隆生の独り言日記(18年1月〜6月)

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平成18年1月から6月

6月30日(金)〜7月2日(日)
 福井に吟行旅行。

6月29日(木)
 審査員連絡会。今日の勉強会では、私の方から電気通信工事におけるアウトソースのプロセス管理について発表した。いつかは整理しなければならない問題なので、丁度よい機会ということでまとめてみた。(24842)

6月27日(火)
 巣籠もりしている鵯は順調に抱卵しているようだ。巣は部屋のすぐ前に作っているが、いつもは警戒されないように網戸越しに覗いているので、写真は撮せない。網戸を開けると部屋の人間の気配を察するので、めったに開けられない。一度鵯が外食に出かけたときに網戸を開けて撮して成功したので、次に掲載する。1枚は3日前の写真で、1枚は今日、わずかに出かけた隙に巣の中を撮した。そして初めて卵が4個あるのを確認した。
 今日ようやくC社の審査最終報告書を書き上げた。(24797)

6月26日(月)
 岐阜同人句会。今日は11名の参加。このくらいだといろいろ出された句について議論するに丁度よい人数。何故採ったか選句した理由を問われるので結構緊張する。但し私の成績は相変わらず駄目。

6月25日(日)
 天候が雨もよいであったが、蒲郡句会で企画している滋賀県木之本の大音吟行につれて貰った。私は知らなかったが、ここは水上勉の『湖の琴』で舞台になった琴糸の産地だそうだ。今は糸とり会館があって、予約すると糸とりの実演をしてくれる。今日は80歳代の媼の説明と実演を見せて貰った。昼食後、ついでに賤ヶ岳に登る。帰りは北国街道で桑酒を買って帰る。桑酒は焼酎に餅米、麹、桑の葉をブレンドした甘みのさっぱりした飲物である。
 今日は桑酒の収穫はあったが、俳句の収穫はなし。
 またデジカメを持って行くのを忘れたので、携帯カメラで糸とりの媼の写真を載せる。
    桑酒が効き木之本の春の雨  鈴木みや子

6月24日(土)
 「伊吹嶺」編集会議。今日は100号記念号(10月号)の企画。あらかたは先月に決めているので、定例の企画のみ。編集会議後、9月の偲ぶ会の企画会議も行う。いよいよ間近に迫ってきた感じ。今からやることが山積みしている。(24699)

6月22日(木)
 午前10時頃から大雨になってきたが、鵯は巣に籠もったままでびしょぬれで、身動きもしないで頭を巣の中に潜り込んだままで全然動かなくなった。巣のそばの窓を開けてもびくともしない。妻は雨で死んでしまったのではないかと心配していたが、1,2時間したら動き出して、昼過ぎ食事に出かけたようで、一安心。鵯といえども我が家に巣作りしていると気になって愛着を感じる。

6月21日(水)
 年1回の血液、尿検査。肝機能はこの1ヵ月摂生に努めたため、改善されていたが、予想通りコレステロールが高くなっていた。運動不足がたたっている。雨の日や名古屋に出かけるときは特に運動していない。何とか減量をしなければならない。あと3Kg.減が必要。
 検査後、母の様子を見に岐阜へ行く。
 我が家に帰って鵯を見たら、このところ夜遊びもしないで、巣にしっかりと座っていた。なお鵯は窓の網戸越しなので、写真に撮すと網戸ばかりが撮って鵯が見えない。かといって網戸を開けると鵯からこちらが丸見えで、警戒して巣を放棄してしまうので、当分写真は無理。

6月20日(火)
 中日俳句教室。今日は早速悪い例で私の句が取り上げられる。今日も9月の沢木・細見先生を偲ぶ会に「伊吹嶺」会員の皆さんに多く出席して頂きたいと宣伝する。
 夜は東京から駆けつけていただいた一灯さんを交えてカリンカ句会。この句会では冒険句に出会えるのが楽しみ。
 今日の中日俳句教室の講義録、伊藤旅遊さんに早速頂いた。今月のテーマは「俳句の基本」再読です。【こちら】に転載してあるので皆さん是非参照してください。出席していない方も読むだけでも大変参考になります。

6月19日(月)
 私の悪い癖で、いつも間際にならないと仕事が出来ない。もうそろそろC社の審査最終報告書を作成しなければいけないと思って取りかかったのだが、結局締切がもう少し先だと思って、ろくに取りかからないで止めてしまった。そして締切間際になって深夜遅くまでかかって書き上げる悪循環が続くことになる。これも集中力がなくなった老化現象だろうか。
 巣組を始めた我が家の鵯はこれまで夜遊び、昼遊びばかりやっていてすこしも落ち着かなかったが、今日あたりからようやく落ち着いて巣に座るようになった。

6月18日(日)
 愛知同人句会。
 その前に沢木・細見先生を偲ぶ会の打合せ。「伊吹嶺」全国大会が終わりほっとしたところだが、もう9月が迫っている。今後の予定と当日のスケジュールを打ち合わせたが、今の偲ぶ会のメンバーだけでは足りないので、もう少しメンバー応援を頼んで、滞りなく成功するようにしたい。(24568)

6月17日(土)
 いなべ市の北部にある紫陽花を見に行った。今は東員町が盛りであるが、ここはまだは約1週間後が見頃と言った感じ。せっかく写真に撮ったので、今日の紫陽花をトップページと日記のページの壁紙にしてみた。

6月16日(金)
 山藤句会。今日は結構よい句が多かった。句会のあと今月も文法の勉強。
 鵯の巣は、そろそろ抱卵に入ったようだ。あまり刺激しないように気を遣う。
 夜は昨日に続きいぶきネット句会の合評会。

6月15日(木) エアコンの新冷媒HFC(R410A)
 10年以上使っていたエアコンが効かなくなってしまったので買い換え、土砂降りの中取り付け工事をして貰い大変だった。工事の人が気の毒だった。
 ところで家電リサイクル法施行(平成13年4月1日施行)により現在フロンの回収・破壊システムが構築されているが、エアコン冷媒の現状について一寸調べてみた。
 もともとオゾン破壊度が大きいフロンが規制されて以来、特定フロン(CFC冷媒、オゾン破壊係数は0.6〜1.0)が使用されてきたが、1995年に全廃となった。その後代替フロン(HCFC冷媒、オゾン破壊係数は0.02〜0.055)に切り替えられてきたが、これも2004年に総量規制、2020年に生産全廃のレールが敷かれている。そのため、現在はオゾン層を全く破壊しない新冷媒(HFC、オゾン破壊係数は0)が使用されている。但しこれも2020年に生産全廃予定。
 今日設置したエアコンもHFCを使用している。しかしモントリオール議定書では2020年に生産の規制であって使用制限はない。というのはHFCは問題がないというわけでなく、オゾン破壊係数は0だが、地球温暖化係数はCO2の数百倍から数万倍の温室効果があるのが欠点である。今後、さらに代替フロンからノンフロン化を進めなければならない。既に産業界ではノンフロンガスである水、CO2、アンモニア、炭化水素を使った冷媒を使い始めている。
 ということで今日付けたエアコンのHFC(商品名はR410A)はオゾン破壊係数はゼロであるが、温室効果がとてつもなく大きいという位置づけである。今日は少しは勉強になった。
 夜いぶきネット句会の合評会。

6月14日(水)
 昨年は我が家の庭に鵯が巣作りをして無事孵ったが、今年は6月になってしまったので、もう作らないと思っていたら、この2,3日前から巣作りを始めた。楓のひょろひょろの枝に作っているので心配だが、今年も観察の楽しみが出来た。ただあまり近寄れないので写真は撮りづらいが、今はまだ卵を産んでおらず、工事中の巣だけの写真を紹介したい。(24462)

6月12日(月)〜13日(火)  チングルマ句会吟行
 チングルマ句会で馬籠〜妻籠、入笠山の吟行。毎年、チングルマ句会も高齢化して高い山に登れなくなってきており、里山級になってしまっている。吟行記に興味のある方は【こちら】からどうぞ。 

6月11日(日)
 名古屋句会。先月の細見先生の句碑除幕式の句が多く、何れも心がこもっている句が多かった。
 その後、次男の子供の誕生会で、次男の家に出かける。長男一家も集まり久しぶりに大勢集合。
 長男も次男もパソコンはあるが、いまだ私のホームページを見たことがないということで、せめて親のホームページぐらいは見ろと強制して、お気に入りに設定して帰る。

6月10日(土)
 NTTOBと現役の飲み会。年1回だけ会う人も多く、近況を知る上で出席を続けたい。私も2時間の立食パーティが困難になってきた。

6月9日(金)
 ISO審査員会議。改正労働安全衛生法、自動車のLCA(Life Cycle Assessment)マネジメントシステムの勉強。
 我が家の庭に山あじさいが色づき始めた。もう少しするともっと色が濃くなる。今日の庭の野草の写真。
   一とむらの雨の雫の螢袋  綾子

6月7日(水)
 母を病院の診察に付き添う。(24286)

6月6日(火)  割り箸問題(NHK06.6.6、毎日06.5.10、日経06.4.13、チャイナネット06.3.31等)
 6日のNHKTVの「クローズアップ現代」で割り箸問題を取り上げていた。内容はいままでの新聞記事をなぞったものであるが、これまで読んだメルマガ、新聞の内容から一寸整理してみたい。
 @割り箸のこれまでの実態
・国内での割り箸消費は年間約250億膳。これは赤ん坊を除く日本人がウイークデイの毎日1膳づつ消費している量。これは90年頃から変わっていない。
・約20年前は国産材使用率約50%とのこと。
・89年:国産材32%、輸入材68%(うち中国材58%、東南アジア27%)
・03年:国産材3%、輸入材97%(うち中国材99%)
A次に新聞記事から最近の時系列を整理してみると
・05年11月:原木高騰を理由に中国産割り箸50%の値上げ。それでも価格は中国産2円以下、国産2〜20円
・06年3月:中国は森林保護を理由に生産を制限し、将来は輸出も禁止と発表。(日経では08年にも輸出停止と報道)
・新聞記事では5.10の毎日新聞がうまくまとめられている。そして今日のNHK番組である。
B中国の実態
・従来中国では割り箸の原料は建築に使いづらいシラカバを使用。
・最近は中国でも原材料の30%をロシアから輸入し、中国で加工、輸出。
・森林伐採が進んだため、98年には大洪水、中国は森林9000万haで伐採禁止、伐採制限。
・最近は住宅需要の増大、北京オリンピックに向けた建設ラッシュで原木価格高騰。最近はシラカバも住宅建設に使用とのこと。
 と以上が大体の実態であるが、現在も森林破壊はものすごい勢いで進んでおり、10年以内に枯渇してしまうとの指摘もある。
C今後の課題と感想
そして今年の4月1日から新しい消費税制度を導入し、木製の割り箸が消費税対象に組み入れられ、税率は5%とのこと。これらの「グリーン税収」のスタートに大きな現実的な意義があると締めくくっている。
 確か15,6年前頃割り箸を作るため、熱帯林が破壊されている。割り箸が木造住宅1万戸分に相当する。いや割り箸は日本の森林保護に役立っているし、林業振興のためどんどん使用すべきだといろいろな議論が出ていたと思う。当時私の職場でも社員食堂の割り箸を止めてプラスチック箸にしたことがあった。しかしその後まもなく、食堂のマスターから洗浄殺菌の手間が帰って割高になっていると言われ、止めた経緯も思い出した。要はこの頃から割り箸は安かったと言うことになる。
これからは価格、林業振興だけの問題でなく、中国の実態も含めた環境の面から考える問題であることが、NHK番組を見た感想である。
そのためには、もう一度プラスチック使用、割り箸の有料化、MY箸などを考えると同時に、私自身コンビニ、食堂での割り箸を無意識に使っていたのを考え直さなければならない。
なお割り箸問題については、一寸古いが次のHPが詳しくまとめられている。(99年の東大学生サークルの発表文)
http://www.sanshiro.ne.jp/activity/99/k01/6_18prs1.htm
 今日は長くなってしまったが、ここまで読んでいただいた方にありがとう。

6月5日(月)
 「伊吹嶺」の今年の新同人は6名だが、そのうちインターネット句会出身は3名である。その3名の6月号の遠峰集を読んだが、いずれも新しい素材への開拓、類型化されていないその人らしい表現に注目した。
   囀りや光の中の天主堂     伊藤旅遊
   父一人少し離れて汐干狩    辻江けい
   ジーパンの捩れて乾く桜東風  喜地庸子

 旅遊さん、庸子さんの句は素材も新しく、表現がそれぞれ新鮮である。「光の中の天主堂」という把握、「ジーパンの捩れて乾く」という素材と写生に新しさを感じた。けいさんの句は特に新しい素材ではないが、「父一人少し離れて」の表現の中に、けいさんらしい優しさの観察の目が見える。
 いままでの類型的な俳句に影響されず、これからもこの3人しかできない俳句表現に期待したい。

