隆生の独り言日記(30年7月~)



平成30年7月から


12月31日(月)
 句集『ひよんの笛』を皆さんに送った余波が次々と押し寄せている。当初はメル友によるメールだったが、最近ははがき、手紙が多い。ここ東員町は田舎のため毎日郵便物が届かない。今日の大晦日にどさっと来る。
 いつも年末は手抜きが多く、大掃除しているふりをするだけで、家にいても煤逃げ状態。
 しかし今年はそうはいかない。今日あたりの句集受領のお手紙が多く、これから必要な分に着いては返信がいるものがある。今夜中に今年の分は書けそうにない。
 夜には私のHPの年更新しなければならない。(126690)


12月29日(土)
 昨日、ちらっと降った雪が初雪だったが、今日は本格的に降って、いよいよ冬本番となった。
 今日、栗田先生から句集のお祝いにシクラメンが届いた。有り難いことだ。見たことのない花だが、新しい品種だそうだ。
 早速居間の窓際に置いた。




12月28日(金)   ピアソラ・永遠のリベルタンゴ
 たまに名古屋に出かける時は、なるべく用件をまとめて済ますようにしている。今日は定期診察予定日。元々はめまいから始まった高血圧だったが、最近はめまいによる運動不足からの肥満そしてその結果である肝機能異常に至る。いつものように血液検査をしたところ、特にGOT、GPT値が悪い。
 その後すぐ栗田先生宅にお邪魔して、句集出版にご助力いただいたお礼に出かける。
 句集のお礼と言うより雑談が続き、最後はいつしか鈴木みや子さんの思い出話になる。おまけに帰りにみや子さんの短冊「抱きし子に泣かれて人の日なりけり」を戴く。私にとってお宝物になりそうだ。
 3番目はかねてより名演小劇場で上映されている「ピアソラ・永遠のリベルタンゴ」を見に行く。ピアソラは今こそ世界的に有名で、タンゴにとどまらずクラシック、ジャズとの融合させた曲を作曲している。最近ではフィギャースケートのテーマ曲にも使われている。つい最近のグランプリファイナルでも使われている。
 1940年代頃から以降活躍し始めるが、最初はなかなか世に受け入れられなかった。丁度そんな時に古典タンゴに挑戦したレコードもあり、その当時のレコードを持っている。これが私のピアソラに接した最初である。ジャケットを見ると、1968年とある。私が27歳の時のレコードだ。
 今日の映画はピアソラの息子が写真、フィルムなどからつなぎ合わせてピアソラの一生をたどったものである。期待していたタンゴをフルで聞くことは出来なかったが、改めてピアソラの不遇時代が結構長かったことが分かる。タンゴを破壊する過程が世に受け入れられなかったのであろう。
 今日の映画のパンフレットを右に貼り付けます。



12月25日(火)
 先月から地元の文化協会で、「日本の四季から考える環境問題」について講義を行っている。今日はその2回目で、テーマは「生物多様性と季語」。昨日までこの講義資料を書いているうちにどうも難しくなってしまい、これでは皆さんが敬遠してしまうかと思ったが、うまく書けなかった。「難しいことはいくらでも書けるが、難しいことを易しく書くことは難しい。」と言っている場合ではないが、何とか今日もやってみた。あとで親しくしている方に聞いたところ、難しいけれど、理解は出来たとか。
 内容は、俳句を作る者にとって、生物多様性が恩恵を与えてくれている。しかしこの多様性を乱すものが多く、特に外来生物や種の交雑がその原因となっていることがある。そのあたりを講座で述べた。
 来月は「猛暑と寒波」について講義することとした。
 右に写真が今日の講義のPPTのトップページ。(126627)


12月24日(月)
 一昨日頃から句集『ひよんの笛』が皆さんに届き始めたようだ。早速メル友からのお祝いメールを頂く。しばらくはメールが届くだろう。皆さんの気持ちが伝わるものばかりでありがたいことだ。(126612)


12月23日(日)
 天皇誕生日。一斉に新聞、テレビで天皇陛下の記者会見模様を報道しているが、とりわけ陛下の何度も声を震わせて発言されたことが、感動に打たれた。ことに終戦後の苦難、沖縄の犠牲、災害のことそして皇后様のことなどに触れる時、声を詰まらせて話されたことが、こちらも感動した。陛下の思いがよく伝わってきた。
 来年の譲位後はお二人で安らかにお過ごして頂きたいと思う。


12月21日(金)  羽生竜王失冠
 昨日も書いたが、羽生竜王が竜王戦で3勝3敗で最後の第7局が昨日から打たれていて今日の最終局で、通算100期のタイトル達成の節目となっていた。
 今日の夕方決着が付いて、結局広瀬章人8段が勝って、新竜王となった。これで羽生竜王はすべてのタイトルを失ってしまった。とここまで書いて、すべて失冠んしたのだから、これから羽生竜王は何と呼べばよいのか。他にタイトルがあれば、それが呼び名にすればよいが、それもなくなってしまったので、呼びようがない。羽生前竜王か、羽生9段か分からない。
しかしまだまだ羽生さんには頑張って貰いたい。いずれ100期達成は時間の問題だと思う。
 なおこのニュースは次の将棋連盟のニュースを見て頂きたい。(126586)
   https://www.shogi.or.jp/news/2018/12/43100317.html?utm_source=bm


12月20日(木)   井山43期タイトル(中日新聞2018.12.20)
 今日の新聞で井山天元が山下敬吾9段と対戦して防衛したため、通算のタイトルが43期となり、趙治勲を抑えて歴代単独トップの新記録を達成した。これで今年は5冠で年を越すことになった。現在わずか29歳であり、プロ入りからたったの16年でこの記録を打ち立てた。そして今年は羽生永世7冠とともに国民栄誉賞を受けている。その羽生竜王が現在通期で100期のタイトルに大手を掛けている。その羽生竜王が通算43期のタイトルを獲得したのが同じく29歳の時だった。ということはいずれ井山5冠も100期を達成するのではないかと思う。
 よくTVで井山の対局を見ると勝った時もとても謙虚なのがすばらしい。将棋の藤井聡太君も謙虚でいずれ羽生竜王に追いつくのではないか。今後この二人に目が離せない。
 なおこの新聞記事は次です。(126567)
   http://chuplus.jp/paper/article/detail.php?comment_id=608902&comment_sub_id=0&category_id=112&from=news&category_list=112


12月18日(火)
 昨日、ようやく私の句集『ひよんの笛』の見本が届いた。表紙の装丁が結構明るい感じ。句集の題名の『ひよんの笛』は栗田先生に決めていただき、掲載句もすべて栗田先生に選んで頂いた380句。そして表紙の帯文まで栗田先生に書いて頂いた。
印刷は20日頃に出来上がる予定で、それから皆さんのところに送られるとのこと。何とか今年中に皆さんに届きそうなので、これで年は越せそう。
 句集の中味はよいかどうか自分では判断出来ないが、これまで「伊吹嶺」に掲載された句なので、自分の身の丈に合ったものしかならない。
 下の写真は表紙と句集名となったひょんの笛。この写真は裏表紙のイラストに引用されたもの。(126548)
   


12月17日(月)  COP24パリ協定ルール採択(朝日新聞2018.12.16)
 COP24は会期を延長してようやくパリ協定ルールを採択することで閉幕した。先進国と途上国が共通のルールで温室効果ガス削減に取り組むことが決まった。即ち運用ルールが決まったということで、削減目標には触れていない。主な運用ルールは次のとおり。
1.すべての国が温室効果ガスの削減目標や達成の道筋について情報を提供して、説明する義務を負う。
2.実施状況のチェックは途上国の能力に応じて柔軟性を持たせる。
3.途上国支援の資金は2020年から検討を始める。
4.排出量取引や他国と協力して削減した排出量の取り決めは次回に先延ばし。

 というものであるが、元々今回のCOP24で決めるべきものは素通り。
・今回のCOP24では、各国が掲げる30年までの削減目標を20年までに引き上げるという締結国全体の機運は明確に出来なかった。
・次に一番注目されていたパリ協定の気温上昇を1.5度にした場合の温暖化対策を明確にするためにICCに「1.5度特別報告書」を要求していたが、この報告書の評価を決めることだったが、採択書に「報告書を歓迎する」を入れることだったが、アメリカ、ロシア、サウジアラビアなど4カ国が「報告書を留意する」と店ざらしする発言でまとまらなかった。
 このアメリカ、ロシア、サウジアラビアは新・悪の枢軸国と揶揄されている。
 朝日新聞のCOP24の記事は次のとおり。(126537)
   https://digital.asahi.com/articles/ASLDJ6364LDJULBJ00W.html


12月15日(土)
 今までこのHPもあまり整備してこなかったが、年末も近くなってきたので、トップページ、日記、俳句の独り言ページなどを整理した。合わせてトップの写真にひょんの笛を載せた。これはまもなく私の第2句集、上梓に伴い、それに伴う写真である。この写真を元に句集の裏表紙のイラストをこのひょんの笛をアレンジしたものとなっている。(126511)


12月13日(木)  三浦一馬キンテート
 久しぶりにタンゴコンサートに出かける。出演は三浦一馬。以前数年前に聴きに行ったが、その時はピアノ演奏がついたソロ。今回はキンテートで、もっぱら三浦一馬がレパートリーにしているピアソラの楽団演奏の形式を取っている。
 三浦一馬はまだ28歳ぐらいで若い。そして小松亮太に指示して、小松と同様にピアソラをレパートリーにしている。試しにリベルタンゴを小松亮太と三浦一馬を聞き比べてみると、非常によく似ている。
 今回の会場は電気文化会館で、会場の壁面が大理石にした反響効果を狙っている。多分小規模会場でも大劇場のような反響を狙ったものと勝手に解釈しているが、そのせいか私にはどの楽器も高音に特徴を持たせているが、結構耳にキンキンと来る。あとでこのとき買ったCDCDで聴いたところやはりまろやかな音が出ていた。
 音響効果は別にして曲目は初心者も考慮してか、第1部はガルデルを中心とした有名なタンゴばかり。そして第2部はオールピアソラで構成している。ただピアソラは難しくて、私も今日初めて聴いた曲もある。それでも久しぶりのタンゴコンサートで堪能出来た。
 右は今日のコンサートのパンフレットの表紙。


