隆生の独り言日記(19年1月〜6月)

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平成19年1月から

6月30日(土)  開発途上国の環境問題(ガーナでのバイオマスボードの開発)
 なごや環境大学。今日のテーマは開発途上国の環境問題。講師は岐阜大学準教授のオンウォナ・アジマン・スィアウ氏で、ガーナ出身。私はアフリカのことはほとんど何も知らないが、共通の問題として環境悪化、内戦、エイズ問題など上げ上がられる。ガーナはこれまで内戦がなかったので、経済は落ち着いているが、やはりアフリカ共通の問題を抱えており、今日はガーナをモデルとした環境問題。
 アフリカの環境問題として9項目ほど上げられたが、そのうち、特に問題なのは@乾燥地域の拡大、A地下水面の下降という。熱帯雨林がサバンナに、そして最後には砂漠化を進んでしまう。熱帯雨林を切り崩すことにより、サバンナ化し、雨が降っても保水力がないため、土壌浸食がどんどん進んでいる。これらにより農地も次々となくなっている。
 オンウォナさんの紹介した研究はバイオマスボードの開発である。乾燥地域における農業生産量アップのため、バイオマスボードを農地に敷き詰める。バイオマスボードは間伐材、雑草、農業廃棄物などを高圧水蒸気で圧縮成型加工するもので、特に接着剤も使用しないが、相当硬度の高いボードになる。このボードは敷き詰めたあとは、10ヵ月後にはほとんど本来の植物原材料に戻るが、農作物栽培には十分役に立つ。さらにこのボードに肥料(オンウォナさんの場合、尿素)を注入することにより農作物の成長も早くなる。既にガーナで実験中であるが、その成果は上々という。ただ現在のネックをコストという。実験段階であるが、ボードのコストが4000円/m2で実用化にはほど遠い。しかしオンウォナさんは将来、ガーナにボード生産工場を建設し、植林緑化し、その間伐材を工場に回すという新しい緑化リサイクルを形成するものである。他にガーナにはまだまだトウモロコシ茎、ヤシ絵だ、エレファントグラスなど未利用の資源が多いので、この緑化リサイクルは十分可能だという。
 いずれアフリカがこのような技術で少しでも砂漠化を食い止められれば、環境問題に貢献することになる。その研究の場が日本で行われたことを我々はもっと知るべきかもしれない。(33914) 

6月29日(金)
 今年の「伊吹嶺」賞の締切が明日になった。毎年「伊吹嶺」賞のため、1年がかりで応募句を揃えている方がいらっしゃるが、私は毎年1日がかりで20句を揃えている。夜ようやく20句を揃えることが出来、明日ぎりぎり投函する。

6月27日(水)  ダルビッシュ 有 水基金
 午前中、町の半日(といっても1時間ぐらいだが)人間ドックの検診。妻と二人で受け、その後は朝食をかねて喫茶店でゆっくりする。
 プロ野球のセ・パ交流戦は昨日で終わった。中日はかろうじて勝ち越した程度。優勝は昨年に引き続きパリーグで、日本ハムの優勝。うかつにも知らなかったが、日本ハムのダルビッシュ投手は今年、水不足に苦しむ世界の人々に安全な水を提供するため、「ダルビッシュ 有 水基金」を創設していた。
 ダルビッシュ投手が公式戦で1勝するごとに、井戸掘りのため10万円を寄付するというもので、昨日現在で6勝しているので、60万円を寄付に充てて、他に賛同者を募った寄付金を集めて「日本水フォーラム」を通して各国、特にアジア、太平洋地域の井戸掘りの事業に充てている。
 今、日本人は1日に300リットル以上を生活用水として使用している。一方世界では、1日20リットルの水を手に入れるために30分以上歩かなければならない人が11億人いるという。また2025年、最大で世界人口の75%にあたる70億人が水不足に見舞われると予測されている。そして開発途上国では10万円で井戸1本掘ることができるという。
 今年ダルビッシュ投手が何勝するか分からないが、これからもますます勝ち星を挙げて井戸掘りの基金が増えていくものと思う。
 中日にも家庭に恵まれない子供のため、「○○シート」とナゴヤドームに招待する社会貢献活動を行っている選手もいる。このように社会貢献活動でも環境保全活動でも良いから、各球団の選手がこのような活動を行っていることを知ることにより、ますますプロ野球の関心度が高まると期待されるのだが。
 ダルビッシュ有水基金に関心のある方は次のアドレスから入ってください。
   http://www.waterforum.jp/jpn/darvish/

6月24日(日)
 土砂降りの雨に中、1年ぶりに粗大ゴミを出す。いつも決められた粗大ゴミの日はこれまで必ず出かける予定が詰まっていたので、今日はがらくたがいっぱい溜まっていた。しかしうちの町には亭主を出す粗大ゴミの日がなくて、幸いだが、そのうちに私が粗大ゴミに出されないように気をつけなければならない。

6月23日(土)
 「伊吹嶺」編集会議。8月号の編集と10月号の企画。少しづつ新しい企画を考えていきたい。ページ数は少なくても皆さんに読んでいただければよい「伊吹嶺」にしたいと毎月考えているが、これからも皆さんのアイデアお聞きしたいと思っている。

6月22日(金)  ベートーベンピアノ協奏曲第3番(名フィル定期公演)
 山藤句会。今日は夏至というのに、大雨。この雨の中皆さんにきていただいて申し訳ない。今日も旧かなの勉強。
 夜は名フィルのベートーベンのピアノ協奏曲第3番。あまりに有名な曲だが、個人的には第4番の方が好き。でも第3番も分かり易い。今日の演奏者はロシア出身のまだ20代の若手。演奏が非常にうまく、技巧的だが、指揮者の好みか控えめな演奏で落ち着いて聞けた。
 名古屋から帰ったから遅くまでかかって、「伊吹嶺」原稿を書く。今月は俳句に専念したいと思っているのだが。(33749)

6月21日(木)
 昨日のSS社の暫定報告書の提出。S社の審査結果報告書の作成、提出、U社の審査準備と今日は目いっぱいにまじめに働く。今日の提出で5月からストレスのたまる忙しさはこれでひと段落。あと今月は土壇場になって伊吹嶺賞に参加だけはしたいので、これから20句作ることになる。今から結果は気にしないことで参加したい。
 今月も伊藤旅遊さんから中日俳句教室の栗田主宰の講義録を配信していただいた。目が悪いとのことでそれを押して毎月配信していただいてありがたいことである。今月は沢木先生の句を題材に助詞の働きを勉強するもので、まずは最初のクイズに挑戦していただきたい。いずれも有名な句ばかりで皆さん正解が多いと思います。興味ある方は【こちら】から入ってください。

6月20日(水)
 SS社のISO審査。今日は1人審査だが、時間配分がうまくいかなくて、予定時間を大幅にオーバーしてしまう。結局指摘事項1件で終わる。

6月19日(火)
 締め切り間際の土壇場になって、朝からS社の審査結果報告書の作成に没頭する。
 完全に完成しないうちに、夜のカリンカ句会に出席する。今日は東京からKさんが、昼の中日俳句教室から、夜のカリンカ句会に出席していただく。ありがたいことである。昼は栗田先生の特選に輝いたそうだ。熱心な態度を見習いたいが、私の性格ではそこまではやらないだろう。

6月18日(月)
 ISO審査員連絡会。今日のフリー勉強会は「プロセスコントロール」。仕事の結果が思わしくない品質問題が発生したとき、その仕事のプロセスに戻って、悪いプロセスの原因を洗い出して、品質の結果を良くしようというもの。分かり易い例として、この日記を読んでいらっしゃる皆さんは昨年各映画賞を総なめした「フラガール」を思い出していただくと分かり易い。これはスパーリゾートハワイアンがデミング賞を受賞するまでのフラダンスを踊る彼女たちの奮闘物語である。お客様に満足してもらえるフラダンスを目指す管理手法として「プロセスコントロール」を使用したものである。この映画は見たいと思っていたが、見るチャンスを逃してしまった。一度ビデオレンタル屋で借りてじっくりと見てみたい。
 また俳句の世界で、結果として句会で成績の良くなかったとき、全没の句に対して、この「プロセスコントロールの手法を活用して、俳句がうまくならないかと夢みたいなことも考えてしまった。

6月17日(日)
 愛知同人句会。今月は全同人が集まった全体の句会。私の5句選の中から、特に次の句の感想を述べた。
    芽吹きつつ森が伐られてしまひけり  陽子
 この句には私は作者の怒りの気持ちを読み取った。あとで聞くと作者の住んでいる近くの森が次々と伐られて、荒廃しているそうだ。丁度岐阜支部から雑文を頼まれていたので、作者の了解を得て、この句から発展しておきまりの環境の話にして一気に書いた。いずれ支部会報が発行されたあと、このHPにも載せたい。(33616)

6月16日(土)
 以前から夏の伊吹山の写真を撮りたいと思っていたが、春先から、黄砂の影響等で晴れていても伊吹山の遠望が効かないことが多く、チャンスがなかった。今朝は快晴で山を見たら、近くの鈴鹿はくっきりと見えたので、伊吹山も大丈夫だろうと思って、岐阜へ行く途中で写真を撮りに出かけた。しかし雨上がりで空はよく晴れているのに、伊吹山の近くに行っても何となく霞がかかっている様子である。霞がかかるような天候でないのにと思っていたが、どうもこれも中国からの黄砂の影響のように感じた。もう黄砂は春の時期でなく、年中日本に押し寄せてくる時代になったのだろうか。これでも中国はオリンピック、万博をやろうとしているのか。
 とにかく今日撮した伊吹山をTOPページと右に載せます。

6月15日(金)
 D社の審査も順調に終わる。夜帰ってから一息をつく間もなく、いぶきネット句会の合評会。進行役の江口さんがチャットルームに入室する気配がなかったので、急遽、進行役を務める。つい座を盛り上げようとして張り切りすぎて私自身の発言が多く反省。もっと皆さんに発言して貰う配慮が必要と実感。

6月14日(木)
 今日、明日D社のISO更新審査。今回はメンバーのため、気楽な立場。東京から2人の審査員を交えた3人体制での審査だったが、夜、おきまりの飲み屋に出かける。めずらしく中の1人が俳句に興味あるとかで、俳句や登山で盛り上がる。

6月13日(水)
 M社の審査結果報告書の提出。

6月12日(火)  野生の蛙にもツボカビが(NHKニュース07.6.11)
 昨日、NHKニュースでとうとう野生の蛙からもツボカビ菌に感染した蛙が見つかったそうだ。ツボカビについては、以前この日記にも1月16日に書いたことがあるが、このツボカビに感染した蛙の致死率は90%を越えるという。以前はペットように輸入した蛙からツボカビが発見されたというニュースだったが、今度は野生の蛙に発見されたという。4県から42匹の蛙から見つかった。感染率、致死率とともに高という。この狭い日本ではあっという間に、感染し、蛙が絶滅するという怖ろしい事態が起こりそうである。蛙がいないということは、食物連鎖の関係から、田んぼの害虫を食べる蛙がいなくなること。そこから農業、特に無農薬農業にとって大打撃を被る。今は固唾を呑んで続報を待つしかない。なおNHKニュースは次のアドレスから聞けます。
   http://www3.nhk.or.jp/news/2007/06/12/d20070611000007.html

6月11日(月)
 ISOリーダー研修。今日のグループ討議は「審査で是正処置、予防処置を基にQMSの有効性を盛り上げるためには」というテーマ。

6月10日(日)
 朝、起きたら土砂降りだったので、2日目のツーデーマーチはやめにした。二男一家が予定外の泊まりになったので、今日の名古屋句会の出句を考える暇がなかった。午後からの名古屋句会は成績がよくなかったのは、そのせいにする。来月は鈴木みや子さんのお祝い会で盛り上がりそうである。

6月9日(土)
 最近、運動もしないし、先日の検査では高血圧、中性脂肪、コレステロールが高いなどメタボリックシンドロームを心配しなければならない。今日は地元の長島町から桑名市内を歩くツーデーマーチの初日に参加した。まずは初心者からの10kmを歩く。思ったより時間がかかり、2時間を越えてしまった。歩いた歩数は約14,000歩。
 夜は二男一家が泊まりに来る。今日は午後から土砂降りになってしまったが、いつも桑名市のJR線を潜る道路が水没するのが習わしなのに、それを知らない二男がこの道路を潜って、車を水没させてしまい、迎えにいくやらで大騒動。結局は今晩我が家に泊まって、明日長男に車載車で迎えにきて貰うことにする。(33446)

6月8日(金)
 やっとC社の最終報告書の完成。明日提出予定。またD社の審査チェックリストもやっと作成。

6月7日(木)  平成19年版環境・循環型社会白書(環境省)
 いつも岐阜に出かけるとき、最近はカメラを持参して夏の伊吹山を撮りたいと思っているが、今日も黄砂のため、伊吹山が全然見えない。以前、黄砂は中国の冬の降雨量が少ないときの影響だけだったのが、最近は季節を問わず黄砂に覆われる。中国はろくなことをしない。これも中国の貧富の差の拡大による無理な耕地面積の拡大の影響と聞く。これで北京オリンピックは大丈夫というのか。
 一度すかっとした天候の伊吹山を撮りたい。先週、駄目にしたデジカメを買い替えたことを日記に書いたが、まだ一度も試し撮りをしていない。また1眼レフで鮮明な伊吹山を撮りたいが、その出番もないままである。
 遅くなったが、今週の5日に環境省が毎年発表している平成19年版の「環境・循環型社会白書」が閣議で決定したという。産経新聞の見出しは家庭のエコ。興味のある方は次のアドレスから入ってください。
   http://www.sankei.co.jp/keizai/sangyo/070605/sng070605007.htm
 政府の報道資料はこちらから。
   http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=8443
 また環境省が家庭湯に分かり易く家庭エコを宣伝している記事は次のアドレスから入ってください。
   http://www.team-6.jp/try/uchieco/i_syoku_jyuu.html

