隆生の独り言日記(18年7月〜12月)

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平成18年7月から

12月31日(日)
 今年も今日で最後の日。一通り家の中、車の掃除を済ます。
 夕食後、TV見ていたらいつものようにN響によるベートーベンの第9番を放送していた。今年の指揮は片岡敏之で、若々しく、歯切れのよい演奏を見せてくれた。ただテンポがやや速く、力強さはあるものの落ち着きがない印象だった。特に第1,2楽章が急ぎすぎのように感じた。第4楽章の合唱はすばらしかったが、その第4楽章に向かって第1〜3楽章が猪突猛進で進んでいくようだった。年のせいか私はフルトベングラーや朝比奈隆のようにゆったりとした演奏の中に荘重さがある演奏が好きだ。
 今年もあとわずかだが、今日の私のHPのアクセスカウンタが29392をカウントしていた。今年も多くの方に読んでいただきありがたい。来年はもう少し内容のある記事を載せたいし、ページレイアウトも少しは改善したい。
 皆さん来年もよいお年であるように。

12月30日(土)
 母の家の大掃除で1日が終わってしまう。

12月29日(金)
 朝起きたら大雪。今年の初雪が大雪で一気に真冬に入る。結局1日中家の中で年末整理。
 中山純子先生から句集『中山純子句集』を頂く。これまでの5句集から300句を精選したもの。純子先生とは沢木・細見先生の偲ぶ会の企画段階から当日まで終始ご指導を頂き、無事偲ぶ会を成功に導いていただいた。既に読んでいる句集もあるが、これからじっくりと読んでみたい。
    つけものを音たてて噛む師走晴  純子

12月28日(木)
 ようやく年賀状を書き上げる。あとは大掃除などで妻に協力しなければならない。
 今年は私のQMS(品質マネジメントシステム)主任審査員の更新時期で、11月に申請していたが、ようやく資格更新の審査会にパスしたとの連絡が来た。今回はとりわけうれしい。というのはJIS規格の改定により、ISO審査員資格の基準が非常に厳しくなった。これまでなかった受審事業所に私の審査態度、力量、倫理的行動を確認する問い合わせが文書で照会されるようになったこと。毎年15時間以上どのような自己研鑽をしたか論文での報告書提出が義務づけられたこと。過去私がリーダーとして審査した報告書を3件以上提出すること。などである。同僚審査員から申請状況を聞くと随分とエビデンスの再提出させられた方も多かった。これらの関門をようやくクリヤーして今日の審査会パスの連絡となった。そこで今日は熱燗で乾杯。

12月26日(火)
 今年最後のISO審査員会議。専門知識習得の講演に、「プラスチック製品の品質管理、環境対策」「電力事業における環境対策」を聞く。プラスチック製品の金型製造には最後は職人技の技術分野が残っている面があることから、品質面では、安値攻勢の中国製品よりまだ数歩も先を行っているとか。
 今日の会議で今年すべての公的予定が終わった。あとは家の中では年末にやるべきことが数多くあるが、結局、私が出来ることは年賀状書きと煤逃げ程度か。
   煤逃げの夫パソコンを叩きづめ  洋子

12月25日(月)
 岐阜同人句会。今日は谷口さんと初めてお会いする。丁度車を止めた各務原市役所に桜の返り花が咲いていた。蓑虫で葉がすっかり落ちていたことやまばらにしか咲いていなかったので、冬桜でなく、返り花であろう。早速1句作って投句したら、珍しく栗田先生に採って頂いた。

12月24日(日)   栗田先生が中日俳壇の選者に
 今日もISO研修。帰ってから、中日新聞サンデー版で確認したが、いよいよ中日俳壇で栗田先生が選者になる。中日俳壇はかっては山口誓子が選者だったときもあり、東海地方では権威のある俳句選者が担当している。
 このHPを読んでいらっしゃる方は、どしどし応募して欲しい。俳句の基本である写生に忠実な句が多く掲載されることを期待したい。(29260)

12月23日(土)
 今日明日と、大阪でISO審査員合宿研修。本当は今日子供達3人とその一家が集合する予定だが、やむ得ず私だけのけ者。ところが長男の娘が滑り台から自分で飛び降りて(落ちたのでない)、骨折し、孫が来なかったため、夕食は盛り上がらなかったのとのこと。そう言えばその長男が孫と同じ年頃に自ら雲梯円木から飛び降りて骨折したことがあった。こういうDNAはしっかり受けついているようだ。

12月22日(金)
 ぽっかり1日が空いたので、近場で白子の誓子ヶ浜にふらっと出かける。波もなくおだやかで、誓子の冬の句には似つかわしくない小春の浜。ついでに足を伸ばして香良洲町の若桜会館まで出かける。俳句が出来るかどうかはこれからの問題。

12月19日(火)  中日俳句教室(06.12.19)
 カリンカ句会。丁度その前に毎月の病院での定期診察のあとで、出席しやすい。一灯さんも毎月出席していただき、ありがたいことだ。今年最後の句会なので、その後数名でさらに飲みに行く。こういう席でもいろいろ楽しい話が出来、俳句の仲間はありがたいと思う。
 今日は、中日俳句教室のあった日で、早速旅遊さんから講義録を配信していただく。皆さん毎月楽しみにしていることも聞いている。講義録は【こちら】からどうぞ。

12月18日(月)  谷口千賀子さん句集『薔薇』
 ずっと以前に頂いていた谷口千賀子さんの句集『薔薇』の感想をようやくアップした。当時、偲ぶ会の雑事にかまけていたことと、身辺の雑事のストレスからそのままになっていた。年末近くになり、千賀子さんへのお礼もしなければならないことから、ようやく書いた。興味ある方は【こちら】から入ってください。

12月17日(日)
 愛知同人句会。今年も最後で忘年会を行う関係で、全員合同の句会。40人も集まると選句、披講に時間がかかるため、選句は3句のみ。厳選であれば採られなくても仕方ないと思うが、やはり採られなかった。
 栗田先生の挨拶で、『今年から「伊吹嶺」10周年記念行事が始まった。今年は細見先生の句碑開き、沢木・細見先生を偲ぶ会などが順調に終えることが出来た。』とご挨拶。来年はいよいよ本番の10周年記念大会、「伊吹嶺」合同句集、10周年記念号の発行と行事が続く。
 今は私自身、心の余裕がないので、年末を迎えたという実感がない。その日暮らしのままである。とりあえず年賀状の準備が必要。(29118)

12月16日(土)
 NHK俳句。今日の担当は宇多喜代子。宇多喜代子は現代俳句協会の会長で、私達には結構難しい句を披露する。でも今日は心打たれる句の紹介があった。
    人征きしあとの畳に座りつる        関口みぐさ
    炎天の一片の紙人間(ひと)の上に   文挟夫佐恵

 いずれも戦中の徴兵された妻としての心を詠んだものであるが、女性の立場から戦争を詠んだ句であるが、結局は自分を詠んでいるところにこれらの句の強さがある。
 文挟夫佐恵といえば、今年92歳でまだ健在である。インターネットで検索すると次のような句に出会う。
    木犀をみごもるまでに深く吸ふ
    征く父に抱かれ睡れりあせもの児
    一枚のかの軍毛布いつ失せし
    追はれゐるいのちたゆたふ柚子湯かな
    煤逃げの家にも世にも帰り来ず
    老い払ひ死を払ひして踊りの手
    越の海にかどはかされし子青芒

 いずれも心打たれる句ばかり。特に最後の句は横田めぐみさんを連想してしまった。
 「俳句研究」1月号に最新作が載っているが、まだまだ作句意欲旺盛のようだ。
    老いてゆく日々止まれかし秋祭   夫佐恵
    再びは来まじき町の秋祭         〃
    秋祭果つ終の日はどのあたり      〃

 でもこれらの句を読むと死に面しているのかとも思う。
 ちなみにこの「俳句研究」1月号に栗田先生が13句発表なさっている。「山の風」と題して飛騨から野麦峠を詠んでいらっしゃる。
    山荘は友の隠れ家時雨くる   やすし
    炉火明り師の忌近しと思ひけり   〃

 他にもいろいろあるがここでは紹介しないので、このHPを読んだ方は是非「俳句研究」1月号を買ってほしい。    

12月15日(金)
 山藤句会。少人数ながら毎月勉強会は欠かさない。最近は栗田先生が中日俳句教室で使用したことがある今瀬剛一の『新選句練習帳』の問題集をやっている。少しづつでも勉強になればと思う。
 夜は名フィル定期コンサート。今日はブルックナーの第5番。あまりの長大作(75分)のため、CDを持っていても聴く機会がなかった。でもこの5番は難しくて、今日は正直言ってよく理解できなかった。やはり交響曲は50分が限度だと思った。

12月14日(木)
 岐阜へ所要で出かけた際、ついでに長良川を散策する。昔の面影がすっかりなくなり、よく同窓会で利用した老舗の長良川ホテルがつぶれてしまい、岐阜も随分落ちぶれていた。一方、山下邸で誓子、多佳子の師弟句碑を40年ぶりに見ることが出来、こちらは昔のままで、懐かしかった。写真の句碑はすっかり文字が薄れてしまっていたが、誓子独特の文字の特徴はよく見えた。
   鵜篝の早瀬を過ぐる大炎上  誓子
   早瀬ゆく鵜綱のもつれもつるるまま  多佳子

 夜、いぶきネット句会の合評会。こういうフェイス・ツー・フェイスでない句会ではどうしても狙いの強過ぎる句を見たり、選んだりすることが多い。参加同人としてはなるべく題材は平凡でも写生がしっかりとした句を選びたいものだと思った。

12月13日(水)
 今朝、朝日新聞を見ると、川崎展宏が朝日俳壇の選者を引退というニュースがあった。今年になって朝日俳壇が3人選になっていて、さみしく思っていたところだったが、やはり体調を崩して選者を退くことになった。展宏はキラ星のごとく並ぶ楸邨山脈の中でも期待されていた俳人だった。これで朝日俳壇から、飴山實が退き、川崎展宏が退くとなって、元気なのは金子兜太ばかりと言うことか。次の句は展宏が太平洋戦争戦没者を慰霊する総決算の句。(『現代俳句大事典』)
   八月を送る水葬のやうに  展宏

12月12日(火) ガソリン販売減少へ 32年ぶり、低燃費車の普及影響(サンケイ新聞12月7日)
 サンケイ新聞に今年はガソリン販売が32年ぶりに減少に転ずるとあったが、その理由としてハイブリッド車、軽自動車などの低燃費車の普及が影響していると出ていたが、「ガソリン販売が減少」、「低燃費車が普及」という2つの事実から、”ガソリン販売が減少する原因は低燃費車の普及のため。”と結論づけるのは早すぎるのではないか。我々庶民が車を使っている立場としてはガソリン高騰が最も大きな原因で、そのために車を使用するのを控えているのが実感であると思う。2つの事実からだけで推測するのはおかしい。