6月3日(土)
 チングルマ句会。ここの句会は行動力があり、吟行句が多い。しかも一人で出かける人が多く、バラエティに富んでいる。今月は入笠山吟行が控えており、また皆さんに会えることになる。

6月2日(金)  チャイコフスキー交響曲第4番(名フィル定期公演)
 チャイコフスキー交響曲第4番はチャイコフスキーの後期3大交響曲の1つ。出だしのファンファーレから勢いがある。webの解説を読むとキーワードは、第1楽章は「運命の序章」、第4楽章は「運命の爆発」とベートーベンの5番を連想させるが、私はやはりチャイコフスキーの底流をなしているロシア的リズムが随所に出てくる印象が強い。いずれにしても第1,4楽章の激しいエネルギーを感じる楽章と、第2,3楽章の哀愁に満ちたメロディーが対照的だ。

6月1日(木)
 5月は私の誕生月のため、「歌行燈」から、来店したら割引サービスや食事券がもらえる案内が来ているのをすっかり忘れていた。そのまま捨てるのはもったいないので、昨日あわてて出かけた。ついでにその近くの諸戸氏庭園に出かけた。年中解放している隣の六華苑とつづきだが、ここは春と秋しか開園しない。春の開園は6月30日までである。今は花菖蒲の時期だがまだ咲き始めと言ったところ。今日写真をPCに入れたので、以下に主な写真を載せる。
 なお諸戸氏庭園のHPは以下のアドレスから入ってください。
http://www.moroto.jp/

5月31日(水)
 雑草だらけに見える我が家の庭に、今年もカマキリが多く生まれた。生まれた瞬間を見ることが出来なかったが、ほんの数mmのカマキリがハーブの葉に多くとまっていた。カマキリは生まれた瞬間は白い半透明だが、しばらくすると茶色になる。そしてだんだん緑色になって大きくなる。今日の写真は比較するものがないが、5mm程度の長さで、まだ茶色の状態のカマキリである。
 丁度この写真を撮っていたとき、山桜桃の木の下で、庭の蜥蜴が何か実のようなものを食んているのを見た。蜥蜴は虫などしか食べないと思っていたが、植物の実も食べるとは。(24120)

5月29日(月)
 岐阜同人句会。今日は栗田主宰が欠席で7名の句会。
 最近日常吟がなかなか出来なくていざ句会の時困る。吟行句はどうしても固有名詞に頼ることが多く、日常吟で自分の身の回りをよく写生することが必要だと思った。
 夜帰ったら、妻曰く、今日は私の誕生日だそうで、篠の子を摘んで待っていたとのこと。我が家らしい誕生祝い。
 「伊吹嶺」の6月号が届いたので、ibukinetページに書いた「インターネット句会の体験的課題4」を載せたい。テーマは「横書き俳句」でインターネットを使用する句会では避けて通れない問題。興味のある方は【こちら】からどうぞ。

5月27日(土)
 「伊吹嶺」の編集会議。全国俳句大会と句碑除幕式が終わったばかりのほっとした気分での編集。7月号の編集と9、10月号の企画。10月号は「伊吹嶺」100号記念。来年の10周年記念号を控えているので、今回はささやかな記念号。

5月26日(金)
 山藤句会。いつものように和気あいあいと自由な発言の句会。今日は先日の全国俳句大会の出句一覧を教材に文法の勉強。最近栗田先生も句会で文法を教えていただくようになったが、我々も負けずに勉強が必要。
 夜遅くになって、ようやく全国俳句大会と細見先生の句碑除幕式の模様をアップした。興味のある方は【こちら】からどうぞ。また「伊吹嶺」ホームページの大会・除幕式模様は次から入ってください。(23990)
http://www.ibukinet.jp/topix/18zenkoku/18zenkoku.htm

5月25日(木)
 C社のISO定期サーベイランス。1人審査で気楽だが、責任を感じる審査。
 夜遅く帰ってから「伊吹嶺」原稿をあわてて書く。

5月24日(水)
 久しぶりに晴れてぽっかり空いた日。山の辺にホトトギスを聞きに行く。というのは結果オーライの話。今日は黒塚古墳からスタートで崇神天皇陵、景行天皇陵、穴師集落、桧原神社、箸墓のコース。丁度穴師から三輪山にかけて今年初めてホトトギスを聞く。しかも遠くに近くにと鳴き続ける。ラッキーな1日。帰りのバス停まで来たらばったりと山下智子さん親子に会う。これも奇遇。
 今日見た花は栴檀の花、俵ぐみ(これは実)、丸葉の車輪梅、栃の花、かきつばた、立浪草、クララ、草藤、柿の花、蜜柑の花、薯の花、虫取りナデシコ、定家かずら、草苺、山ぼうし、箱根うつぎ、茨の花、鳴子百合、みやこ草等々季語はたっぷりとあるが、俳句は出来ない。以下写真に残した主なもののみ載せます。なお鳴子百合はトップページに載せてあります。

5月22日(月)  桑名・弥富吟行  南極のオゾンホール
 全国大会に出席した東京勢3名と桑名、弥富の金魚田の吟行。
 日頃、東京へ行くたび東京の菊坂句会の皆さんにはお世話になりっぱなしのため、今日は皆さんと吟行に案内することになった。参加者は東京勢と我々地元勢5名(せつ子さん、智子さん、坪野洋子さんと我々夫婦2名)の8名。
 桑名は最もポピュラーなコースを回ったが、丁度今は花の時期の端境期で見るべきものがなかった。わずかに楝の花が咲き出したばかりであった。
 昼食は泉鏡花の小説の題名の「歌行灯」。花街の間口の狭く鰻の寝床の老舗。
 午後は智子さんの案内で金魚の糶市の吟行。私も初めての金魚田で新鮮であった。但し俳句の方は全然駄目。
 東京の皆さんは全国大会から3日間ぎっしりの行事でお疲れになったと思う。
 今日の吟行模様は【こちら】からどうぞ。なお全国大会と句碑除幕式はもう少しお待ちいただきたい。

 しばらく新聞も読んでいなかったが、19日の読売新聞で南極のオゾンホールが2050年には完全に塞がるとのニュース。オゾンホールは2000年頃最大になり、その後、徐々にフロン規制の効果があり、横ばいが続き、2020年頃から減少に転ずるとのこと。今はオーストラリアが世界で最も皮膚癌の発生が多いというTVドキュメンタリーがあったばかりである。それでもオゾンホール対策はフロンの使用禁止、代替フロンの使用から、ノンフロンへの転換技術の成果だと思う。
 それにしても一度地球を痛めつけるとその復旧に半世紀かかるとは、人間はもっと地球を大事にすべきだと痛感した。これから課題はCO2による地球温暖化現象を食い止めることが大事であり、特にアメリカ、中国にはこの温暖化対策が喫緊であることを認識してほしいし、地球温暖化対策は科学の問題でなく、政治の問題だと思う。
なおこの新聞記事は次のURLからどうぞ。(23842)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20060519it11.htm

5月21日(日)  細見綾子句碑除幕式
 待望の細見先生の句碑除幕式。「木曽川を見おろして城冴え返る」は昭和54年2月の「風」同人総会での句。この頃私は横須賀電気通信研究所で、ない知恵を絞って研究させられていた苦しい時代であった。もちろん俳句をやる余裕はなく、中断したままであった。俳句を始めるのはさらに13年あとである。
 今日の参加者は240名以上で、栗田先生も珍しく緊張し、句碑建立が出来た感激もひしひしと伝わってきた。栗田先生の10数年来の念願が叶った瞬間であった。また揮毫は鈴木みや子さんの妹さんで日展作家の森怜華先生。読みやすく、勢いのある書で親しみが湧く。
 今日の運営はお忙しい中での江口さんのご尽力に負うところが多い。これで次はいよいよ9月の沢木・細見先生の偲ぶ会が迫ってくる。江口さんがこれだけ立派に成し遂げた反面、私の方は自信がなくなってくる。偲ぶ会も皆さんのご協力をお願いするしかない。
 なお全国大会、句碑除幕式の模様は25日まで私の日程が詰まっているので、もう少しお待ちいただきたい。

5月20日(土)  「伊吹嶺」全国俳句大会
 名鉄犬山ホテルで、18年度の「伊吹嶺」全国俳句大会。明日、細見先生の句碑除幕式の関係で5月に大会を移し、180名近くの方が参加なさり大盛況であった。
私の担当で今年度は「伊吹嶺」組織をやや多く見直し、来年の10周年記念行事を見据えた体制で臨むことにした。
 今回の大会では講演はなしで、懇親会の前に田中省三先生の「音楽よもやま話」をしていただいた。人をうまく引きつけるユーモア溢れるトークショウーであった。
 夜はインターネットの連衆で、泡盛を前に大いに盛り上がる。それでも12時過ぎまで句会はきちっと行った。

5月19日(金)
 明日から「伊吹嶺」全国大会などで3日間取られるので、来週のC社の審査準備を何とかやろうと頑張る。品質マニュアルの通読、それに基づくチェックリストの作成(これが随分と時間がかかる)、審査に必要な各様式の準備等1日中かかる。

5月18日(木)
 母を病院に連れて行き、診察して貰う。

5月17日(水)
 昨夜、カリンカ句会のあと、遅くまでかかって一応電気通信サービスの「品質分野力量分析評価表」を仕上げる。おかげで夜2時過ぎまでかかって、今日はもうろうとして眠い。あと疑問点を修正して明日提出する予定。
 そろそろ来週のC社の定期サーベイランスの計画準備に入らなければならない。(チェックリストづくり)(23688)

5月16日(火)
 中日俳句教室。今日も栗田先生の講義は「切れのある句」。切れは難しい。よくある間違いは本来は切ってはいけないところ、句意につながりのあるところで切れを入れてしまうことがある。今日の題材の中で、
   D台風や銀座で妻とあひにけり
   H鉄塔や真ん中にして大枯野
   L公園や棲む鶏の日向ぼこ
などがその悪い例で、Dは「台風に」、Eは「鉄塔を」、Lは「公園に」が正しい使い方で、こうして極端な例句として出される誰でも分かるのだが、日常の句会でよく見かける。注意しなければならない使い方である。
なお早速旅遊さんから講義録を送っていただいたので転載した。興味のある方は【こちら】からどうぞ。 
 夜はカリンカ句会。今日、河原地さんは急用で出席できなかったが、今月も東京から一灯さんに出席いただき、ありがたいことである。こちらの句会は冒険句も織り交ぜてバラエティに富んでいて面白い。  

5月15日(月)
 頼まれていた電気通信サービスの「品質分野力量分析評価表」作成のため、NTTM支店に出かける。10年前と今では技術変遷が夢のように変わっているので、なかなかイメージが湧かない。とりあえず今日はヒヤリングのみ。

5月14日(日)
 昨日は父の命日。今日お寺から来ていただいてお経をあげて貰う。
 午後からは名古屋句会。先月は欠席したので、新しい会場に初めて参加の句会。今日も参加人数は少なく寂しい。しかも私の成績がおもわしくない。
 先週犬山名鉄ホテルに細見先生の句碑が設置されたそうだ。来週の句碑除幕式に初めてま見えることになる。みや子さんの妹さんの書は勢いがあるそうだ。来週が楽しみ。

5月12日(金)
 ISOリーダー研修。次第にJAB(日本適合性認定協会)から審査機関への要求が厳しくなり、リーダー研修の内容もきつくなる。今日は主に指摘事項のよくない事例研究と指摘の書き方の演習をさせられる。
 先日電気通信工事の「品質分野力量分析評価表」を仕上げたが、また今日、電気通信サービスについても「品質分野力量分析評価表」の作成を頼まれる。締切は18日までとのことで、既に14日(日)の予定はびっしり詰まっているので、これで明日の13日と15日はつぶれてしまい、今月の「伊吹嶺」投句の締切が間に合うかどうか心配になってきた。(23566)

5月11日(木)
 沢木先生・細見先生を偲ぶ会の案内状を元「風」同人宛に送付。「伊吹嶺」全国大会もまだであるが、そろそろ9月の偲ぶ会も尻に火がつく段階に入ってきた。送付数約300人弱。他に全国大会で「伊吹嶺」同人には直接手渡しの予定。

5月10日(水)
 雨で1日中引きこもり。審査機関から頼まれていた電気工事・電気通信工事の「品質分野力量分析評価表」を仕上げる。雨のおかげで予定より早く報告することが出来た。(23530)

5月9日(火)
 月1回の定期診察。またこの1ヵ月で1Kg太った。今日の新聞で紹介されていたが、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)が1,300万人になっているという。予備軍も含めると、中高年は実に2人に1人の割合でメタボリックシンドロームになっている。私はさしずめ予備軍でなく、完全なメタボリックシンドロームになっている。年とともに、食事の量も減っているし、アルコール量も減っている。しかしめまいのせいで、運動をしていないのが、一番の原因である。夏に向けてとにかく何らかの運動をしなければならない。今日の新聞の内容は以下のHPからどうぞ。
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20060509/mng_____sya_____000.shtml