6月6日(水)
 毎月の検診と同時に、年1回の血液検査を受ける。予想に違わず、中性脂肪、コレステロールが標準値を超えている。これもメタボリックシンドロームである証拠。
 午後、栄で休日の長男と栄で昼食をともにする。長男は土、日は出勤で週1回水曜日のみが休日。しばらく長男一家とも二男一家とも旅行に出かけていないので、夏休みにでも行きたいと願望のみの話で終わる。

6月5日(火)
 SS社の審査計画書提出。現在東名阪道が年1回のリフレッシュ工事のため、平地を走る。東員町を抜けるには結構狭い道を取るため、事故を心配しながらゆっくり走る。日頃、つい高速道路を走るが便利さになれている自分に気づく。

6月4日(月)
 仕事に怠けていると各社の報告書が溜まって、今どれを書いているか混乱してしまう。今日はSS社の審査計画書を仕上げ、M社の是正処置回答書の妥当性の確認とコメントの送信。またC社の最終報告書も中途半端のままに残っている。今週中にはすべて目処を付けたい。そうすると来週はS社の最終報告書の完成とD社の審査計画書に基づき、審査チェックリストの作成に入ることが出来る。(33348)

6月3日(日)
 日曜日というのに、SS社のISO審査計画書の作成に取りかかる。そのためには品質マニュアルをたっぷりと読んで、文書レビューをしなければならない。やっと半分終わる。
 今まで使っていたデジカメにお茶をこぼしてしまい、使えなくなってしまった。修理に出すのも面倒で、同じ値段でもっと高性能なデジカメを買うことが出来るので、今日はN社のデジカメを買った。先週の吟行に出かけた写真より鮮明に写ると思う。もうデジカメは一眼レフ以外は消耗品になってしまった感じがする。

6月2日(土)  木質バイオマスの利用(なごや環境大学)
 たまに名古屋に出かけるときは、なるべく用件をまとめてこなすようにしている。午前中はなごや環境大学。
 今日のテーマは「持続可能なエネルギー資源利用」で具体的には「日本における木質バイオマスエネルギーの可能性」。
 木材のライフサイクル即ちカスケード利用の過程で発生する廃材を回収して木質バイオマス(結果的には熱エネルギーとして)として利用しようとする研究発表である。当然日本の木材の年間成長量範囲でのエネルギー利用で、この範囲内でも理論的には日本の電力使用量の40%まで可能という。現実的にはすべて再利用できないだろうから、その半分ぐらいの20%まで木質バイオマスでまかなえるということ。
 具体的利用としては製材残渣、林地残材、製材過程における廃材、住宅解体などの廃材を木質ペレットとして熱エネルギーに利用するものである。聴講している我々としては当然いろいろな疑問がある訳であるが、私が質問した疑問は、
 ・バイオエタノールとしてトウモロコシ、サトウキビ以外に日本では廃材利用として木材セルロースによるバイオエタノール開発はどのような位置づけか聞いた。(現に大阪でバイオエタノール精製のプラントが稼働している。)これに対して技術開発は進んでいるが、日本のバイオエタノールは微々たるもので自動車のエタノールを木質バイオで考えない方がよいとのことであった。
 午後はチングルマ句会。今週出かけた津南での吟行句や私は行かなかったが、愛知牧場での吟行句が多かった。吟行句は当日より後でどれだけ推敲するかによって句の良し悪しが決まる。そういう意味で推敲の効いた句、あまり推敲していない句などが混在。
 句会後は「北斎展」。北斎の肉筆、版画など写真集で見るより思ったより、渋い色遣いが多いのに再認識。北斎の絵はいろいろ見てきたが、まだ小布施の鳳凰の天井絵を見ていないのが残念。一度行きたいと思っている。

 なお更新を忘れていたが、「伊吹嶺」6月号の『霜華』1句鑑賞を載せます。興味のある方は【こちら】から入ってください。

6月1日(金) オスバルド・ベリンジェリ楽団
 最近遊び呆けているので、午後3時頃まで真面目にC社の最終報告書作成に取りかかる。しかし今日はまだ半分しか書けない。
 夜、久しぶりにタンゴを聞きに行く。オスバルド・ベリンジェリは、長い間アニバルトロイロの絶頂期に、この楽団でピアノを担当していたし、ブロードウエィで大成功した「タンゴアルヘンテーノ」にもソリストとして出演していた。
 私の覚えているのはバッファ・ベリンジェリ楽団として2人で独立してトロイロ路線を継承していたテープを聴いたことがあった。しかし今日聞いた印象では、今までの誰にも似ていないナーと考えながら聴いていた。帰ってからインターネットで調べてみたら、最近のベリンジェリを評して次のような紹介記事があった。

 ・・・だが、ベリンジェリは、いかなる成功(ブロードウエィのタンゴアルヘンテーノのこと)の定石にも安住せず、断じて伝統洋式の継ぎはぎや予定調和を甘受しない。つねにオリジナルでありつづけることを使命としてきた鬼才は、ある意味、約130年の歴史をもつタンゴ史において、ピアソラ以上の孤高の改革者なのかも知れない。

とあった。たしかに今日聞いた分にはこれまでの誰にも似ていないまさにベリンジェリの世界かもしれない。ラストに演奏したピアソラの「アディオス・ノニーノ」は完全にベリンジェリしかない変奏で延々とピアノ独奏が続いていた。この曲とアンコールの「リベルタンゴ」を聞いただけで今日の元を取ったことになった。

5月28日(月)〜30日(水)  チングルマ句会 津南吟行
 かねてから誘われていたチングルマ句会で津南町に出かけた。一昨年大雪で村全体が孤立した近辺だ。特に観光的なものは何もないが、自然だけはたっぷりあった。吟行記を【こちら】に載せましたので、興味ある方は入ってください。

5月27日(日)
 飛鳥資料館でキトラ古墳の玄武壁画の展示が行われているが、丁度今日が展示の最終日であったので、仕事は溜まっているが、見に行くことを優先してしまう。
 着いたらびっくり。入場時間の整理券配付は午前中で満杯になってしまったとか。あとは130分待ちの列に入って並ぶしかない。2年前の愛知万博の長時間並んだ記憶がよみがえってくる。久しぶりに万博気分で並ぶ。ただ日陰のないところで並ぶにはもう体力が衰えているのを実感する。結局並び始めてから見終わって出てきたのが2時間半以上かかった。lこれでもう1日がつぶれてしまったが、本物の玄武壁画を見ただけ話題になる。
あともったいないので、石舞台周辺だけを歩いて帰る。今日は何のために明日香まで出てきたのか?(33180)

5月26日(土)  余呉湖吟行
 蒲郡句会、名古屋句会で余呉湖に出かける。かって7〜8年ぐらい前に出かけて以来である。衣掛柳は丁度柳絮が飛ぶ時期に近づいてきており、わずかに飛び始めていた。余呉湖は大分汚れていたが、琵琶湖と違ってブラックバスを放流していないのがよい。見ると小さい鮒が泳いでおり、鮒釣りも多く来ていた。いつまでもこのような状態が続いてほしい。琵琶湖はもう瀕死の状態である。
 余呉湖のあと、渡岸寺の十一面観音も拝観する。ここの観音も7〜8年以上来ていない。観音堂も昨年新しくしたとのことで明るい感じである。以前見たと同じ印象で端正で、おだやかな御姿である。腰をわずかに捻っているところがなまめかしい。あまりなまめかしい表現の俳句を作ると俗に落ちてしまう。最後は喫茶店で句会。
 なお右に写真は余呉湖の衣掛柳。

5月25日(金)  ビバルディ『四季』(名フィル定期公演)
 山藤句会。Tさんは退院なさったが、まだ自信がないということで欠席投句。一日も早く元気な顔を見たい。いつもように歴史かな遣いの勉強もする。
 夜は名フィル公演で、ビバルディの『四季』。超有名曲でメロディも諳んじるほどだが、あまりに聞き慣れて眠りを催すくらい。
 ビバルディの『四季』と言うと、昭和40年代の初期に、仙台でオーディオマニアの先輩の下宿でこの曲を聴いたとき、あまりの迫力にびっくりしたことがある。当時は丁度半導体化されたアンプが普及し始めたときで、パワートランジスタの性能、スピーカーの感度により音のダイナミックレンジ、出力パワー、柔らかさなどがすっかり私のアンプと違っていた。先輩はピアノも持っており、これが独身貴族の贅沢さだったと思う。今ではこのようなアナログオーディオの深みのある音は聞けないだろう。
 普通CDはサンプリングレートが44.1KHzで、16ビットで量子化されているため、再生周波数は22KHzのため、人間が識別できる限度周波数をはるか超えているため、これで十分だが、何となく音が固く、アナログのような柔らかさに欠ける。
 本来『四季』は小編成の合奏楽団での演奏だが、オーケストラ並みの立体感を感じたものであった。久しぶりに聴いた今日は何度も聞いていたせいかやはり小編成にふさわしい演奏だった。

5月23日(水)
 S社の暫定報告書の提出。

5月21日(月)−22日(火)
 S社のISO更新審査。更新審査のため、判定委員会にかけるので、神経を使う。それでも何とかまとめて無事終わる。今月の一連の審査が一段落したが、次はこれらすべての審査報告書作成が待っている。

5月20日(日)
 愛知同人句会。栗田主宰が欠席のため、一寸寂しい。今日は矢野孝子さんと鈴木みや子さんの牡丹の句に惹かれた。と言うより写生を超えた感覚に感心し、私の気持の中では1,2番に挙げた。ここに句を紹介できないのが残念である。
 句会の席上でみや子さんが蒲郡の文化協会で長年の俳句活動に功労賞を受賞し、表彰されたことが披露された。めでたいことである。みや子さんおめでとうございます。(33015)

5月19日(土)
 「伊吹嶺」編集会議。7月号の編集と9月号の企画。あわせて10周年記念号の依頼原稿の整理。原稿締切はまだ先のことだが、早めに原稿依頼を行うことにした。外部の方にお願いする祝辞、祝句もほぼ了解いただいた段階に入った。皆さんの満足の得られる記念号としたい。

5月18日(金)
 この頃、家にいるとついTVなど見て怠けがちになる。今日は喫茶店に閉じ籠もって来週のS社の審査の最終準備(チェックリスト作成)をみっちりとやった。おかげで3時間あまり集中したおかげで審査日を迎えることが出来る。
 夜は中日ー巨人戦を見ながら(もちろん中日の勝ち)、「伊吹嶺」原稿を1本仕上げる。

5月17日(木)   中日俳句教室(07.5.17)
 C社のISO更新審査。この審査でC社の3年間務めたリーダーが終わる。次のリーダーを担当するAさんとご一緒する。Aさんは品質管理の大先輩で、私のあとを担当していただくのに恐縮する。これでこの2週間3件の審査のリーダーを務めたのが一段落するが、これからこの3件の報告書作成が待っている。

 今日、15日に行われた中日俳句教室の講義録を伊藤旅遊さんから転送していただく。旅遊さんは最近、目の調子が悪く休み休み講義録を打って貰い、申し訳ない気がする。旅遊さんの苦労していただいた講義録は【こちら】から入ってください。

5月15日(火)
 昨日のM社の暫定審査報告書の提出。
 夜、長男がかねて購入していた中日ーヤクルト戦のチケットがあったので、2年ぶりに2人でナゴヤドームに出かける。なかなか点の取れない盛り上がらないゲームだったが、森野、福留のファインプレーが見られたのは、TVでは味わえない醍醐味。その上中日が勝ゲームだったので、ビールも2杯空ける。ただ点差が4点になってしまったので、最後の岩瀬のセーブが見られないという贅沢な不満。今のヤクルトの弱さから行けば、明日も中日の勝ち。(32911)

5月14日(月)
 M社のISO審査。今回も志摩市まで遠く、朝一番の特急で出かける。リーダーを担当すると、今日の落しどころをどこにするかいつも悩ましい。それでもなんとか無事終わる。

5月13日(日)  光化学スモッグ中国から越境汚染(毎日新聞、朝日新聞)
 朝町内の清掃が終わってついでに玄関の草むしりしていると、妻が大きな声で呼ぶ。近寄ると丁度カマキリが一斉に卵から孵るところだった。長さが1mmも満たないような身体で、生意気にも格好だけは一人前のカマキリ。あまりに小さいのでうまく写っているかどうか分からないが右に載せます。

 先週の8,9日に九州、中国から関東の一部まで一斉に光化学スモッグ注意報が流れた。何とも懐かしい注意報で、日本では高度成長時代によく聞いたが、今回は九州大学と国立環境研究所でのシミュレーションの結果から、ほぼ中国からの越境汚染であることが再現された。
 中国からはいろいろな環境汚染のおみやげをくれる。越前くらげ、黄砂、酸性雨などは既に毎年のこととなっているが、今度は光化学スモッグをくれた。これから本当に日本では酸性雨、光化学スモッグにより、森林への影響、人体への影響対策を考えなければならない。
 新聞の掲載は次のアドレスを参考にしてください。
   http://www.mainichi-msn.co.jp/science/env/news/20070512k0000e040069000c.html(毎日新聞)

   http://www.asahi.com/science/update/0513/TKY200705120209.html(朝日新聞)

