隆生の独り言日記(30年1月~6月)




平成30年1月から


6月29日(金)
 昨夜サッカーW杯の予選最終戦日本対ポーランド戦が行われたが、負けていたにもかかわらず、最後は西野監督の決断により時間稼ぎで終了した。そして相手のセネガル対コロンビア戦で、コロンビアが勝ったため、日本はセネガルとFPPで日本のイエローカードが4枚、セネガルが6枚と言うことで、予選突破して決勝トーナメントに進出した。
 この作戦の是非については日本を初め、世界のマスコミで喧々諤々の論争を巻き起こした。総じて日本のツイッターでは8割方がみっともない、がっかりしたという声ではなかったか。また世界のマスコミはほぼ100%、日本は最低の試合をしたとの論調ではなかったか。
 私はスポーツの世界としてはどちらでもかまわないが、西野監督は非難を覚悟で決勝トーナメントへの道の可能性を選んだのではないか。
 ただこれがビジネスの世界ではこうはいかない。もう1つの試合の結果で決まるという他力本願は許されない。例えば品質の世界では他力本願の確率にすがって製品を出荷することはあり得ない。とことんまで品質の限界を追求して、出荷する。自力で結果を出さざるを得ない。ビジネスの世界はそれほど厳しいものだ。
 ところが最近は至る所で製品出荷の検査データの偽造がまかり通っている。今日も日立化成の検査データの改ざんが見つかっている。私たちが現役時代ではこんなことはあり得ない。このような記録改ざんがあれば一発でISO9001の認証剥奪である。そう言えば政治の世界でも公文書の改ざんがまかり通っている。これも特定の人物に忖度する政治の劣化である。
 とサッカーのことがとんだところへ愚痴が発散してしまった。(124652)


 6月28日(木) 
 最近つしま句会を発足させたが、カルチャーセンター経験者を対象でまだまだ俳句は未熟だ。しかし楽しくやろうということで、今日はネットで買った水中花を披露して、水を入れるところから実演して見せた。
 以前は1つ100円のちゃちな水中花を買ったことがあったが、その店では売れないし、採算がとれないと言うことで作らなくなってしまった。ということで楽天市場で買ったが、これがプラスチックで出来ているため、水中花らしくない。と言うことは水を入れも泡を吐かない。見てくれはよいのだが、臨場感がない。以前買った物は紙製でちゃちなものだったが、紙から次々と泡を吐いて見ていても楽しかった。
 写真は今日のプラスチックの水中花。



 6月24日(日)
 ネット部メンバーのうち昨年から男4人で時々(と言っても年2回ぐらい)吟行に出かけている。今日は明治村をゆっくり歩く。最も目的は吟行あとで飲むのが目的。計画を立てた時は、天候の見通しが分からなくて、雨を心配していたが、思ったりより良い天候でむしろ暑さにぐったり。久しぶりの明治村で10年ぶりぐらいか。


6月23日(土)  またまたマイクロプラスチック問題(朝日新聞2018.6.23)
 最近マイクロプラスチック問題について新聞によく出るようになってきた。
 マイクロプラスチック問題について私が初めて書いたのは確か昨年の秋刀魚の季節だったと思うが、今月に入ってから各紙で掲載されるようになった。今月だけについて書き出すと、
 6月5日:中日新聞中日春秋  
 6月8日:中日新聞社説  マイクロビーズの問題もあることも書かれていた
 6月9日:環境学習サークルみえ例会で三重県環境学習情報センター長のあいさつ 昨日の新聞記事にちなんで
 6月18日:中日新聞夕刊 マイクロプラスチックが東京湾の貝に大量蓄積
 6月23日:朝日新聞 「いちからわかる」で分かり易く解説 今日の新聞


 とこの頃立て続けである。もっとマスコミも早く取り上げて貰いたかったし、政府の行動を促して貰いたい。この記事では6月の主要7カ国首脳会議で取り上げられていたが、日本はトランプに従って「海洋プラスチック憲章」に署名していない。こんなところまでトランプに追従しなくてもよいと思うが。


6月21日(木)
 時々環境学習サークルみえの出前授業に出かける。今日は桑名市のある小学校の分校で、全クラス特殊学級。そのうち、4年から6年の13名で、風力発電の風力とモーターによる発電機作り。特殊学級と入っても能力が劣るのではなく、精神的に不安定なだけ。工作としての能力は普通学級より早い子もいる。予定の2時限で全員完成する。いつもなら写真も掲載するが、今日はこの子たちのことを思って載せません。


6月18日(月)
 今朝の地震にはびっくりした。朝目覚めてテレビを見ていると、いきなり「緊急地震速報」のテロップと音声が入り、その1,2秒遅れで揺れ出した。まさに緊急地震速報が地震発生より早く放送するのを実感した。我が家は震度2ぐらい。結構地盤が固く、名古屋より震源地が近いにもかかわらず揺れが小さかった。
 いずれにしても震源に近い皆さんには無事でいてほしい。ブロック塀で犠牲になった小学生始め3名(後日には5名)の方には冥福を祈りたい。
 ブロック塀と言えば昔宮城沖地震の時、多くの方がブロック塀の倒壊で亡くなったことがある。
 今回のブロック塀については建築基準法違反があったという。しかも3年前に防災アドバイザーが危険性を告げていたにもかかわらずである。
 最近の日本は製造業、行政そして政治まで劣化している。すべての原因が無責任体制と技術の過信が災いしていると思う。年寄りの繰り言を言わせてもらえれば、昔の物作りは品質管理をしっかりと行い、PDCAを回して再発は絶対させない意気込みがあった。


6月16日(土)  シンガポールは光害の国
 先日の米朝首脳会談そのものにはあまり興味はない。中間選挙対策が見え見えのトランプ、国内体制維持と経済援助にに必死の金正恩。どちらも目指すものがあまりにも単純。
 今日はそのことでなく、会談が行われたシンガポールのこと。たまたま今朝のTVで見たのだが、早速シンガポールが観光地としてもてはやされている。世界中から観光客が訪れていると言うし、特にナイトスポットに見どころが多いという。マーライオン、ナイトサファリ、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ(植物園)そして夜に最もふさわしいカジノなど。ここまで書いて私はシンガーポールの魅力を書くのではなく、反面教師として書きたいのである。
 シンガポール自体が都市国家で国全体が観光地化されている。そして夜が魅力と言うことは昼と夜の区別がないと言うことである。
 「伊吹嶺」1月号で私は「光害」のことを書いた。夜の無駄な照明により天の川初め星の大部分が見えなくなってきていることを書いたが、そこでNASAによる夜の世界地図を見ると、至る所で光が宇宙に向かって放たれている。その中でページ数の制限から書くことが出来なかったが、世界で一番光害にさらされている国がシンガポールなのである。
 光害の影響を受けた夜空の見え方のレベルを6段階で表すことが出来るが、最高のレベル6にあるのが、シンガポールで、全人口がレベル6となっている。レベル6とは「至る所で常に明視」で全人口がレベル6で暗いところを経験することが出来ないことになる。そうすると暗いところを見ることが出来る暗視能力がなくなってくる。
 もちろん光害による生物影響も多く、①魚では、光害により魚が藻を食べなくなり、赤潮の大発生をもたらす。②稲が街灯などの光を浴び続けることにより異常出穂や稔実障害が発生することがある。③夜間も長時間光を浴びつづけることにより紅葉の遅れ、植物の寿命が短くなる現象がある。
 人に対してはもっと深刻である。ネット検索によると、
①ヒトは、明るい環境に身を置くことで、メラトニンと呼ばれる自然な眠りを誘う睡眠ホルモンの分泌が妨げられて、睡眠障害に陥りやすくなるという。ひいては精神障害までいくこともある。このメラトニンは、抗酸化作用があることでも知られており、分泌量が減るとガンのリスクを高め、老化を促進し、不妊症の要因にもなるといわれている。
②街灯などの光のグレアにより、眼くらみに会い、暗いところを見ることが着なくなり、交通事故につながる。
③個人的には自然に逆らって年中明るいところでの生活はリズムを壊し、もちろん俳句も出来ない。


 シンガポールの話に戻って、よく世界3第がっかりスポットにマーライオンが選ばれているが、この写真の夜の風景を見ると、あまりに明るく、夜景を撮るのにマーライオンはハレーションを起こしている。このようなところに日本はカジノを作りたいのだろうか。

(参考)以下、イタリアのFabio Falchiらの研究グループによる「夜空の明るさ世界マップ(光害マップ)」(2016年)の論文の中の一部である光害進度の6段階を引用します。

光害進度の6段階のレベル分け
これ以降、光害の影響を受けた夜空の見え方のレベルを、以下の6段階で表すこととする。
レベル color 人工光の輝度 夜空の見え方
<1.7 自然本来の夜空の暗さ(Pristine sky)
1.7-14 地平近くで光害(Degraded near the horizon)
14-87 天頂付近で光害(Degraded to the zenith)
87-688 自然の夜空の消失(天の川が何とか見える)(Natural sky lost)
688-3000 天の川の消失(明所視に変わる手前)(Milky Way lost)
>3000 常に明所視(Cones active)

 なおレベル1の国はどこかと言えば、アフリカの他、北朝鮮ではレベル1の自然本来の夜空の暗さを経験できる。ここでは天の川もはっきりと見ることが出来るだろう。しかし私たちは今更レベル1の世界に戻ることは出来ない。光害対策は単に照明を消せばよいものではない。現実に即した光害対策を行う必要がある。これについてはまた別の機会に書いてみたい。(124534)


6月11日(月)
 私が住んでいる町にもどんどん都市化が進んで、自然がなくなりつつある。我が家の狭い庭にはびっしりと野草が密集しているが、今日は面白い客が来た。
 逃げないように遠くからデジカメで撮したため、ピンぼけだがコゲラがやって来た。
 コゲラは近くの池で数年前に撮したことがあるが、穴を開けた木くずは毎年確認することが出来ている。
 右の写真で、相当拡大しているので、ますますピンぼけになっている。(124496)