5月7日(日)  汚染物質も付着の「招かれざる客」 黄砂深刻(読売新聞06.5.2-3、中日新聞06.5.7、人民日報)
 今年はやけに黄砂が多い感じがする。洗車してもすぐに車が真っ白になる。4月12日のこの欄に、朝鮮日報の記事を載せたが、黄砂はいつ止むとも思えない。読売新聞、中日新聞でもいろいろ最新情報が載せられている。以下記事から主な部分を抜き書きしてみると、
 黄砂はいろいろな影響をもたらすが、温暖化については抑制と加速の両説があるという。また酸性雨に関しても両説があるという。最近黄砂の通り道では、黄砂のアルカリ成分が酸性雨の原因物質を中和する効果があることが分かった。しかし日本上空の黄砂には酸性雨の原因となる汚染物質のSOx、NOxを吸着していることも分かってきている。これらの及ぼす影響はまだ解明されていないが、人体に悪影響を及ぼすことは間違いないと思う。なお黄砂が降らない年間を通しても中国に起因する酸性雨は多くなっている。
 さらに日本に到着する黄砂は非常に細かくなっているので、微量でも吸い込むと花粉症やぜんそくなどが悪化する可能性もあるという。とにかく黄砂は車が汚れるだけでなく、温暖化、酸性雨、花粉症、ぜんそくなどの問題を引き起こしている。
 一方、北京でも大量の黄砂が降っており、4月28日は今年最大の黄砂現象が起き、市内の見通しが2〜4Kmまで落ちたという。中国では、中国語辞典「現代漢語辞典」に「沙塵暴」という新語を追加したそうだ。黄砂のひどさを指標化しており、新たな指標では、黄砂を軽い方から、「浮塵」、「揚沙」、「沙塵暴」、「強沙塵暴」の4種類に分類している。「沙塵暴」という字面だけでもいかにもひどそうだ。日本にはこんな新語は来てほしくない。
 黄砂と霞、陽炎は似て非なるものである。俳句ものんびりと「霞」「陽炎」の句を作っている時期ではなくなってきているのか。

5月6日(土)
 チングルマ句会。まずまずの成績。今日面白い句に出会った。来世もまたあなたの妻になりたいという句。ただしオチがあって、季語は四月馬鹿。今はやりの一豊、千代のおのろけ俳句か。
 「伊吹嶺」5月号。同人作品6句の人から次の2句に惹かれた。
   家居して春立つ雨とおもひをり  美恵子
   うつし世の影まざまざと古雛    みや子

 何れも日常吟で思いが深い。わざわざ吟行に出かけなくても佳句は転がっている。美恵子さんの句は単純で素直な感慨の句。みや子さんの句は古雛と現世との組み合わせの複雑な句。本来古雛は現世とは関係ない。しかし古雛の影は現実のものである。本来、現世と関係ない古雛に現実の影がまざまざと映っている。そこから今生きている自分のさまざまな思いが影となって映し出される。何とも複雑な思いを述べた深みのある句である。古雛とその影の組み合わせがしみじみと伝わってくる。(23441)

5月5日(金)
 長男は連休中も出勤なので、来られないが、次男一家来家。下の娘はもうすぐで4ヵ月だが、知らぬ間にずっしりと重くなっている。

5月4日(木)
 30数回目の結婚記念日。毎年のように「歌行灯」の夕食で、いつものように1日が終わる。
 5月に入り、まもなく立夏になるので、一部壁紙を海シリーズにしてみた。(23350)

5月3日(水)   石原進子句集『初硯』
 2回目の蕨採り。毎年2個所で蕨採りを行っているが、次第に採れなくなってなってきている。来年あたりは別の場所を探す必要がありそう。今日は黄砂もそんなにひどくなく、中央アルプスもよく見え、花は山桜の季節が終わり、山藤がきれいに咲いている時期である。「天心にゆらぎのぼりの藤の花」のとおりである。
以前頂いていた石原進子さんの句集『初硯』の感想をなかなか書けないでいたが、ようやく短い感想文を書いたので、興味ある方は【こちら】からどうぞ。

5月2日(火)
 今月のT社のISO審査計画を作成、送付。今月も句会が目白押しなので、そろそろ俳句の方に専念しなければならない。昨日までの吟行句を少し整理。

5月1日(月)
 5月になったとたん、暑くなった。天候もよいので、2人で山の辺に出かける。石の上から衾田陵までの行程。天候はよかったが、今日も黄砂が降っており、二上山の稜線がかすかに見えただけ。2人だけで吟行ではないので、今日は見た野草の名前を書き出すだけ。著莪の花、銀竜草、リンゴの花、紫華鬘、狐の提灯(宝鐸草)、耳菜草、草イチゴ、浦島草、烏柄杓、カラタチの花、白い通草の花、地獄の釜の蓋、小判草、谷桔梗、馬の足形、松葉海蘭、松の花。等々
 以下は主な花の写真。

4月29日(土)
 今年初めての蕨採り。年々蕨の数が少なくなり、成果も乏しくなる。蕨狩り→蕨採り→蕨探しとだんだん時代は変わっていく。本当はもっと山奥か、長野県まで足を伸ばせばよいのだが、その気力もなくなってきた。また最近運動をしていないせいか、斜面での膝の踏ん張りがきかなくなり、体力の衰えを実感する。収穫はまずまず。来週あたりもう一度出かけて今年の蕨採りは終わることになるだろう。(23250)

4月28日(金) 「月刊ヘップバーン」終刊号
 ISO審査員連絡会。特に今日は「8.2.3プロセスの監視・測定」の勉強会が有意義であった。

 先週インターネット俳句の問題として「横書き俳句」の原稿を書いたばかりで一例として「月刊ペップバーン」のことを引用したが、その「月刊ペップバーン」の終刊号が手に入った。今年の3月に100号をもって終刊となったのはインターネットなどで知っていたが、その終刊号をじっくりと読んだのは初めてである。スポンサーに資生堂、ANA、ワコール、JR東日本などが支援しており、アドバイザー、サポーターも各界の有名人が参加しているなどうらやましいくらいである。まどかのタレント性と幅広い交際の成果なのだろう。
   冬の虹消えたるあたり濡れてをり  まどか
 「月刊ペップバーン」は有季・定型を基本としているが、どの句を読んでも歴史かな遣いも基本としているようだ。キャッチフレーズが「俳句で日本を素敵にする」と女性らしい。会員の句を読むと白百合衆が同人クラスらしい。
   旅立ちのたなごころより竜の玉  美奈子
   波あれば波にしたがひ秋の航   優美子
   火恋し重ねてつけるネックレス   早弓

など。他に写生句もあるが、軽いが感覚の新しさが特徴だと思った。有季・定型を基本としているが、新季語の開拓、カタカナの使用そして俳句の横書きなどに挑戦してきた。ややもすればこれらをヘップバーン調とか俳句もどきと揶揄されたが、既存の俳句界に刺激を与えたことは確かである。
 ここで注目したかったのは横書き問題である。終刊号を見ただけではそのコンセプトは分からないが、一つの挑戦、勇気だと思う。ただその時俳句を作るときの思考も横書き思考なのかを知りたかった。横書き思考だと俳句が変質するのかも知りたかったが、終刊号を見る限りでは変質はあるようにも見えなかった。何れにしても終刊は惜しい。

4月26日(水)〜27日(木)
 S社の更新審査。いつものことながら、審査には神経を使う。厳しすぎても受審企業が理解できないし、甘くすると審査員の資質を疑われる。不適合の処理方法を教えると、審査員には禁じられているコンサル活動になってしまう。今回はメンバー参加なので、比較的楽だが、リーダーを担当すると最後の判定委員会まで責任を持つことになる。この時は判定委員の先生方から審査員としての力量がないと厳しく言われる。ということでストレスが溜まるばかりである。沢木先生の「短夜の飢ゑそのままに寝てしまふ」にもじって言うと、「春寒のストレス残しふて寝する」となるのだろうか。

4月24日(月)
 岐阜句会。3ヵ月おきに岐阜支部の会員も含めた全体の句会を行うとのこと。各務原へ行く途中、今日もひどい黄砂。すぐそばを通る金華山も見えない。日本でこんな状態で、中国本土はもっとひどいと思うが、中国国民はどんな反応を示しているのだろうか。新聞で中国のオフィスでモップで黄砂を掃いているのを見たことがあるが、国民の反応は分からない。
 句会の成績はさっぱり。(23153)

4月23日(日)
 母は今年卒寿になるので、どこかへ旅行に行きたいとのことで、7月頃に行くことを約束する。

4月22日(土)
 「伊吹嶺」の編集会議。定例の8月号の企画のあと、100号となる10月号の企画案も出し合う。「伊吹嶺」もようやく100号に達することになる。来年は10周年記念事業が目白押しでこれからが忙しくなる本番である。(23088)

4月21日(金)  春の祭典(名フィルコンサート)
 山藤句会。今日は早く終わったので、句会メンバーで団地の近くの山田池を散歩。山桜もそろそろ終わっており、今日は山帰来の花、通草の花が見られた。なお今日見た山帰来と通草の花を最後に載せる。

 夜は名フィル定期コンサートで、ストラビンスキーの「春の祭典」。この曲はなんと言ってもダイナミックなリズムが好きだ。初めて買った「春の祭典」のレコードはイーゴル・マルケヴィッチ指揮で、独身時代に買ったものではないかと思う。最近、BSで旧日本フィルで指揮したイーゴル・マルケヴィッチのビデオを録画したばかりであった。やはり「春の祭典」の定番はイーゴル・マルケヴィッチなのだろうか。
 今日改めて演奏を聴くと「春の祭典」といっても、随分荒々しい春の到来の曲である。ロシアでは冬からいきなり夏になるような春が到来するのだろうか。特に導入部から続く「春のきざし・乙女たちの踊り」は低音弦による激しいスタッカートが何とも小気味よい。また第2部のいけにえの踊りの激しさの中で、30数分の演奏があっという間に終わってしまう。今日の名フィルもよかった。また2,3日のうちにDVDに録画したイーゴル・マルケヴィッチを一度聴きたい。

4月20日(木)
 来週のS社審査の審査員事前会議。ついでに私の専門の電気通信工事関係の分野別力量分析評価表の作成を頼まれてしまった。

4月19日(水)
 いい加減、俳句ばかりやっていては本業をおろそかになってしまう。今日はS社の品質マニュアルの文書レビュー。
 早速、昨日の中日俳句教室の講義録を旅遊さんから頂いた。【こちら】に転載したので、興味のある方は入ってください。

4月18日(火)
 中日俳句教室。今日は珍しく多く採られた。
 夜は今日から始めることになったカリンカ句会。河原地さんの句会として発足。中日俳句教室に出席なさった庸子さん、一灯さんも出席で、あわせて栗田先生にも出席いただき、第1回としては11名もの方に集まっていただき感謝。この句会はいろいろ批判し合うことにより勉強していく句会としてやろうと意見が一致。(22997)

4月17日(月)
 今日は、寂しく一人でハイキング。桜もそろそろ終わる頃になったが、奈良の仏隆寺はまだ早いと思いつつ、あと今週、来週とも空いていないので、出かけた。見た桜は仏隆寺(3分〜5分咲き)、西光寺(満開)、大野寺(散り始め)。興味のある方は【こちら】からどうぞ。今日は3時間半ぐらい歩いたが、歩数計で見るとたったの12,000歩であった。

4月16日(日)
 午前中、愛知同人句会。珍しく啄木忌の句が採られる。午後はその足で、俳人協会愛知支部総会へ行く。今日の本部講師は櫂未知子。「季語の底力」で俳人協会評論新人賞の受賞者。若いだけあって講演も面白いし、発想も面白い。こういう俳人もいると俳句界が活性化する。以前、NHK俳壇で「春曙もう帰ってくれないか」を披露したことがあり、そのころから注目していた。新人賞を取った「季語の底力」も季語の成り立ちから論旨を展開して、説得力のある書だと思っていた。専攻が江戸時代の遊廓というから経歴からして面白い。
 今日の演題は「若ければ新しいか」とこれもユニークな演題である。中味も我々老年を勇気づけてくれる講演だった。
 句会では、矢野孝子さんが櫂未知子の特選、高得点などを受賞。「伊吹嶺」の仲間がよい成績を取ると、「伊吹嶺」の目指す方向が正しいと自信持って勉強したい。
 夜、いぶきネット句会の合評会2日目。(22957)