 5月11日(金)
 昨日に続き、来週のC社の審査準備で1日つぶれる。

5月10日(木)
 来週のM社の審査準備で一日中つぶれる。
 最近我が家の二入靜が満開。今年一人静は成長が悪く、いつの間にか消えてしまったが、二人静は健全に育つ。その他立浪草、アマドコロなども咲いていたので以下に載せます。


二人静

立浪草

アマドコロ

5月9日(水)
 今年は運転免許証の更新年。午前、近くの警察署で更新、講習会を受講。終わったらとたんに時間をもてあます。先日出かけた阿下喜温泉が近くにあるので、早速出かける。ここはトレーニングルームが併設されている。まずここで1時間半ぐらいバイクマシンなどでじっくりトレーニングをしてから、温泉に入り、レストランで昼食。何ともゆったりとした時間のつぶしようだが、昼間からこんなことをしていてよいのだろうか。完全にリタイヤするとこんな生活の仕方もあると思うが、今日のような過ごし方の日々はまだまだ当分来そうにない。(32740)

5月8日(火)
 ISO審査員会議。しかも今日は非常によい天気で中で会議をしているのがもったいない。
 連休が明けていよいよ今月は審査日程が渋滞しており、本気になって準備をしなければならない。とりあえず今日は2週間後のS社の審査実施計画書を提出と審査チームの事前打合せ。

5月5日(土)  世界のGDP3%でCO2大幅削減可能(読売新聞等各紙)
 チングルマ句会。連休中にもかかわらずまずまずの参加。皆さん一生懸命に勉強しているが、まだまだ仮名遣い、文法に誤りがあり、つい私はよけいな一言が出てしまう。

 今日各新聞で一斉に、タイのバンコクで行われていたIPCC(気候変動に関する政府間パネル)の第3作業部会で地球温暖化を止める対策を第4次評価報告書として採択したとの報道がなされた。
 以前にもこの日記で書いたことがあったが、IPCCの第1作業部会では「地球温暖化人間活動が原因である」(07年2月)、第2作業部会では「気温上昇による深刻な影響」(07年4月)と報告されてきたが、最後の第3作業部会では「地球温暖化緩和策」が議論され、そのまとめを報告している。。
 その結果、気温の上昇幅をパラメータとして数パターンでCO2削減の対策案を評価した。その代表例として気温上昇幅2.0〜2.4℃に押さえる対策を施せば、温室効果ガス濃度は445〜490ppmとなり、そのためにCO2排出のピークを2015年までに対策を行う必要があるが、世界のGDP損失は3%未満に収まるというものである。そして長期目標としては2050年にCO2排出を半減する必要があるとしている。
 もちろんブラジルや中国などの圧力により、ほかのパターンも試算しているが、気温上昇4.9〜6.1℃を想定すると対策は極めて楽だが、世界のGDP損失は計り知れない(破滅的ということ)と出ている。またこの報告書では削減技術は7部門に渡って例示している。
 これで一連の作業部会の報告が終わったので、今後は11月にスペインでIPCC総会が行われ、12月にインドネシアで第13回国連気候変動枠組み条約締結会議が行われる(いわゆるポスト京都)。そして今度こそブッシュ政権も中国もこの会議の結論に従ってほしい。しかしブッシュ政権が続いている間は絶望的か?
 今回の報告書は、いずれ日本の省庁でも正式な報告書概要が公表されると思うが、とりあえず今日の新聞報道の主なもののアドレスを以下に示します。
  http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20070504it13.htm(読売新聞)

  http://www.asahi.com/international/update/0504/TKY200705040098.html(朝日新聞)

5月4日(金)
 連休中の長男一家と1日付き合う。といっても1日面倒を見させられるということ。回転寿司での昼食。いなべ公園でのキャッチボール、アスレチック、池一週のウオーキング。そして阿下喜温泉で汗を流したあと、自宅で夕食。一家が帰ったあと、これから明日の句会の俳句作りが待っている。

5月3日(木)  菅浦
 連休中で何処かへ行きたいが、どこも混んでいると思い、へんぴな菅浦に出かけることにした。数年前に出かけたことがあったが、のんびり行くことにした。湖北のせいか八重桜も残っており、藤はまだ咲き初め。菅浦は淳仁天皇のゆかりの土地で家々の玄関には桔梗の家紋を掲げている家も多く、菅浦の住人は代々淳仁天皇を守って人々の子孫と信じているという。白洲正子が『かくれ里』でも菅浦が出てくる。
 淳仁天皇を祭神とした須賀神社には室町時代の能面が残されており、郷土史料館にその能面が飾られており、写真撮影が可能ということで以下の写真に載せる。
 2時間ぐらいぶらぶらしたが、俳句の成果はない。


集落の東西に残っている四足門

須賀神社(素足で参拝しなければならない)

能面鼻瘤悪尉

能面女

5月1日(火)
 昨日とうってかわって、寒い一日。M社の審査実施計画書の作成、提出。またその次週のS社の審査実施計画書の準備。今月は3社の審査リーダーを務めるので、気が抜けない。(32530)

4月30日(月)  うららかなれば明日香野へ
 朝のんびりしていたら、あまりによい天気なので、急に明日香へ行きたくなった。11時頃の遅い電車で出かけ、今日は飛鳥駅から明日香文化館を目指す。このルートは主に面白い古代の岩の遺跡が多いところ。猿石、鬼の雪隠、鬼の俎、亀石など。今日の行程は短いのでのんびりと歩く。最後は明日香文化館でおいしいコーヒーを飲んでおしまい。今日見た花は川柳の蕾(柳絮にはまだ早い)、勿忘草、虫取りナデシコ、こでまり、ムラサキサギゴケ、イカリ草、キツネアザミ、卯の花、ヒメスイバ、キツネノボタン、カラスノエンドウ、スズメノエンドウ、マツバウンランなどなど。


猿石(完全にメタボリック症候群)

鬼の雪隠(玄室の上側)

鬼の俎(玄室の底板)

亀石(西に向くと凶兆、今日は南向き)

4月29日(日)
 二男一家が我が家に遊びに来る。このあと連休後半には奥さんの実家に長期帰省するという。
 「伊吹嶺」5月号にいつものように『霜華』1句鑑賞が掲載されたので、【こちら】にも載せましたので、興味のある方は入ってください。
 いつもせっぱ詰まってからしかやらないのが悪い癖で、来月行うM社のISO定期サーベイランスのための計画書を作成。

4月28日(土)  バイオエタノール導入の2つの方式(ETBE方式と直接方式)
 「伊吹嶺」編集会議。6月号の編集と8月号の企画。少しずつ10周年記念号の企画も進める。原稿依頼者が多く大変だが、それだけ立派な記念号になることに期待する。

 最近バイオエタノールの動きが盛んだが、いよいよ27日から、石油業界ではバイオガソリンを販売したという。バイオエタノールとバイオガソリンがどう違うか、本質的には変わらないのだが、バイオガソリンを名付けたのはいわゆるバイオエタノールとガソリンとの混合の方式が違う。
 バイオガソリンはETBE方式と言って、いわゆるガソリンにのバイオエタノールを混合する際に、ETBE(エチル・ターシャリー・ブチル・エーテル)もあわせて混合する方式で、混合する際、水分などが交わらなくするための触媒みたいなものである。なおエタノールの混合比率は輸入しなければならないETBEの確保量に限度があるため、当面は2〜3%だという。
 もう一つの方式はガソリンとバイオエタノールを直接混合するもので、直接方式はいくらでも混合比率を上げられるが、水分が混合されないような技術が必要である。
 直接方式はアメリカやブラジルで導入されており(現にブラジルでは100%バイオエタノールによる自動車の導入を図っている)、ETBE方式は主にEUで導入されている。今回のETBEはフランスから輸入しているため、価格はETBE方式が当然高く、今回は補助を前提にガソリンと同価格に設定している。
 さらにこの問題を複雑にしているのが、ETBE方式は石油業界が推進している。一方直接方式は環境省が推進しており、さらに経済産業省は別のETBE方式を検討しているという。おきまりの業界、官庁の縄張り争いをやっているわけで、本当に国民に向いた安く、環境対策となるバイオエタノール導入が真面目に考えてほしい。
 バイオエタノールは調べるともっと考えなければならない問題点はあるが、そこまで勉強する暇はない。

4月27日(金)
 今年初めての蕨採り。行く先はいつもの秘密の場所。明日からの連休を前に出かけたので、まだ採り跡がなく、まずまずの成果。今日はよく晴れており、休憩中から見た御嶽、中央アルプスいずれも残雪がきれいだったが、残念ながらデジカメを持って行かなかったので、携帯で写真を撮ったが、中央アルプスの残雪がただ1本の白い線になっただけ。
 右の写真がそうです。右側は八重桜の終わり。

4月26日(木)
 N社の最終報告書を提出。もう次の審査が控えており、連休中は最低2社の審査計画書を作成しなければならない。
夜は妻の代わりに、「ピアノ協奏曲の夕べ」を聞きに行く。曲目はチャイコフスキーの1番、ベートーベンの3番、サンサースの5番。ついこの前に中村紘子のチャイコフスキーの1番を聞いた記憶が残っていたため、申し訳なかったが、迫力が違った。しかし地元のピアニストも頑張っているのを見ると応援したい。(32415)

4月25日(水)
 入院なさっているTさんのお見舞いに寄る。退院は連休明けと聞いていたが、急遽、今日退院になったという。2週間後に再度、処置入院して異常なければ正式退院という運び。Tさんの病院には我が家が一番近いため、もっぱら皆さんに情報提供していたが、無事退院できてよかった。また笑顔を見せてほしい。

4月23日(月)
 久しぶりに岐阜同人句会に出席。今日も遠方からKさん、Iさんなどが出席なさり、その熱心さに脱帽する。
 先日仏隆寺から室生寺までハイキングしたが、その時の野草の写真を4月19日の日記欄、TOPページに載せてあるので、興味のある方は読み直して下さい。

4月22日(日)
 しばらくインクジェットプリンタのプリントヘッドが故障で、レーザープリンタでしのいでいたが、こちらでは「伊吹嶺」雑誌送付の宛名ラベルのような紙の厚いものは印刷できなかった。そのため、「伊吹嶺」4月号の宛名シールは手差しで1枚1枚印刷していたため、一部の方へは住所が欠けていたものがあり申し訳なかった。
 ようやくプリントヘッドを取り替えて宛名シールを印刷できるようになった。5月号用は正常に印刷できた。

4月21日(土)  IPCC第4次評価報告(第1,2作業部会)(なごや環境大学)
 これまでIPCC(気候変動に関する政府間パネル)第4次評価報告については2月2日の日記には第1作業部会、4月7日の日記には第2作業部会の速報を書いたが、これまでのIPCC第4次評価報告を体系的に聞けるということで、なごや環境大学の「地球環境学」の報告会に聞きに行った。
 IPCC第4次評価報告は第3作業部会まであり、第3作業部会は5月3日に発表される予定である。以下主な内容について私の頭の中のまとめとして書きます。
 第1作業部会−−気候変動による温暖化の科学的根拠
 第2作業部会−−気候変動による温暖化の影響・適応策・脆弱性
 第3作業部会−−気候変動による温暖化に対する緩和策


第1作業部会の要約の概要
 ・気候システムに温暖化が起こっていると断定、それは人為起源の温室効果ガスの増加が温暖化の原因と断定。
 ・最近12年間の世界の地上気温は1850年以降で最も温暖な12年である。
 ・過去100年に世界平均気温は長期的に0.74℃上昇。最近50年は過去100年の約2倍。
 ・21世紀末の平均気温上昇は環境保全と経済発展を両立する社会では約1.8℃上昇。化石エネルギーを中心とした高度経済成長社会では(このままでは)約4.0℃上昇と予測。
 ・21世紀末の平均海面水位上昇は前者では18〜38mm、後者では26〜59mmと予測。
 ・2030年まではどのような社会シナリオ(どのような対策を施しても)でも10年当たり0.2℃上昇を予測。
 ・熱帯低気圧の強度は強まる。
 ・北極海の晩夏における海氷は21世紀末までにほぼ完全に消滅。(新見解)
 ・大気中のCO2濃度上昇により海洋の酸性化が進む。(サンゴの死滅)(新見解)
 ・温暖化によりCO2の陸地と海洋への取り込みが減少するため、人為起源排出の大気への残留分が増加。(新見解)