12月12日(水)   今年の漢字
 毎年日本漢検で発表している今年の漢字が「災」に決まった。毎年見ているが必ずしも納得していた漢字ばかりではなかった。そういう意味で、今年の「災」は全く異論はない。特に今年は西日本豪雨、大阪北部地震、北海道胆振東部地震そしてこの夏の猛暑と災害に見舞われた年である。
 特に今年の総合俳誌、結社誌などを見ていると、災害を詠んだ俳句が雑誌に掲載される最近(11月号頃から)よく見かける。結構あちこちの雑誌で見かけるので、毎月書いている「現代俳句評」にも書いたばかりである。1月号に掲載予定であり、皆さんの批評を受けたい。(126488)


12月10日(月)  琵琶湖異変?外来種はどこへ(朝日新聞2018.12.09)
 琵琶湖は以前から外来種が繁殖して、在来種のニゴロブナ、モロコ、アユなどが激減していたが、この傾向は変わらないにもかかわらず、外来種の魚が減少しているという不思議な現象が起きているという。
 琵琶湖の外来種の魚と言えば、ブラックバスとブルーギルとなるが、これの外来魚の駆除量が極度に減っている。7月末時点で前同期比の4割だという。
 そして駆除量の減少は外来魚の8割を占めるブルーギルの影響が大きいと県は見ている。
 これまで県は湖全体でブルーギルとオオクチバスの生息量を推計しているが、07年は2100トンぐらいだったのが、対策の効果もあって、16年は半減した。それでも今年、漁師が駆除する量の減り方は激しい。
 琵琶湖では近年、外来魚の餌のアユの漁獲量が減少しているが、水産試験場の技師は「ブルーギルは色んなものを食べるため、直ちに影響があるとは考えづらい。」と発言している。
 餌となる在来種が減る中、ブラックバスはブルーギルを補食する。ブルーギルは水草に隠れて逃げる。「ブルーギルが活動する夏場の水草が昨年も今年も少ない。何らかの関係があるかも知れない。」と分析を進めている。

 以上新聞記事をなぞってみたが、何となく歯がゆくて原因らしいものが見えてこない。それでも外来魚が減少していることは分かるが、その分在来種が増加していると期待が持てるが、それもまだ分からない。
 朝日新聞の記事は次のとおり。
    https://digital.asahi.com/articles/ASLCX3583LCXPTIL00D.html


12月9日(日)   COP24の動き
 12月3日よりポーランドでCOP24が開催されている。COPは毎年重要だが、今回の目的は2015年のパリ協定に基づく温暖化対策のルール作りを完成させることになっている。そして2020年のCOPに各国の削減目標を提出することになっている。しかし今年は世界中が無力感に満ちている。その理由はもちろんトランプの自国主義による温暖化対策をぶちこわしているためである。会議は12月14日まで行われるが、とにかく少しでも前に進んでいくことを願っている。
 以下今回のCOP24での話題を朝日新聞を中心に見ていきたい。
①COP24の開幕での課題は
パリ協定を2020年以降に動かすための運用ルールを決める。しかし先進国と途上国の意見の隔たりは大きく、難航が予想される。
 ・パリ協定は気温上昇を2度未満、努力目標として1.5度未満に抑えることを目標とされているが、すべての国が温室効果ガスの技師は削減目標を示すことを示して対策に取り組むことになっている。

 その新聞記事は次のとおり。
   https://digital.asahi.com/articles/DA3S13795562.html?iref=pc_ss_date

②会議の2日目に登場したシュワちゃん(アーノルド・シュワルツェネッガー)飛び入り登壇した。そこで「米国の指導者はワシントンだけではない。洲や市、地方政府レベルでは温室効果ガス排出削減へ向けた動きが続いている。」と語った。そして最後に「次のCOP25には地方自治体の指導者も呼んではどうか。」と提案して、最後は例の決め台詞である「I'll be back」が出た。
 その新聞記事はは次のとおり。
   https://digital.asahi.com/articles/ASLD45T26LD4ULBJ012.html?iref=sp_ecotop_feature2_list_n

③次に今日のニュースで、例によって日本の石炭火力発電所建設への前のめり姿勢に対する避難が極めて大きく、COP24の会場付近では、国際NGOが日本非難のデモ行進が行われた。
・もともとこの石炭火力発電所の建設ラッシュが続いているのは、東日本大震災後の東電が音頭取りを行って、進めているからである。それに対して日本政府は何もしないと言うより後押ししている。
・世界の石炭火力発電所事業者への投融資額は、日本の民間銀行が突出して多いとの調査報告者がCOP24で公表された。
・IPCCの「1.5度特別報告書」にある1.5度に抑えるパリ協定の努力目標を達成するためには石炭火力発電所の廃止が急務だと警告している。

 その新聞記事は次のとおり。
   https://digital.asahi.com/articles/DA3S13801381.html?iref=pc_ss_date
   https://digital.asahi.com/articles/ASLD8630ZLD8ULBJ003.html

 これから14日までの会議末までどんな展開があるか分からないが、このCOP24では、その前に10月8日に報告されたIPCC(気候変動に関する政府間パネル)の「1.5度特別報告書」が前提となっている。それをあらかじめ知っておく必要がある。その主な論点は次のとおり。
・今回の「1.5度特別報告書」は産業革命前前からの気温上昇を1.5度に抑えた場合の状況や社会への影響を整理したもの。
・この報告書はCOP21でのパリ協定で1.5度努力目標が出された時、IPCCに対して、1.5℃上昇と2.0上昇の違いを宿題として出されていたもので、今年のCOP24の直前に報告されたもの。
・結果的にはどちらの目標であってもやることに違いはないが、時間軸のスピードが断然違う。
・1.5℃上昇に抑えるためには2030年までにCO2排出量を2017年比49%以上削減して、2050年までにCO2の純排出量をゼロにする必要があるとしている。
現状では世界の平均気温は既に1度上昇しており、2100年に3度上昇するペースになっており、このままでいくと2030年から2050年には1.5度上昇すると予測している。

・要はいまから最大限の対策を行っても1.5度上昇は時間の問題であり、現状のアメリカ、日本などの対策では絶望的だということになる。既に地球の温暖化はポイント・オブ・ノーリターンを超えていることになるのだろう。
 この新聞記事はいろいろあるが一番分かりやすいのは次の朝日新聞。
   https://webronza.asahi.com/science/articles/2018101800006.html?iref=pc_ss_date

 以上が今日までのCOP24の状況だが、もっと前に書きたかったが、なかなか時間が取れなくて、とうとう今日になってしまった。(126463)


12月4日(火)
 ずっと忙しくしているうちに1ヶ月が過ぎてしまった。今から1ヶ月間のことを思い出して書くには記憶力がなくなっているので、近日のことのみ1つ思い出して書く。(126429)


12月3日(月)  AI俳句(朝日新聞2018.12.3)
 最近のAIの進歩は驚かせることばかり。昨日の朝日新聞ではAIが俳句を作ったらどうなるかの実験をした記パリ協定の事が載っていた。AIには過去に詠まれた小林一茶や正岡子規、高浜虚子ら俳人の約3万句をを読み込ませて、ディープラーニングで学習させて、1つの写真を見てどんな俳句を作るか、そして北大チームと5句ずつ作った俳句で勝負させた。結果的には北大チームが勝った。AIが負けた原因は読み込んだ俳句が一茶、子規、虚子など古くさくて語感がこなれていなかったとしている。ただ俳句個別的にはAIが作った次の句が最高点を得たという。

   かなしみの片手ひらいて渡り鳥

 まだまだAIには荷が重すぎていたが、いろいろ課題が見えてきたという。
 ①技術的なことはもちろん「句会で批評し合うことまで含めて俳句」と言うことが分かった。
 ②AI俳句の投稿サイトを立ち上げて人に書いて貰う評価も新たな学習データとして「人がいいと思う俳句」を把握出来るように計画
 ③「AIがぐっと人間に近づく技術の基礎となる」ことを確信している。
 ④これから本のタイトルや商品のキャッチコピー、歌詞などもAIに任せられる可能性があるなど。
 ⑤「過去に作られた俳句を元にした今のやり方では、人間を超えられない」と断言する。
 ⑥人間は人を楽しませたり、共感するために句を作る。言葉の裏側にある世界をどう学習出来るかが、AI俳句の挑戦になる。
 ⑦このままAI俳句が進化すれば、人間にとって「何が俳句か」という価値観が問われる。

といろいろの発言があった。

 以前囲碁についても当分人間には勝てないと言われていたが、AIがディープラーニングによる思考をさせたらたちまち世界の最強にも勝ったという実績があるので、俳句もさらに新しいアルゴリズムを入れたら、俳句がもっとよくなる可能性があるだろう。そうすると今まで私が学んできた俳句は一体どうなるのだろうか。徒労だけが残るのだろうか。これはもう近未来の世界に実現するのではないかと思われる。
 朝日新聞記事は次のHPをクリックして下さい。

  https://digital.asahi.com/articles/ASLCZ559NLCZPFIB01G.html?iref=pc_ss_date


11月27日(火)  日本の四季から考える環境問題(東員町文協講座)
 以前、地元の東員町文化協会から依頼されて『広報ひばり』に「私の文化考』で「俳句と環境問題」と短文を書いたことがあるが、その結果一部の方からこのようなことを文協講座で話してみたらとのお誘いに、調子に乗って始めることにした。しかしテーマが難しいので誰も希望者は出ないだろうと知り合いに声かけしたところ、何とか講座メンバーが成立した。
 俳句をあまり前面出すと、興味がなくなるので、「日本の四季」と「環境問題」と絡めることにした。
 講座は5回シリーズで、1回あたり90分で話すことにした。テキストは写真も入れたPPTで作成した。
 果たしてどんな結果になるか分からないが、今日は何とか時間まで質問などを中心に終えた。
 写真はPPTの1ページ目。