12月11日(月)
 「伊吹嶺」2月号の原稿書き。栗田先生の『霜華』1句鑑賞。今日は漱石忌の句を鑑賞。

12月10日(日)
 最近、HPの更新を怠りがちで、この日記もとびとびになってしまう。仕事のない時こそやり残したことをやることが多いはずなのに。栗田先生もおっしゃっているように手帳に書き込んだ予定をこなしているだけではただの自己満足になるだけ。
 今日は「伊吹嶺」運営委員会。主宰、同人会長、副会長、各部長が集まって今後の「伊吹嶺」の方針、目標を話し合う会合。今日は来年の10周年記念大会、「伊吹嶺」組織図の見直しのみ。しかしこれからも定例的に行うということで、これからは「伊吹嶺」の今後の方針、目標、活動内容を話し合うことになりそう。
 久しぶりに名古屋に出かけたので、帰りにCDショップなど覗いて本田美奈子のクラシックCDを衝動買いする。彼女が亡くなって早くも1周忌が過ぎた。家に帰ってこのCDを聞きながら偲ぶことにする。(28981)

12月7日(木)
 ISO判定委員会後、我々審査員と判定委員の先生方との意見交換会に急遽出席。

12月6日(水) ピアソラを聴く(NHKBS)
 NHKBSでシブヤらいぶ館という音楽番組があり、今日は京谷弘司のクァルテート・タンゴ。京谷弘司は早川真平のオルケスタ・ティピカ東京で長く第一バンドネオン奏者として活躍していた。今日は主にピアソラの曲の演奏が中心。
 ピアソラは92年に亡くなったが、タンゴにとどまらず、クラシック界の著名演奏家もこぞってピアソラの曲を現代音楽として演奏している。タンゴも最も現代的で、挑戦的な名曲を作曲、演奏していた。
 私が初めてピアソラを聴いたのは学生時代からだと思うが、持っているLPを見ると昭和40年初めで、就職したばかりの時のようだ。他にCD数枚、TV放映のビデオも残っている。またピアソラのレパートリーを演奏しているの他の演奏者のCDも多く持っている。ピアソラは古典的タンゴ、ダンスにふさわしいタンゴというより、もっぱらクラシック音楽を聴くような印象だが、タンゴファンとしては外すことが出来ない。公演は2回ほど聴いた記憶があるが、特に最晩年のミルバとの競演が印象に残っている(88年名古屋厚生年金会館)。
 最後にピアソラが京谷弘司を評していった言葉。「近い将来アストル ・ピアソラのライバルとなるコウジへ!素晴らしい音楽に乾杯!」
 例によってピアソラのタンゴを聴きたい方は以下から入ってください。このHPからmusicians→Astor Piazzolla→music→あとは好きな曲のwindowsマークを順にクリックしてください。おすすめはLibertango、Adios Nonino、Verano Portenoなど。
http://www.todotango.com.ar/english/main.html

12月3日(日)
 名古屋句会。1年がたつのは早い。今日は忘年を兼ねた句会。昔話に及んだとき、昔は名古屋句会も会員が多く、活発だったが、今は数人の細々とやっているだけ。「伊吹嶺」の高齢化を象徴した句会だ。

12月2日(土)
 チングルマ句会。昨日の吟行句にはよい句がなかったので、古い句を出す。古い句のリサイクル俳句が若干採られる。

12月1日(金)
 最近、妻と一緒に行動をとることが少なくなり、そのため、昨日大阪の現金チケット屋で近鉄の安売り切符を手に入れたので、久しぶりに2人で、奈良をぶらぶらすることにする。どこと言って目的はなく、ただ奈良を適当にぶらつく。奈良公園、飛火野、ならまちなど。久しぶりにのんびりとした2人だけの1日。俳句は別として天候に恵まれてよかった。以下は一寸した奈良風景。


奈良公園の紅葉

奈良でおなじみの庚申猿

元興寺あとの黄葉

11月30日(木)
 ISO審査員連絡会。今日は受け身情報ばかり。(28743)

11月29日(水)
 私の句を鑑賞していただいた2つの雑誌の評者にお礼のはがきを出す。

11月28日(火)
 2日前に蓮掘を見に行ったが、今日は蒲郡句会の蓮掘吟行の日で、天候も良さそうなので、急遽、また蓮掘の吟行に参加させて貰う。今日はうってかわっておだやかで、気温も高い小春日和の吟行。蓮掘と水鶏塚を見ただけの短時間の吟行だったが、やはり仲間と一緒に行くと、何となく句は出来る。しかも今日は参加の皆さんもよい句が多く、私の句は埋没してしまう。今日も鈴木みや子さんのはんなりとした句がよかった。以下は今日の少しだけの写真。


蓮掘は中腰で重労働

掘った蓮をキャタピラに乗せる

水鶏塚

11月27日(月)
 4ヵ月ぶりの岐阜同人句会。出す句がなかったので、やはり成績は悪い。今日は澤田さんと初めてお目にかかる。

11月26日(日)  今時の蓮掘
 雨が降りそうでなかなか降る様子がなかったので、近場の立田村(今は愛西市)の蓮掘を見に行った。今時の蓮掘は高齢化もあるのだろうが、随分と変わってきた。まずバックホーで蓮田の表面を30cmほど削る(蓮は50cmぐらいに深さにあるそうだ)。蓮そのものを掘り出すのは機械は無理で手掘だ。そして昔、田舟などで掘上げた蓮を運んだが、今は小型カタピラーで運んでいる。それでも延々と腰を曲げて掘るのは重労働に違いない。

11月25日(土)
 「伊吹嶺」編集会議。今日から牧野一古さんに加わっていただく。若い人の感性で「伊吹嶺」の感性も若返るとよいと思う。今日は1月号の編集を行ったが、1月号から内容を大幅に変える予定。さらに「伊吹嶺」会員の皆さんから新しい企画を提案していただけることを期待したいと思っている。

11月24日(金)
 午前中、I社の判定委員会に出席し、審査結果の報告。特に特記事項、コメントがなく、無事終わる。
 すぐとって返し、午後から山藤句会。今日はメンバーが少なくさみしかったが、句会後いつものように勉強会。今日は、以前栗田先生が中日俳句教室で利用していた今瀬剛一さんの『新選句練習帳』をそのまま利用して、切れの問題に挑戦。
 10月に受験した環境社会検定試験の結果が届き、合格となっていた。ちなみに私の成績は94点で100問中、6問間違っていたことになる。今回は第1回の検定試験だったので、傾向と対策が分からないことが若干不安だったが。

11月23日(木)
 今日買った「俳壇」12月号。柏原眠雨さんが担当なさっている「俳句月評」に私の句を取り上げていただいた。素直に喜びたい。もちろん栗田先生の句も取り上げられている。(28610)

11月22日(水)  ドヴォルザーク交響曲第7番(名フィルコンサート)
 今日の名フィル定期公演はドヴォルザークの7番。8番、9番は有名でよく聞くが、7番は初めて。パンフレットには「スラブ時代を経た民族闘争の中において芸術家の役割を自問自答する内省的な時期の作品」と書いてあるが、よく分からない。聞いてみても第1,4楽章などがそんな印象を受けるが、私のような素人には全然解釈できない。それでも第3楽章の民族舞曲的なリズム(私にはワルツのような印象を受けた)で奏でるスケルツォは楽しく、ここだけは楽しめた。

11月21日(火)
 岐阜へ行った帰りに、カリンカ句会に出席。今日は思いがけなく、栗田先生に出席していただき、大いに盛り上がる。盛り上がるということは、問題句を次々とまな板に載せて批評し合うこと。当然私の句も引き合いに出され、この句は「伊吹嶺」では採らないと言われた。でも随分勉強になる。
 なお今日行われた中日俳句教室の講義録が旅遊さんより転送されてきました。いつものことながら手早く要領よくまとめられています。特に今月は「風」系俳誌の現状が記事になった「俳句四季」12月号のことに触れられています。あわせて読みたいと思います。講義録は【こちら】から入ってください。

11月20日(月)
 今日の新聞を見たら、藤原岳の麓の聖宝寺の紅葉に夜間ライトアップが始まったと出ていたので、初めて見に行った。我が家から車で30分ぐらいのところ。紅葉の盛りもあれば、まだ青いのもあった。山時雨の止んだ寒い中でしばらく楽しんだ。写真は夜なので相当暗かったので、少し補正してあります。
 ついでに壁紙も紅葉のライトアップに変えた。

11月19日(日)
 愛知同人句会。同人数が多くなって句会を2回に分けてから初めての出席。それでもこちらは30名ほどの出席で、選句される方も結構競争率が高い。今日は栗田先生の句に若さがあって感銘を受けた句があった。ここに載せるのを栗田先生の了解を得ましたので、
   貝殻に海鳴りの音冬はじめ  やすし
 若い頃よくこういう経験をしたものだ。一寸大きめの貝殻を耳に当てると本当に海鳴りや、潮騒の音が聞こえる。それが「冬はじめ」という一寸明るさのある季語とよくマッチしており、平明な表現の中にも若さのある句だと思う。
 この句を読んでいたら、突然脈絡もなく、藤沢周平の「海鳴り」の小説を思い出した。丁度「週刊藤沢周平の世界」というシリーズの発刊が始まったばかりでそれが意識の中にあったのだろうか。「海鳴り」は非常に暗い内容の小説だ。中年以降になって遅すぎた真剣な愛を野暮を承知で突き進む主人公を、藤沢周平は江戸時代であっても、現代であっても制約があるからこそ愛は輝くものだと、恋愛の不変の原則を信じて書いた小説のようだったと思う。しかし海鳴りの暗い中にも未来を信じていきたいという明るさを求めた小説だったかとも思う。この本はどこに行ったのか忘れてしまったがもう一度探して読んでみたい。

11月17日(金)
 DH社でISO審査。今日のスタートは遅かったので、早朝、鶏頭句碑と四高前をぶらつく。金沢は丁度紅葉の盛りに入ってところ。雪吊りはこれから始めるところか。(28485)


誰もいない鶏頭句碑

四高前

雪吊りが始まっていた。

11月16日(木)
 久しぶりに近所を散歩。ブルーギルしか棲んでいない池でも今年も少しの鴨が来ている。鴨は池の苔を食べているというが、棲んでいる魚の種類が少なければ、苔もよく茂らないのだと思っていたが、それでもけなげに鴨が来ている。当たり前の季節に当たり前の鳥が来るということ自体が非常に大事なことだと思う。
 さらに30分ぐらい歩くと、もう一つの池の畔に喫茶店があることを知っていたが、入ってみたら気持ちのよいところで、コーヒーに必ず気の利いた季節の花一輪が添えてある。今日は満天星紅葉の小枝だが彩りを添えていた。
 午後仕事のため、金沢に出かける。


鴨が20数羽いた

櫨紅葉もまずまず

満天星紅葉が付いたコーヒー

11月15日(水)
 K社のISO審査。今日は私の専門分野でなく、とまどった面もあったが、何とか出来た。

11月13日(月)
 ISO審査員リーダー研修。昨今ますます審査員に対する力量、審査の正確性を求められ、厳しくなっている。自ずとその研修内容も厳しくなってくる。

11月12日(日)
 名古屋句会。いつも出席者が少ないのは仕方ないが、今日はよい句に多く巡り会えた。皆さん遠方集、伊吹集に出句なさるので、ここには載せられないのが残念。(28379)

