俳句吟行記(平成19年)

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香良洲白子吟行 07.10.8
開田高原、八島ヶ原湿原吟行 07.7.30-31
津南吟行 07.5.28-30
東京本郷吟行 07.4.4
オフ句会奈良吟行 07.3.17-18
上野吟行 07.3.13
安曇野の白鳥吟行 07.1.27
雪の長良川吟行 07.1.7

    香良洲白子吟行(07.10.8)
 全国大会の翌日、東京勢7名に名古屋から車3台での5名参加で、香良洲町の若桜会館周辺、白子の誓子が浜を吟行した。前日の天気予報では雨が強く降るとの予想だったが、若桜会館に着く頃は雨が上がる。
 ここは栗田先生が数年前、訪れて吟行して以来、県外の伊吹嶺会員にとってとても興味のあるところ。今回も東京勢は全員初体験。遺品室、前庭の数々の慰霊碑、弾痕でやられている零戦機の残骸、予科練生が訓練で走った海岸外周、兵舎跡などゆっくりと見る。
 津市に戻りクローズ中のレストランを借りて遅い昼食と句会。短時間の吟行ながら、私以外の皆さんどれも良い句を作られる。これも吟行の効果なのだろう。
 最後に夕日の中の白子海岸を散策。今日初めて知ったが、誓子が住んでいたところに「山口誓子旧居跡」の看板が出来ていた。よく見るとまだ出来ばかりであった。
 また再会を約して、近くの白子駅で解散した。車で参加していただいた孝子さん、悦子さんありがとうございます。
以下は少しの吟行風景と今日の1句。


若桜会館(香良洲町歴史博物館)

若桜会館の門の前で

弾痕しるき零戦機

慰霊碑群の中を吟行

今日の白子海岸は海苔粗朶が挿してあった

夕日の中を散歩

新しくできた誓子旧居跡

レストランで句会
今日の1句
色褪せし母への遺書やそぞろ寒 森垣 昭一
葛の葉の広がる原野兵舎跡 三井 あきを
身に入むや血文字の経の褪せし色 佐藤 とみお
自刃せし学徒の血文字秋寒し 菊池 佳子
露草や原野となりし兵舎跡 鈴木 みすず
色葉散る予科練生の合同碑 坪野 洋子
母に書く血文字の遺書や秋深む 国枝 洋子
特攻の不孝詫ぶ遺書秋深し 山本 悦子
新ちぢり予科練駆けし浜伝ふ 中野 一灯
身に入むや飛の一文字の特攻碑 喜地 庸子
遺書見入る木犀の香をまとひ来て 矢野 孝子
鵙猛る草丈高き兵舎跡 国枝 隆生

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   開田高原、八島ヶ原湿原吟行(07.7.30-31)
 チングルマ句会では毎年、名古屋市御嶽休暇村を起点に、吟行に出かける。但し年々、年を取ってしまい登山から平地のハイキングになってしまっている。今年はチングルマ句会の他、千草句会、道句会、山藤句会のメンバーで総勢24名。1日目は開田高原と御嶽へ行く途中の清滝。開田高原は数年前にも行ったことがあり、新鮮さはないが、私にとって久しぶりの吟行で気分転換に最適。幸い雨にも降られず、滝を見る頃に少し降っただけ。
 2日目は八島ヶ原湿原。ここも10年前ぐらいレンゲツツジの頃、車山高原から八島ヶ原湿原へ周回したことがあったが、今年は八島ヶ原湿原だけ。季節的には梅雨明けで、丁度高山植物が花盛り。見た花はコウゾリナ、シシウド、ヒヨドリ草、イブキトラノオ、ハクサンフウロ、カラマツ草、山苧環、ナデシコ、ニッコウキスゲ、下野草、タチフウロ、ホソバノキリンソウ、クガイソウ、トラノオ、アサマフウロ、メタカラコウ、コオニユリ、キンバイソウ、アザミ、クサフジ等々全部で20種以上見る。
 以下は吟行模様の写真。句会は行ったが、今回は皆さんの了解を得ていないので、このHPには紹介できないのが残念。


