隆生の独り言日記(19年7月~)



2019年7月から


12月31日(火)
 今年もいよいよ今日限り。この1年振り返って何をしたか自問自答して見ると、特に何も出来なかったのではないか。
 昨年末は第2句集『ひよんの笛』を発刊したのが、今年の年初から次々とお祝いのメールお手紙を頂いたのが印象に残っている。
 環境関係では、昨年末から3月までの5回に分けて「日本の四季から考える環境問題」について文協講座で講義したことが新しいと言えば新しいのか。
 妻は病気入院、手術と大変だったが、病後が今一だが今は何とか普通の生活をしている。
 来年はさらに回復を祈っている。(130847)


12月30日(月)   吹き飛ぶ屋根、「数十年に一度」何かがおかしい
           及び元に戻れない、地球の分かれ道(朝日新聞デジタル2019.12.30)
 毎日ドタバタしているうちにいつの間にか年末も押し詰まってきた。この間10日間ぐらいこの日記も更新していなかった。
 今日の朝日新聞一面に「ルポ2020カナリアの歌」の連載が始まっていた。各分野でいま一番伝えたいこ時代の転換点や危機の現場をルポするもので、昨日はプロローグで今日から正式にスタート。
 今日のテーマは今年の台風をきっかけに温暖化。
 日本での今年の台風は数十年に一度と言われているが、何も日本に限ったことではないそうだ。カリブ海沿岸のバハマもそうだ。しかしやはり日本の台風15号、19号が記憶に新しい。台風15号は千葉県を襲い、19号は長野から関東、東北の広い範囲で大きな被害をもたらした。数十年ぶりの台風と言っても安心出来ない。これが毎年のようにやって来るのではないか。いわゆるスーパー台風の時代に入ったのではないか。
 一番の原因は海水温の上昇だと思う。海水というものはとてつもなく多くあり、大気の上昇があってもその温度上昇を吸収するエナーシャを持っている。しかし温暖化がもはや海水温の上昇を抑えきれないくらいのレベルに達してしまったのではないか。そしてそのことが2面に書いてある。
 新聞の2面では「わずかな温暖化でも、気温や海面の上昇などが連鎖的に起こるスイッチが入り、不可逆的な段階に移行するという説がある。英科学誌ネイチャーは11月、「転換点は近い」という論評を載せた。」
とある。いわば温暖化がある転換点(私はそれはティッピングポイントだと思っている)を超したのではないかとの懸念である。そうすると来年以降も今年と同様な数十年に一度の台風がやって来るのではないかと心配している。
 嫌な予感である。
 新聞記事から変な心配に傾いてしまった。
 新聞記事は次から読んで下さい。(130835)
   https://digital.asahi.com/articles/DA3S14312158.html?iref=pc_ss_date (1面)
   https://digital.asahi.com/articles/DA3S14312134.html?iref=pc_ss_date (2面)


12月19日(木)  地球温暖化進むと日本海側の大雪増える(朝日新聞デジタル2019.12.17)
 新聞ニュースとしては紹介が少し遅れたが、興味深い記事少々のがあった。このまま地球温暖化が進めば日本海側の大雪が増えると、一見逆のようにも見えるが、さもありなんと思った。記事の要点は、
 温暖化により、海水の蒸発が進んで空気中の水蒸気量が増える。さらに北極圏から流れ込む寒気の量が増えるとされており、その結果、山側でより強い上昇気流が生じて雪雲が発達し、大雪が増えるという。
 そして大雪の頻度がこれまでは42年に1回だったのが、8~9年に1度の高い確率で起こりうるとしている。
 温暖化は何をもたらすか今後とも分からなくなってくる。
 朝日新聞の記事は次のとおり。(130755)

   https://digital.asahi.com/articles/ASMDJ4J8XMDJULBJ008.html?iref=sp_ecotop_feature2_list_n


12月16日(月)   COP25成果ないまま閉幕(朝日新聞デジタル2019.12.16)
 2日間延長していたCOP25は成果がないまま、パリ協定ルールなど先送りで閉幕した。今回の結論は、「可能な限り高い野心を反映するように強く要請する」という表現にとどまった。
 今回の会議の目的である温室効果ガス排出量の削減目標は多分合意出来ないと思っていたが、そのとおりとなってしまった。中国、ロシア、アメリカなどの大国はすべてそして日本はもともと削減目標のアップは持っていなかったし、何も発言出来ないまま、リーダーシップもないままで終わった。
 もう一つの実施に必要なルールのうち、他国での取り組みで生まれた温室効果ガスの削減分を、自分の国の削減分として計上する際などに必要な「市場メカニズム」のルール作りも来年に先送りされてしまった。
 結局ないないづくしのCOP25だった。
 各社の新聞記事のうち朝日新聞記事は次のとおり。(130718)
    https://digital.asahi.com/articles/ASMDH5KK5MDHULBJ00B.html?iref=sp_ecotop_feature2_list_n


12月12日(木)  COP25で日本2回目の化石賞受賞(朝日新聞デジタル2019.12.12)
 12月2日からスペインで行われているCOP25 がいよいよ閣僚級会合が10日から始まった。各国の代表が真に温暖化防止をどこま目標を上げるか、具体的な施策を発言するかに注目されていた。
 もともと今回のCOP25の目的は要約すると、①温室効果ガスの削減目標を引き上げ、②来年からはじまる「パリ協定」の実施に向けて、実施に必要なルールの一部について合意を目指すことである。
 それに対して閣僚級会合で各国の具体策を発表する絶好のチャンスであるはずである。
 その機会に小泉環境相が演説出来ることはラッキーなはずが世界的に顰蹙をかっている石炭火力の廃止について何も言えなかったのである。
 ということで今回のCOP25で日本は1つの会議で、2回目の化石賞を受賞する結果となった。
 化石賞は環境団体が各国の発言内容をチェックして、ほぼ毎日発表している。
 日本の1回目は梶山弘志経済産業相が国内での会見で、石炭火力発電の利用を続ける方針を示したこと、
 そして2回目が小泉環境相の演説でも火力発電廃止の発言が出来なかったと言うことであった。
 小泉環境相は演説のあとで、国内の調整が出来なかったことを理由に挙げたが、これは安倍内閣から火力発電のこと発言にストップ掛けられていたことに他ならない。結局COP25に出かけて恥の上塗りをしただけであった。
これで日本はまた世界から置いてきぼりになったことが結論であろうか。
 2回目の化石賞受賞の記事は次のとおりです。(130690)
   https://digital.asahi.com/articles/ASMDD0298MDCULBJ01Z.html


11月30日(土)
 11月最後の日。いつも貰っている御在所ロープウエィ券の最終日のため、天気も良いことだから、一人で出かける。寒さが強いとの予報だったが、結構観光客が多く、ゴンドラも並んでいたし、頂上も賑わっていた。出かける時は気温が1℃だったし、正午も2℃までしか上がらなかった。まさに真冬の寒さ。
 しかし風もややあったため、御嶽、中央アルプスそれに琵琶湖もくっきりと見えた。
 ところが雪はまだだったが、数日前の雪の名残から樹氷のなれの果てというか、樹氷もどきを見ることが出来た。また子供達のそり滑り場には降雪機でかなりの雪も残っていた。
 今年は暖冬の予報なので果たしてスキー場、樹氷を見ることが出来るかどうか。
 写真は樹氷のなれの果て。(130571)