11月11日(土)
 このところ、心の余裕のない中、いつまでも怠けているわけに行かなく、先週行ったC社の最終報告書を書き上げる。たぶん判定会議には出席しないで、一括報告してもらえるのではないかと思う。
 最近、このHPの書込をすることがめっきり少なくなり、話題も当たり障りのないことばかりで、私のHPを読んでいる方には申し訳ない。今しばらく、心の余裕がないのでご勘弁お願いしたい。

11月8日(水)
 来週のDH社審査のため、珍しく早めにチェックリストを作成する。今はいつ突発事項が発生しかねない状態なので、事前に余裕があるときは出来るだけ準備しておきたい。私にとっては驚くほど珍しいことだ。その分俳句に専念できない状態は改善できない。
 昨日、北海道佐呂間町で竜巻が発生し、多くの被害が出て、痛ましい限りだが、これも地球温暖化の一つの影響だろうか。竜巻発生の原因として寒冷前線がにおいて激しい対流活動が起きたためとしているが、寒冷前線の東側は通常より気温が高い18.4℃で9月下旬の高温状態のところ、西側は零下36℃という温度差の大きい空気同士の対流により発生したという。前線の異常な温度差により発生したというのは、これまでなかったことだと思う。朝日新聞では「はっきりしたことは言えないが、地球温暖化が竜巻の発生やその規模に与える影響などについて十分な科学的な調査が必要だ。」と締めくくっている。いずれしばらくするとはっきりした原因は出るだろう。

11月7日(火)
 「万象」11月を頂いた。9月に行った偲ぶ会模様を横井博行さんが5ページにわたって書いておられる。「万象」の方のスピーチなどを中心に書かれているが、こうして「風」僚誌に偲ぶ会のことを取り合えていただくとうれしい。「伊吹嶺」では12月号に掲載する予定であるが、「万象」の記事を読むと、ページ数の関係もあるが、「伊吹嶺」でもっと書きたかったトピックスがあったことに気づいた。

11月6日(月)
 N社の定期審査。今月は11月1日の審査を入れると、4回審査に出かけることになる。めずらしく日程がたて込み、事前の準備を入れるとほとんど今月の予定は詰まってしまう。今は精神的に苦しいときで、少しでもリラックスしたいときなのだが、審査予定にばらつきがあるのが悩みの種。

11月5日(日)
 今の私の品質審査員の資格は今月末で更新時期が来る。3年分の更新処理をしなければならないが、今年から品質審査員評価登録センターのルールが変わり、更新申請と共に、新システムに移行申請しなければならなく、非常に面倒になっている。これまで少しづつ準備をしてきたが、今日の日曜日を利用して提出資料を完成させた。初めてのルールなので、これでよいか自信がない。
 それに主任審査員資格を維持するのに、毎年25,200円の登録料がかかるのも負担が大きい。

11月4日(土)
 チングルマ句会。最近の心の余裕のなさから、成績も悪い。勉強会として都合ナルミさんの伊吹嶺賞受賞作の『語り部』を鑑賞した。
 10月24日に導入された携帯電話のナンバーポータビリティ(MNP)。ソフトバンクの”ソフトバンク内の通話、メール0円”にはうさんくささを感じていたが、やはりからくりがあった。TVCMでも、0円が大きく出て、その下の細かい注意書きが0.数秒の瞬間出るだけで、条件が全く分からない。細かく分析すると、ドコモ、auとほとんど変わらない。しかしその比較記事もよほどよく検討しないと分からない。次の記事が3社の料金比較しているが、特に後編が参考になる。読んだ結論はよく分からないと言うのが結論。その中で一番分かり易いのは、ソフトバンクのシェアはまだ小さいのに、ソフトバンク外への通話は割高に設定されているので、従来の友人と通話するといままでよりも通話が高くなると言うことか。詳しくは次の日経BPのHPを見てください。これを見るとソフトバンクの料金設定が非常に分かりづらく設定していることだ。(28196)
 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20061026/251903/
 ソフトバンク新料金は本当におトク?3キャリアの料金を徹底検証!【後編】

11月3日(金)
 今日は十三夜。昼間妻と散歩して、たぶん今年最後でたっぷりの零余子を摘む。この零余子と酒で今夜の十三夜を愛でることになる。

11月2日(木)
 審査業務も一段落し、妻の予定も空いたので、近場の紅葉を見に、赤目48滝に出かける。紅葉はまだ始まったばかり。次第に地球温暖化が進み、紅葉も遅くなっている。ニュースでは香嵐渓もまだ紅葉が始まっていないという。
 今日は気ままに歩いたが、曇っていたため、気温は14℃と少し寒いくらい。いつもの茶店に寄り、茶店の女性に山椒魚のいるところを聞いたところすぐ分り、2匹確認することが出来た。写真にはうまく写っていないかもしれないが、ご紹介します。水かきのついた前足も見える。
 またTOPページに48滝の一つを紹介します。

11月1日(水)
 C社の定期審査。この審査は私1人チームでの審査。リーダーとして審査するので、昨日よりは責任重大。
 今日の工事現場として岐阜のJ旅館に出かけた。ここは俳句大会でよく利用されるところで、クーリングタワー点検のため、屋上に上がったが、実に見晴らしがよい。花火大会が行われるときの真向かいなので、一度ここから長良川花火を見たいものだと思った。

10月30日(月)〜31日(火)
 N社の環境マネジメントシステムの更新審査。私はあまり環境審査はしないが、環境分野では他に専門家がいないので、今回は技術専門家としての参加。ということは気楽な審査。

10月29日(日)  俳人協会創立45周年記念東海俳句大会
 俳人協会創立45周年記念東海俳句大会。妻に母の面倒を見させて申し訳なかったが、高い金も払ってあったので、参加する。
 講演は大串章さん。タイトルは「俳句と季語」だが、内容は「時間と季語」。1時間の講演を数行でまとめることは不可能だが、時間には2つある。@人間又は人生は常に時間的に直線的に前に進んでいる。A一方人間は循環的な時間の中で生活している。この2つの時間を組み合わせたらせん的な時間が真の時間を過ごすことが出来、人生は充実したものとなる。
 これを俳句に置き換えて、らせん的な時間を得るためには、季節が循環的に巡ってくる国、即ち日本で自然に親しみ、歳時記に親しん読むことで自ら得られる。そして常に前に向いて俳句を続けることが必要である。
 これを再度要約すると俳句は継続であり、らせん的な時間を過ごすことにより俳句的人生は充実すると言うものである。
 これを講師紹介した栗田先生は細見先生がいつもおっしゃっている「今年のもみじが最高。昨年の紅葉とは違う。」という分かり易い例で締めくくられた。
 またこれをISO業務的に援用すると、どこの会社も1年をPDCAサイクルで循環的に業務を行い、中期的な目的・目標に向けって直線的に戦略を進めて、結果的にスパイラル的に継続的改善を行うというのが、ISO業務であり、TQMである。

 俳句大会では当然私の成績はさておいて、「伊吹嶺」の皆さんが好成績を取られた。応募句で表彰されたのは、
   碑に返す綾子の落し文なれば   鈴木みや子
   足欠けしくはがた拾ふ古戦場   牧野一古
   石一つ一つ涼しく心字池      神尾朴水
   ぼろぼろの紙のピアノや敗戦日  菊池佳子

 
また当日句では、森靖子さんが最高点を獲得された。
   塩舐めて徹夜踊りの唄歌ふ    森靖子

 明日は、今日の例のISO14001の仕事は朝早く出かけるので今日は早く寝ることとする。

10月28日(土)
 「伊吹嶺」編集会議。このところ俳句に縁のない生活ばかりで、久しぶりに俳句のことに没頭できて精神的にも落ち着いた1日。
 今日は2月号の企画を行ったが、来年は創刊10周年記念の年にあたり、今後の「伊吹嶺」の構成も新しく模様替えしていくため、まず「伊吹嶺」の皆さんの意見を聞いて進めて行きたいというのが栗田主宰の意向。これは「伊吹嶺」という雑誌だけでなく、「伊吹嶺」全体の運営のことにも関わることだと思う。(28012)

10月27日(金)
 最近、2人とも心の余裕がなく、一緒に散歩もしていない。久しぶりに2人で近くの池、公園を散歩する。いままで気づかなかったが、山茶花が晴天の空に映えている。もう冬が近づいている証拠。TOPページの写真と、壁紙を今日撮した山茶花にしてみた。また今年の本蓼と桜蓼も少し摘んで部屋に活けた。ただ今日摘んだ桜蓼は白っぽいものでもう少し桜色がついているときれいなのだが。右の写真がその本蓼と桜蓼。

10月26日(木)
 私は環境の方は、審査員補のため、毎年自己学習する必要があり、その締切が今月末のため、今日あわてて環境レポートを作成する。1日中費やす。
 日本シリーズ、やはり中日は4連敗。これで29日のナゴヤドームのチケットは紙切れになった。

10月25日(水)
 日本シリーズ。思わぬ展開で中日は3連敗。実は息子が29日の第7戦のチケットの抽選が当たり、一緒にナゴヤドームに行くことにしている。そのためにもあと絶対2連勝して貰わないと困る。

10月23日(月)  カルロス・ラサリ楽団
 最近忙しさと心の余裕がないことからストレスがたまっている。せめてタンゴでも聴いてリラックスしたいと、今日はカルロス・ラサリ楽団コンサートを聴きに行く。楽団と言っても、今日はキンテート(5重奏団)。
 ラサリを簡単に紹介すると、ファン・ダリエンソ楽団で長年第1バンドネオンを務めており(25年間)、1976年にダリエンソが亡くなったあと、ダリエンソ流を承継したカルロス・ラサリ楽団を結成した。日本には根強いダリエンソファンが多く(私もその中の一人)、ラサリの演奏を聴くとダリエンソを思い出し、爽快感を感じる。ダリエンソはリズムの王様と言うだけあって誰が聴いても分かり易いスタッカートが特徴。ダリエンソを思い出す懐かしい演奏を2時間弱楽しんだ。
 コンサートから帰ってからダリエンソのレコード取り出してみると、昭和41年に買ったのが一番古いもので、この時ラサリはまだ第2バイオリンを担当していた。
 なおインターネットからラサリの試聴演奏がないか探したが今日は見当たらなかった。次のアドレスはダリエンソの演奏が試聴できます。興味のある人は入ってください。英語版で検索しましたので分かり易いと思います。入り方は次のアドレスからmusician→Juan D'arienzo→musicと入っていくと聴きたい演奏のタイトルが出ます。好きな曲のwindowsマークをクリックして進めば試聴が出来ます。(27872)
   http://www.todotango.com.ar/english/main.html