木曽馬牧場で

木曽馬の親子

牧場でとりあえず集合

木曽講の修行の清滝

まずは食事(山の幸で満腹)

会議室で句会

披講の二人洋子

遠く八島ヶ原湿原を見る

八島ヶ原湿原へ出発前に全員集合

ヒヨドリバナにとまった豹紋蝶

コオニユリ

山苧環

いたるところにハクサンフウロ

時期も終わりのニッコウキスゲ

イブキトラノオ(伊吹山より太っている)

紫が鮮やかなクサフジ

旧御射山社の前で昼食

霧ヶ峰から見た八ヶ岳連峰

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    チングルマ句会津南吟行(07.5.28-30)
 かねてから誘われていたチングルマ句会で松之山温泉のある津南町へ吟行に出かけた。津南町は長野から新潟県に入ったところで、一昨年豪雪で各地が孤立した集落で有名になったところである。特にこれと行った観光地はないが、自然だけはたっぷりとあるところ。
 総勢10名のこぢんまりとした一行でチングルマ句会に似合わず特に山に登るでなく、高原を歩いただけ。
1日目:松之山温泉界隈で吟行
2日目:津南町の安吾の里(安吾の碑、展示館)、隠れ切支丹の寺、ブナの美人林吟行。
3日目:別のブナ林のある高原までのハイキング。
 以下は吟行模様と2回句会を行ったうちの各1句を紹介します。


途中の車窓から見た常念岳

松之山温泉宿から見た新潟方面

句会よりまず乾杯

初日に宿泊した100年の歴史のある温泉宿

豪雪地帯の藁屋根を囲う兜屋根

安吾の碑

鎌柄(カマツカ)の花

ブナばかりの美人林

鈴蘭

美人林にあった銀竜草

2日目も真面目に句会

ブナの古木で遊ぶ

360度見晴らしのきく高原

最後は不動社に集合

吟行の1句
銀竜草ブナの実生の中に咲く 啓子 (ブナは木偏に無)
木曽谷の川石まろし花槐 芳子
桐の花信濃越後の国ざかい 喜美子
ブナ若葉のこもれ日の中安吾の碑 洋子
ゆるやかに曲がる大河や桐の花 ひろこ
れんげつつじマリア地蔵に青衣の子 孝子
山の水引き込み洗ふ早苗箱 悦子
薫風や安吾の里の水豊か 隆生
稲架棒を畔に積み上げ田を植う 多子
鈴蘭に埋もれておはす思惟仏 智子

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   東京本郷吟行(07.4.4)
 定例の東京吟行。私は1昨年12月に参加して以来。今日は寒いとの予報で見栄を張らず着ぶくれて参加。東大、本郷界隈の菊坂、一葉旧居などゆっくりと吟行。吟行模様の写真は以下の通り。


集合は東大赤門前

三四郎池から見た安田講堂
芽柳と桜の対比がきれい

三四郎池での栗田主宰

山口青邨句碑
「銀杏ちるまっただ中に法科あり」


青邨が詠んだ銀杏並木

最後は赤門前に集合

一葉が通った質屋の蔵

一葉旧居のポンプ井戸

本郷は坂が多い

句会模様(栗田主宰が詳しく講評)