4月15日(土)
 「ダ・ヴィンチ・コード」がめちゃ面白い。昨年の単行本の時は買う気になれなかったが、今年文庫本化されて買って読んでみたらこれが面白い。一種の推理小説だが、アメリカ流の息もつかせず、読ませる。冒険につぐ冒険、謎につぐ謎、で夜布団に入って読んでも眠くならない。日本の推理作家と言えば、高橋克彦に少し似ているか。高橋克彦には「写楽殺人事件」を始め、浮世絵作家のシリーズ、最近では「ゴッホ殺人事件」など歴史の謎解きと贋作を交えたエンターテイメント本が面白かった。
 今回の「ダ・ヴィンチ・コード」は歴史の謎解きと殺人を絡めた面白さがある。5月の映画化を控えていわゆるダ・ヴィンチ本が氾濫しており、どれも読みたくなってしまう。おかげで4,5冊も買ってしまい、いつ読み終わるか分からない。少し読んだ限りでは歴史の謎にのめり込んだ本、独善で我田引水的な解説本などどれも面白い。こんな本ばかり読んでいると俳句がおろそかになってしまう。
 夜、いぶきネット句会の合評会。

4月13日(木)
 毎年今日、根尾の能郷で猿楽が催される。10年以上前に行ったきりだったので、久しぶり。妻とTさんの3人で出かける。能郷では、伊吹嶺の仲間の2組に出会う。ここの白山神社での猿楽は中世から16戸の猿楽衆に能、狂言それぞれ口伝による世襲制で維持されてきており、昭和51年に国重要無形文化財の指定を受けている。世襲制で維持されることは大変で、笛、謡など決して流麗ではないが山奥の趣が偲ばれてかえって親しみを感じる。今日の能郷白山は残念ながら山頂に雲がかかっており、曇っていたが、残雪の山はまぶしかった。帰りは5分咲きの薄墨桜を見て帰路についた。以下は今日の写真。(22887)

4月12日(水) いつまでも中国の黄砂を浴びるわけにはいかない(朝鮮日報06.4.11)
 日本では9日(日)に全国的に黄砂が降ったが、ここ東員町でもすごかった。丁度上げ馬神事を見に行ったときで、風が強いにもかかわらず、鈴鹿嶺はもちろん数Km先が見えなかった。洗車場は長蛇の列を作ったそうだ。
 これが中国に近いところはもっとすごいと思う。タイトルの「いつまでも中国の黄砂を浴びるわけにはいかない」は朝鮮日報の社説。中央日報は「4.8黄砂テロは韓国の週末を破壊」と激しい論調。韓国では1,2Km先が見えなかったと深刻な問題だと思う。
 日本の新聞では読売社説で「黄砂は東アジアの広域的な環境問題だ」とやや抑え気味だが、2000年以降黄砂の観測回数が過去30年間の最大を3年連続で更新したとある。中国の人民日報でも報道されていると言うが実体はどんな様子かよく分からない。
 中国では藍天保衛戦(青空防衛戦)と年間の青空日数を増やそうという運動を展開しているようだが、目標値を達成できていないそうだ。
 黄砂と同様、中国の急速的な工業化により化石燃料や金属精錬などによる大気中に放出されるSO2やNOxなどを起源とする酸性雨の問題も深刻だ。河川、湖沼、土壌、建造物、文化遺産などあらゆるものに悪影響を及ぼす。
 世界第2位のCO2排出国でありながら、開発途上国という立場で京都議定書に加盟していないことからどのような環境対策を行っているか実体は分からない。北京オリンピック、上海万博など予定していることからもっと世界からの圧力が必要かもしれない。
 と一方的に中国を非難するのも、一理あるが、一方で、日本でも海に流す重金属、環境ホルモンなどが、大変洋湾流に乗って、アラスカなど北極圏の国の魚が汚染され、食物連鎖による蓄積効果によりこれらの国民の健康に悪影響を与えていることも認識しなければならない。環境の悪影響を受ける方は敏感だが、垂れ流す方はあまり痛みを感じないのは、中国だけを非難しているわけにはいかないと言うことだろう。
 なお黄砂、酸性雨については気象庁の次のHPを参照してください。
http://www.data.kishou.go.jp/obs-env/hp/4-0sanseiu.html

4月10日(月)
 今日は「伊吹嶺」5月号の校正の日であったが、偲ぶ会の件で栗田先生と打合せ事項があったため、校正の皆さんのお部屋へおじゃま虫となって、妻と一緒に出かける。偲ぶ会はまだまだ先のことと思っていたが、もう尻に火がついている。(22818)

4月9日(日)  夏目悦江さん句集『鰯雲』出版記念会
 夏目悦江さんが『鰯雲』を上梓なさり、そのお祝い会に誘われ、名古屋から7名が参加した。悦江さんおめでとうございます。楽しい出版記念会だった。その時の模様は【こちら】からどうぞ。

4月8日(土)
 多度の上げ馬神事ほど有名でないが、東員町にも「大社祭」と言って、多度より1ヵ月早く上げ馬神事が行われる。東員町へ引っ越したのは10年前であるが、今まで一度も見たことがなく、黄砂がひどい今日であったが、出かけた。小さな神社でであるが、多度と同じ方法で行っている。午後遅く行ったので5,6頭の上げ馬しか見ることが出来なかった。厩を見たら全部で15,6頭の馬でやっていた。カメラアングルはよくなかったが、以下に少しだけ紹介します。

 やっとバージョンアップしたパソコンと無線ルータが届いたのでLAN環境を構築しようと思ったが、今日はパソコンの再セットアップとバックアップデータ、アプリケーションのインストールで1日費やしてしまい、LAN環境構築まで行かなかった。

4月6日(木)
 そろそろ土筆の時期が終わってしまうので、最後の土筆摘み。員弁側沿いの田の畦が行きつけの場所で毎年桜の名所でもある。名古屋の桜はもう満開近いと思うが、ここはまだ1分咲き程度。
 我が家のカタクリもやっと開いた。あわせて紹介します。

4月4日(火)〜5日(水)
 栗田先生、菊坂句会との箱根吟行に出かける。今日は妻が珍しく一緒に行きたいとのことで、総勢7名。
 皆さんと合流する前に妻の両親の墓参りに同行。青山墓地は広いことは分かるが確か前に行ったときも道に迷ったはず。今日もまた墓までなかなかたどり着けなかった。墓参りのあとしばし落花を愛でながら墓地公園で一休み。
 以下吟行模様は【こちら】からどうぞ。(22666)

4月3日(月)
 「伊吹嶺」4月号。今月の伊吹集の1〜3席まですべてインターネット出身者ばかり。「伊吹嶺」もだんだん世代交代の兆しが見えてきている。
   甲板を洗ふ寒九の海の水       中野一灯
   能面の下より洩るる息白し      藤田岳人
   勝独楽の武者震ひして止まりけり  石原筑波

 いずれも写生に忠実な句である。しかも対象をよく見ていて、写生に説得力を持っている。
 また今月は新同人競泳が掲載されている月である。
   老木にたしかな冬芽ありにけり    伊藤旅遊
   凍てし玻璃孔雀模様に結晶す    上杉和雄
   楮選る底でこぼこの金盥        喜地庸子
   古里や五右衛門風呂に柚子浮かべ 坂本操子
   春の雪棚田千枚縁取れり       辻江けい
   今朝春の音色軽やか振鼓       豊田紀久子

 どの句も堅実である。特に好きだったのはけいさんの句で、棚田を雪で縁取られているという写生には類型がない。
   潮の色変はりて干潟現はるる   中川幸子
   残照や干潟に深き流れあり       〃
   凍滝を見に荒縄で靴くくり      栗田せつ子
   大滝の凍てきはまりて青みたり     〃

 いずれも同人巻頭句である。これらの句には緊張感があり、深い写生が眼目である。特にベテラン同人は対象を見る目が行き届いているからであろう。(22334)

4月2日(日)  コバケンスペシャル7(ブラームス交響曲第4番)
 コバケンスペシャル7はMy favorite numbers4となり、今日はブラームスの4番。4番というとブルックナーの4番が有名だが、ブラームスはこの4番しか出番がない。その代わりブルックナーは7番で聞ける。
 第4番は個人的には第1,3楽章が好きだが、パンフレットによると第4楽章のパッサカリア(バロック時代によく作られた変奏曲技法)が特徴的だという。パッサカリア自身知らないが、何となく荘重な楽章だと思った。第4番のキーワードというと堅実と孤独ということになるだろうか。(21873)

4月1日(土)  犬山の夜車山
 チングルマ句会。秋篠寺に行ったときの技藝天の1句だけが沢山採られた。
 今夜は犬山祭で夜の車山(やま)が練り歩くということで句会有志で出かけ、犬山句会の澤田さんらと合流する。犬山駅に着いたときは車山は集合していたが、夜車山まではまだ時間があったので、駅前で一杯やって酔いながらの夜車山見物。以下は夜車山の写真であるが、デジカメのフラッシュ光量が弱く暗い写真になってしまい、少しだけ紹介する。

3月31日(金)
 偲ぶ会の原稿を印刷会社にFAXで送付しようとしたら、すべての電話が止まっていた。ニュース速報を見るとNTT西日本のIP電話(ひかり電話)が全面ストップしていた。昨日も同じ故障があったようで、今日は結局6時間ぐらい止まってしまった。私の現役時代は数時間も電話が全面ストップなんて大失態で考えられない故障である。それでも今は携帯電話もあるし、メールによる通信もあるので、そんなに騒がないのだろうか。おかげで原稿をFAX送信したのは夜になってからである。
 しかし翌日になって(1日)、社長の娘さんが電子ファイルで原稿を頂きたいとメールがあったので、最初からこれをやっていればあわてる必要がなかった。

 「伊吹嶺」同人の石原進子さん句集『初硯』を上梓なさった。とりあえず通読したが、基本に忠実な写生句が多い。長年の努力のたまものがこうして1冊の句集になったと思う。またじっくり読んで感想など述べてみたい。それより扉写真の俳句がすばらしい。こんな上品な書体の短冊などを玄関に飾れば映えることと思う。新年俳句大会で進子さんの特選で短冊を貰われた方がうらやましい。

3月30日(木)  寒波は地球温暖化のせい
 朝起きたら雪。昼名古屋の病院へ行くときは晴れていたが、夕方帰ってくるとまた雪。一体いつまで寒いのか。
 「地球温暖化は地球の寒冷化を招く。」というテーマでインターネットを検索すると無数の件数がヒットする。しかしこれは地球規模の長期的なスパンで見た論理であるが、この冬の日本の寒波、新潟地方の大雪はその現象がすでに来たものではないだろう。
 この冬の寒波の原因はTVで見た気がするが、忘れてしまった。うろ覚えの知識で整理すると次のようになるのだろうか。(間違っていたら失礼します。)
 2004年は日本中が猛暑に襲われた一方、多くの台風が日本に上陸したが、これは地球温暖化のせいではないかと言われていた。2005年はヨーロッパ中が猛暑に襲われたり、アメリカに猛烈なハリケーン・カトリーナが上陸した。ここ2,3年気候の凶暴化が特に目立つようになってきた。
 そして今年の日本の寒波は主に昨年のヨーロッパを初めとした猛暑が各地の大洋の熱海水が北極海に流れ込み、シベリアから来る低気圧へ大型台風並みのエネルギーを与えて出来た巨大な渦気流がシベリア寒気を日本まで引き寄せたものと紹介しているWeb記事がある。
 温暖化によるエネルギーは地球の特定地域を暖めるが、地球規模ではこれをかき混ぜならすため、北風(寒波)が吹くということだそうだ。特に今年の冬は主にインド洋付近は暖冬で、これにより押し上げられたシベリア寒気は東アジアの方に膨らんで、日本に寒波が押し寄せた。
 短期的な寒波は以上のような状況だと思うが、冒頭に言ったように長期的には「地球温暖化は寒冷化を招く」というのはどのWeb記事を見ても書いてある。
 代表的な例としてメキシコ湾流が説明されている。ヨーロッパが緯度が高いにもかかわらず温暖な気候となっているのは暖かいメキシコ湾流のおかげである。メキシコ湾流は大西洋を北上して北極の氷にぶつかってこの海流の気温が下がり、塩分も濃くなって海流が沈み込み、深層海流としてアフリカ、インド洋、太平洋などに循環をして、メキシコ湾流も機能してバランスが取れている。
 しかし地球温暖化により、北極の氷が溶けてその海域の塩分が薄まり、比重が軽くなった海水は沈み込みが弱くなり深層海流の流れが止まってしまう。その結果、メキシコ湾流が止まってしまい、ヨーロッパが寒冷化してしまうものである。このストーリーを元に映画化されたのが「デイ・アフター・トゥモロー」である。
 一寸長くなってしまったが、地球温暖化と寒冷化との関係を考えるともっと長い説明が要りそうである。確かNHKのスペシャル番組でも紹介があったように思う。