6月9日(土)  海のプラゴミ(中日新聞社説20180608)
 環境学習サークルみえではいつも月に1回、例会で集まり、活動結果や次の活動予定を確認するが、そのほかに自由討論を行う。今日は三重県環境学習情報センターのセンター長からマイクロプラスチックの話題が出された。
 丁度昨日の中日新聞の社説に「海のプラごみ」について書かれていたのでこれにコメントしたい。
 社説ではタイで打ち上げられたゴンドウクジラのおなかの中から約8kgものプラスチックゴミが出てきたことから始まって、海のマイクロプラスチック問題に話が及んでいた。

海を漂うプラごみは、紫外線や波の力で分解されて微小な粒子に変わる。直径五ミリ以下のものをマイクロプラスチックと呼び、洗顔料や歯磨き粉などに含まれるもの(マイクロビーズ)もある。

 海のマイクロプラスチックについては既に子の日記でも書いていたし、直近では6月5日の中日春秋おいて書かれていたことを紹介した。ここで特に気になったのは、「マイクロビーズ」もマイクロプラスチックとして問題があるということだった。マイクロビーズは洗顔料や歯磨き粉になどに含まれているという説明に気がかりである。。さらに社説では、

米国は一五年、マイクロビーズの配合の禁止を決めた。フランスは二〇年から、使い捨てプラ容器を禁止する。
 日本では例えばレジ袋の削減は、企業や自治体の自主的な取り組み任せ。政府としては「プラスチック資源循環戦略」の策定は進めるものの、今のところ、国として使い捨て製品の流通規制にまでは踏み込むつもりがなさそうだ。

 マイクロビーズは既にアメリカでは2015年に規制されているものの、日本では規制する法令はなく、メーカーの自主性にまかせられており、政府は問題が起こるまで無関心でいるのか。特にマイクロビーズは海洋汚染だけでなく、人体に健康上の悪影響があるという。そこでネットで検索してみると、業界リサーチ団体のメーカーへの問い合わせに対して、まじめに答えているメーカーもあれば無回答のメーカーもある。その理由として国内ではマイクロビーズ規制がないことを挙げているようだ。そして内々でマイクロビーズの代替品に置き換えているようだ。私が歯磨きに使っているメーカーは無回答となっていた。その中で花王はネット上でプラスチック由来のマイクロビーズを使用していないとはっきり書いてあった。

マイクロビーズの問題はまだまだ調べないと分からない面がある。
 なお最初に挙げた中日新聞の社説は次の通りである。(124476)

  中日新聞の社説(0608)


6月7日(木)
 いつも3ヶ月毎に御在所ロープウエィに出かけて、観光俳句の「俳句ing」の選に出かける。春は観光によい時期であるためか、少し多めの応募があった。
 毎年ロープウエィ会社では長期の定期点検を行っているが、今年は大規模改修と山上駅をリニューアルして、展望レストランをオープンする予定やゴンドラをすべて新型に更新するなどの予定があり、丁度今月から工事が始まったばかりで、今年の休止期間が長くなり、7月10日がリニューアルオープンとなる予定だ。そのため今日の選句以降はしばらくは投句がないので、次回選句の9月上旬は多分投句数が少ないと思われる。

6月6日(水)
 今まで東員町文化協会の広報委員を担当しており、今年2月で引退した。そのあと今まで自分で文章を書くことは出来なかったが、広報委員を外れて早速「私の文化考」の短文を依頼された。今月の6月号が届いたばかりだが、それをPDFにしたので、次のタイトルをクリックすれば文章を見ることが出来る。内容は相変わらず環境のことを書く。今まで皆さんの文章は文化考とはおよそ外れた自分の経歴ばかりが続いていたので、それとは違った環境の文章とした。

   「私の文化考」(左をクリックして下さい。)


6月5日(火)  中日春秋(中日新聞2018.6.4)
 昨日の中日新聞の「中日春秋」の主に後半部分だが、マイクロプラスチックのことが書かれていた。その趣旨は、

▼問題もある。廃プラスチックが海に流れ、海洋生物を痛めつける。深海、北極海の海氷を含め、あらゆる海で細かくなったマイクロプラスチックが確認されている

 マイクロプラスチックことは私も大分以前から述べてきたところであるが、中日春秋では扱いが小さすぎる。一応、

▼欧州連合がストローや使い捨てのスプーンなどプラスチック食器の禁止やペットボトル回収の厳格化を検討している。プラスチックが分子レベルまで分解するのに約四百五十年と聞けば、一刻も早い歯止めが要る。途上国への回収システム援助も欠かせまい

と述べているが、中日新聞ぐらいのマスコミであれば、もっと大きく、深掘りすべきである。ちなみに中日春秋記事は次のとおりです。

  http://chuplus.jp/paper/article/detail.php?comment_id=555364&comment_sub_id=0&category_id=146

ちなみに私が書いたのは大分前の昨年の9月9日であった。この時は秋刀魚はよくハラワタごと食べるのが通と言われているが、これも危ないとの意味も含めて書いたものである。次のPDFを読んで下さい。(124421)

  季語散策(秋刀魚)


6月1日(金)  瀬戸内寂聴句集『ひとり』
 大分前のことになるが、今年の星野立子賞に瀬戸内寂聴句集『ひとり』が受賞されたことは『俳句』3月号に掲載されていたが、あまり気にもとめず読み過ごしていた。最近この句集を桑名図書館で見かけたので、読んでみた。

 まず『俳句』3月号を読むと、選者の誰もが、寂聴のベタ誉めである。曰く、

 人生智に感服(宮坂静生)、純無垢の私俳句(黒田杏子)、巨大かつ神秘的(小沢實)、仏縁句縁(星野椿)
 
 とタイトルを見るだけでも分かる。

もともと俳句は黒田杏子の指導により始めたもので、星野椿は始めから寂聴を推すしか選択肢はなかったようだ。
あらためて句集から私がチェックをつけた句の一部は次の通りだが、寂聴自選25句とは違っているが、私は結構内面的な句に惹かれた。

  鰭酒や鬼籍となりしひとのこと

  梅のわかれせし人はみなやさしかり

  身ほとりのものの芽ばかり数へおり

  ひと言に傷つけられしからすうり

  火葬炉の鉄扉の奥に虎落笛

  おもひ出せぬ夢もどかしく蕗の薹

  小春なり郭は黄泉の町にして

  木枯らしや野にも山にも心にも

  雛の間に集ひし人のみな逝ける

  春逝きてさてもひとりとなりにけり

  独りとはかくもすがしき雪こんこん

  骨片を盗みし夢やもがり笛


 と書き出すと切りがない。12句抜いてみたが、寂聴自選とはたった3句しか重ならない。


5月30日(水)  新潟県の新しいブランド米「新之助」
 今年の2月に新潟県魚産のコシヒカリが「2017年産米の食味ランキング」で最高級の特AランクからAランクに格下げされたことがニュースになったが、もともとコシヒカリは暑さに弱いブランド米であったが、今日の毎日新聞で,温暖化にも対応する高温耐性品種「新之助」を開発し、ブランド化を狙うとの記事があった。ただこの記事は有料記事であるため、他の記事から検索して調べてみた。
 新潟県はブランド米として、コシヒカリ集中によるリスク、栽培時期分散化、地球温暖化対策としての新しいブランド米の開発を続けた結果、途中「こしいぶき」などのブランド開発を経て、 2008年から開発を続けて、「新之助」というコシヒカリとはまた味が違ったブランド米を開発した。平成29年から一般米として販売しているという。
 今後温暖化に対応するため、各地で味はコシヒカリ以上、そして温暖化対応米として開発されることだろう。(124381)


5月28日(月)-29日(火)   おんたけ休暇村の薬草講座、薬膳料理、山菜採り
 最近の体力低下に伴って、毎年楽しみしていた蕨採りも昨年から止めてしまった。そんな折り、おんたけ休暇村から薬草シリーズの体験案内があった。その中で山菜採りの時間もあったので、これに惹かれて参加した。参加者10数人と少人数ながら全員が高齢者。
 1日目は休暇村周辺の薬草を散策しながら、信州大学の特任教授の先生から詳しい説明を受ける。そして夜は薬膳料理づくし。
 2日目は山菜採り。主に蕨と独活。蕨は夏蕨に入っていたが、久しぶりに気分よく採ることが出来た。また独活もたっぷりと採ることが出来た。
 そしてこれまでおんたけ休暇村に出かけても一度も御嶽山を見ることが出来なかったが、曇りながらも全容を見ることが出来た。また鳥類では老鴬はもちろんのこと、ホトトギス、郭公などを聞くことも出来、春蝉も盛んに鳴いていた。
 花はほとんど知らない物が多く、覚えきれない。今から思い出すと、九輪草(但しこれは移植したもの)、マイズルソウ、栃の花、朴の花(わずかに咲き残る)、ニセアカシアなど。あとは薬草類は無数。
 写真は久しぶりに見た御岳。


5月25日(金)
 定期的に名古屋のNTT病院で定期検査と診察。最近、ますます運動不足で肥満が進み、肝臓の諸数値が悪くなってきている。食事制限ともっとやれという。
 このまま帰るのはもったいないので、帰りに東山植物園に寄る。いつも来ているところだが、今日は1つ悪い点と1つよい点があった。
 悪い点は一番東側にビオトープが作られているが、ここでは数年前までは子ども相手に池浚いによる観察で主に蜻蛉のヤゴ採集で一緒に遊んだところ。問題はそれでなく、この池にメダカも放流している。ところが本来野生のクロメダカでなく緋目高が放流されている。ビオトープで生物の生息地を作るのはよいが、周辺の元々の自然に合わせた生物を放流すべきで、緋目高はもともと飼育用に育てられたものである。きれいな目高であれば何でもよいという考えは名古屋市としても問題だ。
 もう1つのよかった点は合掌家の向かいにある湿地帯に八丁蜻蛉がいたことだ。八丁蜻蛉は昔愛知万博で見て以来だ。しかもすぐ目の前で見ることが出来た。今日は病院帰りなので、デジカメを持ってきていないので、スマホのピンぼけだらけの写真を紹介します。トンボの長さは約1cm。