11月5日(月)-7日(水)  仙台旅行
 毎年1回は妻の母郷仙台に出かけることにしている。今年はなかなか時間が取れなくて秋の終わりになってしまった。
 今回は石巻、仙台市荒浜方面でなく、震災に直接関係のない内陸部の岩出山、鳴子に出かける。
 岩出山は伊達政宗が米沢から移封されたところ。町並みは昔の面影はないが、城址と有備館を見に行く。有備館は伊達家3代目の学問所で、今では広々とした別宅という感じ。
 その後、鳴子温泉に宿泊。翌日の鳴子峡では少し紅葉のシーズンピークが過ぎていたが、まずまずの紅葉でさすがの東北の紅葉は色が鮮やか。
 2日目は仙台に宿泊する。夜は以前出かけた寿司屋で飲む。旬になったばかりの生牡蠣がことにうまい。
 写真は有備館と鳴子峡の紅葉。鳴子峡の写真は列車がトンネルから出て、紅葉真っ盛りの渓谷に出たところ。
   


10月31日(水)
 東員町文化祭が27日から開催されており、今日が最終日。初日の27日にアップするのを忘れていたため、今日アップする。東員町は融通が利かなくて町外からの句会員は展示が出来ないため、10名の展示。
 またいつも町内の小中学校の全生徒も各々の作品も展示されている。神田小学校の5年生は昨年に引き続き、自分たちの俳句を展示している。9月の初めの出前授業で作った俳句を出している。
 俳句を改めて見ると、どれも子供らしい発想の俳句ばかり。
 以下にしゃくやく句会の作品と神田小学校の俳句を写真を載せます。(126070)
   


10月28日(日)   藤前干潟ペットボトルの山、世界の塩の9割からマイクロプラスチック(中日新聞2018.10.28)
 このところ毎日のようにマイクロプラスチックやプルスチックごみの問題のニュースが絶えない。
 今日の中日新聞では身近なところで藤前干潟周辺でペットボトル打ち上げられているという。いままで隠れて見えなかったが、相次いで襲った台風の影響で目につくようになった。藤前干潟は昨年も自然と親しむ吟行会で出かけたばかりなのに、肝心の渡り鳥の楽園にペットボトルの山ではラムサール条約が泣く。
 
 同じ中日新聞の一面に世界の塩の9割からマイクロプラスチック含まれていることが21各国地域調査で分かった。これまで各地の水道水、魚介類から発見されていたが、いよいよ毎日の食卓にマイクロプラスチック汚染が進んでいることになる。
 25日の新聞でもそうだが、マイクロプラスチックの人体への影響はまだ未確定だが、マイクロプラスチックはPCBなどの汚染物質を吸着する性質があるので、ますます心配だ。
 中日新聞の記事は次を見て下さい。
   http://chuplus.jp/paper/article/detail.php?comment_id=594405&comment_sub_id=0&category_id=112(藤前干潟にペットボトルの山)

   http://chuplus.jp/paper/article/detail.php?comment_id=594404&comment_sub_id=0&category_id=112(世界の塩の9割に微小プラ)


10月25日(木) 人体からマイクロプラスチック(朝日新聞2018.10.24)
 昨日の朝日デジタル版でついに人体の便からマイクロプラスチックが検出されたという恐れていたことが確認された。
 ニュースはオーストリア環境庁からで研究チームは日本を含めた各国8人の全員の便から出たもので、消化器病学会で発表された。0.05~0.5ミリのマイクロプラスチックマイクロプラスチックで平均すると便10グラムにつき20個のマイクロプラスチックが見つかっている。自然界では既に魚や貝の内臓からも発見している。
 今回のマイクロプラスチックの人体への影響はまだ未確定だが、消化器疾患の患者にどう影響するか懸念があり、さらなる研究が必要としている。
 以前からこの日記でも人体への影響が心配と書いたことがあるが、いよいよ現実問題となってきている。
 この朝日新聞は次のとおり。
   https://digital.asahi.com/articles/ASLBS4W4GLBSUBQU00V.html?iref=pc_ss_date


10月24日(水)  ベルリオーズ幻想交響曲(コバケンスペシャル2018)
 コバケン(小林研一郎)が名フィルの音楽監督を終えてから数年になるのだろうか。久しぶりに名フィルを指揮する。
 曲目は最もポピュラーな幻想交響曲。この曲は標題音楽であり、曲名だけでなく、各楽章にも標題が付いている。さらに普通は各楽章にまたがってテーマとなる旋律がある。恋人を表す旋律で固定楽想と言われている。
 さらにワルツ、行進曲など特徴的な楽章も織り交ぜてある。あっという間の50分であった。
 さらにアンコールサービスとして西日本豪雨、北海道地震などの哀悼として、「カバレリア・ルスティカーナの間奏曲」も聞かせてくれた。(125980)


10月23日(火)
 先週の10月22・23日に行われた囲碁名人戦(井山名人vs張9段)第5局に引き続き、昨日、今日を第6局が行われた。2日目の夕方になってそろそろ決着がつく頃かなとパソコンの生中継を見ると思ったより早い進行で午後6時頃、張9段が中押しで勝った.今回は先週ほどの大振り替わりもなければ、神の1手もなかった。しかし見ている分には面白い。最後はヨセ勝負だったが、終始優勢であった張9段が押し切った。
 これで来週は最終第7局まで見ることが出来るのは楽しみがまた1つ増えた。


10月21日(日)
 今日は十三夜。そして今日、愛知同人句会が行われたが、既に「十三夜」「後の月」で投句された方が多い。いわば未来形で詠んだことになるのか。それがそれで作者の思いであれば、そのように鑑賞するしかない。私は未来の月は詠まないことにしている。
 帰宅後、食事、入浴のあとで見ると既に天心に近い位置まで月が上っている。
 十三夜は旧9月13日の夜であるが、見たところまだまだ満月にはほど遠い。暦で見たところ今夜の月齢は12.0となっている。まだまだいびつであるはずだ。ラグビーボールがややふくらんだ程度か。
 右の写真は午後10時頃撮った月で手振れが相当ある。さらにトリミングして拡大しているので、ピンぼけにもなっている。(125941)


10月19日(金)   アサギマダラが来た
 以前よく旅先でアサギマダラを見たことがある。私の経験で一番北は出羽の羽黒山、一番南は沖縄本島。見かける場所はヒヨドリバナが多かった。いずれもこんなに遠くまで蝶が飛んでいくのが不思議であった。こんな蝶を我が家で見かけるのが夢であった。
 アサギマダラはヒヨドリバナやフジバカマなどが好きだということを思い出して、今年の春、通販でフジバカマを買って、庭に植えた。移植して根付くかどうか心配だったが、少し遅れて花を咲かせた。
 そして今朝、アサギマダラがやって来た。アサギマダラは必死に蜜を吸い込んで、近づいてもあまり逃げない。
 その間隙を縫って、撮したのが右の写真。

   渡り蝶舞ふや羽黒の三の坂    隆生


10月18日(木)  井山裕太の神の1手(朝日新聞2018.10.18)
 昨日の将棋に引き続き、今日は碁の話題。今井山名人と張9段の囲碁名人戦が進行中で、井山名人の3勝1敗で圧倒的に優勢の中、16日から第5局が打たれていた。昨日はその2日目で、夕方になるとそろそろ決着が出ているだろうと、朝日新聞のLIVE中継を見ていた。1手1手の善し悪しはよく分からないが、このまま寄せ合いになれば張9段が優勢だという程度は分かる。棋譜は下のHPを見て貰うことになるが、井山名人の199手がすごいらしく、それまでAI(今日は棋神)が随時勝率をはっきりと表示していたが、199手目はAIの予想外の手で、コンピュータがフリーズしてしまい、検討室にいた蘇耀国9段が「AIが壊れた」と大変な騒ぎになったという。いわば人間がAIを超えたという「神の1手」ということになる。
 しかし張9段はそれ以上に冷静に打ち進め、最終的に大振り替わりで最後は9目半で張9段が勝った。この1局はいつまでも歴史的な名局となるだろうと思う。この棋譜が出る頃の雑誌を買って並べてみたいと思う。
 奇しくも昨日は将棋の聡太君、囲碁の井山名人の二人の歴史的なニュースとなった。
 詳しい棋譜は次の朝日新聞を見て下さい。(125911)
   http://www.asahi.com/special/timeline/43rd_igomeijinsen/?iref=pc_extlink
 

10月17日(水)  藤井聡太君 新人王戦優勝  季節外れの桜(朝日新聞2018.10.17)
 またまた藤井聡太君が新人王戦優勝で、新人王戦の最年少優勝記録を31年ぶりに更新した。
 決勝番戦は3番勝負。聡太君1勝のあとの第2戦、早々と105手で午後3時頃勝負がついたという。普通は持ち時間3時間で打つと午後4時頃から秒読みになり夕方の6時頃までかかるところが、午後3時に勝負がついたこと言うことは相当早い。しかも聡太君は風邪気味で体調が悪いため、早めに勝負に出たのだろう。すごい気力である。瀬戸市はますます元気が出そうである。

 今日のテレビであちこちのCHで桜、それもソメイヨシノが全国的に開花したという。12月頃に返り花は聞いたことがあるが、こんなに早い時期に桜が咲くのは今年頻繁に来た台風のせいだという。台風の雨風により、塩害による枯れ葉、風による波が残らず散ってしまうなどすると、桜は冬が来たと勘違いして、この二,三日の温かさで一斉に開花したらしい。こういう場合はいつの季語で、どんな風に詠んだらよいのか。秋に桜が咲くから「秋桜」ではコスモスになってしまう。
 これも異常気象による台風の大量発生の結果なのであろう。
 なお季節外れの桜については次の朝日新聞を見て下さい。(125902)
   https://digital.asahi.com/articles/ASLBK4WV1LBKUTIL020.html