11月29日(金)   首相、国連気候演説断られた(中日新聞2019.11.29)
 古い話になるが、今年の9月の国連の「気候行動サミット」で日本政府として、安倍首相が演説を要望したが、断られたとあった。国連事務総長は安倍首相の「美しい演説でなく具体的な行動計画」を要求されていたがその回答を持っていなかったためだ。
 断られた主な理由は[日本は未だに石炭火力発電のり用を推進している。温室効果ガスの排出削減目標の引き上げや引き上げに相当する取り組みを発表出来ていない。」ことである。それに私個人的には未だに原発を主要電源として使おうとしていることがある。
 諸外国では2050年までにCO2排出実質削減ゼロを目標にしているし、具体的な行動計画も発表している。
 今ここで6月27日の三重県地球温暖化防止推進員研修会で中部環境事務所の担当者が「パリ協定目標達成に総理が貢献し、合意に向けてに後押しした」と忖度の講演をしていたし、その頃の日本の目標は「温室効果ガス排出2050年までに80%削減」というもので、これもピンポイント目標でそれまでの行動計画は全くない。」というものだった。今更こんな事を聞いても全く無駄で、国連も断るはずだったと思う。
 この新聞記事は次のとおりです。
  https://chuplus.jp/paper/article/detail.php?comment_id=698911&comment_sub_id=0&category_id=112


11月26日(火)―27日(水)
 妻が手術して、退院したあと久しぶりに下呂、髙山に旅行した。体調はまだ完全でなかったが、貰った無料宿泊券の期限が迫っているので急きょ出かけた。妻は何とかあちこち歩けたし、何とか無事に終えることが出来た。
 下呂も髙山も今年の紅葉はよく色づいていたようで、今回出かけたときは紅葉の盛りは越えていたが結構鮮やかな紅葉であった。
 妻も早く良くなってもっとあちこちと吟行に出かけられるようになりたい。
 写真は下呂の合掌家。紅葉が結構残っている。


11月21日(木)   大気中からもマイクロプラスチック(朝日新聞デジタル19.11.19)
 これまで廃石炭火力棄されたマイクロプラスチックが海を汚染しているのがよく知られているが、今度は大気中にもマイクロプラスチックが検出されたと言うことだ。
 「福岡工業大(福岡市東区)の研究グループが福岡市内で採取した大気から、微細なマイクロプラスチックを検出した。」というもの。そして「大きさが数十~数百マイクロメートル(1マイクロメートルは1千分の1ミリ)のポリエチレンやポリプロピレンを見つけたという。海で見つかる大きさが5ミリ以下のマイクロプラスチックよりも、さらに小さいサイズだ。
 これだけ小さくなるととても特定化出来ないし、回収も出来ない。この空気中のマイクロプラスチックがどんどん拡散すると、そら恐ろしくなってくる。
 この新聞記事は次のとおり。(130493)
   https://digital.asahi.com/articles/ASMC74DGWMC7TIPE012.html


11月17日(日)
 愛知同人句会。栗田先生の選評のあと、コメントで『やすし俳句教室・実作への手引き』に触れ、沢木先生の言葉を引用されて、俳句の基礎として、重要なポイントを3点説明された。
 俳句の基礎は①俳句は定型詩である。②季語、③写生の3点がポイントであるとの事。
 特に定型のところで最近上5はいくら長くてもかまわないと言っているテレビ番組がある。上6,上7などを上5に収めるなど、定型を守ることが出来るなら、それに越したことがないという確信を持って指導出来ると思った。
 ここだけでなく、この本全体が分かりやすく初心者にうってつけである。私が教えているカルチャーセンターでもこの本を購入してもらい教材としている。今日の栗田先生の言葉で自信持ってこの本で講義が出来そう。(130445)
 
   熟れ初めしくわりん匂へり欣一忌    栗田やすし


11月15日(金)  ベルリオーズ幻想交響曲(名フィル定期公演)
 名フィル公演で定期会員ではないが、時々好きな演目があると、個々に購入して聞きに行っている。
今日のベルリオーズ幻想交響曲はそのすきな曲の1つ。
 この交響曲は標題音楽であるので分かりやすい。曲のタイトルも「ある芸術家の生涯の出来事」とついており、
ベルリオーズ自身の失恋体験から書かれたという。各楽章も標題がついている。そして全楽章に主人公の旋律が出てくる。普通旋律とか主題は当該楽章にだけ出てくるもので、全楽章には出てこない。
 全曲の55分があっという間に終わってしまった。(130408)


11月10日(日)
 即位御列の儀、いわゆる即位のパレードが行われた。丁度家にいたので、しっかりと最初から最後まで見ることが出来た。特に参列の中から「雅子さん」の声が多かったという。長い間の適応障害を乗り越えてやっと落ち着いた今日は感無量ではないかと慮ってしまう。参列が途切れたところで涙を拭われていたとか。切なく見ていた。(130362)


11月5日(火)
 今日は欣一忌。毎年沢木先生を偲ぶために1句は作りたいと思っている。
 昨日の白川郷の火事にはびっくりした。10月31日の未明に世界遺産の首里城が火事で焼失した痛ましい出来事があったばかりで、また白川郷かと思うと切ないことだが、幸い物置小屋の2棟だけの全焼で、世界遺産の合掌家まで延焼しなかったのは幸いであった。
 合掌家のかやぶき屋根は最も火に弱いこともあって、日頃防火訓練を続けてきたことが功を奏した。と思われる。
 昨日は火事で消防車が到着する前に放水銃の一斉放射で延焼を免れたという。今後ともこのような防火対策を続けて貰いたいと思っている。(130318)
 
  燈台の倒れむばかり雁渡し   沢木欣一


10月28日(月)  藁焼きは有害か公害か(東奥日報2019.10.27)
 昨日の青森県の東奥日報に「藁焼き深掘りニュース」が出ていた。きっかけは農家の稲藁を野焼きすることに対する苦情からスタートしていた。
 苦情者の言い分はこうだ。「田んぼのわら焼きについて。車の運転中、前が見えず止まらなければならなくなるほど煙がひどい。事故を起こしている車も見ました。短命県返上と言いながら、県はわら焼きの煙による健康被害をなぜ放っておくのでしょう。私は毎年、わら焼きの煙で鼻と喉をやられます。少なからず肺にも影響があると思います。青森県は農家に甘すぎる。罰則を設けるなどしなければいけないと思います。」と激烈である。
 一方、農家は「「焼きたくはない」としながら、「稲わらを持っていく場所がない。すき込めればいいが、大きいトラクターもない。事故にならないよう、少しずつ焼いている」と申し訳なさげだ。」とある。
 どちらの言い分はもっともだ。
 いわゆる野焼きについては廃棄物処理法では禁止している。ただし農作業、祭りのかがり火など日本の伝統的な作業、行事などは許されている。そういう意味で農業で行う一連の野焼き、藁焼きなどは許される。しかし苦情者はそんなことは関係ない。 
 青森県では「青森県稲わらの有効利用の促進及び焼却防止に関する条例」があり、稲藁の有効利活用する観点から焼却防止が定められている。
 以前では稲は鎌で刈っていた時代もあり、藁の有効利用が普通であったが、収穫時にはコンバインが使われるようになってから藁屑だけになってしまい、焼却するか、土に鋤込むしか方法がなくなってしまった。土の活性化のためには土に鋤込むのが最善であるが、高齢化と人手不足で焼却しか方法がなくなってしまう。そういう事情を知った上で苦情を出すのかであれば、やり過ぎだと思うし、ここは条例も出していることから県がもっと動き出すべき問題だと思う。
 この藁焼きのフカボリ記事は次のとおり、(130215)
   https://www.toonippo.co.jp/articles/-/268090


10月27日(日)
 毎年、私が所属している環境学習サークルみえは年間2,30件の出前授業を行っているが、この日記にはあまり載せていない。ただ今日はいつもの出前授業でなく、益世小学校での「ふれあいまちづくり」の学校上げての行事に簡易省エネルギー授業を行う。そのうち私が担当した手回し発電についてはいつもの担当の方が欠席のため、私が代行。手回し発電により、白熱電球、蛍光灯、LED電球の発電を人力で体験するもので、合わせて白熱電球とLED電球の発電労力の違いを体験して、あとで具体的にW数を見せて、体験と実証の違いを知って貰うもの。
合わせて時間が余ったので温暖化の2つの質問をして、現実の温暖化の実生活での知識を知って貰うもの。
 右はその手回し発電の子供達。