10月22日(日)
 私は所要のため、参加できなかったが、NHKBS「列島縦断俳句スペシャル」が放映された。録画で見たが、「伊吹嶺」関係の方がいるか、入選したか見てみたが、「伊吹嶺」関係の方を確認することが出来なかった。各選者の特選句のうち、特に気に入った句は鷹羽狩行選の句で
   月を待ついつも心に桂浜
 が一番心を打った。「月の名所は桂浜」を踏まえすぎているかもしれないが、ふるさとの存在はどんな時、どんな景色でも常に心に残っている。この句はそのふるさとを思う心が「月を待つ」という季語に象徴的に現れている。こんな句を作りたい。

10月21日(月)  南極のオゾンホールパートU
 以前(5月22日)、南極のオゾンホールはそろそろピークを過ぎて2020年頃に減少を始め、2050年には完全に閉じるようなことを書いた新聞を紹介したことがあったが、どうもまだどんどん広がっているようだ。
 米航空宇宙局(NASA)による南極上空のオゾン層の衛星写真を見たら、衝撃的だ。まずは次の写真を見て下さい。
   http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061020-04783586-jijp-int.view-001
 NASAの発表によると南極上空のオゾンホールが、過去最大に近づいていることが報告されている。
 オゾンホールを破壊するフロン(特定フロン)は先進国では1996年から完全に使用禁止になり、我が国もそれにならっている。
今は世界中でフロンの放出は止まったが、フロンは10数年かけて南極の成層圏にあるオゾン層まで上昇する。ということは2010数年頃まで、広がり続けそれから縮小することになる。以前書いたように2020年頃に減少を始め、2050年に完全に閉じることは正しいのだろうが、当面はまだまだ広がり続けることになる。
 オーストラリアは現在どんどん皮膚癌が増え続けているようだ、

10月20日(金)  中日俳句教室(10月17日)
 I社の審査報告書の作成と提出で審査機関に出かける。
 遅れましたが、10月17日の中日俳句教室講義録を伊藤旅遊さんから頂いていました。どたばたしておりましたが、私のHPに転載しましたので、興味のある方は【こちら】から入ってください。

10月18日(水)
 今日はたまっていた報告書作成の日としようと思っていたが、母の調子が悪いとのことで岐阜に出かける。

10月17日(火)
 中日俳句教室。今月は同人句会も欠席してしまったので今日は特にお願いして出席した。私の成績はさておき、栗田先生の俳句「炎熱忌」16句が掲載されている「俳句四季」10月号を頂いた。炎熱忌とは草田男忌のことである。中村草田男は昭和58年8月5日に亡くなっている。炎熱忌と言われるのは真夏に亡くなっていることと次の句による。
  炎熱や勝利の如き地の明るさ  草田男
 栗田先生の句はいつも行く沖縄を題材にした16句である。
  
海の色かはる日差しや炎熱忌  やすし
がタイトルとなった句である。なお「伊吹嶺」11月号にこの16句が転載される予定なので、ご期待下さい。
 夜は引き続き、インターネット連衆によるカリンカ句会。こちらも私の成績はさておくことにする。

10月16日(月) おけら詣りの火縄
 蒲郡句会、山藤句会合同で名張の火縄博物館吟行。毎年、新年に行われる八坂神社のおけら詣りの火縄は唯一ここで作られている。ここには火縄博物館があり、本当は毎年12月〜2月に見学できるが、特に予約した結果、火縄を作る現場を見せて貰った。材料は青竹でこれを細く繊維状に削って縄のように綯うものである。出来上がった縄を見ると竹で出来たようには見えないが、さわってみると確かに竹の繊維がよく分かる。従って縄を振り回しても火は消えない。長篠合戦祭などで火縄銃の実演があるが、この火縄銃の火縄もここのを使っている。竹なら水をかけない限り火は消えないのだろう。興味のある方は以下のHPを参照してください。但しオープンしているのは12月〜2月です。以下の写真は火縄作りの作業現場。(27660)
  http://www.pref.mie.jp/BUNKA/plan/matikado/10702.htm#1109


まず青竹を繊維状に剥ぐ

火縄に綯う(普通の縄を綯うのと同じ)

出来上がった火縄

10月15日(日)  『宇宙授業』(中川人司著)
 第1回環境社会検定試験(通称eco検定)。最近は○○検定ばやりだが、今年から環境社会検定試験がスタートした。環境に関するものすべてが対象で、例えば地球と自然環境、環境問題の実態、環境の世界の動き(条約、国際会議、議定書等)、環境と社会(環境技術、法令)、環境と経営(ここにISO14001もある)、環境と商品、暮らしと環境(食、住、水、廃棄物、環境貢献等)、環境との共生など広く浅い知識が要求される。全部で100問ぐらいで、2時間。
 第1回目ということは検定問題の傾向と対策が分からないということで、公式テキストを一通り通読しただけでどのように記憶してよいか分からない。いわばぶっつけ本番で臨む。名古屋会場で700人弱ぐらい受験していたので、全国ではすごい数で、環境に関心を持っている人が多いことの証拠。こうして検定試験のことを書いて不合格だと恥ずかしいがこれも経験しなければ分からない。合否の分かる11月末に、この日記に結果を書いていなければ不合格だったということ。
 今日、検定試験が終わったので、以前名古屋句会の中川さんからいただいた『宇宙授業』という本をようやく読むことが出来た。筆者は中川人司さん(ご子息で、宇宙航空研究開発機構をお勤めの後、住吉高校の先生になられた)で、内容は中高校生ぐらいのレベルで宇宙に関するもろもろの疑問をテーマに分かり易く書いてある。この本はベストセラーになったということで、つい最近はNHKの「クイズ・日本の顔」にも出演なされていた。私は読み終わったので、読みたいという方がいればお貸しします。

10月14日(土)  とういんカレッジ
 小さな東員町でも時に環境啓蒙をしている。とういんカレッジで今年は環境テーマで3回行うこととしており、今日がその第1回。テーマは「お得で健康、豊かなエコライフ」で環境ジャーナリストによる講演。エアコン、自動車、シャワーヘッド、食器洗い乾燥機等。主に主婦向けの講演だが、参加者がわずか20数名で東員町民の環境関心度が推し量れる。
 その中での主なテーマの要点。
1.燃費を3割改善するエコドライブ−−−・相乗り ・燃費の記録をつける ・行き先の道を調べる ・不要な荷物を降ろす ・空気圧を確かめる ・エアコンを控える ・空ぶかし、暖気をしない ・急発進、急加速しない ・最適燃費速度を知る(普通道路60km、高速道路80km) ・車間距離をあける ・エンジンブレーキをかける ・アイドリングストップの利用 ・違法駐車しない
 等々いろいろ上げておられたが、アイドリングストップを最後の方に置いたのが賛成。
 よくISO審査へ行くと、”当社は環境目標にアイドリングストップを実施しています”という施策に、うさんくささを感じていたが、今日の講演のようにその前にやるべきことがもっとあるのを気づくのが必要である。もっともアイドリングストップに定量的な効果を確認することが困難であることも一因であるが。そのためメーカーが、交差点で自動車をストップさせると自動的に、あるいは容易にエンジンストップできる自動車を開発するのは大いに賛成である。
2.7R−−−普通、循環型社会形成推進基本法に従い、企業では3R(Reduce,Reuse,Recycle)を環境目標に上げて実施しているが、一般市民として出来る7Rを提唱されていた。まず6R(Refuzu,Reduce,Repair,Reform,Reuse,Recycle)はよく分かる。しかしこの6Rを行う前に最初のR(Reserch)が重要だと言うことについては納得した。

10月13日(金)
 NTTの同じ大学卒仲間の飲み会。最近は立食パーティーも長時間になるとつらくなる。最近はNTT本体に元気がなく、元気なのはドコモのみ。

10月12日(木)
 久しぶりにチングルマ句会の吟行に参加。今日は山の辺の石上から長岳寺まで。天候は非常によく半袖で丁度よいハイキング。山の辺は何度も来ているところで新鮮味はないが、馴染みのところ。今日見たもので一寸早いが雀瓜がきれいだったし、環濠の水面が秋の日差しに映えていた。見た主な野草は雀瓜のほか、藤袴、烏瓜、溝蕎麦、杜鵑草、日々草、零余子(野草ではないが)、茶の花など。以下は一寸だけの写真。


小さくてよく見えないが
溝蕎麦の盛り

雀瓜(もう少しすると白くなる)

環濠集落

10月11日(水)
 朝早くから、母の検査に付きそい病院へ。4つの検査を行い、その日のうちに結果が出たが、特にいままでと病状は変わらずで一安心。

10月10日(火)  祝ドラゴンズ優勝
 このところ中日戦が気になってTVを見てしまうと仕事が手につかない。今日も優勝決定戦ということでとうとう夜10:30までの優勝決定まで見てしまう。明日朝早く出かける予定なので、偲ぶ会の写真を送る手紙だけを書いて、審査報告書は書きかけのまま放り出して寝ることにする。(27512)

10月8日(日)
 名古屋句会。2日続けて句会で出す句がなく、案の定成績は悪い。
 今日は中日がエラーで勝ち、阪神が負けてようやく優勝がほぼ確定。肝心の今年はナゴヤドームに行けなくて残念。

10月7日(土)
 チングルマ句会。指導者の山下さんが欠席だったが、今日は「伊吹嶺」10月号の特別作品鑑賞。都合ナルミさん、森靖子さんの作品を全員が1,2句づつ鑑賞。
 ナルミさんは花田植の行事を徹底した写生の眼で作っている。靖子さんは木地師村を生活者の温かい目で作っておられる。どちらも個性的な作品で仕上がっている。とても私の及ぶところではない。

10月6日(金)  ショスタコーヴィチ交響曲第15番(名フィルコンサート)
 今年はショスタコーヴィチ生誕100周年ということで、先月に続き、ショスタコーヴィチの演奏を聴く。今日の15番は最後の曲だが、一口で言って難解な曲。自身最後の作品を意識しながら作った作品で、社会主義的なメッセージもなく、作曲の原点に戻った回想の曲と言えるとガイドには書いてある。私にとってはロッシーニ、ワグナーなどの曲の引用や複雑なメロディ、旋律の連続で印象が雑多でよく理解できなかった。私の理解の世界を越えている。(27420)

10月4日(水)
 今日から3日間妻は仙台に出かけ、同級生に会いに行く。その間、近藤文子さんにも会って来るそうだ。
 私は偲ぶ会の打ち上げの反省会。これで偲ぶ会関係はすべて終わった。あと「伊吹嶺」以外の方に写真を送るのみ。栗田先生のところに随分とお礼の手紙が来ているとのこと。皆さんに喜んでいただいて本当によかった。