10月16日(火)  猛暑の後遺症
 最近秋も落ち着いてきたし、味覚の秋になっているはずだが、好きな栗がどこも売っていない。ネット検索すると、今年は猛暑を真夏時期に雨が少ないせいで、不作という。
 栗だけではない。既に日記にも書いたが、今年は吾亦紅が全然咲かず、いつもの綾子忌には吾亦紅を綾子句碑に供えるのだが、全然駄目。零余子も同様。例年だと散歩するとどこでも零余子が取れたものが妻は全然取れないという。また毎年のコスモスも全然咲かないかと思ったら今頃になって咲き出した。相当遅れている。
 逆に今年はスズメバチの大あたり。まず今年の梅雨は短くスズメバチの巣が雨で流されなかったことと今年の猛暑で大発生した。しかもあまりの猛暑でスズメバチもストレスを感じ、活動が活発になってくるこれからの時期が危ない。ストレスで気が荒くなっているらしい。
 以前にも今年の蚊はあまりの猛暑で真夏にはほとんど発せしなかったということを書いたが、これも猛暑のせいである。
 ということで今年の猛暑の後遺症が零余子、吾亦紅、栗、コスモス、スズメバチなどに後遺症として影響を受けている。今年の猛暑はただ暑いだけではなかったということを言いたかった。


10月10日(水)  今年も困った時の明日香
 これまで俳句に困った時は明日香か山の辺に出かけて、吟行してきたものだったが、最近はすっかり体力が衰えて出かけなくなった。それに句会、カルチャーセンター、環境出前授業などでほとんど毎日塞がっている。しかしいよいよ俳句がな句で困っていたので、雨模様で仕方ないが、明日香に出かける。案の定今頃は何もない上に雨でさんざんの結果。しかしただ出かけるだけでも気分転換と運動不足解消にはなる。


10月6日(土)
 「伊吹嶺」全国俳句大会。
 今年はカメラマンから解放。いちいち写真の洩れがないか、手振れがないか、露出オーバーではないかなどを気にする必要がないので安心して、食事、酒、おしゃべりが出来る。随分ストレスが違う。
 俳句大会で珍しく妻が河原地主宰の特選を頂く。本当に珍しいこともあることだ。

   のけぞりて手足震はす羽化の蝉   国枝洋子

 このときのの様子は一緒に見たが、私は出来なかった。今年の蝉の羽化は写真を残さなかったが、数年前の写真を右に載せる。(125784)


10月3日(水)
 あまりによいの天気なので、どこかへ出かけようかと相談した結果、すぐ近くの愛知万博記念公園に出かける。
 数年前の「自然と親しむ吟行会」以来。万博ブームのあと、公園内は閑散としている。しかし様変わりなのはリニモの沿線だ。至る所高層マンションが並んでいる。今長久手市は最も活気のある市ではないかと思う。
 写真は今も変わらないサツキとメイの家とたまたまうまく撮れた赤とんぼ。
   


10月1日(月)
 台風一過の秋晴れ。久しぶりにこの言葉が使えた感じ。
 毎月の「現代俳句評」を書いているが、総合誌はすべて買う余裕がないので、毎月図書館で書けそうな俳句を探している。『俳壇』10月号を見ていたら懐かしい俳句に出会った。
 「アンソロジー“風が運んだ言葉”」という毎月読者から好きな俳句を投稿するコーナーがある。そこにあったのが、

   三田二丁目の秋ゆふぐれの赤電話  楠本憲吉

 今はもう赤電話どころか公衆電話そのものがなくなりつつある。この俳句を覚えているのは当時電電公社に入社したばかりで電話という言葉の俳句に出会うとメモしていたことがあった。そのメモはもうどこかへ行ってしまったが、この俳句に出会ったような気がする。
 そして10数年後に当時勤めていた電話局とその管理組織でタイムカプセルを埋めることにした。その時の各電話局長もひと言メッセージを入れることにした。その時私は公衆電話の将来はどうなるかとの思いを書いた。「今後公衆電話はなくならないだろうが、赤電話は他の電話に置きかわっているだろう。」と書き、若い頃に作った俳句も添えた。

  冷麦の釣り銭使ふ赤電話  隆生

 そして楠本憲吉というと、一度ある俳句大会で出会ったことがあった。ひと言二言声をかけられた。「あなたはまだ若いのだから、・・・・」とせっかく激励されたが、後半は恥ずかしくて書けない。当日は懇親会で当時流行し立ての坂本九の「涙君さようなら」を歌って頂いた。すごくダンディで、俳句以外のことにも造形があり、テレビでももてはやされていた。巴里祭の句などもハイカラであった。(125716)

   汝が胸の谷間の汗や巴里祭   楠本憲吉


9月30日(日)
 本来なら今日は旅行に出かける予定だった。台風24号直撃と言うことで中止となった。出かけなくてよかった。東海地方では台風20号、21号に引き続いての直撃。今回は21号以上の大きさ、伊勢湾台風に匹敵する高潮と報道があった。夜遅くまで風、雨とも21ごう以上かと思われたが、事前の報道で警戒を呼び掛けたことにより、被害、高潮の影響などはなかったようだ。我が家では今回は停電もなかった。大げさすぎるくらいの警戒がよいと分かった。


9月28日(金)
 いつものように定期診察。相変わらず肝機能はよくないようだ。運動不足、いつもと同じ食欲が体重が全然減らないためである。
 そのまま帰るのももったいないので、東山植物園へ出かける。目的は子ども達のためのドングリ拾い。今年もドングリは豊作のようだ。ところが園内を歩いて、ここも吾亦紅が全然咲いていないのが分かった。我が家も吾亦紅が全然咲いていなかったことを書いたが、どこも咲いていないようだ。やはり今年の猛暑の影響だろうか。
 下の写真は今年も多く咲いたシラタマホシクサのクローズアップとわずかに咲いていた吾亦紅。
   


9月25日(火) 富士山頂草木自生(朝日新聞夕刊2018.9.25)
 朝日新聞夕刊に驚きの記事があった。富士山頂に草木自生とある。今まで山頂付近は低温などの厳しい環境から、種子植物は生育できないとされてきた。しかし最近イワツメクサ(ナデシコ科)とイワスゲ(カヤツリグサ科)、イワノガリヤス(イネ科)を初めて見つけたとある。山頂の厳しい寒さの中種子が越冬したことになる。山頂の年間気温は1933年には平均零下6.75度だったが、2003年からの10年間は零下5.92度まで上がっている。今や生育が持続可能ぐらい温暖化が進んでいることになる。しかも外来種生物も生育しており、新たな対策が必要になってくる。
 朝日新聞記事は次のHPをクリックして下さい。
   https://digital.asahi.com/articles/DA3S13695513.html?ref=pcviewer


9月24日(月)
 今日は中秋の名月。御在所から帰って空を見ると曇り空。月の出あたりは厚い雲に覆われていたが、夜更けになってくっきりと名月が顔を出す。
 チャンスがあれば、月の写真を撮したいところだが、今日は疲れて写真もあきらめた。代わりに昨年の中秋の名月の写真を掲載する。
 また妻が月見の花(芒、萩、水引サルトリイバラの実など)、月見団子、果物、おはぎなどごちゃ混ぜで飾る。それにしても今頃盛りの吾亦紅が全然花を咲かせない。また零余子も蔓は伸びるのだが、全然実を付けない。理由はさっぱり分からないが、これも今年の猛暑で吾亦紅、零余子なども夏バテか。先日蚊も夏バテで姿を見せなかったと書いたが、どこもかしこも異常である。
 写真は昨年の名月と月見のお供え。(125628)
   


9月23日(日)-24日(月)  御在所SUNSET
 毎年、御在所岳では9月の彼岸頃、SUNSET GOZAISYOが行われる。そろそろ日の入りが遅くなるとともに、そこ時間帯でもまだ暑い時期に行われる。今年初めて妻と一緒に出かける。予報では丁度今日あたりが夕暮れも晴れていそうなので出かけたが、結構雲が多くて残念だったが、少しは雲が夕焼け色でまずまず。完全にポスターに見るほどのほどのきれいな夕焼け雲を見ることは出来ない。
 夕方山から下りて、今日は湯の山温泉に泊まる。宿泊はいつもホテルが運営する俳句募集の選者をしているので時々宿泊することが出来る。
 翌日の24日はそのまま帰るのがもったいないので、2合目あたりにある蒼滝まで歩く。昔元気だった頃で登山道の裏道が台風で崩れる前は崩れる前で途中の寄り道でよく寄ったが、今はすっかり体力がなくなり、蒼滝までが限度である。こんなに急斜面を登り、滝までこんなに深く降りるとは思わなかった。これだけですっかり疲れてしまう。
 写真は山頂で少しはましなsunset写真と今日の蒼滝。
   


9月22日(土)  とういんわくわくフェスタ  
 日頃隣の桑名市やいなべ市と違って、東員町はあまり環境活動に熱心ではない。環境グループへの支援もない。
 今日は市民活動支援センター主催による「とういんわくわくフェスタ」に参加する。東員町の諸々のグループ、野展示、実演、演舞などが行われる。我々は子ども達対象の自転車発電を経験して貰って発電の大切を実感して貰う。
 10時から15時までの間に約150名近くの子ども大人に経験して貰う。まずまずの成果。
 分野では環境グループは我々のグループともう1グループだけ。これが東員町の実態。
 写真は町長が自転車発電を行っているところ。


9月18日(火)  ブラームス交響曲第2番(名フィル平日午後のオーケストラ)
 今まで名フィル演奏会は金曜日の夜か、土曜日の午後にしかやっていない。今日は今までやったことのない平日の午後のコンサート。初めての企画でどうかなと思ったが、やはり観客が少なめ。しかしこのような企画もやってみることが大事だと思い、私もチケットを買ってみる。
 曲目のブラームス交響曲第2番はいつも聞いているが、今までブラームスの4つの交響曲では一番暗い曲との印象を持っていたが、指揮者の違いか比較的軽い演奏だった。第4楽章の明るい楽章が気に入ったせいかもしれない。