10月26日(土)  東員町文化祭
 毎年東員町文化祭にしゃくやく句会も参加している。ただ参加資格は東員町内の者との制限があり、10名の参加。そして展示は4日間。
ただしゃくやく句会は短冊の掲示なので地味なことこの上ない。
 右はその地味な展示。





10月23日(水)  今年も来た!!アサギマダラ
 藤袴を庭に植えてから、今年で2年目。今年は駄目かなと思っていたら、今朝朝食を取っている時、今年もまたアサギマダラを撮る。何しろ飛んでいるし、あまり近づくことも出来ないので、瞬間的にベストアングルで撮すことも出来ないが、右の写真が精一杯。
 町内の町議をやっているOさんに言わせると、東員町はアサギマダラの渡りの経由地だとか。そう言えば近隣では伊吹山が経由地であることは知られているが、そこから南方へ行くには東員町がその経由地でもあるのだろう。
 ほんの10数分いただけでまた飛んで消えた。束の間の安らぎを与えてくれた。
 また来年もきてくれればよいのだが。
 右の写真はサイズが小さいので、トップページにも載せたので、.こちらも見て下さい。(130169)


10月21日(月)  平田耕治・バンドネオン公演
 最近は日本ではあまりタンゴの公演が少なくなってきている。タンゴファンの私にとって非常に困る。久しぶりにタンゴが聴けるとあって平田耕治のバンドネオンだけをわざわざそのためだけに名古屋に出かける。
 本人を見ると思いのほか若い。平田耕治は始めて聞くレパートリーは主にピアソラのようだ。しかしいずれもポピュラーなピアソラが出てくる。そして演奏というか、平田耕治の編曲は冒頭のプロローグのところの変奏曲が平田耕治の独特なものなものがある。次々と好きな曲に浸っているうちにあっという間に2時間が終わってしまった。
 写真は公演後のサイン会の平田耕治。(130153)


10月20日(日)  「伊吹嶺」全国俳句大会
 今日は伊吹嶺全国俳句大会。妻は欠席。
 今日の講演は「若竹」主宰の加古宗也先生。演題は「村上鬼城のこと」。「若竹」は村上鬼城の師系で富田うほお、富田潮児の後を継いで主宰となられている。
 講演の中であちこちに話題がとんだが、一番気になるというか、記憶に残ったのは、山本健吉の『現代俳句』の中で、「(一茶は鬼城に比べて)作家的・人間的魅力において数頭たちまさっている。」というくだりを紹介していたが、鬼城を愛すること一方ならない加古先生にとってこの健吉の文章は納得いかないとの信念に、その思いの深さに感動した。『現代俳句』は確かに俳句を始める者にとって必ず一度は読まなければならない本である。私も最初に古本屋で新書版を見つけて買ったのに始まって定本まで持っており、幾度となく読んだものである。
 しかし健吉の鬼城に対する評価が我慢出来ないのだろう。一方、栗田先生もこの『現代俳句』に碧梧桐が採られていないことも、ご不満のようである。いわゆる自由律は俳句でないという健吉の立場が納得出来ていないとおっしゃっていたことがあった。今日は鬼城に対しても山本健吉の態度が改めて全体にどうなっているかも含めてもう一度読む必要がある。


10月19日(土)
 いままでどなたにも話していなかったし、この日記にも書いてこなかったが、今日妻が大腸癌手術して、無事退院した。転移もなかったとのことで、ステージ2とのこと。手術以来1週間で退院出来たことになる。
 これからは身体を労ってのんびりしてほしい。その分私も何かを手伝う必要がある。


10月18日(金)  東京五輪のマラソンを札幌へ
 東京五輪のマラソンを札幌で実施することで大騒ぎになっている。ドーハでの世界陸上のマラソン、競歩などが棄権者続出で東京五輪のマラソン、競歩も札幌で実施することで検討するとなっている。そればいつの間にか、IOCとの大会運営委員会で移転が決定をしたという。まさに日本の頭越しで決められている。そうすると本来主催元の東京都が蚊帳の外で勧められている。小池知事が不快感から涼しければ北方領土でやればともはや場外乱闘騒ぎである。
一番肝心のマラソンランナーらが無視されている。これまで8月の東京でも勝てる模索して、GMCまでやって、出場内定者まで出してきたのは一体何のためだと大騒ぎしている。
 元を正せばアメリカの放映権を持っている3大メデイアのごり押し、大会が7月下旬~8月までにしたことが一番のスタートである。しかしIOCの権力を持って札幌に移転するのだろう。GMCで勝ち残った代表者が可哀相だ。
 こんな騒ぎの中で今日は一寸うれしいことがあり、久しぶりに一人酒を飲んだ。(130115)


10月13日夜(日)  日本ラグビーベスト8の決勝進出
 今日のHPを書いたところで、ラグビーW杯でスコットランドの対戦で勝ち、日本としては初めてのベスト8の決勝進出した。本当に史上初の出来事で、ハラハラしながら見ていてもどうなるかと見ていた。前半の3トライ、後半の1トライで、大丈夫かなと思いつつも、次第にスコットランドの2トライで僅差の点数となりつつ、最後の20数分の猛攻を耐えてよく勝ったと思う。これで当初の目標であるベスト8を達成したことになる。次の強敵南アフリカとの対戦は悔いのない試合をしてほしい。(130045)


10月13日(日)   台風19号
 今回の台風19号はすさまじかった。最初から規模が大きかったこと自体脅威だったが、被害も予想外だった。台風の大雨、暴風圏が大きかったことにより被害範囲が関東甲信越から東北まで広い範囲に被害をもたらした。特に河川の決壊、氾濫が予想以上だった。新聞では、
 「関東や東北の6県で、国と県が管理する21河川24カ所の堤防が決壊した。国管理の24河川、都道府県管理の118河川でも水が堤防を越えたという。」というすさまじい被害だ。
 また「ダムの貯水量が急増して決壊するのを防ぐための緊急放流も12日夜から13日未明にかけて、長野、茨城、神奈川、栃木、福島の5県6カ所で実施された。」と緊急放流も多く行われた。まさに異例ずくめだ。
 亡くなられた方はまだ進行中だが、少しでも多くの方の命が助かることを祈っている。


10月11日(金)
 昨日、今日と毎日台風19号で大騒ぎしている。確かに先月の15号と比較すると、大きさの差が歴然としている。これがまた関東を直撃しそうだ。被害想定は台風15号を超して、狩野川台風に匹敵するという。
 今から首都圏の交通機関が軒並み、運転休止のニュースが飛び交っている。
 私は明日桑名市の小学校でジュニアの俳句教室を行う予定だったが、こちらも中止にさせて頂いた。
 被害がなくて無事通りすぎていけばよいのだが。(130013)


10月10日(木)
 今年のノーベル受賞者でようやく日本人が選ばれた。ノーベル化学賞の吉野彰さんだ。リチウムイオン電池の開発。リチウムイオン電池は今やスマホ、パソコン、EV自動車などなくてはならない存在だ。当然私の身の回りにも普通にある。電池というと一般的な乾電池はニカド電池で、充電出来ない1次電池だ。一方今回のリチウムイオン電池は充電可能な2次電池でこれが革命的な開発にあたる。
 そしてさらに高性能な電池に発展するのは地球環境問題にもつながる。吉野さんのインタビューの中で「これからは電気自動車などによって、地球環境問題の解決に大きな貢献をしていくという責務を負っています。」の言葉が印象的だ。
 さらに私など技術屋にとって印象的なのは「私はアカデミアでなくて、インダストリー(産業)の人間で、産業人として賞をいただいたことを、ぜひ強調したい。」と私達にも力強い言葉だ。これまでインダストリー分野でノーベル賞を受賞したのは田中耕一さんだけだった。インダストリー分野とかエンジニア分野にも光を当てて頂いた。


