換会に出席の伊吹嶺の4人と関東新年大会での特選のみすずさん。 1月14日(月) 「伊吹嶺」1月号が届く。今回は15周年記念号のため、製本が月を越して、半月遅れとなった。通常の3倍近くのページ数で、立派に出来た。企画段階から考えると2年越しの記念号である。特に昨年に入ってから、通常月の編集後、毎月のように編集を重ねてきた。編集企画の内容も逐次バージョンアップして、確か6回ほど企画の積み重ねをしてきたと思う。その後の原稿依頼、到着原稿の読み合わせ、確認、そして校正グループの皆さんの数度にわたる校正作業など、皆さんの大変なご努力により発行にこぎ着けた。私は5年分の膨大な写真から、8ページのトピックス写真にまとめるのに苦労した。 相当分厚いのでまた後日ゆっくりと読みたい。 1月13日(日) 環境ESDとは 今年の3月で今の審査員の仕事から引退することを決めているが、身体が動く限り、環境に対して、何かお役に立つことがないかと考えている。そのためには何かスキルをつけねばならばならないが、そのうちESD(Education for Sustainable Development)(持続可能な開発のための教育)という分野がある。「持続可能性」という概念は1992年の地球サミットの時に提言されたが、ESDは2002年のヨハネスブルグサミットの時にスタートしたものである。その分野には「開発」「人権」「平和」「多文化共生」「ジェンダー」「国際理解」「福祉」などを指し、その中で最も重要な項目に環境がある。その環境のためのESDとして、三重県環境学習情報センターでは「環境学習リーダー養成講座」があり、2月にその「ファシリテーター養成コース」が始まる。その事前体験として、今日は「アクティビティ体験コース」があり、受講に出かけた。今日の内容は参加型アクティビティとはどんなものか、1日コースで受講した。環境の中味そのものは別に難しいものでなく、ESDとはどんなものかを体験する内容であった。 来月から本格的な「ファシリテーター体験コース」が始まるが、問題は高齢化した私自身の体力である。 1月12日(土) 名古屋句会。Nさんが足が悪いところいつも指導して頂いて申し訳ない。また90才を超えたMさんは相変わらずお元気。どなたもいつまでもお元気でいてほしいもの。新年を迎えるたびに1年の過ぎるのが早いことを実感する。 1月11日(金) 温暖化進み、大型台風が来たら(朝日新聞 2013.1.9) 朝日新聞デジタル版に、今後温暖化が進むことによって、日本に来る台風もますます大型化するとあった。これは防災科学技術研究所と名古屋大がまとめたもので、具体的に東京の地図が添えられていた。それによると東京湾周辺から東京駅はもちろん浅草雷門も高潮で2m以上浸水するとある。ただ意外なのは東京ディニズーリゾートは高潮が来ないという。 私の感じでは、台風の大型化は既に2,3年から始まっており、いずれ日本全国がこれに近い状態になると思う。名古屋で言えば、かっての伊勢湾台風の時、大洪水を招いたが、その頃よりさらに陸地海上に進んでおり、それに匹敵するくらいの浸水があるのではないかと思う。 ところで今まで私が鑑賞関係記事を検索するとき、朝日新聞では、主にデジタル版を検索していたが、つい最近からはデジタル版が有料化され、無料版ではニュースヘッドラインに相当するほんのさわりだけしか見ることが出来なくなった。日本経済新聞もデジタル版が発売されるようになっているので、他の新聞も同様であろう。ますます環境記事が検索しにくくなってきた。かといってペーパーの新聞の他、デジタル版まで買う気になれない。なおこの記事のヘッドラインは次のページで見ることが出来ます。(87824) http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130109-00000024-asahi-sci 1月10日(木) 除染手抜き情報の放置問題(朝日新聞 2013.1.10) 気になっていたN社の審査結果報告書を書き上げて郵送する。ISC審査員契約もまもなく解除となる予定で、あと1回の審査が予定されているが、その会社もどうなるか分からないので、今日の報告書が最後の仕事になるかもしれない。よくもこんなに年寄りになるまで仕事をするとは思わなかった。