第2作業部会の要約の概要
 ・地球の自然環境(全大陸とほとんどの海洋)は今まさに温暖化の影響を受けている。(物理環境の94%、生物環境の90%)
 ・すでに生じている主な影響
   ・氷河湖の増加と拡大(氷河が溶けて湖になること)
   ・永久凍土地域の地盤の不安定化
   ・山岳における岩なだれの増加
   ・春期現象の早期化
   ・動植物の生息域の高緯度、高地方向への移動
   ・北極、南極の生態系及び食物連鎖上位捕食者(人間など)における変化
   ・多くの河川、湖沼の水温上昇
   ・熱波による死亡、媒介生物による感染症リスク
 ・淡水資源は21世紀半ばまで、高緯度、湿潤熱帯地域では10〜40%増加に対し、中緯度、乾燥熱帯地域では10〜30%現象。
 ・多くの生態系の復元力が全地球的変動要因の併発により、今世紀中に追いつかなくなる。(これは植物は今まで光合成活動によりCO2の吸収が夜間のCO2排出より大きかったが、ある臨界点を越えると植物自身もCO2の排出生物になってしまうという怖ろしいこと)
 ・約1〜3℃の海面温度の上昇によりサンゴの白化、広範囲の死滅。
 ・世界的な潜在的食料生産量は平均気温の1〜3℃までの上昇では増加するが、それを超えれば減少に転じる。
 ・2080年代までに海面上昇により、毎年の洪水被害人口が数百万人増える。小島嶼では特に脆弱。
 ・気候変動に対する現在の適応策は不十分であり、一層の強化が必要。
 ・気候変動に対する対応策の正味コストは全地球的に平均気温上昇が1〜3℃未満の場合、便益をもたらす影響とコストをもたらす影響が混在する。2〜3℃以上である場合、すべての地域で正味の便益の減少か、正味コストのが増加する。(日本の場合、今のうちに対策を施せば、GNP1%程度のコストすむが、今のままの成長を進めるなら、GNP数%以上のコストがかかる。この辺のところはメモしていなかったので自信はありません。)

今後の予定
 ・第3作業部会報告予定 5月3日頃
 ・IPCC第4次評価報告は今年の11 月12 日〜16 日 スペインでのIPCC 第27 回総会で統合報告書が承認される予定。

 おおよそ以上だが、いづれも国連機関の130カ国以上、2500名以上の専門家による協力によって行われていることはブッシュ政権がいくら反対しても危機がすぐそばに迫っていることである。
 特に私が今日強く危機感を感じたのは、@今からどのような対策を施しても2030年までは温暖化による気温上昇は避けられない。A本来CO2吸収源である植物が気候変化、温暖化などの地球的変動要因の併発により、CO2排出源に変わってしまうということである。特にAの場合、植林などによりCO2吸収源となるはずが効果ゼロになってしまうことだ。

今日はまだまだ書くことが多くのここっているが、いつまでも書いてもきりがないので、この辺で止めたい。いずれ私のHPも環境だけのフォルダを作る必要があると思うが、もう少し時間がかかりそう。

4月20日(金)  ハイドン トランペット協奏曲(名フィル定期公演)
 山藤句会。1人メンバーが欠けた句会。今日も旧仮名遣いの勉強。
 名フィルの定期公演。今日は1階ロビーに楽団員が勢揃いして出迎えを受ける。こういうささいな心遣いがうれしく感激する。4月はシーズンのオープニングということで出迎えたということだった。地元の楽団ということで親近感が増す。曲目はハイドンの交響曲100番「軍隊」、トランペット協奏曲など。特にトランペット協奏曲は18世紀の作曲であるが、バックオーケストラは古典的だが、トランペットの独奏は驚くほど現代的。この曲はよく耳慣れたせいかもしれないが、やはり当時も先進的な曲ではなかったかと思う。(32254)

4月19日(木)
 しばらく妻と一緒に出かけていなので、もう満開は終わったと思うが、仏隆寺へ出かける。やはり落花ももうおしまいの状態。しかし自然に触れることはストレスの解消にもなる。このあと峠を越えて室生寺まで歩く。昨年も一人で同じコースを歩いたが、毎年同じ花に出会うとほっとする。今日見た花は紫華蔓、エンゴサク、カキドオシ、地獄の釜の蓋、二輪草、スミレそして石楠花。室生寺の石楠花はまだ早かったが、ところどころ咲いている木もあった。5月の連休中が見頃だろう。今日は締めて18,000歩ぐらい歩く。
 写真は、仏隆寺の桜は昨年の方がよいのでやめて、今日はエンゴサク、カキドオシ、二輪草を掲載する。なおTOPページには室生寺の石楠花を載せます。


エンゴサク

カキドオシ

二輪草

4月18日(水)  中日俳句教室(07.4.17)
 句友のTさんが入院している病院へ妻と一緒にお見舞いに行く。手術後の経過は順調だが、退院は5月10日とのこと。早くよくなってまた笑顔を見せてほしい。
 いつものように旅遊さんから今月の中日俳句教室の講義録を頂く。最近旅遊さんは目が悪くなったということだそうでそんな時でも講義録をまとめていただくことはありがたいことだ。一人でも多くの方に読んでいただきたい。今月は「即物ということ」のテーマで「伊吹嶺」にとって最も重要なテーマだ。【こちら】に転載しましたので、興味のある方は入ってください。

4月17日(火)
 たまに名古屋に出かけるとき、まとめて用件を消化する。今日は3件の用件、月1回の定期診察、そして夜はカリンカ句会。今日は少ない6名で行う。伊藤旅遊さんがまたNHKからBS俳句王国の入選連絡があったという。俳句はその時のお楽しみということで、皆さん是非28日(土)午前11時、NHKBS2を見てください。

4月16日(月)
 ISO審査員連絡会。いつも大阪へ行くとき、伊吹山を見るのが楽しみだが、今日は間近を通過しても何も見えず。
 連絡会は今年からの初めての経験で東京と大阪をTV会議でつないで行う。TV会議は最近はパソコンで安くできるようになったが、画面が小さくただ顔を見ているだけ。
 そう言えば、TV会議方式を日本で初めて商用化したのは昭和46年頃、帝国ホテルと大阪ロイヤルホテルをつないで行った時で今から30数年前になる。この時は、開発を計画した担当としては大赤字だったが、時々大企業が使用してくれた。
 私自身が仕事でTV会議を利用するようになったのは昭和52年頃横須賀と武蔵野の研究所間でよく利用した。その時の経験ではTV会議で何か新しい結論を出すような議論にはふさわしくなく、会議報告には役立つことぐらいだった。その後、何度もTV会議を経験したが、この印象は変わらなかった。今日久しぶりに利用しても同じ印象だった。やはり会議は報告議題と討議議題は分けて利用する必要がある。 夜、いぶきネット句会の合評会があるので、第2部の勉強会はさぼって帰る。
 合評会では最近次第に会員の方の発言が多くなり活発化してきているように感じた。
 今日、妻が初蕨を摘んできてくれた。「伊吹嶺」4月号の下里さんの随筆にあるように酢漬けの蕨にしたが、やはり私はおひたしが一番うまい。次は下里さんが紹介している細見先生の酢漬けの蕨の句。
   わらび茹で酢にして食べて昨日今日  細見綾子
   ゆでわらび酢びたしにするならはしよ     〃

4月15日(日)
 今日はいろいろなことが重なった1日。午前は愛知同人句会。いつもは成績が悪いのだが、めずらしく今日は栗田先生に採ってもらえた。
 午後からは俳人協会愛知県支部総会。講演は上田日差子氏。「ランブル」主宰で父は上田五千石。父を語るで非常に興味がテーマであったが、マイクの調子が悪くよく聞こえなかった。他の皆さんも期待していたのだと思うが、進行の事務局がすぐに対応すべきだったと思う。
 俳句大会は「伊吹嶺」の皆さんの成績がよかった。大会賞などを受賞された方は以下の通り。
 大会賞   牛蒡蒔く鹿垣高く組み直し         森靖子
   〃    ふるさとの家売る話黄砂降る        福田邦子
 入選賞   桃咲くや一気にふえし子の言葉       栗田せつ子
 栗田やすし特選  野火走るふるさとを母捨てきれず  江口ひろし

他に「伊吹嶺」同人が多数入選された。
 
 今日はこの俳人協会総会の直前に三重県で地震があった。ケータイで見ると当初三重県北部は震度5強と報道されたので、びっくりした。今日は妻は不在だし、試しに自宅に電話しても輻輳で通じなく、様子が分からない。会場にいて、TVの状況も分からないので、息子にTV放送の内容を知らせて貰う。そうしたら我が家の東員町は震度4でひと安心。帰ってみると震度の目安になるこけしが倒れていなかったので何でもないことが分かった。

 夜はいぶきネット句会の合評会。現在句友のTさんが入院手術されており、チャットの中で皆さんからいろいろお見舞いの言葉が交わされる。句友はありがたいものである。明日も合評会があるので、この中で皆さんに現在のTさんの状況をお知らせすることにする。(32119)

4月11日(水)
 我が家の団地近くの桜は2,3日前に満開になり、散り始めという段階だが、町指定の文化財として「東員八重山桜」があり、これが丁度今満開になった。ついでに散歩すると山帰来、通草の花なども見られる。一方我が家の庭には白い通草の花が自生している。小鳥が通草の種をこぼしたものと思われる。また春蘭も今が丁度咲いているところ。
 以下に3つの花のみ紹介します。なお東員八重山桜の拡大写真はTOPページに載せてあります。


東員八重山桜
(セコムでしっかりガード)

我が家の白い通草の花

我が家の春蘭

4月10日(火)  NHK俳句
 NHK俳句は4月から選者が変わった。8日放送分(選者長谷川櫂)を録画で見たが、懐かしい名前に出会った。
    春蘭やまた雲かかる日のおもて  宮沢房良
 宮沢さんは「風」の若手のホープで実力でとても私の及ぶところではなかった。もしかすると20歳代か、30歳前半で「風」賞を受賞するのではないかと思っていた。記録を見ると「風」350号(昭和52年)記念俳句賞を受賞している。私は早々と「風」の投句を辞めてしまい、その後の消息はつまびらかでないが、志城柏氏の「花守」の所属し、「花守」終刊後、現在「狩」の同人となられている。
 沢木欣一先生に次の句がある。
    婚近き青年兜虫拾ふ 
 この句は沢木先生が昭和46年に秋山郷に出かけたときに、案内役をした宮沢さんを詠んだものである。今も「狩」で活躍しておられるようである。

4月8日(日)
 「伊吹嶺」の運営委員会。10月の「伊吹嶺」10周年記念大会。8月の同人総会などの準備状況が話題になり、記念大会まであっという間に来そうな予感。
 運営委員会後、名古屋句会は間に合わなかったが、最後に顔を出し、4人で喫茶店でおしゃべり。話題は何となく飯田龍太の死去の話から、龍太の潔さに感心したことに話が広がった。
 そう言えば私の2年半前の日記(平成16年11月3日)に次のようなことを書いていたことを思い出した。
 
「俳句界」での座談会で廣瀬直人が言っている次の一言が印象的であった。「雑誌に作品を発表する場合、私にはいつも、龍太先生はどう見て下さっているだろうという緊張感がありますよ。」 私達も今は栗田先生に選をして頂いているが、私の句をもし沢木先生が見ておられたなら、このような句でよいかという緊張感が必要だと思った。今でも私達には栗田先生の選とともに、沢木先生の選を意識して俳句を作り続けるということが重要なことだと思った。

4月7日(土)  地球が過熱する(IPCC第2作業部会報告)(朝日新聞07.4.7)
 チングルマ句会。先月チングルマ句会で日間賀島、篠島へ出かけたので、この吟行時のよい句が多かった。
 今日の新聞でIPCC(気候変動に対する政府間パネル)第4次評価報告書の第2作業部会まとめが出ていた(ちなみに第1作業部会の結果はすでに2月に出ている。2月2日の日記を見てほしい)。ここでは各年代毎の複数の気温上昇予測シミュレーションが載っている。それぞれ気温上昇に伴う植物、農産物、洪水、海面上昇などへの影響の予測がなされている。それでは何度上昇までが許容範囲かという疑問があるが、この答えとしてその臨界点は2〜3℃だという。これを越えると植物、農産物極端に減り、これ以上になると加速度的に地球の温暖化に歯止めが効かなくなる。怖ろしいことである。いつも言われることだが、今対策を行えば間にあるというが、日本も含めてアメリカ、中国など本当にやる気があるのか。地球全体の問題なのに、まだ自国の経済発展最優先の持論を曲げないのだろうか。
 なお該当の記事は以下のアドレスから入ってほしい。
   http://www.asahi.com/science/update/0406/TKY200704060326.html(朝日新聞)

   http://www.meti.go.jp/press/20070406010/ipcc-p.r.-set.pdf(経済産業省公表文書)

4月6日(金)
 夜、町内自治会の班長会。結構面倒なことが多い。(31906)

4月5日(木)
 岐阜へ出かけた。丁度今頃が桜の満開。東員町はまだところどころしか咲いていないのに。

4月4日(水) 東京吟行
 定例の東京吟行に一昨年12月以来久しぶりに参加。栗田主宰以下23名が参加。寒い1日だったが、吟行中は日射しもあり、まずまずの吟行日和。ただ句会が終わってみるとびっくり、すごい豪雨。東京駅に着いたときは雪まで降ってきた。今年は暖冬のはずだったのが、最近私が出かけるたび、雪が降る。3月中旬東京に出かけたときは、東京での史上最も遅い初雪(3月16日)。奈良吟行に出かけた3月18日は初雪を経験。そして今日は東京4月の雪。
 吟行模様は【こちら】からどうぞ。

4月2日(月)
 いよいよ本格的な黄砂の時期に入る。散歩しても鈴鹿の山はもちろん、視界は1kmぐらいの感じ。桜が咲く頃、東員町には町指定の有形文化財である「イヌナシ」が咲く。今日はまだ満開でなかったが、真っ白な花が咲いていた。右側に写真を載せる。