10月9日(水)
 昨日の囲碁名人戦でまた新たな歴史が築かれた。現在囲碁名人戦は張栩名人と芝野虎丸八段が7番勝負が続けられていたが、昨日、芝野八段が中押し勝ちをおさめ、四勝一敗で名人位を獲得した。史上初の10代名人が誕生した。これまでの7大タイトルのうちの名人の最年少記録を立てた。あの井山4冠でさえ、20歳過ぎの獲得であった。しかし彼の経歴を見ると決していきなりでなく、本因坊の両棋戦でのリーグ入りも史上最年少記録。18歳で世界最強と目される中国の柯潔(かけつ)九段(22)を早碁棋戦で破り優勝するなど、急速に力をつけていた。
 これから芝野名人がどこまで強くなるのだろう。
 名人戦の結果については、次のHPを見て下さい。なお他にこの対局の棋譜、手順、解説など多くのニュースがあるが、これは有料会員限定です。(129993)
  https://digital.asahi.com/articles/ASMB37X2NMB3UCVL02S.html


10月5日(土)
 今日のW杯ラグビー。サモア戦でまた勝った。しかも4tryを上げてボーナスポイントも取ることが出来た。前回のアイルランド戦では「もう奇跡とは言わせない。」のフレーズが踊ったが、今回は当然のことと見るようになった。あとは13日のスコットランド戦を待つばかり。当初の目的の8強に近づきつつある。今日はテレビに釘付けになったが、13日も釘付けになりそう。どの新聞も速報が流れているが、中日新聞の速報は次のとおり。(129959)
  https://chuplus.jp/news/article/detail.php?comment_id=684733&comment_sub_id=0&category_id=28&index_flg=1


10月1日(火)
 今日、10月1日から消費税が10%となる。たまたま息子が鈴鹿でゴルフ帰りに我が家による。久しぶりにどこか食べに行こうと言うことで、行きつけの寿司屋が定休日のため、回転寿司(100円寿司ではない)に出かける。そう言えば消費税が
10%になったことに気づく。いつもは待ち時間長く並ぶことを覚悟したが、ガラガラ。
(129901)


9月30日(月)   用水路の水、ぜんぶ抜こうとしたら…ブラックバス釣り人から抗議殺到(毎日新聞2019.9.28)
 2日前の毎日新聞のニュースだが、「用水路の水、ぜんぶ抜こうとしたら…ブラックバス釣り人から抗議殺到」のニュースが飛び込んできた。テレビ東京の人気番組、「緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦」で茨城県潮来市の用水路を塞いで、在来生物を守るため、用水路の水を抜く番組で、ブラックバス釣り人から猛烈な抗議があったという。理由は「外来種も生物」という。明らかに無理筋ではないのか、自分たちの楽しみのためには外来種も残せというもの。10月放映の予定だが、どうなることやら。彼らはブラックバスを釣ってもそのままリリースするので、駆除目的でなく、純粋に釣りの瞬間を楽しむだけ。
 本来何故このようなことをしなければならないかと言えば、本来の在来種だけに戻し、の元の用水路にすべきだと思うが。釣り人も環境保護には全く関心がないのにはあきれる。在来種を壊滅させる外来種はいらないと思う。
 日本はいつの間にこんなエゴが通るようになったのか。
 毎日新聞のニュースはこちらから。(129888)
   https://mainichi.jp/articles/20190928/k00/00m/040/058000c?fm=mnm


9月28日(土)
 今日は外出していたため、ラグビーワールドカップの日本対アイルランド戦で日本は歴史的な勝利を上げた。4年前に南アフリカ戦に奇跡的に勝ったことは記憶に新しいが、今日またその歴史を塗り替えたことになる。TV中継で勝利の瞬間アナウンサーが「もう奇跡とは言わせない。」と一寸アイルランドに失礼な言い方もよしとするか。これで日本の世界ランキングは過去最高の8位になった。
 NHKの記事は次のとおり。(129869)
   https://www3.nhk.or.jp/news/special/rugby2019/latest-news/


9月27日(金)  ショスタコーヴィッチ交響曲第5番(名フィル名曲シリーズ)
 今日はショスタコーヴィッチの交響曲第5番。これまで何度も聞いた曲だが、何度聞いてもカタルシスを感じる。この曲については以前、強制された勝利とかの感想を書いたが、今日の解説を読んだところ、
”この曲ほど評価や解釈が二転三転した名曲も珍しい。「1936年1月の『プラウダ』誌批判に応えて作曲された体制迎合曲」「体制に迎合すると見せかけて二重言語を駆使した体制批判の作品」から現在は「ある女性への強い思慕」という全く別次元の解釈が提示されている。”
しかし私としては1番目と2番目の複合的な側面を持って作曲されたと思う。
 今日の演奏もいつものとおり感動的な演奏をされたと思うが、今日は私自身屈託のある状態だったので、いまいちショスタコーヴィッチにのめり込むことが出来なかった。(129858)


9月26日(木)
 今日は伊勢湾台風が来た日。もう60年も過ぎてしまった。当時私は高校3年生で、台風当日、父が家中の窓ガラスを板で打ち付けて夜を過ごした。深夜、家がミシミシする音を聞いて過ごした。幸い岐阜市は風のみで水害はなかった。
 後日、名古屋市から蟹江、弥富など0m地帯が悲劇的な被害を受けたことを知ったのは、本当にショックを受けた。
 私と言えば、この夜前期期末テストを間近に控えていたため、翌日晴れた日も盛んに試験勉強をしていたことを思い出す。結果的には期末テストは大幅に延期、運動会も中止したことも雄思い出す。
 今日はつしま句会に出かけたため、日中はいなかったが、CBCTVで伊勢湾台風の写真、ニュース記録がAI技術によりカラー化されものを録画で見た。モノクロは言わば過去の歴史を見るようであったが、カラーで見ることはつい最近のことのようであり、臨場感を持ってみることが出来る。特にモノクロの平面的に見えるものが、カラーだと真っ先に顔の表情を見ることが出来るのが臨場感を持つ理由であろう。
 CBCTVの記事を紹介した中日新聞は次のとおり。(129847)
  https://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2019092602000075.html


9月25日(水)   国連気候サミットでのグレタさんの怒りの訴え(朝日新聞デジタル2019.9.25)
 23日から行われている国連気候サミットでスウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさんの演説が話題になっている。発言の所々をピックアップしてみると、
「将来世代の目はあなた方を見ている。もし我々を失望させる道を選べば、絶対に許さない」と強い口調で、十分な温暖化対策を取ってこなかった各国政府代表に訴えかけた。
23日の演説は、「私たちはあなたたちを見ている」から始まった。各国代表団の拍手に、にらみつけるような視線で応え、そして、「全てが間違ってる。私はここにいるべきじゃない。海の向こうの学校に戻るべきだ」。自らの「夢」や「子どもらしい時期」が奪われたことへの不満をぶつけた。
・あなたたちは私の夢を、子ども時代を、空っぽな言葉で奪った」と批判。「なんてことをしてくれたんだ」と声を震わせた。
・主要各国の「2050年に実質ゼロ」という、彼女からするとぬるい演説ばかりなので「あなたたちの空疎な言葉で、私の夢と子供時代を奪った」と批判した
・彼女は、50年までに温室効果ガス排出をゼロにするべきだと強調した。その具体策として、20年以降の石炭火力発電所の新設中止や排出への課税の導入などをあげている。

と書きだしてみたが、まさにその通りで、次世代の若者のために我々大人は今行動すべきだが、生ぬるいの一言に尽きる。トランプは最初このサミットには出席しないと行っていたが、少しだけ顔を出した程度。新聞ではトランプが入場したとき、後ろでグレタさんが怒りの顔で見ていたのが印象的である。
 グレタさんの演説全文
   https://digital.asahi.com/articles/ASM9S3FDJM9SUHBI00W.html?iref=pc_rellink_02