9月13日(木)  札幌で天の川が見える(讀賣新聞2018.9.12)
 北海道地震によりまだ電気事情は悪いようだ。ただ停電地域はもう内容だが、昨日の讀賣新聞では「札幌でも天の川」というものである。地震当日ほとんど全道地域で停電となり、札幌でも天の川がよく見えたと言うことだ。
 以前「伊吹嶺」誌に「光害」という短文を書いたが、今は日本至る所で天の川が見えないと書いたことがある。その原因は日本中に溢れている照明だと言うことを述べた。今や過疎の村でしか見えないが、それが札幌で天の川が見えたと言うことはよいことか、悲しいことかと言えばやはり悲しい。災害による停電がこんなにも影響を与えている証拠である。いくら私が環境が大事だと言っても今の快適な生活を反故にする訳にはいかない。
  そう言えばこの記事に「「3・11の被災地もそうでした。悲しくも美しい星空でした」と東日本大震災の記憶を重ねるコメントもあった。」という。
 今や天の川が見えることは悲しくも美しい空だと言える。
 新聞記事は次のHPをクリックして下さい。(125498)
   https://www.yomiuri.co.jp/science/20180912-OYT1T50072.html


9月12日(水)  今年は「トリプル異常気象」の年(朝日新聞20180911)
 昨日の朝日新聞に今年の異常気象のことを「トリプル異常気象」と名付けていた。
 いわく①すさまじい台風21号、②西日本豪雨、③命に関わる異常な暑さのトリプルである。
 その原因はいずれも太平洋の海水温上昇であり、それは地球温暖化によるものである。
 ①については関西空港の水没、タンカーと連絡橋の衝突などがあったが、東海地方ではその前の台風20号もすごかった。
 ②は7月初旬の西日本豪雨は230人の犠牲者を出している。今なおなかなか復興が出来ずにいる。
 ③は特定災害とは言えないかも知れないが、今年の猛暑日続きはもう災害と言ってよいだろう。その証拠に7月末で120人以上の死者が出ており、今年1年の速報値が出ていないが、さらに増えるだろう。これはもう西日本豪雨以上の死者が出ていることになる。
 「命に関わる危険な暑さ」とか「50年に1度の暑さ」と言うが、今後これが毎年続くのではないか。

 まさに目に見える状態で地球温暖化が進んでいることになる。それに加えて異常気象ではないが、今年は北海道地震の発生があり、災害列島と言えるだろう。
 昨日の朝日新聞記事を以下に掲載してあります。
   https://digital.asahi.com/articles/DA3S13674124.html


9月8日(土)
 岐阜高校同期生の同窓会。昔から私たち同期生の集まりは団結力が高く、頻繁に同窓会が行われてきた。つい昨年喜寿同窓会が行われたばかり。ところがいつ死ぬか分からないので、今年は満年齢喜寿同窓会を行うこととなった。
 来賓として出席して頂いた吉田豊先生は今年92歳で出席して頂いた。いつまでもお元気そうで、すごいと思うが、つい1,2年までに右目が見えなくなったとか。しかしいつまでもお元気で凍てほしい。

同期生550名のところ約90名が出席。他の同期会は知らないが、多分出席者は多いのではないか。これも事務局を務めて貰っている方が毎週のように同期の動静を詳しく伝えて貰っているので、出席しようという気が起こるのではないか。
 ただ年々逝去する仲間が増え、現在は既に90数名がなくなっている。
 年々平均寿命は長くなってきているが、私たちにとって必要なのは平均余命で、現在75歳男の場合、12.2年となっており、普通に行けば私は87歳で死ぬことになっている。ところが問題なのは健康寿命が何歳になっているかである。今調べてみたら、71歳になっている。と言うことは私は既に要支援とか要介護年齢に達していることになる。既に余生とか余白の年齢になっている。
 今日の同窓会に戻って、今日出席できたことは健康の印になっていると思うが、よくよく聞いてみると、仲間で大動脈瘤になったとか、AEDのおかげで命が戻ったとか、何とかという重篤な病気にかかったとか女性では脊柱管狭窄症いう仲間が何と多いことか。聞くにつれてますます自分を大事にしなければならないと思って帰った。(125436)
 写真は後日頂いた私のテーブルメンバーの写真。誰が恩師で誰が同期か写真では見分けが付かない。全員が年取っている感じ。


9月7日(金)  俳句出前授業
 今日は以前から約束していた神田小学校5年生の2クラスでの俳句出前授業。今年は昨年と違って1時限のみの授業のため、あらかじめ子ども達には「夏休みの思い出」と言うことで、俳句を作ってきてもらい、短冊に書いてきて貰う。
 そして今日は最初から作ってきた俳句に褒めたり、コメントを出したりして、俳句はどのように作るか進めることにした。
 授業の前半は、作ってきてもらった俳句を黒板に貼り付けて、どこがよかったか、どこを工夫すればよい俳句が出来るかを例句で説明。
 授業の後半はグループ毎に俳句を作り直したらどうしたらよいか話し合って貰う。そして質問があれば答えていくという進め方だったが、子ども達から次々と質問が出て「直して、直して」と言われる。おかげで後半はてんてこ舞い。
 いずれにしても子ども達には喜んで貰ったようだ。最後は今年の東員町文化祭に5年生全員の俳句を短冊で掲示するとか。どんな俳句が見られるか楽しみだ。
 写真は個別に俳句を見てやっている最中にも次々と手を上げて見てほしいと言う子が続出。(125424)


9月6日(木)
 今日は綾子忌。そして今日は御在所ロープウエィでの俳句ingの選句に出かける。今回は特に大がかりな定期点検とリニューアル工事のため、ロープウエィの休止期間が長かったため、応募句集も少なかった。

   泥の好きな燕見送る白露かな     欣一
   鶏頭の影濃き日和綾子の忌      やすし
   綾子の忌明日は白露と記すのみ   みや子

 こんな日に北海道の大地震。当初震度6強と言うことだったが、厚真町で震度7を記録していたという。1昨年の熊本地震と同じ震度となる。震度7は日本で6回目となる。
 厚真町の映像を見ると、至る所で山崩れが起きており、ものすごい破壊力、こんなひどい山崩れは見たことがない。
 札幌にいとこが住んでいるが、SNSで安否確認したところ家屋も含めて無事と言うことで一安心。ただニュースによると道内全停電、JRがすべてストップ、水道の供給もままならないとのことで、まだまだ大変なことになっている。早く元の生活に戻ることを願っている。(125404)


5日(水)  化石燃料株 NO(日本経済新聞2018.9.5)
 今日の日本経済新聞に
 「世界的に異常気象が相次ぐなか、気候変動リスクの回避ため、化石燃料などに関連する企業の株式や債券を売却すると決めた投資家は世界で900超、資産規模は約700兆円にのぼる。
という。気候変動を助長するような企業には市場の圧力で事業転換を促す狙いだろう。ここには石炭産業を推し進めようとするトランプファーストの考えに圧力をかける意味もあろう。
 そしてこの記事には日本企業の中国電力、北陸電力などの石炭火力発電の比率が高い企業にも北欧の公的年金が株式を売却したという。そういう意味では高効率石炭発電を名目で外国に石炭発電事業を輸出している安倍内閣も対象とすべきではなかろうか。
 どこまでも安倍内閣とトランプ大統領は一体化している。

 掲載の日本経済新聞のHPは有料記事のため、うまくコピーできないかも知れないが、一応次の記事に掲載されています。
   https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34966680U8A900C1MM8000/?n_cid=NMAIL007


9月3日(月)  水道水にマイクロプラスチック(共同通信)
 このところマイクロプラスチック問題がニュースによく出ているが、これまでは海の汚染だったが、昨日のロイター通信から共同通信が配信したニュースで、
 「世界13カ国の水道水のほか欧米やアジア産の食塩、米国産のビールに、地球規模の汚染が問題になっている微小な「マイクロプラスチック」が広く含まれていることを、米ミネソタ大などの研究グループが2日までに突き止めた。
とある。当然日本にもその恐れはあるが、日本は調査していないという。日本にも必ずマイクロプラスチックが混入していうのは間違いないだろう。
 マイクロプラスチックにより海の汚染なら分かるが、水道水というと、ほとんどが河川から取水しているので、あり得ないと思っていた。しかしその理由はまだ分からないが、マイクロプラスチックのほとんどは繊維状で繊維製品由来とみられるというから、繊維状のものは化学繊維製の衣服から洗濯などを通じて大気中に飛散した可能性もあることとから日本の上空でもあり得ると思う。
 なお共同通信の記事は次のとおりです。(125361)
   https://jp.reuters.com/article/idJP2018090201001567?il=0


9月2日(日)  蚊の夏バテ(中日新聞中日春秋、朝日新聞)
 ようやく暑い8月が過ぎ、秋雨前線が下がってきた制もあるが、今朝は久しぶりにエアコンなしでぐっすり眠ることが出来た。その暑さのエピソードの1つに蚊のことが新聞に出ていた。
 今日の記事は中日新聞の中日春秋「哀蚊」である。寺田寅彦の「「蚊のいない夏は山葵(わさび)のつかない鯛の刺身のよう」で物足りぬと書いている。」ことである。
 これは私の実感としても蚊が少ないと感じていた。と言っても今年のように蚊が少ない実感は何となくしっくりとこない。
 さらに朝日新聞の8月15日にはもう少し詳しく書いてある。それをトリミングしてみると、
 「(蚊は)「気温35度が飛べるギリギリの気温で、21度で最も長く飛べたという研究がある
ボウフラは、降雨による水たまりがなければ育たない。だが、気象庁によると、熊谷市の7月の降水量は83ミリで昨年の半分以下だった。
ということで2つの理由から蚊が少ないと言うことである。そのコメントとして、
気温が高温だと水たまりが蒸発しやすくなり、降水量が少なければ、そもそも水たまりができない。この二つの理由で幼虫発生源が減り、場所によって蚊が少なくなっている可能性はあります

とは「害虫防除技術研究所」の談である。
多分これが正解なのであろう。以下新聞の引用は次のとおりです。

 中日新聞の中日春秋
  http://chuplus.jp/paper/article/detail.php?comment_id=579494&comment_sub_id=0&category_id=146
 