早く解放されたい。 昨年末より朝日新聞が福島県内において、原発による放射能汚染の除染作業の手抜き作業がスクープされて以来、環境省が手抜き情報を受け取っていながら、放置していた問題で、環境省を聞いていないの一点張りで、逃げ腰だったのが、証拠の写真、動画、実名メールに対しても、環境省は動かなかった。政権が原発再稼働容認の態度で、官僚はなめきっているのではないか。民主党も情けなかったが、自民党政権の資質が問われる事例でもある。 1月9日(水) 俳句公民館講座。通算で8回目となり、皆さん少しずつ写生の重要性を理解されつつある。いつも句会の前に30分ぐらいの講義を行っているが、伊吹嶺のような難しいことは言えないので、基本の基本ばかりの話をしているので、そろそろ種切れになりつつある。これからは自分の言葉で講義するしかない。実は近所に本阿弥書店の駐在員が住んでおり、その方から「俳壇」を20冊ぐらい頂いていたので、今日はそれを全部皆さんに差し上げる。 1月7日(月) 2012年の環境10大ニュース 今日は七種。毎年のことだが、正月が開けるまで、子供達が来たり、妻の誕生日に吟行に出かけたりして落ち着かない。今日あたりから丁度二人きりの老夫婦の生活が始まる。2,3年前に作った次の俳句が毎年の習わしになる。 寡黙なる二人に戻り七日粥 隆生 ネットを見ていたら昨年の環境10大ニュースが出ていた。発表しているのがEIC((財)環境情報センター)が運営している環境教育・環境保全活動を促進するための環境情報・交流ネットワークのことで、このEICが発表している10大ニュースは以下のとおりである。 1.衆議院総選挙・世界の首脳交代 昨年の選挙や政界首脳が交代したことは、環境政策、国際関係にも大きな影響を与えるだろう。日本は第2次京都議定書から離脱していることをよいことに、温暖化対策の後退あるいは温暖化対策と称して、原発の再稼働の恐れが現実問題となる。 2.三陸復興国立公園の創設を核としたグリーン復興ビジョン これは昨年、環境省が音頭取りを行って出されたビジョンであるが、趣旨はもっともなことで、賛成であるが、最近はその裏に官僚の思惑が見えて仕方ない。とりあえず今年の5月に、「三陸復興国立公園」としてオープンを目指している。 3.日本の原子力政策を揺るがす震災の余波 東日本大震災後、日本各地の原発が定期審査入りするとともに、一時は原発ゼロの時期に入り、当時の民主党によるパブリックコメントを公示して各地での反応を見たところあまりに原発ゼロ選択が大きく出たため、原子力政策大綱を作成する作業を中断して、国民の生活を守るとの理由から、政治判断で大飯原発を再稼働してしまった。 今年は自民党政府の中で、原子力規制委員会の判断をどのように扱うかに注目が集まるだろう。ただ参議院選挙まで自民党は何もしない可能性があるだろう。 4.京都議定書第1約束期間の終了と改正京都議定書の採択(COP18) 2012年は京都議定書の最終年であり、日本は90年比で温室効果ガスのマイナス6%についてはまだ速報値は出ていないが、森林吸収量と京都メカニズムクレジットを加味して、多分達成は出来ているだろう。ただ日本は第2次京都議定書の延長から離脱したが、これは現在の中国の言うようにまだ中国は開発途上国のため、温室効果ガス削減の義務を負いたくないというエゴのため、やむ得ないだろう。ただ産業界はじめ、日本の民間は引き続き削減政策を続けて貰いたいものである。 5.リオ+20、ブラジルで開催 昨年は1992年に行われた地球サミットの20年目に入り、国連持続可能な開発会議(リオ+20)が行われたが、確か世界各国はメルケル首相、キャメロン首相、オバマ大統領が出席したにもかかわらず、野田首相は逃げてしまった。ここでは世界としてグリーン経済の重要性の認識合意が得られたが、日本は独り蚊帳の外の位置づけになってしまった。 6.白熱電球の国内生産の終了 これは極めて分かり易い政策で大賛成である。ただLED電球の口金は白熱電球の口金と同じであるため、早く蛍光灯のLED化技術の開発が待たれるところである。現在はLEDシーリングライトが可能となっているだけである。従って我が家では従来の白熱電球のLED化を行っただけである。 7.