 一方、日本からは小泉環境相が演説したが、お粗末というか、「ニューヨークで開かれた国連気候行動サミットで、「気候変動問題に取り組むことはきっとセクシーでしょう」と英語で述べ、国内外で波紋を呼んだ。」とある。
 何と言うことを言うのか。そして具体的な質問に対して取り組むと言うだけで、石炭火力発電の廃止については何も答えられず、立ち往生している。
 案の定安倍内閣は小泉環境相を人寄せパンダとして利用しているだけでむしろ積極的な発言をしてほしくないとの真意が見えてくる。
 小泉環境相の発言は次のとおり。(有料記事)
   https://digital.asahi.com/articles/ASM9R1JH2M9RULBJ001.html?iref=pc_rellink


9月18日(水)   暑さに強いコメ作り(2019.9.18朝日新聞)
 昨日の朝日新聞の1面にでかでかと気候危機の一つとして温暖化による米の影響が掲載されていた。そして暑さに強いコメ作り前線が書かれていた。
 記事によれば、埼玉県では2007年夏に熊谷市で当時の国内最高となる40・9度を記録した。県農業技術研究センターでは、約300の新品種候補の稲の大半が、高温障害でデンプンが足りず米粒が不透明になる「白未熟粒(しろみじゅくりゅう)」になった。そのなかで、1種類だけ濁りのない粒を付けた稲穂があった。それが、彩のきずなだ。
 それを元に白未熟粒が出来にくい品種を開発して暑さに強いとなった。

 他に同様の取り組みとして青森では元々リンゴが名産地のところをモモの栽培を推進などしている。これは全国的にもブドウ、ミカンなどの栽培改良に取り組んでいるという。
 温暖化がこれからも進むことから農業は新たな方向に進まざるを得ないだろう。
 この記事は次のHPに掲載されているが、一般の方には有料記事のため読めないかも知れない。(129764)
   https://digital.asahi.com/articles/DA3S14181216.html


9月15日(日)
 愛知同人句会。午後のため、11:30発のバスに乗ることにしているが、午前中に来年のオリンピックのマラソン予選にMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)があるので、ぎりぎりまで見た。見た感想は実に面白かった。そしてとても興奮した。MGCによる代表選考は透明性が高く、公平である。そして男子、30名、女子10名のためだけに東京都心の至るところに交通管制を敷く、テレビ局が2局同時中継など実に贅沢なマラソンレースだ。これを聞いてもワクワクするの品種に、選手が代表入りへの走りの必死さがびんびんと伝わる。結果は男子は中村匠吾、服部勇馬、女子は前田穂南、鈴木亜由子に決まったが、一番の注目の大迫傑は残念だったし、今後どうするか、再チャレンジするか、代表入りを待つか悩ましいところである。レース中の興奮とともに、今後の動きにも目が離せない。
 このMGCの仕掛け人の瀬古利彦はこれまでのマラソンの不振を破りたいとの気持ちがこんなレースを考えたのだろう。同人句会に行くのもためらわれるほどのレースだった。


9月13日(金)
 中秋の名月。いつもは9月の下旬頃が中秋の名月になるが、時には10月に入ってから名月になることもある。そして今年はやは早いのではないか。というのも毎年この日のために近くの芒や庭の草花を摘んでくるのだが、今年はおもいほか少ない。芒はまだ早い感じ。赤まんまもほとんどなかった。これらはまだ季節が早いだからだろう。
また庭の吾亦紅は、昨年は結局ほとんど穂(本当は穂のところは花の集合体)を付けなかった。そして今年もほとんど穂を付けていない。昨年の猛暑からおかしくなってしまった。いつもなら綾子の忌頃は多くの吾亦紅が付けて、犬山の綾子句碑にたっぷりと供えた記憶がある。あとは萩が少々と月見に似つかわしくないツリガネニンジン。
 また月の方は日中から雲が厚く、なかなか見えない。そして真夜中の12時頃にやっとくっきりと顔を出した。
 ということで鑑賞するには今一の空。写真は芒と後ろのこけしばかりが目につく今日の草花。


9月8日(日)  サンマはどこへ消えたか?(朝日新聞デジタル2019.9.8)
 今日の新聞で今年のサンマが極端な不漁だと書いてあった。8月上旬に秋の漁が解禁になって根室の花咲港に戻るとほぼ水揚げはゼロだという。新聞のグラフに今年8月の水揚げ量が出ていたが、本当に少ない。
 昨年の今頃の解禁で久しぶりに漁獲量が増えたと書いたことがあった。しかし漁獲量が減少傾向にあるのは間違いないと書いた。それがまさかゼロだとは思わなかった。これでもう来年は元に戻ることはないだろう。サンマがウナギ並みの高級魚になってしまった。サンマ定食が2000円超えることになるだろう。
 新聞記事は次を読んで下さい。但し有料記事のため一部しか見ることが出来ないと思う。(129650)
   https://digital.asahi.com/articles/DA3S14170019.html


9月6日(金)夜  ブルックナー交響曲第7番(名フィル定期公演)
 綾子忌。そして名古屋句会。午後の句会のあと、夜には名フィル定期公演。今夜はブルックナーの交響曲第7番。
ブルックナーの交響曲の中では一番人気があるとか。録画したテレビのDVDではやはり7番が一番多く録画されている。しかし個人的な好みでは、8月27日の日記に書いたようにブラームスの1番の感動が大きかったせいか、マタチッチが指揮をした8番が好きで、CDではマタチッチのライブ盤を持っている。ただこの7番も8番と同様な楽章構成になっているような気がする。
 今日の7番で特徴的なことはホルンが圧倒的に多いことである。9本も演奏に参加している。しかもその中でホルンの担当にワグナーチューバを4本も使っており、いかにもワグナー好きなブルックナーらしい。元々名フィルではホルンの出来が悪く、これまで気になって仕方なかった。でも客演が6人いたためか、あまり気にならなかった。演奏時間の65分はあっという間に終わった。いずれ8番も生ま演奏で聞きたい。



9月6日(金)  東員町がレベル5(中日新聞2019.9.6)
 昨夜の雨、風はすごかった。一晩中雷が鳴り止まず、雨もひどかった。私の住んでいる団地はひな壇形式になっており、雨はいくら降っても浸水することはない。ところが昨夜は旧町内の中上地区では洪水、土砂災害が警戒レベル5になった。警戒レベルの設定は今年5月に初めてスタートしたが、三重県では早速昨夜レベル5に達してしまった。レベル5というのは「既に災害が発生しているので、直ちに命を守る行動をとる。」と言うレベルだ。
 今朝すっかり風雨が収まって中上地区に住んでいる句友に電話したところ、幸い家も田んぼも大丈夫だっとのことで本当によかったと思った。50年に一度の災害と言うが昨今の温暖化の影響でこれが毎年発生しそうだ。一躍東員町が全国区の名前になった。
 新聞記事は右の写真をクリックして下さい。(中日新聞2019.9.6)
 

9月4日(水)
 毎年、夏休み明けに神田小学校で俳句授業を行っている。今日もその授業。今年は昨年と同様にもっぱら家で作ってきた俳句を元にさらに表現の工夫をしようと各個人のよいところを褒め、さらによくなるところにアドバイスすることにした。1日で30人クラスを3組授業で見ることにしたため、昨年はとても全部の子の俳句を見ることが出来ないので、アシスタントに妻に応援して貰う。
 とにかく皆の子を見て貰うのに、次から次へと見てほしいとてんてこ舞いの忙しさになった。おかげで多くの子に喜んでもらい私自身も楽しむことが出来た。
 右の写真は授業の模様。(129590)


9月3日(火)
 今年は御在所ロープウエィ開始60周年になるので、いつも俳句ingとして俳句募集していたのをジュニア俳句専門に募集することになった。今日はその夏休み分の募集を締め切ったのでその選句作業。わずか1ヶ月の募集期間だったので、どれだけ集まるか心配だったが、70以上が集まって何とか様になる。
 選句作業のあと御在所岳の頂上がよく見え、晴れていそうだったので、ついでに山頂を散歩する。もう9月に入ったがまだ赤とんぼが群れを作って飛んでいるのが見え、里に下りるのはもう少し先になりそう。
 右の写真ではよく見えないが、空に無数に飛んでいるとんぼ。