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    オフ句会奈良吟行(07.3.17-18)
 かねてからのインターネット句会でオフ句会をやりたいとの声に応えて、奈良の蒼天さんの至りつくせりの手配により、奈良吟行が実現した。1泊によるオフ句会吟行は2年ぶりではないかと思う。総勢23名が集まりにぎやかな吟行となった。
 コースは第1日目は中宮寺、法隆寺の自由吟行。寒いものの天気はよく晴れて吟行日和。
 今日の宿泊旅館である「江泉」に場所を移して句会。まずは全員での句会。その後、酒を持ち込んで車座になって第2回、第3回の句会を行う。初対面の多い皆さんも熱心に参加してもらえた。
 第2日目も春日大社に集合する時間までは自由吟行。飛火野、直哉邸、大仏殿、鹿寄せなど思い思いに散らばる。集合した春日大社では蒼天さんのカオで宮司さんから詳しい説明をしてもらう。その上大社内の「景雲殿」をお借りして昼食と句会。
あとで聞くと飲物はすべてサービスとのこと。これも蒼天さんの力なしでは出来ないこと。
 以下は句会の1句と吟行模様の写真。
なお「伊吹嶺」のHPの奈良吟行模様は次のアドレスから入ってください。
  http://www.ibukinet.jp/topix/off-nara/nara-off.htm

第1日目

まずは中宮寺に集合

中宮寺で全員写真

中宮寺で土筆を発見

救世観音が祀られている夢殿

思い思いに法隆寺へ

五重塔のビューポイントはなかなかない

南大門で再集合

今回お世話いただいた蒼天さん

句会より食事が大事

東京の男性陣

山男と山女の4人

今も美人の3人衆

句会は真面目に

アルコールが相当入ったという披講の梟さん
第2日目

部屋で句会は延々と続く

鹿寄せでびっしり

宮司さんから春日大社の説明を聞く

広い会場で句会
第1日目の吟行の1句
土筆摘むいかるがの里晴れ渡り 啓子 みづら結ふ太子の像や春の風 美智子
夢殿の宝珠の彼方囀れり 範子 古寺の屋根替職人背すぢ伸ぶ
一点の光となりて初蝶来 樹炎 僧庵は障子を閉ぢて落ち椿 山去
思惟仏の堂に陰ろふ春の水 光晴 春ともし弥勒の像の膝照らす 岳人
春ショール風にめくるる法隆寺 蝶子 春風を小指に知るや微笑佛 とみお
夢殿に砂利ふむ音や東風強し みどり 夢殿の太古の手擦れあたたかし
飛天図に古りし紅色春の闇 蒼天 里人に道問ふ畦や仏の座 一灯
繍帳の中のひと色春ショール 米子 ほほゑみに逢ひに行く日の春ショール 志保美
水煙に春の空透く五重塔 千賀子 胸うすき百済のほとけ木の芽寒 孝子
初花の枝が張り出す長土塀 洋子 斑鳩の空の広さよ豆の花 露草
大寺を囲む回廊冴返る 旅遊 邪鬼いつも上目遣ひに春を待つ 隆生
曼荼羅の金糸銀糸や冴返る ひろし

第2日目の吟行の1句
天平の甍をぬらす春の雪 啓子 馬酔木咲く走り根多き禰宜の道 美智子
光り合ふ巫女のかんざし春の雪 範子 春浅き参道遠く鹿立てり
風花す鳥が斜めに梢から 樹炎 なかんづく若草山の蓬餅 山去
鳥交る五重塔の三段目 光晴 はるかなる若草山や春きざす 岳人
冴返る御堂にやさし如来像 蝶子 風花や旅籠に友の弾む声 とみお
回廊に千の燈籠春翳り みどり 石畳濡るるほどなる春の雪
人力車往き交ふ古都や忘れ雪 蒼天 春日浴ぶ角の欠けたる鬼瓦 一灯
剥がすごと下萌を食む親子鹿 米子 直会殿つき抜け神の杉咲けり 志保美
春日巫女の挿頭きらめく朱の回廊 千賀子 芽楓の枝に団子屋旗吊す 孝子
草萌を食む間も立つる鹿の耳 洋子 春の鹿冷たき指に鼻寄する 露草
苔蔽ふ春日灯籠余寒なほ 旅遊 鹿寄せを見に春泥のぬた場過ぐ 隆生
飛火野に鹿のぬた場や草青む ひろし