10月3日(火)
 先日のトリップル検査の結果、結局胃も肺も異常なし。但し軽い脂肪肝の疑いあり。あまり酒を飲むなという信号か。

10月2日(月)  バイオマスエネルギー(毎日新聞、中日新聞、日経エコロジー等)
 最近、バイオ燃料とか植物原料、カーボンニュートラルなどの言葉が新聞におどっているが、一度整理してみたいと思っていた。 地球温暖化防止のため、化石燃料をこれ以上燃やさないため、植物など生物由来の燃料であるバイオマスが注目されている。バイオマスを燃焼すると化石燃料と同様にCO2を発生するが、植物は成長過程で光合成によりCO2を吸収しており、ライフサイクル全体で見ると大気中のCO2増加させず、収支はゼロであると考えられる。これをカーボンニュートラルという。
 この原理で植物から由来したバイオマスエネルギーの開発競争が進んでいる。バイオマスの原料として栽培物作物ではトウモロコシ、サトウキビ、キャッサバなど。廃棄物系から作られるものに、藁、籾殻、糞尿、間伐材、産業生活廃棄物などが上げられる。 
 これらから作られるものはバイオマス燃料と言われているが、ほかにトウモロコシから作られるポリ乳酸というバイオプラスチックもある。
 特に最近、サトウキビから作られるバイオエタノールが注目されている。ブラジルではサトウキビ生産大国でこのサトウキビで捨てられている茎や葉から作られるバイオエタノールだけで走る自動車が売れている。
 日本ではつい2,3日前ホンダが食用とならない稲わら、サトウキビ、トウモロコシなどのセルロースから作ったバイオエタノールだけで走る小型車を開発し、今年中にも発売するとある。もちろんブラジルへの輸出を狙っている。
 いずれ日本もバイオエタノールで走る自動車が発売されるだろうが、その原料の調達がこれからの課題だろう。
 なおポリ乳酸というバイオプラスチックもこれから注目されるだろうが、こちらは自動車各社が既に製品化しているが、こちらもいずれ体系的に整理してみたい。

10月1日(日)
 昨夜、ウイルス対策ソフトのヴァージョンアップのメール連絡があったので、2台ともインストールしたら大失敗で、Internet Explorerを開くことが出来なくなってしまう。仕方ないのでシステムの復元を行うと、次はウイルス対策ソフトも削除されてしまい、ウイルスにさらされる危険な状態になってしまう。そのため元の状態に戻したり、その間のウイルチェックを行ったり、各種バックアップ情報も最新化するなどして、結局1日がつぶれてしまう。このHPも2日前からの分をアップ出来たのが今夜になってしまった。(27295)

9月29日(土)
 昨日買った切符は3日間のフリー切符のため、もったいないので妻と明日香の曼珠沙華と案山子を見に行く。いつ見ても明日香の曼珠沙華はすごい。<明日香野の畦といふ畦曼珠沙華>の妻の句そのもの。今年は曼珠沙華は1週間遅れと言うがやはり終わりに近かった。それでも真盛りの曼珠沙華と実り田のコントラストはきれいで、カメラマンが大勢来ていた。あわせて毎年行われている案山子祭も面白い。以下はそのわずかな写真。


どこも曼珠沙華だらけ

案山子の稲バウアー

案山子祭の最優秀賞(バス停の2人)

紫苑も満開

9月28日(金)
 ようやく出かける余裕が出来、高取城址のある高取山ハイキング。ここは麓の壺阪寺からの登山コースもあるが、壷坂山駅に着いたときは1時間に1本しかないバスまで相当時間があり、待つのが面倒で直接高取山を目指す迂回コースを取ることにする。そのおかげで登山口近くに阿波野青畝の生家を見つける。生家と近くの長円寺の2個所に句碑がある。
   の灯に読みたかぶりぬ耳しひ児  青畝
   
供藷眼耳鼻舌身意もなしと      〃

 結局バスに乗らなかった分よけいに歩き、山頂の高取城址まで2時間半以上かかる。城址には人気がなく、寂しい限り。さらに50分程度下って壺阪寺に着く。案の定帰りのバスも1時間に1本しかなく、出たばかり。仕方なく、さらに1時間歩くのを覚悟したところ、寺に来ていた方に壷坂山駅まで乗せて貰い助かった。締めて今日は山道を4時間ほど歩いたことになる。以下は今日の主な写真。


青穂生家の句碑(虫の灯句碑)

猿石(高取城建設の時明日香から持ってきたとか)

釣舟草も終わり

城垣のみが残った城址

下山途中の五百羅漢(岩に直接掘ってある)

壺阪寺

9月28日(木)
 町の半日ドックで要再検査が出たため、NTT病院で腹部エコー、CT、胃カメラとトリップル検査。食事抜きで胃から組織の一部を取ったため、12時近くまで食事、水分なしでつらい。
 しかしせっかく名古屋まで出てきて半日で終わるのももったいないので、東山植物園に満開の白玉星草を見に行く。ここの白玉星草は栄養のやり過ぎか肥満児の白玉星草。しかし玉が大きいため、あわせて甘い香りも強い。白玉星草がこんなに香りが強いとは知らなかった。写真から玉が相当大きいのが分かると思う。(27233)

9月27日(水)
 偲ぶ会で写真を送ってあげた方から電話や葉書でお礼を貰う。いろいろ聞くとあの偲ぶ会はよかったと皆さんから言っていただく。お世辞であってもうれしい。
 しばらくそのままになっていたTOPページの壁紙を近くの池に咲いていた曼珠沙華に変えてみた。一寸見にくいがわずかの間の気休め。ついでにこの日記欄の壁紙を紅葉に変えてみた。

9月25日(月)
 N社の更新審査。今日組んだリーダー、メンバーはTQMの大御所ばかりで、その中で小さくなって審査を行う。今日の視点は会社のQMSの継続的改善に役立つのは何かを中心に行う。

9月24日(日)
 妻が面白い花を見せてあげるということでついて行く。写真が雀瓜の花。直径5mm程度の小さい花。草むらの陰に隠れているのを探してくれた。ついでに今日見た花で継子の尻拭い、ツリガネニンジンも紹介。
 明日の審査業務のため、夕方大阪に出かける。日曜日の前泊は何となく1日損した感じ。


雀瓜の花(花は5mmと小さい)

継子の尻拭い(1輪だけ)

ツリガネニンジン(我が家の庭)

9月23日(土)  コバケンスペシャル8(ショスタコーヴィチ第5番)、
           沢木欣一先生・細見綾子先生を偲ぶ「風」の会(06.9.9)
 「伊吹嶺」編集会議。今日は1月号の企画。来年は「伊吹嶺」10周年の年で、雑誌の内容も大幅に変えたいとの栗田先生の意向をうかがった。
 編集会議を早引けしてコバケンスペシャル8のコンサートに出かける。このシリーズ、My favorite numbers5で今日はショスタコーヴィチの第5番。第5番の交響曲は有名なものが多く、My favoriteというと選ぶのに迷う。ベートーベンの5番、チャイコフスキーの5番、マーラーの5番、といろいろある。特にマーラーの5番が好きな人が多いと思う。しかし今年はショスタコーヴィチ生誕100年という関係で、妥当な選曲と言うべきか。
 この曲はもう何度もコンサートで聞いているが、何度聞いても、第1楽章の決然としかも静謐な出だし、第4楽章の圧倒的な力強さ、勝利の宣言が聞いていてカタルシスを感じる。49分の演奏があっという間に終わる。CDで聞くのと迫力が違う。
 ようやく沢木欣一先生・細見綾子先生を偲ぶ「風」の会の大会模様をアップ出来ました。興味のある方は【こちら】からどうぞ。

9月22日(金)
 岐阜へ父の墓参り。父もたまには酒を飲みたいだろうから、今日は墓石にワンカップ大関を飲ませてあげた。私も一口含んで父と一緒に飲んだ。ただ飲酒運転は駄目なので、一口含んだだけ。

9月21日(木)
 I社の暫定報告書を提出。帰りは時々、山口誓子が住んでいた白子海岸に寄ることがある。今年の海水浴シーズンも終わり、海岸は流木等の残骸で海のわびしさを漂わせている。ここに来るといつも潮騒に誓子の秋の声が聞こえるような気がする。

9月20日(水) 中日俳句教室講義録
 I社定期審査。今日は朝早くから、夜遅くまでかかり、ただ一言疲れた。
 帰ってきたら、旅遊さんから19日の中日俳句教室の講義録が届いていた。感謝しつつ早速立ち上げたので、興味のある方は【こちら】からどうぞ。(27000)

9月19日(火)
 審査員連絡会。付加価値のある審査のためにはどのようなことに留意すべきか自由討論。

9月17日(日)
 偲ぶ会委員会の最後の打合せ。決算処理の見通しは赤字にならないですむことが分かった。
 愛知同人句会。今日は偲ぶ会を詠んだ句が多かった。栗田先生は「偲ぶ会で感動が籠もっていると句も良くなる。」とおっしゃっていた。やはり俳句は感動が主であることを物語っている。ただ偲ぶ会という「同じ対象を詠むと類型的な句も出てくるが、その場合、使う言葉を新鮮化することが大事である。」ともおっしゃっていた。易しい言葉遣いをしてもそこに感動を織り込むことが重要であると改めて認識した。
 また北溟社の現代俳句文庫の第1集として栗田先生の句集が出版された。いずれ山藤句会で勉強したい。(26885)

9月16日(土)
 今月末に出かけるN社の更新審査のチェックリストを作成する。あと直前に見直しを行って出かけることにする。
 二男一家が来る。下の7ヵ月の子は人見知りをするようになり、妻でも抱くと泣かれる。
 この頃、なかなかHPに書く暇がなく、環境のことも自分の知識として整理したいことをまとめる時間がない。最近の新聞でバイオエネルギーのことが出ているが、いずれ整理したい。

9月15日(金)
 山藤句会。今日も句会のあと、文法の勉強。

9月13日(水)
 審査員会議。今日はT社のメモリ工場の品質管理、環境管理の見学もあった。
 今メモリというと携帯電話、デジカメ、USBメモリ、携帯音楽プレーヤーなど随所に使われている。最近の技術の進展にはうといのだが、いまやチップ配線のピッチ長は70nmまで細くなっている。さらにメモリ容量を増やすため、チップを縦層構造にしている。現在は5層が中心だが、技術的には9層まで出来るということだ。今はメモリは海外で安く生産されて、日本は苦戦させられているが、このような多層技術は日本しかないノウハウで、これだけは海外技術移転はしないで、日本の優位性を保っているという。

9月11日(月)
 I社の審査計画書の提出。俳句から仕事に切り替えて、審査業務に没頭していると、昨日までの偲ぶ会のことは遙か昔のように感じてしまう。月日のたつのはこんなに早いのか。

9月10日(日)
 前日に引き続き、「伊吹嶺」以外の方で明治村に行かれる方もおられるので、我々「伊吹嶺」も数人明治村に出かける。2日間緊張しっぱなしの栗田先生も随分お疲れの様子。暑い中の散策で私も疲れやっとの思いで帰った。
 しかし帰ってから、いままで手が着いていなかったI社審査の文書レビュー、審査計画書の作成などを行った。明日の仕事もあるので今日は12時前に寝たい。(26682)