5月13日日)ー14日(月)  白山俳句フェア(俳人協会)
 初めて、俳人協会環境委員会による白山俳句フェアに参加。環境委員としてどうしても参加しておかなければならないと思って参加。
 参加者は51名で当初より大幅に増加。行き先は白山の麓の中宮展示館と周辺の自然観察路。雨の中皆さん積極的にあちこち回る。観察路にはまだ雪渓が残っているので、結構標高が高いのだろう。すぐそばが白山スーパー林道。
 ここは当然国立公園の地域だが、最近はここまでも外来植物が侵入してきて、「オオハンゴンソウ」が自生しているという。観光地となっているため、やむ得ないか。
 夜は懇親を兼ねた夕食。簡単な自己紹介を聞くと、結構リピーターが多く、環境を勉強より環境の先生の人気で多くが参加しているようだ。
 ただお互いが初対面の方が多く、それでもすぐ打ち解ける。俳句という側面だけで利害関係がないので、気楽に話し合える。
 2日目は地元のほ乳類研究会の方による「石川県の野生動物と暮らし」の講演。
 そのあとは太田土男さんと山崎祐子さんによる焼き畑関係の派パネルディスカッション。お二人とも事前整理により精力的に講演される。
 最後の俳句大会では、能村研三先生から2句採って貰っただけでもよかったか。
 写真は懇親会で茨木和生先生と。


5月6日(日)
 以前は毎年行っていたが、最近は隔年に行っているオフ句会。
 吟行地は明日香村で、地元の恵光さんに設営して頂いた。行く先は飛鳥寺から石舞台まで2時間かけてのウォーク。
 参加人数は31名のこぢんまりとした吟行で、新しいネット部体制になってからの企画。今回から私はただの参加者。
 いつもの我が家のウォークは石舞台から稻淵までの棚田ウォークだが、今日はもっとポピュラーなウォーク。
 飛鳥仏拝観はパスして首塚から板蓋宮そして石舞台までの農道をぶらぶら。
 天候はやや雲がかかっていたが、最高の吟行日和で少し暑いくらいで半袖が丁度よい。
 昼食で初めて古代の蘇(牛乳をチーズ風にしたもの)を一切れ食べた。今でも結構活ける味で、飛鳥時代では最高の食材ではなかろうか。
 句会では珍しく高点句賞を頂く。

  出し抜けに雉子鳴きたり明日香晴   隆生

 雉子が鳴くのは当たり前で、もっと推敲の必要がありそうだ。
 写真は石舞台の前での集合写真。(124103)


5月5日(土)
 いつものことながら今日もこの日記をまとめ書きしている。
 いつも環境のことに気をとめているようにしているが、思いついたときにすぐに書かないと時期を逸してしまう。
 今回は中日新聞の図解シリーズの「スズメ」を書いてみた。
 今日はチングルマ句会。今まで勉強のため、「伊吹集」のうち、4句選の中から好きな句の鑑賞を行ってきたが、そろそろマンネリ化してきたので、原点に戻って、今日の選句結果の感想、疑問点などを述べ合うことにした。今後これがいつまで続くか分からないが、これが選句の原点ではないかと思っている。(124077)


5月3日(木)
 5月は父の忌日。忌日より早めの今日、お経を上げて貰う。早く終わったので伊奈波神社の栗田先生の句碑を訪れる。丁度今頃は桜のみがびっしりと落ちている。山は椎の花の前触れか少し黄色掛かっていた。季節毎にいろいろと様子を変えて見せてくれる。
 昼食は川原町の蔵のカフェでのんびりと過ごす。長良川は前日の雨で濁っており、濁流となっていた。


5月1日(火)
 連休中と言っても我が家はあまり関係ない。休日はどこへ行っても混むので、近場で自然を見に行こうと言うことと最近、妻の恩師からハンカチの花の盛りの写真を受信したので、見に行きたくなり、東山植物園へ吟行を兼ねて出かける。
 ところが温暖化なのか、今年だけ季節が早いのか、もうハンカチの花の時期は終わってしまっていた。植物園のボランティアさんに聞くと、今年はどんな花も早いという。そう言えば山藤は今頃が盛りなのに、こちらも終わってしまっていた。その代わりにヒトツバタゴ(なんじゃもんじゃ)が終わりに近づきつつあるが満開に出会えた。まさに雪が降るような華やかさである。
 写真はヒトツバタゴと恩師から届いたハンカチの花。

ヒトツバタゴの花盛り 
 
ハンカチの花の拡大図


4月29日(日)  スズメの生態と減少
 中日新聞では毎週日曜日に図解シリーズが掲載されているが、今回は「スズメ」が特集されている。
 記事のテーマは2つ。スズメの生態とスズメの減少。
  1つめのスズメの生態で、気づいたことが1つ。生息地が新聞では秋、冬が農地、春、夏が住宅地とある。スズメの繁殖期は比較的天敵から安全な住宅地にやって来る。またねぐらは主に日本瓦は建物の隙間に巣を作る。そして秋になると、稲、雑草虫など田畑をねぐらとしている。.ただ最近は農薬などのせいで虫がいなくなっているそうだ。
 そこで次の課題のスズメの減少問題だが、本当にスズメを見なくなったという。俳句仲間では名古屋にはスズメを見なくなったという。この中日新聞の特集ではそんなに詳しく書いていないが、原因は①稲などの落ち穂がコンバインによる効率的な稲刈りでなくなっている。②住宅地などのねぐらでは木造家屋、日本瓦が少なくなったなどにより住宅の隙間がなくなってしまい巣を作ることが出来なくなっている。③天敵のカラスが市街地で多くなったことなどによる。昔はスズメは稲を食べるので害虫と決めつけていたが、今はそれどころではない。貴重な野鳥である。

 以下は私の実感だが、おおむねスズメは夏を中心に虫などを食べていることから、あまり我が家にはやってこない。ところが冬から春先にかけて盛んに我が家にやってくる。野山、田んぼに餌をなるものがないからだろうと思っている。そして冬は我が家の庭には餌となるものがない。それでもやって来るので、見かねて妻が朝食の食パンの耳をちぎってやっていると毎朝、庭どころか縁側までやってくる。本来スズメは非常に臆病な鳥で、近づかないはずだが、慣れると毎朝催促するまでになっている。そうするとすっかりスズメはなついているようだ。しかしいつまでもパンの耳を与えていると、自立できないし、本来の虫などを食べて貰うことから、与えないことにしている。それでも今でも縁側に来ている。
 来年はどうなるだろうか。


4月24日(火)
 伊吹嶺新人賞選考会に出席。今年の新人賞候補はほとんどの同人が推薦している方と決めて臨んだ選考会。結構選考に時間がかかったが、最後に皆さんの意見が一致して終了。その結果は主宰の了解。本人の受諾で決まるので、もう少し待った頂きたい。(123958)


4月22日(日)
 俳人協会愛知支部総会。講演の三村純也先生のお話は虚子の『新歳時記』についての季語の過去、現在、未来の説明。このお話を聞くといかに虚子の意向そのものが日本の歳時記のスタンダードであったことが分かる。私もこの『新歳時記』を持っているし、昭和15年版の『季寄せ』も持っている。『季寄せ』は環境問題を調べる際、過去の季語がいつ出来たか調べるのに必須であり、便利である。ただこの『季寄せ』も昭和39年に改訂されているので、どこが改訂されているか分からないので、すべて虚子の考えばかりではない。それにこの改訂版は虚子が亡くなった昭和34年よりあとの改訂なので虚子の意向を踏まえたものではないのだろう。とにかく虚子の『季寄せ』を信じて調べものの中心にいしたい。
 三村純也先生の話から飛んだところへ話が外れてしまった。


4月21日(土)
 いつものように三重県環境学習情報センターのお手伝いとして、「春のエコフェア」のイベント協力。今日はセンター内の各展示場を回って貰って、そこにある環境クイズに参加して貰うことと各家庭内にあるペットボトル、空き缶、牛乳パックの釣をしながら、ゴミ分別を正しくして貰うもの。
 ただ最近、四日市市では土曜日も授業があるので、午前中はほとんど子供達が来なかったが、午後には何とかさまになるくらい来場者で格好が付いた。
 写真は子供達がゴミの釣をしているところ。



4月20日(金)
 なかなかHPのアップが出来なくて、まとめ書きばかりをしている。特に今年初めから「俳句についての独り言」をアップすることが出来なくて、いつまでもほっておく訳にはいかないので、今日まとめてアップした。「俳句についての独り言」へは【こちら】をクリックして下さい。(123924)


4月19日(木)
 ぽっかり予定が空いたが、遠くに吟行に出かけるには遅すぎるので、近くを散歩する。
 近くの池のそばには地獄の釜の蓋が真っ盛り。あと田んぼに出ると、今年はもう麦の穂が出始めている。さらに面白いのは麦の右側には畦に一面のムラサキウンランが咲いている。ムラサキウンランそのものは頼りないくらい小さな雑草だが、一面に群がっていると、ネモフィラのように見える。日頃よく歩いていないため、思わぬ風景に出くわすこともある。
 写真は左側が地獄の釜の蓋、右が穂をつけた麦畑とマツバウンラン。
   


4月18日(水) 
 しゃくやく句会。新しく1名が入会してきた。俳句の経験は全くなく、中日新聞の「平和の俳句」に時々投句していたとか。「平和の俳句」とは違うが、とにかく俳句を作ってみたいとの気持ちだけでも納得。(123902)


4月16日(月)
 昨日に引き続き、岐阜句会。昨年はあまり出席することが出来なかったが、今月は句会日が変わったため、帰りの喫茶店は丁度休日でなかったため、甘味喫茶に出かける。メタボの私にはよくないメニューだが、年に1回程度なのでと、勝手に理由をつけてフルーツ一杯の甘味を食べる。


4月15日(日)
 愛知同人句会。毎年4月になると、鈴木みや子さんのことを思い出す。2年前に亡くなられたときには、みや子さんが句集を出された時の思い出を書かせて頂いたが、昨年からは思い出を同人句会に投句している。昨年は黄八丈のこと、今年は吉野へ桜を見に行ったときのことを投句した。これから私の中にはみや子さんのことが定着しそうだ。