4月1日(日)
 名古屋句会で東山植物園吟行。新入会員で一度も吟行したことがないとのことでみんなで体験吟行。植物園だけのゆっくりとした吟行。

3月31日(土)
 ISMS審査員拡大研修の試験結果が届く。予想はしていたが、合格。ただこれからISMS審査員登録までの道のりは遠い。
 夜久し振りの春雷がよく鳴っていた。明日の朝は雨が止んで貰わないと困る。我が家が今年1年町内の班長を務めることになっており、その最初の清掃日のため、中止になると翌週まで延期になり、翌週は我が家の都合が悪いため非常に困る。(31755)

3月30日(金)
 ISO審査員連絡会。
 ISO9001の国際規格も時代に合わせて少しずつ変えなくてはならない。現在我々が審査で基準文書としているのはISO9001:2000という2000年版の規格である。現在、2009年に向けて改訂作業が行われている。国際規格ということは世界何十カ国からのコンセンサンスを得た規格でなければならいので、時間もかかる。改訂進捗状況の最近の動きを聞いたが、案はいろいろ出ているが、2009年に改訂できるかどうか不透明な面がある。

3月29日(木)
 久し振りに1日ぽっかりと空いたので、妻と員弁川の上流で土筆摘み。今日はよく晴れて霞がかかっているわけではないのに、鈴鹿の山が何となく白っぽい。今年も黄砂の時期に入ったのがよく分かる。土筆はよく取れたが、員弁川の土手の桜はまだ蕾が膨らんだ程度。ただ囀りの時期、真っ直中で、雲雀、鶯、目白、春の鵙、雉子、黄鶺鴒などなど。
 夜は土筆の佃煮、野蒜の味噌和え。季語はたっぷりとあるが、なかなか俳句は出来ない。

3月28日(水)
 いぶきネット句会では「句会報」で毎月2名づつ短文を発表しているが、会員の文章は「伊吹嶺」のHPやさらに一部は「伊吹嶺」誌に発表している。同人はどこへも載せないので、気楽に書いている。1年に1回ぐらいしか依頼が回ってこないが、今月は思いつくまま書き殴ったという感じ。興味のある方は【こちら】から入ってください。

3月27日(火)
 昨日審査したN社の暫定報告書提出。

3月26日(月)
 N社のISO定期審査。ここの会社とのつきあいはもう5年になる。しかし何年付き合っても審査となると気を遣うし、リーダーを務めるとストレスがたまる。最近は審査に出かけるとぐったりと疲れ、帰ってくるとほっとしてつい飲みたくなる。そうするとますますメタボリックシンドロームが進行する。

3月25日(日)
 昨日に引き続き、今日は「伊吹嶺」創刊10周年記念号の企画のみを行う。細かいことはこれから詰めていくことになるが、外部からの寄稿のお願い、内部の原稿依頼の項目などのアウトラインを決める。いばらくは毎月、記念号の企画を並行して行うことになる。(31615)

3月24日(土)
 「伊吹嶺」編集会議。いよいよ創刊10周年記念号の企画に入らなければならないが、それは明日行うことにして今日はいつもの5月号の編集と7月号の企画。
 夜、自宅に帰ってきたら、陶器の置物が届いていた。今年の正月に柘植の虹句碑を訪れたとき、投句箱があったので、1句投句しておいたのが優秀賞と言うことで記念品が届いたもの。ただ気に入ったのは伊賀市の障害者授産施設「きらめき工房」が手作りて作った置物だと言うことだ。こういう利用方法を行えば、貰う方も和むし、、作る方もやりがいがあるのではないか。

3月23日(金)  ベルリオーズ幻想交響曲(名フィル定期公演)
 山藤句会。いつものように「新選句練習帳」で勉強会を行う。この勉強会も大分消化したので、次のテーマを考えなければならない。
 句会が終わってから急いで名古屋に出かけ、名フィルコンサート。今日は超有名なベルリオーズの幻想交響曲。標題音楽を開拓したのはたぶんベルリオーズが初めてだと思う。ベートーベンの田園も表題音楽的だが、これは自然をモチーフにしている。幻想交響曲は内面的な感情描写を行ったところに新しさがある。5楽章のそれぞれの副題でほぼ内容が分かる。当時としては非常に異質だった思うが、初演(1830年)は大成功だったとある。それだけ分かり易い曲だと言うことだろう。
 俳句も新しさを求めても分かり易さがなければ駄目だろう。逆に分かり易い句でその中に新しさ(内容、表現?)があると成功するのだろう。それは写生俳句であっても、抽象的な俳句であっても同じだと思う。

3月22日(木)
 ようやく来週のN社の審査準備が終わる。手つかずになっていた「伊吹嶺」特別会計名簿の整理もやっと終わる。昨年より1ヵ月遅れの配付になって申し訳ない。
 伊藤旅遊さんから3月20日の中日俳句教室の講義録を頂きました。「栗田先生の選評はみなさんの参考になると思い、出来るだけ多く掲載するようにしています。」との旅遊さんからのコメントもありました。ありがたいことです。読まれたい方は【こちら】から入ってください。

3月21日(水)
 我が家実家のお寺さんの住職さんが亡くなられたので、葬儀に参列。父方、母方の出身地である谷汲村まで遠く出かける。せっかく遠くまで出かけたので、そのまま根尾の能郷まで足を伸ばす。ここには「うすずみ温泉」があり、入浴、宿泊も出来る。能郷白山の写真を撮ろうと思ったが、天候が悪くなり、霙まで降ってきた。その代わり蕗の薹をたっぷりと取ることが出来た。今日見た花は猫の目草、クキザキイチゲ、咲き初めの黄華鬘。写真は雪模様の能郷白山とキクザキイチゲ。(31517)


春の雪が舞ってきた能郷白山

今日見た花(キクサキイチゲ)

3月20日(火)
 やはり先週1週間続けざまに出かけているとめまいもひどくなっている。今日は夜のカリンカ句会に参加。つい先日の奈良吟行に出かけた方も多く、奈良の良い句を見せていただいた。

3月17日(土)〜18日(日)  オフ句会奈良吟行
 東京から帰って直ぐ翌日オフ句会の奈良吟行に参加。久し振りの1泊吟行で23名の参加を得て、にぎやかな吟行会になった。特に今回は、地元の内田蒼天さんのご準備、ご努力のおかげで随分と行き届いた吟行となった。蒼天さんに感謝。吟行模様は【こちら】から入ってください。

3月14日(水)〜16日(金)  ISMS審査員拡大研修
 今私が持っている資格はISO品質審査員(JRCA主任審査員)、ISO環境審査員(CEAR審査員補)だけで、これまでの業務経験から以前から取りたいと思っていた資格にISMS審査員がある。既に品質審査員、環境審査員の資格を持っている場合は3日間の拡大研修で資格の権利が取れることが分かったので、受講に参加した。年齢的には既に遅きに失した感じはあるが、実務としての可能性はないものの資格だけは取得したいと思って受講した。ただ3日間コースのため、事前のレポート提出、研修は夜8時までかかる強行軍であった。3日目の最後には記述式も含めた2時間の試験がきつかった。結局2時間フルに書き続けでようやく研修コースを終えた。
 あとは2週間後の試験結果を待つのみ。ただ研修に合格してもJRCAでの審査員資格の条件を満足していることが必要。

3月13日(火)   欅句会上野吟行
 ISMS審査員研修のため、東京に出かける。今日は一灯さん始め欅句会メンバー4名と上野から本郷にかけて吟行を行った。欅句会の皆さんには大変お世話になりました。吟行模様は【こちら】から入ってください。

3月12日(月)
 14日からのISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)審査員研修のための事前レポート作成に1日中閉じこもり。

3月11日(日)
 風花の舞う寒い日の名古屋句会。一人欠席すると寂しくなる人数。私は行けなかったが、先週名古屋句会、蒲郡句会で下賀茂神社へ雛流しの吟行に行ったので、雛流しの句によいのが多かった。
 これでしばらく俳句と自宅から離れて、今週は東京で研修、その後奈良でインターネットオフ句会で自宅にいる時がなくなる。(31263)

3月9日(金)
 3月下旬に行うN社のISO審査計画書を提出。
 帰りに近くの漁港の小女子干しを見に行く。今日はよく晴れて風も強かったので、漁港についたときはもうすぐで取り込むところだった。小女子は小さいほどよく乾き、大きいものは釜揚げしたまま売っていた。右の写真は小女子干しをしているところ。

3月8日(木)   中国からの大気汚染物質が北太平洋に「嵐」を増やす(読売新聞07.3.8)
 愛知同人句会。本来は第3日曜日が出席日であるが、この時は奈良に出かけているので、準備不足のまま今日の句会に出席。当然成績は悪い。
 また鈴木真理子さんと打合せの結果、今年の「伊吹嶺」特別会計名簿の原案と特別会計費の入金の突合が終わったので、ようやく名簿作成に着手出来るが関係者にお渡しできるのが4月になりそうでいつもより1ヶ月遅れになる。これも私がてきぱきと仕事を進めない結果である。
 毎年今頃になると中国からの中国からの「沙塵暴」が日本に黄砂となってやってくるし、黄河汚染による海水の栄養扶養化により「エチゼンクラゲ」がやってくる。さらに今日の新聞では、「中国からの大気汚染物質が北太平洋に「嵐」を増やす」と米テキサス農工大での研究発表。もういい加減にしてほしいという感じ。記事の内容の一部を書き抜くと、「中国などアジア地域では暖房用に石炭やまきを燃やすため、すすや硫酸化合物が発生し、偏西風によって太平洋上へ運ばれる。汚染物質が水分を集める核となり、雲を成長させることも、コンピューターによる再現実験で確かめられた。

3月6日(火)
 今日は啓蟄であるが、雪が舞う寒い日となった。このところ4月頃の陽気で蜥蜴や蟻の姿を見たが、啓蟄になるととたんに雪が降るおかしな天候。
 いつものように毎月検診で病院へ出かけたが、帰りに名古屋駅で降りると、ミッドランドスクエアのオープンの日だったことに気づいた。私もお上りさんの一人であるので、早速44Fのスカイプロムナードに上ってみた。今日は雪模様で雲がたれ込めていたが、風が強いおかげで御嶽も見えた。伊吹山の方は雲のせいか、ツインタワーのせいか分からないが見えなかった。ここの44Fは外気の吹きさらしでプロムナードの寒さを実感した。
 遅くなったが、「伊吹嶺」3月号に掲載の『霜華』1句鑑賞を【こちら】に載せましたので、興味のある方は入ってください。またお恥ずかしいことだが、江口さん、河原地さんの3ヵ月連続競泳の第1回の評も3月号に掲載されましたので、これも興味のある方は【こちら】から入ってください。3ヵ月連続で20句を発表することは大変なことである。それを拙い私の評で申し訳ない。今回は鑑賞でなく、批評も交えてくれという編集部の要請であったので大変書きにくかった。今読んでみると的外れのような評になってしまったことを反省している。

3月5日(月)
 1日中、引きこもりで今月末のISO審査のための計画書作成、文書レビューにかかりづめ。もうこの会社は何度リーダーを務めることになるのだろうか。
 今日奈良オフ句会のメンバーを受信した。総勢24名のにぎやかな句会になりそう。また地元でお世話をいただく蒼天さんがNHK俳句の特選を取られたので、蒼天さんの祝杯の句会にもなりそう。

3月4日(日)
 時々暇があると近くの南濃町の温泉(水晶の湯)に出かける。ここは一寸丘に登れば名古屋市内などが一望に出来る。今日は霞で見えなかったが、御嶽、中央アルプスも一望できる。温泉で身体の箍が外れるほど浸かるのもストレス解消に最適。

3月3日(土)
 チングルマ句会。先月有志で出かけた北極圏の句が多かった。真冬でよく出かけるものだ。地球温暖化といっても零下35℃ぐらいで、着る服は宇宙服ほどの10kgぐらいの重さだそうだ。
 句会後、次男の娘の初節句のお祝いに出かける。次男の妻のご両親も神戸から来ており、恐縮する。(31073)

3月2日(金)
 ようやく確定申告を会計事務所へ提出。昨年は仕事を大分セーブ(仕事が来なかった?)して収入が少なかったので、還付金が多くなると思ったら逆に還付金が少なくなるという。その理由は分からない。
 4月から城山2丁目自治会の班長を務めるための打合せに出る。自治会の入居者順のため、引き受けざるを得ない。1班で約30軒を受け持つ。今年1年は逃げられない。

3月1日(木)  うららかなれば中馬道へ
 ようやく確定申告の資料を作成し、天気もよかったので足助の雛を見に行く。ウイークディのためすいているかと思ったら、最近は雛見物ツアーで結構人出が多かった。足助では約230軒の店、個人宅で雛を公開している。とても全部は見ることが出来ない。明治から昭和まで塩を中心とした街道として相当にぎわっていた様子がよく分かる。
 ついでに三州足助屋敷も行こうと思ったが、木曜日は休館日のためがっかり。飯森山のカタクリの状態もまだ早かったが、もう蕾も付けているものがあり今年の開花は早そう。以下は足助の主な写真。


馬の接待水と馬頭観音

「観音様に顔三つ」

駐車場は満車と犬が案内

豪華な雛飾り

明治時代の内裏雛

男の子用の土雛

一輪草も咲いていた
(アズマイチゲ)