9月9日(土)
 偲ぶ会の当日。会を運営してみて全般的にうまく行ったと自画自賛。とくに「伊吹嶺」以外の方によくやった、楽しめたなどとお褒めの言葉を頂いた。式次第の中で、両先生を偲ぶビデオ上映では両先生の古い写真が出るたびに感嘆の声、どよめきなども聞こえ、最後には拍手まで頂いた。またバックミュージックもよいとの感想も貰った。
 以下、献花、献句、発起人代表ほかいろいろな方のスピーチなど順調に進み、いつの間にか会が終了していた。ただカメラマンとして飛び回っていたので、食事を食べる暇がなかったのが残念。
 この偲ぶ会は昨年の今頃から体制を発足させ、1年がかりのプロジェクトで長丁場で疲れた。夜は「伊吹嶺」の男部屋で酒、泡盛などたらふく飲み、久しぶりの二日酔いとなった。
 いずれ偲ぶ会の詳しい模様は後日時間の余裕が出来たとき、このHPで紹介したい。

9月8日(金)
 名フィル定期公演で、ショスタコーヴィチの交響曲第12番。副題に『1917年』とあり、例の10月革命を描いている。今年はショスタコーヴィチの生誕100年だそうで、モーツアルトほどではないが今年よく演奏される作曲者である。私は政治的テーマを持った曲は難しくてよく分からない。ただ第1楽章の革命の戦闘的な気分、第4楽章の革命に勝利した喜びの頂点は伝わってくる。
 ただその前に演奏されたR.シュトラウスのオーボエ協奏曲がよかった。オーボエは前面に出ることは滅多にないが、こうして聞くとオーボエの柔らかく、やさしい音色がよい。今日の演奏者のモーリス・ブルグは世界での第一人者だそうだ。
 明日はいよいよ偲ぶ会の本番。無事進むことを祈る。

9月7日(木)
 昨日、偲ぶ会で上映するDVDビデオを視聴したが、ホテルのプロジェクタでは音声が出ないことが分かった。上映中何かバックミュージックを流すこととした。音源は日本の歌曲のCDを流すことにしたが、試行錯誤してようやく元のCDから好きな曲順にプログラム再生できるCDを作成した。先日のDVD編集、今日のCD編集についてはパソコン用の編集ソフトを持っていないので、結構面倒な手順を踏まなければならない。今回を機に、DVD,CD編集ソフトを買ってなんでもできるように勉強したい。

9月6日(火)
 偲ぶ会委員会のホテルでの合同作業。今日は全員集合で、最後の確認と当日資料の袋詰め。またホテルと最後の打合せも行う。ついでに当日上映するDVDビデオの試写を行った。会場で紹介する両先生の写真も勢揃いしたが、立派な写真ばかりで両先生を思い出すこと間違いなし。もうやることはやり尽くしたので、あとは3日後の本番を待つだけ。
 午前の作業が終わってから当然のように綾子句碑に集まる。今日の瀬戸メンバーが句碑に木曽川の野の花を供えていただいた。朝顔、露草、赤まんま、藪からし等々。句碑に秋の蝉がいたり、梅の木にカタツムリがいたりして俳句の材料はたっぷり。しかし今日のメンバーは作句のうまい人ばかりで私の出る幕はない。(26546)

9月4日(月) 狸と狐の野草
 近くの池のそばに面白い名前の野草があるということで教えて貰った。狸豆と狐の孫である。狸豆は湿地帯の自生するもので、写真では分かりにくいが、花が狸の横顔に見え、実の形や毛の生え具合が狸のしっぽに見える。一方狐の孫は道端のどこでも自生し、花が咲いたあとの穂が孫狐の尾に見えるというものだそうだ。花の大きさが非常に小さいので、フラッシュでハレーションを起こしているが、何となく狐の尾に見える。なお花は紫色。
 せっかくなので、ついでにそばに咲いていた千屈菜(ミソハギ)の写真も載せる。


狸豆(花が狸の横顔)

狐の孫(穂が狐の尾)

千屈菜(ミソハギ)

9月3日(日)
 偲ぶ会の壇上に飾る沢木先生と細見先生の写真パネルが出来たので取りに行く。A0サイズはやはり大きく、これなら広い会場の遠くから見てもよく見えるだろう。

9月2日(土)
 NHK俳句王国。今日の主宰の片山由美子は選句姿勢もよく、選評も説得力がある。<満天の星ふるはせて虫すだく>の選評が実によかった。山に近いところで星がよく見えるところはこういう状況がぴったりと来る時がある。今日の片山由美子の句も純粋の写生句ではないが、思いの深い句である。
   流星や一生に会ふ人の数  由美子
 午後はチングルマ句会。2ヵ月ほど出られなかったので、久しぶりの句会。チングルマ句会では犬山の昼鵜飼に出かけたらしく、今日は鵜飼の句が多かった。

9月1日(金)
 9月に入ったとたん涼しくて朝早く目が覚めた。散歩するとやはり秋らしい花が目につく。今日は早速、蓼の花(ボントクタデ)を摘んできた。ようやく秋らしくなったが、最近は心の余裕がなく、俳句が出来ない。明日の句会のため少し考えたが、全然出来ない。9日の偲ぶ会までは駄目か。

8月31日(木)
 谷口千賀子さんが句集『薔薇』を上梓なさった。平成2年に「風」入会で、16年のキャリアである。千賀子さんは薔薇が好きだそうで、うかつにも私は千賀子さんの薔薇の句はよく知らなかった。<退院の卓に挿しあり冬薔薇>は体調を崩されたときの句。今は元気そのもので、あちこちに吟行に出かけていらっしゃる。これから句集をじっくりと読みたい。(26413)
    残る蝉声をかぎりに無言館  千賀子

8月30日(水)
 今年母は90歳を迎え、岐阜市からこの90歳となる人を対象に敬老会の案内があった。老舗旅館の萬松館で食事招待とのことで、付き添いで出かける。萬松館は天皇も泊まった我々庶民はとても入ることの出来ない旅館である。
 今日本の人口はどんどん高齢化を迎え、2004年の統計で全国で初めて90歳以上が100万人越えたそうだ。ちなみに岐阜市は今年90歳を迎えたのは776人で、そのうちこの敬老会に出席はトータルで420名出席だそうだ。ということは元気に出席できたのは55%程度と言うことか。しかも今日の出席者を見ると80%以上が女性だった。
 また岐阜市での90歳以上となると3400人もいるそうだ。
 ちなみに私の世代の男の平均余命は約83歳とのこと。そこまで生きなければならないのか。

8月29日(月)
 毎日偲ぶ会の出席者等々現行維持していると何も手につかない。いつまでもこればかりにかかり切りになれないので、そろそろ9月に行うI社の定期サーベイランスの審査計画に入らなければならない。今日は審査に必要な資料の請求で終わってしまった。

8月27日(日)
 今日も1日中孫達と付き合う。汚い川辺で川滑りしてパンツに穴を開けたり、蝉、ヤゴ、バッタ、カマキリなど興味はとどまるところがない。その中でカマキリが蝉を捕らえて食べているところに出くわした。誓子の句ではないが、カリカリと音は聞こえないが、初めて見た情景だった。
 写真はカマキリが葉につかまって逆さまになりながら蝉をかじっているところ。

8月26日(土)
 今日は住んでいる団地の地域の夏まつり。いつもは我々夫婦は関係ないが、今日は孫2人が祭がてら泊まりに来るので、振り回される。名古屋に住んでいると蝉取りもなかなか出来ないので、こちらでは夢中になって蝉を追いかけている。その後をついて見張りながら付き合う。
 その合間を縫って偲ぶ会で上映するDVDビデオの編集を行う。元の90分ビデオを何とか20分弱にまとめる。この程度の編集でもパソコン屋に頼めば数千円もすると思うが、今日はDVDプレーヤーで操作した。いずれ自分としてもパソコンでビジュアル関係のファイルを作成、編集するソフトを買って自分のスキルを付けたい。(26254)

8月25日(金)
 「伊吹嶺」の編集会議。10月号は「伊吹嶺」100号記念のミニ特集。来年は「伊吹嶺」10周年記念号が控えており、この時は大がかりな特集を組むことにしている。
 あと偲ぶ会の会場に飾る沢木・細見先生の遺影のレイアウトを決めた。こちらの偲ぶ会は秒読み段階に入った。

8月24日(木)
 偲ぶ会の会場担当グループで会場となるホテルとの打合せ。事前に打ち合わせなければならない事項を洗い出して望んだおかげでスムーズに進む。あとは9月6日のホテルでの最後の準備を迎えることになる。
 でもその前に献句集の校正、作成、両先生の遺影の発注、準備などが残っている。

8月22日(火)
 偲ぶ会で上映する「沢木・細見先生を偲ぶビデオ」の編集内容を栗田先生と確認する。このDVDは平成8年の「風」全国大会模様がメインで全部で1時間30分あるものを約20分に編集する。私は「風」から長く遠ざかっていたので、「風」の同人をあまり知らないが、栗田先生、せつ子さんは盛んに懐かしがっておられた。
 私はDVDを編集するソフトを持っていないので、これからパソコン屋で編集して貰うことになる。
 あと偲ぶ会に掲げる両先生の遺影パネルも作らなければならない。

8月21日(月)
 ISOリーダー研修。計測機器管理の審査上の留意点の外部講師による研修。FEMA手法(故障モード、影響解析手法)を利用したヒューマン・エラーの原因解析の研修。FEMA手法は現役時代には使った経験はないが、主に製造、設計分野についてよく使われる手法である。私が現役時代の職場、とくに社員の現場ではQC7つ道具で十分だった。

8月20日(日)
 午前、偲ぶ会の打合せ。これまでの経過報告とこれからの予定の確認。次は会場のホテルとの打合せを行う。
 午後、引き続き愛知同人句会。これまで使ったことのない季語に挑戦して作ってみたが、半ば成功、半ば共感を得ず。

8月19日(土)
 二男が息子を連れて来る。というより二男の妻の負荷を軽くし、2人で遊びに来て、夜我が家で食事をするために来たようなもの。
 夜、いぶきネット句会の2日目の合評会。今回私も特選に採った句の評判がよかった。
   水凹むほどの重さやあめんばう  梟

8月18日(金)
 山藤句会。台風の影響で雨が心配されているところ、遠いところから来ていただいて申し訳ない。今日も句会のあとは文法の勉強会。
 夜はいぶきネット句会のチャットルームでの合評会。最近は文法的な間違いが少なくなり、より俳句の本質的なところの議論に発展している。(26073)