4月14日(土)
 環境ボランティアに参加している「環境サークルみえ」は毎年1回、総会と称して1年を振り返っている。ほとんどが小学生に対する環境出前授業だ。昨年は私は年12,3回お手伝いしたのだろうか。ただ年々体力の衰えは如何としようもなく、つらくなってきている。しかしこのサークルは毎月の環境に関するテーマ発表が楽しみで参加しているようなもの。
 サークルの皆さんは現役時代それぞれのエキスパートで、その話には説得力がある。私もここで携帯端末のリサイクルから東京五輪のメダル作成、環境に振り回されている季語について俳句を知らない人のためにも話したことがある。
 今年ももう少し頑張ってみたい。


4月10日(火)
 最近吟行に出かけておらず、また家の中でパソコンのお守りばかりしているのも運動不足で健康に悪い。
 久しぶりに明日香に出かける。この1年間、明日香には行っていないことに気づいた。まさに困ったときの明日香となる。そして歩いてみて分かったが、随分と歩いていないせいか、疲れたし、少しめまいもする。
 今頃の明日香は何もない時期と言うことは分かっていたが、本当に何もなかった。春の明日香で見たいものにレンゲソウ、菜の花だが、レンゲソウは既に田起こしが終わっていたせいか、ほとんど見ることが出来なかった。菜の花は花の時期が長いせいか、菜の花は満開であった。
 道の駅では随分と大きいタケノコがわずか200円で売っていたので、早速タケノコ飯にして貰うことにした。
 右の写真は棚田の弓形に添った菜の花。(123842)


4月8日(日)
 昔、のめり込んでいた囲碁を再開しておよそ2年近くになるのだろうか。忙しくてなかなか打つ時間もない中で持ち点が段々下がってくる。本来は2段相当なければならないのだが、現在は初段も難しい段階になってしまっている。
 今日は半年ごとに行っている囲碁大会例会。初段で打たせて貰っているが、なかなか全勝とは行かない。
 ただ碁を打っているときは、ストレスも忘れて束の間の気楽な時間を過ごさせて貰っているのが救い。


4月6日(金)
 犬山で行われている丈草をしのぶ俳句大会に参加。今年で23回目だと言うが、犬山文化協会は頑張っている。東員町の文化協会とは大違い。
 今日は加古宗也さんの特選を頂いて気分よく帰る。
   留め石の先は有楽井花楓  隆生
 何か私の昔にありそうな類句。
 右の写真は今日の流灯句碑。梅がすっかり根付いて青梅を待つばかり。桜は散ってしまい、ヒトツバタゴはまだ芽吹きをしたばかりで花はまだまだ。


4月4日(水)
 昨年の町の検診結果で再検査を言われたので、近くの総合病院で診て貰う。指摘された胃、肺などは問題なかったが、この2年間相当内臓脂肪がたまりにたまっていると言われる。
 確かにここ数年の忙しさから、毎日パソコンに向かっている生活だったことは間違いがない。アルコールは1週間に1度ぐらいなのだが、運動不足がひどいと自分でも納得している。これから少しずつでも毎日運動を心がけたいとの気持ちは持つのだが、いつまで続くかどうか。


4月3日(火)
 しゃくやく句会会員の方から、名鉄犬山ホテルの食事割引券や呈茶券を頂いたので、仲間数名で犬山吟行。と言っても皆さん歩く方はあまりやっていないので、犬山町並みを少しと食後の有楽苑の吟行。
 それでも皆さん少しずつ俳句らしくなってきている。
 右の写真は如庵を前の一枚。





4月1日(日)
 何もしないうちに4月になってしまう。環境学習情報センターで「エコぞうウォーク」という自然観察会があるので、参加する。対象は主に小学生だが、今後の俳句吟行などで子ども対象の参考にならないかと思い、参加。
 実質1時間の散歩で、センター周辺の自然観察。たった周辺の1時間だけでも結構生きものを見つけることが出来る。本来今頃は桜以外はあまりないはずだが、講師の専門家に案内されると多く見つけることが出来る。
 その中の1つを紹介すると、今頃カマキリの卵は孵化直前だが、いわゆる普通のカマキリ(オオカマキリ)だが、合わせてハラビロカマキリの卵を初めて知った。右がオオカマキリ、左がハラビロカマキリの卵。
 その写真を右に紹介します。

 カマキリと言えば、最近外来からのカマキリで「ムネアカハラビロカマキリ」と、ハラビロカマキリとよく似た名前であるが、大量発生して、在来種のカマキリを駆逐するそうだ。現在はまだ特定外来生物に指定されていないが、従来種を守るためにも駆除した方がよいとか。
 そして侵入経路は中国の竹箒からと言われている。今頃から卵がかえる時期なので、竹箒から見つけたら、焼却などしてほしいと呼びかけている。
 なお新聞記事は次のとおりです。(123748)
   https://digital.asahi.com/articles/ASL302VGBL30ULBJ001.html


3月29日(木)
 毎年のクルマ定期点検や車検には息子の会社まで出かけてクルマを預けに行っているが、今日はついでに愛知牧場に出かけて桜でも見に行こうと珍しく妻と出かける。正月休みのため、子ども連れで一杯かと思ったがそれほどでもない。
 ここの牧場では鴉が牛舎を我が物顔で出入りしている。ただここの鴉は賢いのか、面白い看板を見つけた。それは「カラス侵入禁止」の看板があったことだ。ということは鴉は字が読めるということになる。せっかくの面白い看板のためデジカメに撮っておけばと思ったが、そこだけ撮るのを忘れてしまった。
 あまり面白くないが、右は満開の桜から見た牧場風景。


3月27日(火)
 東員町文化協会の公民館講座の「歴史よもやま話」の最終回。もともと東員町の地元でないので、歴史のことはよく知らないので知りたくて受講してきた。講師は猪名部神社の宮司さん。東員町始め猪名部郡の成り立ちから説明して頂いたが、一番興味があったが、よく説明されなかったのは、信長時代の一向一揆あたり。普通長島一揆と言われているが、桑名、多度、いなべ、東員などそこら中の豪族が信長に殲滅されている。その歴史を改めて知りたいと思っている。


3月24日(土)
 久しぶりに三重県の環境講座を聞く。滋賀県立大学の皆川明子氏の「田んぼが育む生きものと人とのかかわり」。
 皆川氏の専門は農業土木と今まで聞いたことのない専門。
 農業土木の歴史から、生物多様性まで分かり易く説明して頂いた。ここにすべて説明するわけにはいかないので、キーワードのみ挙げたい。
 前半:、田んぼのまわりの変化と生きものの減少、春の小川はどこか(東京の渋谷川)、田んぼに繁殖・生育する魚の例、自然堤防帯と氾濫原の意味、田んぼと魚の古い結びつき、野生植物の栽培化、日本の水稲作の起源、
 後半:農業土木の成り立ち、湿田、灌漑方式の変化、水路のコンクリート化、水路と絶滅危惧種の関連、農業水路の通水状況と生息密度の関係、田んぼの通年通水と季節通水の違いによる影響


 キーワードを見るだけだと何とも難解だが、説明は分かりやすかった。


3月22日(木)
 昨日のしゃくやく句会、今日のつしま句会と続いての句会。特につしま句会は先月から発足させたばかりで、津島カルチャーセンターの受講生がまずまずの俳句を作るようになったためのスタートである。蟹江句会の一部の方の応援も得て細々と始めている。
 この合間を縫って、「伊吹嶺」の「現代俳句評」を書いているが、今月も土壇場になって苦労している。まだまだこんな状態が続きそうだ。
 編集部の方には申し訳ないと思っている。ようやく書き上げて朝になってから、冷静な目で読み直して、送りたい。


3月20日(火)  日本の桜が危ない
 今朝、フジテレビを見ていたら、今日本中の桜が危ないという。原因はクビアカツヤカミキリが木材に輸入の際に紛れ込んで桜に巣を作るらしい。幼虫が桜などの樹木の内部で生木を食べながら2,3年かけて成長する.約10匹で樹木を枯れ死させるという。原因は主に中国から輸入される材木に棲みついたまま日本にやって来る。テレビでは草加市の桜の名所での比較写真が報道されていた。
 そしてクビアカツヤカミキリは今年の1月15日に環境省が特定外来生物に指定している。うかつにもこのニュースは今朝になって初めて知った。ネット検索すると結構前から騒がれていたようだ。これから注目したい。
 ネット検索の結果を次のHPに紹介します。
   http://news.livedoor.com/article/detail/14432290/

 またクビアカツヤカミキリの写真は次の埼玉県環境科学国際センターの写真を見て下さい。(123625)
   http://www.pref.saitama.lg.jp/cess/center/kubiaka.html


3月17日(土)
 環境ボランティアの今年度最後の応援で桑名市市民か都度団体交流会に参加。今日は牛乳パックリサイクルで風車作りと団栗のストラップ作り。実質午後からの1時間半ぐらいだったが、子供達がどっと押し寄せ、てんてこ舞い。私は風車作りで、ずっと2人の子ども相手に教える。おかげで記録写真を撮る暇もなかった。


3月16日(金)  チャイコフスキー交響曲第6番(名フィル定期公演)
 今日の演目はチャイコフスキー交響曲第6番。何度も聴いている曲で、すっかり身に馴染んでいる。「悲愴」と名付けられて曲が暗示的。この初演の直後にチャイコフスキーはコレラで急死。
 この曲の「悲愴」は何と言っても第4楽章の終曲部分。自身が「この曲は、私の全ての作品の中で最高の出来栄えだ」と言っているように自信作だったのであろう。終曲部分を聞いて堪能したという感じ。


3月11日(日)
 東日本大震災が発生してから、もう7年目になる。まだ7年と言うべきか。
 震災以降、毎年東北、とりわけ若いときに住んでいた仙台周辺を回ることにしていたが、昨年はとうとう聞くことが出来なかった。今年こそまた訪れたい。震災直後の瓦礫の街は見ることが出来ないだろうが、表面的にはすっかり復興しただろうが、真の復興はまだまだと思う。本当の東北を見に行きたい。
 ところで今日の中日新聞の「中日春秋」で次の句を紹介していた。