蕾を付けていたカタクリもあった

三椏はこれから花をつけるところ

2月28日(水)  飯田龍太氏死去
 今日は春うららの季節になったが、1日中確定申告のための資料作りで家に引きこもり。
 今日の新聞で飯田龍太さんが亡くなったことを知った。92年に「雲母」を終刊させ、自らも俳壇からの引退したことは驚きを持ってニュースを聞いた覚えがあった。飯田龍太の句集をまとめて読んだことはなかったが、有名な句は多い。
   春の鳶寄りわかれては高みつつ
   紺絣春月重く出でしかな
   山河はや冬かがやきて位に即けり
   父母の亡き裏口開いて枯木山
   一月の川一月の谷の中
   かたつむり甲斐も信濃も雨の中
   ふるきよきころのいろして冬すみれ
   懸命に瀧落ちてゐる小春かな

 新聞では鷹羽狩行の「蛇笏の息子とか大結社の威光とかは関係なく、作品と論の両方が優れたまれに見る大俳人、現代の"俳仙"だった。」とのコメントが印象的だった。(中日新聞)
 他の新聞では朝日新聞の山梨版が詳しい。次のアドレスからどうぞ。
  http://mytown.asahi.com/yamanashi/news.php?k_id=20000000702280001

2月27日(火)  「不都合な真実」上映会(なごや環境大学)
 昨日のアメリカアカデミー賞が決定された。日本では「硫黄島からの手紙」、助演女優の菊池凜子がニュースばかりに出ていたが、「不都合な真実」がドキュメンタリー映画賞を受賞した。
それに合わせたかのようにタイミングよく、なごや環境大学主催の「不都合な真実」を見に行った。以前書籍版の時に、ここに書いたことがあったが、ゴア元アメリカ副大統領の活動を綴った1時間半あまりのドキュメンタリー映画。映画の内容は書籍版を忠実になぞったもので、これを分かりやすく、1時間半という短い内容にまとめてあった。やはり映画は本(これもかなりビジュアルだったが)より映像に迫力と現実味を帯びてくる。ゴアは映画の中で「温暖化は科学だけの問題ではない。政治だけでの問題でもない。これは実はモラルの問題なのだ。」と言っているが、やはり相当政治に意識した発言も多々あった。こういう内容は、それこそ京都議定書を一方的に離脱したブッシュ政権にとっては「不都合な真実」なのだろうが、アメリカ政府のこういう態度があっても、アカデミー賞を与えたアメリカ映画界は健全ということか。
 ただ残念なことはこの映画が日本ではほとんど上映していないことだ。以前名古屋では名古屋ベイシティのTOHOシネマズでしか上映していないと書いたが、まだ上映しているのだろうか?(30973)

2月26日(月)
 ようやく時間の隙間が出来たので、実家の岐阜から岐阜同人句会に出席。いつものことながら、けいさんや一灯さんの出席の熱心さには頭が下がる。今日の句では櫻井さんの「伊吹嶺」のない新鮮さを感じる句に惹かれる。「伊吹嶺」に長くいると類型的な表現に感覚麻痺してしまうが、櫻井さんのような感覚で新しい表現、素材を考えたい。

2月25日(日)
 所要のため、昨日から岐阜に来ているが、確定申告の申告資料作成に尻に火がついてから、さらに火傷しそうになっているので、1日中、資料作りに精を出す。それでもやっと1年分の出納簿の記入が終わったところ。これから申告資料の計算と提出資料の作成が待っている。

2月24日(土)
 「伊吹嶺」編集会議。今までは編集会議と名前はかっこいいが実のところ編集作業に過ぎなかった。栗田先生は、これからは本当の編集会議を目指していろいろな企画を出してくれとの要望。今までの「伊吹嶺」の内容を見直して皆さんに読んでもらえる俳誌にしていきたい。

2月23日(金)
 N社の最終報告書の提出。
 明日は「伊吹嶺」の編集会議のため、「伊吹嶺」誌のあて名シールを印刷しようとしたら、突然プリンタが故障。故障状況を確認すると、プリンタヘッドが故障とのこと。やむ得ずレーザープリンタの方で1枚づつ手差しであて名シールを印刷する。レーザープリンタは厚いラベル用紙は普通印刷できないため。私の場合、レーザープリンタはISOの仕事で審査や報告書作成に使用している。結果的にプリンタを2台用意してあったのでこういう緊急時に役立った。また今日も無駄な時間を費やす。(30862)

2月22日(木)  桜の開花前線は南下する?
 今日も暖かい日で春を探しに散歩。舗装路を割って数mmほどの小さな花が咲いていた。妻に聞いたところ、「常磐はぜ」というそうだ。写真は右のとおり。ただ非常に小さいのでうまく写っていない。
 今年も桜の開花予想が出始める。今年は暖冬のせいで開花が早まるのは分かるが、桜が開花する条件としてウエザーニュースでは東京の開花は3月19日と出ているが、「桜の開花には冬の時期に、つぼみが寒気にさらされた上で目覚める「休眠打破」がなければ開花しにくく、気温があまり下がらなかった鹿児島や宮崎は、平年より遅い3月24日、同25日になると予想。」「桜前線は通常北上するが、今年は場所によっては南下しそうだ」と説明している。桜前線が南下するなんて聞いたことがない。暖冬はこんなところにも影響するのか。

2月21日(水)
 ISO審査員のリーダー研修。今日は自動車メーカーのプロセス、そのうちわれわれのグループは車の塗装プロセスについて、各工程ごとに審査で確認すべき規格項番、検証内容、確認記録などの審査プログラムの作成演習。

2月20日(火)  中日俳句教室(07.02.20)
 N社のISOサーベイランス審査。この会社は当初に比べてレベルが落ちてきている。また現場審査への移動時間がかかりすぎて十分な審査時間をとることができなかった。
 また今日旅遊さんから中日俳句教室の講義録を配信していただいた。最近は目が疲れてパソコンに向かう時間も多く取れないそうで、つらい中で配信していただくのが申し訳ない。例によって感謝を込めて【こちら】に転載しているので興味のある方は入ってください。

2月19日(月)
 確定申告資料を作るのに尻に火がついているが、たまには近くを散歩して春を探す。今日見た春は土筆、雲雀そして啓蟄もまだなのに、もう蜥蜴が出ているのを見つけた。動物の世界も地球温暖化の影響を受けて狂っている。毎年3月上旬の啓蟄の時期でも虫類は全然見たことがなかったのに。そして蕗の薹も結構多く出ているのを見つけ、今夜は蕗の薹のてんぷらに決まり。以下は今日見つけた春。


初めて見つけた土筆

もう蜥蜴が出てびっくり

蕗の薹のかたまりを発見

2月18日(日)
 愛知同人句会。私の成績はさておいて、今年から栗田先生が「中日俳壇」の選者になられたが、現在の投句者は偏っているという。「伊吹嶺」会員から是非多くの方の投句をお願いしてほしいとのこと。私もこれから句会で投句を勧めることにしたい。また「ふれんどあさひ俳壇」の選者もなさっているということで、こちらも投句してほしい。(但しこちらは名古屋以外の尾張地区の朝日新聞が配達されているエリアのミニコミ誌) このHPを見ておられる方は次のアドレスで投句先を確認して、投句をお願いします。
  http://www.ibukinet.jp/osirase.htm

 また栗田先生は、最近「伊吹嶺」誌の投句に観念的な句が見受けられるという。「伊吹嶺」同人として俳句の基本の即物具象をよく指導してほしいこともおっしゃった。これも同人の指導次第と思うので、心しておかなければならないと思う。(30742)

2月17日(土)
 「伊吹嶺」同人の平松公代さんのご主人が亡くなられた。まだ我々の年代だと思うが、あまりに早いご逝去である。お悔やみ申し上げたい。私は申し訳なかったが、仕事が溜まっていたので、告別式には妻だけ出席させていただいた。 合掌

2月16日(金)
 山藤句会。今日は2名欠席のため、少しさみしい句会になった。しかし勉強はたっぷり出来た。いつものように「新選句練習帳」の他、「伊吹嶺」誌もじっくり読んだ。
 夜は2日目のいぶきネット句会の合評会。

2月15日(木)
 毎日どたばたしており、この日記も書く余裕がない。
 今日は審査報告書の作成、「伊吹嶺」原稿を書くこと、明日の句会の句の準備とバラバラとやっており、何をやっているか分からない。そろそろ確定申告に取りかからないと間に合わない。心は焦るばかり。
 夜はいぶきネット句会の合評会。こちらは意見が活発に出て活気がある。ただ同人としてあまり発言を多くすると、会員さんが発言しにくいことに反省、反省。

2月12日(月)  「ひとたばの手紙から」(宇多喜代子)
 数年前、「ひとたばの手紙から」(92年 邑書房)を図書館で読んだことがあったが、最近クリント・イーストウッドの映画「硫黄島からの手紙」が評判になっている。
 「ひとたばの手紙から」は、ある島にあるアメリカ人が当時ジャズシンガーとして慰問に訪れたとき、日本人のひとたばの手紙を見つけて持ち帰った。この時この人(メリーアンさん)は「立ち去ろうとするとなぜかその手紙の束が声を発する。気になったので、その手紙だけをポケットに入れて持ち帰った。」という。そして数十年後、宇多喜代子がアメリカのシー・クリフに旅行したときその手紙を託したという。それを機に宇多喜代子は「戦火を見つめた俳人たち」という副題で、女性の目から見た戦争俳句の歴史、鑑賞の本を発刊した。当時の本ではその手紙の結末は解決しなかった。
 私は数年前この本を読んだとき、宇多喜代子は、その島は沖縄だったと言っていたが、もう一度確かめたくて、2,3日前にこの文庫本版を買った。すると驚いたことにある島とは硫黄島であることが分かり、邑書房から出した単行本のおかげで手紙の発信者が分かるという顛末記が文庫本には書かれていた。
 丁度冒頭に述べたように「硫黄島からの手紙」が話題になっている折り、タイミングがよいというか運命的なものを感じもう一度読み直した。映画のあらすじはよく分からないが、「硫黄島からの手紙」は硫黄島の兵士から家族に宛てた手紙を元に映画化されたと言うし、「ひとたばの手紙から」は家族が硫黄島の夫に宛てた手紙だった。硫黄島からと、硫黄島へとの差はあるが、いずれも心打たれる内容である。
 「ひとたばの手紙から」をまだ読んでいない人は是非お読みになることを勧めたい。手紙の顛末は別にしても戦時中の俳人がどんな気持で俳句を作ってきたかがよく分かる。この本に引用された俳句は無数にあるが、少しだけご紹介したい。
   友をはふりなみだせし目に雁たかく   長谷川素逝
   わが馬をうずむと兵ら枯野掘る         〃
   戞々とゆき戞々と征くばかり        富澤赤黄男
   吾はなほ生きてあり山河目にうるむ      〃
   射ちつくし壕すてざりし屍なり        片山桃史
   なにもない枯野にいくつかの眼玉        〃
   射ち来たる弾道見えずとも低し       三橋敏雄
   いっせいに柱の燃ゆる都かな           〃
   この海に死ねと海流とどまらず       波止影夫
   降る雪に胸飾られて捕へらる        秋元不死男
   冬シャツ抱へ妻が会ひにくる            〃
   吾のみの弔旗を胸に畑を打つ        森 澄雄
   英霊に大寒の雲夕焼けたり         沢木欣一
   目醒むるや軍歌貫く露万夥            〃
   戦友ヲ焼キピストルヲ天ニ撃ツ       西東三鬼
   かなしければ壕は深く深く掘る       鈴木六林男

 
と書けばきりがない。しかし本題の女性の戦争俳句も紹介しなければならない。
   戦死せり三十二枚の歯を揃へ       藤木清子
   人征きしあとの畳に座りつる        すずのみぐさ
   炎天や一片の紙人間の上に        文挟夫佐恵
   耐ふべしと母は耐へにき京鹿の子     及川 貞
   還らじと還らじとをみなみな我等       三橋鷹女
   断層に秋風がしむ別れかな         細見綾子
   帰り来し命美し秋日の中              〃

 
と女性の句も書き出せばきりがない。

2月11日(日)
 名古屋句会。相変わらず鈴木みや子さんからは繊細な感覚の句を見せていただく。ここに紹介できないのが残念。

2月10日(土)  『不都合な真実』(アル・ゴア)
 「伊吹嶺」の運営委員会。10月7日の「伊吹嶺」10周年記念俳句大会の準備は着々と進んでいる。今から準備は大変だが、成功することを願うとともに、少しでも役立つようなことをしていきたい。編集部の方からは「伊吹嶺」誌の今年からの新企画を皆さんからご意見を頂いた。少しづつでも進めていきたい。
 ようやくゴア元アメリカ副大統領の『不都合な真実』を読んだ。環境に少しでも興味を持たれる方には是非読んでほしい。まず帯封の「地球のためにあなたが出来る最初の一歩はこの事実を知ることだ。」と刺激的だ。タイトルのキーワードは随所に出てくる。
・気候の危機に関する真実は、自分たちの生活を変えなくてはならないという「不都合な真実」だからではないかと思う。
・温暖化に関する真実は一部の力の強い人々や企業にとって特に不都合であり、歓迎せざるを得ないものなのだ。