9月1日(日)
 今日はいろいろな時候のある日。二百十日で、いわゆる厄日。昔から台風がよく来る日で、要注意の日。さらに今日は八朔と言って9月1日のこと。こちらは早稲の穂が実る頃ので、農家の間で初穂を恩人などに贈る風習が古くからあった日で、めでたい日。と両極端のいわれのある日。そして当然のことながら、震災忌。関東大震災のあった日で、私達現役時代は毎年防災演習を行った日。しかし最近は阪神淡路大震災や東日本大震災のあった日でこちらの記憶が強く、9月1日の震災忌は何となく縁遠くなった感じ。
 ということで今日はいろいろと句材のある日。果たして今年はどんな俳句が出来るのか。少しは努力してみたい。


8月31日(土)  「八月や六日九日十五日」について
 以前、この日記の8月18日の愛知同人句会に「炎熱や六日九日十五日」という句を投句しようとして先行句があることが分かり、あわてて投句を取り下げたことを書いたが、その後、ネットサーフィンしていたら、元々の句の「八月や六日九日十五日」の句についての随筆を見つけた。「万象」の2017年8月号に主宰の内海良太さんのコラム欄「続・万象とともに」にこの句のいきさつの追跡調査のことが書かれている冊子を読んだ感想があった。
 やはり最初は尾道の医師だったことが分かった。そして内海氏は「忘れられない八月の句となった。」と締めくくられている。なおこのコラムはネットから検索出来るが、一応右の写真をクリックして下さい。コラムが拡大されます。



8月29日(木)  ミンミンゼミなぜ都心に?(朝日新聞デジタル2019.8.29)
 今日の朝日新聞デジタル版の午後の配信で、ミンミンゼミが東京都心にいることに驚いている記事があった。この記者は元々大阪勤務らしく、この記者は20年前に「ミンミンゼミは自然度の高い地域に住むと書いたことある。もともと山にも平野にもいたが、西日本では山だけに残った。」という。今更という感じだが、東京にミンミンゼミは当たり前だが、この記事ではさらに追跡して調べているのが、新聞記者らしい。
 その結果は記者によれば、本来ミンミンゼミは高地に棲んでいるはずが最近は低地の都心まで生息域を伸ばしているという。当たり前と言えば当たり前だが、本当はもっとクマゼミとの関連、温暖化の影響まで深掘りしてほしかった。
 現在東海、西日本ではアブラゼミとクマゼミがせめぎ合いしているし、関東周辺ではミンミンゼミとクマゼミがせめぎ合いしているのが実態ではなかろうか。


8月27日(火)  ブラームス交響曲第一番(名フィル 午後のオーケストラ)
 普通名フィル公演は土曜日の午後、ウィークディは夜に公演される。昨年からウィークディの午後にも行われるようになった。もっぱら定年後の高齢者向きか。今日のプログラムはブラームス交響曲第一番だったので、単独公演チケットを買って聞きに行った。ということで初心者向きあるいは超有名な演目だった。
 この曲はブラームスがベートーベンを意識して作曲したため、重厚な構成となっており、作曲するのに20年かかったという。いつものようにCDやyou tubeで聞いているのと全然違って、その重厚さにも迫力がある。特に第1楽章と第4楽章。また気のせいか第4楽章の主題の1つが本来はホルンが主題の旋律を演奏するのに、今日はトロンボーンがその主題を受け持っていたような気がした。名フィルのホルンはいまいちなので、私にとっては良かった。しかも結構低音だったので、バストロンボーンだったかも知れない。
 さらにブラームス交響曲第一番と言えば古い思い出がある。あまり古いので記憶が確かでない。丁度電電公社に入社して3年目の頃だったと思う。新しい伝送方式の開発中で、今まで4MHz帯までしかないの情報チャンネルだった。12MHzまで広げることになったので伝送媒体の同軸ケーブルの周波数特性が未知の世界だったので、夜間に同軸ケーブルの1対をすべて空けてもらい、夜間にいつもより周波数間隔を細かく測定することになった。その夜は金沢-関ヶ原間で測定することになり、夜8時半頃終わって、岐阜の実家へ帰ることになり、米原駅で夜遅くの列車を待った。駅の待合室で待っていたところ、駅のテレビのNHK3chでN響アワーをやっており、このブラームス交響曲第一番を演奏していた。その時に指揮者はロブロ・フォン・マタチッチだったと思う。その演奏にいやに感動した覚えがあり、特に第4楽章がすごかった。記憶をたどると、その年の1967年は、私はまだ二十歳代だった。何故そんな昔ことを覚えているかというと、よほど感動したのではないか。そして今から思うと、当時の駅の待合室のテレビでありながらNHK3chを付けていたのには感心した。
 本当にその時の演奏がマタチッチだったのか確認しようと検索しようと、N響、ブラームス交響曲第一番、マタチッチで検索すると、丁度その1967年に初めてN響のCDが発売されていた。ということで間違いがないのではないか。
 家に帰ってからyou tubeで検索すると今は1984年にもやはりマタチッチがN響を指揮したのが残っていた。(この翌年にマタチッチは亡くなった。)もう1967年版は聞くことも買うことも出来ない。
 今日の演奏でとんだ昔のことを書いてしまった。(129510)


8月20日(火)  黒潮大蛇行(朝日新聞デジタル2019.8.20)
 今朝の朝日新聞の1面に大々的に黒潮大蛇行の記事があった。この黒潮蛇行はすでに数年前から起こっており、三重県では毎年恒例の小女子漁がストップしたままである。
 今日の記事によれば大蛇行の影響として気仙沼のカツオ漁が打撃とある。いつもなら黒潮が真っ直ぐに進み東日本沖にカツオが集結するのに対して、大蛇行により紀伊半島沖に黒潮が渦を巻き、ここにカツオが集結してしまって新たな漁場が出来てしまっているためである。一方三重県の小女子漁は本来沿岸近くが小女子の漁場であるのに、紀伊半島はるか沖合にプランクトンが移ってしまい、毎年給料を余儀なくされている。新聞では三重県のことでなく、静岡県でもシラス漁が打撃を受けているとある。
 ではこの大蛇行の原因はと言えば紀伊半島南方の海底にある山にぶつかって反時計回りの渦が出来てしまっているからである。さらにその渦が出来た原因は新聞でははっきりと書いていないが、温暖化のために日本近くまでの海水温が上昇してしまい、黒潮の温度が南方と近い温度となってしまい、黒潮の流れが遅くなってしまっている。そのため紀伊半島あたりで黒潮が南方に押しやられてしまっているためである。
 この現象がいつまで続くかについては「渦を押し流す黒潮の流れは弱く明確に終わる徴候はない。」とある。つまり黒潮の大蛇行は永久に続くことになってしまう。
 毎年楽しみにしていた小女子を買うことが出来なくなってしまうことにつながる。
 朝日新聞のこの記事は次のとおり。(129434)
   https://digital.asahi.com/articles/ASM824CTXM82UTIL012.html


8月18日(日)
 愛知同人句会。今日は栗田先生が中国に旅行中とのことで、急遽、選句10句と講評をピンチヒッターで行うこととなった。心の準備がなかったとのこととその場で問題句も指摘してくれとの要望で頭がパニックになってしまった。何を言ったのかまるきっり覚えていなくて、恥ずかしい姿をさらしてしまった。
 あと今日の投句で締め切り翌日に私の句が類句というか盗作に近い句を出してしまった。その句は、
  炎熱や六日九日十五日
 というもの。リズムもよくうまく定型に収まっているし、我ながらうまく出来たと悦に入っていたが、翌日に伊吹嶺落書を見たところ、
  八月や六日九日十五日
という先行句があるのに気づいた。この句を検索したところ、尾道の医師の句とか、現代俳句協会では作者不詳、その他、数名の先行句があるという。要はあちこちで作られていたと言うことである。中7以降のリズム感もよいし、日本人なら誰にも分かる忌日を詠み込んでいる。私も自分自身で全く新たに考えたと言うより頭の深層にすり込まれていたかも知れない。または「三月十日も十一日も鳥帰る 金子兜太」の句も深層にすり込まれていたかも知れない。危うく同人句会に出して恥をかくところであった。(129409)