3月29日(水)
 ISO審査員連絡会。今日から急に寒くなり、大阪へ行く途中奈良県境から吹雪になる。3月も終わりというのに、どういうことだろうか。

3月28日(火)
 昨夜アップした知らない花の名前を妻に聞いて、HPで確認したら、アクセス件数が20,000件を越えていた。過去の記録を確認したら、2月18日に10,000件を越えており、今日までの約40日間で10,000件アクセスしていただいたことになる。1日250件も一体どなた達が覗いていただいたのか分からない。ありがたいことである。これでこのHPを覗いていないのは妻だけになった。
 最近の天候はおかしい。昨日の最高気温がは18℃で、明日は最高気温が9℃という。今日は出かけているときに時ならぬ雷が鳴る。健康に気をつけても身体の調子がおかしくなってしまう。(20200)

3月27日(月)
 初めて岐阜同人句会に出席。櫻井さんも出席なさっているとのことで、懐かしく出席させていただいた。これで新年俳句大会に集まった昔の「青炎」の仲間が全員集まったことになる。また県外からけいさんも出席なさり、総勢9名。
 近くの坪野さんと一緒に車で行く。9名という人数は句会でお互いに意見交換するには丁度よい人数。また時々岐阜県在住の会員との合同句会もなさっているようだ。
 名古屋では木蓮、辛夷などが満開で、桜も開花しており、足助ではそろそろカタクリが見頃になっていると思う。しかし我が家の春は遅い。やっと杏が満開になったところで、野草は妻と同じで、まだまだ冬眠から目が覚めたばかりというところ。花の時期はまだ先の話。従って以下の写真は我が家の草の芽の写真など。他にヤブレガサが小さく開き、ギボウシが写真に写せないくらい小さい芽を出した。

3月26日(日)
 昨日と同様に、メール受信時にタイムアウトとなってしまい、その先に進まない。真の原因は分からないが、今日やっとタイムアウトになる原因だけは分かった。新しいパソコンはMA社のウイルス対策ソフトを使用しており、outlook express起動時にスパムキラー(スパイメールの検索)が動作して、その時メールアカウントの受信メールサーバーのIPアドレスを勝手に書き換えてしまうことが分かった。仕方ないので、パソコン立ち上げ時のスパムキラーが動作する度に、IPアドレスを元に戻してメール送受信をするはめになった。

 その後、あちこち調べたらどうもこのスパムキラーの起動時に受信メールサーバーのIPアドレスを正規に書き換えるとのこと(私に言わせれば勝手に書き換えている)。そこでスパムキラーに登録されているメールアカウントを削除することによりスパムキラーを介さずにoutlook expressが起動するようにしてやっと解決した。
 これだけの問題を解決するだけに半日を無駄遣いした。(19439)

3月25日(土)
 「伊吹嶺」の編集会議。今日から緑区の小坂コミュニティセンタで行う。建設されたばかりで明るい会議室。5月の「伊吹嶺」全国大会は180名以上の参加。翌日の細見先生の句碑除幕式は210名以上の出席が予定されているとのこと。盛大な大会になりそうだ。
 なお9月の沢木先生・細見先生を偲ぶ会の案内は5月号から掲載することにした。今から多数の参加を期待したいと思っている。
 今日も新しいパソコンの調子が悪い。どうもメール受信の時、なかなか受信できなく、タイムアウトになる。仕方ないので、メールアカウントをいったん削除してバックアップしてあったアカウントをインポートしてメール受信すると正常に動作する。なぜこうなるか理由が分からない。(19002)

3月24日(金)
 パソコンを変えると次々と不具合が出てくる。最初にインクジェットのプリンタが印刷してくれない。(レーザープリンタはOK) 次にラベルの差込印刷が出来ない。これもある特定の住所録のみで、他の住所録はOK。最初のプリンタの問題はプリンタドライバを最初から設定し直して復旧。あとの差込印刷はとうとう駄目で、先月のバックアップ取ってあったラベルから手動修正でごまかす。
 今日は夜岐阜で小学校の同窓会があったので、作業を中断して夜遅く帰ってから作業をやり直した。ようやく明日のためのラベル印刷は日付が変わって2時すぎに終わった。(18598)

3月23日(木)
 デスクトップパソコンのメモリ増、HDD容量アップ取替のため、Cディスクのバックアップのため、一日中つぶれる。NTTの手違いで無線ルータの届くのが遅れたため、無線LAN環境の構築は今日のパソコンが戻ってきてからセットアップすることにする。従って今日から当分の間HPの書き込みはノートパソコンで行うことになる。ノートパソコンで初期設定しながらアップしたが、何とか思い出してやっとできた。

3月22日(水)
 山藤句会で法華寺、秋篠寺の吟行。新年俳句大会での浅田先生の講演でみんなでもう一度行きたいとの意見一致による吟行。あいにくと雨になったので内容はないが、興味のある方は【こちら】からどうぞ。(18030)

3月21日(火)
 彼岸の中日。母と一緒に父の墓参り。岐阜へ行く途中、長良川の土手で多くの人が土筆摘みが多く見られた。いつまでも寒い寒いと言っているうちに、いつの間にか春が近づいている。
 夕方から次男一家が赤子を見せに、夕食に来る。生後2ヵ月でこの時期の赤子は日に日に顔つきが変わってくる。赤子から幼児になるのが早い。

3月20日(月)
 ISOリーダー研修。今日は3つの製品のLCA(ライフ・サイクル・アセスメント)の作成演習、不適合事項の解析レポートの作成演習。

3月19日(日)
 愛知同人句会。その前に沢木・細見先生の偲ぶ会委員会と総務部との合同打合せと行う。今は5月の句碑除幕式の準備が大変だが、その後はいよいよ私達の偲ぶ会である。今日はこれまでの経緯と元「風」同人への案内、「風」僚誌への案内文の説明と今後の予定の検討を行う。
 また「伊吹嶺」総務部として今後何をなすべきかも皆さんの意見を聞いた。さらに「伊吹嶺」を発展させるための方策をいろいろ考えて貰うことにした。(16912)

3月17日(金)
 山藤句会。いつもながら和気あいあい。来週は秋篠寺に出かけることの確認。

3月16日(木)
 今日早速旅遊さんから、中日俳句教室の講義録を頂いた。いつもながら早く、要点よくまとめられている。今月も【こちら】に転載しましたので、興味のある方はどうぞ。
 夜岐阜の町内の自治会長さんが亡くなられたので、岐阜まで通夜に出かける。(15294)

3月15日(水)
 前々から予定していた光電話の工事。いままでのONU、CTUを光電話(光プレミアム)用に取り替え、電話も従来の加入電話から光電話に切り替えるIPアダプタの設置(今までと同じ電話番号が使えるIP電話)。ついでに娘から悪のりされてもう1回線分電話番号増をさせられた。こういうことが出来るのが光電話のよいところ。
 さらに無線ルータを付けてノートパソコンに飛ばそうと思ったが、この無線ルータが届いていないことが分かり、中途半端で終わってしまった。とりあえずLAN設定だけ自分でやって、無線ルータが届いたところで、ノートパソコンの無線設定、プリンタの共有化設定をすることにする。

 本来今日は中日俳句教室で、東京からKさんや、Iさんが来ており、お相手が出来なくて申し訳なく思っていたところ、夕食だけでも一緒にしようと電話があり、栗田先生始め6名で楽しい食事をし、再会を約して別れる。

3月14日(火)
 寒戻りした寒い日だったが、山藤句会で鈴鹿の龍光寺に涅槃図を見に行く。毎年3月15日前後3日間、寝釈迦祭で参道に屋台が出たり、涅槃図の絵解きなどが行われるので、それをねらって行ったのだが、今年はすでに3月13日に終わっており、今日は閑散としていた。寺も昨日までのあと片付けをしている最中だった。それでもまだ涅槃図はかかっており、本堂で拝見させていただいた。後片付けをしている作務僧さんから、後片付けの最中で申し訳なかったが、親切に絵解きをしていただいた。
 龍光寺は早く終わってしまったので、その足で河芸町の小女子の天日干しを見に行った。着いたのは昼過ぎだったので、天日干しはほとんど終わりそうで、かろうじて少し見ることが出来た。小女子漁も春の1ヵ月ぐらいしか行われず、わずかにセーフという状態だった。
 漁師相手の一膳飯屋で昼食を取りながらミニ句会で今日の吟行は終わり。今日はデジカメを持って行くのを忘れたので、吟行模様の写真もなし。

3月13日(月)
 9月の偲ぶ会の元「風」同人案内文、僚誌掲載案内文などを栗田先生、片山さんと検討。今日で何とか目途を付けて、次のステップに進めたい。こうして少しづつ進めていくとだんだん偲ぶ会への実感が湧いてくる。(14016)

3月12日(日) 陶磁器のリサイクル
 名古屋句会。会場の中小企業センターは老朽化が激しく来月から立替のため、この会場での最後の句会となる。話を聞くと名古屋句会はずいぶん前から利用しているとのこと。名古屋句会は人数が少なく、駅前での安い利用料の会場がなく困っている。
 句は鈴木みや子さんが相変わらず、はんなりとした句を発表なさっている。
 
 毎週土曜日11:00は俳句王国を見ているので、今まで見たことがなかったが、この時間に「地球大好き・環境新時代」が放送されており、今回は最終回ということで録画しておいたのを見たが、結構新しい取り組みを紹介している。今回は最終回で総集編的だったが、多治見市の陶磁器のリサイクル、指宿市の家庭環境ISOなどに注目した。特に陶磁器のリサイクルは先月のメルマガで読んだ記憶があったので、改めてインターネットで検索して見た。そうすると多治見市の取り組みが結構有名だそうだ。(グリーンライフ21プロジェクト)
 一般に廃棄された陶器も原料は全く同じであるので、リサイクルに対して親和性が高いのだろう。調べた範囲でつまみ食いすると、陶器製の食器は不燃物として埋立処分されているが、廃棄される陶器は年間13万トン、不燃ゴミの5〜6%を占めている。粘土からつくられた陶器は、捨てても土には還らない。
 今のリサイクル方法は主に自治体が分別回収して、ほとんどが多治見市に集められる。ここで陶器材料の粘土に20%ほど混ぜて再生している。技術的には40〜50%の混合が可能だそうだ。リサイクルの方法はいたって単純で、直径5mm程度に粗破砕した後、粘土やけい石などの原料に混ぜ、再び破砕機で7〜8ミクロンまで細かく砕く。これが陶器の原料の約20%に使われている。多治見で作られた再生陶器は「美濃リ食器」として売られており、品質も価格も従来品と変わらない。
 また廃棄陶器の回収はTVで放送されていた牛久市だけでなく、所沢市、東武百貨店などからも回収され、前述のグリーンライフ21プロジェクトは全国15個所程度から回収しているそうだ。
 そう言えば「伊吹嶺」の句友の多い瀬戸市ではどういう取り組みをしているのだろうか。一昨年瀬戸へ吟行に出かけたとき、瀬戸焼の種類別(織部、赤津など)に廃棄陶器が集積されていたのを思い出した。
 なおグリーンライフ21プロジェクトの活動内容の一部は次のHPに紹介されている。
http://www.eic.or.jp/library/pickup/pu021219.html

3月11日(土)  NHKBS俳句王国
 NHKBSの俳句王国。句友の伊藤旅遊さんが3回連続で選者入選となる。今日の句は「サーカスの大きなテント春兆す」と分かり易い句である。それにしても坊城俊樹、鷹羽狩行、大串章と傾向の違う選者からの選に入るということは誰にも分かり易く、愛される句を作っているということだろう。今日の出席者の中の句では、
   霾やはやひととせの湘子の忌  松岡みどり
 ゲストの松岡みどりの句で思いがこもっている。「霾」という季語が湘子の男性的で、大陸的な大きさをよく言い表している。季語がよく効いている句と言えよう。
 藤田湘子は昨年の4月15日に亡くなっている。最近の時の流れが早く、もっと前だと思っていたが、まだ1年しかたっていないことに気づく。
 昨年の私の日記を見ると随分と詳しく書いている。その一部を抜いてみると「気骨のある直裁的に物を言うきわめて男性的な俳人であった。私は俳句はよく理解できない面もあったが、テレビで発言する内容には共感できることが多かった。」と書いていた。俳句は
   愛されずして沖遠く泳ぐなり       藤田湘子
   あるときはふるさと燃ゆる春の夢
   春の鹿幻を見て立ちにけり
   朧よりうまるる白き波おぼろ
   亡き師ともたたかふこころ寒の入
 などに共感して書いている。昨年は忙しいと言いながらこれだけのことを調べていたのだと思うと最近の自分は怠け気味だという実感がする。

3月10日(金)  夏目悦江さんの句集『鰯雲』
 2月に夏目悦江さんから、句集『鰯雲』を頂いてから、なかなかお礼の言葉を述る機会がなく、今日ようやく句集評を書いた。この句集評でお礼の代わりにしたい。興味ある方は【こちら】からどうぞ。
 なお句集『鰯雲』を購入希望の方は下記のアドレスからお申し込み下さい。
http://www.ibukinet.jp/sinkan/sinkan12(iwasigumo).htm