などの主張が非常にビジュアルで分かり易い。しかも今まで私が知っている科学的根拠も妥当なものだ。
ビジュアル的なものとしては
・温暖化のしくみ(温室ガスとは?)
・キリマンジャロの30年前の氷河と現在の雪が激減している写真
・氷河の後退(アメリカのボルダー、アルゼンチンのパタゴニア、アラスカのコロンビア氷河、ペルー、スイスのチェルバ氷河、ヒマラヤ氷河等々)
・世界の最高気温記録の数々
・ハリケーン、洪水の凶暴化、世界各地での干ばつ、砂漠化の同時進行(特にハリケーン・カトリーナは刺激的)
・地球における”炭坑のカナリア”としての北極、南極の加速的な氷の溶融、永久凍土の温暖化、南極の棚氷の崩壊
・珊瑚の白化、死滅
・グリーンランドの氷床の急速な減少
・世界各地での海面上昇現実とその予測地図

などと書き出したらきりがない。これらのいずれもビジュアルな写真で説得力がある。
そしてゴアは「温暖化は科学だけの問題ではない。政治だけでの問題でもない。これは実は倫理の問題なのだ。」と言っているが、暗にというより、陽にブッシュ政権の間違った政策も批判している。歴史にIFがあれば、ゴアが大統領になっていれば、アメリカが京都規定書から離脱して、自国の経済成長最優先の政治はなかっただろう。環境ををよく勉強しているゴアの姿勢を読むと少なくともブッシュより数段良心的である。
何しろ大型本で328頁もあるのでとても紹介しきれない。是非皆さんも読んでいただいて、映画も見てほしい。ただ名古屋では名古屋ベイシティのTOHOシネマズでしか上映していない。2月27日になごや環境大学で行われる試写会を申し込んでいるが、希望者殺到で抽選に当たるかどうかは分からない。なお「不都合な真実」の公式サイトは次から入ってください。(30521)
    http://www.futsugou.jp/

2月9日(金)  マーラー交響曲第6番(名フィル)
 名フィル定期コンサートのついでに日展を見る。最近はめまいのため、じっと立っていることが苦痛でじっくり見ることが出来ず、駆け足で見た。でも櫻井真理さんの彫刻、森怜華さんの書だけはしっかり見た。
 名フィルの演奏はマーラーの6番。『悲劇的』という副題が付いているが、マーラーは難しくてよく分からない。演奏も1時間半もかかるもので、これだけ長時間で激しい曲をよく作曲するものだと感心する。粘り強く高いモチベーションを持って作曲するだけに脱帽する。オーケストラの構成もこれ以上ステージに座れないくらいの大人数での演奏。

2月8日(木)  燃料電池車(朝日新聞07.2.7)
 最近は毎日のように新聞に環境の記事が絶えない。最近は燃料電池車開発が現実のものとなった。昨日の記事は中国が国をあげて燃料電池車の開発を行っているもの。
 現在はガソリン車の次としてプリウスなどのハイブリッド車が実用化されたが、燃料電池車さらに電気自動車までの開発はまだまだ克服すべき課題が多い。一番のネックは航続距離の短さ、冬期利用の問題とコストである。
 燃料電池については最新では「日経エコロジー」3月号があり、昨年は「ニュートン」の11月号に詳しい記事が出ている。いずれ詳しいことをまとめてみたい。

2月7日(水)  俳句のない吟行(答志島)
 昨日は4月上旬の暖かさだったが、今日も暖かいと思い、鳥羽の答志島に遊びに行った。答志島は九鬼嘉隆の首塚、胴塚があることで有名。日差しはあり、気温もまあまあだったが、風が強く寒く感じた。我が家から鳥羽までは2時間ほどで行けるので近い。時間的余裕が十分あったので、答志島を一通り回ることが出来た。人麻呂歌碑、岩屋山古墳、蟹穴古墳、胴塚、首塚など。
 答志島の漁港には近海物が多く、スズキ、鯛、ウマズラハギ、ふぐ、蛸、なまこなどが見られた。また浜では若布、小女子などを釜ゆでしていた。
 結局今日は俳句を作らない吟行となった。以下は主な写真。


答志漁港(許可なしでは
入れない)

赤なまこ(太い糞にびっくり)

人麻呂歌碑

浜の釜で若布を茹でる

色鮮やかな磯ヒヨドリ

岩屋山古墳

小女子干し(土産をここで買った)

九鬼嘉隆の胴塚

九鬼嘉隆の首塚

2月6日(火)  CO2海底封じ込め(中日07.2.4 朝日07.2.6)
 地球温暖化対策の一環としてCO2を海底に封じ込める方法は以前から検討されていたが、環境省では法定化(海洋汚染・海上災害防止法改正)を考えているという。これが実現すれば、100年分のCO2を封入することが出来るが、技術的にはどうか。CO2の海底漏洩しない可能性は99%というが、万一漏洩すれば、大変な海底汚染となり海水の酸性化で海底生物に打撃が大きいと思う。
 また今日の朝日新聞ではアラブでは石油プラントの地層にCO2を圧縮封入するという方法も報道された。
 いずれにしても技術的に100%見通しがついている状態でやってほしい。なお中日新聞の記事は以下から接続できます。
   http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20070204/mng_____sya_____000.shtml

2月5日(月)
 今夜、ウイルス対策ソフトの2007年版へのバージョンアップを行って、新しい機能を適当に設定したら、インターネット、メールなど一切受け付けなくなってしまった。プロバイダを認識するための何らかのデータを消去したらしい。とりあえずもう1台のノートパソコンでISOの書類作成とメール発送を優先させて行った。また午後9時締切のいぶきネット句会の投句が間に合わなくなり、催促のメールを頂いてしまった。
 一段落してから、いろいろシステムの復元を行ったが、すべて失敗。明日から元のパソコンの初期化を行い、LAN環境の設定、インターネット、メール環境の整備、周辺機器の再設定、アプリケーションの再インストールなど頭の痛い作業が続く。
 最近はパソコンに複雑な機能、アプリを簡単にインストールできるため、現状復帰は大変である。幸い今回は外付けHDDは無事であったので、個人データはすべて残っていてよかった。HDDも万一のことがあるので、HDDのファイル、デジカメデータなどこまめにバックアップすることが欠かせなくなった。
 今夜はそろそろ寝ないと、明日に差し支える。

2月4日(日)
 今日は立春。風は強いが、日差しは明るく、まさに春は光から。春を探しに、近くを散歩したが、暖冬と言っても春はまだまだ。以下は今日見た春の一部。(30328)


満開の白梅もある

多くのホトケノザが咲いている

麦は芽麦から青麦へ

2月3日(土)
チングルマ句会。先日の安曇野吟行によい句があった。
 なお先日の吟行記に今日の1句を掲載しませんでしたが、今日追加しました。トップページから吟行記に入ってください。

2月2日(金)  21世紀末には温暖化影響で1.8〜4℃上昇(IPCC)
 1月30日の日記で、国連環境計画が氷河の溶解スピードの記事を紹介したばかりなのに、今日は各社一斉にIPCC(気候変動に対する政府間パネル)の第1作業部会で、温暖化会合第4次報告が報道された。それによると「温暖化は確実に進み、90%の可能性で、人間活動による温室効果ガス排出が要因であると断定し、21世紀末には1.8〜4℃の気温上昇は避けられない。」予想している。1.8℃上昇というのは省資源で循環型社会を形成した場合。4℃上昇はこのまま化石燃料に依存した場合で最悪の場合は6.3℃上昇するとのこと。その他、北極の海氷が夏には消滅、海水面の上昇、海水の酸性化などいろいろな影響が予想されている。
朝日新聞、毎日新聞が比較的詳しく書いてあるので、以下のHPアドレスで確認して下さい。
   http://www.asahi.com/international/update/0202/012.html(朝日新聞)
   http://www.mainichi-msn.co.jp/science/env/news/20070202k0000e040073000c.html(毎日新聞)
 
 また最近購入した「不都合な真実」(アル・ゴア)も非常に興味のある本だ。大型本で、320頁以上あるので、まだ読み切っていない。感想は後日に、この日記に書きたい。

2月1日(木)  コバケンスペシャル9(チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番、交響曲第6番)
 コバンケンのMy Favorite Numbers6として、今日は超有名曲のてんこ盛り。
 ピアノ協奏曲は中村紘子のピアノ。生で聴くと随分と迫力がある。いまだに元気な中村紘子パワー溢れたピアノを弾くというより、叩きつけるような演奏を聴くと、ピアノが悲鳴を上げるほど激しい音となる。特にピアノの残響もビンビンとひびく前の方の席にいたので、よけいにピアノが悲鳴を上げている感じを受けた。
 交響曲6番も、今日は特にウィーンフィルからコンサートマスター、主席ホルンとしての客演があり、さらに外国演奏者を含めた10人以上の客演もあって、いつもより充実した演奏が聴けた。特にホルンがよく、安心して聴けた。
 今日は中村紘子が2曲、コバケンが1曲のアンコールがあったので、帰りのバスが30分遅れしか乗れなかった。充実したバスの遅れであった。
 
 以前、1月16日の日記に蛙のツボカビ症の懸念記事を紹介したことがあったが、ようやく環境省も流通調査に乗り出すようだ。(毎日新聞) ただ当面はペットショップを対象というから、まだまだの感。まず蛙を輸入した個人の調査とその蛙、水の管理をどうしているかを調べるのが最優先だと思うのだが。
 環境省のツボカビ症調査の報道発表資料は次のアドレスから確認して下さい。
   http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=7979

1月30日(火)  どこもかしこも暖冬
 今日は名古屋の最高気温が14℃と、3月下旬並の気温で今年は明らかに暖冬化傾向が強い。今日の新聞でも、「地球温暖化とみられる影響で世界の氷河の厚さが05年、平均66センチ(氷換算値)減ったと世界氷河モニタリングサービスが30日公表。」(朝日)。「国連環境計画は世界各地で氷河の縮小が急激にペースを速めており、2000〜05年の間に観測された氷河融解のスピードは、1980年代の3倍に達したとする最新データを公表。」(読売)。「神戸ではスキー場の雪不足に悩み、高校総体は一部競技で開催危機に陥った。」(産経)。また「榛名湖ではワカサギの氷上穴釣り中止したとか。」(産経)と毎日の記事は地球温暖化を示唆するものばかりである。
 
遅くなりましたが、27日(土)に出かけたチングルマ句会での白鳥を見にいった吟行記を載せた。興味のある方は【こちら】から入ってください。

1月29日(月)
 ISO審査員連絡会。最新の情報吸収のほか、フリートーキングの時間では、審査で困ったことなどいろいろ意見、体験談を述べ合う。
 「伊吹嶺」2月号が届いた方もおられると思うので、栗田先生の『霜華』1句鑑賞を【こちら】に転載しました。興味のある方はご覧下さい。(30172)

1月28日(日)
 「伊吹嶺」編集会議。3月号の編集と5月号の企画。そろそろ10周年記念号も少しづつ企画していくことになる。今日は片山さん、清水さんの送別を兼ねた夕食会も行う。お二人は「伊吹嶺」創刊以来、10年間、編集に企画にリーダーシップをとっていただいた。これからも執筆などにご協力をお願いすることになる。

1月27日(土)
 チングルマ句会で安曇野の御宝田遊水池に白鳥を見に吟行。予想外の暖かさでとまどう。吟行模様については【こちら】に掲載しましたので、興味のある方はお寄り下さい。

1月26日(金)
 「伊吹嶺」の句友で武藤光晴さんが4年前ぐらいからホームページ(HP)を開設している。名前は「俳句とカメラで綴るムーさんの歳時記」である。このHPの写真が非常に鮮明で見やすい。現在は「伊吹嶺俳句歳時記」と称して伊吹嶺同人、会員の作品を歳時記的にどんどん打ち込んでいる。いずれこのページを見れば伊吹嶺の主な作品を見ることが出来るだろう。
 その光晴さんから私のHPをリンク集に入れたいとの連絡があった。早速私もお返しに光晴さんのHPをリンク集に入れた。光晴さんのHPに興味のある方はトップページのリンク集から、または次のアドレスから入ってください。
   http://home.e08.itscom.net/haikai/index.html

1月25日(木)
 まだ大寒の寒い日だが、自宅近くで春を探しに散歩。しかし春の息吹はまだまだ。今日見つけた冬は冬すみれ、冬苺。春は蕗の薹、咲き始めた梅、雉。榛の花も大分咲いてきた。風も鈴鹿颪が相当強かったが、真冬の風ではなかった。
 以下は今日の主な写真。
   蕗の薹見つけし今日はこれでよし  綾子
 夕方、昨日審査したN社の暫定報告書を審査機関に提出に出かける。


見にくいが冬すみれ

まだ実をつけていた冬苺

蕗の薹

1月24日(水)
 N社のISO定期審査。日帰りだが、遠いので、朝に朝星を抱き、夜に曇って見えない夜星を抱きて帰る。最近は1人審査の方が疲れる気がしてきた。

1月23日(火)  海の酸性化でサンゴが死滅(朝日新聞 07.1.23)
 今日の朝日新聞で、「化石燃料から排出されるCO2は温暖化への影響だけでなく、CO2が海に溶け込むことにより、海が酸性化し、サンゴを死滅化するなど生態系に大きな影響を与えることを北海道大学などの研究グループ影響評価の研究を始めた」という記事。現在の海のpHは8.1程度だが、大気中のCO2が年1%増えると、pHが7.8まで下がり、炭酸カルシュムで出来たプランクトンの殻やサンゴの骨格が溶けるという。
 CO2は地球の温暖化だけかと思ったら、サンゴなど炭酸カルシュムを主体とした生物まで死滅させるというショックな報道。地球の温暖化は次々と地球を危機的状態に追いやっている。こういうニュースが数多くあっても、ブッシュ政権は相変わらず京都議定書批准から離脱し続けるのだろうか。なお興味のある方は次のアドレスから見られます。
        http://www.asahi.com/science/news/TKY200701220400.html
 またインターネットで調べたら、この内容は既に2005年に指摘されていたことを知った。