8月17日(木)  風力発電ーーCO2削減か、景観や鳥の保護か(日経エコロジー9月号、毎日新聞他)
 三重県では青山高原の山頂あたりの風力発電の風車(ウインドファーム)は見慣れた風景であるが、最近風力発電の記事をよく見る。出雲、筑波、伊豆など。このうち出雲での風力発電の建設記事が目を引いた。松江から宍道湖越しに見える夕日スポットがあるそうだ。その山の上に風車があるのは歴史的景観を損なうものだという松江市の主張。また自然保護団体は風力発電は何れも風車への鳥の衝突死((バードストライク)が問題だから風力発電は規制すべきだという主張。結局、風車の数を26基まで減らし、夕日スポットから見える風車6基も見えないところまでずらす。バードストライクについてはどのような議論が交わされたか記事では分からないが、県、市、景観、自然保護団体との何度もの協議の末、工事着手するまでに至ったそうだ。
 出雲市の場合、守るべき景観、守るべき自然について討議し、お互いに尊敬し合って建設的に進められたことはよかったと思う。しかしあるブログには『反対運動している一部には、野鳥への被害を訴えていたのに、建設が決まったら、「しっかり野鳥の生態を調べてほしい。」との要望を出しているらしい。』さらに『鳥の渡りのルートや希少種について知っているからこそそこに風車はまずい。との主張だったのではないか。反対というなら、希少種の生態を研究してこれこれこういう訳だから風車はまずいと言うべきだろう。』と発言している。
 一方、伊豆では「巨大発電所は建設場所によっては森林などの自然を破壊し、クリーンエネルギーにつながらない。」というのが自然保護団体の主張らしい。反対のための反対ではいつまでたっても日本の温暖化対策は進まないだろう。もっと出雲市のように様々な人が、様々の意見を出し合って地球環境が少しでもよくなるように話し合っていくことが必要であろう。

8月16日(水) 栗田せつ子句集『鵜の川』
 栗田せつ子さんが第3句集『鵜の川』を上梓された。「風」賞作家で、俳句朝日賞にも度々候補にあげられて、実力は折り紙付きである。待望の第3句集を手にすることが出来、じっくりと読ませていただいた。私なりの感想を【こちら】に載せたので、興味のある方は覗いて下さい。

8月15日(火)
 しばらくHPの書込をしなかった。今日は長男一家が来て、どこか涼しいところへ行きたいとのことで近くの御在所岳に行く。今日は下界は35℃以上になるとのことで頂上の涼しさを期待したが、28℃とあまり効果がない。あわせて頂上は避暑を求めている人で溢れている。それでも2人の孫は跳びはねている。ここはカモシカの生息地域であちこちでアカヤシオなどの幹の皮を剥いだりひっかき傷がよく見られる。
 また孫が捕まえたアキアカネをよく見ると「G」のマーキングがしてある。各種団体がもう10数年以上アキアカネの生態調査を続けており、マーキングをしてアキアカネのふるさとを調べているそうだ。アキアカネは体温調節がきかなくて毎年夏になると山などに避暑に出かける。そして秋になって赤く色づいた頃里に下りてくる。丁度8月は子供の夏期体験をかねてみんなでマーキングをしている。秋になって私の住んでいる里にもマーキングしたアキアカネを見つけることが出来るだろうか。(25978


カモシカにかじられたアカヤシオの幹

「G]マーク(裏むき)が付けられたアキアカネ

8月11日(金)
 偲ぶ会で献句集を作成することになっているが、その献句集の作成の編集、割付を行った。今日は瀬戸勢の葵さん、稜子さん、孝子さんの協力を得て行う。皆さん積極的にやっていただき、ありがたい。献句は160人ぐらい集まっており、印刷所に発注するときはたぶん揃うと思う。あとは期限内に間に合うかどうかである。
 今年は大分前に烏瓜の花は咲いていたが、我が家の烏瓜は既に時機を逸して咲いた夜の写真は撮ることが出来なかったので、近くの公園で撮ったものを載せる。毎年ながらレース編みのような繊細な開き具合は美しい。

8月10日(木)
 母と一緒にお盆の棚経を上げて貰う。いつもこの時にお寺さんから貰う茗荷餅がうまい。
その後父の墓参り。

8月9日(水)  中日俳句教室講義録
 長崎の原爆忌。
 昨日の中日俳句教室の講義録を早速伊藤旅遊さんより配信していただいた。毎月のことながら素早くて、的確な講義録。感謝して【こちら】に転載させていただいた。このHPを読んでいる方も是非参考にしていただきたいと思う。句会に出席できない方も臨場感を持って読むことが出来ると思う。
 我が家の団地はやはり田舎なのだろうか。今日庭にノコギリクワガタがいるのを発見した。ここへ引っ越しして初めて。記念に写真にとっておいた。来週お盆に孫が来るのでそれまで生きていることを願って籠に飼うことにした。(25805)

8月8日(火)
 全員による偲ぶ会の実行委員会を1ヵ月ぶりに開く。丁度偲ぶ会の1ヵ月前で、今日は参加者、宿泊者の現状報告と献句集の作成、印刷、会場準備の話し合い。その他、当日の式次第で気のついたことを出し合った。こういう手順を踏んで当日を迎えると、楽しみに加えて、うまくできるかの不安も出てくる。さしあたり急ぐのは献句集の作成、印刷。あと1ヵ月の踏ん張り。
 引き続き、午後から中日俳句教室。夜はカリンカ句会で充実したというよりあわただしい1日。

8月7日(月)
 偲ぶ会の当日スケジュール調整のため、発起人代表の中山純子先生と打合せのため、栗田先生らと金沢に出かける。いよいよ偲ぶ会の準備も山場に入ってきた。次第に具体的なイメージが浮かんでくる。
 帰りに元「風」同人会長の林徹先生の句碑が建立されたばかりということを聞いたので、早速見に行く。場所は犀川神社にあり、建立された句は平成10年作の「石蕗の花言葉短くあたゝかく」で句集『飛花』に収められている。心やさしい句であるが、句碑は男振りがよいどっしりとした句碑である。

8月6日(日)  水に溶ける灯籠はダメ?(毎日新聞 06.8.6)
 今日は原爆忌で名古屋句会。原爆忌の句は私はまだ作ることが出来なかったが、今日の句会でも残念ながら出なかった。
 今日の原爆忌でもそうだが、8月15日に向けて各地で灯籠流しが行われる。この灯籠流しが以前はゴミとなるということで環境問題になっていたが、ここ数年来、水に溶ける灯籠を開発して灯籠流しが行われるようになった。しかし今日の新聞で水に溶ける灯籠流しもダメという環境NPOが問題視している記事が目についた。記事の内容は
 夏の風物詩「灯籠(とうろう)流し」、水に溶ける灯籠が回収の手間がかからないことを売りに増えつつあるが、環境NPOなどが「川が汚れる」と問題視し、国土交通省や自治体も「回収できず不適当」と主催者側に見直しを求める行政指導する事態になっている。「目の前で回収されたら味気ない」との思いからも考えられた溶ける灯籠。日本の伝統的な風習が、環境問題で揺れている。これに対して今年も被爆2世歌手らが行った灯籠流しを水に溶ける灯籠で行ったが、結局は下流約100メートル離れた2隻のボートから回収させられた。
 主催した歌手は「故郷の広島市で行われる灯籠流しは、灯籠がすぐ下流で回収され、心を痛めていた。回収せずに済む水に溶ける灯籠にしたのに残念です」と話していた。
 
というもので
水の溶ける灯籠でも回収しないのは川が汚れるというNPOの主張である。改めてインターネットを検索してみると昨年あたりは水の溶ける灯籠を使うようになり、環境的にもよくなったという記事がほとんどであったが、それもダメだということでどうもおかしな世の中になったものである。
 ところでこの水に溶ける紙はトウモロコシで作られた紙で、アメリカではロケットの燃料タンクの漏れの検査用に使われているという。こういう先端技術の努力により環境に配慮した開発もダメというのは本当に環境的に問題なのであろうか。

8月5日(土)
 審査員研修。これまでの審査の反省点を踏まえて、ロールプレイングによる模擬審査を見て問題点を抽出する演習。もう一度審査の原点に戻って考えようという試みである。時にはこれまでの私の審査を振り返る機会になった。

8月3日(木)
 毎月の検診後、そのまま帰るのももったいないので、ボストン美術館の「江戸の誘惑」という浮世絵展に寄る。今日は朝から少しふらついていたが、案の定、見ている間にだんだんめまいがひどくなった。たまに出かけるときはよく注意しなければならない。(25706)

8月2日(水)
 今日、母を病院の検診に連れて行く。その後、介護保険の更新のため調査員の聞き取り調査を受ける。毎年行っているもので、今年は要支援、要介護の区分けレベルが改正されたため、一寸ややこしい。
 自宅に帰ると栗田せつ子さんの句集「鵜の川」が届いていた。平成10年以降の360句が載せられており、表紙は繊細な秋の七草の絵で飾っている。これからじっくりと読んでいきたい。


8月1日(火)
 時々散歩しているコースの生垣にいすの木があり、ひょんの実を付ける。ひょんの実は秋の季語で今頃は目立たない。今日たまたまそこを歩いていると少し枯色とまだ緑が残っているひょんの実を見つけた。珍しいので、デジカメに撮った。

7月31日(月)  紙製ICタグ
 メルマガを読んでいると時々面白い記事に出会う。「紙製ICタグの開発に成功した」というものである。ICタグというとユビキタス社会には必須のもので、よく見かけるものでは図書館に使用されている。本の無断持ち出しの監視に利用されており、名古屋県立図書館や鶴飼図書館に導入されていたと思う。また東海地方ではまだ導入されていないが、JR東日本のイコカ、JR西日本のスイカなど「非接触式ICカード」もその1種である。ただこれらのICタグはプラスチックなどの合成樹脂製で作られている。
 このICタグを紙製で開発したのが兵庫県の段ボール工業組合である。
 一般に段ボールには荷物の運搬に必要な情報が書き込まれているが、これまでのバーコードでは情報量が足りなく、情報量の問題から、最近はバーコードの代替手段としてICタグを使用することにより格段の情報量を扱うことが出来る。この段ボールをリサイクル処理する時、合成樹脂製のICタグをあらかじめ取り外すなどの前処理が必要だったが、このICタグを紙製にすることによりICタグを外さずにそのままリサイクルできるようになり、リサイクル率の向上につながるという。
 ICタグの大きさは0.5×5cmぐらいの大きさだが、これには電気を通すインク状の素材で模様が印刷されており、アンテナの役目を果たす訳である。
 ICタグを紙製にすることにより、ICタグのより安い利用、環境を考えたリサイクル面などからもっと多方面に利用されるようになると思う。

7月30日(日)
 ようやく東海地方も梅雨明けになったが、やっと油蝉が鳴くようになったと思うと、同時に蜩も鳴き出した。梅雨明けが遅れたせいで、真夏到来と同時にもう秋がしのび寄っているということだろう。

7月29日(土)
 ようやく伊吹嶺賞の応募作品を揃える。いつもぎりぎりにならないと出来ない性分はどうしようもない。賞は狙うものでなく、目指すものだというのが主宰の言葉であるが、私にとっては伊吹嶺賞は参加するものであるというのが実感である。(25567)