 朝日新聞の記事
   https://digital.asahi.com/articles/ASL8G4DQZL8GUBQU00G.html?iref=pc_ss_date
 
蚊が多いのは困るが、少ないのも違和感を持つ。(125350)


8月29日(水)
 今年の夏の異常な暑さでどこへも出かけることが出来なかったが、もう8月も終わるので、毎回貰っている御在所ロープウェイの乗車券の有効期限も終わってしまうので、御在所岳に登る。地上は35度前後だったものが、山頂では22度だった。束の間に涼しさを感じて、これで夏が終わったことがしみじみと感じる。
 山頂周辺ではこれといった目玉の花などがなく、蝉も鳴き終わったし、鶯などの鳥もいないさびしい限りだが、わずか1cmの弟切草を見ることが出来た。
 その写真を右に載せます。



8月28日(火)
 今年の夏は異常な暑さだったが、毎年8月の初めに、お盆の経を上げてもらうことにしている。ところが命に関わる危険な暑さにということで、この時期をずらして今日、お経を上げてもらった。というのも岐阜の実家にある仏間はエアコンが故障してそのままにしてあったが、今年は電気屋に頼んでもエアコン工事に間に合わないことで、今日扇風機だけで勘弁してもらった。
 その後、墓参りしたあと昼食がてら、まず栗田先生の句碑を訪れてから、川原町通りの蔵のレストランで昼食。最近岐阜へ来たときの定番コースになっている。
 帰りは忠節橋南詰めを経由して帰ったが、昔ここに交番があった。栗田先生の俳句に、

   枯れ土手の交番巡査玻璃磨く   やすし

 この交番は高校のすぐそばにあり、高校時代のことを自註で述べている.私が初めて栗田先生の後輩だったことが分かった俳句である。その名残とも言うべき交番がなくなったのは、時代が変わったことを意味している。


8月24日(金)
 今年も神田小学校で、俳句出前授業を行うことになった。校長先生が転勤しなかったため、パイプがつながっていたおかげ。しかも俳句授業対象の5年生の担任の1名が昨年と同じ先生ということで、やり易い。今日はその下打合せ。
 授業は9月の第1週なので、テーマは「夏休みの思い出」で作ってもらうことにした。
 これから授業の進め方についてイメージを作っておくことにする。
 今夜のアジア大会・競泳の池江璃花子はすごかった。競泳最終日の50メートル自由形で6個目の金メダル。今夏のアジア大会で最も輝いた高校3年だろう。ハラハラというより余裕を持ってみることが出来た。
 先日の高校野球で大フィーバーを起こした金足農高の吉田輝星投手もすごかったが、池江璃花子もすごい。
 どちらも高校3年というのが輝いている。(125251)


8月21日(火)
 高校野球の決勝戦は結局は予想どおりの大阪桐蔭が優勝。判官贔屓で金足農高に応援が多かったが、大阪桐蔭もこの1年間、随分と努力してきたそうだ。その結果、春夏連覇が2回目というものすごい。
 一方、金足農高の吉田投手は地方予選からすべて1人で投げ抜いてきたこと、公立高校が決勝まで駆け上がったことも応援したい要素だ。私らも公立高校を応援したい。
 そう言えば地元の三重県では白山高校が甲子園に出場したことも素晴らしい。三重県では他に私学で野球が強い高校は多い。その中で練習環境も悪く、部員も少ないところを甲子園の切符を手にしたのである。
 大阪桐蔭も金足農高も白山高校も応援したい。


8月18日(土)  蚊も夏バテ
 昨日あたりから夜が随分と涼しくなってきた。夜もエアコンが要らなくなってきている。
 ところが涼しくなってきたらとたんに蚊が飛ぶようになってきている。蚊も今までの猛暑で飛ぶ力もなくなっていたのか、この涼しさでやっと蚊にとっても夏がやって来たのか。
 そして昨日、カブトムシの大量死が原因で兵庫県のカブトムシドームが閉園してしまったというニュースが飛び込んできた。カブトムシは夏の虫だと思っていたが、この暑さでやられたのか。
 そしてカブトムシは何度ぐらいが適温か調べてみたら、25度~30度ぐらいであるとか。しかしカブトムシは夜行性のため、今年の夏の夜はこのくらいの温度で推移していると思った。
 ただニュースにあるカブトムシドームは日中、子ども達に見せるため、屋外に出したため、たちまちやられてしまったのではないか。このあたりは今年の暑さのせいでなく、カブトムシの習性を無視して無理矢理日中の外気温にさらしてしまった人間のせいでカブトムシは大量死してのではないか。

 いずれにしても今年の猛暑は「命に関わる危険な暑さ」だと言われてきたが、カブトムシにとっても蚊やカブトムシにとっても命に関わる危険な暑さであったことは間違いがない。(125178)


8月15日(水)  終戦記念日
 終戦記念日。いつものように正午をはさんで全国戦没者追悼式を見る。今年は今の天皇陛下の最後の追悼式。毎年陛下の「深い反省」に基づいたおことばにも平和への強い願いが入っている。そして今年は新たな一文が付け加えられている。
 戦後の長きにわたる平和な歳月に思いを致しつつ、・・・

 ここには最後となった追悼式への思いがこもっていると思った。  

 それに対して安倍首相の挨拶文には毎年決まり切った文言で、戦争への反省が全然入っていない。

  そそくさと追悼すませさあゴルフ(後日の朝日川柳)

この川柳が追悼式の挨拶文に心がこもっていないところを突いている。


8月12日(日) 今年の危険な暑さはティッピングポイントの年か
 今日はいなべコミュニティプラザで環境出前教室の風力発電工作。予想に反して、小学3年以下の子が多くて、遅れる子がないように進めることが大変。ただ幸いに保護者のお父さん、お母さんが多くて、こどもの面倒を見てもらえるのが助かった。最近ではあまり撮さなかった完成した風力発電を持って写真を撮したので右に掲載します。

 今年は7月中旬からずっと命に関わる危険な暑さが続いていたが、1ヶ月ぶりに雷雨がやって来た。というよりほとんど南国のスコール。これからの雨は旱続きのあと、いきなりのスコールが普通となるのであろうか。
 環境の温暖化用語としてティッピングポイントという言葉がある。定義は「短期的、長期的に気候の大変動を引き起こす臨界点」のことである。即ち今年がそのティッピングポイントを過ぎたのではないかと思うようになった。まだ政府はもちろんどのマスメディアが発言していないが、今年の危険な暑さはその臨界点を過ぎてしまい、気候大変動を引き起こすエポック的な年になるのではないか。いつか将来温暖化がのっぴきならない段階を過ぎたとき、あの2018年がティッピングポイントとなった年ではないかと言われるのではないかとあまり好ましくない予想が立つ、というよりほぼ確信している。
 そしてそれ以降はどんな温暖化対策を行ってもポイントオブノーリターン」(帰還不能地点)と言って、温室効果ガス減少対策が効かないポイントとなる節目の年になると言うこと。今年がそのポイントの年となることを恐れている。
 数年前はこのティッピングポイントやポイントオブノーリターンという用語が現実になるとは思っていなかった。
 こうなった犯人は誰かというとアメリカであり、中国であり、そして日本である。特に日本は努力すれば、まだまだ温室効果ガス減少が可能な国だと思っていたのに。(125118)
 

8月9今日は日(木)  長崎原爆忌
 6日に引き続き、長崎の原爆忌。いつものように平和祈念式典を見ながら、11時2分に黙祷。今日の長崎市長の平和宣言はしごく誠意のこもった宣言。その中で特に、「日本政府に核兵器禁止条約への賛同を求めるとともに、国際社会に向けて「核兵器禁止条約が一日も早く発効するよう、各国政府と国会に署名と批准を求めてほしい」と訴えている。
 それに対して安倍首相は今年も核兵器禁止条約に言及しないで、ただ非核3原則を守ると何十年前のようなの挨拶のみ。
 また今回特に来賓として初めて国連事務総長のグテーレス氏の演説はニューヨークでは言えない本音を話したことに共感した。演説では「国連加盟国の大半が賛同した核兵器禁止条約に背を向けて「使える核」の開発をめざすトランプ米政権に向けた強い抗議のメッセージを込めた。」とニュースは伝えている。
 ということで三者三様の挨拶が今日の特徴だった。
 今日は午後からのカルチャーセンターに出かけるため、テレビは途中までしか見ることが出来なかった。


8月6日(月)  広島原爆忌
 原爆忌。毎年どおり平和祈念式典を見ながら8時15分に黙祷。いつもながら広島市長の平和宣言、首相のあいさつ、子ども達の平和の誓いなどでどのような発言をするか興味のあるところだが、それぞれ
1.松井市長は政府に対して核兵器禁止条約締結を迫らないで、抽象的な発言で促しただけが物足りなかった。
2.予想されたこととは言え、安倍首相が核兵器禁止条約について全然触れなかった。
3.子ども達の平和の誓いが一番素直で好感が持てた。ただ気のせいかこの暑さで男の子が最後は熱中症気味でふらついていたことが気の毒だった。
 黙祷のあと、今日は病院のはしご。最初の眼科が思ったより混んでいて、次の病院の予約時間に間に合うことが出来なかった。その後はすぐそばの温泉につかって1日をボーッと過ごす。チコちゃんに叱られそう(125062)


8月3日(金)   猛暑の原因、チベット高気圧とフィリピン沖気流(讀賣新聞2018.8.2)
 今日も暑い日が続き、とうとう名古屋も観測史上最高を更新し40.3度となったとか。
 7月19日のこの日記では、この暑さは太平洋高気圧とチベット高気圧の2枚重ねの高温のせいだと書いたことがあったが、昨日の讀賣新聞ではまた別のことが書いてある。

 気象庁によると、猛暑の一因となったのが、フィリピン沖からの気流だ。これが大気上層の偏西風を北に押し上げ、大陸のチベット高気圧が張り出しやすくするとともに、大気下層の太平洋高気圧の勢力も強めた。