 今日の記事をアップして私のHPを確認したら、アクセスカウンタが30,000件を越えていることを知り、自分でもびっくりしている。(30009)

1月22日(月)
 N社のISO審査の最終準備。

1月20日(土)
 いつもの散歩道で見つけた今日の春は榛の花。榛の花はまず最初に細長く、赤い雄花が咲く。さらに春たけなわになるとみどりの丸い雌花が咲く。今日見たのは早春に咲く雄花。(右の写真)
 1月11日に『中山純子句集』の感想を載せさせていただいたが、1句表記が間違っていました。純子先生にお詫びを述べるとともに修正しました。なお掲載されているページは【こちら】です。
  (誤) 白山の初の冠雪を逝かれけり
  (正) 白山の初冠雪を逝かれけり

 次男一家が来て、孫娘の誕生祝い。但しレストランの食事代は我が家持ち。

1月19日(金)  バイオ燃料つづき(産経新聞07.1.17、共同通信07.1.15)
 1月9日にこのページでバイオ燃料のことを書いたが、ようやく廃木材によるバイオエタノール精製の工場が完成した。産経新聞では「廃木材からバイオエタノールを製造する世界初の施設が16日、大阪府堺市内に完成した。年間1400キロリットルを生産し、ガソリンの添加剤として販売する。」とある。これで日本もアメリカ、ブラジル並みにバイオエタノールが普及すればよいのだが、一方石油元売り業界ではこれに反対。共同通信では「地球温暖化防止のため環境省主導で進んでいるバイオエタノールとガソリンの混合燃料の供給事業に、石油元売り業者が協力を拒否、今夏に予定している販売開始のめどが立たない状況に陥っていることが15日、分かった。」自分たちの利益を守るためには地球温暖化はどうでもよいことか。地球温暖化対策の技術開発している人たちを逆なですることが石油元売り業界の使命なのか。こういうときこそ政府のリーダーシップが問われるのだが。
 なお現在バイオエタノールの単価はガソリンの約2倍で、そのままでは流通することには至らないが、当面は3%程度混合したガソリン添加剤として販売したいとのことである。興味のある方は以下のアドレスから入ってください。
  http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070117-00000005-san-bus_all(産経新聞)

  http://news.goo.ne.jp/article/kyodo/life/science/20070115a5000.html(共同通信)
 
 山藤句会。今年初めてのため、まずは寿司を食事で雑談。今日もいつものように「新選句練習帳」で勉強。

1月18日(木)
 今日は比較的温かいとのことで、妻と2人で春を探しに散歩。と言ってもやはりめぼしい春はまだ大分先のこと。今日見た春は梅一輪のほころび、寒木瓜ぐらい。

1月17日(水)  阪神忌
 今日は阪神大震災の日。もう12年もなる。あのとき、私はNTT名古屋支店に在職中で、地震発生と同時に通信インフラ復旧のため、支援部隊の編成と送り出しを毎日やっていた。大体1週間単位でチームを編成して毎週手すきの地区の課員から選抜していた。社員は1週間して戻ってきたときは疲れ果てていたのを出迎えた記憶がある。
 半年後、神戸支店長のお誘いにより、名古屋支店長に同伴させていただいて、神戸に復旧状況を見に行ったこともあった。その時の被災状況を参考にパソコン、ワークステーションの耐震対策を練り直したことも思い出した。また帰るのを1日延ばして長田区の被災状況を1日かけて歩いたこともあった。
 今、当時の震災を受けた方の俳句を掲載した本を段ボールから取り出して、読み返しているところである。そこから当時の朝日俳壇で阪神大震災を詠むという切り抜き記事が出てきた。以下に各選者が選んだ1句を書き出す。これらを読むと改めて当時のことが思い出される。どの句も現場の強さが伝わってくる。
(29857)
    
飴山 實選   放心をくるむ毛布の一枚に
    川崎展宏選   生きる糧ペットボトルの冷え抱く
    稲畑汀子選   生かされし命を抱き冬日浴ぶ
    金子兜太選   凍土割り子の骨拾ふ母となり

1月16日(火)  中日俳句教室(07.1.15)  ツボカビ症(読売新聞、毎日新聞07.1.12、朝日新聞07.1.15)
 旅遊さんから1月15日の中日俳句教室の講義録を配信していただきました。いつものように【こちら】に転載しましたので、参考にしてください。
 1週間ぐらい前から読売、朝日などあちこちの新聞で蛙を絶滅に追いやるツボカビ菌が輸入蛙から発見されたという記事が出ている。今世界各地で起きている蛙の激減はこのツボカビが原因だと見られている。ツボカビに感染した蛙の致死率は90%以上で日本で発生流行すればたちまち日本のカエルが絶滅の危機に陥るとある。
 日本からカエルがいなくなれば食物連鎖構造に影響が出る。カエルが絶滅すれば、カエルと餌としている動物の数が減り、カエルの絶滅が他の動物の絶滅を招く。またカエルは沢山の虫を食べる益獣でカエルがいなくなると害虫が増え、農業被害が増えることになる。
 今はペットとしているカエルを絶対に野に放たないこと、飼育に使用している水を庭などに捨てないことだという。これは大きな問題でもっと政府などが先頭になってPRする必要がある。のんびりと蛙を季語として俳句が出来ないという問題ではない。
 なお次のHPはカエルのツボカビについて詳しく出ているので、参照してほしい。

http://www.vm.a.u-tokyo.ac.jp/byouri/JSVPJCVP/tsubokabi-f/tsubokabi.html

1月15日(月)
 今日夕方、カリンカ句会出席の予定だったが、急用のため、欠席。皆さんにご迷惑をかけた。

1月14日(日)  新年俳句大会をアップ(07.1.6)
 名古屋句会。新年のよい句が多かった。
 今年の「伊吹嶺」新年俳句大会の写真をようやくアップすることができた。興味のある方は【こちら】からどうぞ。

1月13日(土)
 チングルマ句会。今日は兼題の「去年今年」のみが評判がよかった。
 指導者の山下智子さんは「伊吹嶺」同人最高齢だが、ますます元気。今月も厳寒の長野県へ白鳥を見に行きたいとか。一方、私はめまい、血圧が高く、寒さが苦手で、どうするか決めかねている。

1月11日(木)  中山純子句集
 昨年末、中山純子先生から『中山純子句集』を頂いたが、なかなかじっくり読む暇がなかったが、今日一気に読みその感想を書き述べた。感想文に興味のある方は【こちら】からどうぞ。(29690)

1月9日(火)  バイオ燃料(朝日新聞07.1.6)
 N社の審査計画書を審査機関に提出。
 今年の初めから朝日新聞夕刊で「脱温暖化社会へ」という連載記事が始まった。京都議定書は05年に発効したが、日本のCO2削減目標は1990年比で−6%だが、実際は既に+8%となっているため、-14%を達成しなければならない。そしてその目標達成約束第1期間が来年の08年度から始まる。今の状態を考えると絶望的である。
 既に今日で4回目の連載だが、そのうち今日紹介したいのは「バイオ燃料」。F1レースと並ぶ人気の「インディカシリーズ」レースは今年からレースに使用する燃料はすべてトウモロコシから作られるエタノールを使用するという。バイオ燃料は以前もこのHPで紹介したことがあったと思うが、バイオエタノールは主にサトウキビやトウモロコシを使用するため、アメリカとブラジルが最も生産量が多い。日本は先ほどのレースに回せるほどのバイオ燃料のエタノールはないので、輸入に頼るという。
 今後は今まで棄てるしかなかった住宅解体などから出る廃木材のセルロース成分からエタノールを作る商業プラント工場を開始するという。効率は悪いが期待したい。
 ところでトウモロコシ、サトウキビからのバイオ燃料はカーボンニュートラルで環境を悪化させないのは分かるが、こういう穀物を燃料製造に回すと、世界にはまだまだ多い低所得国が安い穀物を買えなくなるという貧困の問題もある。その点日本で考えている廃木材はこういう問題は起こらないので、日本として大いに廃木材を使用したバイオ燃料の開発をして貰いたい。

1月8日(月)
 昨日の長良川吟行で正月の行事はすべて終わり。今日から心を入れ替えて仕事にシフト。とりあえず今月審査に出かけるN社の審査計画書を作成。明日、審査機関に届けることにする。久しぶりに仕事をすると疲れる。吟行に出かけても疲れ、仕事をしても疲れるということは年を取ったということか。(29602)

1月7日(日) 長良川吟行 
 「伊吹嶺」新年俳句大会の翌日、喜地庸子さんをお誘いして雪の長良川を吟行。参加者は地元を入れて6名。天気予報から寒いのは予想していたが、岐阜へ着いたら大雪でびっくり。しかし雪もよいものだと吟行を行ったが、よい経験になった。吟行模様は【こちら】からどうぞ。
 今日の中日新聞サンデー版「中日俳壇」に栗田先生の初めての選が載る。これから「伊吹嶺」の会員の皆さんはどしどし応募していただきたい。

1月6日(土)  「伊吹嶺」新年俳句大会
 「伊吹嶺」新年俳句大会。今年は「伊吹嶺」創刊10周年の節目となる年であるため、栗田先生の挨拶にも意気込みを感じた。講演は栗田先生と同じ日大教授の浜田真理先生で演題は「日本絵画の空間表現」。今年の「伊吹嶺」の表紙を飾っていただくことになった先生で、表紙絵の印象とは随分違って分かり易い講演内容であった。西洋画と日本画を空間表現的に比較して考えたことはなかったが、言われてみれば浜田先生の講演のとおりである。これも文化と歴史の違いの積み重ねかと思う。
 俳句大会は最近酒の俳句にのめり込んでいる中山敏彦さんの独壇場であった。私は俳句大会、懇親会を通じて今年もカメラマンに徹するため、当然私の俳句の成績は悪い。
 幹事をなさった瀬戸グループの皆さんご苦労様でした。いずれ写真が出来上がったら、HPで詳しい模様をアップしたい。

1月5日(金)
 私が俳句を始めた時の指導者であった松井利彦先生が亡くなられたことが岐阜の新聞に出ていたとお聞きした。亡くなられたのは12月29日とのことである。松井先生は「天狼」の編集長、「風」の同人で、私が東京に就職するとき、俳句をやるなら「風」に入会しなさいと言われ、それ以来私と「風」の縁のきっかけを作っていただいた先生である。私は工学系の学生だったので、関係なかったが、松井先生の指導のもと大学の卒論に俳句のテーマを選んだ方も多い。栗田先生もその1人であるが、松井先生の弟子の裾野は非常に広く、その貢献は大きい。
 誓子が「天狼」を終刊したのに伴い、「天佰」を創刊なさった。「天佰」の終刊後、体調が悪いとは漏れ聞いていたが、最近の情報を聞かないままの訃報である。
   手綱なき鵜を放ちやる冬鵜川   利彦

1月4日(木)
 まだ寒の内にもなっていないが、陽気もよかったので、近くの畦などに春はないかと歩いたが、やはり春はまだまだ。見つけたのは花薺、種付け花、いぬふぐり、ホトケノザ、クローバーの花程度だった。
 今日は妻の誕生日で夜はささやかに寿司屋で祝う。

1月3日(水)
 やっと一息ついた正月となったので、昼近くになってから、ぶらりと細見先生の虹句碑を見に行く。静まりかえった芭蕉公園で季語となるものはなにもなく、句碑はさみしそうだった。ついでに関宿も寄ったが、こちらも正月の行事もなく、人通りがさみしい限り。

1月2日(火)
 午前中は箱根駅伝中継でTVのお守り。夜は長男一家が来る。年末に骨折した孫も来たが、元気そのもので、片足ケンケンで歩いていた。もっぱら室内遊戯をしたが、トランプ、百人一首などに付き合い、ゲーム疲れする。

1月1日(月)
 このHPを読んでいただいている皆さん、あけましておめでとうございます。
 今年もよろしくお願い致します。このHPも4年目に入りました。
 今年は「伊吹嶺」創刊10周年の年です。昨年から続いていた10周年記念行事のうち、今年は『伊吹嶺俳句集』の発行、10周年記念賞の募集、10周年記念全国大会の開催、「伊吹嶺」10周年記念号の発行と続きます。このうち私は10周年記念号の企画、編集を担当することになる。皆さんからいろいろな企画のアイデアをお寄せいただくと助かります。
 今日は日頃我が家に帰ってきたことのない長女が泊まりに来る。珍しく元旦の仕事が無く、明日は伊勢で仕事があるので、泊まりに来たとのこと。いずれにしろ身体に注意だけはしてほしい。
 なお今月から「伊吹嶺」07年1月号より栗田先生の句集『霜華』の1句鑑賞をさせていただくことになった。今のところ2年間の予定だが、少しでも栗田先生の俳句の心に近づけたらと思っている。興味のある方は【こちら】からどうぞ。(29413)