  三月十日も十一日も鳥帰る   金子兜太

 「中日春秋」では「鳥の渡りという不変の自然と対比した人間のちっぽけさだろう。」というコメントであった。この句は兜太の句として有名だが、改めてこの句を読むと、この「十日も十一日も」を解釈するのに、2通りある。1つは「十日」を東京大空襲の日と解釈するもの、2つめは、「十日」を大震災の前日という普通の日と解釈する。というとこの句は、
①かっての東京空襲も大震災の忘れてはならない日に「鳥帰る」という悠久の営みを対比させて読むと、「中日春秋」で書いているように人間の無力さと悲しみを詠んでいることになる。
②「十日」を大震災の前日と解釈すると、何もない安寧の日も大震災の日も、自然にとっては何も変わらない日であって、人間が起こした破滅的な日となっても自然の偉大さを詠んでいることになる。
 ちなみにこの「中日春秋」は次のHPをクリックして下さい。
  http://chuplus.jp/paper/article/detail.php?comment_id=533187&comment_sub_id=0&category_id=146


 毎年、今頃は東員町文化協会の春の文協まつり」が行われるが、今年は「春の芸能祭」のカメラマンを頼まれる。この芸能祭の写真は難しい。暗いホールに舞台の狭い範囲だけが明るすぎる。こんな状態で写真を写すと舞台の演技者がハレーションを起こしてしまう。
 とにかく何とか撮すが、丁度午後2時47分の時に、ふらグループが東北復興の歌「花は咲く」に合わせてフラを踊っていた。これも今日ならではの特別な「花は咲く」ではないだろうか。
 その写真を右に紹介します。(123534)
 

3月9日(金)
 いつものように定期診察。最近は滅多に名古屋に出かけないので、このまま帰るのもったいないので、東区界隈の文化のみちを歩く。病院からはバスの便が悪いので、市役所前から歩き始める。
 いつものように主税町カトリック教会、豊田佐助邸、二葉館、撞木館などのんびりと歩く。特に二葉館はいつも来ているので、少々マンネリでどこを歩いても俳句にはならない。
 今日1つ発見したのは、撞木館でのガラスの歪みである。昔の街道筋にあるガラスなどよく歪んでいるのを見かけるのだが、ここの撞木館はそれを売りにしているようだ。パンフレットの「撞木館日和」に「ゆらぎの景色」として吹き板硝子のことを説明してあった。説明によれば、ここの板硝子は気泡の入った窓硝子で、「フルコール式ローラー引き揚げ板硝子」とあった。この技術は大正時代に日本板硝子により製造されたとあったが、この撞木館は昭和3年に建てられたと言うことで、この硝子が製造されて早速採用されたらしい。和室の窓から洋館の屋根や窓枠を見ると、波を打っているのが著しいことが分かる。私も写真を撮ってみたが、焦点が手前の硝子に反応してしまい、うまく撮せない。丁度説明されている方にパンふれとのことを聞くと、このパンフレットの写真を使ってもよいとの承諾を得たので右の写真に紹介します。この写真を見ると本当によく波を打っているのが分かると思います。


3月8日(木)
 津島カルチャーセンターでの講義。青色申告が一段落したと思っても、次々とやらなければならないことが襲ってくる。
 カルチャーセンター受講生で新句会「つしま句会」を作ることになった。(123514)


3月7日(水)
 ようやく娘の青色申告作業が終わり、会計事務所に届ける。ただ私の確定申告作業が残っている。こちらはISO審査員を引退してから収入源がなくなったので、作業はそんなに掛からないと思う。
 これからは少しは俳句に専念して、少しずつ作っていきたい。
 その他、環境ボランティアの活動報告をまとめて作成する必要がある。その他、文化協会「ひばり」の「私の文化考」の執筆も頼まれているのでこちらもこなさなければならない。
 とりあえず一段落したことで、久しぶりに晩酌を楽しむ。


3月6日(火)
 御在所ロープウエィに出かけ、冬の俳句ing投句の選句作業に出かける。今年の冬は特別寒かったせいか、投句数が少ない。また飛び抜けてよい句も少なかった。
 今年の冬は樹氷や氷瀑を見に行くことも余裕がなくて出かけられなかった。
 ただ日本に寒波が押し寄せた割には樹氷は早々と2月になってから溶けてしまったそうだ。と言うことは寒いにもかかわらず雪が少なかったことになる。関東地方は大雪が降ったそうだが、こちらでは寒波と雪は関連していなかったようだ。
 写真は今年の樹氷。今日、御在所ロープウエィから写真を引用してもよいとの了解を得たので紹介します。
 これから季節毎に新しい写真を紹介します。


3月2日(金)
 このところ毎日忙しくて、日記の更新が出来ていない。
 その間に書きたいこととして、①中日新聞三重版に今年の大雪は温暖化が原因であることも一要因であること、②温暖化で冬季オリンピックが出来なるなどである。一段落した書いてみたい。

 今日はNHK千葉から花粉光環が発生したとのニュースがあった。はじめてのことで今まで知らなかった。いよいよ杉花粉の時期に入ったが、その花粉が太陽の周辺を虹のように彩ると言うことである。一見きれいそうだが、その原因が花粉によることとなると、うれしがってはいけない。そのNHKニュースは次のHPをクリックして下さい。

  https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180301/k10011347761000.html

 花粉で光環が出来るのであれば、黄砂によっても光環が出来るのではないかと検索してみた。
 そうすると確かに黄砂によっても光環が出来ることが検索して出てきた。昨年の5月の黄砂が盛んに飛来していた頃のウエザーニュースにあった。これも合わせて次のHPに紹介します。(123445)

  https://weathernews.jp/s/topics/201705/080075/


2月23日(金)
 最近、良好な眼が黄斑変性の兆候が出てきたので、12月から3ヶ月間、アイリーア注射を続けてきたので、今月からは経過観察。注射効果は今のところ順調で、血管滲出は今のところない。あと1,2ヶ月の経過観察で再度注射を続けるかどうかを決めるという。と言うことで、加齢性と言うことはいつまでもつきまとうことになる。
 午後はその近くの阿下喜街道で毎年行われている雛人形を見に出かける。大体100軒ほどの町屋に並べている雛人形を見て回る。どの家の雛人形は徳川園の雛のような豪華でなく、大体大正から昭和の雛が多い。それだけ地味で、なじみやすいとも言える。
 町の一番中心にある集会所であるウッドデッキには2階の部屋にはフロアー全部に雛壇を並べて、約800体の雛が並んでいる。その数の多さに圧倒される。
 写真はその800体のスマホに写る範囲の雛人形。またトップページにある雛人形は正面から見た1/3程度の雛人形。
(123361)

2月22日(木)
 津島カルチャーセンターの受講生を中心としたつしま句会を発足させる。津島カルチャーセンターでの講義が10回目を終えて、受講生の皆さんが伊吹嶺入会して頂いたので、つしま句会を発足させたわけである。受講生から4名ほどの句会メンバーだが、今日は2名が欠席。他に伊吹嶺会員から今日は3名が応援に来て頂く。来月から何名になるか分からないが、細々と続けていきたい。
 カルチャーセンターでの講義とは違うので、教材は使わないで、席題などで実践を目指す。
 ゆくゆくはどうするかはこれから考えていきたい。


2月21日(水)  金子兜太氏死す(朝日新聞等)
 今朝の新聞で、金子兜太氏が亡くなられたことを知った。
 最近の朝日新聞では「朝日俳壇」の選句者に出ていないことに気づいていたが、これだけ長命になればもう死ぬことは内のではないかと思うほどであった。最後まで朝日俳壇での選句に意欲を示していたとか。
 一方、中日新聞では「平和の俳句」の選者も務めており、昨年の秋に選者を降りたのも残念であった。
 朝日新聞によれば「反骨心・気取らない優しさ」というものであった。
 経歴はあまりよく知らないが、初めて兜太氏の存在を知ったのは、昭和36年『俳句』に「造形俳句六章」という連載記事だったが、難しくてよく分からなかった。
 そのあと著作として読んだのは、昭和40年の『今日の俳句』であった。この時の副題が「古池の「わび」よりダムの「感動」へ」という刺激的なものであった。内容は当時兜太氏が展開していた前衛俳句を分かり易く書かれていたものであった。いろいろ例句を上げて分かり易く読めた記憶がある。

 最近ではやはり「平和の俳句」の選者としての発言であった。
 朝日新聞に書かれていた俳句を以下に紹介したい。(どなたも知っている句ばかりである。)

  銀行員ら朝より蛍光す烏賊の如く

  湾曲し火傷し爆心地のマラソン

  おおかみに螢が一つ付いていた


 
なお朝日新聞のデジタル版記事は次のとおりです。(1233339)
   https://digital.asahi.com/articles/ASL2N7VV1L2NUCLV01F.html



2月19日(月)
 これまで三重県温暖化対策推進委員となっていたが、3年任期だそうだ。そして今日その更新の面接を受けた。
 面接自体はそんなに難しいことではなく、引き続き推進員として活動してもらえるか)
確認だと解釈した。
 一応これまでの3年間の活動を説明する。
 ICCレポートコミュニケーターとしても継続のためのWEB上での試験があるらしい。3月までの試験を受けてほしいとのこと。今週は「現代俳句評」の執筆、そして引き続き娘の確定申告作業が続くので、3月上旬頃少しは勉強して、WEBテストを受けることにする。(123311)


2月18日(日)
 愛知同人句会。今月から会場を変えて、イオンコンパスという貸し会議室で行う。最初ビルが分からなく、周辺を一周して見つける。ただ会場は名鉄バスセンターから徒歩5分程度なのが助かる。

 今日、環境省の報道資料の「気候変動の観測・予測・影響評価に関する統合レポート2018~日本の気候変動とその影響~」という長ったらしい名前のレポートが発表される。年1回の発表で、直近の大寒波のことには触れていないが、昨年1年間の気候変動について報道されている。
 レポートの全資料はとても長くて読めないが、概要パンフレットは分かり易い。要約版のそれをさらに要約すると、
世界では、
1.現状も将来も気温上昇が続く。(RCP2.6で0.3~1.7℃上昇、RCP8.5で2.6~4.8度上昇)
  注:RCP2.6は最大限の温暖化対策を行う場合、RCP.8.5では温暖化対策を行わない場合。
2.北極海の海氷が減少している。(1年あたりの減少率は北海道の面積に匹敵)
3.海水温が上昇している。(この100年あたり0.53℃上昇)
4.熱帯低気圧の最大風速、降雨量は増加する可能性が高い。