8月15日(木)
 終戦記念日。終戦忌とも敗戦忌とも。いつものように正午には妻と二人で黙祷を捧げる。令和になって初めての天皇陛下のおことばに注目したが、前天皇陛下のおことばにならってほぼ引き継ぎ、「深い反省の上で平和を願う。」とのおことばに
救われる気がした。
 一方、安倍首相の式辞ではアジア諸外国への加害と反省の言葉は7年連続でなかった。言わばこれも毎年コピペで式辞を述べたことになる。
 今日の天皇陛下のおことばは次のとおり。
   https://chuplus.jp/paper/article/detail.php?comment_id=671130&comment_sub_id=0&category_id=112
 

8月12日(月)  天声人語(朝日新聞2019.8.12)
 今日の朝日新聞の天声人語に面白い記事を見つけた。今時何でも商売になるが、蝉の殻(空蝉)が商売になるらしい。フリマのメルカリで、蝉の殻が90体で1100円になるという。さしずめ近くの公園に行けばたちまち90体ぐらい見つけられそうだ。今年の夏は梅雨明けが遅く、梅雨なのに蝉の幼虫が孵化して地上に這っているのを見つけたことがあった。このことは7月20日の日記に書いてある。
 天声人語では次の句が紹介されていた。さすが鷹羽狩行のうまさには唸ってしまう。

   空蝉のなほ苦しみを負ふかたち   鷹羽狩行

 なおこの天声人語は次の記事から読める。
  https://digital.asahi.com/articles/DA3S14137411.html?iref=tenseijingo_backnumber


8月9日(金) 
 長崎の原爆忌。6日の広島に引き続き、今日も平和祈念式典の模様を見る。今日の田上市長の平和宣言はことのほか、力強かった。最初に被爆者の詩の朗読から始まったのもよかったし、安倍首相に直接、核兵器禁止条約への加盟、批准に迫ったのもよかった。しかし広島の時と同様に、安倍首相は核兵器禁止条約には触れずじまいにありきたりの挨拶で終わってしまった。しかも広島の時と同じコピペの挨拶であった。
 また式典後の被爆者代表との面談でも長崎原爆資料館への訪問を要請したにもかかわらず、何も答えずに立ち去ってしまった。被爆者団体は「他国の首脳に『長崎に来てください』と言いながら、自らは資料館に足も運ばない。これでどうして『被爆者に寄り添う』などと言えるのか」と話していたことに無力感を感じる。(128328)


8月8日(木)  毒ガス製造の島(中日新聞2019.8.8)
 中日新聞で8月に入ってから「令和に伝える戦後74年」の連載記事がある。その中で今日の毒ガス製造の記事はあまり知られていない。広島は原爆で被爆した被害者の立ち位置だが、加害者としての歴史もある。
 広島県の竹原市にある大久野島は戦時中に毒ガスを作った拠点である。出入りは連絡船しかないので、機密保持には最適の島であった。そして当時の日本の地図から大久野島は抹消されており、地図にはない島まであった。
 今日の中日新聞で初めて知る方もいらっしゃるだろうが、私は数年前に訪れたことがある。きっかけは「雉」主宰の田島和生さんの俳句で知ったのがきっかけである。確か「伊吹嶺」の「現代俳句評」で書いたのではないかとの記憶である。
 写真は大久野島の毒ガス研究のための島全体の発電所あと。
  昨年末に出版した拙句集『ひよんの笛』では栗田先生に2句採用していただいた。

   地図になき毒ガスの島夾竹桃   国枝隆生
   楊梅の落ち継ぐ森や殉職碑      〃


 ここでは詳しいことを書かないので、次の中日新聞を参照して下さい。(129316)

    https://chuplus.jp/paper/article/detail.php?comment
_id=669252&comment_sub_id=0&category_id=112&from=news&category_list=112



8月6日(火)
 原爆忌。今日は一週間目倒しで盆の経をを上げて貰うので、広島平和祈念式典は黙祷の時間だけ付き合ってすぐ出かける。あとはビデオを見ることにした。
 式典で松井市長の挨拶では、核兵器禁止条約の批准を迫ったのに対して、安倍首相はこれには全然触れないで、核兵器のない世界を目指すと抽象的な発言をしたのみ。
 午後になって、被爆者団体との面会では「核保有国と非保有国との橋渡しをしつつ、禁止条約には参加しない。」と発言したのに対して、被爆者団体からは「ごまかしだ」との反発が出た。確かにもう何年も同じ発言を続けているが、具体的な行動には移していないのが何よりの事実だ。


8月3日(土)
 昨日の中日新聞の生活欄に「メダカの飼育」のことが書いてあった。メダカの飼育が新聞に載る時代のためか、もう自然界ではメダカを見ることは出来なくなった。新聞記事によると、ベランダメダカが飼育できると書いてある。そしてその飼育方法も書いてある。もうそんな時代になったのかと悲しくなる。自分もメダカでも飼ってみようかと思うくらい、珍しくことなのだろう。


8月2日(金)
 今年の春に町の集団検診の胃の検査に引っかかって、今日、胃カメラを飲んで検査を受けた。以前ピロリ菌にも引っかかって検査したところピロリ菌があり、除菌した経験があったが、その時に治癒あとが残っており、それがバリウム検査で引っかかったとのこと。今日の結果は後日となるが、早速今日は思い切って鰻を買い、酒を飲むことにした。夜のみ終わってから検査の注意事項で今夜は飲酒は厳禁とあった。しかし今夜ぐらいはしっかりと飲みたかったので気にしないことにした。


7月31日(水)
 チングルマ句会有志で寒月句碑、長良川へ吟行に出かけた。チングルマ句会では山下さんが出席されなくなり、現在は私が指導しているが、今まで吟行に出かけることもなくなったので、久しぶりの吟行。予定を立てたときはまだ梅雨時だったので、今年は冷夏だと勝手に決めていたが、35℃近くの猛暑。従って予定を変更してあまり歩かない吟行とした。
 寒月句碑にも久しぶりに訪れた。句碑は神社の入口にあり、特に掃除されているわけではなさそうなので、結構句碑の回りには草がはびこっていた。せっかくの機会なので、全員で草引きを行ってから、思い思いに句碑に向かって句作を行った。これから「伊吹嶺」の皆さんが多く訪れることと思うので、出来れば皆さんも句碑をきれいにしてから句作してほしいと思った。
 その後山下鵜匠さんの喫茶店で昼食、句会を行った。ここも随分と久しぶりで3,4年前に着て以来ではなかったと思った。今日はカメラを持っていかなかったので、写真はなし。


7月29日(月)
 東海地方で昨日ようやく梅雨明け宣言があった。平年より7日遅く、昨年より19日遅れ。早速今日は猛暑でエアコンに頼り切りになってしまった。これから昨年のような猛暑が襲ってくるのかまだ全然見通すことが出来ていないようだ。昨年の今頃は名古屋周辺で39度レベルが多発していたが、今年はまだそこまで言っていない。暑さに悲鳴を上げているのはまだ暑さに慣れていないせいか。
 いずれにしても来年の東京オリンピックの本番で昨年並みの猛暑があるかどうかであろう。(129229)