 とある。いずれにしても2枚重ねの高気圧のためとある。チベット高気圧が張り出しやすくなったのは、このフィリピン沖気流が引っ張り出したとある。原因はどうであれ、早くこの暑さから開放してほしい。
 しかしこの暑さは少なくともお盆まで続くという。ただその先の暑さの予想はまだないだけで8月一杯続くかと思うとぞっとする。

 なお讀賣新聞に記事は次のHPをクリックして下さい。(125023)
   https://www.yomiuri.co.jp/science/20180802-OYT1T50049.html?from=ycont_top_txt


8月1日(水)  貝からもマイクロプラスチック(朝日新聞2018.7.31)
 このところいろいろな新聞でマイクロプラスチック問題が掲載されているが、昨日の新聞では「一見きれいな東京湾、極小ごみの脅威 貝の体内から検出」とのタイトルで、東京湾でムラサキガイの体内からマイクロプラスチックが出てきたという。写真中にはプランクトンとマイクロプラスチックの写真があり、大きさは1mmという。ということは貝の体内にも入り込むことが可能ということになる。という訳で貝を食することは人間の体内にもマイクロプラスチックが蓄積されることになる。恐ろしいことだ。
 新聞には東京湾に堆積されたプラスチックやプランクトンとマイクロプラスチックの比較写真が掲載されている。
 次のHPを参照して下さい。(125001)

   https://digital.asahi.com/articles/photo/AS20180730001856.html


7月29日(日)
 西日本豪雨災害に続き、連日の命に関わる暑さが続いたかと思うと、次は台風12号。しかもこの台風は日本列島を東から西に縦断するというこれまた今まで経験のしたことのない台風。初めてなので、今までの経験則が通用しないところに被害が出るという。三重県が上陸地というのも初めてなのだろう。そして三重県、奈良県には記録的な雨が降ったという。初めてづくしである。
 幸い我が家はほとんど影響がなかったし、昨日いなべコミュニティプラザで子ども達の省エネルギー教室が何事もなく終わってホッとしている。ただ連日のぎっくり腰のため、重い荷物を持つことが出来ず、他のメンバーにご迷惑をおかけして申し訳ない。
 これから夏休みは子ども達の環境出前授業が続く。私は主に桑名市、いなべ市に参加しているが、この夏休みだけでも6回予定しており、老骨にむち打って出かけることになる。(124968)


7月25日(水)
 相変わらず暑い。おまけに1週間程前にぎっくり腰をやってしまい、近くの接骨院に通っていたが、相当強い整体をかけられてかえって当初より悪くなってしまった。もうどうしょうもないので、総合病院の整形外科で見て貰った結果、背骨も椎間板も異常がないという。4年前に腰椎症で見て貰ったレントゲン写真があったので、今回と比べてみて貰ったが、写真は4年前と変わらないという。と言うことは接骨院の整体が強すぎたということになる。結局は後期高齢者は仕方ないという。困ったものだ。
 日頃高校野球にはあまり興味がなく、出身地の岐阜県の甲子園出場校はどこぐらいしか関心がないが、今日は三重県大会の決勝戦。その結果、無名の白山高校が初出場を決めた。無名で、昨年まで10年連続で初戦負けだったものがあれよあれよという間に強豪校の海星、いなべ総合を抑えてとうとう優勝してしまった。県立であっても優勝することがある見本としてよいことだ。せめて甲子園で1勝して貰いたいものだ。(14929)


7月23日(月)  JIS認証機関が無資格・手抜き審査(朝日新聞2018.7.23)
 毎日、毎日猛暑を記録している。「命に関わる危険な暑さ」という言葉がすっかり定着してしまった。そして今日は熊谷市ではとうとう観測史上最高の41.1度を記録してしまった。多治見市で40.7度、名古屋で39.6度を記録している。まさに命に関わる猛暑である。
 2年後の東京オリンピックではまた今日の記録を更新してしまわないか心配である。

 ところで今日の朝日新聞を見て、10数年前の醜態を思い出してしまった。
 JIS認証機関が無資格、手抜き審査したというニュースは昔の亡霊を見た感じである。私がまだ審査員補時代で、受審企業と接待を受けた審査員がいたということがあった。
 しかし今日は資格を持っていない審査員がいたとか、手抜き審査していたとかという同じぐらい審査の劣化である。
 もともとJIS認証機関にはJIS規格の適合性検査とISO規格の品質適合性審査の2つがある。前者はいわゆるJIS規格通りの製品を作っているかどうかであり、製品審査ともいっている。そして後者はISO規格に適合したマネジメントシステムが適切に運用されているかの審査であり、マネジメントのプロセス審査である。私は後者の審査員を務めていた訳である。
 今日の記事はイギリスの認証機関のロイド・レジスター・クオリティ・アシュアランス・リミッテッドの日本支店での不正数々である。ロイドと言えば外国系の品質管理の草分けである。そこが審査員資格の経歴が不十分であったり、所定の研修を受けていなかったり、審査報告書の適切性のチェックをしていなかったりなどあきれる程のずさんさである。昨年来の神戸製鋼所大安工場などの検査データの改ざん問題などはJIS企画審査が不十分だったのであろうか。

 私が審査員時代は嫌という程の研修、審査報告書の適切性を徹底的にチェックされたり、不適合の指摘はなれ合いにならないように厳しく行っていたが、そのため受審企業から嫌われていたこともあった。
 そんな思いの審査認証機関の不始末には嫌になってしまう。(124910)


7月20日(金)
 毎日35°を越える猛暑日が続くと、バテるしうんざりする。たまには涼みたいということで、御在所岳に行った。御在所ロープウエィは6月から40日間のリニューアル工事をしていた直後。
 ネット案内では頂上の最高気温は25°ということで涼しそうなので、早速出かけた。思い通り山頂周辺は涼しくてのんびりとした。こういう避暑もよいのかなと思う。いきなり頂上までゴンドラが連れてってくれるので助かる。
 ただ今頃は鼻の季節のエアポケットで、何もない。ただリョウブの花が散りかけたのがあるだけ。
 また毎年マーキングして飛行調査を行っている赤とんぼはそろそろ飛び始めていた。
 それでもただ涼しくあればよいので、ゆっくりゆっくりと歩いた。
 直ぐ下界に降りるのが嫌になるが、そうも行かず、3,4時間過ごしたあとで降りる。あとは前から寄りたいと思っていたアクアイグニスの温泉でゆったりと湯につかる。
 下の写真はリニューアルしたロープウエィ駅とリョウブの花、そして飛び始めた赤とんぼ。(124892)
 
リニューアルした
ロープウエィ駅
 
リョウブの花
 
赤とんぼ


7月19日(木)
 梅雨明けと同時に毎日猛暑日が続いているのにうんざりする。しかし西日本豪雨の被災者や支援ボランティアにとってはもっと大変だろう。
 この暑さは特別らしい。いつもの夏であれば、太平洋高気圧に覆われて熱風を吹き付けるのだが、今年はさらにチベット高気圧が重なって二重の暑さとなっているためとか。
 昨日は地元のしゃくやく句会が行われたが、私はこの暑さを何とかしてくれと言う意味で「炎暑」「灼ける」「熱帯夜」などで作った。他のメンバーでも結構この暑さを詠む句が多かった。

 日頃はあまりエアコンは使わないのだが、このところ毎日昼も夜も使っている。ただ夜はタイマーでエアコンを設定しているのだが、使い方のタイミングや設定時間がうまく行かず、寒すぎたたり、タイマーが切れたときの暑さには対応できていない。試行錯誤しながら今年の猛暑を過ごすことになるのだろう。(124862)


7月16日(月)  プラスチックの海洋汚染が危機的に(毎日新聞2018.7.16)
 今日は海の日。と言う訳ではないだろうが、また毎日新聞に「プラスチックの海洋汚染が危機的に」という見出しの記事があった。このところマイクロプラスチック問題がどの新聞にも掲載されているが、海の日の話題となると、マイクロプラスチック問題となるのだろうか。
 プラスチックごみについての新聞記事の主な要点を拾い読みすると、
・2050年までに海に流入するプラスチックごみの総重量が世界の海に生息する魚の総重量を超えるとの予測。
・カンジス川からインド洋へ流れるプラスチックごみは年間9万~24万トンと推計されている。
・その原因の大きなものとして、貧困地域の川に膨大なプラスチックごみが堆積している。それを他地区から集められてごみからペットボトルをより分けて換金しているが、その他のごみはそのままインド洋に流されているという。
 毎日新聞に掲載されている写真のひどさには目を覆うばかりである。
・地中海に打ち上げられたクジラの体内からプラスチックごみが29キロもあったという。

・ここのコメントにある「海はつながっている。世界のどこかで出たごみが、別のどこかで生き物や地球を苦しめる。クジラはその象徴なのか。」の言葉にも心痛むものがある。
 毎日新聞の記事は次のとおりです。
   https://mainichi.jp/articles/20180716/k00/00m/030/079000c?fm=mnm
 ここの記事にあるインドのプラスチックのごみの上で男性が格闘している写真を見て下さい。

 一方、一寸古くて2018年7月2日のBBCで、スターバックスコーヒーがプラスチックストローを紙製などの非プラスチックのストローに切り替えるという。この会社のCEOは「米国で5億本のプラスチック製ストローが毎日捨てられていると指摘した。」という。
 しかしたかがストローを紙製にしてももっと他のところ、例えばカップ、カップの蓋、スプーン、マドラーなどの多くの部分にプラスチックが使われている。これをどうするかに疑問を持った。1つの契機はアメリカで捕獲された絶滅危惧種のウミガメの鼻からプラスチックストローが出てくる動画が公開されて、インパクトのあるストローを池沼にしたのではないかと思った。
 さらにその前にEUでは5月に使い捨てプラスチック禁止法案が策定されたこともあるのだろう。
 EU自体ではプラスチックはあまり生産していないが、EU外からプラスチック製品の流入に歯止めをかけたいことだろう。それにスターバックスコーヒーが対応したということになるのだろう。
 以下スターバックスコーヒーのストロー禁止のBBCニュースは次のとおりです。
  https://www.bbc.com/japanese/44776177
 ここにあるウミガメから取り出されるストローの強烈な写真を見て下さい。