日本では、
1.日本では世界より早いペースで気温上昇している。
2.強い雨が増加して一方、降水日が減少している。
3.真夏日、猛暑日が増加している。
4.多くの地域で積雪が減少している一方、内陸部では大雪が増加する可能性が高い。

あと気候変動による1次産業への影響、自然生態系への影響、水環境、資源への影響、産業、健康、経済、生活への影響などが書かれている。

 基本的にはIPCC第5次報告書とそんなにずれていない。ただこの冬の大寒波などを見ていると、本当に温暖化が迫っているかとの疑問があるが、それこそ温暖化懐疑論者のエセ教授などが喜びそうな内容であるが、北極の海氷減少によって逆に寒波の原因にもなっている。


2月17日(土) 
 今日は2つの大きなことがあったので、ついついTVにかじりついてしまう。
 もちろん一番話題になったのは、平昌オリンピック。男子フィギャーのフリーで羽生結弦君と宇野昌麿君の金、銀のワンツーフィニッシュである。午後から妻とTVにかじりついて何も出来ない。競技はLIVE中継なので、昨日と同様にハラハラドキドキで、羽生君が無事怪我を乗り越えて、優勝したことは感動ものである。優勝したときの羽生君の涙を見ると、これまでの闘病生活、そして復活のための練習を考えると、私も涙もの。これから今夜からのTV、新聞はこのことで埋め尽くされるだろう。

 そしてもう1つは第11回朝日杯将棋オープン戦の結末である。午前中に藤井聡太君と羽生二冠の準決勝があった。一寸聡太君が劣勢との予想だったが、昼過ぎに聡太君が勝って、広瀬八段との決勝が行われるとの速報を聞いた。
 そしてフィギャーが終わってからパソコンで検索すると、14:30からLIVE中継が行われているという。対局が1時間ぐらい過ぎてから一寸だけ見ようと思ったところ面白くて、ついついLIVE中継に見入って、結局最後まで見てしまう。16:30ごろ広瀬八段の投了となって、聡太君が優勝してしまう。全棋士対象のトーナメントのため、優勝者は段位が上がるとの規定。今日から藤井六段となる。中学生で六段になるとか、タイトル保持者となるのは、加藤一二三以来とのこと。大体羽生二冠に勝つこと自体すごいことなのに、優勝してしまうとは。

 今日の2つのニュースはどちらもすごいことだ。瀬戸市には聡太・羽生(はぶ)勝負雛があるというが、まさに聡太・羽生(はにゅう)の勝負雛でもよいのではないか。(123285)


2月16日(金)   今年の寒波と大雪の原因(気象庁発表)
 今日はどうしても気になるのが、平昌オリンピックのフィギャー・男子ショート。妻と一緒に見ていたが、LIVE中継はどうしてもハラハラドキドキ。しかし想像以上に完璧な演技、妻と一緒に思わず拍手。
 今日は羽生君のことを書くのではなく、昨日気象庁が発表した「平成29年12月以降の低温と大雪の要因について(速報)」のこと。気象庁は控えめに発表しているが、今年は低温でなく、大寒波と言ってもよいのではない。
 気象庁によると、今年の寒波と大雪は「
ラニーニャ現象の影響により、インドネシア付近の積雲対流活動が活発化して偏西風(亜熱帯ジェット気流)が蛇行し、日本付近に寒気が流れ込みやすくなっていたことが考えられます。 」とあくまで控えめ。しかしこれだけの報道資料だけでは不十分と思う。

 確かに南岸地域特に東京などの異常な大雪はラニーニャ現象により、湿った低気圧が南岸地域を通り、それに大雪をもたらす。そしてそれが例年なら、春先のどか雪になるが、今年は真冬に南岸低気圧が発生したためで、いつもより蛇行している偏西風により寒気とぶつかって真冬の大雪となった。
 しかしラニーニャ現象は数年ごとに発生しているし、偏西風の蛇行はそんなに珍しくない。
 さらに今年は以前にも言ったと思うが、極北振動が負の状態になっており、極北周辺が温暖化で湿気を帯びた低気圧の影響で、周辺が寒気で覆われ、それが偏西風が南下(偏西風の蛇行)して日本に押し寄せた結果、大寒波になったと思われる。丁度年末頃はアメリカ大陸が大寒波になったのが1月以降はシベリアから日本に寒波が押し寄せたことになる。
 
 と言うことだが、言葉だけではうまく説明出来ない。北極中心の地図と寒気、暖気の流れを図解しなければうまく説明出来ない。
 いつか落ち着いたらゆっくりを説明出来るようなことを考えたい。

 なお昨日、気象庁が発表した速報は以下のHPを参照して下さい。PDF資料でも読むことが出来ます。(123278)

  http://www.jma.go.jp/jma/press/1802/15b/japan20180215.html


2月15日(木)
 いつも行っている桑名市の深谷小学校での「省エネルギー教室」の出前授業。
 この出前授業にずいぶんをお手伝いしてきたが、今日で今学期最後の授業。
 メニューはいつもと同じの家庭の電化製品調べ、自転車発電、手回し発電体験、いろいろ電気実験、最後はクイズ形式の省エネルギーの勉強。結構メニューが多そうだが、1つ1つは簡単で子供達には分かり易い。特に今年度はほとんどが6年生が対象なので、よく理解しているようだ。
 写真はいつものように自転車発電。子供達が一生懸命に漕いでいる。


2月11日(日)
 カリンカ句会でお祝い会があるので、その前の伊吹嶺句会に3年ぶりに出席。すっかりメンバーが替わったというか、少し若返ったようだ。今月からしゃくやく句会に参加して貰うTさんとも挨拶する。

 夜はカリンカ句会。今日は河原地新主宰、矢野孝子さんの句集『線描』のお祝い、新同人の紅白さん、ジュンさんのお祝い会など諸々のお祝い。
 おかげで日中の伊吹嶺句会の投句、夜のカリンカ句会の投句のため、在庫の俳句がすっかり払底する。
 今夜は範子さん、ジュンさんの俳句が大評判。
 右の写真は今日出席された皆さん。


2月10日(土)
 環境学習サークルみえの月例会。今月は何かはい句のことを発表して欲しいとの要望があり、以前俳句文学館紀要に発表した「環境問題と季語」を「環境に振り回される季語」と題して、PPT(パワーポイント)で発表する。
 PPTは現役時代に使って以来、全く経験がなかったので、しばらく慣れるまで時間がかかった。また季語に関する写真をさがすのも大変だった。基本的には、これまで私が撮した写真、公的に発表されているほかは、使わないようにしているが、どうしてもなかったが、身内の発表なので、一部ネットからの写真を使う。
 皆さんの反応は結構質問が出たが、俳句に思わぬ反応も面白かった。(123221)


2月8日(木)  大いなる駄作・ベートーベン ウェリントンの勝利・戦争交響曲(名フィル名曲シリーズ)
 ベートーベンチクルスの第5回は小曲シリーズ。その中での最初の演奏種目。今まで名前を聞いたことがあるが、曲を聞くつもりはなかった。「ウェリントンの勝利」とはナポレオンがイギリスと闘って、イギリスが大勝利した戦争で、通称戦争交響曲とも言われている。
 構成は2楽章で出来ており、当時は交響詩という名前はなかったが、まさに交響詩の先駆けとなった楽曲で大衆の好む曲である。 
 イギリス軍とナポレオン軍の構成をステージの両端に配置して、それぞれの特徴のある打楽器そして銃器の音として実際に火器を使ったという。
 このような大衆受けを狙った曲は当時、大人気で、この演奏でベートーベンは大きな収入も得たという。
 しかし今聞くと、駄作という評が定着しているようだ。
 楽聖というイメージと「きわもの」的な受け狙いの作品で、収入を得たアンバランスなイメージを拭うことが出来ない。


2月2日(金)
 東員町文化協会発行の『ひばり』の発送。これで今回の84号の仕事がすべて終わった。これまで5年間頼まれて広報委員を勤めてきたが、他のメンバーがやめるのを機に、私もやめることにした。中身が大したことがなかったことと、何となく充実感がなかった。しかし所属団体のクラブ訪問や近隣の文化施設の訪問記事を書くことによって、少しは地元のことが分かってきた。その分だけよかったとするしかない。


1月31日(水)
 しばらく環境学習サークルみえでの出前授業。今日は桑部小学校の6年生の省エネルギー。家庭での電気製品の調査、自転車発電、手回し発電、省エネルギー関連のいろいろな電気実験など。最近は体力的にも衰えているので、今日のようにあまり身体を動かさないのは助かる。
 授業で省エネルギー、LEDの話をするが、子供達はどこまで電気の重要性は分かっているのか、よく分からないが、このようなことの積み重ねが将来につながると思う。
 写真は家庭の電化製品調査のグループ作業。(123102)



1月28日(日)-29日(月)
 あるホテルグループで観光俳句の選者をしている関係で、無料宿泊券を貰っているが、今回は内海温泉に宿泊する。丁度この日に師崎で左義長まつりが行われているので、今日を選ぶ。
 左義長は数年前に見たが、句は出来なかった。今日はどうかは来週の句会次第。
 翌日は鵜の池に寄ったが、まばらな状態。昨夜ホテルでは夕方に多数の鵜が飛んでいたのがそれほどではない。どうも傾向的に鵜の数が少なくなっているようだ。
 写真は師崎の左義長。



1月27日(土)
 自宅を建てた住宅会社によるアフターフォローの一つとしていろいろなサービスがあるが、半分は本気で、半分は野次馬で、「終活セミナー」に出かけた。終活はいわゆる相続問題でなく、自分自身が亡くなる前提で何を成すべきかをいろいろ説明を受けた。テーマは「人生の終末期を自分らしく過ごすために生前から準備すること」となる。エンディングの流れとして、介護、医療、葬儀、墓、遺品整理、供養などで、その流れのために「エンディングノート」が必要となる。
 と諸々の説明を受けた。結構面白い話で、いずれ自分自身で整理する必要がある。(123048)