7月28日(日)
 三重県環境学習情報センターによる地球温暖化講座。今日は極めて一般的な温暖化対策の概要と東邦ガスの環境マネジメントシステムの運用状況の発表。どちらもデータはきちっと整理されていた。しかし何となくしっくりこなかった。あまりに外部向けに整理されていたのだろうか。
 一方で東邦ガスと言うより日本全体がアメリカのシェールガスを輸入することが決まったが、様々な問題が内在していそうだ。一番大きな問題はシェールガスがめっちゃ高いことだ。ただ中東の原油コストを抑える効果は大きそうだ。
あとは環境リスクがまだまだ分からないことがある。
 掘削方法として採掘の対象となる頁岩層を水圧破砕法で掘削することになっているが、メタンの漏れのリスクがまだ残っている。そして頁岩層を水圧破砕法によって掘削するところへ大量の水を注入することから、水の汚染問題がある。そしてシェールガスを抜いた後に水に置き換えることか誘発地震の恐れもある。
ただこれらはいずれもアメリカ国内の環境リスクだが、輸入した後の日本での環境リスクがまだ分かっていない。


7月24日(水)
 今日、梅雨明けの発表があるかと思っていたが、延期なった。理由は台風が近づいているとか。それにしても梅雨明けは昨年より相当遅い。平年が7月21日頃なので、1週間遅れか。
 昨日は大暑。昨日の名古屋の気温は34℃。そして昨年の昨日が熊谷で41.1℃の最高記録、名古屋でも39.6℃の猛暑日を遙かに超えていた。今日も昨日と同じぐらいだが、結構暑い。


7月23日(火)
 以前から聞いていたが、地元の猪名部神社に青葉木菟が住みついているので、神社まで見に行った。
 青葉木菟は夜行性と聞いているが、昼間は巣から出て枝に止まりながらじっとしている。今日は杉の高い梢に雛が3羽とまっている。とても肉眼では見えないくらい高い。1眼レフでも拡大するとピンぼけで使い物にならない。時々親鳥が餌を持ってきているようだ。青葉木菟の好物である蝉は今盛んに鳴いており、餌に事欠かない。
 カメラではよく写らなかったので、以前猪名部神社の宮司さんから文化協会に提供して頂いた写真を右に紹介します。
 これから雛が自由に飛び回れる秋には南方に帰っていくのではないか。


7月22日(月)
 昨日、愛知同人句会が行われたが、私から今年御在所ロープウエイ開通が60周年となったことから、夏休み、冬休み、春休みにジュニアに限った俳句募集することになった。
 以下に簡単に案内を書いてみたい。
1.募集期間:7月20日(土)~9月1日(日)
2.投句対象者:小学生、中学生
3.ロープウエイの指定場所に置いてある投句用紙に記入して、投句箱に投句する。
4.入賞者は最優秀賞1点、優秀賞1点、入選5点。(入賞者が少ないと思ったが決めてしまっており、もう遅い)
5.発表は御在所ロープウエィHP 入賞者へは賞品を直接郵送。

 こんなところです。以下のHPに案内と投句用紙のダウンロードが出来る。
   https://www.gozaisho.co.jp/news/60thhaiku/

 また詳しい募集要領を書いてみたので、次のPDFをクリックして下さい。(192142)
   御在所ロープウエィジュニア俳句ingの募集


7月20日(土)

 今年はいつになったら梅雨が明けるのだろうか。昨年の今頃は既に連日35℃を超えている日が続いており、熊谷では史上最高女41.1℃を記録していた。それに引き替え今年は連日の梅雨で冷夏が予想される。蝉もまだしっかりと鳴いておらず、弱々しい。そして連日の雨で蝉が穴から出ても木に登ることが出来ないらしい。妻が買い物途中の公園で蝉が蛹のままで木に登ろうとしているが、仰向けにばたばたしていたという。
 夜の散歩に出かけた際、公園近くの歩道で暗いながらも蝉の幼虫が這っているのを見つけた。羽化しようとして地上に出てきたのだろう。
 我が家までそのままそっと運んで観察した。テーブルに乗せると元気よく歩き始めたのでカーテンにつかまらせるとようやく落ち着いて止まる。
 そのままにして置いたら、やはり羽化を始めた。深夜になって羽化が終わった。
 翌日になって外へ放つと元気よく飛んで行った。目出度し目出度し。
 写真はまだ幼虫の状態と羽化している蝉。
 
   


7月18日(木)  交響組曲シェエラザード(名フィル・外山雄三)
 いつもの名フィル名曲シリーズで、今日はR.コルサコフの交響組曲シェエラザード。この曲は標題音楽で、全楽章を通して主人公のテーマ主題がはっきりしているので分かりやすい。
 ところで今日の指揮者は外山雄三で随分と懐かしい名前。今年既に88歳。名フィルでは1981年から1987年までの7年間指揮を執っている。丁度私が名古屋市在住の時。過去のプログラムを見たら、1985年に同じシェエラザードを指揮していることが分かった。当時の演奏は知らないが、現在の年齢を知っているせいか、何となくおとなしい指揮のように見えた。(129119)



7月14日(日) 
 審査員の仕事と東員町文化協会の広報を完全にリタイアしたあと、少しは時間が出来るだろうとの思いから若い時にやっていた囲碁を少しはやりたいと復活させたが、思いに反して、俳句の方がますます忙しくなりそれどころではなくなった。しかし月一回ぐらいは囲碁の例会に出席していた。そして東員町囲碁・将棋大会が年に2,3回行われており、2年ぶりぐらいに参加した。
 しかし如何せんあまりにブランクが大きくて、今日は全然成績が振るわず、さんざんな目に遭った。一応日本棋院の昇段大会で二段を取ったが、今は初段の力もないだろう。(129072)


7月13日(土)
 いつも環境学習サークルみえで藤が丘小学校で課外環境活動を応援のために藤が丘小学校にも出かけているが、今日はその事務局からの依頼で、小学生の「俳句を作ろう」の集まりを行った。当初事務局の方から参加者がとても少ないとおっしゃっていたが、たとえ少なくてもやりましょうと言うことでスタートした。しかし参加の子が7名集まったのでまずまずであり、ゆっくりと対話しながら、俳句作りを手伝った。、まるっきり初めての子ばかりであったが、まずまず出来たのではないかと思っている。
 写真はその模様。


7月7日(日)
 なかなかこのHPの更新が出来なくて、7月に入って今日まとめて6月30日以降を更新した。
 合わせてトップページの壁紙を夏の伊吹山にしてみた。あまりセンスが良いと言えないが、試しにやってみた。時間があればいろいろ試行錯誤してみたい。(129011)


7月4日(木)  G20海洋プラごみ対策、「使用量減盛らず」専門家指摘(朝日新聞2019.7.4)
 G20は6月30日に終わり、その日の私の日記にはとりあえず軽く触れられたことを述べたが、今日の新聞では各専門家がそれぞれコメントしている。
 「G20の枠組みで海洋プラごみ削減に向けた宣言ができたことは良かった。途上国の努力なしに実質的な削減は難しいからだ」と評価している専門家がいる。一方、
 「昨年のG7の海洋プラスチック憲章に比べると後退している。昨年の憲章はまず使用を減らす必要を指摘し、次の段階として繰り返し使うリユースに、だめなものはリサイクルにするときちんと書いていた。今回の首脳宣言は、使い捨てプラスチックの使用を減らすことは求めていない。」と具体策がないこと、そのビジョンがないことなどと述べる専門家もいる。
 新聞として両論を書かざるを得ないが、私としてはどちらかと言えば新鮮味がない。そして2050年に新たに海洋プラごみをゼロにするとあるが、ピンポイントだけの宣言で、それまでの施策のプロセスがない。言わば2050年のことは政府として自分はどうせいないから、ピンポイントだけを書いたと言うだけのように見える。
 これは先日の研修会で中部環境事務所が2050年までの温室効果ガス排出量を80%減と説明されていたが、これもピンポイントだけの目標としていたのと、同じ口上と感じた。


7月1日(月)
 いつもこの日記を書くに当たって、なかなか毎日書くことが出来ない。丁度半年過ぎてこのページを切り替えた。。ほとんどが環境ニュースを記録のために残しているが、読む人にとってはつまらないかも知れないが、どこまで続くかこのまま続けてみたい


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