そしてEUプラスチック製品禁止法案のBBCニュースの記事は次を見て下さい。
   https://www.bbc.com/japanese/44286324


7月13日(金)  西日本豪雨死者200人とプラスチック原料の流出(中日新聞2018.7.13)
 西日本豪雨から1週間、毎日死者が増え続けている。今朝の新聞ではとうとう死者が200人となった。まだ行方不明が60人以上いることから、まだまだ犠牲者は増えていくことだろう。
 10日の日記に「50年に一度の特別警報のはずが」と書いたが、今回の豪雨災害は間違いなく数十年に1回の災害と言ってよいだろう。
 さらに一つ気になることは関市の津保川に工場からプラスチック原料が数10トン流出したという。この原料はポリエチレン樹脂ということで直ちに生態系には影響しないものの、長良川流域の津保川鮎釣りの本場で、鮎釣りには大きな影響を与えることだろう。回収に数か月かかると言うことから、今年の鮎釣りはあきらめなければならないかも知れない。そしてこのポリエチレン樹脂は相当大きなテープ手紙であることから直ぐには環境影響を与えないかも知れないが、回収しきれなかった樹脂は長期的には変質したり、劣化することになる。そうするとプラスチックは粉々になり、マイクロプラスチックになればいつの間にか魚の生態系にも悪影響を与えかねない。
 どうも最近はわたしの頭の中にはマイクロプラスチック問題が過敏に反応するようだ。(124799)



7月10日(火)   50年に一度の特別警報のはずが(西日本新聞2018.7.10)
 大雨のあと、昨日東海地方では梅雨が明けたとの発表。しかし今回の豪雨では死者が次々と多くなり、今朝の発表では、死者は159名となり、不明者を入れて200名近くなっている。一人でも無事に救助されることを祈っている。
 ところで今回の豪雨でも大雨特別警報が発令されたが、これは「50年に1度」の異常気象を基準に発表される警報だが、50年に一度のはずが、毎年発令されていることはどのように解釈すればよいのか。個人的には地球温暖化が原因だと思っているが、今日の西日本新聞ではやはり温暖化が原因で、毎年の特別警報が発令されたという。これからは「50年に一度」という定義を変えざるを得ないだろう。
 西日本新聞記事は次のアドレスをクリックして下さい。(124776)
  
  https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/431564/


7月9日(月)  白山俳句セミナー(俳人協会・環境委員会)
 今日、俳人協会の「俳句文学館」も新聞が届いたが、トップに5月13日、14日に行われた「白山俳句セミナー」の記事が掲載されていた。環境委員会の開催であったので、参加した。以前から俳人協会のHPには掲載されていたが、この日記に転載しようと思っていたが、つい忘れて今日の新聞で気づいた。
 1日目は白山麓の自然保護センター中宮展示館周辺の吟行を行った。2日目は午前中自由吟行でセミナー会場近くの尾山神社、旧四高の建物を散策した。
 丁度「俳句文学館」の紙面の写真に私が写っていたので、右に転載します。写真の右端にいるのが私です。
 そして選者のうち、能村研三先生の選に2句選ばれたので、これも次のPDFに紹介します。
 どちらも俳人協会のHPからの転載であることをお断りしておきます。(124758)

  能村研三選


7月8日(日)
 3日間ほど続いた梅雨の記録的豪雨。今朝の朝のニューズでは深夜に岐阜県でもあちこち大雨特別警報が発令された。今回は九州、四国、中国地方で毎日大雨特別警報が出されて、これが岐阜県まで襲ってきたという感じ。そしてニュースでは岐阜その長良川界隈では、10数年ぶりに「陸閘」が閉じられたという。この「陸閘」子どもの頃からあったもので、岐阜市内に洪水が溢れ出ないように川沿いから少し市内側に設けられたもので、いつ閉じられた実績があるか記憶にない。本来これが役立つことはあまり好ましくないことだ。それでもこの陸閘が有用であることは間違いない。
 それにしても今日現在で、死者。行方不明を含めて150名近くに届いている。1日も早く行方不明者行方不明者が無事で、被災されている家屋が早く普及することを願っている。(124744)


7月6日(金)  聡太君の神の一手(中日新聞18.7.6)
 今朝の中日新聞に藤井聡太君の興味深い記事があった。6月に行われた竜王戦のランキング戦決勝で、「神の一手」が打たれたという。
 最近の将棋AIの進化はめざましく、将棋棋戦で対局者の一手毎にAIが評価している。対局者の勝率が50%を越える優勢との判断を下す。ところがこの竜王戦のランキング戦では、AIの読みになかった深い手が打たれて、勝ちとなった棋戦である。新聞記事によれば、

 近年は将棋ソフトが棋界を席巻。その実力はすでにトップ棋士を超え、差が開く一方とされる。そんな時代の先端をゆく人工知能(AI)さえ気付かなかった最善手が、藤井七段には早くから見えていたのだ。だから「人間がAIを上回った」「神の一手だ」と大きな話題になった。

 とある。この記事を読んで改めて聡太君の天才ぶりに驚いた。
 ただし丁度この記事が書かれた今日の夜、王座戦挑戦者決定トーナメント準決勝で負けてしまったというニュースが飛び込んできた。これで今年にタイトル戦に進むことがで切るのは、棋王戦だけになってしまい、タイトル獲得はきわめて難しくなってしまった。

 その神の一手が書かれた新聞記事を紹介しようと思ったら、この記事は会員向けなので、ここで紹介しても読むことが出来ないので、次の新聞記事検索で探って下さい。

   中日新聞2018年7月6日 「AI上回る深い読み」

 ところで私は囲碁を趣味としているので、囲碁の世界ではどうかと言うと、やはり「神の一手」があった対局はあったことを覚えている。その対局は2016年に韓国で打たれたAIとの対局である。その対局はグーグルが開発したアルファ碁(黒)と韓国のイ・セドル9段(白)との対局の第4局で打った白78の割り込みと言われている。この手をきっかけにアルファ碁は混乱してアマでも打たないような手になってしまい、白のイ・セドルが勝った対局である。

 将棋にしろ囲碁にしろAIは想定内であれば、人間よりはるか優秀で、読みの深さに驚くばかりである。ところがAI自身が想定していない手を打たれると、とんでもない醜態を表すと言うことだ。
 ただ最近ではアルファ碁ゼロというアルファ碁の後継ソフトはさらに強くなっていると言うから、どこまで進化するか信じられない。


7月5日(木)
 この日記はいつも半年ごとのページ仕立てとしているが、もう7月に入ってしまった。最近はどんどん時間が過ぎるのはやい。
 一応この日記も後半分に入った今年前半分については上の過去の該当する日記をクリックしてほしい。
 トップページも変更したいが、今日は時間がないので、また明日以降にしたい。(124717)


7月4日(水)  ベートーベン交響曲第3番(名フィル名曲シリーズ)
 今年の名フィル名曲シリーズは昨年に引き続き、ベートーベンチクルス。今日はその3番。
 この第3番は私が初めてベートーベンのレコードを買った時がそうであった。その時はフルトヴェングラーだった。当時はまだモノラルで、疑似ステレオという訳の分からないレコードだった。それでも当時の2000円だったと思うので、随分高いものだった。今ではもう著作権もなくなっているので、you tubeで自由に聴ける。時代は変わったものである。
 最近この3番を聞く時は昔ほど第1楽章の出だしがおとなしいような気がする。しかし今ではyou tubeで聞いても確かに昔と同じ出だしなので、昔は気負い込んで聞いたので出だしはもっと元気があったような気がしていたのだろう。
 そして今日のプログラムを見て気づいたのだが、当時の古典派の交響曲に比して、時間が倍の50分となっていることから、この英雄から交響曲の時代が変わったという。プログラムには、
 「この交響曲は古典派の交響曲のほぼ2倍に近い長さを持つ。そしてこれまでの交響曲ではホルンが2本だったのに対して3本使っている。この作品は交響曲の創作史の大きな転換期を示している。この交響曲を境に、交響曲は壮大で記念碑的なジャンルとして新たな意味を持つようになった。
とあり、初めて知った。


7月3日(水)
 今朝のサッカーW杯の決勝トーナメントの第1戦でベルギーと戦って最後のアディショナルタイムで逆転されて負ける。惜しいところまで行ったが、最後は実力の差が出たのか。
最初予選が始まる時も私もそうだったし、日本は0勝で予選敗退すると思っていたのが、予選突破だけでも健闘と思う。ベルギー戦も最初に2点取ってしまったので、かえって日本らしいサッカーが出来なかったのではないか。
 それにしてもわずかだが夢を見せて貰った。


7月1日(日)  異常気象の講演(三重大学立花教授)
 私の日記は半年ごとにページを更新している。今日から今年後半の日記となる。最近は毎日書くことはもちろんないし、数日間あるいは1週間ぐらいまとめて書くこともある。日記のまとめ書きはあまり聞かないが、本来の怠け心は致し方ない。

 時々環境関係の講演を聞きに行くが、今日の演題は「自然災害とどう向き合うか~台風・異常気象~」であり、以下要点をまとめるのではなく、キーワードだけを抜き書きしてみる。
・自然災害と言うが、熱中症も自然災害の一部。自然災害には台風、地震などがあるが、東日本大震災を除いては熱中症の死者が一番多い。それだけ温暖化が自然災害を加速させていることになる。
・以前2010年の猛暑は半年前に予測可能であった。その根拠は北極振動を捉えていたことである。
・北極振動が正の場合(北極が低気圧に覆われる)は、日本が温かく(猛暑)になる。北極振動が負の場合は日本が寒くなる。(大寒波)
・台風の巨大化、異常化は温暖化による海面水温の上昇による。
・台風が2個続いて日本にやって来る時は、最初の台風が要注意。
 などである。なお立花教授の持論は北極振動で、外国紙論文(Monthly Weather Reviewなど)に多く発表しているという。


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