1月26日(金)
 連日の寒波にも拘わらず、NTT病院の定期診察に出かける。今日は高速道路が動いているかと思ったが、今日も不通のため、桑名経由で出かける。
 せっかく無理して出かけたため、名古屋のどこかへ行きたいと思ったが、思いついたのは徳川園ではまだ雪景色が見られるかと思って出かけた。ところが空気は冷たかったが、雪はすっかりなくなっていた。それでも少しは俳句が出来ないかとぶらぶらする。
 徳川美術館の方は今頃は何も企画展もなく、徳川雛祭りの展示もまだで、さっと通っただけ。


1月25日(木)
 前夜から予想されていたが、ここ数年ぶりの大寒波が押し寄せてきた。
 朝起きてみたら30cm近く雪が積もっている。当然のことながら、大雪警報が出されており、おまけに今年は低温注意報も出ている。今年の寒波は低温も特徴である。
 今日は俳人協会愛知支部の新年会がある日なので、余裕を持って9時のバスで出かけた。いつもなら名古屋、栄駅直通のバスを利用するが、桑名経由で3つの交通機関を乗り継いでいく。結局目的のホテルまで2時間かかってしまった。
 新年会では80名ほどの出席のうち、18名の出席で、一番多く出席している結社ではないか。
 本部から徳田千鶴子理事に出席して頂いている。徳田さんとは数年前、下里さんの音頭取りで東京から3名を交えて有松、知立の吟行に出かけたことがあった。その当時、私は「現代俳句評」を書いており、記憶に残っている句に次の句がある。

  龍淵に潜みてこぼす山の音 徳田千鶴子

 この時の解釈で「龍淵に」の水の情景から、「山の音」と飛躍したことに感心したことがあった。
 右の写真は徳田理事の挨拶。

 ところで最初に戻って、この大寒波、関東の大雪の原因については、2つの理由があると思った。
 まず関東周辺の大雪は南岸低気圧と寒波によるものである。よく南岸低気圧による大雪は春先の大雪で知られており、いつもなら大雪であってもすぐ溶ける。ところが今年は大寒波によって、なかなか溶けない大雪になってしまった。その大元はラ・ニーニャ現象によるものである。

 もう一つの大寒波であるが、これは年末年始のアメリカでの大寒波は北極海に発生した雲の上昇がもたらしたものであるが、その寒波が今回はロシアから押し寄せて日本列島が寒波に襲われたもので、いわば北極海の低気圧が呼吸して日本にやってきたと思う。こちらは温暖化により北極海の上昇の雲が多くなってそれが呼吸するようにある時はアメリカ、ある時はロシアから日本列島に押し寄せるものである。


1月23日(火)伊吹嶺の皆さんは
 今年受講している公民館講座の「東員町の歴史」。毎回系統立てて話されているわけでなく、いろいろ前後する。今日は東員町の地名である「穴太」と坂本の穴太衆との関わり合い。穴太衆の詳しい説明は聞いた。野面石の乱積みである穴太積みは各地の城垣作りで有名である。主に名古屋より西日本方面でよく作られており、最近では熊本地震の時、熊本城の城垣が崩れたが、穴太衆が作った穴太積み部分だけは堅牢であったという。
 近辺では、安土城、津城、伊賀上野城、和歌山城そして大阪城など。城垣は穴太衆だけが城の全部作るわけでなく、各地の城づくりを集めているが、穴太衆が断然堅牢に作られていたという。
 そこで今日聞きたかったことは東員町の穴太は穴太衆に関連があるかというと、どうも関連していたという史実がないそうだ。坂本の穴太衆よりもっと前の時代に既に穴太という地名はあったそうだともいう。結局、結論は分からないと言うこと。先生はもう少し調べてみると言うこと。

 あと日本武尊が伊吹山の討伐そのものは成功したが、深傷を負って、三重県方面に逃れてきた。三重に入ったとき、日本武尊は「吾が足は三重に曲がりの如くしていと疲れたり。」と言ったとかで、三重の地名が出来たという伝説。
 結局は三重県の能褒野(のぼの)で薨去したが、その足取りが東員町に「タケル遊歩道」があるとか。来月はそこを車で歩いてみる。
 私は元々東員町と何も縁がないが、せめて東員町に住んでいるからには少しは勉強しなくてはと思う。(123001)


1月20日(土)
 愛知支部新年俳句大会。河原地主宰になって初めての新年大会。
 俳句大会の投句は昨年秋に、俳人協会愛知支部大会時に当日木綿織り会館に吟行したもの。後日推敲して作り替えたもの。妻も私も何とかわずかながら採って貰う。
 講演では加藤孝男先生の「カフェオレの法則」が新鮮。
 ごく極端に詰めて言えば、カフェオレはイメージの組み合わせ、俳句で言うと取り合わせ。
 しかし短歌では、情景描写と作者の心情の取り合わせが俳句と違う。取り合わせの一方に直接心情を述べることが出来る。俳句の取り合わせはあくまで物と物の取り合わせ。そしてその2物の取り合わせから作者の心情を間接的に述べるという凝縮した詠み方になる。今日の話を聞いてみるとそれだけ俳句の方が難しそう。今日の加藤先生が披露された次の短歌には心を打たれた。

  群青の水の球体浮かびゐてその網膜にひとら諍ふ   加藤孝男

 何とも表現に広がりの可能性のある短歌だと思った。

 懇親会では今日もカメラマン。そろそろカメラマンも若い人に交代時期に来ている。
 写真は今日出席したしゃくやく句会のメンバー。(122969)


1月19日(金)  ストラビンスキー春の祭典(名フィル定期公演)
 昨日は黄斑変性進行のため、3回目の硝子体内へのアイリーア注射。これは滲出型加齢黄斑変性に適用されるもの。これも加齢性。今は何でも病気には加齢性がつくのが慣わし。
 そして今日眼帯が外れて注射跡の傷は塞がっているという。あとは来週注射の効果を見ることとなる。そして結果がよければ経緯観察の上、2~3ヶ月以降に今後とも注射を続けるかどうか判断とのこと。これは運転免許を続ける限りやめられない。

 夜は名フィル定期公演でストラビンスキーの春の祭典。以前から好きな音楽の1つ。
 これはストラビンスキーの3大バレエの1つで、大地の礼賛と生贄の儀式の2部構成。全体的に大胆に不協和音を使い、複雑な積み重ねの和声が全体的に題名にふさわしい異教の儀式を彩る内容にぴったりと合う。
 編成はいつもの名フィルメンバーでは足りなく、多くの客演者を含めて、総勢100名を超える大編成となった。

 私は始めて「春の祭典」のレコードを買ったのは、数十年前のイーゴリ。マルケヴィッチの指揮のもの。当時はこれがお勧めだった。現在ではロシアのワレリー・ゲルエフが有名で、これはバレエ版を録画している。


1月17日(水)
 今年最初のしゃくやく句会。食事会で始める。俳句の成果はいまいちだが、句会は楽しいと言ってもらえる。
 ただ俳句の方はなかなか成長出来ないのが難点。

 将棋の藤井颯太君は今年になっても相変わらず快調のようだ。1昨日朝日杯オープン戦の早将棋戦で佐藤天彦名人を破って、ベスト4に名乗り出た。次は2月17日に羽生永世七冠と対戦となり、驚くばかりである。
 そして昨日、羽生竜王の就位式に合わせて、東京のホテルで二人そろっての記者会見があった。控えめながらもその受け応えも堂々としている。「実力の差はあるが、対戦は対等の立場で臨みたい。」とは藤井君の発言でまたまた驚く。
 なおこの記者会見模様は次のHPを参照して下さい。(122920)

   https://digital.asahi.com/articles/DA3S13316408.html


1月15日(月) 井の頭池のかいほりに成果(朝日新聞2018.1.14)
 昨年に一度、東京・井の頭公園内の井の頭池で水を抜くかいほりについて書いたことがあったと思うが、その後の成果が出て効果があったようだ。
 新聞によればかいほりは2014年1~3月と15年11月~16年3月そして昨年末と毎年行っているようで、今回の成果を見ると、テナガエビやモツゴといった在来種が10種1670匹、外来種が8種308匹。そして14年と比較すると、最初の14年の「かいぼり」では外来種が約8割だったが、在来種の割合が回を重ねるごとに大幅に増えて、今回は完全に逆転して、在来種が80%以上の個体数をカウント出来ている。
 これもボランティア団体と自治体の共同作業のおかげである。このような活動が全国に広がることを期待したい。

 それに引き替え我が町東員町ではさみしい限りである。団地内に池が2つあるが、どちらもブルーギルがほとんど占めており、小魚ではカダヤシばかりでメダカはいない。この差は何であろうか。東員町には環境とつく名前の課があるが、何もやっていない。ただゴミの回収袋をリニューアルして、今まで使っていた回収袋を使えなくしただけかと思う。
 ボランティア団体が活動したくても支援花句、町が音頭取りをしているわけでもない。それでも私も何かをしたいのだが、出来ない。

 実は3年前に私は三重県温暖化対策推進委員となり、その時当時の環境資源課に申し出て、町の活動に参加したいと言ったのだが、課長が出てきてそのうちと言ってもう3年が過ぎてしまっている。
 やむ得ず現在は隣の桑名市の環境政策課と一緒に子ども対象に省エネルギーの出前授業を手伝っている。悲しいことだ。

 井の頭池のかいほりの記事は次のHPを参照して下さい。
  https://digital.asahi.com/articles/ASL1F53Q5L1FUTIL00S.html?iref=sp_ecotop_feature2_list_n


1月12日(金)~13日(土)  
 関東新年俳句大会。最近、体力の衰えを感じているので、参加するかどうか決めかねていたが、関東支部の皆さんにはお世話になっているので、参加することにした。
 初日は家康ゆかりの於大の方、千姫の墓、蒟蒻閻魔の寺などの吟行。
 夜の新年大会では26名参加で大盛況。栗田先生も加わって和やかに。
 2日目は正月気分の味わえる湯島天神、神田明神など、そして湯島聖堂も訪れて結構歩く。
 この2日間で相当歩き、久しぶりの運動になったが、俳句の成果は今いいt。
 右の写真は2日目の神田明神の前で。