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    欅句会上野吟行(07.3.13)
 翌日ISMS審査員研修を控えて前泊のため、欅句会の方4名と上野から本郷まで吟行に出かける。今日は近代的な香りのするところばかり。国立西洋美術館、東京音楽学校の奏楽堂、鴎外旧居、岩崎邸そして東大本郷を抜けて句会場までの足のり。特に岩崎邸の豪華、華麗な建物に感心する。最初の西洋美術館で熱心に見たため、やや疲れる。本郷の天麩羅屋で句会。皆さん熱心に付き合っていただいて感謝。
 その後、念願のタンゴ喫茶「ミロンガ」でお茶を飲みながらタンゴの名曲をリクエスト。今時LPレコードを取りそろえてリクエストに応えてくれる喫茶店はない。ここは東京に勤務中の確か昭和41年頃通ったところ。思いつくままの曲をリクエストすると直ぐかけてくれるのにもびっくり。今度でかけるときはあらかじめリクエスト曲をメモしていきたい。
 以下は当日句と主な写真。なお欅句会のみどりさんが吟行記を書いていただいたので、それも載せます。

今日の吟行の1句
描かれしダヴィデ首持つ余寒かな みどり
目柳の揺るる彼方や上野山 とみお
奏楽堂褪せし緞帳春ともし 光晴
鴨引きし三四郎池暮れなづむ 一灯
友と会ふ上野の森の芽吹きかな 隆生

まずは考える人の前に集合

上野は寒緋桜がほぼ満開

奏楽堂のパイプオルガン

鴎外旧居、ここで『舞姫』を執筆した

岩崎邸の途中で見た踊子草

三四郎池からの安田講堂

天麩羅屋で句会

昔懐かしいタンゴ喫茶「ミロンガ」

以下はみどりさんの吟行記
 国枝先生が上京されるのを機に、欅句会有志による吟行句会をすることになりました。風はまだ冷たさを残しておりましたが天候に恵まれ、国枝先生、一灯さん光晴さん、とみおさん、みどりで上野公園の文化会館に待ち合わせ、十三時過ぎ隣接する国立西洋美術館へ向かいました。
 ロダンの《地獄の門》《考える人》《カレーの市民》に見入りながら入館。
ロダンの前後に活躍した作家たちの彫刻作品の数々、十八世紀以前に活躍した多くの作家の宗教画を、また十九世紀から二十世紀初頭にかけてのフランス画壇を代表する作家や、その後に活躍した多くの作家の絵画、西洋版画を鑑賞しました。
 その後上野の森に緋寒桜を見ながら、国の重要文化財に指定されている日本最古の木造洋式音楽ホールの奏楽堂を見学。当時の演奏に思いを馳せながら歴史を物語る資料に目を通し、バロック音楽を聴きながら二階の音楽ホールで小休止、次に向かったのは池之端にある旧森鴎外邸でした。そこには水月ホテル鴎外荘とあり、中庭に保有されている旧鴎外荘で《舞姫》を執筆した部屋など明治の文豪の佇まいに触れることができました。
 芽柳がそよぐ不忍池を経由して歩くこと十分。石垣にフキノトウ、ハナダイコンオドリコソウを見ながら到着したのは岩崎邸。建物は洋館・和館・撞球室からなり、洋館部分は一八九六(明治二九)年、三菱財閥の三代目である岩崎久彌が建築家ヨサイア・コンドルに設計させたものとのこと。華麗な装飾が施された邸内を隈なく見学し、春日が翳り始めた頃最終目的地三四郎池へ。
 東京大学の裏門から広いキャンパス内を通り辿り着いた三四郎池は、夕暮れとあって水鳥の姿も無く大きな芽柳が影を落し静まり返っていました。
ここでしばし句作に集中した後赤門を出て、句会場である本郷横丁三丁目の天麩羅屋「天喜」へ向かいました。

追記
 句会の後神田神保町の茶房「ミロンガ」へ。この茶房は昭和二十八年創業で、一灯、光晴さんの学生時代、国枝さんの東京在勤の頃通ったタンゴ喫茶です。国枝さんのリクエスト曲をLPの名盤で聴きながら     春燈す俳句談義や懐旧談   に花を咲かせました。(一灯記)