ロンサムジョージの大往生と野生生物の絶滅問題 昨年、ガラパゴス諸島に棲息していたガラパゴスゾウカメの最後の1頭である”ロンサムジョージ”の死が報道されて絶滅した。同様に日本ではニホンカワウソが絶滅した。これで完全絶滅したのはニホンオオカミに次いで、2例目になる。一方、トキは従来どおり野生絶滅種のままで早く野生下での繁殖が待たれるところである。 8.国内初の現存する氷河の発見 日本では氷河はとっくの昔、消滅していると思われていたが、氷河が現存しているというニュースである。ただ今後氷河が現存していることを認定するには、大きな氷塊が継続的に動いていることを証明しなければならない。今後の調査が大事である。 9.東京スカイツリーの開業と地元墨田のゴミ対策 東京スカイツリーの開業によって、墨田区の環境は一変した。環境的には巨大貯水槽による大容量蓄熱システムや夜間電力利用による環境対策はよいとして、観光客によるゴミのポイ捨てが大きな問題となっている。丁度富士山の大量ゴミ問題があるのと同じである。 10.富士山と鎌倉の世界文化遺産への推薦 今まで毎年のように富士山を世界自然遺産への推薦を行ってきたが、ゴミ問題の環境管理のまずさから、登録は不可能であったが、今度は鎌倉と抱き合わせで生家文化遺産として登録しようとしている。鎌倉が世界遺産条約に批准して世界で12の暫定リストに登録されたもののうち、今や鎌倉だけが取り残されている。今後どうなるか行方に注目したい。 以上、長々と書いたがまた独りよがりの難しい文章になってしまった。なお10大ニュースのタイトルはEICのとおりであるが、以下のコメントはEICの発言でなく、国枝個人の発言であることだけを付け加えます。(87736) 1月6日(日) 2日に引き続き、今日は二男一家が来る。お目当てはお年玉と孫娘の誕生祝い。いつものようにトランプ、百人一首などのゲームを行う。こちらの孫はまだ幼いが、少しずつ成長しているのが分かる。上の孫は絵を描くのが好きで大きくなったら漫画家になりたいという。子供の夢は自由でうらやましい。 これでやっと我が家の一連の正月行事が終わる。明日こそN社の審査結果報告書作成に入らないと間に合わない。 1月5日(土) チングルマ句会。指導者の山下さんは今年になっても相変わらずお元気。まもなく米寿を迎えようとしている。来月は句会で米寿のお祝いをしようと計画。今年も御岳休暇村から、周辺の高原を歩きたいとのこと。いつまでもお元気でいてほしい。 1月4日(金) 妻の誕生日。この日はなるべく吟行に出かけるようにしている。しかし今年は厳寒の日が続き、迷ったがいつ行っても同じであると思い、出かけることにした。行き先はどこも寒いので同じであるが、昨年の12月の「いぶきネットの四季」で沢木先生の當麻寺の句を鑑賞したので、當麻寺、石光寺に行き、二上山は体力に自信がないので、止めにする。 当麻寺駅に着いた頃小雪が降ってくる。本堂の中などを見るのは止めて、庭園と三重塔のみにする。ここにも寒牡丹はあり、規模は小さいが、まずまず咲いている。続いて大池経由で石光寺へ行く。いつもだと12月から咲き始めるが、こちらはまだ蕾ばかり。受付の女性によると、今年の寒さで開花時期は遅れているとのこと。これから行かれる方は1月下旬が最高だと思う。 それでも2個所の寒牡丹をわずかながら見ることが出来、寒さの中の吟行も良しとする。桑名へ帰ってからいつものように妻の誕生日には寿司屋でささやかに祝う。 右の写真は大池から見た二上山(二上山の影が映っている)と石光寺の寒牡丹。塔二つの写真は【こちら】を参照して下さい。 塔二つ鶏頭枯れて立つ如し 沢木欣一 常闇のすさまじき冷え牡丹寺 〃