3月8日(水)  明日香散策
 妻が風邪気味だったが、お互いに今日しか空いている日がなかったので、春を見つけに明日香に出かける。今日の目的の一つに明日香の竹炭窯で竹酢液を買いに行くことがある。
 今日のコースはいつもと逆コースで石舞台から岡寺の麓の窯元までを山側の迂回路を取ることにする。途中、石舞台を見下ろす高台に遺跡発掘現場があった。明日香ではよく見かける風景だが、今日は立ち入り禁止でそばで聞くと石舞台建設時の曽我氏の工事現場事務所ではなかったかという。現代だとハコバンと言ってフレハブ事務所が多いが、今日の発掘現場は相当大きかった。(あとで9日の新聞を見ると、社会面で大きく取り上げられていた。新聞では石舞台建設の現場人の宿泊施設とあった。)
 今日は初めてのコースだったため、道に迷って1時間以上かかって窯元に着く。丁度昨日竹炭の窯出しをしたばかりという。今日の竹炭は比較的柔らかく、脱臭剤にでも出荷するのだろうか。
 あと万葉文化会館での古代料理でも食べようと思ったら、休館日でがっかり。近くの飛鳥寺前の売店で高い柿の葉寿司で飢えを満たす。そのまま甘樫の丘まで歩いてしまい、今日の行程は終わり。14,000歩以上歩き、妻には悪いことをしたと思う。
以下は明日香の早春の写真。発掘現場が新聞に出るとは思わなかったし、立ち入り禁止のためなし。

3月7日(火)
 毎年3月に「伊吹嶺」特別会計会員名簿を更新しているが、これが結構面倒だ。1年で会員の異動も多く、句会幹事、編集委員も異動する。これらを現行維持して、特別会計費納入した方と突合して名簿を完成させる。あとで会費納入される方もいるので、間違いがあってはいけないので、神経も使う。それでも今日ようやく作成し、今月の同人句会の時に配付することとなる。(12227)

3月5日(日)
 妻と一緒に春を探しに、いなべ市の梅林公園に行ってみた。いつもならとっくに梅は散っている時期なのだと思って出かけたが、今年は1ヵ月遅れだろうか。まだ探梅に時期だった。いなべ市の梅林公園は岐阜県境であるから、遅いのは分かるが、それにしても今年は遅すぎる。梅の蕾具合からあと2週間ぐらいあとだろうか。3月になって「探梅」という季語が生きているとは。
 帰りに一寸蕗の薹を摘む。今日出会った季語は探梅、初音、青き踏む、蕗の薹、初蝶ぐらいだろうか。(11902)

3月4日(土)
 チングルマ句会。犬山句会、かがり火句会の皆さんと一緒に新年俳句大会の反省会兼昼食会を行う。どこの句会でもそうだが、新年俳句大会の幹事を行うには、経験がないと100%うまく行かない。しかしこういう大会の運営を経験することにより、句会全体の一体感に非常に役立つ。句会同士の距離感も近づくし、句会会員の信頼関係もよくなる。今後ともこのような句会持ち回りの新年俳句大会運営が「伊吹嶺」をさらに活性化するような気がする。
 今日の句会ではマンネリな句ばかりを作るのでなく、いろいろな句で反応を見たかったので、今日は一寸趣向の変えた句と、七五五の句も作ってみた。結果的には従来どおりに作った句は評価されたが、冒険句はいまいちという感じ。(11626)

3月3日(金)
 仕事も一段落したので、1月に買っておいたパソコンのセットアップを行う。無線LAN環境は今月の15日の光電話工事の無線ルーターに取り替えるときしかできないが、とりあえず今のルーターでLANセットしようとしたが、うまくいかなった。プリンタがUSBインターフェイスなので、直接ルーターに接続できないのでプリンタをLAN直結による共有設定しようとしたが、出来なかった。
 その他、ユーザー登録、今のパソコンの諸データの引っ越し(インターネット接続、メールアカウント、アドレス帳、送受信メール、お気に入り、クッキー、ATOKのユーザー辞書)、アプリケーションインストール、ウイルスソフトの初期設定等を行った。おかげで今日は一日中閉じこもり。あとパソコン、プリンタの共有化を行わなければノートパソコンを炬燵に移動できない。でも3月15日の工事の時には、もう炬燵は取り払われているかもしれない。炬燵の中でぬくもりながら、このHPを書き込むことも一つの夢だったが。

3月2日(木)
 妻共々、そろそろ冬眠から覚めなければならないこともあり、蒲郡句会からのお誘いがあり、蒲郡吟行に出かける。あわせて大変遅れたが、武山愛子さんの句集『彦星』の上梓の蒲郡句会のお祝いも兼ねる。竹島海岸散策、ラグーナ蒲郡での昼食、そして句会を行った。以下、吟行、句会模様は【こちら】からどうぞ。(11268)

3月1日(水)
 N社の審査報告書の提出。これで当分私がリーダーの審査予定はないので、生活リズムを俳句にシフトしなければならない。また両先生の偲ぶ会にも力を入れなければならない。
 「伊吹嶺」3月号。栗田主宰の句に張りが感じられる。力強い句が並んでいる。
   絶壁に青く透きたる滝つらら  やすし
   凍て滝の蒼き剣となりて垂る   〃
   滝凍てて全山音を失へり     〃

 栗田先生に聞いたところ、やはり念願の平湯に行けて、感動が強いとよいのかねー。とおっしゃっていた。
 他に同人作品では
   己が影地にくっきりと寒に入る   夏目隆夫
 単純な構成であるが、まさに即物具象そのものである。林徹先生がこのような即物具象のお手本のような句を作っておられたが、これに通ずるところがある。他に
   雪来るや棺に釘を打ちをれば   江口ひろし
 の句の切なさがどうしょうもなく悲しさとして伝わってくる。また
   寄り道はいつもの書店冬うらら   河原地英武
   死ぬ死ぬと言ひて三年日記買ふ  近藤文子

 のとぼけた句も味わいがある。
 3月に入ったので、このHPの壁紙も花シリーズで統一した。メニュー欄はさくら、TOPページはカタクリ、この日記のページはすみれとしてみた。(10927)

2月27日(月)〜28日(火)  俳人協会祝賀会
 28日に俳人協会の総会と俳人協会賞の授賞式があるため、栗田先生の(鞄を持たない)鞄持ちで東京に出かける。前日の27日に東京の菊坂句会の皆さんと食事をご一緒した。句会を行う予定だったが、話が盛り上がって食事だけで終わってしまった。東京の皆さんは俳句に対して熱心に取り組んでおり、上達も早い。
 翌日の総会、祝賀会は午後からなので、午前中は菊坂句会の原点である菊坂を訪ねた。東京も一寸裏道にはいると下町情緒が残っている。しかし皆さんはこのようななんでもない路地からよく良い俳句を作るものだと感心する。
 祝賀式ではもちろん田島和生さんのお祝いが主であるが、これを機会に栗田先生に著名俳人の引き合わせを頂いた。ありがたいことであり、せっせと名刺配りをやった。
 また田島さんが挨拶でおっしゃっていたが、元「風」関係では評論賞に沢木先生、堀古蝶さん、栗田主宰そして田島和生さんと続くことになり、「風」の書き手は健全であることが証明されたことになる。
 私の写真は最初会場の遠景を写すため、ISO400にセットしたまま、懇親会でもそのままでスナップを撮してしまったので、とんでもない暗さと粗さの写真になってしまった。レタッチソフトで無理やり修正したら失敗写真だらけになってしまった。それでも2日間の写真をわずかであるが以下に載せる。

2月26日(日)
 一日中雨で閉じ籠もり。幸いというか、N社の審査報告書の締切が迫っているので、閉じ籠もってやっと書き上げる。明日から東京に出かけるので今日中に仕上げなければならなかったせいもある。
 句友からいろいろと花粉症の治療の具合を聞かれるので、治療の経緯をトピックスのページにまとめた。俳句のページであるが、載せるところがないのでここに載せることにした。興味のある方は【こちら】からどうぞ。

2月25日(土)
 「伊吹嶺」の編集会議。「伊吹嶺」のページ数のスリム化のため、一部冗長と思われる部分の見直しをすることにする。
 また5月の全国大会、細見先生の句碑除幕式を成功させるためのアイデアを出し合った。5月といってももう秒読み段階に入っている。その後すぐ私の担当の両先生の偲ぶ会も控えている。今年は時間があっという間に過ぎると思う。
 我が家に帰ったら、妻が今年一番の蕗の薹を見せてくれた。つい2,3日前、今年の梅は1ヵ月遅れだと思っていたが、蕗の薹は随分早い。確か昨年は自宅近くの荒れ地で、3月中旬頃初の蕗の薹を見たような気がする。右の写真の蕗の薹もガラス鉢に入れるとおいしく見える。明日の朝食は蕗の薹を散らした味噌汁と蕗の薹入りの納豆に決まり。

2月23日(木)
 今日も母を病院に連れて行き、検査結果を聞きに行く。結果的には膝も心臓もとくに異常はないとのこと。ひとまず安心。
 続いて私自身の定期検診で名古屋の病院へ行く。花粉症治療のその後の状況はまだ鼻血が出るが、もう少しかかるとのこと。
 その足で税理士さん所へ確定申告の資料を届けに行く。昨年は相当忙しく、収入も多くなったが、その分還付金も多くなるという。収入が多くなると、還付金も多くなるおかしな世界。理由は機関毎から頂く収入の源泉徴収税額が多すぎるということが原因だろう。確定申告しないで、黙っていれば取られ損というしくみになっていることだ。

2月22日(水)
 母を心臓のCT検査に連れて行く。ついでに整形外科で膝を手術したあとも診て貰う。膝は少し水が溜まっており、抜いてもらったが、その中に何があるか検査して貰うことにし、明日また内科と整形外科に聞きに行くこととなる。

2月21日(火)
 夕方、よく近くの池まで散歩に出かけるが、今年は寒さのせいか梅の開花が遅い。妻の日記によると昨年は1月末に咲き始めたが、今日見たら、どうも咲くのは3月に入ってからのようだ。名古屋ではもう少し早いかもしれない。夕方だったため、写りは悪いがわずかに咲いたのを1枚だけ紹介する。他の地域ではどうだろうか。

2月20日(月)
 一日中雨で、閉じこもりを利用して確定申告資料を完了させた。明日からはISO審査報告書の作成に取りかからなければならない。

2月19日(日)
 同人句会。今日は栗田主宰の俳句が私の琴線に触れた。
    三彩の淡きみどりも春の色  やすし
 非常に繊細な句で、こういう句に出会えると、うれしくなる。私は唐三彩を見たことはないが、この陶器から醸し出すみどりの雰囲気を春の色と捉えたところが繊細である。こういう句は写生というより感覚で捉える句かもしれない。
(なおこの句は栗田先生よりHPに載せてもよいとの了解を得ています。)
 句会後は、名フィルコンサートであったが、今日の曲は私の琴線に触れることは出来なかった。

2月18日(土)
 明日は同人句会というのに、いまだ1句も出来ていない。確定申告資料作成、ISO審査報告書の作成などやらなければならないことで追いつめられている。そろそろ沢木・細見先生を偲ぶ会の案内公告の準備も必要である。
 深夜このHPの書込のため、自分のHPを覗いたら、アクセス数が今日ですでに10,000件を越えていた。最近は多くの方に覗いていただいてありがたい。ますますHPの方もさぼれない。
 最近あまり運動をしていないので、少しでも散歩するために歩いた。今日見つけたどこにもある小さな春。

2月17日(金)
 山藤句会。冬の間どこへも行っていないので、そろそろ吟行に行こうかと話が出る。新年俳句大会での浅田先生の講演がよかったので、3月になったら奈良へ行こうと話がまとまる。
 夜はずっと確定申告の資料作成。まだ道半ばというところ。

2月16日(木)
 確定申告の時期が始まったがまだなにも準備していない。昨日あたりから領収書整理を始め、今日から本格的に収支記録を打ち込み始める。本来は日頃出納帳を記入しなければならないのを1年分まとめて記入するので膨大な量である。領収書、銀行通帳記録、手帳の行動記録から1年分の収支を作ることになる。先日税理士から資料提出の督促を受けたが、今月中には税理士に持って行かなければならない。
 夕方、長男一家が我が家に来たが、孫が風邪気味で元気がなく、食事も盛り上がらない。
 9時からはいぶきネット句会の合評会。私が特選に選んだ句は、すごく繊細でしかも写生描写がよいと思っていたので、女性の句かと思っていたら、意外な男性の句であった。

2月15日(水)
 このホームページを書く前に、旅遊さんから昨日の中日俳句教室の講義録がもう届く。早く書いていただいて感謝。昨日と同様、興味のある方は【こちら】からどうぞ。
 夜は久しぶりのいぶきネット句会の合評会。なるべく多くの方からの発言を期待したいが、どうしても特定の人の発言が多くなってしまう。