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    チングルマ句会安曇野吟行(07.1.27)
 チングルマ句会はさすが冬山はやらないが、寒くてもどんなところへも出かけるのが特徴。今回は安曇野の白鳥を見に行く吟行。場所は大王わさび農場の近くで、御宝田遊水池。現在は500羽あまりの白鳥が飛来している。長野県は当日、雪と予報されていたが、ついてみたら全然雪がなく、冬らしくない。
 タクシーの運転手さんに聞いたら、昼間は遊水池には白鳥はいない。近くの田に水を張って餌付けもしているとのことで、まずそこに寄る。500羽はいなかったが、200羽近くがいる感じ。そこから遊水池に出かけたが、やはり白鳥は出稼ぎ中で、1羽もいない。夕方の4時頃から餌を撒き、その時一斉に戻ってくるということだ。従って宿泊のつもりで行かないと遊水池では見られない。しかし池には鴨が数千羽はいるぐらい密集している。ここには明科自然体験交流センターがあり、床暖房の効いた部屋で昼食をとる。
 その後の時間は大王わさび農場、穂高神社で時間を過ごす。吟行に時間を費やしすぎて句会はなし。当日句は3句投句だけして、後日発表。
 以下は吟行模様と当日の1句。ただし当日句は後日発表します。


近くの田の白鳥,常念岳は見えない

白鳥は結構近くまで寄ってくる

遊水池の鴨

私以外の今日の参加者

餌を撒くと鴨が密集してくる

早春賦の碑の前

まだネットを掛けていない山葵田
花の蕾を多く付けていた

売店に活けてある山葵の花

山葵田の改良のための砂利掻き

安曇野はどこへ行っても道祖神ばかり
今日の吟行の1句
傷つきし白鳥嘴を背にうづめ 岩田 啓子
ひたすらに金黒羽白もぐりけり 河西 郁代
綿虫とまがふ雪舞ふ木曽の谷 木村 喜美子
水引きし田に白鳥の溢れゐし 高橋 孝子
白鳥の花の如くに池に群れ つのだ ひろこ
日の射して白鳥の嘴ひかりけり 溝口 洋子
山葵田の砂利掻くひと日春を待つ 国枝 隆生
淡き日に山葵花芽を立ち初むる 中根 多子
常念岳の風や白鳥啼き交す 山下 智子

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   雪の長良川吟行(07.1.7)
 「伊吹嶺」新年俳句大会の翌日、喜地庸子さんをお誘いして雪の長良川を吟行。参加者は地元を入れて6名。天気予報から寒いのは予想していたが、岐阜へ着いたら大雪でびっくり。しかし雪もよいものだと負け惜しみを言って歩き出す。
 冬には鵜飼の鵜の魚を捕る練習をさせていると聞いていたが、やはりこの雪では無理だった。散策したのは誓子・多佳子の師弟句碑、鵜塚、レストランを経営している山下家の鵜小屋など。
 散策時間は短かったが、思わぬ雪で題材は新鮮だったようで、私以外の方はそれぞれよい句を作っておられた。レストランで食事兼句会を行ったあとは雪は上がり金華山の頂上も見ることも出来た。
 以下は吟行模様の写真と参加者の今日の1句。


ついたときは大雪。もちろん金華山は見えない

雪に埋もれた誓子・多佳子句碑

鵜塚

雪の降りしきる鵜小屋

今日の吟行参加者

帰るときはすっかり晴れて金華山もよく見えた
句会の1句
雪降るや鵜舟をくるむ青シート 斉藤 陽子
師弟句碑そびらに雪の川光る 牧 啓子
雀どち降り積む雪に弾みたり 坪野 洋子
腰蓑で囲ふ花瓶に実南天 国枝 洋子
日を返す低き鵜小屋に軒氷柱 喜地 庸子
ひた濡るる句碑や吹雪の鵜川べり 国枝 隆生
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