1月10日(水)  新国立の建設、熱帯林の木材使用に批判(朝日新聞2018.1.9)
名古屋句会。今年早々、6日にチングルマ句会、今日は名古屋句会があったが、年末年始の間俳句を作ることがなかっため、いざ俳句を作るとなると、勘が戻ってこない。なかなか出来ない中、古い句の焼き直しになってしまう。

 昨日の朝日新聞に気になる記事があった。それは東京五輪のメインスタジアムの新国立競技場建設である。新国立競技場のデザインコンペで木造基調の競技場となった。
 昨日の新聞で問題になったのは、建設に熱帯林の木材使用に批判が集まっている。それは競技施設の土台のコンクリートを固める型枠に使う木材だ。
 骨格となる「軒庇(のきひさし)」と「屋根集成材」は森林認証(FSC)を得た国産材を使う方針だが、型枠にはマレーシア・サラワク州の熱帯林乱伐で地域の先住民と紛争が多発している企業「シンヤン」グループの合板が使われていたというものだ。
 せっかく木材基調で、事業主体の日本スポーツ振興センターは「指摘の型枠合板は国際的な認証を取ったもの」と説明している。FSC木材を使う以上、コンクリート型枠であっても熱帯林乱伐につながるようなことはやめるべきである。
 そして国内外の環境NGOは、木材がどこで伐採されたかを特定したり、熱帯林の木材の使用をやめたりするよう調達基準の改定を求めている。当然であろう。
 記事はもっと詳しく書かれているので、次のHPを参照して下さい。(ただこの記事は有料記事であるため、全文を読むことが出来ないかも知れない。(122835)

  https://digital.asahi.com/articles/ASL147CYVL14ULZU00Q.html


1月7日(日)
 星野仙一さんが膵臓ガンで亡くなった。中日、阪神、楽天の監督を通じて、度々リーグ優勝を達成し、楽天では日本一も達成していた。
 私の記憶では何といてもドラゴンズの監督時代で、よく子ども達とナゴヤ球場、ナゴヤドームでの試合を見に行った。そして思い出すのは、中日を現役引退して、NHKの解説者の時、当時私がNTT春日井支店にいたときに招待して、講演に来て貰ったときのことである。
 その時の講演内容はすっかり忘れてしまったが、色紙に「夢」とサインして貰ったのではないか。講演のあと、当時、春日井市にあった名電工業高校の練習場まで足を伸ばして、その後、中日に入団した山崎武司キャッチャーの練習ぶりを見に行ったこともあった。この頃から山崎選手に目を付けていたのであろう。ということは中日の監督になるつもりだったとも思える。
 そしてNTT春日井支店在職時代に中日が優勝したのも幸いであった。
といろいろ思い出すが、あとはマスコミで放映されたとおりである。結構気遣いが行き届き、必ず選手の奥さんの誕生日に花束をプレゼントしたことが習いであることは既に当時有名であった。
 私よりずっと若くして亡くなったのは惜しまれる。(122789)


1月6日(土)
 以前から検討されていたが、将棋の羽生永世七冠と囲碁の井山七冠が国民栄誉賞受賞が決まる。棋界にとって喜ばしいニュース。将棋のことはよく知らないが、囲碁界で現在若手の活躍が賑わせているが、井山七冠の絶対的強さが目立っている。
 昨年七冠となった棋譜が掲載されている雑誌を持っているが、この棋譜を読んでみると、最後まであきらめない粘りがきいている。この対局最後まで白番の高尾名人が良かったが、粘りが高尾名人の見損じを誘発して七冠となった瞬間であった。
 次は中国、韓国の最強メンバーを相手に世界最強戦を勝ち抜くことを期待したい。


1月5日(金)
 今年からまた「現代俳句評」を書くことになった。そのため時々栗田先生宅の届いている結社誌をお借りに行く。
 その後、近くに住んでいる長男と孫に会いに行って昼食を一緒にする。孫の大食漢は相変わらずである。昼間から200gの牛ステーキと食べ放題のカレーライス、バターライスを次々と平らげる。私もこんなに食欲があったのだろうか。昔は貧しくて、食べたくても食べられなかった。


1月4日(木)
 昨日のアメリカの続きになるが、大寒波が押し寄せているアメリカで市民マラソンランナーの川内優輝が世界新記録を打ち立てたという。何事かと思ったら、「マーシュフィールド・ニューイヤーズデイ・マラソン」に出場し、2時間18分56秒をマーク。2時間20分を切ったのが、76回目で世界新記録だそうだ。30歳で今なおトップランナーとして活躍しているのがすごい。
 さらにこの日の驚きは今アメリカに大寒波が押し寄せているところ、マラソンのあったボストンでは気温―17度という極寒レースであったというからすごい。
 米メディアは、全身タイツで完走した異様ないで立ちとともに快挙を注目し、米メディアも「極寒で最も速いマラソンランナー」と仰天している。
 こんな大寒波の時にレースを行うのもびっくりだが、こんな時に走るのも異様だ。
 川内の発言も面白い。
 「これまでたくさんマラソンを走ってきて、天気に関して比べるのは難しいけど、一つだけ言えるのは、歴代のマラソンの中で最も寒かったということ」と振り返ったコメントを紹介している。

 本当はこんなことを書いている暇はない。今週末に句会を控えているが、まだ1句も出来ていない。年末と正月で忙しくしている間、俳句を作る暇がないと、再び作り出すのに、感覚が狂ってしまう。
 なかなか出来ないので、歳時記を読んでいると新しい発見をした。
 正月の松の内は7日までは元旦、二日、三日、・・・七日と、日付そのものが季語になっているが、さらに別の言い方があることに気づいた。即ち一日=鶏日、二日=狗日、三日=猪日、四日=羊日、五日=牛日、六日=馬日そしてようやく人間になって、七日=人日となる。人日というのはよく詠まれているが、他に日はあまり詠まれているのを見たことがない。
 そうなると、今日は羊日となる。これらの呼び名の日を使って詠んでみたいものだ。


1月3日(水)  アメリカで大寒波
 TVによると、アメリカは大寒波で、あちこちで大変な騒ぎになっているという。「アメリカのほとんどの地域が氷点下の気温を記録」「ミネソタ州で最低気温の記録となるマイナス38℃が観測された。」「ナイアガラの滝が完全凍結」などと続々伝えられている。
 ただ昨今の温暖化であっても大寒波が押し寄せるのは温暖化がフェイクニュースではないかという温暖化懐疑論者の声がまででかくなりそう。

 早速トランプがツィッターで次のように発信している。「アメリカ東部は史上最も寒い大晦日になるらしい。我が国が、他の国々とは異なり、その対策に数十兆ドルも費やそうとしていた古き良き地球温暖化を、多分我々はもう少し活用したらいいのではないだろうか。とにかく着込んで暖かく過ごそう。
 こうした揶揄的な発言に物議を醸している。

 ただこの寒波は北極振動によるもので、これも温暖化の影響だと言うことを知ってほしい。温暖化と寒波の因果関係はこれから調べてみたいテーマであるが、間違いない。
 ただ言葉だけでこれを説明するにはまだまだ整理がついていないが、ごく簡単に説明すると次の通りである。
 
 地球温暖化で北極海の海氷が溶けると北極海が温まる代わりに中緯度(アメリカや日本)に寒気が押し寄せて寒波がやってくる。

 それが今年のアメリカで極端に出ている現象である。日本でも今年は寒いと予想されている。

 余談だが、「ディ・アフター・トゥモロー」という映画では、温暖化により、世界に氷河期が押し寄せるというもので、これは別の理由の海洋大循環の変動によるもので、本来は1万年単位で起こる現象をいきなりある日突然起こるという映画らしいストーリーである。いずれにしろ一寸したことで寒冷化が起こると言うと、温暖化懐疑論者を勢いづかせてしまうので、要注意である。(122737)


1月2日(火)
 例年どおり長男一家が来る。上の孫は雰囲気はあまり変わらないが、下の孫は何を思ってか茶髪にする。昔のあどけない幼顔が何処にも見えない。
 どおりで我々が年を取るわけだ。
 それでも話しているうちに昔の幼い印象が出てくる。
 一方、上の孫は今年成人式で、しかも彼氏が出来たという。孫は成長するとドンドン手の届かないところへ行ってしまう。
 ただ長男は珍しく今夜は酒を飲みたいという。これも上の孫が車を運転して家まで帰るという。こういう場合は助かる。
 私も久しぶりに長男と飲んで、一寸飲み過ぎたか。


1月1日(月)  
 あけましておめでとうございます。
 いつも多くの方に読んでいただき、ありがとうございます。
 この日記を始めたのが2004年で、今年で14年目に入ります。途中ブランクもありましたが、よくここまで書けたものと思っています。

 書き始めたきっかけは、その数年前からISO機構の品質審査員とともに、環境審査員になっており、審査しているときは主に企業の環境保全、環境改善、法令遵守を審査していたが、これだけでなく、市民の立場になって環境のことを考えてみたいとの思いから、そのツールとしてHPを開設したのが始まりです。
 そしてその翌年に愛・地球博が開催されたので、ますます環境のことを勉強したいと思ったのが、今まで続いてきたものと思います。

 ただ実態は俳句、趣味時々環境という状態で、あまり深入りしなかったのですが、それが続けられる結果になったのではないかと思います。

 今頃になって、昔話をしてしまったが、これも私が年取ったせいかと思う。
 今日は朝からドタバタして、年賀状を出していない方への返事は昼過ぎに終わって、一段落して一休みしようと妻と一緒に喫茶店で過ごす。

 帰る早々、伊吹嶺HPのアップ方法のレクチャーやいぶきネット句会入会のための歓迎メッセージ、そしてまた新たな入会者が出そうなので、その応対メールなどでこの日記が夜遅くなってしまった。
 以前はこのようにドタバタしているうちにこの日記を書く余裕がなくなって、中断した原因になってしまった。今年もその再来となるのか。(122708)


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