2月14日(火)
 花粉症治療後、始めて病院に行き、診て貰うが当分の間鼻が詰まるとのこと。
 午後から中日俳句教室。いつものことながら旅遊さんの講義録は助かる。しかもMLで公開して貰うのが早い。興味のある方は【こちら】らどうぞ。

2月13日(月)
 治療後遺症は水洟から、固い鼻汁に変わりつつある。おかげで両方の鼻とも詰まり、苦しいことこの上ない。

2月11日(土)
 昨夜は鼻血混じりの水洟だったが、今日はほぼ血が止まり、水洟だけ。
 名古屋句会。今日は6名で寂しい句会。句会場の中小企業センターも3月末で閉鎖となり建て替えを行う予定。ここより安い句会場はなく、ますます財政的に困難となる。
 夜はチングルマ句会で台湾へ行った反省会。と言っても中心になってお世話をしていただいた小木曽さん、岩田さんの慰労会。今日の料理屋は四間道の真ん中に移転してきた店。昔のままの民家を改造した静かなところ。料理はいわゆる民芸風料理で久しぶりにおいしく頂けた。話は大いに盛り上がり年は取っても山女のおもかげは衰えていない。

2月10日(金)
 かねて予約してあったアルゴンプラズマ法による花粉症治療を受ける。最初一種のレーザー治療かと思ったら、インターネットで調べたら、レーザー治療とは別らしい。花粉症に敏感なところにアルゴンガスを吹き付けた状態でプラズマ(高周波電流)で焼く方法だそうだ。(一種のプラズマ放電) 所要時間は鼻の麻酔から始めて約1時間。
 治療は鼻の粘膜を一種の火傷を負わせるようなものなので、今夜は鼻が腫れ上がって、鼻血混じりの水洟が出ること、鼻が詰まって口呼吸しないと駄目。これがいつまで続くかよく聞かなかったので分からないが、かさぶたが取れるまで3週間ぐらいかかるとHPには書いてあった。
 こうして独り言日記を書いているときでも水洟が出てくるので今日は早く寝ることにする。

2月9日(木)
 妻が年金受給資格を得る年齢になり、受給申請するため、社会保険事務所へ手続きに出かける。そのためのアッシー君をつとめる。年金は受給年齢になってもこちらから申請しないと受給できないしくみになっている(税金を取るときは容赦なく督促がくるが、こちらが貰う立場の時は役所はただ待っているだけ)。
 我が家の場合、私が共済組合員、民間の厚生年金と納付期間と変わってややこしいことと、妻の厚生年金納付期間、3号被扶養者期間の合計が受給資格に達しないことから、そのままにしておくと無年金になる恐れがあった。
 そのため昨年一度、年金相談しておいたため、今回1回の申請手続きだけで認定された。結果的には足りない受給資格期間は私の納付期間の一部をカラ期間として合算してくれた。
 これでようやく最低額の受給が出来ることになったが、その分、私の配偶者加給が0となってしまう。しかし受給額は差し引き若干のプラスになる。それでよしとするしかない。

2月8日(水)
 母の定期検診のため、病院へ連れて行く。2週間後、CT検査するとのこと。
 昨日、仕事から帰ってきたら、「伊吹嶺」同人の夏目悦江さんの句集『鰯雲』が届いていた。
 昨年「伊吹嶺」で東京の深川吟行にご一緒させていただいたとき、まもなく句集を出すご予定を聞いており、首を長くして待っていたところ昨日頂いたこととなった。
 まだ熟読していないが、写生の基本に忠実な俳句が多く発表なさっている。悦江さんのようなベテランでも俳句の基本の写生に忠実な作品を読ませていただくと、私など俳句を始めたばかりの時、気の利いた言葉で作ろうと奇をてらった表現の俳句を作っていた初心時代を恥ずかしく思う。以下思いつくままに感銘句を書き出す。
   時かけて一枚となる鰯雲    悦江  (句集の題名となっただけあって印象鮮明)
   娘に選ぶ加賀友禅や燕来る
   雪解水流るる町に嫁ぎけり
   茶袋に顔を埋めて茶の香をきく
   高床を吹き抜く登呂の青田風
   歎異抄読み籠もりをりさくら時
   嫁ぐ子の無口となれり春炬燵
   走り茶の針の如くに揉み上がる
   月の客影伴ひて入り来たる
   幼きの指のゑくぼや天道虫
   春雷句碑まためぐり来し茶摘時
   よく笑ふ母にまみえし春の夢
   師の忌より俄に秋気定まれり

 きりがないが改めて書き出すと、悦江さんの句には家族を詠んだ句も多く、生活からにじみ出た素直な目が浮かんでくる。また改めて熟読したい。

2月6日(月)〜7日(火)
 N社のISO審査。今回はメンバー参加で若干楽だったが、それでも随分と神経を使い、ストレスが溜まる。
 6日は朝は雪が降っていなかったが、昼過ぎ工事現場確認している最中から大雪になり、道路も真っ白。安全を期してこの日は電車で帰ることにした。結果的には自宅の団地に着いたときも一面雪で、とても団地までの坂を登ることが出来ない状態であったので、電車で帰ったのは正解だった。それにしても立春過ぎてからいつまでこの年一番の寒さが続くというニュースを聞くことになるのやら。

2月5日(日)
 次男に2人目の子供が生まれ、今まで妻と私の日程調整がつかなかったが、ようやく次男の奥さんの実家(神戸)へ赤子を見に行く。生まれた直後の写真は送ってもらっていたが、今日見ると随分と顔が整ってきた。子供の成長は早い。

2月4日(土)  コバケンスペシャル6(サンサース交響曲第3番)
 今日は今年一番の寒さの中の立春である。立春の句を作ろうと思っても実感が出ない。
 コバンケンスペシャルを聞きに行く前に日展を見る。目的は森怜華さんの書。今年5月の細見先生の句碑を揮毫していただく方である。こういう専門家の書を見てもよく分からないが、各作品を見ると入選者それぞれの個性が伝わってくるように思う。少し離れて改めてみると怜華さんの醸し出す雰囲気が伝わってくる。
 また今年から新同人として加わっていただいた櫻井幹郎さんの息子さんも無鑑査で彫刻作品を出品なさっている。
 洋画を見ていたらある一角で人だかりがしていたので何だとのぞき込んだら、ジュディ・オングの特選作品だった。

 今日のコバケンスペシャルはサンサースの交響曲第3番。この曲の特徴は何と言ってもオルガンである。曲は2楽章構成だが、内容的には4部構成。全体が祈りのドラマとして有機的に構成されている。そのキーの楽器がオルガンである。こういう曲はやはり生演奏に限る。特に第2楽章の第2部はオルガンの響きが主題を何度も何度も繰り返して、フィナーレに上り詰める。オルガンの重低音が私の全身にビンビンと響いてくる。家の中ではCDの音量を上げて聞くわけにはいかない。久しぶりに身のうちに感動を持って帰ってきた。

2月3日(金)
 N社の暫定審査報告書の提出。今日は節分のため、各地で豆撒きの行事が行われたが、私は帰りに四日市の海山道稲荷での狐の嫁入りを見に行く。事前に新聞で紹介されていたが、人出は名古屋ほどいない。神社の鳥居を通る途中の道中はよく見え、何枚かデジカメに入れる。近くで見ると狐の面は異様で、花嫁衣装の豪華さとのアンバランスが面白い。以下に嫁入り模様を紹介する。

2月1日(水)〜2日(木)
 N社のISO審査。今回は私1人で行う。2日間だったので、ビジネスホテルに宿泊したが、そのホテルで面白い物を見つけた(右の写真)。「おかえりコイン」というNPO法人三重スローライフ協会で作ったもので、ホテルの歯ブラシなどのアメニティグッズを使用しなかった場合、その分環境負荷をかけなかったあかしとして、この「おかえりコイン」をホテルのフロントに返す。ホテルはこれら集めたコインをお金に換えて三重スローライフ協会に寄付し、食農教育や環境活動に活用するものである。三重スローライフ協会はまだ2004年に発足したばかりで、私もまだ知らなかった。
 私自身はいつもどんなホテルに宿泊する場合も歯ブラシは持参する。と言うよりホテルの歯ブラシは性に合わないというのが本心であった。しかしこれからはどこのホテルに泊まってもマイハブラシを持参して出かけることに自信がついてきた。
 三重スローライフ協会のマイハブラシ運動に興味のある方は次のHPから入ってください。
 http://www.okaeri.info/coin_pro2005.htm

1月31日(火)
 昨夜、新年俳句大会模様と常滑吟行模様を立ち上げようとしたら、契約しているHPのファイル容量がオーバーしてしまい、立ち上げ不能になってしまった。容量増の契約をしてようやく今夜立ち上げることが出来た。この2つの模様を30日の日記の【こちら】から入ってください。

1月30日(月)
 なんとか「伊吹嶺」新年俳句大会【こちら】、常滑吟行模様【こちら】を立ち上げた。それぞれ【こちら】の表示から入ってください。

1月29日(日)  田島和生さんが俳人協会評論賞を受賞
 インターネット句会の仲間と常滑吟行。総勢8名で、天候にも恵まれる。吟行模様は【こちら】からどうぞ。

 夕方帰って、パソコンを開いたら、うれしい受信メールが届いていた。昨年「伊吹嶺」全国俳句大会で講演をしていただいた田島和生先生からで、俳人協会評論賞受賞の連絡を頂いた。昨年『新興俳人の群像』を読んだとき、ストイック的にまで歴史的史実をたどり、そこから新興俳人の光と影に焦点を当てた非常な労作だと思っていた。客観的な立場を取りながらも、文章の端々に新興俳人に対する思いというかオマージュが読み取れ、感銘を受けた印象が残っている。
 少しでも早くこのニュースをHPに立ち上げたく、載せた。
 また新年俳句大会模様や常滑吟行模様は2,3日後になるのをお許し頂きたい。

1月28日(土)
 「伊吹嶺」新年俳句大会。今年は来年の10周年記念行事の一環として、細見綾子先生の句碑除幕、元「風」の偲ぶ会など節目になる大きな行事を控え、栗田主宰の意気込みに溢れた挨拶があった。
 以下新年俳句大会の模様は【こちら】からどうぞ。

1月27日(金)
 山藤句会。私の仕事の都合で1週間遅れの今日行う。今年初めての句会ということで寿司を取って談笑から始める。さらに追加の席題もやらなかったので、時間的に余裕のある句会となった。先週深大寺に出かけたときの石田波郷句碑に霜柱があったのを思い出して、その句を出したが、何とか分かってもらえた。波郷の霜柱の句というと次の句が有名である。
  霜柱俳句は切字響きけり  波郷
とにかく波郷は1句の中に必ず「や」「かな」「けり」を入れて作れと言ったそうだ。俳句はあくまで韻文である。というのが波郷の信念であった。また今日の席題ではたまたま「寒椿」になったが、寒椿にも波郷の
  寒椿つひに一日のふところ手  波郷
の句が思い出される。真冬の波郷というと霜柱、寒椿がふさわしい。もちろん「霜の墓」という有名な句もあるが。

 夜は名フィル定期コンサート。今日はチャイコフスキーの「くるみ割り人形」。と言ってもいつもの組曲でなく、今日の指揮者の[フェセドセーエフ版]で、35分のコンパクトにまとめ上げた曲。日頃組曲では聴かない曲も入っており、新鮮に感じたが、組曲ではフィナーレに演奏する「花のワルツ」がいきなり2番目に出てくるのはやはり唐突感があった。しかし今日のフィナーレは全曲版のフィナーレである「終幕のワルツとアポテオーズ」も新鮮であった。

1月26日(木)
 今週末は「伊吹嶺」新年俳句大会、吟行で時間が取られるので、来週のN社の審査チェックリスト作成を今のうちに行う。そのため1日中家に引きこもり。

1月25日(水)
 チングルマ句会で「伊吹嶺」新年俳句大会の最終準備を行うとのことで、浅田隆先生の講演会資料を届けに行く。浅田先生は長く「伊吹嶺」で「奈良の綾子さん」を連載していただいた。その関連のご講演でカラーの資料をどっさりと頂いた。今からそのご講演が楽しみである。

1月24日(火)
 大阪でISO審査員連絡会。

1月23日(月)
 今週末の「伊吹嶺」新年大会のための染筆句を書く。毎年のことだが、いつも自分の悪筆を嘆く。いくら書いてもうまく書けないので、妻に見せたところ「まあ、こんなところね。」と突き放される。今年も私の特選句の作者には申し訳ない。