1月3日(木) 今朝も孫の勉強を見てやる。というよりまだ宿題が残っているので、それを教えるのに時間がつぶれる。授業で聞いていてもよく分からないと言うことがますます次のステップに進めないため、ますます分からなくなっている。昼過ぎに妻が名古屋まで連れて帰り、あとは自分で帰らせる。これでやっと我が家の正月が終わった感じ。 いよいよ明日から残った審査結果報告書の作成と俳句に専念しなければならない。 1月2日(水) 長男一家が来る。孫もだんだん大きくなり、お年玉も少し増額。トランプ、百人一首、オセロなどの遊びに付き合う。下の孫はそのまま我が家に泊まり、少し勉強をさせる。 1月1日(火) 元日の各新聞社の社説比較 今年もこのHPを読んで頂いている皆さん。あけましておめでとうございます。 昨日は、伊吹嶺HPの新年用に切替作業で自分のHPまで手が着かなかった。なんとか昨日の12時を回らないうちに切替作業は終えた。私のHP切替は現在、1日の夜に行っている次第である。 ところで今年に向けて私は最後の決断をした。これまでISCとISO審査員契約の中で、種々の企業の品質、環境のマネジメントシステムの審査にあたってきた。もう今年で6回目の巳年を迎える年齢になった。いくら何でもこの年まで仕事をするとは思わなかった。それでもISCではもう少し続けてほしいと頼まれ続けてきた。このままだと、好きなことも出来ないし、俳句、特にインターネット部としてHP管理も万全の状態で出来なくなる。そこで昨年に思い切って、今年の年度末である3月に引退したいと頼み、やっと了承される。 これによりこれからは好きな俳句の文章を書きたいし、外国旅行にも出かけたい。 例によって毎年、元日は各新聞を買いあさって、社説の読みくらべを行う。第1印象は各新聞社ともますます右傾化していることである。特にひどいのは朝日新聞。若い頃から朝日新聞の愛読者で時の権力に対してあくまで庶民の立場での言論を貫いてきた。その当時の論説委員とは違っていると思うが、それにしてもひどい。 元旦の各社の社説のタイトルを見ると次のとおりである。 「人間主義を貫く」(中日新聞)、「『日本を考える』を考える」(朝日新聞)、「目標設定で『明るい明日』切り開こう」(日本経済新聞)、「政治の安定で国力を取り戻せ」(讀賣新聞)、「骨太の互恵精神育てよ」(毎日新聞) これらを読み比べてみれば一番はっきりしているのは、讀賣新聞だ。2/3ページを費やして、延々と安倍内閣のなすべきこと、というより安倍内閣のやるべきことを指南しているようだ。安倍首相の「金融緩和」「財政出動」「成長戦略」の3つの矢をどう放つかにアドバイスしている。その中には「成長戦略から原発の輸出も促進したい」や「TPP参加で反転攻勢」などと威勢がよい。そこには庶民の視点がない。分かり易いと言えば分かりやすい。日経新聞も似たような視点である。目標設定を行えと言うのは、これまでのGDPによる国力でなく、GNI(国民総所得)という新しい指標で、投資立国を勧めている。ここにはマクロ経済の視点はあるが、庶民の視点はない。朝日新聞はEUのグローバル化、国家間の自治拡大の成功例を延々と述べて、日本については「国家を相対化する」という訳の分からないことを結論としている。何を言いたいか分からない。毎日新聞は若干楽観的なところもあるが、まだまともな社説だと思う。「互恵精神育てよ」は日本の老若の間でも提唱しているが、これは理解出来る。あと日中間での「互恵精神育てよ」とは難しいが、これをやれと言っている。あくまで国際協調で日中間は同じテーブルにつけと言っているが、中国の大国主義の現状では、果たして可能かどうか疑問である。しかし1920年代以降の日本の帝国主義から大政翼賛会体制となって、無謀な戦争に突き進んでいった。安倍内閣はこの二の舞を犯しはしないかとの危惧は共感出来た。最後に中日新聞は一番良心的であると思った。「人間中心主義」とはあくまで一般国民にとって必要なことで、安倍内閣は成長戦力を目指すと言っているが、例の小泉内閣と同じ轍を踏まないかを指摘している。即ち日本の成長戦略は利益配分を企業の内部留保、株式配当に回り、人間としての若者や働く者に希望を与えなかった。安倍内閣もその成長戦略を目指しているのではないかとの指摘である。そして戦前の石橋湛山の「非武装、非侵略」も精神が憲法9条に引き継がれている指摘はもっともである。ということで今年の元日の社説では中日新聞が一番良心的であると思った。 なお中日新聞は次のページからも読むことが出来ます。 http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2013010102000079.html 延々と各社の社説を比較することから、新年早々難しいことばかり言って、皆さんにはまた国枝の日記は斜め読みでなく、縦読みしないとついていけないといわれそうである。(87574) |