7月28日(金)
 偲ぶ会の出席者数はどうやら落ち着いて、今日は追加はなかった。もう会場がパンク状態なので、これ以上増えないことを祈る。

7月27日(木)
 臨時の審査員リ−ダー研修。
 今日このHPを書き込んでいる最中、中日ー阪神戦のTV中継が終わってしまったが、このまま行けば3連勝確実で仕事帰りのビールもうまい。毎年最低1回はナゴヤドームに出かけるのだが、今年は心の余裕がないことと偲ぶ会の準備でいまだに出かけることが出来ない。8月には1度は出かけたい。
 偲ぶ会の出席者がどんどん増えて、逆に会場に入ることが出来るか現実の問題として心配になってくる。まだ最終出席者は確定していないが、ホテルに何とか会場のやりくりをお願いしなければならない。
 なお今日からトップページの壁紙を黄釣舟草にしてみた。平湯の大滝への道で見つけたものである。

7月25日(火)
 偲ぶ会の出席者追加名簿の修正、宛名シールの作成、出席者追加案内文の作成、追加パンフレットの依頼などを行い、印刷物担当に発送。これら偲ぶ会の雑用で1日が終わる。
そろそろ「伊吹嶺」賞の作品を揃えなければならない。あとわずかしか日にちが残っていない。

7月23日(日)〜24日(月)
 「伊吹嶺」の編集部で初めて1泊旅行をかねた編集会議を行う。行き先は今年の冬、栗田先生が平湯の大滝に出かけすっかり気に入ったとのことで、再び新平湯温泉に出かける。
 2日目はライン川句会の芝山さんに貴重な休日を割いていただき飛騨の里に案内して貰う。また高山市内の松柏園というすばらしい茶寮にも連れて行って貰う。(25469)

7月22日(土)
 二男一家が来る。下の女の子が6ヵ月過ぎたが、非常におとなしく、人なつっこい。
 二男の子供達の相手をしながら、偲ぶ会の宛名シールの追加分の打ち込み、チェックを行う。参加締切を過ぎたがまだ次々と参加申し込みがあり、気を抜けない。当初の予測を大幅に超えそうな参加者になりそう。会場に入れるか心配。

7月21日(金)  マーラー交響曲第2番
 山藤句会。句会のあと今月も文法の勉強。
 夜は名フィルコンサートでマーラーの第2番(復活)。
 丁度昨日このコンサートホールで、小澤征爾が半年間の療養のあと、はじめて指揮をしたのもマーラーの第2番だった。小澤征爾の復活も意味しているかのように。
 この曲はあまりにも大曲で今までCDを買っても1度ぐらいしか聴いていなかった(私の持っているのはバーンシュタインの67年録音でアメリカから発売されたもの)。
 マーラーの曲は難解で複雑なメッセーjが込められ私にはさっぱり分からない。また第5楽章に合唱が入っているのは、ベートーベンの第9番を意識しているとか。確かに第9番と同様に最初は延々と演奏が続き、フィナーレに合唱、独唱(ソプラノ、メゾソプラノ)が入るのも同じ趣向。ドイツ語(何語でもそうだが)もさっぱり分からないので、全体の印象でしか鑑賞できない。またバンダ(ステージ裏での演奏)などの趣向もこらしている。最後のフィナーレは演奏と合唱のたかまりが音の塊として私達にぶつかってくる。聞き慣れていない曲でもやはり生は迫力がある。こんな大音量は近所迷惑で自宅では聴けない。耳には悪いがヘッドホンで大音量で聴くしかない。

7月20日(木)
 町でやるミニ人間ドック。バリウムをたっぷり飲まされて胃の中が重い。
 そろそろ「伊吹嶺」賞の締切だが、今年は出せるかどうか。いまだに揃っていない。

7月18日(火)、19日(水)
 D社の品質定期サーベイランス。私と東京の審査員の2名チームで行う。この会社は昨年の出来が悪かったが、今年は随分と改善されて、審査がやりやすかった。
 今日(19日)やっと仕事が終わって、第1陣の偲ぶ会出席者案内の連絡文書、宛名シールを完成した。その他の資料を含めて、今週末には発送できると思う。
 今月も旅遊さんから、中日俳句教室の講義録を頂いた。早速転載したので、興味のある方は【こちら】からどうぞ。

7月17日(月)
 岐阜句会。その前に栗田先生、田畑さんと一緒に、偲ぶ会の名鉄犬山ホテルとの打合せ。いよいよ偲ぶ会も準備本番モードに入りつつある。今週中には出席予定者に偲ぶ会案内文を発送の予定。
 今日は土砂降りの雨だったが、やはり細見先生の句碑には寄る。写真が暗くよく分からないが、句碑に苔がほどよく馴染んできた。今日来てみて、句碑除幕式の時は晴天で本当によかった。(25300)
  句碑除幕師に賜りし五月晴  やすし

7月16日(日)
 愛知同人句会。近頃偲ぶ会の準備、その間に入るISO審査の仕事などで、気がうわついているのだろうか。句会での成績が芳しくない。もっともこれが私の実力なのだが。

7月13日(木)〜14日(金)
 U社の品質更新審査。当日になっていきなり2日目は検証審査の対象にすると言われる。検証審査とは審査員(即ち私のこと)の審査技法、審査対応がよかったかどうかを、さらに第3者審査員が検証する審査で、メンバーの中で私だけが外部契約審査員であるので、私が対象。事前の心の準備がしていなかったので、緊張しまくる。私の審査技法のコメント、指摘は後日通告される。

7月12日(水)
 今日は1日中、ホテルの連絡・打合せ予約、欠席者の連絡、印刷物依頼の連絡など、昨日の偲ぶ会打合せの後始末で終わってしまった。

7月11日(火) ダニエル・ビネリ・キンテート
 今朝鵯の巣を見たら雛が今にも飛び立ちそうだった。最後のチャンスだと思いシャッターを切ったとたん2羽とも飛び立ってしまった。しばらくは庭の中でうろうろしており、そのうち1羽は完全に飛ぶことが出来たが、もう1羽はまだ飛べないで歩くだけ。飛び立って親鳥と一緒のところを写真に納めることが出来た。
 午後から偲ぶ会の実行委員会。今日からメンバーを拡大した打合せ。当初の予想になかった献句集を作ることになり、今から準備するには時間がネックになりそう。これが分かっておれば出席締切をもっと早くすればよかった。それ以外にもやらなければならないことが山積み。
 夜はダニエル・ビネリのタンゴコンサート。ビネリはプグリエーセとピアソラ楽団でバンドネオンを担当してきており、どちらも一流の楽団で、ビネリも一流奏者だと言える。公演のうたい文句には
  −−「熱い」ながらもどこか「冷静」。「知的」である一方で「粗野」。「愛」もあれば「憎しみ」もある−−
とあるようにプグリエーセ、ピアソラを学んだところからビネリ流の表現を見せてくれる。古典流もモダンに、モダンタンゴはさらにモダンにと言ったところか。ただ大会場での5重奏団のせいか、音のミキシングで高音を強調しすぎて、何となく派手すぎるという印象を受けた。ビネリの紹介文は次のURLからどうぞ。
  http://www.koransha.com/tangoexpress2006/tangoexpress2006bunshou.htm

7月10日(月)
 やや曇りがちであったが、雨が降る気配がなかったので、山の辺の三輪山に登ることにした。三輪山は平成10年の台風で山頂付近の大木がことごとく倒されすっかり丸坊主になり、直後は山頂から奈良平野が素通しだったそうだ。(ちなみにこの台風で室生寺の五重塔が大破したのは大きなニュースになった。)
 今は遠景で見るといがぐり坊主が大分生えてきたところである。この山は大輪神社のご神体がこの山そのものということで、入山料を参拝料として300円徴収される。(写真は登山口)
 登頂の行程はわずか1時間であるが、今日は体調が悪く、めまいがひどい日であったので、山を下り次第山の辺を歩く元気がなかったので早々に帰ってきた。もちろん俳句の収穫はなし。

7月9日(日)
 名古屋句会。いつものように数名の句会。今日は先日賤ヶ岳麓の糸取りの里の吟行句が多かった。私は吟行以来、大分ブランクがあり、昨夜あわてて作ったので出来はいまいち。

7月8日(土)
 毎日鵯を見ていても見飽きない。鵯の巣は燕の巣と違って糞もこぼさずきれいだ。よく見ると鵯の親が糞の後始末をしている。(食べているようだ)そう言えば昨年、空になった巣を見たらきれいなままだったことを思い出した。燕は人の住むところに巣作りをする安心感、鵯は烏などの外敵から狙われないように巣から匂いを出さない警戒感の違いだろうか。
そろそろ雛の羽根も黒くなり始め、次第に大きくなっている。今日は思い切って巣にいる鵯の親子を撮ってみた。(25073)

7月7日(金)
 仕事の合間によく自宅周辺を散歩する。今は実りの夏とともに、実りの秋に向かっている。楊梅は団地の街路樹となっており、7月になると街路樹の消毒が始まってしまうので、少し摘んできて楊梅酒を漬ける。あわせて楊梅ジュースを作ってもらったが、結構いける。以下は実りの夏と秋の兆し。
 一方、鵯の雛は餌を貰うとき巣から首をよく伸ばすようになり、よく見えるようになった。羽根もようやく生え始めたようだ。
 今日は新暦の七夕。いつも星は見えないが、今年は梅雨の月と梅雨の星が見える。


我が家の庭の捩花

権萃(ゴンズイ)
(知らないので妻に聞いた)

楮の実
(木苺ではない)

楊梅(今が盛り)

青柿(花が終わったばかり)

青カリン

7月5日(水)
 今月は2件の審査を行うことになっているが、そろそろ審査準備をしなければならない。一方偲ぶ会の準備もいよいよ本腰を入れなければならない。
 我が家の鵯の雛はどうも育ちが悪いようで気になる。それにやはり2羽しか孵らなかったようだ。今日のように土砂降りの雨だと親鳥も餌を取りに行かないで、じっと巣の中で雛を守っているようだ。

7月3日(月)
 この日記のページを新しくした。壁紙はとりあえずお手軽な壁紙。何れオリジナルなものにしたい。
 私のホームページも丁度2年過ぎた。今日でアクセスカウンタは24942件となっていた。ということは最初の1年間が3840件、この1年間が約21,000件。と伸び方が激しい。このホームページを見ていただいている方が多くなってきており、もう止められない。
 「伊吹嶺」7月号が出たので、今月も書いた「インターネット句会の体験的課題ー座の変質ー」を【こちら】に載せたので、興味ある方はどうぞ。
 旅行中、我が家の鵯の子は孵ったのか、今朝見たら鵯はもう巣籠もりしていなく、餌を取りに行っていた。ただ鵯は孵ったばかりか、どうも餌の食べ方が弱い。また孵ったのは今のところ2羽のように見える。今は神経質になっているだろうから写真も撮れない。

6月30日(金)〜7月2日(日) 福井吟行
 「伊吹嶺」校正部の福井吟行旅行に同行させて貰った。1日目に栗田先生が俳人協会創立45周年記念北陸俳句大会で講演なさるのでそれに便乗した結果となった。 メンバーは校正部全員と東京熱心4人組などで総勢17名。吟行模様は【こちら】からどうぞ。