1月22日(日)
 「伊吹嶺」の編集会議。今年も句碑除幕式、偲ぶ会、100号記念と大きな行事が続くが、栗田先生の意気込みは相変わらず気宇壮大。

1月21日(土)
 情報技術関連(主にソフト産業)の審査員研修。前の会社を辞めて4年、NTTを辞めて10年近くなる。これだけ実務から遠ざかっていると、めまぐるしいIT産業の変遷にうとくなる。単に書物の勉強では追いつかない。今日はソフト開発のプロセス改善の面からCMM/CMMI(能力成熟度モデル/ハードソフト両面のCMM統合化)を、人材育成の面からITSS(ITスキルスタンダード)を、サービスマネジメントの面からITIL(ITインフラストラクチャ・ライブラリ)を、そしてIT産業全体の審査ガイドについて勉強する。
 今日、東京は1日中雪が降り積もる天候で、研修が終わってから早々に帰る。

1月20日(金)
明日朝から、ISO審査員研修があるので、今日から東京に出かける。
 菊坂句会のKさん、Nさんと3人で深大寺に出かける。深大寺というと沢木先生らがよく吟行に出かけたところと聞いており、一度だけ出かけたことがある。今日は大寒であるが、おだやかに晴れてゆっくり出来た。夜はNさんと一杯飲んで別れた。1週間後にはまた伊吹嶺新年俳句大会でお会いするので、今度はこちらが何処かへご案内しようと思っている。今日の写真を少しだけご紹介する。Kさん、Nさんありがとうございます。

1月19日(木)  アルゴンプラズマによる花粉症治療
 毎月の定期検診。耳鼻科でアルゴンプラズマ法による花粉症治療法があるのを知った。既に2,3年前から他の病院で行っていたのを聞いていたが、私の通う病院では今シーズンに合わせ昨年、この治療器具が導入されたとのことである。手術名は「鼻腔粘膜焼灼術」という。アルゴンプラズマで鼻の粘膜を焼くわけで、手術効果期間は1シーズンはあるとのことである。早速予約して来月手術を受けることにした。今年の花粉症は昨年ほど流行はしないだろうが、何事も経験ということで試してみることにした。

1月18日(水)
 N社の審査計画書を提出。
 今のパソコンはインストールアプリケーションソフトが多くなったことやゴミファイルが増えたことからどんどんスピードが遅くなっている。時にパソコン立ち上げが10分以上もかかるときがある。日中は休止状態でパソコンを断にして立ち上げを早くするようにしているが、いずれ抜本的にスピードを速くしなければならない。
 そしてとうとうノートパソコンを買った。確定申告の関係で固定資産にならない20万円以下の物件を探した結果、仕様がCPU1.5GHz、メインメモリ768MB、HDD100MB、トリプルワイヤレスLAN(11a/b/g対応)のものを買った。せめてCPUが1.7GHzのものがほしかったが、これが限度だった。
 とりあえず今のパソコンのバックアップをとることから、いずれこのノートパソコンをオーディオセットの前に置いて、いままで溜まりに溜まったLPレコード、カセットテープのタンゴ、クラシックなどをCDにバックアップしたいと思っている(ついでに 無線ルータを導入して、通信環境も光プレミアムのひかり電話にする)。 しかしそう思ってもそれに取りかかる時間があるかどうかが問題である。TVを見るお守りの時間はあっても、こういう根気の要る作業の時間がないという言い訳が待っている。
 また今のパソコンはメモリアップ、HDDアップ、USBインターフェイススピードををUSB2.0対応にしたいと思っている。出来ればCPUクロック周波数もアップしたいのであるが、そこまでは無理だろう。
 ここまでパソコン環境を良くするには一体どのくらいの時間がかかるのだろうか。どなたか適切なアドバイスしていただける友人がいるとよいのだが。

1月17日(火)
 中日俳句教室。東京の喜地さんも出席。句会後、夕食をともにし、再会を約す。例によって栗田先生の講義録は伊藤旅遊さんに書いていただいたので、【こちら】からどうぞ。

1月16日(月)  アユが危ない(中日新聞06.1.16)
 このところ俳句の方、怠け気味で書くことがない。1日中、N社の審査計画で終わる。
 多くの方が見られたと思うが、今日の新聞に岐阜の伊自良湖にいるコクチバス(ブラックバスの一種)が数千匹いたのが、とうとう伊自良川に見つかり始めているという。
 伊自良湖は岐阜市から1時間弱で行けるキャンプに適した湖である。伊自良湖のさらに上流の水は夏でも非常に冷たい透きとおった川があったことを思い出す。そのふるさとの川にまでブラックバスが繁殖しているのを聞くと憤りを感じる。個人的な趣味で長良川流域が汚染されるのはかなわない。来年まで待たず今年の秋でも伊自良湖の水抜きをやってコクチバスの駆逐をやって貰いたい。
 新聞では「冗談でなく、アユの代わりに鵜飼の鵜がコクチバスを捕まえてくる時代がやってくる。」と出ていたが、”鵜飼はブラックバスを捕る伝統行事だ”というのは、ブラックユーモアの世界にしてほしい。この新聞記事は次からどうぞ。
  http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20060116/mng_____sya_____002.shtml

1月13日(金) 自動車リサイクルセンター
 審査員会議。午後からは自動車のリサイクルセンターの見学。昨年1月に自動車リサイクル法が施行されたことに合わせ、全国各地でリサイクルセンターが設立されているが、地元でも昨年11月に設立されたばかりのリサイクルセンターを見学した。自動車リサイクル法のうち、リサイクル事業者関係の条文に次の2つがある。

 第二十八条  自動車製造業者等は、特定再資源化物品(フロン、エアバック、シュレッダーダストのこと)の再資源化を行おうとするときは、次の各号のいずれにも適合していることについて、主務大臣の認定を受けなければならない。
 一 当該再資源化に必要な行為を実施する者が主務省令で定める基準に適合すること。
 二  前号に規定する者が主務省令で定める基準に適合する施設を有すること。

 第三十一条  自動車製造業者等は、解体業者又は破砕業者に委託して、解体自動車の全部再資源化を行おうとするときは、次の各号のいずれにも適合していることについて、主務大臣の認定を受けることができる。

 一  当該全部再資源化が、解体自動車を破砕して行う再資源化に比して著しく廃棄物の減量及び資源の有効な利用に資するものであること。
 二  委託を受ける解体業者又は破砕業者が当該全部再資源化を適正かつ円滑に行うことができる技術的能力を有するものであること。


非常に分かりにくいが、第28条では、リサイクルの対象としてフロン、エアバック、シュレッダーダストを義務づけいている。また31条では再資源化業者の認定の基準を決めている。この28条と31条を満足しているリサイクルセンターが全国各地で設立されているのである。
 見学したリサイクルセンターはまだ昨年の11月に稼働したばかりで、非常に分かり易いセンター構造になっていた。ここではリサイクル法に定めた3物品以外にエンジン、バンパーなどの部品、ワイヤーハーネス、鉄、銅、アルミなどの資源選別も行っている。新しい循環型社会を形成するには非常にタイムリーな施設であるが、問題は採算性であるという。採算性もさることながら限りある地球資源を大切するにもこのような施設の拡充により、循環型社会にとっては必要であることを考えながら帰ってきた。なお自動車リサイクル法についての概要は経済産業省、環境省の次の2つのHPからどうぞ。
  http://www.meti.go.jp/policy/automobile/recycle/Rejigyousyamuke.pdf
  http://www.env.go.jp/recycle/car/gaiyo.html

1月12日(木)
 2月予定のN社の審査計画の準備。もういい加減に正月ボケから脱するべく、ようやく審査実施指示書が届き、いわば仕事始め。まだ品質マニュアルが届いていないので、下準備だけ。

1月10日(火)  CO2削減の算出(朝日新聞 06/1/10)
 朝日新聞に「地球温暖化対策推進法」改正に伴って、企業に温室効果ガス排出量の報告が義務づけられたが、そのCO2削減の量の算出方法で、電力業界とガス業界でコップの中の争いをしている。CO2削減の算出方法は確定されていると思っていたが、どうもそうでないらしい。算出方法を早く決定しないと企業も困る。

 ところで一般的にエネルギー(電気、ガス、紙等)の使用した結果はすべてCO2の発生量に換算できるがその過程がよく分からない。
 我々一般家庭で電気、ガス使用量は分かってもそれがCO2何kgに相当するかあまり意識していない。我が家でも1ヵ月にどのくらいのCO2を発生させているか計算することが出来ない。温室効果ガスの算定の考え方は環境省のHPを見ると分かるが、非常に複雑な資料となっている。極めて簡単にまとめると以下の式になる。

  電気使用に伴うCO2排出量=電気使用量×電気の排出係数
  電気以外のエネルギー起源CO2排出量=各エネルギー種類ごとの使用量×各エネルギーの発熱係数×各エネルギーに対応する単位発熱量あたりの排出係数
  エネルギー起源以外の温室効果ガスの排出量=各ガスの発生量、使用量×各活動量に応じた排出係数


となっており、キーワードは排出係数であるが分かりにくい。その詳しい算出ガイドラインは以下のHPアドレスに出ているが、膨大な資料となっており、とても全部を読み通す気力はない。お役所は何でこんなにこけおどしな資料を報道資料にしているのだろうか。もっと我々一般市民に分かり易い算出方法はないのだろうか。もし時間と興味と根気のある方は次のHPを読んで下さい。
  http://www.env.go.jp/earth/ondanka/santeiho/guide/index.html

1月9日(月)
 次男の2人目の子供が生まれたとの連絡を受ける。女の子で、母子とも健康とのこと。事前に女の子と分かっていたので、早速「咲和(さわ)」と名付けたそうだ。丁度3連休で次男は神戸(次男の妻の実家)に出かけており、誕生に立ち会えたことになる。いよいよ自分が年取った実感が湧いてくる。

1月8日(日)
 名古屋句会。今日は新年の顔合わせと遅れていた武山さんの句集『彦星』の上梓お祝い会を兼ねた昼食会を行う。このところ句会の欠席つづきだったので、申し訳なく久しぶりの感じ。私は新年の句は出さなかったが、皆さんの句には、去年今年、淑気、人日、歌留多取り、初詣、夕霧忌などがあり、楽しませていただいた。

1月7日(土)
 母の所用のおつきあいで妻と一緒に1泊で出かける。朝出かけるときは雪のため久しぶりに東名阪高速がストップしていた。北陸からの風の向きで愛知、岐阜に雪が降るときとか、三重のみに雪が降るときなどいろいろ変わる。今日は三重は雪だったが、名古屋、岐阜は全然雪が降っていなかった。

1月5日(木) 沈黙の池
 私の団地の南外れに池が3つ続いてある。今は冬なので、鴨が少し来ているが、毎年少しづつ減少している。しかし特に今年はそれが顕著なので気になっている。今年は一番上の池は何とか数十羽の鴨が泳いでいるが、中、下の池は鴨も鵜も1匹もいない。理由ははっきりしている。特にこの2つの池には多くのブルーギル(ブラックバスの1種)が放流されているからである。主に子供達が釣りのために放流している。まさに棲んでいるのはブルーギルだけで他の魚はいないため、餌を取りに来る鳥が1匹も来ない「沈黙の池」である。
 レイチェル・カーソンが書いた「沈黙の春」は合成殺虫剤などの化学薬品の散布のため、動物も植物も死んでしまった自然破壊を告発したものであるが、ブルーギルは沈黙の池を招いている。私の近くでもこういう印象を受けるのであるから、琵琶湖のブラックバス放流の影響ははかりしれないものがあると思う。釣り愛好家のため、ブラックバスの放流も許されるべきだというのは暴論である。
 私の団地では地元の小学生がブルーギルの放流禁止や釣り糸、針の放置を止めるよう看板などを掲げているが、一向に止む気配がない。釣りをしているのも子供、釣り糸、針の回収に努力をしているのも子供であるので、さらなる学校での啓蒙も必要だと思う。

1月4日(水)
 そろそろ正月ボケから抜け出すべく、ようやく俳句を作る方に時間を割く。今週末に2つの句会の俳句を作らなければならない。
 私のホームページも3年目に入り、少しづつ整理をしなければならない。今日は過去の記事の倉庫を作るなど、マイナーな整理を行う。

1月3日(火)
 3が日は何もせず、テレビのお守り。テレビを見ていたら、今年はモーツアルトの生誕250年だそうだ。そうすると今年はモーツアルト関連のコンサートが多くなると思われる。モーツアルトの音楽はあまり知らないが、それでも後期の交響曲、ピアノ協奏曲、レクイエムなどが好きだ。オペラは言葉が分からないことから、あまり得意でない。

1月1日(日)
 隆生のホームページをお読みになっていらっしゃる皆さん新年おめでとうございます。
 今年も夫婦2人の正月。午後に母の家に行っただけで1日が終わる。
 新年で今年の抱負などを考えるのは若いうちか。しかし今年は「伊吹嶺」にとって、細見綾子先生の句碑建立、また沢木・細見先生を偲ぶ会の世話人結社としての行事もあるので、私も少しはお手伝いしなければと思っている。